JPH10161868A - マクロ命令機能を有する同期式半導体メモリ装置とマクロ命令の格納及び実行方法 - Google Patents

マクロ命令機能を有する同期式半導体メモリ装置とマクロ命令の格納及び実行方法

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JPH10161868A JP9222381A JP22238197A JPH10161868A JP H10161868 A JPH10161868 A JP H10161868A JP 9222381 A JP9222381 A JP 9222381A JP 22238197 A JP22238197 A JP 22238197A JP H10161868 A JPH10161868 A JP H10161868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度のマクロ命令によって一連の命令を行う
ようにメモリを制御し得るマクロ命令機能を有する同期
式半導体メモリ装置とマクロ命令の格納及び実行方法を
提供する。 【解決手段】 マクロ格納手段10と、計数手段20
と、選択手段30と、比較手段40と、これら各手段を
制御するマクロ制御手段50とを備え、マクロ制御手段
は、マクロ格納命令に応じてクロックCLに同期された
一連の外部命令と計数された各外部命令の間のクロック
数をマクロ格納手段に格納し、マクロ遂行命令に応じて
マクロ格納手段の選択を行い、これに格納した一連の命
令を順次読み出す。この際、マクロ格納手段に格納され
たクロック数を読み出し、これと計数手段によって計数
されたクロック数を比較させ、双方が一致する場合に次
の命令の読み出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期式半導体メモ
リ装置とマクロ命令の格納及び実行方法に係り、特にマ
クロ命令機能を有する同期式半導体メモリ装置とマクロ
命令の格納及び実行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアの中核を占めているパー
ソナルコンピュータの性能が急速に向上しており、その
市場は拡大及び成長を続けている。これはCPUの性能
向上に負うところが大きく、年ごとに演算処理能力が向
上してその動作周波数が段々高速化されている。これに
より、メモリの速度改善も一層速くなっている。
【0003】最近、高速化されたメモリとして同期式D
RAMが開発されている。この同期式DRAMではシス
テムのクロック信号に同期して動作命令を行うので、動
作命令と動作命令の間の間隔をクロック数より知り得る
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、半導体メモリ
装置に与えられる命令が同一形式で繰り返される規則性
があっても、外部から命令を毎回一々繰り返さなければ
ならない。したがって、CPUにとってメモリアクセス
時に必要な命令の頻度が相対的に増加するので、アクセ
ス速度を増加させるためには大きい帯域幅(Bandwidth
)が要求される。ここで、帯域幅とは秒当たり伝送可
能なデータ量を意味する。CPUの動作速度が高速化す
るに従いメモリの動作速度の高速化も要求されるため、
帯域幅を増加させているが、チップサイズの増大を招い
てコストを上昇させるという問題がある。
【0005】一方、コンピュータは一連の動作命令を組
み合わせたマクロ命令機能をもっている。マクロ命令と
は予め組み合わせられた一連の動作命令をセットし、マ
クロ命令が入力されると、システムがセットされた一連
の動作命令を順次行うことにより、繰り返される複数の
動作命令の入力回数を減らして使用上の便利性を図るも
のである。
【0006】本発明は、かかる従来の技術の問題点を解
決するためのもので、一度のマクロ命令によって一連の
命令を行うようにメモリを制御し得るマクロ命令機能を
有する同期式半導体メモリ装置を提供すると共に、マク
ロ命令の格納及び実行方法を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するため、請求項1記載の発明によるマクロ
命令機能を有する同期式半導体メモリ装置は、クロック
に同期された一連の外部命令と各外部命令の間のクロッ
ク数を格納するためのマクロ格納手段と、前記クロック
を計数するための計数手段と、クロックに同期された外
部命令と前記マクロ格納手段から読み出された命令を選
択するための選択手段と、前記マクロ格納手段から読み
