JPH11328003A - メモリ制御システム - Google Patents

メモリ制御システム

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JPH11328003A
JPH11328003A JP10135623A JP13562398A JPH11328003A JP H11328003 A JPH11328003 A JP H11328003A JP 10135623 A JP10135623 A JP 10135623A JP 13562398 A JP13562398 A JP 13562398A JP H11328003 A JPH11328003 A JP H11328003A
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JP
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asynchronous
synchronous
waiting time
access cycle
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JP10135623A
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English (en)
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Tadashi Kawaguchi
匡 川口
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な制御および回路構成で、周波数互換性
のある同期式記録媒体および非同期式記録媒体のアクセ
スサイクルを合致させることが可能なメモリ制御システ
ム。 【解決手段】 非同期式記録媒体106のアクセスサイ
クルの待ち時間に対して、同期式記録媒体106のアク
セスサイクルの待ち時間の整合性がないときは、待ち時
間の整合性がとれるように、カウンタ201で同期式記
録媒体106の待ち時間を構成するウェイトサイクルの
分周比を決定して時間間隔が変更された変更クロックを
生成し、この変更クロックとシステムクロック信号とを
セレクタ202で切り替えて出力することにより、同期
式記録媒体106に対してアクセス制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数互換性のあ
る、非同期式および同期式の記録媒体に対して制御可能
なメモリ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリ制御装置を備えたシステム
において、そのシステム内に非同期ROMを使用した場
合には、そのアクセスタイムにウェイトサイクルを挿入
する形でアクセスサイクルを生成している。そして、そ
の非同期ROMを使用する同一のシステムを用いて、同
期ROMを動作させるような場合には、非同期ROMの
動作スペック(specs )で生成したアクセスサイクルに
合致するように、シーケンサを可変にしたり、データ出
力のためのレーテンシー(latency )を可変にすること
によって、データの入出力制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムにおいては、周波数互換性のある同期式ROM
と非同期式ROMとのアクセスサイクルを合致させるた
めに、シーケンサの回路が複雑化したり、場合によって
は、同期ROM側でマッチング(整合)するレーテンシ
ーの設定が不可能となる問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、簡単な制御およ
び回路構成によって、周波数互換性のある同期式記録媒
体および非同期式記録媒体のアクセスサイクルを合致さ
せることが可能なメモリ制御システムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、周波数互換性
のある、非同期式および同期式の記録媒体に対して制御
可能なシステムであって、記録媒体が同期式か非同期式
かを判別する判別手段と、前記記録媒体が同期式記録媒
体であると判別された場合、非同期式記録媒体の動作仕
様を表わす待ち時間を含むアクセスサイクルを記録する
記録手段と、前記記録された非同期式記録媒体のアクセ
スサイクルの待ち時間に対して、前記同期式記録媒体の
アクセスサイクルの待ち時間の整合性があるか否かを比
較する比較手段と、前記待ち時間の整合性がない場合、
当該待ち時間の整合性がとれるように、前記同期式記録
媒体の待ち時間の時間間隔を変更する変更手段とを具え
ることによって、メモリ制御システムを構成する。
