JPH11328158A - 高速フーリエ変換演算処理回路 - Google Patents

高速フーリエ変換演算処理回路

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JPH11328158A
JPH11328158A JP10125776A JP12577698A JPH11328158A JP H11328158 A JPH11328158 A JP H11328158A JP 10125776 A JP10125776 A JP 10125776A JP 12577698 A JP12577698 A JP 12577698A JP H11328158 A JPH11328158 A JP H11328158A
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JP
Japan
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data
unit
address
stage
counter
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JP10125776A
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Inventor
Shinji Kobayashi
信司 小林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ手段における読出アドレスの指定及び
書込アドレスの指定を各演算ステージ毎に異なるアドレ
スについて行うアドレス制御を、簡単で小規模な構成を
有したアドレス発生部を用いて容易かつ確実に行うもの
となす。 【解決手段】 アドレス発生部58が、加算データ供給
部71と、出力レジスタ部76、及び、出力レジスタ部
76から得られる出力データと加算データ供給部71か
ら供給される加算データとの加算を行い、加算により得
られる加算出力データを出力レジスタ部76に供給する
加算部75を含んで成り、出力レジスタ部76から得ら
れる出力データを複数ビットのカウンタ出力データとす
るカウンタ部72と、それから得られるカウンタ出力デ
ータについてのビット位置変換を施して、アドレスデー
タを得るビット位置変換部73とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、メモリ手段に格納されたデータ信号に、
各ステップが複数個のバタフライ演算部によって行われ
る複数ステージのバタフライ演算による高速フーリエ変
換(FFT)演算を施し、それにより得られる演算出力
データ信号を再びメモリ手段に格納されたものとして得
るFFT演算処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、“ラジオ放送”と呼ばれることが
多い音声放送は、長年の間、音声情報信号を振幅変調
(AM)音声情報信号として送信するAM音声放送,音
声情報信号を周波数変調(FM)音声情報信号として送
信するFM音声放送等のアナログ音声放送とされていた
が、近年において、音声放送を、そのもとで送受信され
る音声情報の品質を向上させるべく、音声情報信号をデ
ィジタル音声情報信号として送信するディジタル音声放
送となすことが提案されている。特に、ヨーロッパ地域
にあっては、その一部において、ディジタル音声放送
が、DAB(DigitalAudio Broadcasting) と称される
システムとして、既に実用化されている。
【0003】ディジタル音声放送のもとで送受信される
音声情報信号、即ち、ディジタル音声放送信号は、ディ
ジタル音声信号を形成する音声情報データのみならず、
それに加えて、例えば、天気予報,交通情報等を内容と
するサービス情報データをも伝送し、さらに、受信側に
おいて音声情報データに基づくディジタル音声信号ある
いはサービス情報データに基づくサービスデータを得る
に際して必要とされる制御用情報を内容とする制御用情
報データを伝送する。そして、ディジタル音声放送信号
は、音声情報データ,サービス情報データ,制御用情報
データ等のディジタルデータが、直交周波数多重変調
(Orthogonal Frequency Divison Multi-plexing : O
FDM)方式により変調されて得られる変調波信号であ
る。
【0004】このような音声情報データ,サービス情報
データ,制御用情報データ等のディジタルデータが、O
FDM方式により変調されて得られる変調波信号とされ
るディジタル音声放送信号の受信は、ディジタル音声放
送信号受信機が用いられて行われる。
【0005】ディジタル音声放送信号受信機にあって
は、ディジタル音声放送を行う各放送局により送信され
るディジタル音声放送信号が、選局動作によって選択受
信され、受信されたディジタル音声放送信号に対する復
調,復号化処理,データ選択等が行われて、音声情報デ
ータ,サービス情報データ及び制御用情報データが得ら
れ、さらに、音声情報データ及びサービス情報データに
ついての復号化処理が行われてディジタル音声信号及び
サービスデータが再生される。
【0006】図6は、このようなディジタル音声放送信
号受信機として一般的に考えられる例を示す。この図6
に示されるディジタル音声放送信号受信機にあっては、
放送局から送信されてアンテナ21により捉えられたデ
ィジタル音声放送信号が、選局受信部22における選局
動作によって選択受信される。選局受信部22における
選局動作は、制御ユニット40から供給される選局制御
信号STDに応じて行われる。そして、選局受信部22
においては、選択受信されたディジタル音声放送信号に
対する増幅処理,周波数変換処理等が行われて、選択受
信されたディジタル音声放送信号についての中間周波数
(IF)信号SIDが形成され、そのIF信号SIDが
アナログ/ディジタル(A/D)変換部23に供給され
る。
【0007】A/D変換部23からは、IF信号SID
に対応するディジタルIF信号DIDが得られ、それが
直交復調部24に供給される。直交復調部24において