出されたクロック数と前記計数手段の出力を比較する比
較手段と、マクロ格納命令に応じて前記一連の外部命令
と前記計数手段によって計数されたクロック数が前記マ
クロ格納手段に格納されるように制御し、マクロ遂行命
令に応じて前記選択手段が前記マクロ格納手段を選択す
るようにして前記マクロ格納手段に格納された一連の命
令が順次読み出されるようにし、読み出されたクロック
数と前記計数手段の出力との比較において双方が一致す
る場合に次の命令の読み出しを制御するマクロ制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0008】この構成によれば、マクロ格納命令に応じ
てクロックに同期された一連の外部命令と各外部命令の
間のクロック数が格納される。その後、マクロ遂行命令
に応じて、マクロ格納手段に格納されたクロックが読み
出されて計数手段にて計数されたクロックと比較され、
双方が一致する毎にマクロ格納手段に格納された一連の
命令が順次読み出される。このように、一連の命令を格
納させておき、外部からの一つのマクロ命令のみで複数
の命令を順次実行できるので、CPUは、メモリアクセ
ス時に必要な命令の頻度が相対的に減るために、小さい
帯域幅を使用してもメモリを効果的にアクセスすること
ができる。また、本メモリ装置を扱うユーザーに対して
その人の環境に適した命令を作ることができる自由度を
与えることができる。
【0009】請求項8記載の発明によるマクロ命令機能
を有する同期式半導体メモリ装置は、クロックに同期さ
れた一連の外部命令と各外部命令の間の間隔情報を格納
するための複数のマクロ格納手段と、前記クロックを計
数するための計数手段と、クロックに同期された外部命
令と前記複数のマクロ格納手段から読み出された命令を
選択するための第1選択手段と、前記複数のマクロ格納
手段から読み出された複数の間隔情報を選択するための
第2選択手段と、前記第2選択手段によって選択された
間隔情報と前記計数手段の出力を比較する比較手段と、
マクロ格納命令に応じて前記一連の命令と前記計数手段
によって計数された命令の間の間隔情報を前記複数のマ
クロ格納手段の中から選択されたマクロ格納手段に格納
し、マクロ遂行命令に応じて前記第1及び第2選択手段
が前記複数のマクロ格納手段の中から一つを選択するよ
うに制御し、前記第2選択手段を通じて読み出された間
隔情報と計数手段の出力の比較において双方が一致する
場合に、選択されたマクロ格納手段から一連の命令が順
次読み出されるように制御するマクロ制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、複数のマクロ格納手段
を備え、マクロ格納命令に応じてそのうちの一つに一連
の命令と計数された命令の間の間隔情報が格納される。
そして、マクロ遂行命令に応じて複数のマクロ格納手段
のうちの一つが選択されると共に、マクロ格納手段に格
納された間隔情報と計数手段にて計数されたクロックと
比較され、双方が一致する毎にマクロ格納手段に格納さ
れた一連の命令が順次読み出される。
【0011】請求項17記載の発明によるマクロ命令機
能を有する同期式半導体メモリ装置のマクロ格納方法
は、マクロ制御信号と選択命令を入力する段階と、前記
選択命令に応じて複数のマクロ格納手段の中から一つを
選択する段階と、マクロ格納命令を入力する段階と、前
記マクロ格納命令に応じてクロックを計数する計数手段
を初期化させる段階と、チップ選択信号に応じて有効な
動作命令と、この動作命令に対応する前記計数手段でカ
ウントされたクロック数をマクロ格納手段に順次格納す
る段階と、マクロ終了命令に応じてマクロ格納を終了す
る段階とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項18記載の発明によるマクロ命令機
能を有する同期式半導体メモリ装置のマクロ実行方法
は、マクロ制御信号と選択命令を入力する段階と、前記
選択命令に応じて複数のマクロ格納手段の中から指定さ
れたマクロ格納手段を選択する段階と、マクロ実行命令
を入力する段階と、前記マクロ実行命令に応じてクロッ
クを計数する計数手段を初期化させる段階と、前記選択
されたマクロ格納手段から動作命令と対応するクロック
数を読み出す段階と、読み出されたクロック数と前記計
数手段でカウントされたクロック数とを比較する段階
と、前記比較されたクロック数が一致する場合に読み出
された動作命令を内部命令として実行し、前記計数手段
を初期化させ、前記選択されたマクロ格納手段の次の動
作命令とクロック数を読み出して制御する段階と、前記
