JP2007258466A - 照明装置及び発光装置 - Google Patents

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Masaaki Yamazaki
正明 山嵜
Osamu Ishii
修 石井
Shigeto Sawanobori
成人 沢登
Shinobu Nagahama
忍 永濱
Yoshinobu Suehiro
好伸 末広
Akira Iwayama
章 岩山
Akira Nakamura
亮 中村
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Abstract

【課題】出射光の色分離等に基づく被照射物の本来の色調の変化等が抑制されるとともに、高い光利用効率が実現された照明装置及び発光装置を提供する。
【解決手段】光源部5を、励起光を発する青色半導体発光素子を有するものから構成し、かつ、導光部材4を、青色半導体レーザ素子50からの励起光aを一方の端面から他方の端面に導く、青色半導体レーザ素子50からの励起光aを受けて励起されることによって波長変換光を発する蛍光体を含有するコア40と波長変換光と励起光aとの混合光の少なくとも一部を出射光(出力光)bとして出射する光出射面をクラッド外周面に有するクラッド41とを有する蛍光ファイバ4から構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源部に青色半導体発光素子を用いた照明装置及び発光装置に関し、特に、出射光の色分離等に基づく被照射物の本来の色調の変化等が抑制され、演色性に優れるとともに、光利用効率の高い照明装置及び発光装置に関する。
発光素子の高輝度化に伴って、自動車のバックライト等に発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)素子やレーザ(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation:LASER)素子等の半導体発光素子を用いた発光装置を光源部とした発光装置が用いられることが多くなってきた。LEDは、スペクトルが鮮鋭で視認性がよく、また、応答速度が速いことから後続車への信号伝達速度が速く、高速走行中、静止距離の短縮に顕著な効果が認められている。さらに、LEDはそれ自体単色光源部であるので、白熱電球のように必要色以外の光をフィルターカットする必要もなく、単色光源部として光利用効率が高く、省エネルギー化にも適合するものである。しかし、発光素子の出力がさらに向上してきた今日、部品数を減らし、部品実装の手間を削減するため、少ない発光素子で所定面積の発光エリアをカバーすることや、LEDの特長を生かした薄型の光源部とすることが困難な、細長い面積を有するような新しいデザインにも対応することが要請されるようになってきている。
このような要請に対応して、光源部と、光源部から発する光を所定方向に反射する対向反射鏡と、対向反射鏡からの入射光を反射する複数の反射形状面を有した導光体からなり、複数の反射形状面は、対向反射鏡からの光線方向に沿って異なる位置にスライド分割されている発光装置が開示されている(特許文献1参照)。このように構成されていることから、光源部から発せられて対向反射鏡によって所定方向に反射された光は、導光体に入射し、異なる位置にスライド分割された複数の反射形状面によってさらに反射され、本来スライド分割された複数の反射形状面のみが光っているのにもかかわらず、輝度が高いため導光体全体が光っているように視認される。このようにして、特許文献1に開示された発光装置は、LEDの特長である薄型という点を生かしつつ見栄えがよく、1個の発光素子で細長い形状を照射することができ、高い外部放射効率が得られるという利点を有するものである。
特開2003−173712号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発光装置は、LEDを光源とする場合、集光度は高くなく、これに応じた導光体開口サイズとするか、結合効率が劣るものとする必要がある。さらに、蛍光体をLED素子周囲にコートして白色化を図ると、光源はさらに大きくなり、集光度はさらに低下し、結合効率が下がる。また、この際光源がなるべく大きくならないよう、蛍光体コートエリアを狭くすると蛍光体密度が高くなり、光源の発光効率が低下し、ひいては光利用効率が低下するという問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、出射光の色分離等に基づく被照射物の本来の色調の変化等が抑制され、演色性に優れるとともに、光利用効率の高い照明装置及び発光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば以下の照明装置及び発光装置が提供される。
[1]光源部と、前記光源部からの発光を入射光として所定放射特性とする光学系とを備えた照明装置であって、
前記光源部が、励起光を発する青色半導体発光素子を有するものから構成され、かつ、
