JP5686241B2 - 受信装置、受信方法、およびプログラム - Google Patents

受信装置、受信方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、受信方法、およびプログラムに関し、特に、フーリエ変換の結果と逆フーリエ変換の結果が信号処理に必要な場合において、回路規模を小さくすることができるようにした受信装置、受信方法、およびプログラムに関する。
地上デジタル放送の変調方式として直交周波数分割多重方式(OFDM方式:Orthogonal Frequency Division Multiplexing方式)が用いられている。OFDM方式は、多数の直交搬送波を用い、各搬送波をPSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)で変調する方式をいう。OFDMなどの放送信号を受信する受信装置においては、データを復調する際にフーリエ変換処理と逆フーリエ変換処理が行われる。
図1は、従来の受信装置に設けられる復調部の構成を示す図である。
図1の復調部1は、フーリエ変換処理部11、除算部12、ノイズ検出部13、逆フーリエ変換処理部14、チャネル推定部15、およびフーリエ変換処理部16から構成される。IF信号を所定の周波数のキャリア信号を用いて直交復調し、直交復調によって得られたベースバンドのOFDM信号がフーリエ変換処理部11に入力される。
フーリエ変換処理部11に入力された信号は、FFT(Fast Fourier Transform)演算が行われる前の時間領域の信号である。フーリエ変換処理部11に入力された時間領域の信号は、直交復調された結果、実軸成分(I信号)と虚軸(Q信号)を含んだ信号であり、送信対象のデータとチャネル状態を表すインパルス応答とを掛け合わせた信号になっている。
フーリエ変換処理部11は、入力されたOFDMの時間領域の信号に対してフーリエ変換を行い、フーリエ変換結果を表す信号を出力する。フーリエ変換処理部11から出力される信号はFFT演算後の周波数領域の信号である。
除算部12は、フーリエ変換処理部11から供給された周波数領域の信号をフーリエ変換処理部16から供給された信号で割り算することによってチャネルの歪み成分を除去する。除算部12により歪み成分が除去されることによって得られた周波数領域の信号はノイズ検出部13に供給されるとともに、復調部1の後段に設けられる誤り訂正部などに供給される。
ノイズ検出部13は、除算部12から供給された周波数領域の信号に含まれるノイズ成分を検出し、検出結果を表す信号を逆フーリエ変換処理部14に出力する。
逆フーリエ変換処理部14は、ノイズ検出部13から供給された周波数領域の信号に対して逆フーリエ変換を行い、逆フーリエ変換結果を表す信号をチャネル推定部15に出力する。逆フーリエ変換処理部14から出力された信号は時間領域の信号である。
チャネル推定部15は、逆フーリエ変換処理部14から供給された時間領域の信号に基づいてチャネルの状態を推定し、推定結果を表す信号をフーリエ変換処理部16に出力する。チャネル推定部15からは、チャネルの状態の推定結果を表す信号として、所定の区間内に含まれるメインパス、プリエコー、ポストエコーの位置を表す時間領域の信号が出力される。
フーリエ変換処理部16は、チャネル推定部15から供給された時間領域の信号に対してフーリエ変換を行い、フーリエ変換結果を表す周波数領域の信号を除算部12に出力する。
このように、復調部1においては、フーリエ変換処理部11から出力された信号の等化を行うために、逆フーリエ変換処理部14において逆フーリエ変換が行われ、フーリエ変換処理部16においてフーリエ変換が行われる。
図2は、図1のフーリエ変換処理部16の構成を示す図である。
フーリエ変換処理部16は、制御部21、入力用メモリ22、フーリエ変換演算部23、および出力用メモリ24から構成される。フーリエ変換処理部16に対しては、チャネル推定部15から出力された時間領域の信号によって表されるデータがフーリエ変換用データとして入力される。
フーリエ変換用データx(n)は入力用メモリ22のアドレスnに格納される。ここで、nは時刻を表し、フーリエ変換用の先頭のデータが入力された時刻をn=0とする。アドレスnは制御部21により指定される。
フーリエ変換に必要なデータ数をNとし、N個のフーリエ変換用データが入力用メモリ22に格納された場合、フーリエ変換演算部23は、入力用メモリ22に格納されたデータを用いてフーリエ変換を行う。フーリエ変換演算部23によるフーリエ変換は下式(1)により表される。
Figure 0005686241
式(1)のjは虚数単位である。x(n)(n=0,1,…,N-1)は、入力用メモリ22に格納されたフーリエ変換用データを表し、X(k)(k=0,1,…,N-1)はフーリエ変換結果を表す。なお、データ数Nに依存して式(1)を変形することによってフーリエ変換をより簡単な形で表すことも可能であるが、その説明は省略する。
フーリエ変換演算部23から出力されたN個のフーリエ変換結果X(k)は、出力用メモリ24のアドレスkに格納される。アドレスkは制御部21により指定される。
フーリエ変換結果が出力用メモリ24に全て格納されたとき、出力用メモリ24のアドレス0からアドレスN-1までのそれぞれのアドレスに格納されているデータが順に読み出される。読み出しアドレスは制御部21により指定される。出力用メモリ24からは、周波数インデックス順に、X(0),X(1),…,X(N-1)の各データが出力される。
図3は、図1の逆フーリエ変換処理部14の構成を示す図である。
逆フーリエ変換処理部14は、制御部31、入力用メモリ32、逆フーリエ変換演算部33、および出力用メモリ34から構成される。逆フーリエ変換処理部14に対しては、ノイズ検出部13から出力された周波数領域の信号によって表されるデータが逆フーリエ変換用データとして入力される。
逆フーリエ変換用データY(k)は入力用メモリ32のアドレスkに格納される。ここで、kは周波数インデックスを表し、逆フーリエ変換用の先頭のデータの周波数インデックスをk=0とする。アドレスkは制御部31により指定される。
逆フーリエ変換に必要なデータ数をNとし、N個の逆フーリエ変換用データが入力用メモリ32に格納された場合、逆フーリエ変換演算部33は、入力用メモリ32に格納されたデータを用いて逆フーリエ変換を行う。逆フーリエ変換演算部33による逆フーリエ変換は下式(2)により表される。
Figure 0005686241
式(2)のjは虚数単位である。Y(k)(k=0,1,…,N-1)は、入力用メモリ32に格納された逆フーリエ変換用データを表し、y(n)(n=0,1,…,N-1)は逆フーリエ変換結果を表す。なお、データ数Nに依存して式(2)を変形することによって逆フーリエ変換をより簡単な形で表すことも可能であるが、その説明は省略する。
逆フーリエ変換演算部33から出力されたN個の逆フーリエ変換結果y(n)は、出力用メモリ34のアドレスnに格納される。アドレスnは制御部31により指定される。
逆フーリエ変換結果が出力用メモリ34に全て格納されたとき、出力用メモリ34のアドレス0からアドレスN-1までのそれぞれのアドレスに格納されているデータが順に読み出される。読み出しアドレスは制御部31により指定される。出力用メモリ34からは、y(0),y(1),…,y(N-1)の各データが順に出力される。
特開2009−164746号公報
従来の受信装置の復調部には、フーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部が別々に設けられる。フーリエ変換処理部を構成するフーリエ変換演算部と、逆フーリエ変換処理部を構成する逆フーリエ変換演算部は、それぞれの演算を行うために比較的多くのメモリを有している。従って、フーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部を別々に設けることによる回路規模の増大は無視できない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、フーリエ変換の結果と逆フーリエ変換の結果が信号処理に必要な場合において、回路規模を小さくすることができるようにするものである。