段階の繰り返しで一連のマクロ命令が全て行われるとマ
クロ命令実行を終了する段階とを備えることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
をより詳細に説明する。
【0014】図1は本発明によるマクロ命令機能を有す
る同期式半導体メモリ装置の好ましい実施の形態を示す
ブロック図である。
【0015】同図において、この実施の形態の同期式半
導体メモリ装置は、クロックCLに同期された一連の外
部命令(RASB,CASB,WEB,ADDR)と各
外部命令の間のクロック数(CC=0,3,10,2)
を格納するためのマクロ格納手段10と、クロックCL
を計数するための計数手段20と、クロックCLに同期
された外部命令とマクロ格納手段10から読み出された
命令を選択するための選択手段30と、マクロ格納手段
10から読み出されたクロック数と計数手段20の出力
を比較する比較手段40と、マクロ格納命令に応じて一
連の外部命令と計数手段20によって計数されたクロッ
ク数がマクロ格納手段10に格納されるように制御し、
マクロ遂行命令に応じて選択手段30がマクロ格納手段
10を選択するようにして、マクロ格納手段10に格納
された一連の命令が順次読み出されるようにし、読み出
されたクロック数と計数手段20の出力の比較において
双方が一致した場合に次の命令の読み出しを制御するマ
クロ制御手段50とを備えている。
【0016】マクロ格納手段10は多様なメモリで構成
可能であり、ROM、不揮発性メモリ、ラッチ、SRA
Mセル、DRAMセルなどのいずれも使用可能である。
特に、ROMで構成する場合にはマクロ命令を永久的に
記憶させることができ、このようなマクロ命令をデフォ
ールトマクロ(default MACRO )と定義できる。即ち、
使用頻度の多いマクロ命令はROMのような格納手段に
記憶させることができる。例えば、メモリのテスト命令
をデフォールトマクロ命令にする場合には、半導体メモ
リ装置では別途のテスト用端子が不要となり、またテス
トタイミングが減ることから、テスト時に並列処理数を
増加できるので、生産性の向上に大きく寄与できる。不
揮発性メモリで構成する場合には毎回パワーアップ時に
マクロ命令をマクロ格納手段10に格納する手間を省く
ことができる。
【0017】一方、命令の間のクロック数が計数手段2
0の計数値上限を超過する場合には、図2に示すように
ダミー命令NOPと上限計数値256が2つの命令の間
に格納される。
【0018】次に、図3は本発明によるマクロ命令機能
を有する同期式半導体メモリ装置の好ましい他の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【0019】同図において、この実施の形態の同期式半
導体メモリ装置は、複数のマクロ格納手段101 、10
2 、…、10n と、クロックCLに同期された外部命令
と複数のマクロ格納手段101 、102 、…、10n
ら読み出された命令を選択するための第1選択手段30
と、第2選択手段60によって選択された間隔情報と計
数手段20の出力を比較する比較手段40と、複数のマ
クロ格納手段101 、102 、…、10n から読み出さ
れた複数のクロック数の中の一つを選択するための第2
選択手段60と、マクロ命令実行信号をバッファリング
する出力バッファ70と、出力バッファ70を通じて出
力されるマクロ命令実行信号を外部へ出力するための出
力端子80と、一連の外部命令を解釈するための命令解
釈手段90とを備えている。
【0020】マクロ制御手段50は、マクロ格納命令に
応じて一連の命令と計数手段20によって計数された命
令の間のクロック数を複数のマクロ格納手段101 、1
2、…、10n の中から選択されたマクロ格納手段1
0に格納し、且つマクロ遂行命令に応じて第1及び第2
選択手段30、60が複数のマクロ格納手段101 、1
2 、…、10n の中から一つを選択するように制御
し、第2選択手段60を通じて読み出されたクロック数
と計数手段20の出力を比較して一致した場合に、選択
されたマクロ格納手段10から一連の命令が順次読み出
されるように制御する。
【0021】命令解釈手段90はRASB,CASB,
・・・などの入力を解釈する。解釈されたAct,ライ
ト(Write),リード(Read),・・・などが
マクロ格納手段10に格納される。この命令解釈手段9
0は有効命令とNOP(No Operation)を区分するため
に必要である。本発明では、マクロ制御手段50がチッ
プ選択信号CSBを入力としてマクロ格納時にこれを区