前記光学系が、前記青色半導体発光素子からの前記励起光を一方の端面から他方の端面に導く、前記青色半導体発光素子からの前記励起光を受けて励起されることによって波長変換光を発する蛍光体を含有するコアと、前記波長変換光と前記励起光との混合光の少なくとも一部を出射光として出射する光出射面をクラッド外周面に有するクラッドと、を含む蛍光ファイバから構成されたことを特徴とする照明装置。
このように構成することによって、出射光の色分離等に基づく被照射物の本来の色調の変化等を抑制し、演色性を向上させることができるとともに、光利用効率を高めることができる。
[2]前記光学系は、前記光源部からの発光を入射光として内部に導入して出射光として出射する導光部材を備えた前記[1]に記載の照明装置。
このように構成することによって、光源部からの発光を所定放射特性として導光することができる。
[3]前記クラッド外周面における前記光出射面から出射される前記出射光を内部に導入して所定のパターン光に変換して放射する光透過性の光放射部をさらに備えた前記[1]に記載の照明装置。
このように構成することによって、所定のパターン化された放射光によって所定の領域において均一な放射光を得ることができる。
[4]前記光放射部が、複数の光放射層が積層された多層構造を有するとともに、前記光放射層のそれぞれが、前記蛍光ファイバからの距離が異なる部位に形成された端部に反射形状面を有するように構成された前記[3]に記載の照明装置。
このように構成することによって、所定の領域において均一な放射光を容易に得ることができる。
[5]前記蛍光ファイバが、環状又は直線状に構成された前記[1]〜[4]のいずれか1項に記載の照明装置。
このように構成することによって、所望のデザインの装置を容易に設計することができる。
[6]前記蛍光ファイバにおける前記コアが、前記蛍光体としてのプラセオジムイオン(Pr3+)を含有した低フォノンガラスから構成された前記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の照明装置。
このように構成することによって、青色半導体発光素子からの励起光を受けて励起された蛍光ファイバが、波長変換光を効率よく発することができる。
[7]前記蛍光ファイバにおける前記クラッドが、前記コアの外周面に隣接する第1クラッド及び前記第1クラッドの外周面に隣接する第2クラッドから構成されるとともに、前記第1クラッドの屈折率が、前記コアの屈折率より小であり、かつ前記第2クラッドの屈折率より大である前記[1]〜[6]のいずれか1項に記載の照明装置。
このように構成することによって、光を効率よく伝送することができる。
[8]基板と、前記基板上に配設された光源部と、前記光源部を封止する封止部材とを備えた発光装置であって、前記光源部が、励起光を発する青色半導体発光素子を有するものから構成され、かつ前記青色半導体発光素子から入射される前記励起光を受けて励起されることにより波長変換光を発する蛍光体を含有する蛍光ガラス層を前記封止部材の表面上にさらに備え、前記蛍光ガラス層から前記波長変換光と前記励起光との混合光の少なくとも一部を出射光として出射することを特徴とする発光装置。
このように構成することによって、出射光の色分離等に基づく被照射物の本来の色調の変化等を抑制し、演色性を向上させることができるとともに、光利用効率を高めることができる。
このように構成することによって、青色半導体発光素子からの励起光を受けて励起された蛍光ガラス層が、波長変換光を効率よく発することができる。
[9]前記蛍光ガラス層が、前記蛍光体としてのプラセオジムイオン(Pr3+)含有した低フォノンガラスから構成された前記[8]に記載の発光装置。
このように構成することによって、青色半導体発光素子からの励起光を受けて励起された蛍光ガラス層が、波長変換光をさらに効率よく発することができる。
[10]前記封止部材が、樹脂から構成された封止樹脂である前記[8]に記載の発光装置。
このように構成することによって、封止部材を、簡易に、かつ効率よく形成することができる。
[11]前記封止部材が、ガラスから構成された封止ガラスである前記[8]に記載の発光装置。
このように構成することによって、封止ガラスと基板との間の熱膨張率が相違することに起因する、剥離、クラック等の接着不良を防止して、封止部材の封止性を向上させることができる。
[12]前記蛍光ガラス層と前記封止ガラスとの間に、シリコーン樹脂層をさらに備えた前記[11]に記載の発光装置。
このように構成することによって、蛍光ガラス層と封止ガラスとの間の接合をより強固なものとすることができる。
[13]筒状の本体と前記本体の一方の端部に接続して配設された前記光源部を焦点とする回転放物面形状の反射鏡部とをさらに備えるとともに、前記蛍光ガラス層が前記本体の他方の端部に配設されてなり、前記光源部から発せられた励起光が、前記反射鏡部によって反射されて前記光源部の背面方向に導かれ、前記蛍光ガラス層から出射する前記[8]に記載の発光装置。
このように構成することによって、光の屈折が極力回避され、蛍光ガラス層から反射光を出射光として効率よく取り出すことができる。
[14]前記蛍光ガラス層が、前記蛍光体としてのプラセオジムイオン(Pr3+)含有した低フォノンガラスから構成された前記[13]に記載の発光装置。
このように構成することによって、青色半導体発光素子からの励起光を受けて励起された蛍光ガラス層が、波長変換光を効率よく発することができる。