本発明の一側面の受信装置は、フーリエ変換の対象となるデータであるフーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、逆フーリエ変換の対象となるデータである逆フーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行う演算手段と、前記演算手段によるフーリエ変換のポイント数をNとして、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたm(m=0,1,…,N-1)番目のデータを、フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力し前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたN-m番目のデータを、逆フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力する制御手段とを備える。
前記フーリエ変換用データまたは前記逆フーリエ変換用データを記憶する入力用の記憶手段と、前記入力用の記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、または、前記入力用の記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する出力用の記憶手段とをさらに設けることができる。この場合、前記制御手段には、前記出力用の記憶手段に記憶されたデータを出力させることができる。
前記フーリエ変換用データを記憶する第1の入力用の記憶手段と、前記逆フーリエ変換用データを記憶する第2の入力用の記憶手段と、前記第1の入力用の記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する第1の出力用の記憶手段と、前記第2の入力用の記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する第2の出力用の記憶手段とをさらに設けることができる。この場合、前記制御手段には、前記第1の出力用の記憶手段または前記第2の出力用の記憶手段に記憶されたデータを出力させることができる。
前記フーリエ変換用データを記憶する第1の入力用の記憶手段と、前記逆フーリエ変換用データを記憶する第2の入力用の記憶手段と、前記第1の入力用の記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、または、前記第2の入力用の記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する出力用の記憶手段とをさらに設けることができる。この場合、前記制御手段には、前記出力用の記憶手段に記憶されたデータを出力させることができる。
前記フーリエ変換用データまたは前記逆フーリエ変換用データを記憶する入力用の記憶手段と、前記入力用の記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する第1の出力用の記憶手段と、前記入力用の記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する第2の出力用の記憶手段とをさらに設けることができる。この場合、前記制御手段には、前記第1の出力用の記憶手段または前記第2の出力用の記憶手段に記憶されたデータを出力させることができる。
前記フーリエ変換用データ、前記逆フーリエ変換用データ、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、および前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータのうちの選択されたデータを記憶する記憶手段と、前記フーリエ変換用データまたは前記逆フーリエ変換用データが入力されたとき、入力された前記フーリエ変換用データまたは前記逆フーリエ変換用データを選択して前記記憶手段に記憶させ、前記演算手段によりフーリエ変換が行われることによって、前記記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、または前記記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータが入力されたとき、入力されたデータを選択して前記記憶手段に記憶させる選択手段とをさらに設けることができる。この場合、前記制御手段には、前記記憶手段に記憶された、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、または前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを出力させることができる。
本発明の一側面の受信方法は、フーリエ変換の対象となるデータであるフーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、逆フーリエ変換の対象となるデータである逆フーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、フーリエ変換のポイント数をNとして、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたm(m=0,1,…,N-1)番目のデータを、フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力し前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたN-m番目のデータを、逆フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、フーリエ変換の対象となるデータであるフーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、逆フーリエ変換の対象となるデータである逆フーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、フーリエ変換のポイント数をNとして、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたm(m=0,1,…,N-1)番目のデータを、フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力し前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたN-m番目のデータを、逆フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面においては、フーリエ変換の対象となるデータであるフーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換が行われ、逆フーリエ変換の対象となるデータである逆フーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換が行われる。また、フーリエ変換のポイント数をNとして、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたm(m=0,1,…,N-1)番目のデータが、フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力され前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたN-m番目のデータが、逆フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力される。
本発明によれば、フーリエ変換の結果と逆フーリエ変換の結果が信号処理に必要な場合において、回路規模を小さくすることができる。
従来の受信装置に設けられる復調部の構成を示す図である。 図1のフーリエ変換処理部の構成を示す図である。 図1の逆フーリエ変換処理部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置の構成例を示す図である。 図4のマルチキャリア復調部の構成例を示す図である。 信号処理部の第1の構成例を示す図である。 図6の信号処理部の処理について説明するフローチャートである。 信号処理部の第2の構成例を示す図である。 図8の信号処理部の処理について説明するフローチャートである。 信号処理部の第3の構成例を示す図である。 図10の信号処理部の処理について説明するフローチャートである。 信号処理部の第4の構成例を示す図である。 図12の信号処理部の処理について説明するフローチャートである。 信号処理部の第5の構成例を示す図である。 図14の信号処理部の処理について説明するフローチャートである。 受信システムの第1実施の形態の構成例を示すブロック図である。 受信システムの第2実施の形態の構成例を示すブロック図である。 受信システムの第3実施の形態の構成例を示すブロック図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
