JPH11327956A - ソフトウェアデバッグ装置 - Google Patents

ソフトウェアデバッグ装置

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JPH11327956A
JPH11327956A JP10138806A JP13880698A JPH11327956A JP H11327956 A JPH11327956 A JP H11327956A JP 10138806 A JP10138806 A JP 10138806A JP 13880698 A JP13880698 A JP 13880698A JP H11327956 A JPH11327956 A JP H11327956A
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JP
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simulator
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software
notification
unit
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JP10138806A
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English (en)
Inventor
Akihiro Nakaato
晃博 中後
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インサーキット・エミュレータでは、メカ等
の動きが表示されないので、ダンプリストを丹念に調べ
るなどせねばならず、直感的にはわかりずらく、さらに
手間がかかる。 【解決手段】 中間I/F部1備え、ソフトウェアデバ
ッガ3とメカ論理動作シミュレータ4およびハードウェ
アモデル6を接続して協調動作させ、周辺のエレキ、メ
カの動作を含めて、ソフトウェアのデバッグを行なうこ
とにより、ソフトウェアで制御したメカの動きをアニメ
ーションで見ながらデバッグを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソフトウェアの
デバッグをおこなうデバッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェアは、各種の誤りを検出して
修正するデバッグ作業を経て、実用に供せられる。メカ
トロニクス機器は、ソフトウェアが組み込まれて各種の
制御が行われる。この種ソフトウェアは、組込みソフト
ウェアといわれ、中央演算処理装置(CPU)を内臓
し、さらに周辺の回路を含むハードウェアやメカを制御
するプログラムである。したがって、組込みソフトウェ
アのデバッグでは、ハードウェアやメカを制御する部分
をデバッグする必要がある。
【0003】このような組込みソフトウェアは、市販の
ソフトウェアデバッガによりデバッグされることが多
い。インサーキット・エミュレータ(ICE) や命令セット
シミュレータ(ISS)を用いれば、手作業でハードウェア
やメカを制御する入出力部I/Oを更新したり、スタブ
などを利用してI/Oを更新したりすることができ、ま
た、外部割込みを発生させるコマンドを用意しているの
で、外部割込みを発生させたりすることでハードウェア
やメカを制御する部分をデバッグすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来方法では、メカ等の動きが表示されないので、メカ
等の制御が正しいかどうかは、I/Oの内容をダンプ
し,このダンプリストを丹念に調べるなどせねばなら
ず、直感的にはわかりずらく、さらに手間がかかるとい
う問題があった。また、メカ等からデバッガに外部割込
みをかける場合も、実際にメカの動作とリンクしておこ
なうことができないので、この割込みのタイミングなど
は、自分でその都度スイッチなどを操作し、擬似的に発