本発明によって、出射光の色分離等に基づく被照射物の本来の色調の変化等が抑制され、演色性に優れるとともに、光利用効率の高い照明装置及び発光装置が提供される。
以下、本発明の照明装置及び発光装置を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る天井配置型又は壁掛け型の照明装置を模式的に示す説明図であり、図1(a)は全体の斜視図、図1(b)は図1(a)のA−A線における断面図である。図2は、図1に示す照明装置における発光に関する基本的な構成を模式的に示す説明図である。図3は、図1に示す照明装置に用いられる蛍光ファイバの一例を模式的に示す断面図である。図4は、図1に示す照明装置に用いられる蛍光ファイバの他の例を模式的に示す断面図である。
図1〜4に示すように、本実施の形態の照明装置は、光源部5と、光源部5からの発光を入射光として内部に導入して出射光(照明光)として出射する、所定放射特性を得るための光学系である導光部材とを備えた照明装置1であって、光源部5が、励起光を発する青色半導体発光素子を有するものから構成され、かつ、導光部材が、青色半導体レーザ素子50からの励起光aを一方の端面から他方の端面に導く、青色半導体レーザ素子50からの励起光aを受けて励起されることによって波長変換光を発する蛍光体を含有するコア40と波長変換光と励起光aとの混合光の少なくとも一部を出射光(出力光)bとして出射する光出射面をクラッド外周面に有するクラッド41とを有する蛍光ファイバ4である、蛍光ファイバ4から構成されたことを特徴とするものである。ここで、青色半導体レーザ素子50は、青色発光ダイオードであっても良い。なお、図1における符号2は、蛍光ファイバ4及び後述する光放射部3を収納する本体部、符号3Aは反射形状面、符号Lは出射光をそれぞれ示す。図2において、符号50は青色半導体レーザ素子、符号51は光学レンズをそれぞれ示す。図3において、符号42はカバー部材を示す。また、図4において、符号410は第1クラッド、符号411は第2クラッドをそれぞれ示す。
本実施の形態における発光に関する基本的な構成は、図2に示すように、光源部5が、励起光源である青色半導体レーザ素子50と、後述する蛍光ファイバ4及び青色半導体レーザ素子50の間に介在させる光学レンズ51とから構成され、この青色半導体レーザ素子50から放射された励起光(青色光)a及び蛍光ファイバ4で波長変換された波長変換光の混合光が、蛍光ファイバ4から、出射光(出力光、照明光、白色光)bとして外部に出射されるものである。
本実施の形態に用いられる青色半導体レーザ素子50としては、例えば、サファイア基板及び共振リッジ部・正孔注入リッジ部を有し、励起光aとして442nmの波長をもつ青色光を発するように構成されたものを好適例として挙げることができる。
サファイア基板上には、窒化アルミニウム(AlN)からなるバッファ層が形成されている。なお、バッファ層の材料としてはGaNあるいはGaInN・AlGaNであってもよい。バッファ層上には、シリコン(Si)ドープGaNからなるn層と、シリコン(Si)ドープAl0.1Ga0.9Nからなるnクラッド層と、SiドープGaNからなるnガイド層と、バリア層とGa0.95In0.05Nからなる井戸層とが交互に積層された多重量子井戸構造(MQW)の活性層とが順に形成されている。
活性層上には、マグネシウム(Mg)ドープGaNからなるpガイド層と、MgドープAl0.25Ga0.75Nからなるp層、MgドープAl0.1Ga0.9Nからなるpクラッド層と、MgドープGaNからなるpコンタクト層とが形成されている。なお、pコンタクト層の材料としてはAlGaNあるいはGaInNであってもよい。pコンタクト層上には、ニッケル(Ni)からなる電極が形成されている。また、n層上には、アルミニウム(Al)からなる電極が形成されている。共振リッジ部はnクラッド層及びnガイド層・活性層・pガイド層・p層から、また、正孔注入リッジ部はpクラッド層及び・pコンタクト層・電極からそれぞれ構成されている。
本実施の形態に用いられる蛍光ファイバ4は、図3に示すように、コア40及びクラッド41を有し、青色半導体レーザ素子50に光学レンズ51(図2参照)を介して光学的に接続されている。そして、青色半導体レーザ素子50からの励起光(青色光)a(図2参照)を一方の端面(入射面)に入射させてその一部をそのまま、また、励起光(青色光)aの一部をコア40内で波長変換して、例えば、青色、緑色及び赤色の波長変換光を他方の端面(出射面)にそれぞれ導き、一方、これら波長変換光と励起光aとの混合光を出射光(出力光、照明光、白色光)bとしてファイバ外周面(クラッド外周面)から外部に出射するように構成されている。
コア40は、蛍光体として、3価希土類イオンのうち少なくともプラセオジムイオン(Pr3+)を、赤外線透過フッ化物ガラス等の低フォノンガラスに3000ppm程度含有するように構成されている。そして、青色半導体レーザ素子50からの励起光(青色光)aの一部で励起されることにより青色、緑色及び赤色の波長変換光を発するように構成されている。コア40には、緑色調整にテルビウムイオンを、また、緑・赤色調整にエルビウムイオンあるいはホルミウムイオンの3価のイオンをそれぞれ添加して色調整することが可能である。なお、低フォノンガラスとしては、赤外線透過フッ化物ガラスの他に重金属酸化物ガラスを挙げることができる。