[受信装置の構成例]
図4は、本発明の一実施形態に係る受信装置の構成例を示す図である。
受信装置51は、アンテナ61、チューナ62、A/D変換部63、切替部64、シングルキャリア復調部65、マルチキャリア復調部66、およびコントローラ67により構成される。受信装置51は、例えば、地上デジタル放送の規格であるDTMB規格に対応した受信装置である。
DTMB規格では、データの変調方式として、シングルキャリアを使った変調方式とマルチキャリアを使った変調方式のうちのいずれかを選択することができるようになされている。DTMB規格に対応した受信装置には、シングルキャリアを使った変調方式で伝送されてきたデータを復調するための機能と、マルチキャリアを使った変調方式で伝送されてきたデータを復調するための機能が用意される。
チューナ62は、RF信号を受信し、周波数変換を行って得られたIF信号をA/D変換部63に出力する。
A/D変換部63は、チューナ62から供給された信号に対してA/D変換を施し、得られたデータを出力する。
切替部64は、A/D変換部63から供給されたデータの出力先をコントローラ67による制御に従って切り替える。切替部64は、シングルキャリアを使った変調方式で伝送されてきたデータの復調を行う場合、スイッチ64Aを端子64Bに接続し、A/D変換部63から供給されたデータをシングルキャリア復調部65に出力する。また、切替部64は、マルチキャリアを使った変調方式で伝送されてきたデータの復調を行う場合、スイッチ64Aを端子64Cに接続し、A/D変換部63から供給されたデータをマルチキャリア復調部66に出力する。
シングルキャリア復調部65は、切替部64から供給されたデータをコントローラ67による制御に従って復調し、得られたデータを出力する。
マルチキャリア復調部66は、切替部64から供給されたデータをコントローラ67による制御に従って復調し、得られたデータを出力する。マルチキャリアを使った変調方式としてOFDMが用いられている場合、マルチキャリア復調部66に対しては、A/D変換部63の出力を対象として図示せぬ処理部において行われた直交復調によって得られたベースバンドのOFDM信号が入力される。
シングルキャリア復調部65、またはマルチキャリア復調部66により復調されたデータは、例えば後段の処理部に供給され、誤り訂正等の処理が施される。
コントローラ67は、所定のプログラムを実行し、受信装置51の全体の動作を制御する。例えば、コントローラ67は、受信中のチャネルで用いられている変調方式がシングルキャリアを使った変調方式であるのかマルチキャリアを使った変調方式であるのかに応じて切替部64を制御し、データの出力先を切り替える。また、コントローラ67は、マルチキャリア復調部66に行わせる処理の内容を表すフラグであるフーリエ変換動作フラグをマルチキャリア復調部66に出力する。
図5は、図4のマルチキャリア復調部66の構成例を示す図である。
マルチキャリア復調部66は、フーリエ変換処理部81、除算部82、ノイズ検出部83、信号処理部84、およびチャネル推定部85から構成される。マルチキャリア復調部66には、フーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部が別々に設けられずに、双方の一部、または双方の制御部以外の全てを共用した構成を有する信号処理部84が設けられる。
直交復調によって得られたベースバンドの時間領域の信号であるOFDM信号はフーリエ変換処理部81に入力され、コントローラ67から出力されたフーリエ変換動作フラグは信号処理部84に入力される。フーリエ変換処理部81に入力された信号は、送信対象のデータとチャネル状態を表すインパルス応答とを掛け合わせた信号である。
フーリエ変換処理部81は、OFDMの時間領域の信号に対してフーリエ変換を行い、フーリエ変換結果を表す信号を出力する。フーリエ変換処理部81から出力される信号はFFT演算後の周波数領域の信号である。
除算部82は、フーリエ変換処理部81から供給された周波数領域の信号を信号処理部84から供給された信号で割り算することによってチャネルの歪み成分を除去する。除算部82により歪み成分が除去されることによって得られた周波数領域の信号はノイズ検出部83に供給されるとともに、マルチキャリア復調部66の後段に設けられる誤り訂正部などに供給される。
ノイズ検出部83は、除算部82から供給された周波数領域の信号に含まれるノイズ成分を検出し、検出結果を表す信号を信号処理部84に出力する。
信号処理部84は、ノイズ検出部83から供給された周波数領域の信号を対象として逆フーリエ変換処理を行い、逆フーリエ変換処理の結果を表す信号をチャネル推定部85に出力する。チャネル推定部85に対して出力された信号は時間領域の信号である。また、信号処理部84は、チャネル推定部85から供給された時間領域の信号を対象としてフーリエ変換処理を行い、フーリエ変換処理の結果を表す周波数領域の信号を除算部82に出力する。
信号処理部84により行われるフーリエ変換処理は、フーリエ変換用データとして入力されたデータを用いてフーリエ変換を行い、フーリエ変換結果のデータを出力する処理である。一方、逆フーリエ変換処理は、逆フーリエ変換用データとして入力されたデータを用いてフーリエ変換を行い、フーリエ変換結果のデータを、逆フーリエ変換結果のデータとして出力する処理である。
チャネル推定部85は、信号処理部84から供給された時間領域の信号に基づいてチャネルの状態を推定し、推定結果を表す信号を信号処理部84に出力する。チャネル推定部85からは、チャネルの状態の推定結果を表す信号として、所定の区間内に含まれるメインパス、プリエコー、ポストエコーの位置を表す時間領域の信号が出力される。
以下、信号処理部84の構成例と動作について説明する。各実施例では入力データ数を2(フーリエ変換用データと逆フーリエ変換用データを1つずつ)としているが、入力データ数は2に限定されるものではない。
<実施例1>
図6は、信号処理部84の第1の構成例を示す図である。
図2、図3を参照して説明したように、フーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部には、それぞれ、制御部以外の構成として入力用メモリ、演算部(フーリエ変換演算部または逆フーリエ変換演算部)、および出力用メモリが設けられる。図6の信号処理部84は、それらの3つの構成を全て共有してフーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部の双方の機能を実現するものである。
図6の信号処理部84は、制御部91、入力信号選択部92、入力用メモリ93、フーリエ変換演算部94、および出力用メモリ95から構成される。入力信号選択部92に対しては、チャネル推定部85から出力された時間領域の信号によって表されるデータがフーリエ変換用データとして入力される。また、ノイズ検出部83から出力された周波数領域の信号によって表されるデータが逆フーリエ変換用データとして入力される。コントローラ67から出力されたフーリエ変換動作フラグは制御部91と入力信号選択部92に入力される。
フーリエ変換動作フラグにはHまたはLが設定される。フーリエ変換動作フラグがHであることはフーリエ変換用データが入力されるためにフーリエ変換処理を行うことを表し、Lであることは逆フーリエ変換用データが入力されるために逆フーリエ変換処理を行うことを表す。フーリエ変換のポイント数(フーリエ変換に必要なデータ数)をNとする。
入力信号選択部92は、フーリエ変換動作フラグがHのとき、入力されたフーリエ変換用データx(n)(n=0,1,…,N-1)を選択し、出力する。nは時刻を表し、フーリエ変換用の先頭のデータが入力された時刻をn=0とする。
また、入力信号選択部92は、フーリエ変換動作フラグがLのとき、入力された逆フーリエ変換用データY(k)(k=0,1,…,N-1)を選択し、出力する。kは周波数インデックスを表し、逆フーリエ変換用の先頭のデータの周波数インデックスをk=0とする。
入力信号選択部92から出力されたデータをa(i)(i=0,1,…,N-1)とすると、a(i)は下式(3)ように表される。
Figure 0005686241
入力信号選択部92から出力されたデータa(i)は入力用メモリ93のアドレスi(アドレスiにより特定される記憶領域)に格納される。アドレスiは制御部91により指定される。
フーリエ変換に必要なN個のデータa(i)が入力用メモリ93に格納された場合、フーリエ変換演算部94は、入力用メモリ93に格納されたデータa(i)を用いてフーリエ変換を行う。フーリエ変換演算部94によるフーリエ変換は下式(4)により表される。
Figure 0005686241