生させる必要があり、非常に手間がかかるという問題が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力装置から
情報を入力し、中央演算処理装置や周辺装置にて情報を
処理し、出力装置にて情報を表示するソフトウェアデバ
ッグ装置において、ソフトウェアのエミュレーションを
行う、外部通信機能を装備したソフトウェアデバッガ
と、メカ動作を模擬的に実現する、外部通信機能を装備
したシミュレータと、ソフトウェアデバッガやシミュレ
ータと通信して同期をとり、協調して動作させる中間イ
ンタフェース部と、同期情報、通信情報やシミュレータ
情報を記憶するデータ記憶部とを備え、シミュレータ情
報に基いて同期時間間隔毎にメカの動作をシミュレーシ
ョンさせ、メカの動きをアニメーションで表示するもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を示
すデバッグ装置の概略構成図である。この装置は、パー
ソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピ
ュータにソフトウェアを格納して構成される。コンピュ
ータは、ソフトウェアにより情報を処理する情報処理本
体や、必要な情報の入力や表示を行う入力装置や出力装
置を備え、また、ソフトウェアデバッガが接続される。
【0007】さらに、このコンピュータは、中央演算処
理装置CPUを動作させるプログラムやデバッグに必要
なプログラムなどを格納する記憶部を内蔵あるいは外付
し、メカ論理動作シミュレータや中間インターフェース
(I/F)部を備える。また、周辺回路の機能を実現す
るハードウェアモデルも含めてデバッグを行なえるよう
に、シミュレーションインターフェース(I/F)処理
部を備えているが、デバッグ作業の性質により取り外し
てもよい。なお、これらソフトウェアデバッガ、メカ論
理動作シミュレータ、中間I/F部やハードウェアモデ
ルは、コンピュータ上でその機能を実現する別々のプロ
セスとして動作するアプリケーションプログラムで構成
するものとしている。
【0008】ソフトウェアデバッガ3は、中間I/F部
1とは異なるプロセスで動作する、エミュレーションを
行うデバッガであり、ここでは市販のICEとし、外部
通信機能を装備している。この外部通信機能により、ソ
フトウェアデバッガ3に、ソフトウェアデバッガ3とは
別のプロセスで動作するコンピュータのアプリケーショ
ンプログラムから、ソフトウェアデバッガ3が備えてい
る命令を送ったり、デバッガ動作中におきたイベント
(メモリアクセスやタイムアウトブレーク)を外部のプロ
セスに非同期で通知することができる。
【0009】メカ論理動作シミュレータ4は、中間I/
F部1とは異なるプロセスで動作する、メカ動作を模擬
的に実現するシミュレータであり、外部通信機能を装備
している。この外部通信機能により、メカ論理動作シミ
ュレータ4に、メカ論理動作シミュレータ4とは別のプ
ロセスで動作するアプリケーションから、メカ論理動作
シミュレータ4が備えている命令を送ったり、メカ論理
動作シミュレータ4動作中におきたイベント(センサ状
態値変化など) を外部のプロセスに非同期で通知するこ
とができる。また、メカ論理動作シミュレータ4は、中
間I/F部1を介して出力装置に、刻々変化するメカ動
作のアニメーションを出力する機能を備えている。な
お、シミュレータは特願平9−280057号に記載の
装置を用いることとしてもよい。
【0010】中間I/F部1は、主に協調動作条件設定
部11、協調動作制御部12、外部I/F処理部13か
ら構成される。協調動作条件設定部11は、協調動作に
必要な設定(同期の時間間隔など)や、ソフトウェアデバ
ッガ3やメカ論理動作シミュレータ4から送られるイベ
ント通知に対する処理を定義する機能を備えている。協
調動作制御部12は、ソフトウェアデバッガ3、メカ論
理動作シミュレータ4やハードウェアモデル6間の時間
の同期をとったり、送受されるデータ通信の中継局とし
て通信経路の制御をおこなう。また、協調動作制御部1
2はイベント通知を受けて、その通知時にあらかじめ定