【0006】また、本発明は、周波数互換性のある、非
同期式および同期式の記録媒体に対して制御可能なシス
テムであって、前記非同期式および前記同期式の記録媒
体のうち、動作させる側の記録媒体の同期方式を判別す
る判別手段と、前記動作させる側の記録媒体の同期方式
が判別された場合、他方の非動作側の記録媒体の動作仕
様を表わす待ち時間を含むアクセスサイクルを記録する
記録手段と、前記記録された非動作側の記録媒体のアク
セスサイクルの待ち時間に対して、前記動作させる側の
記録媒体のアクセスサイクルの待ち時間の整合性がある
か否かを比較する比較手段と、前記待ち時間の整合性が
ない場合、当該待ち時間の整合性がとれるように、前記
動作させる側の記録媒体の待ち時間の時間間隔を変更す
る変更手段とを具えることによって、メモリ制御システ
ムを構成する。
【0007】また、本発明は、非同期式記録媒体の動作
仕様で、当該非同期式記録媒体、ならびに、当該非同期
式記録媒体と周波数互換性のある同期式記録媒体に対し
て制御可能な装置であって、前記非同期式記録媒体のア
クセスサイクルの待ち時間に対して、前記同期式記録媒
体のアクセスサイクルの待ち時間の整合性がない場合、
前記待ち時間の整合性がとれるように、前記同期式記録
媒体の待ち時間の時間間隔を変更する変更手段を具える
ことによって、メモリ制御装置を構成する。
【0008】また、本発明は、周波数互換性のある、非
同期式および同期式の記録媒体に対して制御可能な制御
方法であって、記録媒体が同期式か非同期式かを判別す
る判別工程と、前記記録媒体が同期式記録媒体と判別さ
れた場合、非同期式記録媒体の動作仕様を表わす待ち時
間を含むアクセスサイクルを記録する記録工程と、前記
記録された非同期式記録媒体のアクセスサイクルの待ち
時間に対して、前記同期式記録媒体のアクセスサイクル
の待ち時間の整合性があるか否かを比較する比較工程
と、前記待ち時間の整合性がない場合、当該待ち時間の
整合性がとれるように、前記同期式記録媒体の待ち時間
の時間間隔を変更する変更工程とを具えることによっ
て、メモリ制御方法を提供する。
【0009】また、本発明は、周波数互換性のある、非
同期式および同期式の記録媒体に対して制御可能な制御
方法であって、前記非同期式および前記同期式の記録媒
体のうち、動作させる側の記録媒体の同期方式を判別す
る工程と、前記動作させる側の記録媒体の同期方式が判
別された場合、他方の非動作側のの記録媒体の動作仕様
を表わす待ち時間を含むアクセスサイクルを記録する工
程と、前記記録された非動作側の記録媒体のアクセスサ
イクルの待ち時間に対して、前記動作させる側の記録媒
体のアクセスサイクルの待ち時間の整合性があるか否か
を比較する工程と、前記待ち時間の整合性がない場合、
当該待ち時間の整合性がとれるように、前記動作させる
側の記録媒体の待ち時間の時間間隔を変更する工程とを
具えることによって、メモリ制御方法を提供する。
【0010】また、本発明は、コンピュータによって、
データ転送の制御をするための制御プログラムを記録し
た記録媒体であって、該制御プログラムはコンピュータ
に、非同期式記録媒体の動作仕様で、当該非同期式記録
媒体、ならびに、当該非同期式記録媒体と周波数互換性
のある同期式記録媒体を動作させる場合において、記録
媒体が同期式か非同期式かを判別させ、前記記録媒体を
同期式記録媒体と判別させたとき、非同期式記録媒体の
動作仕様を表わす待ち時間を含むアクセスサイクルを記
録させ、前記記録させた非同期式記録媒体のアクセスサ
イクルの待ち時間に対して、前記同期式記録媒体のアク
セスサイクルの待ち時間の整合性があるか否かを比較さ
せ、前記待ち時間の整合性がない場合、当該待ち時間の
整合性がとれるように、前記同期式記録媒体の待ち時間
の時間間隔を変更させることによって、データ転送制御
プログラムを記録した記録媒体を提供することができ
る。
【0011】また、本発明は、コンピュータによって、
データ転送の制御をするための制御プログラムを記録し
た記録媒体であって、該制御プログラムはコンピュータ
に、非同期式および同期式の記録媒体のうち、動作させ
る側の記録媒体の同期方式を判別させ、前記動作させる
側の記録媒体の同期方式を判別させた場合、他方の非動
作側の記録媒体の動作仕様を表わす待ち時間を含むアク
セスサイクルを記録させ、前記記録させた非動作側の記
録媒体のアクセスサイクルの待ち時間に対して、前記動
作させる側の記録媒体のアクセスサイクルの待ち時間の
整合性があるか否かを比較させ、前記待ち時間の整合性
がない場合、当該待ち時間の整合性がとれるように、前
記動作させる側の記録媒体の待ち時間の時間間隔を変更
させることによって、データ転送制御プログラムを記録
した記録媒体を提供する。
【0012】ここで、前記変更手段は、前記同期式記録
媒体の待ち時間を構成するウェイトサイクルの分周比を