赤外線透過フッ化物ガラスとしては、例えば、モル%で、PbF20〜55%、AlF18〜40%、GaF0〜20%、YF5〜35%、ErF0〜15%、LiF0〜10%、TlF0〜15%、及びRF(R=Mg、Ca、Sr、Ba、Cd、Zn)一種以上の合計量を0〜45%含有するものを好適例として挙げることができる。
クラッド41は、コア40の周囲に配置され、全体が拡散性を有したガラスや透明性樹脂によって形成されている。クラッド41の屈折率n1は、コア40の屈折率n2(n2≒1.5)より小さい屈折率(n1≒1.45)に設定されている。クラッド41の外周面は、光透過性樹脂からなるカバー部材42で被覆されている。カバー部材42は、着色して色調整することが可能である。
光源部5を構成する光学レンズ51は、両凸レンズからなり、上述のように青色半導体レーザ素子50と蛍光ファイバ4との間に配置されている。そして、蛍光ファイバ4(コア40)の光入射側端面に位置する部位に青色半導体レーザ素子50からの励起光aを集光するように構成されている。
図1に示すように、本実施の形態においては、クラッド外周面における光出射面から出射される出射光(出力光)b(図2参照)を内部に導入して所定のパターン光に変換して放射する光透過性の光放射部3をさらに備えている。
光放射部3としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明な(光透過性の)樹脂からなるものを挙げることができる。なお、着色されていてもよい。また、複数の光放射層が積層された多層構造を有するとともに、光放射層のそれぞれが、蛍光ファイバ4からの距離が異なる部位に形成された端部に、出射光Lの出射方向に対して約45度傾斜するとともに、アルミニウム蒸着によって鏡面加工が施された反射形状面3Aを有するように構成されたものを好適例として挙げることができる。このように構成することによって、内部に導入された光は、蛍光ファイバ4からの距離が異なる部位に形成された反射形状面3Aにおいて反射され、本来複数の反射形状面のみが光っているのにもかかわらず、輝度が高いことから光放射部3の全体が均一に光っているように視認されることができる。
本実施の形態において用いられる本体部2としては、機械的強度に優れたものであれば特に制限はなく、例えば、ABS樹脂等からなるものを挙げることができる。耐熱性にも優れたポリアミド(PA:ナイロン)、ポリアセタール(POM)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等のエンジニアリングプラスチックであってもよい。
本実施の形態の照明装置1の動作を以下に説明する。先ず、青色半導体レーザ素子50に電源から電圧が印加されると、その発光層において励起光(青色光)aを発光し、これら青色光aが光学レンズ51側に放射される。次いで、青色半導体レーザ素子50からの青色光aが光学レンズ51を介して蛍光ファイバ4に入射する。そして、蛍光ファイバ4においては、青色光aの一部がコア40に光入射面から入射し、コア40内で全反射を繰り返しながらコア40の光出射面へ導出される。この場合、コア40内では青色光aがプラセオジムイオンを励起して青色、緑色及び赤色の波長変換光を発する。しかる後、青色光a及び赤色・緑色の波長変換光の混合光(白色光)が蛍光ファイバ4(コア40及びクラッド41)を透過し、クラッド41(カバー部材42)の外周面から蛍光ファイバ4外に青色光及び赤色光・緑色光の混合光が出力光bとして出射される。
出力光bは、図1に示す光放射部3の周縁から中心方向に入射し、光放射部3内を伝わって反射形状面3Aで反射されることにより、図1(b)に示すように出射光Lとして外部放射される。
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)蛍光ファイバ4がZrF、HfFおよびThF等を含有せず、AlFを主成分としたフッ化物ガラスからなる低フォノンガラスによって形成されているため、蛍光ファイバ4の機械的強度及び化学的耐久性が高くなり、その損傷・劣化発生を防止することができる。
(2)青色半導体レーザ素子50を集光し、蛍光ファイバ4へ光結合しているので、短波長レーザの集光度は高く、細い径の蛍光ファイバ4へも結合効率の高いものとでき、光利用効率を向上させることができる。そしてさらに蛍光ファイバ4で混合光(白色光)とすることができるので、細い線状混合光(白色光)光源を具現化できる。このため、光放射部3の光学設計のデザイン自由度を高め、高い放射効率や緻密な意匠デザインを実現することができる。
(3)クラッド41は拡散性を有し、コア40の伝搬光がクラッド41との界面で全反射する際のしみ出し光を一部拡散することで、蛍光ファイバ4全長を略同輝度とすることができる。蛍光ファイバ4からの出射光には赤色・緑色・青色の各色光が含まれているため、演色性に優れた、良質の白色光を得ることができ、例えば、液晶表示パネルのバックライト光源に極めて有効である。