式(4)のjは虚数単位である。a(i)は入力用メモリ93に格納されたフーリエ変換に用いられるデータを表し、A(m)(m=0,1,…,N-1)はフーリエ変換結果を表す。
フーリエ変換演算部94から出力されたN個のフーリエ変換結果A(m)は、出力用メモリ95のアドレスmに格納される。アドレスmは制御部91により指定される。
出力用メモリ95からのデータの読み出し方は、フーリエ変換動作フラグがHでありフーリエ変換処理を行っているのか、フーリエ変換動作フラグがLであり逆フーリエ変換処理を行っているのかによって切り替えられる。
ここで、フーリエ変換と逆フーリエ変換の関係について説明する。
入力データをa(i)としたとき、上述したように、フーリエ変換は式(4)により表される。また、逆フーリエ変換は、演算結果をA'(m)(m=0,1,…,N-1)とすると下式(5)により表される。
Figure 0005686241
式(4)および式(5)より、同じデータa(i)に対してフーリエ変換を施した結果(A(m))と、逆フーリエ変換を施した結果(A'(m))には、下式(6)で表されるような関係がある。なお、A(N)=A(0)であることに注意する。
Figure 0005686241
式(6)は、逆フーリエ変換結果のm番目のデータと、フーリエ変換結果のN-m番目のデータが等しいことを表す。
出力用メモリ95からのデータの読み出し動作の説明に戻る。フーリエ変換動作フラグがHのとき、すなわちフーリエ変換処理を行うときは下式(7)の関係が成り立つ。
Figure 0005686241
従って、下式(8)の関係が成り立つ。
Figure 0005686241
以上より、出力用メモリ95のアドレス0,1,…,N-1の順に読み出せば、フーリエ変換結果X(0),X(1),…,X(N-1)を順に出力することができる。
また、フーリエ変換動作フラグがLのとき、すなわち逆フーリエ変換処理を行うときは下式(9)の関係が成り立つ。
Figure 0005686241
また、上式(6)を考慮すると下式(10)が成り立つ。
Figure 0005686241
以上より、出力用メモリ95のアドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に読み出せば、逆フーリエ変換結果y(0),y(1),…,y(N-1)を順に出力することができる。
このように、信号処理部84においては、フーリエ変換動作フラグがHであり、フーリエ変換処理を行ってフーリエ変換結果を出力する必要がある場合と、フーリエ変換動作フラグがLであり、逆フーリエ変換処理を行って逆フーリエ変換結果を出力する必要がある場合のいずれの場合であっても、演算自体は、フーリエ変換が行われる。逆フーリエ変換結果を出力する必要がある場合には、逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータの読み出し順を替えて、出力用メモリ95からデータが読み出され、読み出された順に出力される。
次に、図7のフローチャートを参照して、図6の信号処理部84の処理について説明する。
ステップS1において、入力信号選択部92は、フーリエ変換動作フラグがHであるか否かを判定する。
フーリエ変換動作フラグがHであるとステップS1において判定した場合、ステップS2において、入力信号選択部92は、入力されたフーリエ変換用データx(n)を選択する。入力信号選択部92は、制御部91による制御に従って、フーリエ変換用データx(n)を入力用メモリ93に記憶(格納)させる。
ステップS3において、フーリエ変換演算部94は、入力用メモリ93に格納されたフーリエ変換用データx(n)を用いてフーリエ変換を行う。
ステップS4において、フーリエ変換演算部94は、制御部91による制御に従って、フーリエ変換結果を出力用メモリ95に記憶させる。
ステップS5において、制御部91は、読み出しアドレスをアドレス0,1,…,N-1の順に指定し、フーリエ変換結果X(k)を出力用メモリ95から順に出力させる。
一方、フーリエ変換動作フラグがHではなくLであるとステップS1において判定した場合、ステップS6において、入力信号選択部92は、入力された逆フーリエ変換用データY(k)を選択する。入力信号選択部92は、制御部91による制御に従って、逆フーリエ変換用データY(k)を入力用メモリ93に記憶させる。
ステップS7において、フーリエ変換演算部94は、入力用メモリ93に格納された逆フーリエ変換用データY(k)を用いてフーリエ変換を行う。
ステップS8において、フーリエ変換演算部94は、制御部91による制御に従って、フーリエ変換結果を出力用メモリ95に記憶させる。
ステップS9において、制御部91は、読み出しアドレスをアドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に指定し、出力用メモリ95に格納されているフーリエ変換結果を逆フーリエ変換結果y(n)として順に出力させる。逆フーリエ変換結果が出力された後、またはステップS5においてフーリエ変換結果が出力された後、処理は終了される。
以上の処理により、フーリエ変換結果を出力する必要があるときにはフーリエ変換結果を出力することができ、逆フーリエ変換結果を出力する必要があるときには逆フーリエ変換結果を出力することができる。これにより、フーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部を別々に設ける場合と較べて、信号処理部84の回路規模を小さくすることが可能になる。
<実施例2>
図8は、信号処理部84の第2の構成例を示す図である。
図8に示す構成は、入力用メモリとして、フーリエ変換用データを格納するためのメモリ(入力1用メモリ102−1)と、逆フーリエ変換用データを格納するためのメモリ(入力2用メモリ102−2)が設けられている点で図6の構成と異なる。また、出力用メモリとして、フーリエ変換処理のときにフーリエ変換結果を格納するためのメモリ(出力1用メモリ105−1)と、逆フーリエ変換処理のときにフーリエ変換結果を格納するためのメモリ(出力2用メモリ105−2)が設けられている点で図6の構成と異なる。図8の信号処理部84は、入力用メモリと演算部と出力用メモリとのうちの、演算部を共有してフーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部の双方の機能を実現するものである。
図8の信号処理部84は、制御部101、入力1用メモリ102−1、入力2用メモリ102−2、入力信号選択部103、フーリエ変換演算部104、出力1用メモリ105−1、および出力2用メモリ105−2から構成される。入力1用メモリ102−1に対しては、チャネル推定部85から出力された時間領域の信号によって表されるデータがフーリエ変換用データとして入力される。また、入力2用メモリ102−2に対しては、ノイズ検出部83から出力された周波数領域の信号によって表されるデータが逆フーリエ変換用データとして入力される。コントローラ67から出力されたフーリエ変換動作フラグは制御部101に入力される。
フーリエ変換動作フラグがHである場合(フーリエ変換処理を行う場合)、入力されたフーリエ変換用データx(n)(n=0,1,…,N-1)が入力1用メモリ102−1のアドレスnに格納される。アドレスnは制御部101により指定される。
一方、フーリエ変換動作フラグがLである場合(逆フーリエ変換処理を行う場合)、入力された逆フーリエ変換用データY(k)(k=0,1,…,N-1)が入力2用メモリ102−2のアドレスkに格納される。アドレスkは制御部101により指定される。
入力信号選択部103は、フーリエ変換動作フラグがHである場合には、入力1用メモリ102−1に格納されているデータを選択し、フーリエ変換動作フラグがLである場合には、入力2用メモリ102−2に格納されているデータを選択する。入力1用メモリ102−1に格納されているデータと入力2用メモリ102−2に格納されているデータのうちのいずれのデータを選択するのかは、制御部101から供給される選択信号により表される。
フーリエ変換演算部104は、入力信号選択部103により選択されたデータa(i)(i=0,1,…,N-1)を用いて上式(4)の演算を行い、フーリエ変換を行う。
フーリエ変換演算部104は、フーリエ変換動作フラグがHである場合には、フーリエ変換結果A(m)(m=0,1,…,N-1)を出力1用メモリ105−1に出力し、出力1用メモリ105−1のアドレスmに格納する。また、フーリエ変換演算部104は、フーリエ変換動作フラグがLである場合には、フーリエ変換結果A(m)を出力2用メモリ105−2に出力し、出力2用メモリ105−2のアドレスmに格納する。アドレスmは制御部101により指定される。