は、ディジタルIF信号DIDに対して直交復調処理が
施され、それにより、一対の直交復調出力であるIデー
タ信号DIとQデータ信号DQとが得られる。
【0008】直交復調部24から得られるIデータ信号
DIとQデータ信号DQとは、FFT差動復調部25に
供給される。FFT差動復調部25においては、Iデー
タ信号DI及びQデータ信号DQについての時間ドメイ
ン信号から周波数ドメイン信号への変換が行われ、FF
T差動復調部25からは、ファスト・インフォーメーシ
ョン・チャンネル(FIC)により伝送される制御情報
をあらわす制御情報データDCDと、メイン・サービス
・チャンネル(MSC)により伝送される音声情報及び
サービスデータを夫々あらわす音声情報データ及びサー
ビス情報データが形成する複合データDXDとが得られ
る。複合データDXDを形成する音声情報データ及びサ
ービス情報データには、タイム・インターリーブ処理が
施されている。
【0009】FFT差動復調部25から得られる制御情
報データDCDは、ビタビ復号部26に供給され、一
方、FFT差動復調部25から得られる複合データDX
Dは、プログラム選択部27に供給される。
【0010】プログラム選択部27には制御ユニット4
0からのプログラム選択制御信号SSPも供給され、プ
ログラム選択部27においては、プログラム選択制御信
号SSPに応じて、複合データDXDを形成する音声情
報データに含まれる複数のプログラム情報データのうち
のいずれか、もしくは、複合データDXDを形成するサ
ービス情報データに含まれる複数のプログラム情報デー
タのうちのいずれかを選択するデータ選択が行われ、プ
ログラム選択部27から選択されたタイム・インターリ
ーブ処理が施されたプログラム情報データDPDが送出
されて、それがタイム・ディインターリーブ部28に供
給される。
【0011】タイム・ディインターリーブ部28におい
ては、プログラム選択部27を通じて供給される、選択
されたタイム・インターリーブ処理が施されたプログラ
ム情報データDPDに対してタイム・ディインターリー
ブ処理が施される。そして、タイム・ディインターリー
ブ部28からは、タイム・ディインターリーブ処理が施
されたプログラム情報データDPD’が得られる。
【0012】このようにして、タイム・ディインターリ
ーブ部28から得られるタイム・ディインターリーブ処
理が施されたプログラム情報データDPD’は、ビタビ
復号部26に供給される。ビタビ復号部26において
は、FFT差動復調部25からの制御情報データDCD
及びタイム・ディインターリーブ部28からのプログラ
ム情報データDPD’についての、尤最復号手法による
エラー訂正処理が行われる。そして、ビタビ復号部26
から、エラー訂正処理が施されたプログラム情報データ
DPD’が得られてプログラム選択部30に供給される
とともに、エラー訂正処理がなされた制御情報データD
CDが得られて制御ユニット40に供給される。
【0013】プログラム選択部30からは、ビタビ復号
部26からのエラー訂正処理が施されたプログラム情報
データDPD’に基づく音声プログラムデータDADも
しくはサービスプログラムデータDSDが導出される。
【0014】プログラム選択部30から導出される音声
プログラムデータDADは、高能率復号化部31に供給
される。高能率復号化部31においては、音声プログラ
ムデータDADに対する高能率復号化処理が行われて、
高能率復号化処理により圧縮されたデータが伸長され、
復号化された音声データDAが得られる。また、高能率
復号化部31からは、音声プログラムデータDADに含
まれたプログラム関連データDPAが得られて制御ユニ
ット40に供給される。
【0015】高能率復号化部31から得られる復号化さ
れた音声データDAは、ディジタル/アナログ(D/
A)変換部32に供給されてアナログ化され、D/A変
換部32から音声データDAに対応する再生音声信号S
Aが導出される。
【0016】また、プログラム選択部30から導出され
るサービスプログラムデータDSDは、復号化部33に
供給される。復号化部33においては、サービスプログ
ラムデータDSDに対する復号化処理が行われて、復号
化部33からサービスプログラムデータDSDに基づく
再生サービスデータDSが導出される。
【0017】制御ユニット40は、ビタビ複合部26か
らの制御情報データDCD,高能率復号化部31からの
プログラム関連データDPA、さらには、入力操作部4
1からそれにおける操作に応じて供給される指令信号C
X等に応じて形成した制御データDVDをビタビ復号部
26に供給し、ビタビ復号部26に対する動作制御を行
う。
【0018】このようなもとで、直交復調部24から得
られるIデータ信号DI及びQデータ信号DQが供給さ
れ、Iデータ信号DI及びQデータ信号DQに基づく制
御情報データDCD及び複合データDXDを得るFFT
差動復調部25は、Iデータ信号DI及びQデータ信号
DQについての複素演算処理であるFFT演算を行うも
のとされるが、そのため、FFT差動復調部25は、F
FT演算処理回路を備えて構成される。
【0019】FFT演算処理回路において行われるFF
T演算にあっては、16ポイント,32ポイント,64
ポイント,128ポイント等とされるポイント数が設定
される。そして、ポイント数がN(Nは正整数)である
FFT演算、即ち、NポイントのFFT演算の場合、各
ステージがN/2個のバタフライ演算部によって行われ
るlog2Nステージのバタフライ演算によって処理され
る。
【0020】個々のバタフライ演算部は、例えば、図7
に示される如くに、一対の入力端43及び44,一対の
出力端45及び46,一対のデータ加算部47及び4
8、及び、複素係数部49を含んで形成される。複素係
数部49は、回転因子と称される複素係数を付与し、回
転因子は、
【0021】
【数1】 とあらわされる。
【0022】そして、一対の入力端43及び44に2個
の入力複素データ信号x1及びx2が夫々供給されて、
一対の出力端45及び46に2個の出力複素データ信号
y1及びy2が夫々得られる。
【0023】FFT演算処理回路においてNポイントの