なお、本実施の形態においては、蛍光ファイバ4として、図3に示すものに代えて、図4に示すものを用いてもよい。図4において、図3における場合と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4に示す蛍光ファイバ4は、コア40の外周面に隣接する第1クラッド410及びこの第1クラッド410の外周面に隣接する第2クラッド411からなるクラッド41を有するように構成されている。
このため、第1クラッド410の屈折率n1は、コア40の屈折率n2(n2≒1.50)より小さく、かつ第2クラッド411の屈折率n3(n3≒1.45)より大きい屈折率(n1≒1.48)に設定される。このように構成することによって、第1クラッド410を光導波路として機能させることができるとともに、第1クラッド410内に導入した励起光aをコア40に導出して青色、緑色及び赤色の波長変換光を得ることができ、光を効率よく伝送することができる。
本実施の形態において、蛍光ファイバ4は環状に構成されているが、デザイン上の要請から、後述する第2の実施の形態のように直線状であっても、他の複雑な形状であってもよい。本実施の形態においては蛍光ファイバ4を用いているため、所望のデザインの装置を容易に設計することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る起立型の照明装置を模式的に示す説明図であり、図5(a)は斜視図、図5(b)は図5(a)のB−B線における断面図である。
図5に示すように、第2の実施の形態の照明装置は、第1の実施の形態の照明装置と比べると、蛍光ファイバ4及び光放射部3等の形状が環状から直線状に変わったこと(全体の形状も天井配置型から起立型に変わった)こと以外は、機能的には同様である。起立型であるため、占有スペースが小さく、取り付けが容易で、運搬が可能となる。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る発光装置を模式的に示す断面図である。図6に示すように、第3の実施の形態に係る発光装置は、基板(セラミックス基板)12と、セラミックス基板12上に配設された光源部と、光源部を封止する封止部材(封止樹脂)16とを備えた発光装置10であって、光源部が、励起光を発する青色半導体発光素子(以下、「青色LED素子11」という)11を有するものから構成され、かつ青色半導体発光素子11から入射される励起光を受けて励起されることにより波長変換光を発する蛍光体を含有する蛍光ガラス層17をさらに備え、蛍光ガラス層17から波長変換光と励起光との混合光の少なくとも一部を出射光として出射することを特徴とするものである。
本実施の形態に用いられる青色半導体発光素子11としては、例えば、フリップチップ型でGaN系半導体によって構成された、発光波長が430〜490nmの固体素子としての青色LED素子を好適例として挙げることができる。
本実施の形態に用いられる、青色LED素子11を搭載するセラミックス基板12としては、例えば、ガラス含有アルミナ(Al)から構成されたセラミックから構成されたものを挙げることができる。
本実施の形態に用いられる青色LED素子11を封止するために用いられる封止部材としては、例えば、ポッティング封止後熱硬化させて形成したシリコーン樹脂(集光性を持たせるため半球状に形成することが好ましい)を好適例として挙げることができる。エポキシ樹脂であってもよい。このような封止樹脂16は成形が容易であり、コストの低減を図ることができる。
本実施の形態において、封止部材16の表面上に配設されて用いられる蛍光ガラス層17としては、例えば、上述のコア40(図3、図4参照)を構成する、蛍光体として3価希土類イオンのうち少なくともプラセオジムイオン(Pr3+)を赤外線透過フッ化物ガラス等の低フォノンガラスに3000ppm程度含有してなる材料を粉砕して、シリコーン樹脂と混合して塗布した後に、熱硬化させたものを好適例として挙げることができる。
本実施の形態においては、セラミックス基板12の下面に配線部13を形成するが、このような配線部13としては、例えば、タングステン(W)−ニッケル(Ni)−金(Au)で構成されたものを好適例として挙げることができる。配線部14及び後述するビアホール12Aに形成されるビアパターン15も同様である。
本実施の形態においては、青色LED素子11と配線部13とを電気的に接続するAuスタッドバンプ18が用いられている。
このように構成することによって、出射光の色分離等に基づく被照射物の本来の色調の変化等が抑制され、演色性に優れるとともに、光利用効率の高い発光装置とすることができる。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る発光装置を模式的に示す断面図である。図7に示すように、第4の実施の形態に係る発光装置は、封止部材として、封止ガラス101(ガラス封止LED100)を用いたことにおいて、封止樹脂16を用いた第3の実施の形態に係る発光装置と異なるが、その他の基本的な構成は同様である。
本実施の形態における封止ガラス101は、例えば、P−ZnO系の低融点ガラス(熱膨張率:11.4×10−6/℃、屈伏点:415℃、屈折率n=1.59、内部透過率:99%(470nm))から構成され、金型によるホットプレス加工によってアルミナから構成されたセラミックス基板12に接着された後、ダイサーでカットされて、直方体状に形成されることが好ましい。