分する。
【0022】図4を参照すると、本発明のマクロ命令は
マクロ制御信号MAC及びアドレス信号ADDRによっ
て与えられる。即ち、アドレス信号の上位2ビットの組
合せによってマクロ格納、マクロ格納終了、マクロ実行
などの命令が構成され、残りのアドレスビットの組合せ
で複数のマクロ格納手段101 、102 、…、10n
選択情報を構成する。したがって、第1選択手段30
は、マクロ制御信号MACがハイ(High)状態のと
きには、指定されたアドレスの値に応じて複数のマクロ
格納手段101 、102 、…、10n のうち、指定され
たマクロ格納手段10から読み出された命令を選択して
出力し、ロー(Low)状態のときには外部命令を選択
して出力する。
【0023】複数のマクロ格納手段101 、102
…、10n のうち、一つのマクロ格納手段に格納される
一連の命令が格納容量を超過するような場合には、超過
した命令がもう一つのマクロ格納手段に連続的に格納さ
れる。例えば、図5に示すように、マクロ格納手段10
1 の格納容量が超過した場合、超過分は隣のマクロ格納
手段102 に格納される。この場合、マクロ格納手段1
2 はマクロ格納手段101 に属することになるので、
この図では101 ’で表している。なお、一つのマクロ
格納手段に格納される一連の命令が格納容量を超過する
ような場合には、図6に示すように、超過した命令を格
納するための補助マクロ格納手段12を設けるようにし
ても良い。
【0024】また、図7に示すように、各マクロ格納手
段101 、102 、…、10n に一連の外部命令とクロ
ック数を一つの単位とする複数のマクロ組合せと、各マ
クロ組合せのマクロ名称と最初アドレス情報から構成さ
れたマクロマッピングテーブル14を格納することもで
きる。即ち、図7のマッピングテーブルからCN値を読
読み取ってCN=100に対応するマクロ格納手段の場
所を見つけてマクロ命令を行うこともできる。このよう
な方法はマクロ格納手段10の記憶場所の効率的な利用
に寄与する。
【0025】次に、前記のように構成された本発明のマ
クロ命令機能を有する同期式半導体メモリ装置の動作を
説明する。
【0026】本発明ではノーマルモードの場合には選択
手段30が外部命令を選択し、外部命令を内部命令とし
て入力して動作を行う。
【0027】図8は本発明によるマクロ命令のアルゴリ
ズムを示す。本発明のマクロ格納方法は、マクロ制御信
号MACと選択命令がマクロ制御手段50に入力される
と、マクロ制御手段50は入力された選択命令に応じて
選択信号RSを発生して複数のマクロ格納手段101
102 、…、10n の中から一つを選択し、マクロ格納
命令STを発生してマクロ格納手段を制御する。また、
リセット信号REを発生して計数手段20を初期化す
る。
【0028】次いで、マクロ制御手段50は、チップ選
択信号CSBに応じて有効な動作命令と、この動作命令
に対応する計数手段20でカウントされたクロック数を
マクロ格納手段に順次格納させる。例えば、RASB命
令の入力にはRASアクティブの命令とクロック数
「0」を格納し、3クロック後にライト(Write)
命令とクロック数「3」を格納し、10クロック後にリ
ード(Read)命令とクロック数「10」を格納する
方式で一連の命令とクロック数を順次格納した後、最後
の命令であるプリチャージ命令と以前命令とのクロック
数の差のクロック数「2」を格納する。
【0029】このような一連の命令と対応するクロック
数の格納が完了すると、アドレス信号によるマクロ終了
命令が入力され、このマクロ終了命令に応じてマクロ格
納を終了する。このような格納動作時、第1選択手段3
0は外部命令を選択して格納と同時に入力された外部命
令を内部命令として出力する。したがって、半導体メモ
リ装置の内部回路では内部命令を実行する。
【0030】一方、本発明のマクロ実行方法は、マクロ
制御手段50に外部からマクロ制御信号MACとアドレ
ス信号ADDRによる選択命令が入力され、これにより
選択命令に応じて複数のマクロ格納手段101 、1
2 、…、10n のうち、指定されたマクロ格納手段を
選択する。そして、選択されたマクロ格納手段10の命
令とクロック数がそれぞれ選択されるように、第1選択
手段30、第2選択手段60をマクロ制御手段50によ
って制御する。
【0031】次に、マクロ実行命令が入力されると、こ
のマクロ実行命令に応じて計数手段20が初期化されて
最初の命令が読み出される時点からクロックを計数し始
める。選択されたマクロ格納手段10から動作命令に対
応する読み出されたクロック数と計数手段20でカウン