FFT演算が、各ステージがN/2個のバタフライ演算
部によって行われるlog2Nステージのバタフライ演算に
よって処理されるにあたっては、ステージ0からステー
ジ(log2N−1)までの各ステージ毎のN/2個のバタ
フライ演算部によるバタフライ演算が順次行われる。斯
かる際には、先ず、一対の入力データ信号、例えば、上
述のFFT差動復調部25におけるFFT演算処理回路
の場合にあってはIデータ信号DI及びQデータ信号D
Qが、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
によって形成されるメモリ手段に格納される。
【0024】そして、ステージ0のバタフライ演算が、
メモリ手段に格納された一対の入力データ信号が読み出
されて、それらにN/2個のバタフライ演算部によるバ
タフライ演算が施され、それにより得られる一対の算出
データ信号が、再びメモリ手段に格納されるようにして
行われる。続いて、ステージ1からステージ(log2N−
1)までの各ステージ毎のN/2個のバタフライ演算部
によるバタフライ演算が、メモリ手段に格納された一対
の算出データ信号が読み出されて、それらにN/2個の
バタフライ演算部によるバタフライ演算が施され、それ
により得られる一対の算出データ信号が、再びメモリ手
段に書き込まれるようにして行われる。そして、ステー
ジ(log2N−1)におけるN/2個のバタフライ演算部
によるバタフライ演算の結果得られてメモリ手段に書き
込まれて格納される一対の算出データ信号が、メモリ手
段から一対の出力データ信号として読み出される。
【0025】このように、ステージ0からステージ(lo
g2N−1)までの各ステージ毎のN/2個のバタフライ
演算部によるバタフライ演算が行われるにあたっては、
バタフライ演算前における、一対の入力データ信号もし
くは算出データ信号をメモリ手段から読み出すためのメ
モリ手段における読出アドレスの指定、及び、バタフラ
イ演算後における、算出データ信号をメモリ手段に書き
込んで格納するためのメモリ手段における書込アドレス
の指定が行われるアドレス制御が実行される。メモリ手
段における読出アドレスび書込アドレスの指定にあって
は、読出アドレスの指定及び書込アドレスの指定の夫々
が、一対の入力データ信号もしくは算出データ信号のう
ちの一方の実数部についてのアドレス,一対の入力デー
タ信号もしくは算出データ信号のうちの一方の虚数部に
ついてのアドレス,一対の入力データ信号もしくは算出
データ信号のうちの他方の実数部についてのアドレス,
一対の入力データ信号もしくは算出データ信号のうちの
他方の虚数部についてのアドレス,回転因子の実数部に
ついてのアドレス及び回転因子の虚数部についてのアド
レスについて行われる。
【0026】そして、N/2個のバタフライ演算部の夫
々における一対の入力端43及び44に供給される2個
の入力複素データ信号x1及びx2の組合せは、ステー
ジ0からステージ(log2N−1)までの各ステージ間に
おいて、所定の態様をもって異なるものとされる。それ
ゆえ、上述のアドレス制御にあっては、ステージ0から
ステージ(log2N−1)までの各ステージにおいては、
メモリ手段の読出アドレスの指定及びその後における書
込アドレスの指定が同じアドレスについてなされるが、
このようなメモリ手段の読出アドレスの指定及びその後
における書込アドレスの指定は、ステージ0からステー
ジ(log2N−1)までの各ステージ毎に異なるアドレス
について行われる。
【0027】また、前述の如くのアドレス制御のもとで
メモリ手段の読出アドレス及び書込アドレスとして指定
されるアドレスは、FFT演算のポイント数の変化に応
じて変化するものとされることが要求される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、FFT
演算処理回路におけるFFT演算が、各ステージが複数
個のバタフライ演算部によって行われる複数ステージの
バタフライ演算によって処理されるにあたり、データ信
号の読出し及び書込みがなされるメモリ手段における読
出アドレスの指定及び書込アドレスの指定を、複数のス
テージ毎に異なるアドレスについて行い、かつ、メモリ
手段の読出アドレス及び書込アドレスとして指定される
アドレスを、FFT演算のポイント数の変化に応じて変
化するものとなすアドレス制御が要求されるもとにあっ
て、従来においては、FFT演算処理回路が、極めて複
雑な演算処理を行うアドレス発生部を備えるものとさ
れ、斯かるアドレス発生部から得られるアドレスデータ
によって、要求されるアドレス制御が行われるようにさ
れている。
【0029】しかしながら、このようにFFT演算処理
回路が極めて複雑な演算処理を行うアドレス発生部を備
えるものとされるもとでは、FFT演算処理回路の全体
の構成が複雑かつ大規模化されて、コストが嵩み、か
つ、FFT演算に要される処理速度の低下がまねかれる
という不都合がある。さらに、メモリ手段についてのア
ドレス制御の面から、FFT演算におけるポイント数が
制限されてしまう虞もある。
【0030】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、メモリ手段に格納されたデータ信号
に、各ステップが複数個のバタフライ演算部によって行
われる複数ステージのバタフライ演算によるFFT演算
を施し、それにより得られる演算出力データ信号を再び
メモリ手段に格納されたものとして得るにあたり、デー
タ信号の読出し及び書込みがなされるメモリ手段におけ
る読出アドレスの指定及び書込アドレスの指定を、複数
のステージ毎に異なるアドレスについて行い、また、メ
モリ手段の読出アドレス及び書込アドレスとして指定さ
れるアドレスをFFT演算のポイント数の変化に応じて
変化するものとなすアドレス制御を、極めて複雑な演算
処理が要求されず、比較的簡単で小規模な構成を有した
アドレス発生部を用いて、容易かつ確実に行うことがで
きるFFT演算処理回路を提供する。
【0031】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項4までのいずれかに記載され