義されている処理を実行する。その処理には、ソフトウ
ェアデバッガ3やメカ論理動作シミュレータ4への命令
とハードウェアモデル6へのイベント通知がある。
【0011】外部I/F処理部13は、中間I/F部1
とは異なるプロセスで動作するソフトウェアデバッガ
3、メカ論理動作シミュレータ4やハードモデル6との
接続を確立する機能、通信データをやりとりするデータ
処理機能、ソフトウェアデバッガ3やメカ論理動作シミ
ュレータ4に、各別の通信メッセージ形式を中間I/F
部1の通信メッセージ形式に変換する機能を備えてい
る。シミュレーションI/F処理部5は、中間I/F部
1との通信経路を確立する機能、ハードウェアモデル6
がソフトウェアデバッガ3やメカ論理動作シミュレータ
4に命令を送ったり、イベント通知のサービスを受けた
りする機能を備えている。
【0012】情報処理本体101は、CPUや周辺装置
で構成され、入力装置102は、キーボードやマウス等
のデバイスで構成され、出力装置103は、CRT等の
ディスプレイで構成されている。なお、ソフトウェアデ
バッガ3、メカ論理動作シミュレータ4、中間I/F部
1やハードウェアモデル6は、入力装置102や出力装
置103と情報の交換を行うこともできる。
【0013】データ記憶部2は、同期を行っている外部
プロセス情報を格納する同期情報記憶部21と、ソフト
ウェアデバッガ3やメカ論理動作シミュレータ4から送
られるイベント通知時の処理情報を記憶する通知情報記
憶部22と、ハードウェアモデル6、ソフトウェアデバ
ッガ3やメカ論理動作シミュレータ4から送られるイベ
ント通知およびその通知に対する処理情報を記憶する通
知要求情報記憶部23と、ソフトウェアデバッガ3やメ
カ論理動作シミュレータ4の識別名やその他それらシミ
ュレータとの接続を確立するために必要な情報を記憶す
るシミュレータ情報記憶部24と、外部プロセスを識別
する通信IDを記憶した通信情報記憶部25からなる。
【0014】次に、この実施の形態に係る装置の動作に
ついて説明する。図2は、本装置によるデバッグの流れ
を示したフローチャートである。図3は接続パネルの例
を示し、図4は同期時間間隔設定パネルの例を示し、図
5はI/Oライト通知設定パネルの例を示し、図6はメ
カイベント通知設定パネルの例を示し、いずれも、出力
装置の画面に表示される。
【0015】まず、図2のフローチャートにしたがっ
て、デバッグに必要な本装置の各種設定を行い、デバッ
グの環境を整備する。なお、図1の概略構成図をも参照
するものとする。ステップS1では、中間I/F部1、
ソフトウェアデバッガ3およびメカ論理動作シミュレー
タ4をそれぞれ立ち上げて動作可能状態とし、それぞれ
のプロセスを起動する。
【0016】ステップS2では、デバッガおよびシミュ
レータの接続を行う。図3に示す接続パネルの表示を入
力装置102で指定し、協調動作条件設定部11から取
り出して画面に表示する。入力装置102を用いて、接
続パネルからソフトウェアデバッガ3を選択し、接続ボ
タンを押す。協調動作条件設定部11は、ソフトウェア
デバッガ3の接続情報をシミュレータ情報記憶部24か
ら参照し、外部I/F処理部13に接続情報と共に接続
要求を送る。外部I/F処理部13は接続情報を利用し
てソフトウェアデバッガ3に対して接続をおこなう。
【0017】通信経路確立後、外部I/F処理部13は
協調動作制御部12にソフトウェアデバッガ3との通信
経路が確立した旨を伝える。協調動作制御部12は、ソ
フトウェアデバッガ3に対する通信IDを割り当て、そ
の情報を通信情報記憶部25に保存する。同様にして、
協調動作中間I/F部1とメカ論理動作シミュレータ4
間との通信経路も確立することができる。
【0018】図4に示す同期時間設定パネルを、同様に
して、協調動作条件設定部11から取り出して画面に表
示し、入力装置102から協調動作のステップ時間を入
力し、設定する。入力されたステップ時間と共にタイマ
アウトブレーク設定要求が協調動作条件設定部11から
外部I/F処理部13へ送られる。外部I/F処理部1
3はデバッガに対してタイムアウトブレーク設定要求を