制御部101は、アドレス0,1,…,N-1の順に読み出すことにより、出力1用メモリ105−1からフーリエ変換結果X(0),X(1),…,X(N-1)を出力させる。また、制御部101は、アドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に読み出すことにより、出力2用メモリ105−2に格納されているフーリエ変換を逆フーリエ変換結果y(0),y(1),…,y(N-1)として出力させる。
図8の構成によれば、フーリエ変換用データと逆フーリエ変換用データの入力タイミングが重なっている場合や、演算結果を出力するタイミングが重なっている場合にも対応することができる。また、演算部を共用することによって、回路規模を小さくすることが可能となる。
次に、図9のフローチャートを参照して、図8の信号処理部84の処理について説明する。
ステップS21において、制御部101は、フーリエ変換動作フラグがHであるか否かを判定する。
フーリエ変換動作フラグがHであるとステップS21において判定した場合、ステップS22において、制御部101は、入力されたフーリエ変換用データx(n)を入力1用メモリ102−1に記憶させる。
ステップS23において、入力信号選択部103は、入力1用メモリ102−1に格納されているフーリエ変換用データx(n)を読み出し、フーリエ変換演算部104に出力する。
ステップS24において、フーリエ変換演算部104は、入力信号選択部103から供給されたフーリエ変換用データx(n)を用いてフーリエ変換を行う。
ステップS25において、フーリエ変換演算部104は、制御部101による制御に従って、フーリエ変換結果を出力1用メモリ105−1に出力し、記憶させる。
ステップS26において、制御部101は、読み出しアドレスをアドレス0,1,…,N-1の順に指定し、フーリエ変換結果X(k)を出力1用メモリ105−1から順に出力させる。
一方、フーリエ変換動作フラグがHではなくLであるとステップS21において判定した場合、ステップS27において、制御部101は、入力された逆フーリエ変換用データY(k)を入力2用メモリ102−2に記憶させる。
ステップS28において、入力信号選択部103は、入力2用メモリ102−2に格納されている逆フーリエ変換用データY(k)を読み出し、フーリエ変換演算部104に出力する。
ステップS29において、フーリエ変換演算部104は、入力信号選択部103から供給された逆フーリエ変換用データY(k)を用いてフーリエ変換を行う。
ステップS30において、フーリエ変換演算部104は、制御部101による制御に従って、フーリエ変換結果を出力2用メモリ105−2に出力し、記憶させる。
ステップS31において、制御部101は、読み出しアドレスをアドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に指定し、出力2用メモリ105−2に格納されているフーリエ変換結果を逆フーリエ変換結果y(n)として順に出力させる。逆フーリエ変換結果が出力された後、またはステップS26においてフーリエ変換結果が出力された後、処理は終了される。
<実施例3>
図10は、信号処理部84の第3の構成例を示す図である。
図10に示す構成は、入力用メモリとして、フーリエ変換用データを格納するためのメモリ(入力1用メモリ112−1)と、逆フーリエ変換用データを格納するためのメモリ(入力2用メモリ112−2)が設けられている点で図6の構成と異なる。図10の信号処理部84は、入力用メモリと演算部と出力用メモリとのうちの、演算部と出力用メモリを共有してフーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部の双方の機能を実現するものである。
図10の信号処理部84は、制御部111、入力1用メモリ112−1、入力2用メモリ112−2、入力信号選択部113、フーリエ変換演算部114、および出力用メモリ115から構成される。入力1用メモリ112−1に対しては、チャネル推定部85から出力された時間領域の信号によって表されるデータがフーリエ変換用データとして入力される。また、入力2用メモリ112−2に対しては、ノイズ検出部83から出力された周波数領域の信号によって表されるデータが逆フーリエ変換用データとして入力される。コントローラ67から出力されたフーリエ変換動作フラグは制御部111に入力される。
フーリエ変換動作フラグがHである場合、入力されたフーリエ変換用データx(n)(n=0,1,…,N-1)が入力1用メモリ112−1のアドレスnに格納される。アドレスnは制御部111により指定される。
一方、フーリエ変換動作フラグがLである場合、入力された逆フーリエ変換用データY(k)(k=0,1,…,N-1)が入力2用メモリ112−2のアドレスkに格納される。アドレスkは制御部111により指定される。
入力信号選択部113は、フーリエ変換動作フラグがHである場合には、入力1用メモリ112−1に格納されているデータを選択し、フーリエ変換動作フラグがLである場合には、入力2用メモリ112−2に格納されているデータを選択する。入力1用メモリ112−1に格納されているデータと入力2用メモリ112−2に格納されているデータのうちのいずれのデータを選択するのかは、制御部111から供給される選択信号により表される。
フーリエ変換演算部114は、入力信号選択部113により選択されたデータa(i)(i=0,1,…,N-1)を用いて上式(4)の演算を行い、フーリエ変換を行う。フーリエ変換演算部114は、フーリエ変換結果A(m)(m=0,1,…,N-1)を出力用メモリ115のアドレスmに格納する。アドレスmは制御部111により指定される。
制御部111は、アドレス0,1,…,N-1の順に読み出すことにより、出力用メモリ115からフーリエ変換結果X(0),X(1),…,X(N-1)を出力させる。また、制御部111は、アドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に読み出すことにより、出力用メモリ115に格納されているフーリエ変換結果を逆フーリエ変換結果y(0),y(1),…,y(N-1)として出力させる。
図10の構成によれば、フーリエ変換用データと逆フーリエ変換用データの入力タイミングが重なっている場合にも対応することができる。また、演算部と出力用メモリを共用することによって、回路規模を小さくすることが可能となる。
次に、図11のフローチャートを参照して、図10の信号処理部84の処理について説明する。
ステップS41において、制御部111は、フーリエ変換動作フラグがHであるか否かを判定する。
フーリエ変換動作フラグがHであるとステップS41において判定した場合、ステップS42において、制御部111は、入力されたフーリエ変換用データx(n)を入力1用メモリ112−1に記憶させる。
ステップS43において、入力信号選択部113は、入力1用メモリ112−1に格納されているフーリエ変換用データx(n)を読み出し、フーリエ変換演算部114に出力する。
ステップS44において、フーリエ変換演算部114は、入力信号選択部113から供給されたフーリエ変換用データx(n)を用いてフーリエ変換を行う。
ステップS45において、フーリエ変換演算部114は、制御部111による制御に従って、フーリエ変換結果を出力用メモリ115に記憶させる。
ステップS46において、制御部111は、読み出しアドレスをアドレス0,1,…,N-1の順に指定し、フーリエ変換結果X(k)を出力用メモリ115から順に出力させる。
一方、フーリエ変換動作フラグがHではなくLであるとステップS41において判定した場合、ステップS47において、制御部111は、入力された逆フーリエ変換用データY(k)を入力2用メモリ112−2のアドレスkに記憶させる。
ステップS48において、入力信号選択部113は、入力2用メモリ112−2に格納されている逆フーリエ変換用データY(k)を読み出し、フーリエ変換演算部114に出力する。
ステップS49において、フーリエ変換演算部114は、入力信号選択部113から供給された逆フーリエ変換用データY(k)を用いてフーリエ変換を行う。
ステップS50において、フーリエ変換演算部114は、制御部111による制御に従って、フーリエ変換結果を出力用メモリ115に記憶させる。
ステップS51において、制御部111は、読み出しアドレスをアドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に指定し、出力用メモリ115に格納されているフーリエ変換結果を逆フーリエ変換結果y(n)として順に出力させる。逆フーリエ変換結果が出力された後、またはステップS46においてフーリエ変換結果が出力された後、処理は終了される。