たFFT演算処理回路は、メモリ手段に格納されたデー
タ信号に、各ステージが複数個のバタフライ演算部によ
って行われる複数ステージのバタフライ演算によるFF
T演算を施すにあたり、各ステージのバタフライ演算過
程毎に、メモリ手段からのデータ信号の読出し、読み出
されたデータ信号についての各ステージのバタフライ演
算、及び、バタフライ演算により得られるデータ信号の
メモリ手段への書込みを行うFFT演算部と、メモリ手
段からのデータ信号の読出し及びメモリ手段へのデータ
信号の書込みにあたって必要とされる、メモリ手段につ
いてのアドレスデータを発生するアドレス発生部と、F
FT演算部及びアドレス発生部に対する動作制御を行う
動作制御部とを備え、アドレス発生部が、加算データ供
給部と、出力レジスタ部、及び、出力レジスタ部から得
られる出力データと加算データ供給部から供給される加
算データとの加算を行い、それにより得られる加算出力
データを出力レジスタ部に供給する加算部を含んで成
り、出力レジスタ部から得られる出力データを複数ビッ
トのカウンタ出力データとするカウンタ部と、カウンタ
部から得られるカウンタ出力データについてのビット位
置変換を施して、アドレスデータを得るビット位置変換
部とを備えて構成される。
【0032】このように構成される本願の特許請求の範
囲における請求項1から請求項4までのいずれかに記載
された発明に係るFFT演算処理回路にあっては、FF
T演算部における複数ステージの夫々毎のバタフライ演
算過程にあたって必要とされる、メモリ手段からのデー
タ信号の読出し及びバタフライ演算により得られるデー
タ信号のメモリ手段への書込みのための、メモリ手段に
ついてのアドレスデータが、アドレス発生部から得ら
れ、そのアドレス発生部が、加算データ供給部と、出力
レジスタ部、及び、出力レジスタ部から得られる出力デ
ータと加算データ供給部から供給される加算データとの
加算を行い、それにより得られる加算出力データを出力
レジスタ部に供給する加算部を含んで成り、出力レジス
タ部から得られる出力データを複数ビットのカウンタ出
力データとするカウンタ部と、カウンタ部から得られる
カウンタ出力データについてのビット位置変換を施して
アドレスデータを得るビット位置変換部とを備えて構成
される。
【0033】そして、アドレス発生部によってアドレス
データが得られるにあたり、アドレス発生部に備えられ
るビット位置変換部は、例えば、カウンタ部から得られ
るカウンタ出力データについてのビット位置変換の態様
を、FFT演算部における各ステージのバタフライ演算
過程に対応する期間毎に変化させる。
【0034】このようにされる本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項4までのいずれかに記載され
た発明に係るFFT演算処理回路にあっては、FFT演
算部における複数ステージの夫々毎のバタフライ演算過
程にあたって必要とされる、データ信号の読出し及び書
込みがなされるメモリ手段における読出アドレスの指定
及び書込アドレスの指定を、複数のステージ毎に異なる
アドレスについて行い、また、メモリ手段の読出アドレ
ス及び書込アドレスとして指定されるアドレスを、FF
T演算のポイント数の変化に応じて変化するものとなす
アドレス制御が、極めて複雑な演算処理が要求されず、
比較的簡単で小規模な構成を有したアドレス発生部が用
いられて、容易かつ確実に行われることになる。
【0035】
【発明の実施の形態】図2は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項4までのいずれかに記載され
た発明に係るFFT演算処理回路の一例を示す。この図
2に示される例は、前述の図6に示されるディジタル音
声放送信号受信機におけるFFT差動復調部25を構成
すべく用いられる。
【0036】図2に示されるFFT演算処理回路の例に
あっては、図6に示されるディジタル音声放送信号受信
機に含まれる直交復調部24において、OFDM変調波
信号であるディジタル音声放送信号がディジタルIF信
号DIDとされたもとで直交復調処理を受け、それによ
り直交復調部24から得られる一対の直交復調出力信号
であるIデータ信号DI及びQデータ信号DQが、夫
々、端子51及び52を通じて、入力バッファメモリ部
53及び54に一時的に取り込まれる。そして、入力バ
ッファメモリ部53及び54にIデータ信号DI及びQ
データ信号DQについてのFFT演算に必要とされるだ
けの信号量が蓄えられる毎に、入力バッファメモリ部5
3からIデータ信号DIが読み出されるとともに、入力
バッファメモリ部54からQデータ信号DQが読み出さ
れて、それらがFFT演算部55に供給される。
【0037】入力バッファメモリ部53からのIデータ
信号DIの読出し、及び、入力バッファメモリ部54か
らのQデータ信号DQの読出しは、アドレス発生部56
から送出されて入力バッファメモリ部53及び54に夫
々供給される、アドレスデータDAI及びDAQに従っ
て行われる。アドレス発生部56は、動作制御部60か
らの動作制御信号CAに応じて作動する。
【0038】入力バッファメモリ部53及び54から夫
々読み出されたIデータ信号DI及びQデータ信号DQ
が供給されるFFT演算部55は、複素演算部を形成し
ており、動作制御部60からの動作制御信号CCに応じ
て作動する。そして、FFT演算部55においては、入
力バッファメモリ部53及び54からのIデータ信号D
I及びQデータ信号DQについてのFFT演算が行われ
る。
【0039】FFT演算部55において行われるFFT
演算にあっては、32ポイント,64ポイント,128
ポイント等とされるポイント数が設定される。そして、
ポイント数がNであるFFT演算、即ち、Nポイントの
FFT演算の場合、各ステージがN/2個のバタフライ
演算部によって行われるlog2Nステージのバタフライ演
算によって処理される。従って、FFT演算部55は、
1ステージにつきN/2個であってlog2Nステージ分の
バタフライ演算部、即ち、log2N×N/2個のバタフラ