おくる。さらに協調動作条件設定部11は、協調動作制
御部12に対して協調動作ステップ時間の設定をおこな
う。協調動作制御部12は協調動作ステップ時間情報を
同期情報記憶部21に記録する。
【0019】図5に示すI/Oライト通知設定パネル
を、同様にして、協調動作条件設定部11から取り出し
て画面に表示し、入力装置102を用いて、I/O命令
とメカ制御の関係を設定する。協調動作条件設定部11
は、外部I/F処理部13を通してソフトウェアデバッ
ガ3に指定されたI/Oのメモリライトアクセスブレー
ク通知要求を送る。それから協調動作条件設定部11は
I/O命令とメカ制御のテーブルを通知要求記憶部22
に記憶する。さらに、図3に示す接続パネルから、シミ
ュレータ情報記憶部24に登録されているメカ論理動作
シミュレータ4を入力装置にて選択し、設定に必要な表
示を行い、接続ボタンを押して接続する。
【0020】ステップS3では、イベント通知要求とイ
ベント通知時の処理の設定を行う。図6に示すメカイベ
ント通知設定パネルを、同様にして、協調動作条件設定
部11から取り出して画面に表示し、入力装置102を
用いて、メカイベントとイベント発生時の動作の定義を
入力装置102から指定し、設定する。協調動作条件設
定部11は、外部I/F処理部13を通してメカ論理動
作シミュレータ4に指定されたメカイベントの通知要求
を送る。メカイベントとイベント発生時動作の情報を通
知要求記憶部に記憶する。ステップS4では、ハードウ
ェアモデルも含めるかどうかが指定される。ハードウェ
アモデルを含めないと指定されれば、デバッグの準備が
終了したことになり、含めると指定されれば次のステッ
プに移る。
【0021】ステップS6では、ハードウェアモデル6
と中間I/F部1との接続を確立する。ハードウェアモ
デル6は、シミュレーションI/F処理部5の接続機能
を利用して中間I/F部1との通信経路の確立する。接
続の際に中間I/F 部1の外部I/F処理部13はハ
ードウェアモデル6からの接続を受けつけ、その旨を協
調動作制御部12に通知する。協調動作制御部12はハ
ードウェアモデル6に対する通信IDを割り当て、通信
情報記憶部25に記憶する。
【0022】ステップS7では、協調動作の実現に向け
て同期通知を要求する。通信経路確立後ハードウェアモ
デル6はシミュレーションI/F処理部5を通して中間
I/F部1に同期通知要求を送る。外部I/F処理部1
3はその要求を受け取り、その旨を協調動作制御部12
におくる。協調動作制御部12はハードウェアモデル6
が同期の通知サービスが受けれるようにハードウェアモ
デル6の通信IDを同期情報記憶部21に記憶する。シ
ミュレーションI/F処理部5は同期通知時の処理内容
を通知要求記憶部23に記憶する。
【0023】ステップS8では、イベント通知要求とイ
ベント通知時の処理の設定をおこなう。ソフトウェアデ
バッガ3に対してメモリライト通知要求を設定すると
き、ハードウェアモデル6はシミュレーションI/F処
理部5を通して中間I/F部1にソフトウェアデバッガ
3に対するメモリライト通知要求を送る。すると外部I
/F処理部13は、その要求をうけとり、その旨を協調
動作制御部12に通知する。協調動作制御部12は、デ
バッガにメモリライト通知要求命令を送り、ハードウェ
アモデル6の通信IDと通知時の処理内容を通知情報記
憶部22に記憶する。それからシミュレーションI/F
処理部5は、メモリライト通知時の処理を通知要求情報
記憶部23に記憶する。
【0024】同様にして、ハードウェアモデル6は、シ
ミュレーションI/F処理部5を利用し、メカ動作論理
シミュレータ4に対するセンサ値状態変化などのイベン
ト通知要求とイベント通知時の処理を設定する。なお、
中間I/F部1は、一のプロセスで動作する一のハード
ウェアモデルだけではなく、別々のプロセスで動作する
複数のハードモデル6を接続することができる。このよ
うにして、デバッグの環境を整備すると、つぎのステッ
プにてデバッグを開始することになる。
【0025】つぎに、ステップS5のデバッグについて
説明する。なお、図1の概略構成図から、説明に要する