このように構成することによって、封止ガラス101とセラミックス基板12とは、熱膨張率が同等となるため、高温で接着した後、常温又は低温状態としても、剥離、クラック等の接着不良が防止されることになり、封止部材の封止性を向上させることができる。
図8は、本発明の第5の実施の形態に係る発光装置を模式的に示す断面図である。図8に示すように、第5の実施の形態に係る発光装置は、蛍光ガラス層17と封止ガラス101との間に、シリコーン樹脂層19をさらに備えたものであること以外は、第4の実施の形態に係る発光装置と基本的な構成は同様である。
このようなシリコーン樹脂層19を形成する方法としては、例えば、封止ガラス101上に予め冠状に形成(断面がコの字状となるように形成)しておいた蛍光ガラス層17を被せて、シリコーン樹脂によって接合する方法を好適例として挙げることができる。
このように構成することによって、本来接合性が良好ではない蛍光ガラス層17と封止ガラス101との間の接合を、より強固なものとすることができる。
図9は、本発明の第6の実施の形態に係る発光装置を模式的に示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(b)のB−B断面図である。
第6の実施の形態に係る発光装置20は、図9に示すように、筒状の本体20aと本体20aの一方の端部に接続して配設された光源部(ガラス封止LED)100を焦点とする回転放物面形状の反射鏡部21とをさらに備えるとともに、蛍光ガラス層17が本体20aの他方の端部に配設されてなり、ガラス封止LED100から発せられた励起光が、反射鏡部21によって反射されてガラス封止LED100の背面方向に導かれ、蛍光ガラス層17から出射するように構成されている。
反射鏡部21としては、例えば、樹脂や金属から半球状に構成したものを挙げることができる。反射鏡は、例えば、アルミニウム蒸着によって形成することができる。
なお、蛍光ガラス層17としては、上述の実施の形態で用いたものと同様のものを用いることができる。
この発光装置20は、放熱フィン22にガラス封止LED100を搭載し、さらに、放熱フィン22の外側に銅材からなる筒状の本体20aを設けた構成を有し、本体20aとフィン22とはAu−Sn接合によって固定されている。本体20aは、ガラス封止LED100が発する光の外部放射経路とはならないので、例えば、アルミニウム等の押し出し成形によって肉厚に形成することができる。このため、放熱フィン22を本体20aの内側に収容した構成とすることで、フィン22の変形が保護されるとともに、フィン22に対する空気の誘導性が高まり、放熱性の向上を図ることができる。また、反射鏡部21で反射された光は、レンズを経由した光のように波長によって屈折角が異なる値になるようなことはないから、色分離を生じることが防止され、蛍光ガラス層17から、高輝度なだけではなく、演色性の向上した良質な白色光として外部に出射されることになる。
図10は、本発明の第7の実施の形態に係るカラーレーザディスプレイを模式的に示す説明図である。図10に示すように、第7の実施の形態に係るカラーレーザディスプレイ30は、励起光源としての青色半導体レーザ素子52と、この青色半導体レーザ素子52から放射された励起光(青色光)及びこの励起光で波長変換された波長変換光を誘導放出によって増幅するレーザ共振器としての、蛍光ファイバ4及びこの蛍光ファイバ4を挟持するように配設された2個の誘電体ミラー301とから大略構成されている。
本実施の形態の場合、レーザ媒質としての蛍光ファイバ4を備え、青色半導体レーザ素子50にハーフミラー300を経由して光学的に接続されている。そして、前述したように青色半導体レーザ素子2から放射された励起光(青色光)及びこの励起光で波長変換された波長変換光を誘導放出によって増幅するように構成されている。
蛍光ファイバ4は、図3に示すように、コア40及びクラッド41を有し、青色半導体レーザ素子52からの青色光を一方側端面(入射面)に入射させてその一部をそのまま、また青色光の一部をコア40内で波長変換して例えば、青色、緑色及び橙色・赤色の波長変換光を他方側端面(出射面)からそれぞれ出射するように構成されている。蛍光ファイバ4の各ファイバ端面には、レーザ共振器を構成するためのダイクロイックミラー部としての二酸化珪素(SiO)及び二酸化チタン(TiO)を積層してなる誘電体ミラー301が配置されている。一方の誘電体ミラーは入力ミラーとして、また、方の誘電体ミラーは出力ミラーとして機能するように構成されている。
このように構成することによって、上述の効果に加えて、単一のレーザ光源(青色半導体レーザ素子52)で多波長光(例えば、赤色、緑色及び青色)を出力することができるため、部品点数を削減することができ、コストの低廉化及び装置全体の小型化を図ることができる。