イ演算部が内蔵されているのである。
【0040】FFT演算部55に内蔵されたlog2N×N
/2個のバタフライ演算部の各々は、例えば、前述され
た図7に示される如くの、一対の入力端43及び44,
一対の出力端45及び46,一対のデータ加算部47及
び48、及び、複素係数部49を含んで形成され、複素
係数部49は、それに対する入力データ信号に、例え
ば、数1に示される如くの、回転因子と称される複素係
数を付与する。
【0041】FFT演算部55において、入力バッファ
メモリ部53及び54から夫々読み出されたIデータ信
号DI及びQデータ信号DQについてのNポイントのF
FT演算が、各ステージがN/2個のバタフライ演算部
によって行われるlog2Nステージのバタフライ演算によ
って処理されるにあたっては、先ず、入力バッファメモ
リ部53及び54からのIデータ信号DI及びQデータ
信号DQが、FFT演算部55を通じて、メモリ手段を
形成するRAM部57に入力複素データ信号として書き
込まれて格納される。そして、その後、FFT演算部5
5において、ステージ0からステージ(log2N−1)ま
での各ステージ毎のN/2個のバタフライ演算部による
バタフライ演算が順次行われる。
【0042】斯かる際には、先ず、ステージ0のバタフ
ライ演算過程がとられ、そのステージ0のバタフライ演
算過程にあっては、RAM部57に、アドレス発生部5
8から送出されるアドレスデータDAZがステージ0用
のものとされて供給され、RAM部57に格納された入
力複素データ信号が、アドレス発生部58からのステー
ジ0用のアドレスデータDAZによって指定されるアド
レス(読出アドレス)から読み出されて、FFT演算部
55に供給される。FFT演算部55においては、RA
M部57から読み出された入力複素データ信号について
の、ステージ0のN/2個のバタフライ演算部によるバ
タフライ演算が行われる。
【0043】ステージ0のバタフライ演算が終了する
と、その結果得られる新たな複素データ信号が、FFT
演算部55からRAM部57に供給される。このとき、
RAM部57にアドレス発生部58から送出されるアド
レスデータDAZが、再度ステージ0用のものとされて
供給され、それにより、RAM部57において、FFT
演算部55からの新たな複素データ信号が、アドレス発
生部58からのステージ0用のアドレスデータDAZに
よって指定される、先に入力複素データ信号が読み出さ
れたアドレスと同じアドレス(書込アドレス)に書き込
まれて格納される。
【0044】斯かる際において、アドレス発生部58
は、動作制御部60からの動作制御信号CBに応じて作
動する。
【0045】続いて、ステージ1からステージ(log2
−1)までの各ステージのバタフライ演算過程が順次と
られる。ステージ1からステージ(log2N−1)までの
各ステージのバタフライ演算過程にあっては、RAM部
57にアドレス発生部58から送出されるアドレスデー
タDAZがステージ1からステージ(log2N−1)まで
の各ステージ用のものとされて供給され、RAM部57
に格納された複素データ信号が、RAM部57における
各ステージ用のアドレスデータDAZによって指定され
るアドレス(読出アドレス)から読み出されて、FFT
演算部55に供給される。FFT演算部55において
は、RAM部57から読み出された複素データ信号につ
いての、ステージ1からステージ(log2N−1)までの
各ステージのN/2個のバタフライ演算部によるバタフ
ライ演算が行われる。
【0046】ステージ1からステージ(log2N−1)ま
での各ステージのバタフライ演算が終了すると、その結
果得られる新たな一対の複素データ信号が、FFT演算
部55からRAM部57に供給される。このとき、RA
M部57にアドレス発生部58から送出されるアドレス
データDAZが、再度ステージ1からステージ(log2
−1)までの各ステージ用のものとされて供給され、そ
れにより、RAM部57において、FFT演算部55か
らの新たな複素データ信号が、各ステージ用のアドレス
データDAZによって指定される、先に複素データ信号
が読み出されたアドレスと同じアドレス(書込アドレ
ス)に書き込まれて格納される。
【0047】斯かるステージ1からステージ(log2N−
1)までの各ステージのバタフライ演算に際しても、ア
ドレス発生部58は、動作制御部60からの動作制御信
号CBに応じて作動する。
【0048】そして、FFT演算部55においてステー
ジ(log2N−1)のバタフライ演算過程が終了すると、
そのステージ(log2N−1)のバタフライ演算過程にお
いてRAM部57に書き込まれて格納された複素データ
信号が、RAM部57から読み出され、FFT演算部5
5から、Iデータ信号DI及びQデータ信号DQについ
てのFFT演算が行われて得られる出力複素データDI
F及びDQFとして、端子61及び62に導出される。
【0049】斯かる際において、動作制御信号CA,C
B及CCを送出してアドレス発生部56,アドレス発生
部58及びFFT演算部55の動作制御を行う動作制御
部60は、プログラム格納メモリ部59から供給される
プログラムデータDPRがあらわす動作プログラムに従
って作動する。プログラム格納メモリ部59から動作制
御部60へのプログラムデータDPRの供給は、動作制
御部60からプログラム格納メモリ部59に供給される
メモリ制御信号CMに応じて行われる。
【0050】上述の如くの動作状況のもとで、アドレス
発生部58は、RAM部57に供給するアドレスデータ
DAZを、ステージ1からステージ(log2N−1)まで
の各ステージ毎に、N/2個のバタフライ演算部の各々
の一対の入力端に供給される複素データの実数部及び虚
数部が読み出されるべきアドレス、及び、各バタフライ
演算部における回転因子の実数部及び虚数部が読み出さ
れるべきアドレスを指定し、また、N/2個のバタフラ
イ演算部の各々の一対の出力端に得られる複素データの
実数部及び虚数部が書き込まれるべきアドレス、及び、
各バタフライ演算部における回転因子の実数部及び虚数
部が書き込まれるべきアドレスを指定するものとして送
出する。