部分を抜き出して示している。さて、本装置は、ソフト
ウェアデバッガ3、メカ論理動作シミュレータ4、ハー
ドウェアモデル6が同期を取りながら処理をすすめ、予
め設定していたイベントがおこるとイベントに対する処
理を実行する。
【0026】さて、時間同期の動作について説明する。
図7は協調動作時つまり時間同期の動作におけるメッセ
ージフローを示すフローチャートである。なお、図1に
示す本装置の概略構成図をも適宜参照するものとする。
【0027】ソフトウェアデバッガ3を走らせると、プ
ログラムステップは次々に処理され、設定した同期時間
間隔分が経過すると、ソフトウェアデバッガ3は処理を
停止し、タイムアウトブレークのイベント通知を中間I/
F部1部に送信する。外部I/F処理部13はそのデー
タを受信し、協調動作制御部12にその旨を通知する。
協調動作制御部12は同期情報記憶部21から同期の要
求をしている通信ID情報を得る。それから外部I/F
処理部13を通してその通信IDを持つ通信相手へ同期
通知をおこなう。そのとき同期時間間隔も一緒におくら
れる。この例ではハードモデル6に対して同期通知が行
われる。
【0028】シミュレーションI/F処理部5は時間経
過通知をうけとり通知要求情報記憶部23から同期通知
時の処理を参照し、その処理を実行する。その処理の中
では同期時間間隔分の処理が進められる。その処理が終
わると、シミュレーションI/F処理部5は中間I/F
部1に対して協調動作継続命令を送る。外部I/F処理
部13はその協調動作継続命令を受信し、その旨を協調
動作制御部12に送る。協調動作制御部12は他に同期が
必要な通信IDが登録されているかを確認し、まだあれ
ばその通信IDに時間経過通知を行なう。
【0029】他に同期を必要としている通信IDが登録
されていなければ同期時間間隔分だけメカ動作を進める
命令を外部I/F処理部13を通してメカ論理動作シミ
ュレータ4へ送る。メカ動作論理シミュレータ4は、そ
の時間間隔分だけ時間をすすめ、その処理が終われば、
その旨を伝えるメッセージを中間I/F部1におくる。
外部I/F処理部13はそのメッセージを受け取り、協
調動作制御部12にその旨を通知する。
【0030】協調動作制御部12は、ソフトウェアデバ
ッガ3を再び走らせる命令を送る。ソフトウェアデバッ
ガ3はソフトウェアの処理を進め、同期時間間隔分だけ
進ませると、再びタイムアウトブレーク通知が中間I/
F部1に送られる。中間I/F部1は上述の処理を繰り
返す。このように同期を取りながら、本装置は協調動作
を進めていく。
【0031】図12はシミュレータ協調動作時のアニメ
ーション1を示す説明図、図13はシミュレータ協調動
作時のアニメーション2を示す説明図である。なお、そ
れぞれ、図7にて説明した協調動作時に対応するアニメ
ーションが出力装置103に表示されているものとして
いる。ここでは、媒体51をセンサ52が検出し、プラ
ンジャマグネット53に連結したブレード54を切り換
えて搬送路55を指定し、モータ56を駆動してローラ
57を回転し、媒体51を搬送するものとしている。な
お、媒体51は、搬送路55の表示より太い表示になっ
ており、プランジャマグネット53は、作動すると色づ
けされるようになっている。なお、同一の要素は同一の
色で表示し、異なる要素は異なる色で表示し、また、要
素が作動すると、色を変更したり、点滅したりしてもよ
い。
【0032】図12では、媒体51がセンサ52aまで
搬送され、プランジャマグネット53aが作動して搬送
路55が指定されていることを示している。この状態か
ら、ソフトウェアデバッガ3を走らせると、メカ論理動
作シミュレータ4が協調動作を進め、同期時間間隔分だ
け媒体を搬送する。図13では、同期時間間隔分ずつ、
この指定された搬送路55を媒体が進んだ状態を示して
いる。
【0033】また、同期を取りながら協調動作を進めて
いく中で、あらかじめ設定していたイベント通知要求の
イベントが発生したときの動作について説明する。ま
ず、ソフトウェアデバッガ3において、I/Oライトブ
レーク通知が発生したときの動作について説明する。