トされたクロック数とを比較手段40で比較し、一致し
た場合には、一致信号をマクロ制御手段50に供給す
る。
【0032】マクロ制御手段50では、比較されたクロ
ック数が一致する場合には、次の命令制御信号をマクロ
格納手段10に供給して、選択されたマクロ格納手段1
0の次の動作命令とクロック数を読み出して制御し、計
数手段20を初期化する。このような段階の繰り返しで
一連のマクロ命令が全て行われると、マクロ命令実行を
終了する。このようなマクロ命令の遂行中に新しい命令
が入力されるのはチップ選択信号CABによって知るこ
とができる。この場合には次のような措置が施されるこ
とができる。
【0033】1.マクロ実行を中止する。
【0034】2.マクロ実行をホールドする。
【0035】3.マクロ実行中の命令との同時進行が可
能なら同時進行し、そうでなければ無視する。
【0036】4.新しい命令を無視する。
【0037】マクロ実行中止、ホールディングまたは無
視のような場合にはチップ外部へその状況を知らせるこ
ともできる。
【0038】図9を参照すると、マクロ命令を直接マク
ロ格納手段に格納させることもできる。また、マクロ制
御信号MACとアドレス信号の上位2ビットの組合せに
よって直接入力モードを設定する。次に、データ入力或
いはアドレス入力を通じて外部から一連の命令と対応す
るクロック数を2進コードとしてチップに入力し、チッ
プではデコーダ100を介して命令を解釈し、解釈され
た命令とクロック数をマクロローディング手段110を
介してマクロ格納手段に格納する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同期式半導体メモリ装置に一連の命令を組み合わせて格
納させ、外部から一つのマクロ命令のみで複数の命令を
順次実行させることができるので、次のような効果を奏
でる。
【0040】まず、第一に、本発明の同期式半導体メモ
リ装置を扱うCPUは、メモリアクセス時に必要な命令
の頻度が相対的に減るために、小さい帯域幅(Bandwidt
h )を使用してもメモリを効果的にアクセスすることが
できる。
【0041】第二に、メモリ制御手段などの設計時に自
分なりのマクロ命令セットを持ち、これを用いて設計す
ることにより、効率的で体系的な接近が可能である。つ
まり、上位システム設計者に自分の環境に適したマクロ
命令を作って使用することのできる自由を与えるより機
能的に先立った新しい概念のメモリを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマクロ命令機能を有する同期式半
導体メモリ装置の好ましい実施の形態を示すブロック図
である。
【図2】命令の間のクロック数が計数手段の最高値を超
過した場合のマクロ処理を説明するための図である。
【図3】本発明によるマクロ命令機能を有する同期式半
導体メモリ装置の好ましい他の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明によるマクロ制御信号とマクロ命令体系
を説明するための図である。
【図5】マクロ組合せの命令数がマクロ格納手段の容量
を超過した場合の処理の一例を説明するための図であ
る。
【図6】マクロ組合せの命令数がマクロ格納手段の容量
を超過した場合の他の処理例を説明するための図であ
る。
【図7】本発明によるマクロ格納手段の格納領域をより
効率的に使用する一例を説明するための図である。
【図8】本発明によるマクロ命令のアルゴリズムを説明
するための図である。
【図9】本発明によるマクロ命令の直接格納方法を説明
するための図である。
【符号の説明】
10、101 、102 、…、10n マクロ格納手段 12 補助マクロ格納手段 14 マクロマッピングテーブル 20 計数手段 30 第1選択手段 60 第2選択手段 40 比較手段 50 マクロ制御手段 70 出力バッファ 80 出力端子 90 命令解釈手段 110 マクロローディング手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックに同期された一連の外部命令と
    各外部命令の間のクック数を格納するためのマクロ格納
    手段と、 前記クロックを計数するための計数手段と、 クロックに同期された外部命令と前記マクロ格納手段か
    ら読み出された命令を選択するための選択手段と、 前記マクロ格納手段から読み出されたクロック数と前記
    計数手段の出力を比較する比較手段と、 マクロ格納命令に応じて前記一連の外部命令と前記計数