決定することにより、当該待ち時間のウェイトサイクル
の時間間隔が変更された変更クロック信号を出力するク
ロック変更手段と、前記変更クロック信号とシステムク
ロック信号との切り替え制御を行う切替手段とを有する
ことができる。
【0013】前記変更工程は、前記同期式記録媒体の待
ち時間を構成するウェイトサイクルの分周比を決定する
ことにより、当該待ち時間内のウェイトサイクルの時間
間隔が変更された変更クロック信号を出力する工程と、
前記変更クロック信号と、システムクロック信号との切
り替え制御を行う工程とを有することができる。
【0014】非同期式記録媒体の動作仕様で、当該非同
期式記録媒体と周波数互換性のある同期式記録媒体を動
作させることができる。
【0015】前記非同期式および前記同期式の記録媒体
は、ROMとすることができる。
【0016】前記制御プログラムはコンピュータに、前
記同期式記録媒体の待ち時間を構成するウェイトサイク
ルの分周比を決定させることにより、当該待ち時間内の
ウェイトサイクルの時間間隔が変更された変更クロック
信号を出力させ、前記変更クロック信号と、システムク
ロック信号との切り替え制御をさせることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
詳細に説明する。
【0018】本発明の第1の実施の形態を、図1〜図5
に基づいて説明する。
【0019】まず、本発明に適用されるシステムの構成
について説明する。
【0020】図3および図4は、本システムの構成を示
す。
【0021】本システムは、周波数互換性のある、非同
期式および同期式の記録媒体に対して制御可能なシステ
ムであり、特に、非同期式の記録媒体の動作仕様で、こ
の非同期式の記録媒体と周波数互換性のある同期式の記
録媒体を動作させるものである。
【0022】図3において、101は、メモリ制御装置
である。このメモリ制御装置101は、記録媒体として
のROM106を制御するための全ての機能を有してい
る。このメモリ制御装置101には、シーケンサ102
と、クロック変換部103と、分周回路104とが含ま
れる。
【0023】シーケンサ102は、メモリ制御装置10
1の中で、システムバス110をROM106が専有す
るか否かを決定する調整回路を含み、記録媒体としての
ROM106を動作させるタイミング全般を制御する。
【0024】クロック変換部103は、本システムの基
本的な動作仕様とされる非同期のROM106のアクセ
スサイクルに合致させるように、同期のROMへ出力す
るクロックおよびシーケンサ102の動作クロックを可
変にする。
【0025】分周回路104は、発振回路105から出
力されるオリジナルクロック(ORGCLK)120か
ら、メモリ制御装置101およびシステムバス110に
接続される全てのユニットを動作させるシステムクロッ
ク121を生成する。
【0026】発振回路105は、本システムの原振とな
るオリジナルクロック120を生成する。
【0027】ROM106は、本システムの動作を規定
する制御プログラムや、フォントデータ等が格納さる記
録媒体である。このROM106としては、周波数互換
性のある非同期式、同期式の双方に適用可能である。制
御プログラムとしては、後述する本発明に係る処理を行
う制御プログラムが含まれる。また、このような制御プ
ログラムは、別体として、フロッピーディスク等に記憶
させてもよい。
【0028】また、システムバス110には、バスコン
トローラ107、CPU108、RAM109等が接続
されている。バスコントローラ107は、システムバス
110上のデータの流れを制御する。CPU108は、
本システムの動作全般を制御する。RAM109は、プ
ログラムのスタック待避用として用いられたり、CPU
アクセスおよびダイレクトメモリアクセス(DMA)の
制御結果を格納する読み出し用、書込み用として用いら
れる。
【0029】図4は、クロック変換部103の内部構成
を示す。
【0030】クロック変換部103は、ロード付のカウ
ンタ201と、セレクタ202とから構成される。
【0031】カウンタ201には、発振回路105から
のオリジナルクロック120と、シーケンサ102から
の分周比選択信号122、ロード信号123、カウンタ
EN信号とが入力される。これにより、カウンタ201
からは、変換クロック(CLK)125が出力される。
【0032】また、セレクタ202には、分周回路10
4からのシステムクロック121と、カウンタ201に
より作成された変換クロック125と、シーケンサ10
2からのクロック(CLK)切換信号126とが入力さ
れる。これにより、セレクタ202では、変換クロック
125、システムクロック121が切換制御され、動作
クロック130としてシーケンサ102に出力される。