<実施例4>
図12は、信号処理部84の第4の構成例を示す図である。
図12に示す構成は、出力用メモリとして、フーリエ変換処理のときにフーリエ変換結果を格納するためのメモリ(出力1用メモリ125−1)と、逆フーリエ変換処理のときにフーリエ変換結果を格納するためのメモリ(出力2用メモリ125−2)が設けられている点で図6の構成と異なる。図12の信号処理部84は、入力用メモリと演算部と出力用メモリとのうちの、入力用メモリと演算部を共有してフーリエ変換処理部と逆フーリエ変換処理部の双方の機能を実現するものである。
図12の信号処理部84は、制御部121、入力信号選択部122、入力用メモリ123、フーリエ変換演算部124、出力1用メモリ125−1、および出力2用メモリ125−2から構成される。入力信号選択部122に対しては、チャネル推定部85から出力された時間領域の信号によって表されるデータがフーリエ変換用データとして入力される。また、ノイズ検出部83から出力された周波数領域の信号によって表されるデータが逆フーリエ変換用データとして入力される。コントローラ67から出力されたフーリエ変換動作フラグは制御部121と入力信号選択部122に入力される。
入力信号選択部122は、フーリエ変換動作フラグがHである場合、入力されたフーリエ変換用データx(n)(n=0,1,…,N-1)を選択し、出力する。また、入力信号選択部122は、フーリエ変換動作フラグがLである場合、入力された逆フーリエ変換用データY(k)(k=0,1,…,N-1)を選択し、出力する。
入力信号選択部122から出力されたデータa(i)は、入力用メモリ123のアドレスiに格納される。アドレスiは制御部121により指定される。
フーリエ変換演算部124は、入力用メモリ123に格納されているデータa(i)(i=0,1,…,N-1)を用いて上式(4)の演算を行い、フーリエ変換を行う。
フーリエ変換演算部124は、フーリエ変換動作フラグがHである場合には、フーリエ変換結果A(m)(m=0,1,…,N-1)を出力1用メモリ125−1に出力し、出力1用メモリ125−1のアドレスmに格納する。また、フーリエ変換演算部124は、フーリエ変換動作フラグがLである場合には、フーリエ変換結果A(m)を出力2用メモリ125−2に出力し、出力2用メモリ125−2のアドレスmに格納する。アドレスmは制御部121により指定される。
制御部121は、アドレス0,1,…,N-1の順に読み出すことにより、出力1用メモリ125−1からフーリエ変換結果X(0),X(1),…,X(N-1)を出力させる。また、制御部121は、アドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に読み出すことにより、出力2用メモリ125−2に格納されているフーリエ変換結果を逆フーリエ変換結果y(0),y(1),…,y(N-1)として出力させる。
図12の構成によれば、演算結果を出力するタイミングが重なっている場合にも対応することができる。また、入力用メモリと演算部を共用することによって、回路規模を小さくすることが可能となる。
次に、図13のフローチャートを参照して、図12の信号処理部84の処理について説明する。
ステップS61において、入力信号選択部122は、フーリエ変換動作フラグがHであるか否かを判定する。
フーリエ変換動作フラグがHであるとステップS61において判定した場合、ステップS62において、入力信号選択部122は、入力されたフーリエ変換用データx(n)を選択する。入力信号選択部122は、制御部121による制御に従って、フーリエ変換用データx(n)を入力用メモリ123に記憶させる。
ステップS63において、フーリエ変換演算部124は、入力用メモリ123に格納されたフーリエ変換用データx(n)を用いてフーリエ変換を行う。
ステップS64において、フーリエ変換演算部124は、制御部121による制御に従って、フーリエ変換結果を出力1用メモリ125−1に出力し、記憶させる。
ステップS65において、制御部121は、読み出しアドレスをアドレス0,1,…,N-1の順に指定し、フーリエ変換結果X(k)を出力1用メモリ125−1から順に出力させる。
一方、フーリエ変換動作フラグがHではなくLであるとステップS61において判定した場合、ステップS66において、入力信号選択部122は、入力された逆フーリエ変換用データY(k)を選択する。入力信号選択部122は、制御部121による制御に従って、逆フーリエ変換用データY(k)を入力用メモリ123に記憶させる。
ステップS67において、フーリエ変換演算部124は、入力用メモリ123に格納された逆フーリエ変換用データY(k)を用いてフーリエ変換を行う。
ステップS68において、フーリエ変換演算部124は、制御部121による制御に従って、フーリエ変換結果を出力2用メモリ125−2に出力し、記憶させる。
ステップS69において、制御部121は、読み出しアドレスをアドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に指定し、出力2用メモリ125−2に格納されているフーリエ変換結果を逆フーリエ変換結果y(n)として順に出力させる。逆フーリエ変換結果が出力された後、またはステップS65においてフーリエ変換結果が出力された後、処理は終了される。
<実施例5>
図14は、信号処理部84の第5の構成例を示す図である。
図14に示す構成は、入力されたデータの格納と演算結果の格納に用いられるメモリとして1つのメモリ(入出力用メモリ134)が設けられている点で図6の構成と異なる。
図14の信号処理部84は、制御部131、入力信号選択部132、演算信号選択部133、入出力用メモリ134、およびフーリエ変換演算部135から構成される。入力信号選択部132に対しては、チャネル推定部85から出力された時間領域の信号によって表されるデータがフーリエ変換用データとして入力される。また、ノイズ検出部83から出力された周波数領域の信号によって表されるデータが逆フーリエ変換用データとして入力される。コントローラ67から出力されたフーリエ変換動作フラグは制御部131と入力信号選択部132に入力される。
入力信号選択部132は、フーリエ変換動作フラグがHである場合、入力されたフーリエ変換用データx(n)(n=0,1,…,N-1)を選択し、データa(i)(i=0,1,…,N-1)として出力する。また、入力信号選択部132は、フーリエ変換動作フラグがLである場合、入力された逆フーリエ変換用データY(k)(k=0,1,…,N-1)を選択し、データa(i)として出力する。
演算信号選択部133は、フーリエ変換用データまたは逆フーリエ変換データが入力信号選択部132から供給されているときには、供給されたデータa(i)を選択し、データb(i)(i=0,1,…,N-1)として出力する。また、演算信号選択部133は、フーリエ変換結果がフーリエ変換演算部135から供給されているときには、供給されたフーリエ変換結果A(m)(m=0,1,…,N-1)を選択し、b(m)(m=0,1,…,N-1)として出力する。データa(i)とフーリエ変換結果A(m)のうちのいずれのデータを選択するのかは、制御部131から供給される選択信号により表される。
演算信号選択部133から出力されたデータb(i)は、入出力用メモリ134のアドレスiに格納される。アドレスiは制御部131により指定される。同様に、演算信号選択部133から出力されたデータb(m)は、入出力用メモリ134のアドレスmに格納される。アドレスmは制御部131により指定される。
入出力用メモリ134に格納されているデータが入力データのとき、すなわちb(i)=a(i)のとき、フーリエ変換演算部135は、入出力用メモリ134に格納されているデータb(i)をデータa(i)として上式(4)の演算を行い、フーリエ変換を行う。フーリエ変換演算部135によるフーリエ変換結果A(m)は演算信号選択部133に供給される。
一方、入出力用メモリ134に格納されているデータがフーリエ変換結果のとき、すなわちb(m)=A(m)のとき、制御部131は、入出力用メモリ134からデータを読み出し、出力させる。
入出力用メモリ134からのデータの読み出しは、フーリエ変換動作フラグがHである場合には、アドレス0,1,…,N-1の順に読み出すようにして行われる。この場合、フーリエ変換結果X(0),X(1),…,X(N-1)が入出力用メモリ134から出力される。また、フーリエ変換動作フラグがLである場合には、アドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に読み出すようにして入出力用メモリ134からのデータの読み出しが行われる。この場合、入出力用メモリ134に格納されているフーリエ変換結果が、逆フーリエ変換結果y(0),y(1),…,y(N-1)として出力される。