    手段によって計数されたクロック数が前記マクロ格納手
    段に格納されるように制御し、マクロ遂行命令に応じて
    前記選択手段が前記マクロ格納手段を選択するようにし
    て前記マクロ格納手段に格納された一連の命令が順次読
    み出されるようにし、読み出されたクロック数と前記計
    数手段の出力との比較において双方が一致する場合に次
    の命令の読み出しを制御するマクロ制御手段と、 を備えることを特徴とするマクロ命令機能を有する同期
    式半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記マクロ格納手段は、前記一連の外部
    命令とクロック数を一つの単位とする複数のマクロ組合
    せと、各マクロ組合せのマクロ名称と最初アドレス情報
    から構成されたマクロマッピングテーブルを格納するこ
    とを特徴とする請求項1記載のマクロ命令機能を有する
    同期式半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記マクロ格納手段は読取り専用メモリ
    で構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    マクロ命令機能を有する半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記読取り専用メモリに格納されたマク
    ロ命令はテスト命令であることを特徴とする請求項3記
    載のマクロ命令機能を有する同期式半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記マクロ格納手段は不揮発性メモリで
    構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のマ
    クロ命令機能を有する同期式半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記マクロ制御手段は、前記命令間のク
    ロック数が前記計数手段の計数値上限を超過する場合に
    はダミー命令と上限計数値を2つの命令の間に格納する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のマ
    クロ命令機能を有する同期式半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記マクロ格納命令及びマクロ遂行命令
    は外部から入力されるマクロ制御信号とアドレス信号の
    組合せで決定されることを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれかに記載のマクロ命令機能を有する同期式半導体
    メモリ装置。
  8. 【請求項8】 クロックに同期された一連の外部命令と
    各外部命令の間の間隔情報を格納するための複数のマク
    ロ格納手段と、 前記クロックを計数するための計数手段と、 クロックに同期された外部命令と前記複数のマクロ格納
    手段から読み出された命令を選択するための第1選択手
    段と、 前記複数のマクロ格納手段から読み出された複数の間隔
    情報を選択するための第2選択手段と、 前記第2選択手段によって選択された間隔情報と前記計
    数手段の出力を比較する比較手段と、 マクロ格納命令に応じて前記一連の命令と前記計数手段
    によって計数された命令の間の間隔情報を前記複数のマ
    クロ格納手段の中から選択されたマクロ格納手段に格納
    し、マクロ遂行命令に応じて前記第1及び第2選択手段
    が前記複数のマクロ格納手段の中から一つを選択するよ
    うに制御し、前記第2選択手段を通じて読み出された間
    隔情報と計数手段の出力の比較において双方が一致する
    場合に、選択されたマクロ格納手段から一連の命令が順
    次読み出されるように制御するマクロ制御手段と、 を備えることを特徴とするマクロ命令機能を有する同期
    式半導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記外部命令の入力端子と前記複数のマ
    クロ格納手段との間に接続され、前記一連の外部命令を
    解釈するための命令解釈手段を更に備えることを特徴と
    する請求項8記載のマクロ命令機能を有する同期式半導
    体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のマクロ格納手段の一部は読