【0033】そして、シーケンサ102は、動作クロッ
ク130によって動作され、また、この動作クロック1
30は、同期式又は非同期式のROM106を動作させ
る。
【0034】(システム動作)次に、本システムの動作
について説明する。
【0035】図1は、本システムの動作を説明するフロ
ーチャートである。図2は、本システムの動作を説明す
るタイミングチャートである。なお、本システムの動作
を説明するに当たって、図2に示すように、アクセス時
間(アクセスサイクル)Tは、システムの立場から見れ
ば、待ち時間Wと、転送時間Dとに分けられる。以下、
本例では、アクセスサイクルTのうち、本発明に関係す
る、待ち時間Wに注目して説明する。
【0036】まず、図1のフローチャートについて説明
する。
【0037】本システムは、電源が投入されると、CP
U108は、ROM106から制御プログラムを読み取
り、以下の処理を実行する。
【0038】ステップS1では、制御プログラムを起動
させた初期状態において、制御プログラムが格納されて
いるROM106自身が、同期式ROMなのか非同期式
ROMなのかを判別する。通常の場合、ROM106
は、マスクROMに代表される非同期式ROMであるた
め、ステップS2に進む。
【0039】ステップS2では、CPU106は、非同
期式のROM106内に記憶されたコードを判別し、非
同期式のROM106自身のもつ待ち時間(latency )
を読み取る。そして、その待ち時間(latency )に応じ
たウェイトサイクル数(例えば、w1,w2の場合は、
ウェイトサイクル数は2となる)をシステムクロック1
21に挿入する設定をシーケンサ102により行う。こ
のようにして、非同期式のROM106のアクセスサイ
クルを構成することによって、本システムの動作を実行
することができる。なお、非同期式のROM106の動
作スペックは、一般的に、製品毎に規定されている。
【0040】ところで、この非同期のROM106に代
わって、本システムに、読み出し/書き込み可能な同期
式フラッシュROMに代表されるような同期式のROM
を実装する必要が生じる場合がある。この必要が生じる
原因としては、例えば、非同期のROM106内のプロ
グラムに何らかの欠陥があったり、生産時や出荷後に外
部インターフェース(図示せず)から新しいプログラム
をダウンロードして書き換えが可能となるような場合で
ある。
【0041】そして、本システムに同期式のROM10
6を新たに実装した場合、以前実装されていた非同期式
のROM106に対してアクセスサイクルが異なると、
本システムの動作スペックに違いが生じる。さらに、新
たに実装した同期式のROM106の方のアクセスサイ
クルが遅くなるような場合には、本システムの動作その
ものに影響を及ぼしてしまう。
【0042】そこで、本例では、図1のステップS1に
おいて、同期式のROM106と判別された場合には、
ステップS3に進み、以下の処理を順次実行する。
【0043】ステップS3では、以前実装されていた製
品毎に規定された非同期式のROM106のアクセスサ
イクルを記憶手段に記憶させておく。従って、同期式の
ROM106が新たに実装された本システムでは、非同
期式のROM106のアクセスサイクルをそのまま適用
して動作に用いることになる。
【0044】ここでいう、アクセスサイクルとは、RO
M106自身のもつ待ち時間(latency )を含むシステ
ムクロック121のことである。なお、アクセスサイク
ルを記憶する記憶手段としては、電源が未投入時でも、
内容が保持されるものならば、いかなる手段でもよい。
【0045】ステップS4では、システム周波数に応じ
て、同期式のROM106のデータ出力のための待ち時
間(latency )を、その同期式のROM106内のレジ
スタに設定する。なお、この待ち時間は、周波数にしか
依存せず、非同期式のROM106がいかなるスペック
であっても不変である。
【0046】ステップS5では、記憶手段に記憶された
以前実装した非同期式のROM106のアクセスサイク
ルの待ち時間(latency )に対して、同期式のROM1
06の待ち時間(latency )のマッチングがとれるか否
かを調べる。マッチングがとれる場合はステップS6に
進み、マッチングがとれない場合はステップS7に進
む。
【0047】ステップS6では、非同期式のROM10
6と同様なアクセスサイクルをもつ動作クロック130
をシーケンサ102から出力することによって、同期式
のROM106を動作させる。
【0048】一方、ステップS7では、マッチングがと
れるように、メモリ制御装置101を用いて信号の出力
制御を行う。すなわち、クロック変換部103におい
て、カウンタ201では、マッチングがとれるように、
同期式のROM106の待ち時間を構成するウェイトサ