【0034】図8はI/Oライトブレーク通知時のメッ
セージフロー1を示す説明図、図9は、 I/Oライト
ブレーク通知時のメッセージフロー2を示す説明図であ
る。ソフトウェアデバッガ3において、ファームウェア
がI/O命令を実施する、すなわち、このプログラムス
テップを実行すると、ソフトウェアデバッガ3は処理を
止め、メモリライトブレーク通知を中間I/F部1に送
る。外部I/F処理部13はその通知を受け取り、協調
動作制御部12にその旨を通知する。協調動作制御部1
2は通知情報記憶部22から送られてきた通知に対する
処理を参照し、その処理を実行する。
【0035】例えばその処理がメカ論理動作シミュレー
タ4に対するMotor1 ONという命令なら、協調
動作制御部12は外部I/F処理部13を通して、その
命令をメカ論理動作シミュレータ4に送る。メカ論理動
作シミュレータ4は、その命令を受け取りモータを駆動
し、中間I/F部1に命令に対する処理が終わった旨を
通知する。外部I/F処理部13はその通知を受け取り
協調動作制御部22にその旨を伝えると、協調動作制御
部12はソフトウェアデバッガ3にデバッガを再び走ら
せる命令を送る。図8にこの様子を示した。
【0036】また、もしその処理がハードウェアモデル
6に対するイベント通知ならば、協調動作制御部12は
外部I/F処理部13を通してハードウェアモデル6に
対してその旨を通知する。シミュレーションI/F処理
部5はその通知を受け取り、その通知に対応した処理を
通知要求情報記憶部23から参照し、その処理を実行す
る。処理が終了すると、シミュレーションI/F処理部
5は、中間I/F部1に協調動作継続命令をおくる。外
部I/F処理部13はその通知を受け取り協調動作制御
部12にその旨を伝えると、協調動作制御部12はソフ
トウェアデバッガ3にデバッガを再び走らせる命令を送
る。図9にこの様子を示した。
【0037】つぎに、メカ論理動作シミュレータ4でイ
ベントが発生したときの動作について説明する。図10
はメカイベント通知時のメッセージフロー1を示す説明
図であり、図11はメカイベント通知時のメッセージフ
ロー2を示す説明図である。メカ論理動作シミュレータ
4の動作中において、センサの状態が変化したとする。
するとメカ論理動作シミュレータ4から、状態変化のイ
ベント通知が中間I/F部1に送られる。外部I/F処
理部13はその通知を受け取り、その旨を協調動作制御
部12に送る。協調動作制御部12は、通知情報記憶部
22からそのイベントにたいする処理情報を検索し、そ
の処理を実行する。
【0038】もし、その処理がソフトウェアデバッガ3
に対する割込みなら、協調動作制御部12は外部I/F
処理部13を通して、ソフトウェアデバッガ3に割込み
命令を送る。ソフトウェアデバッガ3はその命令を受け
取り、割込みを設定し、その処理がメモリライトだった
ならソフトウェアデバッガ3に対してメモリライト命令
を送る。ソフトウェアデバッガ3は、その命令を受け取
りメモリの内容を更新する。図10にこの様子を示し
た。
【0039】また、もしその処理がハードウェアモデル
6に対するイベント通知ならば、協調動作制御部12
は、外部I/F処理部13を通して,ハードウェアモデ
ル6に対してその旨を通知する。シミュレーションI/
F処理部5はその通知を受け取り、その通知に対応した
処理を通知要求情報記憶部23から参照し、その処理を
実行する。図14はハードウェアモデル協調動作時のア
ニメーションを1を示す説明図、図15はハードウェア
モデル協調動作時のアニメーションを2を示す説明図で
ある。ここでは、ハードウェアモデルとして、表示素子
LED61やスイッチSW62が、アニメーションと同
一画面に表示されている。
【0040】図14では、媒体51がセンサ52bまで
搬送され、プランジャマグネット53bが作動して搬送
路55が指定されていることを示している。この状態か
ら、ソフトウェアデバッガ3を走らせると、メカ論理動
作シミュレータ4が協調動作を進め、同期時間間隔分だ
け媒体を搬送する。そして、LED61aのOK点灯に
より、媒体51はジャムを生じることなく、センサ52
