JP3057939B2 - 光学的情報読取り装置 - Google Patents
光学的情報読取り装置Info
- Publication number
- JP3057939B2 JP3057939B2 JP4343070A JP34307092A JP3057939B2 JP 3057939 B2 JP3057939 B2 JP 3057939B2 JP 4343070 A JP4343070 A JP 4343070A JP 34307092 A JP34307092 A JP 34307092A JP 3057939 B2 JP3057939 B2 JP 3057939B2
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- Japan
- Prior art keywords
- light
- light source
- optical information
- illumination
- fixing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光学的情報読取り装置に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、光学的情報の一種であるバーコー
ドを読取るバーコードリーダーにおいて、バーコードへ
光を照射する光源装置は、図３に示すように、発光ＬＥ
Ｄ２０ａが複数配列された光源２０と、光源２０からの
光を均一にバーコードへ照射するための照明用レンズを
有する透明なレンズ部材２１と、このレンズ部材２１を
ケース２２に固定するための固定部材２３とにより構成
されている。そして、光源２０から出射された光は、レ
ンズ部材２１の照明用レンズによって集光されてバーコ
ードへと出射される。
ドを読取るバーコードリーダーにおいて、バーコードへ
光を照射する光源装置は、図３に示すように、発光ＬＥ
Ｄ２０ａが複数配列された光源２０と、光源２０からの
光を均一にバーコードへ照射するための照明用レンズを
有する透明なレンズ部材２１と、このレンズ部材２１を
ケース２２に固定するための固定部材２３とにより構成
されている。そして、光源２０から出射された光は、レ
ンズ部材２１の照明用レンズによって集光されてバーコ
ードへと出射される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のものでは、図４に示すように、発光ＬＥＤ２０ａより
出射された光の一部は、照明用レンズ以外の、例えばレ
ンズ部材２１の端部２１ａに照射され、この端部２１ａ
で反射されて、照明用レンズを介してバーコードに照射
される場合がある。このような場合、図６（ａ）に示す
ように、レンズ部材２１の端部２１ａからの反射光が散
乱光となって、光源２０本来の照度分布に重畳されてし
まう。
のものでは、図４に示すように、発光ＬＥＤ２０ａより
出射された光の一部は、照明用レンズ以外の、例えばレ
ンズ部材２１の端部２１ａに照射され、この端部２１ａ
で反射されて、照明用レンズを介してバーコードに照射
される場合がある。このような場合、図６（ａ）に示す
ように、レンズ部材２１の端部２１ａからの反射光が散
乱光となって、光源２０本来の照度分布に重畳されてし
まう。
【０００４】その結果、図６（ｂ）〜（ｄ）に示すよう
に、得られたバーコードからの反射光による画像情報も
散乱光の影響Ｘを受けてしまい、正確な画像情報が得ら
れないという問題がある。なお、図６（ａ）は従来装置
における光源の照度分布を示す分布図、図６（ｂ）は図
６（ａ）に示す照度分布の結果得られた反射光を示す波
形図、図６（ｃ）は図６（ｂ）の一部拡大図、図６
（ｄ）は図６（ｃ）に示す信号波形の２値化信号波形を
示す波形図である。
に、得られたバーコードからの反射光による画像情報も
散乱光の影響Ｘを受けてしまい、正確な画像情報が得ら
れないという問題がある。なお、図６（ａ）は従来装置
における光源の照度分布を示す分布図、図６（ｂ）は図
６（ａ）に示す照度分布の結果得られた反射光を示す波
形図、図６（ｃ）は図６（ｂ）の一部拡大図、図６
（ｄ）は図６（ｃ）に示す信号波形の２値化信号波形を
示す波形図である。
【０００５】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、光源から光学的情報へ照射される照度分
布を極力均一化して、的確に光学的情報を読取ることが
可能な光学的情報読取り装置を提供することを目的とす
るものである。
たものであり、光源から光学的情報へ照射される照度分
布を極力均一化して、的確に光学的情報を読取ることが
可能な光学的情報読取り装置を提供することを目的とす
るものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、ケー
シングと、このケーシングに内蔵され、光を照射する光
源と、この光源からの光を集光して光学的情報に出射す
る照明用光学系と、この照明用光学系を前記ケーシング
に固定する固定部材と、を有する光学的情報読取り装置
において、前記固定部材には、前記固定部材を介して前
記光源から前記照明用光学系に到達する光の光強度を減
衰させる光減衰部材が設けられていることを特徴とする
光学的情報読取り装置を採用するものである。
シングと、このケーシングに内蔵され、光を照射する光
源と、この光源からの光を集光して光学的情報に出射す
る照明用光学系と、この照明用光学系を前記ケーシング
に固定する固定部材と、を有する光学的情報読取り装置
において、前記固定部材には、前記固定部材を介して前
記光源から前記照明用光学系に到達する光の光強度を減
衰させる光減衰部材が設けられていることを特徴とする
光学的情報読取り装置を採用するものである。
【０００７】
【作用効果】上記構成により、固定部材には、この固定
部材を介して光源から照明用光学系に到達する光の光強
度を減衰させる光減衰部材が設けられているので、たと
え固定部材に光源からの光が到達したとしても、この固
定部材に設けられた光減衰部材によって光の光強度が減
衰されることになって、照明用光学系にはノイズとなる
光がほとんど入射されず、光源から光学的情報へ照射さ
れる照度分布を極力均一化して、的確に光学的情報を読
取ることができるという優れた効果がある。
部材を介して光源から照明用光学系に到達する光の光強
度を減衰させる光減衰部材が設けられているので、たと
え固定部材に光源からの光が到達したとしても、この固
定部材に設けられた光減衰部材によって光の光強度が減
衰されることになって、照明用光学系にはノイズとなる
光がほとんど入射されず、光源から光学的情報へ照射さ
れる照度分布を極力均一化して、的確に光学的情報を読
取ることができるという優れた効果がある。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。この実施例では、本発明装置をハンディタイプ
のバーコードリーダーに適用した場合について説明す
る。
明する。この実施例では、本発明装置をハンディタイプ
のバーコードリーダーに適用した場合について説明す
る。
【０００９】図１は本発明の一実施例を示すバーコード
リーダーの内部構成図である。図１において、バーコー
ドリーダーＡは、電気的に絶縁された樹脂で形成された
ケース８と、複数の赤色発光ダイオードからなる照明光
源２と、この照明光源２からの光を集光して、光学的情
報であるバーコード４に出射する照明用レンズを有する
レンズ部材１と、このレンズ部材１をケース８に固定す
る固定部材１２と、多数のフォト素子を線状に並べた一
次元タイプのイメージセンサ７と、バーコード４からの
反射光をイメージセンサ７に結像させる結像用レンズ６
と、バーコード４からの反射光の進行方向を結像用レン
ズ６に変更する平面反射鏡５と、イメージセンサ７から
の電気信号に電気的処理を施す制御回路１０とにより構
成されている。
リーダーの内部構成図である。図１において、バーコー
ドリーダーＡは、電気的に絶縁された樹脂で形成された
ケース８と、複数の赤色発光ダイオードからなる照明光
源２と、この照明光源２からの光を集光して、光学的情
報であるバーコード４に出射する照明用レンズを有する
レンズ部材１と、このレンズ部材１をケース８に固定す
る固定部材１２と、多数のフォト素子を線状に並べた一
次元タイプのイメージセンサ７と、バーコード４からの
反射光をイメージセンサ７に結像させる結像用レンズ６
と、バーコード４からの反射光の進行方向を結像用レン
ズ６に変更する平面反射鏡５と、イメージセンサ７から
の電気信号に電気的処理を施す制御回路１０とにより構
成されている。
【００１０】レンズ部材１をケース８に固定する固定部
材１２は、図２に示すように、光源２からの光がレンズ
部材１の端部１２ａ，１２ｂ表面を介して照明用レンズ
に出射されないように、その表面（ハッチング部分）に
はシボ塗装（塗装面をしぼ状に模様塗装する方法）が施
されている。なお、このレンズ部材１の端部１２ａ，１
２ｂ表面に施されたシボ塗装は、光減衰部材をなしてい
る。
材１２は、図２に示すように、光源２からの光がレンズ
部材１の端部１２ａ，１２ｂ表面を介して照明用レンズ
に出射されないように、その表面（ハッチング部分）に
はシボ塗装（塗装面をしぼ状に模様塗装する方法）が施
されている。なお、このレンズ部材１の端部１２ａ，１
２ｂ表面に施されたシボ塗装は、光減衰部材をなしてい