イクルの分周比を決定し、これにより、待ち時間内のウ
ェイトサイクルの時間間隔が変更された変更クロック1
25を生成する。
【0049】そして、セレクタ202では、分周して生
成された変更クロック125と、システムクロック12
1との切り替え制御を行うことにより、動作クロック1
30を出力する。この動作クロック130は、クロック
変換部103からシーケンサ102に出力され、同期式
のROM106を動作させる。
【0050】このようにクロック変換部103におい
て、シーケンサ102を動作させ、かつ、同期式のRO
M106へ出力するための動作クロック130を生成す
ることによって、同期式のROM106のアクセスサイ
クルを構成することができる。
【0051】次に、待ち時間の設定から、同期式のRO
M106のアクセスサイクルを構成するまでの過程を、
図2に基づいて詳細に説明する。
【0052】本例の同期式のROM106を動作させる
システムでは、システムクロック121の周波数から決
定される待ち時間(latency )は、常に“2”と仮定す
る。一方、図2(a)に示すように、非同期式のROM
のアクセスサイクルで本システムを動作させる場合、ス
タート時には、システムクロック121にウェイトサイ
クル数W=2(w1,w2)が挿入されている。
【0053】この場合、クロック変換部103より生成
される動作クロック130のうち、待ち時間Wの領域t
1〜t2に相当する変換クロック125の周波数は、シ
ステムクロック121と同一でも構わないため、同期式
のROM106の待ち時間は、非同期式のROM106
のアクセスサイクルにおける待ち時間のウェイトサイク
ル数との間で、マッチングがとれるものと判断する。
【0054】これにより、図4の分周比選択信号122
に“2”を設定し、ロード信号123、カウンタEN信
号を規定のタイミングで出力するようにシーケンサ10
2が制御すると、カウンタ201によって変換クロック
125はオリジナルクロック120の2分周となり、結
果として、システムクロック121と同一周波数とな
る。
【0055】そして、このようにして生成された2分周
の変換クロック125とシステムクロック121とを、
クロック切換信号126を用いてセレクタ202が破線
t1,t2の位置で切り換え、動作クロック130とし
て出力することによって、非同期式のROM106のア
クセスサイクルで同期式のROM106を動作させるこ
とが可能となる。
【0056】一方、図2(b)に示すように、非同期式
のROM106のアクセスサイクルで、スタート時に、
システムクロック121にウェイトサイクル数W=3
(w1,w2,w3)が挿入されている場合には、待ち
時間(latency )が“2”である限り、変換クロック1
25の周波数がシステムクロック121と同一では動作
不可能である。
【0057】この対策としては、例えば、図5に示すよ
うに、本システムの待ち時間(latency )を“3”に設
定し直すか、シーケンサ102の動作を1サイクルだけ
シフトするような制御方法が考えられる。しかし、この
ような制御方法は、シーケンサ102の回路構成が複雑
化し、同期式のROM106側で待ち時間(latency)
の設定ができなくなるという問題が生じる。
【0058】そこで、本発明では、このような条件下の
場合には、分周比選択信号122に“3”を設定し、ロ
ード信号123、カウンタEN信号を規定のタイミング
で出力するようにシーケンサ102が制御することによ
って、カウンタ201において変換クロック125をオ
リジナルクロック120の3分周に設定できる。
【0059】このように所定の待ち時間内における変換
クロック125の時間間隔を変更することによって、非
同期式のROM106のアクセスサイクルにおける待ち
時間とのマッチングをとることができる。
【0060】そして、3分周に変換された変換クロック
125とシステムクロック121とを、クロック切換信
号126を用いてセレクタ202が、図2(b)に示す
破線t3,t4の位置で切り換え、動作クロック130
として出力することによって、非同期式のROM106
のアクセスサイクルに基づいて同期式のROM106を
動作させることが可能となる。
【0061】これにより、本システムに適用される非同
期式のROM106のアクセスサイクルがいかなる場合
(すなわち、ウェイトサイクル数が異なる場合)におい
ても、シーケンサ102からクロック変換部103への
設定条件を単に変更するだけで、待ち時間(latency )
の設定を変えることなく、マッチングしたアクセスサイ
クルによって同期式のROM106を動作させることが
できる。
【0062】以上説明したように、カウンタ201にお
いて、同期式のROM106の待ち時間を構成するウェ
イトサイクルの分周比を決定して、待ち時間内のウェイ