図11は、本発明の第8の実施の形態に係る発光装置を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A部における断面図である。図11(a)に示すように、第8の実施の形態に係る発光装置60は、筒状の本体61と、本体61の端部に設けられた光透過性材料からなる光学部62とを有し、本体61には図11(b)に示すように外部から複数の蛍光ファイバ4が挿入されるとともに本体61内の支持部材63によって固定されている。この複数の蛍光ファイバ4は、光出射端4Aが光学部62に設けられるレンズ62Aに対して位置決めされるように支持部材63に支持されている。蛍光ファイバ4は端面に誘電体ミラー301を有している。第8の実施の形態では、光学部62は無色透明なアクリル樹脂材料で形成されている。
蛍光ファイバ4は、光出射端4Aから開口角に基づく拡がりを有する光を出射する。ここで出射される光は図示しない青色半導体レーザ素子から放射される青色レーザ光に基づいて蛍光ファイバ4が発振することにより生じる白色の波長変換光であり、位置決めされたレンズ62Aに入射し、その光学形状に基づいて集光され、光学部62の光出射面62Bから出射される。
このように構成することによって、蛍光ファイバ4の狭面領域である光出射端4Aから開口数に応じて限られた範囲に照射される白色光を集光し、散乱する光を低減させながら光学部62の光出射面62Bから面状に出射させることができる。また、複数の青色半導体レーザ素子から放射される青色レーザ光に基づく白色光を高効率で配光制御できるので、高輝度の発光装置とできる。なお、蛍光ファイバ4から放射される光の配光を制御するものとしてレンズによる光学系を説明したが、例えば、プリズムや反射鏡による配光制御を行うものであっても良い。
蛍光ファイバに代えて、通常の光ファイバの端面にYAG(Yttrium Aluminum Garnet)等の蛍光体を塗布した構成でも同様に白色光を得ることはできるが、蛍光体から放射される光を全て制御することはできず、散乱成分が生じ、光ロスとなる。
図12は、本発明の第9の実施の形態に係る発光装置を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A部における断面図である。図12(a)に示すように、第9の実施の形態に係る発光装置70は、鏡面状に形成された複数の光反射面71を半楕円状に配置して構成されるリフレクタケース72と、図11(b)に示すようにリフレクタケース72に一体的に設けられて複数の蛍光ファイバ4を束状に支持する支持部材73とを有している。この複数の蛍光ファイバ4は、端面に誘電体ミラー301を有している。
蛍光ファイバ4は、図示しない青色半導体レーザ素子から入射する青色レーザ光に基づいて蛍光ファイバ4が発振することにより生じる白色の波長変換光をリフレクタケース72に向けて出射させる。リフレクタケース72に設けられる複数の光反射面71は、波長変換光を反射面形状に応じた方向に反射する。
このように構成することによって、複数の青色半導体レーザ素子から出射された青色レーザ光に基づく白色の波長変換光をリフレクタケース72の光反射面71が形成された所定領域に集めることができ、光反射面71の反射に基づいて所望の方向に放射させることができる。この蛍光ファイバ4を用いた構成では、リフレクタケース72の光反射面71と蛍光ファイバ4の光出射端4Aとが接近していても蛍光ファイバ4からの光の拡がりが僅かであるので、光源サイズによる拡がり角は生じにくい。また、蛍光ファイバ4に接続される青色半導体レーザ素子を含む光源装置を放熱に適した配置とできることから、熱的および構造的に余裕のあるものとできる。
本発明の第1の実施の形態に係る天井配置型又は壁掛け型の照明装置を模式的に示す説明図であり、(a)は全体の斜視図、(b)は(a)のA−A線における断面図である。 図1に示す照明装置における発光に関する基本的な構成を模式的に示す説明図である。 図1に示す照明装置に用いられる蛍光ファイバの一例を模式的に示す断面図である。 図1に示す照明装置に用いられる蛍光ファイバの他の例を模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る起立型の照明装置を模式的に示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のB−B線における断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発光装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る発光装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る発光装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る発光装置を模式的に示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(b)のB−B断面図である。 本発明の第7の実施の形態に係るカラーレーザディスプレイを模式的に示す説明図である。 本発明の第8の実施の形態に係る発光装置を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A部における断面図である。 本発明の第9の実施の形態に係る発光装置を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A部における断面図である。
符号の説明