る。
【００１１】イメージセンサ７は、照明光源２の発光ス
ペクトル付近に分光感度のピーク領域を持つものであ
り、このイメージセンサ７からは、受光した光強度に応
じた電気信号が出力される。
ペクトル付近に分光感度のピーク領域を持つものであ
り、このイメージセンサ７からは、受光した光強度に応
じた電気信号が出力される。
【００１２】制御回路１０は、主として、照明光源２お
よびイメージセンサ７を駆動する駆動回路と、イメージ
センサ７より出力される電気信号に対して電気的処理
（２値化等）を施す信号処理回路とを有している。
よびイメージセンサ７を駆動する駆動回路と、イメージ
センサ７より出力される電気信号に対して電気的処理
（２値化等）を施す信号処理回路とを有している。
【００１３】次に、上記構成における作動について説明
する。図１において、照明光源２より光が照射される
と、レンズ部材１の照明用レンズでは、この光を集光し
てラベル３に印刷されたバーコード４に出射する。する
と、この光はバーコード４の表面で反射される。
する。図１において、照明光源２より光が照射される
と、レンズ部材１の照明用レンズでは、この光を集光し
てラベル３に印刷されたバーコード４に出射する。する
と、この光はバーコード４の表面で反射される。
【００１４】バーコード４の表面で反射された光は、平
面反射鏡５によって、その進行方向が変えられることに
なる。この進行方向が変えられた反射光は集光レンズ６
で集光されて、イメージセンサ７にバーコード４の映像
を結像させる。
面反射鏡５によって、その進行方向が変えられることに
なる。この進行方向が変えられた反射光は集光レンズ６
で集光されて、イメージセンサ７にバーコード４の映像
を結像させる。
【００１５】すると、制御回路１０では、イメージセン
サ７より出力された電気信号に対して電気的処理（２値
化等）を施し、制御回路１０を経た電気信号は、ケーブ
ル１１を介して図示されないホストシステムに入力さ
れ、このホストシステムにてバーコード４の情報が読み
取られる。
サ７より出力された電気信号に対して電気的処理（２値
化等）を施し、制御回路１０を経た電気信号は、ケーブ
ル１１を介して図示されないホストシステムに入力さ
れ、このホストシステムにてバーコード４の情報が読み
取られる。
【００１６】ここで、レンズ部材１の端部１２ａ，１２
ｂの表面にはシボ塗装が施されているので、たとえ、こ
の端部１２ａ，１２ｂに照明光源２からの光が到達した
としても、この端部１２ａ，１２ｂ表面では、その模様
形状によって光の光強度が減衰することになるため、照
明用レンズには、ほとんど光が反射されないことにな
る。
ｂの表面にはシボ塗装が施されているので、たとえ、こ
の端部１２ａ，１２ｂに照明光源２からの光が到達した
としても、この端部１２ａ，１２ｂ表面では、その模様
形状によって光の光強度が減衰することになるため、照
明用レンズには、ほとんど光が反射されないことにな
る。
【００１７】これにより、図５（ａ）に示すように、レ
ンズ部材１の端部１２ａ，１２ｂからの反射光は、光源
２０本来の照度分布に重畳されず、その結果、図５
（ｂ）〜（ｄ）に示すように、得られたバーコードから
の反射光による画像情報も正確となる。なお、図５
（ａ）は上記バーコードリーダーＡにおける光源の照度
分布を示す分布図、図５（ｂ）は図５（ａ）に示す照度
分布の結果得られた反射光を示す波形図、図５（ｃ）は
図５（ｂ）の一部拡大図、図５（ｄ）は図５（ｃ）に示
す信号波形の２値化信号波形を示す波形図である。
ンズ部材１の端部１２ａ，１２ｂからの反射光は、光源
２０本来の照度分布に重畳されず、その結果、図５
（ｂ）〜（ｄ）に示すように、得られたバーコードから
の反射光による画像情報も正確となる。なお、図５
（ａ）は上記バーコードリーダーＡにおける光源の照度
分布を示す分布図、図５（ｂ）は図５（ａ）に示す照度
分布の結果得られた反射光を示す波形図、図５（ｃ）は
図５（ｂ）の一部拡大図、図５（ｄ）は図５（ｃ）に示
す信号波形の２値化信号波形を示す波形図である。
【００１８】以上述べたように上記実施例においては、
照明用レンズを有するレンズ部材１２の端部１２ａ，１
２ｂに、シボ塗装による表面処理を施しているので、た
とえこの端部１２ａ，１２ｂに照明光源２からの光が到
達したとしても、この端部１２ａ，１２ｂ表面では、そ
の模様形状によって光の光強度が減衰して反射すること
になるため、照明用レンズには、ノイズとなる光がほと
んど入射されず、正確なバーコードの映像を得ることが
できる。
照明用レンズを有するレンズ部材１２の端部１２ａ，１
２ｂに、シボ塗装による表面処理を施しているので、た
とえこの端部１２ａ，１２ｂに照明光源２からの光が到