トサイクルの時間間隔が変更された変更クロック125
を出力し、セレクタ202において、その変更クロック
125とシステムクロック121との切り替え制御を行
うことによって、非同期式のROM106のアクセスサ
イクルに合致したシーケンサ102の動作クロック13
0を作成できる。これにより、同期式のROM106の
アクセスサイクルを簡単な回路で構成することができ
る。
【0063】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同一部分
についての説明は省略し、同一符号を付す。
【0064】前述した第1の実施の形態では、システム
に非同期式のROM106のアクセスサイクルを適用し
た場合、スタート時にウェイトサイクルがいくつか挿入
され、ページアクセスは0ウェイトのみで動作してい
た。これに対して、本例では、同じページアクセスでも
スタート時のみならず、マッチングさせるためのウェイ
トサイクルがいくつか挿入された場合の例である。
【0065】本例の場合には、図2の破線の位置t1,
t2,t3,t4に示すクロック切換信号126の切り
換えタイミングが、ページアクセスにかかるだけであ
り、動作の概要およびその効果は、前述した第1の実施
の形態の例と同様であり、その説明は省略する。
【0066】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明はシステム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることはいうまでもない。この場合、本発明を達
成するためのソフトウェアによって表されるプログラム
を格納した記憶媒体を該システム或いは装置に読み出す
ことによって、そのシステム或いは装置が、本発明の効
果を享受することが可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数互換性のある非同期式および同期式の記録媒体に
対して制御可能なシステムであって、このシステムを非
同期式記録媒体のアクセスサイクルで動作させる場合に
おいて、非同期式記録媒体のアクセスサイクルの待ち時
間に対して、同期式記録媒体のアクセスサイクルの待ち
時間の整合性がないときは、待ち時間の整合性がとれる
ように、同期式記録媒体の待ち時間を構成するウェイト
サイクルの分周比を決定して時間間隔が変更された変更
クロック信号を生成する手段と、この変更クロック信号
とシステムクロック信号とを切替制御する手段とを設け
たので、非同期式記録媒体のアクセスサイクルがいかな
る場合においても、変更クロックを生成する手段への設
定条件を単に変更するだけで、待ち時間(latency )の
設定を変えることなく、マッチングしたアクセスサイク
ルで同期式記録媒体を動作させることが可能となり、こ
れにより、簡単な制御および回路構成のメモリ制御シス
テムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるメモリ制御方
法を示すフローチャートである。
【図2】メモリ制御方法を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】本システムの構成を示す構成図である。
【図4】クロック変換部の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図5】従来のメモリ制御方法を示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】 101 メモリ制御装置 102 シーケンサ 103 変更手段 106 記録媒体 201 クロック変更手段 202 切替手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数互換性のある、非同期式および同
    期式の記録媒体に対して制御可能なシステムであって、 記録媒体が同期式か非同期式かを判別する判別手段と、 前記記録媒体が同期式記録媒体であると判別された場
    合、非同期式記録媒体の動作仕様を表わす待ち時間を含
    むアクセスサイクルを記録する記録手段と、 前記記録された非同期式記録媒体のアクセスサイクルの
    待ち時間に対して、前記同期式記録媒体のアクセスサイ
    クルの待ち時間の整合性があるか否かを比較する比較手
    段と、 前記待ち時間の整合性がない場合、当該待ち時間の整合
    性がとれるように、前記同期式記録媒体の待ち時間の時
    間間隔を変更する変更手段とを具えたことを特徴とする
    メモリ制御システム。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、 前記同期式記録媒体の待ち時間を構成するウェイトサイ