図14の構成によれば、入力用および出力用メモリとして1つのメモリを設けるだけで済み、また、演算部を共用することによって、回路規模を小さくすることが可能となる。
次に、図15のフローチャートを参照して、図14の信号処理部84の処理について説明する。
ステップS81において、入力信号選択部132は、フーリエ変換動作フラグがHであるか否かを判定する。
フーリエ変換動作フラグがHであるとステップS81において判定した場合、ステップS82において、入力信号選択部132は、入力されたフーリエ変換用データx(n)を選択し、出力する。
ステップS83において、演算信号選択部133は、制御部131による制御に従って、入力信号選択部132から供給されたフーリエ変換用データx(n)を選択し、入出力用メモリ134に記憶させる。
ステップS84において、フーリエ変換演算部135は、入出力用メモリ134に格納されたフーリエ変換用データx(n)を用いてフーリエ変換を行う。フーリエ変換結果は演算信号選択部133に供給される。
ステップS85において、演算信号選択部133は、制御部131による制御に従って、フーリエ変換演算部135から供給されたフーリエ変換結果を選択し、入出力用メモリ134に記憶させる。
ステップS86において、制御部131は、読み出しアドレスをアドレス0,1,…,N-1の順に指定し、フーリエ変換結果X(k)を入出力用メモリ134から順に出力させる。
一方、フーリエ変換動作フラグがHではなくLであるとステップS81において判定した場合、ステップS87において、入力信号選択部132は、入力された逆フーリエ変換用データY(k)を選択し、出力する。
ステップS88において、演算信号選択部133は、制御部131による制御に従って、入力信号選択部132から供給された逆フーリエ変換用データY(k)を選択し、入出力用メモリ134に記憶させる。
ステップS89において、フーリエ変換演算部135は、入出力用メモリ134に格納された逆フーリエ変換用データY(k)を用いてフーリエ変換を行う。フーリエ変換結果は演算信号選択部133に供給される。
ステップS90において、演算信号選択部133は、制御部131による制御に従って、フーリエ変換演算部135から供給されたフーリエ変換結果を選択し、入出力用メモリ134に記憶させる。
ステップS91において、制御部131は、読み出しアドレスをアドレス0,N-1,N-2,…,2,1の順に指定し、入出力用メモリ134に格納されているフーリエ変換結果を逆フーリエ変換結果y(n)として順に出力させる。逆フーリエ変換結果のデータが出力された後、またはステップS86においてフーリエ変換結果が出力された後、処理は終了される。
[受信システムに適用した例]
図16は、マルチキャリア復調部66を適用した受信システムの第1実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図16の受信システムは、取得部201、伝送路復号処理部202、および情報源復号処理部203から構成される。
取得部201は、地上デジタル放送、衛星デジタル放送、CATV網、インターネットその他のネットワーク等の図示せぬ伝送路を介して信号を取得し、伝送路復号処理部202に供給する。図5のマルチキャリア復調部66は例えば取得部201に含まれる。
伝送路復号処理部202は、取得部201が伝送路を介して取得した信号に対して、誤り訂正を含む伝送路復号処理を施し、その結果得られる信号を情報源復号処理部203に供給する。
情報源復号処理部203は、伝送路復号処理が施された信号に対して、圧縮された情報を元の情報に伸張し、送信対象のデータを取得する処理を含む情報源復号処理を施す。
すなわち、取得部201が伝送路を介して取得した信号には、画像や音声等のデータ量を少なくするために、情報を圧縮する圧縮符号化が施されていることがある。その場合、情報源復号処理部203は、伝送路復号処理が施された信号に対して、圧縮された情報を元の情報に伸張する処理等の情報源復号処理を施す。
なお、取得部201が伝送路を介して取得した信号に圧縮符号化が施されていない場合、情報源復号処理部203では、圧縮された情報を元の情報に伸張する処理は行われない。ここで、伸張処理としては、例えば、MPEGデコード等がある。また、情報源復号処理には、伸張処理の他、デスクランブル等が含まれることがある。
図16の受信システムは、例えば、デジタルテレビジョン放送を受信するテレビチューナ等に適用することができる。なお、取得部201、伝送路復号処理部202、および情報源復号処理部203は、それぞれ、1つの独立した装置(ハードウェア(IC(Integrated Circuit)等))、又はソフトウェアモジュール)として構成することが可能である。
また、取得部201、伝送路復号処理部202、および、情報源復号処理部203については、それらの3つのセットを1つの独立した装置として構成することが可能である。取得部201と伝送路復号処理部202とのセットを1つの独立した装置として構成することも可能であるし、伝送路復号処理部202と情報源復号処理部203とのセットを1つの独立した装置として構成することも可能である。
図17は、マルチキャリア復調部66を適用した受信システムの第2実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図17に示す構成のうち、図16に示す構成と対応する構成については、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図17の受信システムの構成は、取得部201、伝送路復号処理部202、および情報源復号処理部203を有する点で図16の構成と共通し、出力部211が新たに設けられている点で図16の構成と相違する。
出力部211は、例えば、画像を表示する表示装置や音声を出力するスピーカであり、情報源復号処理部203から出力される信号としての画像や音声等を出力する。すなわち、出力部211は、画像を表示し、あるいは、音声を出力する。
図17の受信システムは、例えば、デジタル放送としてのテレビジョン放送を受信するTVや、ラジオ放送を受信するラジオ受信機等に適用することができる。
なお、取得部201において取得された信号に圧縮符号化が施されていない場合、伝送路復号処理部202が出力する信号が、直接、出力部211に供給される。
図18は、マルチキャリア復調部66を適用した受信システムの第3実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図18に示す構成のうち、図16に示す構成と対応する構成については同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
図18の受信システムの構成は、取得部201、および伝送路復号処理部202を有する点で図16の構成と共通し、情報源復号処理部203が設けられておらず、記録部221が新たに設けられている点で図16の構成と相違する。
記録部221は、伝送路復号処理部202が出力する信号(例えば、MPEGのTSのTSパケット)を、光ディスクや、ハードディスク(磁気ディスク)、フラッシュメモリ等の記録(記憶)媒体に記録する(記憶させる)。
以上のような図18の受信システムは、テレビジョン放送を録画するレコーダ機器等に適用することができる。
なお、情報源復号処理部203を設け、情報源復号処理部203で情報源復号処理が施された後の信号、すなわち、デコードによって得られる画像や音声を記録部221で記録するようにしてもよい。
[コンピュータの構成例]
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図19は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit)251、ROM(Read Only Memory)252、RAM(Random Access Memory)253は、バス254により相互に接続されている。
バス254には、さらに、入出力インタフェース255が接続されている。入出力インタフェース255には、キーボード、マウスなどよりなる入力部256、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部257が接続される。また、入出力インタフェース255には、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部258、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部259、リムーバブルメディア261を駆動するドライブ260が接続される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU251が、例えば、記憶部258に記憶されているプログラムを入出力インタフェース255及びバス254を介してRAM253にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