【0051】このようなアドレス発生部58は、具体的
には、例えば、図1に示される如くに構成される。図1
に示されるアドレス発生部58の具体例は、加算データ
供給部71,カウンタ部72及びビット位置変換部73
を含んで構成され、ビット位置変換部73の出力端に接
続された出力端子74に、RAM部57に供給されるア
ドレスデータDAZが導出される。
【0052】カウンタ部72及びビット位置変換部73
には、端子77を通じて、図2に示される動作制御部6
0からの動作制御信号CBが供給されており、カウンタ
部72及びビット位置変換部73は、動作制御信号CB
による制御のもとで動作する。
【0053】加算データ供給部71は、例えば、“1”
をあらわすものとされる加算データDAAをカウンタ部
72に供給する。カウンタ部72は、加算部75と出力
レジスタ部76とを含んで構成されており、加算部75
には、加算データ供給部71からの加算データDAAと
出力レジスタ部76から得られる出力データDROとが
供給される。出力レジスタ部76には、加算部75から
の加算出力データが供給されるとともに、端子78を通
じてクロックパルス信号Pcが供給されており、出力レ
ジスタ部76は、加算部75からの加算出力データをク
ロックパルス信号Pcに応じて順次取り込んで出力デー
タDROを形成し、その出力データDROをカウンタ部
72から得られるカウンタ出力データとして導出する。
【0054】加算部75にあっては、動作制御部60か
らの動作制御信号CBにより設定される、FFT演算部
55におけるステージ1からステージ(log2N−1)ま
での各ステージのバタフライ演算過程に対応する期間に
おいて、出力レジスタ部76からクロックパルス信号P
cに応じて新たな出力データDROが得られる毎に、そ
の新たな出力データDROに加算データ供給部71から
の“1”をあらわすものとされる加算データDAAが加
算されて、加算出力データが形成され、その加算出力デ
ータが出力レジスタ部76に供給される。それにより、
加算部75は、FFT演算部55におけるステージ1か
らステージ(log2N−1)までの各ステージのバタフラ
イ演算過程に対応する期間において、加算データDAA
があらわす“1”づつ増大していく加算出力データを順
次出力レジスタ部76に供給することになる。
【0055】その結果、出力レジスタ部76からは、F
FT演算部55におけるステージ1からステージ(log2
N−1)までの各ステージのバタフライ演算過程に対応
する期間に、クロックパルス信号Pcに応じて、順次
“1”づつ増大していく出力データDROが得られ、そ
れがカウンタ部72から得られるカウンタ出力データと
してビット位置変換部73に供給される。
【0056】ビット位置変換部73は、カウンタ部72
から得られるカウンタ出力データ、即ち、出力レジスタ
部76からの出力データDROについてのビット位置変
換を、動作制御部60からの動作制御信号CBにより設
定される、FFT演算部55におけるステージ1からス
テージ(log2N−1)までの各ステージのバタフライ演
算過程に対応する期間毎に変化する変換態様をもって行
う。そして、ビット位置変換部73は、ビット位置変換
がなされたカウンタ出力データ、即ち、ビット位置変換
がなされた出力データDROを、アドレスデータDAZ
として、出力端子74に導出し、図2に示されるRAM
部57に供給する。
【0057】ビット位置変換部73が、カウンタ出力デ
ータについて、FFT演算部55におけるステージ1か
らステージ(log2N−1)までの各ステージのバタフラ
イ演算過程に対応する期間毎に変化する変換態様をもっ
て行うビット位置変換は、例えば、図3に示される如く
とされる。
【0058】図3に示されるビット位置変換の例は、カ
ウンタ部72から得られるカウンタ出力データがビット
“0”からビット“11”までの12ビット構成をとる
ものとされている。この例の場合、FFT演算部55に
おけるステージ0のバタフライ演算過程に対応する期間
においては、カウンタ出力データを形成する12ビット
(カウンタ出力ビット)が、図3のAに示される如く、
そのまま、即ち、実質的に位置の変換を受けることな
く、アドレスデータDAZを形成する12ビット(アド
レスビット)とされる。
【0059】続いて、FFT演算部55におけるステー
ジ1のバタフライ演算過程に対応する期間においては、
カウンタ出力ビットが、図3のBに示される如くに、ビ
ット“0”とビット“1”との組、及び、ビット“2”
とビット“3”との組の夫々の位置が変換されて、アド
レスビットとされる。FFT演算部55におけるステー
ジ2のバタフライ演算過程に対応する期間においては、
カウンタ出力ビットが、図3のCに示される如くに、ビ
ット“0”とビット“1”との組、ビット“2”とビッ
ト“3”との組、及び、ビット“4”とビット“5”と
の組の夫々の位置が変換されて、アドレスビットとされ
る。FFT演算部55におけるステージ3のバタフライ
演算過程に対応する期間においては、カウンタ出力ビッ
トが、図3のDに示される如くに、ビット“0”とビッ
ト“1”との組、ビット“2”とビット“3”との組,
ビット“4”とビット“5”との組、及び、ビット
“6”とビット“7”との組の夫々の位置が変換され
て、アドレスビットとされる。FFT演算部55におけ
るステージ4のバタフライ演算過程に対応する期間にお
いては、カウンタ出力ビットが、図3のEに示される如
くに、ビット“0”とビット“1”との組、ビット
“2”とビット“3”との組、ビット“4”とビット
“5”との組,ビット“6”とビット“7”との組、及
び、ビット“8”とビット“9”との組の夫々の位置が
変換されて、アドレスビットとされる。そして、FFT
演算部55におけるステージ5のバタフライ演算過程に
対応する期間においては、カウンタ出力ビットが、図3
のFに示される如くに、ビット“0”とビット“1”と
の組、ビット“2”とビット“3”との組、ビット
“4”とビット“5”との組,ビット“6”とビット
“7”との組,ビット“8”とビット“9”との組、及
び、ビット“10”とビット“11”との組の夫々の位