    取り専用メモリで構成されたことを特徴とする請求項8
    又は9に記載のマクロ命令機能を有する同期式半導体メ
    モリ装置。
  11. 【請求項11】 前記マクロ制御手段は、複数のマクロ
    格納手段の中から一つのマクロ格納手段に格納される一
    連の命令が格納容量を超過する場合に、超過した命令を
    もう一つのマクロ格納手段に連続的に格納することを特
    徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のマクロ命
    令機能を有する同期式半導体メモリ装置。
  12. 【請求項12】 命令を格納するための補助マクロ格納
    手段を更に備え、前記マクロ制御手段は、前記マクロ格
    納手段に格納される一連の命令が格納容量を超過する場
    合に、超過した命令を前記補助マクロ格納手段に格納す
    ることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載
    のマクロ命令機能を有する同期式半導体メモリ装置。
  13. 【請求項13】 マクロ命令実行信号をバッファリング
    する出力バッファと、 前記出力バッファを通じて出力されるマクロ命令実行信
    号を外部へ出力するための出力端子と、 をさらに備えることを特徴とする請求項8乃至12のい
    ずれかに記載のマクロ命令機能を有する半導体メモリ装
    置。
  14. 【請求項14】 前記マクロ制御手段は、前記複数のマ
    クロ格納手段の中の一つのマクロ格納手段にテストマク
    ロ命令を格納することを特徴とする請求項8乃至13の
    いずれかに記載のマクロ命令機能を有する半導体メモリ
    装置。
  15. 【請求項15】 前記テストマクロ命令が格納されるマ
    クロ格納手段はROMから構成されたことを特徴とする
    請求項14記載のマクロ命令機能を有する半導体メモリ
    装置。
  16. 【請求項16】 クロックに同期された一連の外部命令
    と各外部命令の間のクロック数を格納するためのマクロ
    格納手段と、 クロックに同期された外部命令と前記マクロ格納手段か
    ら読み出された命令を選択するための選択手段と、 命令と命令の間のクロック数の情報がコーディングされ
    た外部の命令コードを入力として復号化する命令デコー
    ダと、 マクロ格納命令に応じて、前記命令デコーダから提供さ
    れる命令と対応するクロック数を前記マクロ格納手段に
    直接ローディングするマクロローディング手段と、 を備えたことを特徴とするマクロ命令機能を有する同期
    式半導体メモリ装置。
  17. 【請求項17】 マクロ制御信号と選択命令を入力する
    段階と、 前記選択命令に応じて複数のマクロ格納手段の中から一
    つを選択する段階と、 マクロ格納命令を入力する段階と、 前記マクロ格納命令に応じてクロックを計数する計数手
    段を初期化させる段階と、 チップ選択信号に応じて有効な動作命令と、この動作命
    令に対応する前記計数手段でカウントされたクロック数
    をマクロ格納手段に順次格納する段階と、 マクロ終了命令に応じてマクロ格納を終了する段階と、 を備えることを特徴とするマクロ命令機能を有する同期
    式半導体メモリ装置のマクロ格納方法。
  18. 【請求項18】 マクロ制御信号と選択命令を入力する
    段階と、 前記選択命令に応じて複数のマクロ格納手段の中から指
    定されたマクロ格納手段を選択する段階と、 マクロ実行命令を入力する段階と、 前記マクロ実行命令に応じてクロックを計数する計数手
    段を初期化させる段階と、 前記選択されたマクロ格納手段から動作命令と対応する
    クロック数を読み出す段階と、 読み出されたクロック数と前記計数手段でカウントされ
    たクロック数とを比較する段階と、 前記比較されたクロック数が一致する場合に読み出され
    た動作命令を内部命令として実行し、前記計数手段を初
    期化させ、前記選択されたマクロ格納手段の次の動作命
    令とクロック数を読み出して制御する段階と、 前記段階の繰り返しで一連のマクロ命令が全て行われる
    とマクロ命令実行を終了する段階と、 を備えることを特徴とするマクロ命令機能を有する同期
    式半導体メモリ装置のマクロ実行方法。
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