bの位置まで搬送されたことが示される。図15では、
同期時間間隔分ずつ、この指定された搬送路55を媒体
51が進んだ状態を示している。そして、LED61a
のOK点灯により、媒体51はジャムを生じることな
く、ブレード54bを通過したことが示される。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、中間I/F部を備え、
ソフトウェアデバッガとメカ論理動作シミュレータおよ
びハードウェアモデルを接続して協調動作させ、周辺の
エレキ、メカの動作を含めて、ソフトウェアのデバッグ
を行なうことにより、ソフトウェアで制御したメカの動
きをアニメーションで見ながらデバッグを行うことがで
き、また、メカや周辺回路の動作と同期させて外部割込
みを発生させ、外部割込みに依存した個所をデバッグす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すデバッグ装置の概略
構成図である。
【図2】本発明によるデバッグの流れを示したフローチ
ャートである。
【図3】接続パネルの例を示す図である。
【図4】同期時間間隔設定パネルの例を示す図である。
【図5】I/Oライト通知設定パネルの例を示す図であ
る。
【図6】メカイベント通知設定パネルの例を示す図であ
る。
【図7】協調動作時におけるメッセージフローを示すフ
ローチャートである。
【図8】I/Oライトブレーク通知時のメッセージフロ
ー1を示す説明図である。
【図9】I/Oライトブレーク通知時のメッセージフロ
ー2を示す説明図である。
【図10】メカイベント通知時のメッセージフロー1を
示す説明図である。
【図11】メカイベント通知時のメッセージフロー2を
示す説明図である。
【図12】シミュレータ協調動作時のアニメーション1
を示す説明図である。
【図13】シミュレータ協調動作時のアニメーション2
を示す説明図である。
【図14】ハードウェア協調動作時のアニメーション1
を示す説明図である。
【図15】ハードウェア協調動作時のアニメーション2
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 中間I/F部 2 データ記憶部 3 ソフトウェアデバッガ 4 メカ論理動作シミュレータ 5 シミュレーションI/F処理部 6 ハードウェアモデル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置から情報を入力し、中央演算処
    理装置や周辺装置にて情報を処理し、出力装置にて情報
    を表示するソフトウェアデバッグ装置において、 ソフトウェアのエミュレーションを行う、外部通信機能
    を装備したソフトウェアデバッガと、 メカ動作を模擬的に実現する、外部通信機能を装備した
    シミュレータと、 ソフトウェアデバッガやシミュレータと通信して同期を
    とり、協調して動作させる中間インタフェース部と、 同期情報、通信情報やシミュレータ情報を記憶するデー
    タ記憶部とを備え、 シミュレータ情報に基いて同期時間間隔毎にメカの動作
    をシミュレーションさせ、メカの動きをアニメーション
    で表示することを特徴とするソフトウェアデバッグ装
    置。
  2. 【請求項2】 周辺回路の機能を実現する、シミュレー
    ションインタフェースを装備したハードウェアモデルを
    備え、ハードウェアモデルに関する通知情報を前記記憶
    部に格納し、周辺回路の動作をもシミュレーションさ
    せ、メカのイベントに応じて外部割込みを発生させ、外
    部割込みも含めたデバッグを行う請求項1記載のソフト
    ウェアデバッグ装置。
  3. 【請求項3】 メカの動きと周辺回路の動作を前記出力
    装置の同一画面に表示する請求項1または2記載のソフ
    トウェアデバッグ装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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