達したとしても、この端部１２ａ，１２ｂ表面では、そ
の模様形状によって光の光強度が減衰して反射すること
になるため、照明用レンズには、ノイズとなる光がほと
んど入射されず、正確なバーコードの映像を得ることが
できる。
【００１９】なお、上記一実施例では、レンズ部材１の
端部１２ａ，１２ｂ表面にシボ塗装を施した例について
説明したが、それに加えて、レンズ部材１をケース８に
固定する固定部材１２の嵌合部分にも、シボ塗装による
表面処理を施してもよい。このようにすれば、照明用レ
ンズに入射される光のノイズ成分はさらに低減すること
になり、より的確にバーコードの映像を得ることができ
る。なお、この場合には、固定部材１２の嵌合部分表面
に施されたシボ塗装も光減衰部材をなすことになる。
端部１２ａ，１２ｂ表面にシボ塗装を施した例について
説明したが、それに加えて、レンズ部材１をケース８に
固定する固定部材１２の嵌合部分にも、シボ塗装による
表面処理を施してもよい。このようにすれば、照明用レ
ンズに入射される光のノイズ成分はさらに低減すること
になり、より的確にバーコードの映像を得ることができ
る。なお、この場合には、固定部材１２の嵌合部分表面
に施されたシボ塗装も光減衰部材をなすことになる。
【図１】本発明の一実施例を示すバーコードリーダーＡ
の内部構成図である。
の内部構成図である。
【図２】上記バーコードリーダーＡにおける光源部分の
拡大図である。
拡大図である。
【図３】従来のバーコードリーダーにおける光源部分の
拡大図である。
拡大図である。
【図４】上記従来のバーコードリーダーにおける光源部
分の問題点を説明するための説明図である。
分の問題点を説明するための説明図である。
【図５】上記従来のバーコードリーダーにおける各種信
号波形を示す波形図である。
号波形を示す波形図である。
【図６】上記バーコードリーダーＡにおける各種信号波
形を示す波形図である。
形を示す波形図である。
１ レンズ部材 ２ 照明光源 １２ 固定部材 １２ａ，１２ｂ 端部
Claims (2)
- 【請求項１】 ケーシングと、 このケーシングに内蔵され、光を照射する光源と、 この光源からの光を集光して光学的情報に出射する照明
用光学系と、 この照明用光学系を前記ケーシングに固定する固定部材
と、を有する光学的情報読取り装置において、 前記固定部材には、前記固定部材を介して前記光源から
前記照明用光学系に到達する光の光強度を減衰させる光
減衰部材が設けられていることを特徴とする光学的情報
読取り装置。 - 【請求項２】 前記光減衰部材は、前記固定部材の表面
に施されたシボ塗装であることを特徴とする請求項１記
載の光学的情報読取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4343070A JP3057939B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 光学的情報読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4343070A JP3057939B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 光学的情報読取り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06195495A JPH06195495A (ja) | 1994-07-15 |
| JP3057939B2 true JP3057939B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18358709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4343070A Expired - Lifetime JP3057939B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 光学的情報読取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3057939B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4343070A patent/JP3057939B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06195495A (ja) | 1994-07-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000321 |