    クルの分周比を決定することにより、当該待ち時間内の
    ウェイトサイクルの時間間隔が変更された変更クロック
    信号を出力するクロック変更手段と、 前記変更クロック信号と、システムクロック信号との切
    り替え制御を行う切替手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載のメモリ制御システム。
  3. 【請求項3】 周波数互換性のある、非同期式および同
    期式の記録媒体に対して制御可能なシステムであって、 前記非同期式および前記同期式の記録媒体のうち、動作
    させる側の記録媒体の同期方式を判別する判別手段と、 前記動作させる側の記録媒体の同期方式が判別された場
    合、他方の非動作側の記録媒体の動作仕様を表わす待ち
    時間を含むアクセスサイクルを記録する記録手段と、 前記記録された非動作側の記録媒体のアクセスサイクル
    の待ち時間に対して、前記動作させる側の記録媒体のア
    クセスサイクルの待ち時間の整合性があるか否かを比較
    する比較手段と、 前記待ち時間の整合性がない場合、当該待ち時間の整合
    性がとれるように、前記動作させる側の記録媒体の待ち
    時間の時間間隔を変更する変更手段とを具えたことを特
    徴とするメモリ制御システム。
  4. 【請求項4】 非同期式記録媒体の動作仕様で、当該非
    同期式記録媒体と周波数互換性のある同期式記録媒体を
    動作させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のメモリ制御システム。
  5. 【請求項5】 前記非同期式および前記同期式の記録媒
    体は、ROMであることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載のメモリ制御システム。
  6. 【請求項6】 非同期式記録媒体の動作仕様で、当該非
    同期式記録媒体、ならびに、当該非同期式記録媒体と周
    波数互換性のある同期式記録媒体に対して制御可能な装
    置であって、 前記非同期式記録媒体のアクセスサイクルの待ち時間に
    対して、前記同期式記録媒体のアクセスサイクルの待ち
    時間の整合性がない場合、 前記待ち時間の整合性がとれるように、前記同期式記録
    媒体の待ち時間の時間間隔を変更する変更手段を具えた
    ことを特徴とするメモリ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記変更手段は、 前記同期式記録媒体の待ち時間を構成するウェイトサイ
    クルの分周比を決定することにより、当該待ち時間のウ
    ェイトサイクルの時間間隔が変更された変更クロック信
    号を出力するクロック変更手段と、 前記変更クロック信号と、システムクロック信号との切
    り替え制御を行う切替手段とを有することを特徴とする
    請求項6記載のメモリ制御装置。
  8. 【請求項8】 周波数互換性のある、非同期式および同
    期式の記録媒体に対して制御可能な制御方法であって、 記録媒体が同期式か非同期式かを判別する判別工程と、 前記記録媒体が同期式記録媒体と判別された場合、非同
    期式記録媒体の動作仕様を表わす待ち時間を含むアクセ
    スサイクルを記録する記録工程と、 前記記録された非同期式記録媒体のアクセスサイクルの
    待ち時間に対して、前記同期式記録媒体のアクセスサイ
    クルの待ち時間の整合性があるか否かを比較する比較工
    程と、 前記待ち時間の整合性がない場合、当該待ち時間の整合
    性がとれるように、前記同期式記録媒体の待ち時間の時
    間間隔を変更する変更工程とを具えたことを特徴とする
    メモリ制御方法。
  9. 【請求項9】 前記変更工程は、 前記同期式記録媒体の待ち時間を構成するウェイトサイ
    クルの分周比を決定することにより、当該待ち時間内の
    ウェイトサイクルの時間間隔が変更された変更クロック
    信号を出力する工程と、 前記変更クロック信号と、システムクロック信号との切
    り替え制御を行う工程とを有することを特徴とする請求
    項8記載のメモリ制御方法。
  10. 【請求項10】 周波数互換性のある、非同期式および
    同期式の記録媒体に対して制御可能な制御方法であっ
    て、 前記非同期式および前記同期式の記録媒体のうち、動作
    させる側の記録媒体の同期方式を判別する工程と、 前記動作させる側の記録媒体の同期方式が判別された場
    合、他方の非動作側のの記録媒体の動作仕様を表わす待
    ち時間を含むアクセスサイクルを記録する工程と、 前記記録された非動作側の記録媒体のアクセスサイクル