置が変換されて、アドレスビットとされる。
【0060】このようにして、カウンタ出力ビットが、
そのままのものとされて、あるいは、相互隣接する2ビ
ットを移動単位とするビット位置変換が行われて得られ
るアドレスビットをもって形成されるアドレスデータD
AZが、ビット位置変換部73から得られる。なお、こ
のとき、FFT演算部55においては、基数4のFFT
演算が行われる。
【0061】このようなカウンタ出力データについての
ビット位置変換を行うビット位置変換部73は、具体的
には、例えば、図4に示される如くに構成される。この
図4に示されるビット位置変換部73の具体構成例は、
“0”から“11”までの、出力レジスタ部76の出力
端におけるビット端子とされる、カウンタ部72の出力
端におけるビット端子(カウンタ部出力ビット端子)
と、“0”から“11”までのビット位置変換部73の
出力端におけるビット端子(出力ビット端子)との間
に、接続された12個のスイッチS0,S1,S2,・
・・・・,S11が設けられ、それらが図示される如く
に接続されて構成されている。そして、相互隣接するス
イッチS0とスイッチS1とが夫々有する可動接点,相
互隣接するスイッチS2とスイッチS3とが夫々有する
可動接点,相互隣接するスイッチS4とスイッチS5と
が夫々有する可動接点,相互隣接するスイッチS6とス
イッチS7とが夫々有する可動接点,相互隣接するスイ
ッチS8とスイッチS9とが夫々有する可動接点、及
び、相互隣接するスイッチS10とスイッチS11とが
夫々有する可動接点の各々が連動するものとされる。
【0062】スイッチS0〜S11の各々には、その可
動接点が選択的に接続される3個の選択接点が設けられ
ており、図2に示される動作制御部60からの動作制御
信号CBに応じて、スイッチS0〜S11の夫々におけ
る可動接点が3個の選択接点のうちの一つに適宜接続さ
れることにより、上述のカウンタ出力データについての
ビット位置変換が行われる。
【0063】図4に示されるビット位置変換部73の具
体的は、FFT演算部55において、基数4のFFT演
算が行われる場合にとられるものであるが、FFT演算
部55においては、基数4のFFT演算が行われる状態
と基数2のFFT演算が行われる状態とが、選択的にと
られることもある。図5は、ビット位置変換部73の他
の具体構成例であって、FFT演算部55において基数
4のFFT演算と基数2のFFT演算とが選択的に行わ
れるもとで用いられるものを示す。
【0064】この図5に示されるビット位置変換部73
の具体構成例にあっては、“0”から“11”までの中
間ビット端子が設けられていて、斯かる“0”から“1
1”までの中間ビット端子と、“0”から“11”まで
のビット位置変換部73の出力端におけるビット端子
(出力ビット端子)との間に、図4に示されるものと同
様な、12個のスイッチS0,S1,S3,・・・・
・,S11が設けられ、それらが図示される如くに接続
されるとともに、“0”から“11”までの、出力レジ
スタ部76の出力端におけるビット端子とされる、カウ
ンタ部72の出力端におけるビット端子(カウンタ部出
力ビット端子)のうちのカウンタ部出力ビット端子
“0”と中間ビット端子“0”とが相互連結され、さら
に、カウンタ部出力ビット端子“1”〜“11”と中間
ビット端子“1”〜“11”との間に、11個のスイッ
チW1,W2,W3,・・・・・,W11が設けられ、
それらが図示される如くに接続されて構成されている。
【0065】そして、相互隣接するスイッチS0とスイ
ッチS1とが夫々有する可動接点,相互隣接するスイッ
チS2とスイッチS3とが夫々有する可動接点,相互隣
接するスイッチS4とスイッチS5とが夫々有する可動
接点,相互隣接するスイッチS6とスイッチS7とが夫
々有する可動接点,相互隣接するスイッチS8とスイッ
チS9とが夫々有する可動接点、及び、相互隣接するス
イッチS10とスイッチS11とが夫々有する可動接点
の各々が連動するものとされる。また、11個のスイッ
チW1〜W11の全部における可動接点が連動するもの
とされる。
【0066】スイッチS0〜S11の各々には、その可
動接点が選択的に接続される3個の選択接点が設けられ
ている。また、スイッチW1〜W11の夫々には、その
可動接点が選択的に接続される2個の選択接点が設けら
れている。
【0067】スイッチW1〜W11の夫々における可動
接点は、図2に示される動作制御部60からの動作制御
信号CBに応じて、FFT演算部55において基数4の
FFT演算が行われるときには、図5において実線によ
り示される位置をとり、また、FFT演算部55におい
て基数2のFFT演算が行われるときには、図5におい
て破線により示される位置をとる。
【0068】そして、スイッチW1〜W11の夫々にお
ける可動接点が 図5において実線もしくは破線により
示される位置をとるもとで、動作制御部60からの動作
制御信号CBに応じて、スイッチS0〜S11の夫々に
おける可動接点が3個の選択接点うちの一つに適宜接続
されることにより、FFT演算部55において基数4の
FFT演算もしくは基数2のFFT演算が行われるもと
で、前述の如くのカウンタ出力データについてのビット
位置変換が行われる。
【0069】上述の如くに、アドレス発生部58が、例
えば、図1に示される如くの具体構成を有するものとさ
れ、しかも、斯かる具体構成に含まれるビット位置変換
部73が、例えば、図4もしくは図5に示される如くの
具体構成を有するものとされることにより、図2に示さ
れるFFT演算処理回路の例にあっては、FFT演算部
55において行われる、各ステージがN/2個のバタフ
ライ演算部によって行われるlog2Nステージのバタフラ
イ演算によって処理されるFFT演算のため必要とされ
る、RAM部57に対するアドレスデータDAZを、極
めて複雑な演算処理が要求されず、比較的簡単で小規模
な構成を有したアドレス発生部58を用いて、容易かつ
確実に行うことができることになる。
【0070】
【発明の効果】本願の特許請求の範囲における請求項1
から請求項4までのいずれかに記載された発明に係るF
FT演算処理回路によれば、FFT演算部における複数