CPU251が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア261に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供され、記憶部258にインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
51 受信装置, 66 マルチキャリア復調部, 67 コントローラ, 81 フーリエ変換処理部, 82 除算部, 83 ノイズ検出部, 84 信号処理部, 85 チャネル推定部, 91 制御部, 92 入力信号選択部, 93 入力用メモリ, 94 フーリエ変換演算部, 95 出力用メモリ

Claims (8)

  1. フーリエ変換の対象となるデータであるフーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、逆フーリエ変換の対象となるデータである逆フーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行う演算手段と、
    前記演算手段によるフーリエ変換のポイント数をNとして、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたm(m=0,1,…,N-1)番目のデータを、フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力し前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたN-m番目のデータを、逆フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力する制御手段と
    を備える受信装置。
  2. 前記フーリエ変換用データまたは前記逆フーリエ変換用データを記憶する入力用の記憶手段と、
    前記入力用の記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、または、前記入力用の記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する出力用の記憶手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記出力用の記憶手段に記憶されたデータを出力する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記フーリエ変換用データを記憶する第1の入力用の記憶手段と、
    前記逆フーリエ変換用データを記憶する第2の入力用の記憶手段と、
    前記第1の入力用の記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する第1の出力用の記憶手段と、
    前記第2の入力用の記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する第2の出力用の記憶手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の出力用の記憶手段または前記第2の出力用の記憶手段に記憶されたデータを出力する
    請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記フーリエ変換用データを記憶する第1の入力用の記憶手段と、
    前記逆フーリエ変換用データを記憶する第2の入力用の記憶手段と、
    前記第1の入力用の記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、または、前記第2の入力用の記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する出力用の記憶手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記出力用の記憶手段に記憶されたデータを出力する
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記フーリエ変換用データまたは前記逆フーリエ変換用データを記憶する入力用の記憶手段と、
    前記入力用の記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する第1の出力用の記憶手段と、
    前記入力用の記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを記憶する第2の出力用の記憶手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の出力用の記憶手段または前記第2の出力用の記憶手段に記憶されたデータを出力する
    請求項1に記載の受信装置。
  6. 前記フーリエ変換用データ、前記逆フーリエ変換用データ、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、および前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータのうちの選択されたデータを記憶する記憶手段と、
    前記フーリエ変換用データまたは前記逆フーリエ変換用データが入力されたとき、入力された前記フーリエ変換用データまたは前記逆フーリエ変換用データを選択して前記記憶手段に記憶させ、前記演算手段によりフーリエ変換が行われることによって、前記記憶手段に記憶された前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、または前記記憶手段に記憶された前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータが入力されたとき、入力されたデータを選択して前記記憶手段に記憶させる選択手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータ、または前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたデータを出力する
    請求項1に記載の受信装置。
  7. フーリエ変換の対象となるデータであるフーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、逆フーリエ変換の対象となるデータである逆フーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、
    フーリエ変換のポイント数をNとして、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたm(m=0,1,…,N-1)番目のデータを、フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力し前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたN-m番目のデータを、逆フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力する
    ステップを含む受信方法。
  8. フーリエ変換の対象となるデータであるフーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、逆フーリエ変換の対象となるデータである逆フーリエ変換用データを対象としてフーリエ変換を行い、
    フーリエ変換のポイント数をNとして、前記フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたm(m=0,1,…,N-1)番目のデータを、フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力し前記逆フーリエ変換用データを対象としたフーリエ変換によって得られたN-m番目のデータを、逆フーリエ変換の結果のm番目のデータとして出力する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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