    の待ち時間に対して、前記動作させる側の記録媒体のア
    クセスサイクルの待ち時間の整合性があるか否かを比較
    する工程と、 前記待ち時間の整合性がない場合、当該待ち時間の整合
    性がとれるように、前記動作させる側の記録媒体の待ち
    時間の時間間隔を変更する工程とを具えたことを特徴と
    するメモリ制御方法。
  11. 【請求項11】 非同期式記録媒体の動作仕様で、当該
    非同期式記録媒体と周波数互換性のある同期式記録媒体
    を動作させることを特徴とする請求項8ないし10のい
    ずれかに記載のメモリ制御方法。
  12. 【請求項12】 前記非同期式および前記同期式の記録
    媒体は、ROMであることを特徴とする請求項8ないし
    11のいずれかに記載のメモリ制御方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータによって、データ転送の
    制御をするための制御プログラムを記録した記録媒体で
    あって、 該制御プログラムはコンピュータに、 非同期式記録媒体の動作仕様で、当該非同期式記録媒
    体、ならびに、当該非同期式記録媒体と周波数互換性の
    ある同期式記録媒体を動作させる場合において、 記録媒体が同期式か非同期式かを判別させ、 前記記録媒体を同期式記録媒体と判別させたとき、非同
    期式記録媒体の動作仕様を表わす待ち時間を含むアクセ
    スサイクルを記録させ、 前記記録させた非同期式記録媒体のアクセスサイクルの
    待ち時間に対して、前記同期式記録媒体のアクセスサイ
    クルの待ち時間の整合性があるか否かを比較させ、 前記待ち時間の整合性がない場合、当該待ち時間の整合
    性がとれるように、前記同期式記録媒体の待ち時間の時
    間間隔を変更させることを特徴とするデータ転送制御プ
    ログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記制御プログラムはコンピュータ
    に、 前記同期式記録媒体の待ち時間を構成するウェイトサイ
    クルの分周比を決定させることにより、当該待ち時間内
    のウェイトサイクルの時間間隔が変更された変更クロッ
    ク信号を出力させ、 前記変更クロック信号と、システムクロック信号との切
    り替え制御をさせることを特徴とする請求項13記載の
    データ転送制御プログラムを記録した記録媒体。
  15. 【請求項15】 コンピュータによって、データ転送の
    制御をするための制御プログラムを記録した記録媒体で
    あって、 該制御プログラムはコンピュータに、 非同期式および同期式の記録媒体のうち、動作させる側
    の記録媒体の同期方式を判別させ、 前記動作させる側の記録媒体の同期方式を判別させた場
    合、他方の非動作側のの記録媒体の動作仕様を表わす待
    ち時間を含むアクセスサイクルを記録させ、 前記記録させた非動作側の記録媒体のアクセスサイクル
    の待ち時間に対して、前記動作させる側の記録媒体のア
    クセスサイクルの待ち時間の整合性があるか否かを比較
    させ、 前記待ち時間の整合性がない場合、当該待ち時間の整合
    性がとれるように、前記動作させる側の記録媒体の待ち
    時間の時間間隔を変更させることを特徴とするデータ転
    送制御プログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6901533B2 (en) 2001-08-23 2005-05-31 International Business Machines Corporation Reconstructing memory residents queues of an inactive processor
US7068604B2 (en) 2001-08-23 2006-06-27 International Business Machines Corporation Managing memory resident queues to control resources of the systems using the queues

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US6901533B2 (en) 2001-08-23 2005-05-31 International Business Machines Corporation Reconstructing memory residents queues of an inactive processor
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