JPH11338958A - レーザスキャナ - Google Patents

レーザスキャナ

Info

Publication number
JPH11338958A
JPH11338958A JP10142695A JP14269598A JPH11338958A JP H11338958 A JPH11338958 A JP H11338958A JP 10142695 A JP10142695 A JP 10142695A JP 14269598 A JP14269598 A JP 14269598A JP H11338958 A JPH11338958 A JP H11338958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
filter
wavelength
laser beam
reflected light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10142695A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Nakasuji
章雄 中筋
Satoshi Yoshihara
聡 吉原
Yasuhiko Kitajima
泰彦 北嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10142695A priority Critical patent/JPH11338958A/ja
Publication of JPH11338958A publication Critical patent/JPH11338958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 640〜660nmのレーザ光は透過し、三
波長型蛍光灯のピーク波長のすべてを遮断する光学フィ
ルタを構成し視認性がよく、蛍光燈下でも読み取り性能
が劣化しないレーザスキャナを供給することを目的とす
る。 【解決手段】 混在した反射光の内640nm〜660
nmは透過し、580nm〜610nmの反射光は遮断
する、多層膜フィルタ11と、640nm〜660nm
は透過し、400nm〜590nmの反射光は遮断す
る、樹脂フィルタ12で選別され、センサ7上に集光す
る。前記センサ7で受光した信号を光電変換し、低周波
ノイズ除去回路8で低周波ノイズを除去されたアナログ
信号を発生する。前記アナログ信号を2値化回路9でバ
ーコードの白と黒のバーに対応したデジタル信号を発生
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POS、物流、生
産管理で利用されているレーザスキャナに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザスキャナは、周囲光等の外
乱光、特に蛍光灯による読取り性能の劣化を防ぐため
に、特開平7−249097公報に示すように、1つの
光学フィルタと低周波ノイズ除去回路を用いる方式を採
用していた。
【0003】図4は従来のレーザスキャナの構成を示す
図である。波長670nm半導体レーザ1から出射され
たレーザ光は焦点距離3mmのコリメートレンズ2で集
光されビーム径約500umのレーザビーム3が形成さ
れる。レーザビーム3はステッピングモータと反射鏡か
ら構成された走査部4により、約45度の範囲に走査さ
れる。走査されたレーザビーム3はバーコード5上を移
動し、前記バーコードの白いバーの時は多くの反射光
が、黒いバーの時は少ない反射光が発生する。また、バ
ーコード5からは例えば蛍光燈などのレーザビーム3以
外の周囲光による反射光も発生し、レーザビーム3と周
囲光の混在した反射光が発生する。周囲光の内、蛍光燈
がもっとも読取り性能に影響を与える。通常使用されて
いる蛍光灯は三波長型蛍光灯で図2に示すように490
nm、540nm、610nmの三つのピーク波長をも
っている。
【0004】この混在した反射光は、660nm〜68
0nmの波長の反射波は透過し、400nm〜610n
mの波長の反射光は遮断するシリンドリカル形状をした
樹脂フィルタ6で選別し、センサ7上に集光する。この
場合蛍光灯の610nmのピーク波長とレーザビーム3
の660nmの波長との間の過渡域は50nmと比較的
長いため、400nm〜610nmの波長を単に遮断す
るだけで、レーザビーム3による読取性能への影響が除
却できる。前記センサ7で受光した信号を光電変換し、
低周波ノイズ除去回路8で低周波ノイズを除去されたア
ナログ信号を発生する。アナログ信号を2値化回路9で
バーコードの白と黒のバーに対応したデジタル信号を発
生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】波長670nmのレー
ザ光では視認性が悪いため、より視認性をよくするため
レーザの短波長化が要望されている。波長が650nm
で670nmに比べ視認性が2倍よくなるためバーコー
ドの読み取り位置が操作者にわかり操作性が向上する。
【0006】ところで、半導体レーザは個々のバラツキ
や温度変化により波長が変化するため通称650nmの
半導体レーザでは発光するレーザ光の波長は640nm
〜660nmの範囲でばらつく。また、周囲光の中で読
取り性能に影響を与えるのは蛍光燈であり、その中で最
もよく使用されている蛍光灯は三波長型蛍光灯で図2に
示すように490nm、540nm、610nmの三つ
のピーク波長をもっている。
【0007】このように、640〜660nmのレーザ
光は透過し、三波長型蛍光灯のピーク波長のすべてを遮
断するには、640nmは透過し610nmは遮断する
ことが必要であるため、その過渡域が670nmのレー
ザ光を用いる場合の50nmと比べ30nmと短く、か
つ、400nmから610nmまでの比較的長い帯域を
遮断する光学フィルタが必要である。このような遮断能
をもつ単一の光学フィルタを製作するには、薄膜フィル
タをガラス面に何十層もコーティングする必要があり、
経済的でない。さらに膜厚が厚くなるため、クラックが
入りレーザスキャナが使用できなくなるという問題があ
った。また、樹脂に着色料を混ぜる樹脂フィルタは、遮
断域は長くとることが可能であり価格も安いが、透過域
と遮断域の間の過渡域が少なくとも50nm程度である
ため、三波長型蛍光灯のピーク波長の内610nmは除
去できないという問題があった。
【0008】また、低周波ノイズ除去回路を用いても、
インバータ点灯を行う蛍光灯等はバーコード信号と周波
数が重なるため除去できないという問題があった。
【0009】本発明のレーザスキャナは上記問題を解決
するもので、視認性の良い波長640〜660nmのレ
ーザ光を用い、かつ、周囲光等の外乱光、特に蛍光灯に