ステージの夫々毎のバタフライ演算過程にあたって必要
とされる、データ信号の読出し及び書込みがなされるメ
モリ手段における読出アドレスの指定及び書込アドレス
の指定を、複数のステージ毎に異なるアドレスについて
行い、また、メモリ手段の読出アドレス及び書込アドレ
スとして指定されるアドレスを、FFT演算のポイント
数の変化に応じて変化するものとなすアドレス制御を、
極めて複雑な演算処理が要求されず、比較的簡単で小規
模な構成を有したアドレス発生部を用いて、容易かつ確
実に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項4までのいずれかに記載された発明に係るFFT
演算処理回路の一例に備えられるアドレス発生部に含ま
れるアドレス制御部の具体構成例を示すブロック構成図
である。
【図2】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項4までのいずれかに記載された発明に係るFFT
演算処理回路の一例の具体構成例を示すブロック構成図
である。
【図3】 図1に示されるアドレス発生部の具体構成例
に含まれるビット位置変換部の一例の動作説明に供され
る概念図である。
【図4】 図1に示されるアドレス発生部の具体構成例
に含まれるビット位置変換部の一例の具体構成例を示す
回路構成図である。
【図5】 図1に示されるアドレス発生部の具体構成例
に含まれるビット位置変換部の他の例の具体構成例を示
す回路構成図である。
【図6】 図2に示される本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項4までのいずれかに記載された発
明に係るFFT演算処理回路の一例が適用されるディジ
タル音声放送信号受信機の一例を示すブロック構成図で
ある。
【図7】 FFT演算処理に用いられるバタフライ演算
部の説明に供される回路接続図である。
【符号の説明】
21・・・アンテナ,22・・・選局受信部,23・・
・A/D変換部,24・・・直交復調部,25・・・F
FT差動復調部,26・・・ビタビ復号部,27,30
・・・プログラム選択部,28・・・タイム・ディイン
ターリーブ部,31・・・高能率復号化部,32・・・
D/A変換部,33・・・復合化部,40・・・制御ユ
ニット,41・・・入力操作部,53,54・・・入力
バッファメモリ部,55・・・FFT演算部,56,5
8・・・アドレス発生部,57・・・RAM部,59・
・・プログラム格納メモリ部,60動作制御部,71・
・・加算データ供給部,72・・・カウンタ部,73・
・・ビット位置変換部,75・・・加算部,76・・・
出力レジスタ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ手段に格納されたデータ信号に、各
    ステージが複数個のバタフライ演算部によって行われる
    複数ステージのバタフライ演算による高速フーリエ変換
    演算を施すにあたり、各ステージのバタフライ演算過程
    毎に、上記メモリ手段からのデータ信号の読出し、読み
    出されたデータ信号についての上記各ステージのバタフ
    ライ演算、及び、該バタフライ演算により得られるデー
    タ信号の上記メモリ手段への書込みを行う高速フーリエ
    変換演算部と、上記メモリ手段からのデータ信号の読出
    し及び上記メモリ手段へのデータ信号の書込みにあたっ
    て必要とされる、上記メモリ手段についてのアドレスデ
    ータを発生するアドレス発生部と、 上記高速フーリエ変換演算部及びアドレス発生部に対す
    る動作制御を行う動作制御部とを備え、 上記アドレス発生部が、加算データ供給部と、出力レジ
    スタ部、及び、該出力レジスタ部から得られる出力デー
    タと上記加算データ供給部から供給される加算データと
    の加算を行い、該加算により得られる加算出力データを
    上記出力レジスタ部に供給する加算部を含んで成り、上
    記出力レジスタ部から得られる出力データを複数ビット
    のカウンタ出力データとするカウンタ部と、該カウンタ
    部から得られる上記カウンタ出力データについてのビッ
    ト位置変換を施して、上記アドレスデータを得るビット
    位置変換部とを備えて構成されることを特徴とする高速
    フーリエ変換演算処理回路。
  2. 【請求項2】ビット位置変換部が、カウンタ部から得ら
    れるカウンタ出力データについてのビット位置変換の態
    様を、高速フーリエ変換演算部における各ステージのバ
    タフライ演算過程に対応する期間毎に変化させることを
    特徴とする請求項1記載の高速フーリエ変換演算処理回
    路。
  3. 【請求項3】ビット位置変換部が、カウンタ部から得ら
    れるカウンタ出力データについてのビット位置変換を、
    相互隣接する2ビットを移動単位として行うことを特徴
    とする請求項2記載の高速フーリエ変換演算処理回路。
  4. 【請求項4】加算データ供給部が、“1”をあらわす加
    算データを供給し、加算部が、高速フーリエ変換演算部
    における各ステージのバタフライ演算過程に対応する期
    間において、“1”づつ増加していく加算出力データを
    順次出力レジスタ部に供給することを特徴とする請求項
    2または3記載の高速フーリエ変換演算処理回路。
JP10125776A 1998-05-08 1998-05-08 高速フーリエ変換演算処理回路 Pending JPH11328158A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008530651A (ja) * 2005-02-08 2008-08-07 エヌエックスピー ビー ヴィ 高速シフト演算用の低電力レジスタアレイ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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