1:照明装置、2:本体部、3:光放射部、3A:反射形状面、4:蛍光ファイバ、4A:光出射端、5:光源部、10:発光装置、11:青色LED素子、12:セラミックス基板、12A:ビアホール、13:配線部、14:配線部、15:ビアパターン、16:封止樹脂、17:蛍光ガラス層、18:Auバンプ、19:シリコーン樹脂層、20:発光装置、20a:本体、21:反射鏡部、22:放熱フィン、30:カラーレーザディスプレイ、40:コア、41:クラッド、42:カバー部材、50:青色半導体レーザ素子、51:光学レンズ、52:青色半導体レーザ素子、60:発光装置、61:本体、62:光学部、62A:レンズ、62B:光出射面、63:支持部材、70:発光装置、71:光反射面、72:リフレクタケース、73:支持部材、100:ガラス封止LED、101:封止ガラス、300:ハーフミラー、301:誘電体ミラー、302:ミラー、303:撮影部、304:スクリーン、410:第1クラッド、411:第2クラッド

Claims (14)

  1. 光源部と、前記光源部からの発光を入射光として所定放射特性とする光学系とを備えた照明装置であって、
    前記光源部が、励起光を発する青色半導体発光素子を有するものから構成され、かつ、前記光学系が、前記青色半導体発光素子からの前記励起光を一方の端面から他方の端面に導く、前記青色半導体発光素子からの前記励起光を受けて励起されることによって波長変換光を発する蛍光体を含有するコアと、前記波長変換光と前記励起光との混合光の少なくとも一部を出射光として出射する光出射面をクラッド外周面に有するクラッドと、を含む蛍光ファイバから構成されたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記光学系は、前記光源部からの発光を入射光として内部に導入して出射光として出射する導光部材を備えた請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記クラッド外周面における前記光出射面から出射される前記出射光を内部に導入して所定のパターン光に変換して放射する光透過性の光放射部をさらに備えた請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記光放射部が、複数の光放射層が積層された多層構造を有するとともに、前記光放射層のそれぞれが、前記蛍光ファイバからの距離が異なる部位に形成された端部に反射形状面を有するように構成された請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記蛍光ファイバが、環状又は直線状に構成された請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記蛍光ファイバにおける前記コアが、前記蛍光体としてのプラセオジムイオン(Pr3+)を含有した低フォノンガラスから構成された請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記蛍光ファイバにおける前記クラッドが、前記コアの外周面に隣接する第1クラッド及び前記第1クラッドの外周面に隣接する第2クラッドから構成されるとともに、前記第1クラッドの屈折率が、前記コアの屈折率より小であり、かつ前記第2クラッドの屈折率より大である請求項1から6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 基板と、前記基板上に配設された光源部と、前記光源部を封止する封止部材とを備えた発光装置であって、
    前記光源部が、励起光を発する青色半導体発光素子を有するものから構成され、かつ
    前記青色半導体発光素子から入射される前記励起光を受けて励起されることにより波長変換光を発する蛍光体を含有する蛍光ガラス層を前記封止部材の表面上にさらに備え、
    前記蛍光ガラス層から前記波長変換光と前記励起光との混合光の少なくとも一部を出射光として出射することを特徴とする発光装置。
  9. 前記蛍光ガラス層が、前記蛍光体としてのプラセオジムイオン(Pr3+)含有した低フォノンガラスから構成された請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記封止部材が、樹脂から構成された封止樹脂である請求項8に記載の発光装置。
  11. 前記封止部材が、ガラスから構成された封止ガラスである請求項8に記載の発光装置。
  12. 前記蛍光ガラス層と前記封止ガラスとの間に、シリコーン樹脂層をさらに備えた請求項11に記載の発光装置。
  13. 筒状の本体と前記本体の一方の端部に接続して配設された前記光源部を焦点とする回転放物面形状の反射鏡部とをさらに備えるとともに、前記蛍光ガラス層が前記本体の他方の端部に配設されてなり、前記光源部から発せられた励起光が、前記反射鏡部によって反射されて前記光源部の背面方向に導かれ、前記蛍光ガラス層から出射する請求項8に記載の発光装置。
  14. 前記蛍光ガラス層が、前記蛍光体としてのプラセオジムイオン(Pr3+)含有した低フォノンガラスから構成された請求項13に記載の発光装置。
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