よる読取り性能の劣化を防ぐことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、レーザ光を発光するレーザ発光部と、前
記レーザ発光部のレーザ光を集光しレーザビームを形成
する集光部と、前記レーザビームを走査する走査部と、
走査されたレーザビームの走査対象物反射光と周囲光を
選別する光学フィルタ部と、前記反射光を受光し光電変
換する光電変換部とを有し、前記光学フィルタ部を、光
を透過する透過域と光を遮断する遮断域との間の過渡域
の短いフィルタと、遮断域の長いフィルタとで構成す
る。
【0011】また、レーザ発光部は波長640nm〜6
60nmのレーザ光を発光する半導体レーザで構成さ
れ、第1の光学フィルタは少なくとも略610nmの光
は遮断するフィルタと、第2の光学フィルタは、少なく
とも480nmの光から少なくとも590nmの光を遮
断する光学フィルタで構成する。
【0012】第1の光学フィルタは、ガラスに薄膜を多
層にコーティングした多層膜フィルタで構成され、第2
の光学フィルタは樹脂に着色料を混ぜた樹脂フィルタで
構成する。
【0013】
【発明の実施の形態】上記構成により、本発明のレーザ
スキャナは、640nmから660nmの半導体レーザ
を用い視認性を向上させるとともに、蛍光灯の3つのピ
ーク波長の内610nmは多層膜フィルタで除去し、他
の波長は樹脂フィルタで除去することで蛍光灯による読
取り性能の劣化を防ぐことが可能である。
【0014】以下に本発明の一実施の形態を図面を用い
て説明する。図1は本発明の1実施の形態におけるレー
ザスキャナの構成図を示す図である。波長650nm半
導体レーザ10から出射されたレーザ光は焦点距離3m
mのコリメートレンズ2で集光されビーム径約500u
mのレーザビーム3が形成される。前記レーザビーム3
はステッピングモータと反射鏡から構成された走査部4
により、約45度の範囲に走査される。前記走査された
レーザビーム3はバーコード5上を移動し、前記バーコ
ードの白いバーの時は多くの反射光が、黒いバーの時は
少ない反射光が発生する。また、前記バーコード5から
は周囲光による反射光も発生し、レーザビームと周囲光
の混在した反射光が発生する。前記周囲光の内、蛍光燈
がもっとも読取り性能に影響を与える。通常使用されて
いる蛍光灯は三波長型蛍光灯で図2に示すように490
nm、540nm、610nmの三つのピーク波長をも
っている。
【0015】前記混在した反射光は640nm〜660
nmは透過し、580nm〜610nmの反射光は遮断
する、ガラスに薄膜フィルタを8層コーティングした多
層膜フィルタ11と、640nm〜660nmは透過
し、400nm〜590nmの反射光は遮断する、シリ
ンドリカル形状をした樹脂フィルタ12で選別され、セ
ンサ7上に集光する。多層膜フィルタは580nm〜6
60nmまでの波長を考慮して設計すればよいため、8
層と少ない膜数で構成可能であり、クラックも発生しに
くくなる。図3に前記多層膜フィルタ11と前記樹脂フ
ィルタ12の特性を示す。図3からわかるように前記多
層膜フィルタ11と前記樹脂フィルタ12を組み合わせ
ることで640nm〜660nmは透過し、400nm
〜610nmの反射光は遮断することができる。このよ
うに透過域と遮断域の間の過渡域が30nm(640−
610)と短く、かつ、400nm〜610nmの比較
的長い遮断域を構成することが可能となる。前記センサ
7で受光した信号を光電変換し、低周波ノイズ除去回路
8で低周波ノイズを除去されたアナログ信号を発生す
る。前記アナログ信号を2値化回路9でバーコードの白
と黒のバーに対応したデジタル信号を発生する。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のレーザスキャナは、650nmの視認性の良い半導体
レーザを用い、かつ、蛍光灯等の周囲光の影響による読
取り性能の劣化を防ぐことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるレーザスキャナ
の構成を表す概略図
【図2】三波長型蛍光灯の分光分布を示す特性図
【図3】多層膜フィルタ11と樹脂フィルタ12の透過
特性を示す特性図
【図4】従来のレーザスキャナの構成を表す概略図
【符号の説明】
1 670nm半導体レーザ 2 コリメートレンズ 3 レーザビーム 4 走査部 5 バーコード 6 樹脂フィルタ 7 センサ 8 低周波ノイズ除去回路 9 二値化回路 10 650nm半導体レーザ 11 多層膜フィルタ 12 樹脂フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発光するレーザ発光部と、前
    記レーザ発光部のレーザ光を集光しレーザビームを形成
    する集光部と、前記レーザビームを走査する走査部と、
    走査されたレーザビームの走査対象物反射光と周囲光を
    選別する光学フィルタ部と、前記反射光を受光し光電変
    換する光電変換部とを有し、 前記光学フィルタ部を、光を透過する透過域と光を遮断
    する遮断域との間の過渡域の短い第1のフィルタと、遮
    断域の長い第2のフィルタとで構成したことを特徴とす
    るレーザスキャナ。
  2. 【請求項2】 レーザ発光部は波長640nm〜660
    nmのレーザ光を発光する半導体レーザで構成され、第
    1の光学フィルタ1は、少なくとも波長略610nmの
    光は遮断する光学フィルタと、第2の光学フィルタ2
    は、少なくとも波長480nm光から前記波長590n
    mの光は遮断する光学フィルタで構成されたことを特徴
    とする請求項1記載のレーザスキャナ。
  3. 【請求項3】 第1の光学フィルタは、ガラスに薄膜を
    多層にコーティングした多層膜フィルタで構成され、第
    2の光学フィルタは樹脂に着色料を混ぜた樹脂フィルタ
    で構成されたことを特徴とする請求項1記載のレーザス
    キャナ。
JP10142695A 1998-05-25 1998-05-25 レーザスキャナ Pending JPH11338958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10142695A JPH11338958A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 レーザスキャナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10142695A JPH11338958A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 レーザスキャナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11338958A true JPH11338958A (ja) 1999-12-10

Family

ID=15321400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10142695A Pending JPH11338958A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 レーザスキャナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11338958A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196273A (ja) * 2000-10-26 2002-07-12 Datalogig Spa 光学コードを読取るレーザモジュール
US7131590B2 (en) 2000-10-26 2006-11-07 Datalogic S.P.A. Laser module for reading optical codes
CN111598505A (zh) * 2020-04-20 2020-08-28 深圳路辉物流设备有限公司 一种综合扫码仪与仓库管理系统的智能分拣货物数据处理系统、方法、以及存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002196273A (ja) * 2000-10-26 2002-07-12 Datalogig Spa 光学コードを読取るレーザモジュール
US7131590B2 (en) 2000-10-26 2006-11-07 Datalogic S.P.A. Laser module for reading optical codes
US7533822B2 (en) 2000-10-26 2009-05-19 Datalogic S.P.A. Laser scanner for reading optical codes
US7823786B2 (en) 2000-10-26 2010-11-02 Datalogic S.P.A. Laser scanner for reading optical codes
CN111598505A (zh) * 2020-04-20 2020-08-28 深圳路辉物流设备有限公司 一种综合扫码仪与仓库管理系统的智能分拣货物数据处理系统、方法、以及存储介质
CN111598505B (zh) * 2020-04-20 2021-07-27 深圳路辉物流设备有限公司 一种综合扫码仪与仓库管理系统的智能分拣货物数据处理系统、方法、以及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100219016B1 (ko) 복수 파장의 광을 분리 또는 합성하는 광학 장치
JP4497671B2 (ja) 画像読取装置の画像処理方法
US20070019286A1 (en) Wavelength branching filter and optical communication module
KR100459899B1 (ko) 다중채널음향 광 변조기를 구비하는 레이저 영상투사장치및 그 구동방법과 구동회로
US20060274431A1 (en) Multi-band lens
JPH11338958A (ja) レーザスキャナ
JP3265775B2 (ja) 光学的情報読取装置
CN101183542A (zh) 光学拾取装置
JP2007258466A (ja) 照明装置及び発光装置
US6639248B2 (en) Light emitting and receiving device structure
US5877866A (en) Color image readout apparatus
JP2000137151A (ja) 双方向の光通信用モジュール
JP3243013B2 (ja) シェーディング補正機能をもつ光走査装置
JP3398163B2 (ja) 画像読取装置
JPH11328297A (ja) 光学式読取装置
JPS5878117A (ja) マルチビ−ム記録装置
KR100238318B1 (ko) 프린터 및 스캐너 겸용 광주사 장치
US6486459B1 (en) Color beam splitter using air-spaced prisms
JP2000307806A (ja) 画像読取装置
JP2002169232A (ja) 画像読取り装置
CN116540398A (zh) 一种波长转换装置及光源装置
CN117792507A (zh) 一种波长可调的调制器
CN111562666A (zh) 激光荧光光源装置和激光荧光显示系统
JPH11355512A (ja) 画像読取装置
JP3129184B2 (ja) 共焦点用光スキャナ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050406

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051101