JPH11327771A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH11327771A
JPH11327771A JP13664198A JP13664198A JPH11327771A JP H11327771 A JPH11327771 A JP H11327771A JP 13664198 A JP13664198 A JP 13664198A JP 13664198 A JP13664198 A JP 13664198A JP H11327771 A JPH11327771 A JP H11327771A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置座標検出の信頼性の向上を図ることがで
きる座標入力装置を得る。 【解決手段】 複数の受発光装置3から出射される光ビ
ームの走査領域である座標入力領域2に挿入された指示
手段Aの位置座標を検出する座標入力装置1において、
再帰性反射部材7の反射面7aに対して傾いた傾斜面1
1aを有する透明な異物排除部材11を座標入力領域2
下部の再帰性反射部材7上に備える。これにより、異物
排除部材11上に達した異物がその異物排除部材11の
傾斜面11aに沿って排除されるので、座標入力領域2
の下部の再帰性反射部材7上への異物の堆積が防止され
る。また、光ビームは、異物排除部材11を透過するの
で、再帰性反射部材7において再帰反射される。したが
って、異物の存在による誤った光ビームの遮断が防止さ
れ、誤った電子データの処理が防止されるので、位置座
標検出の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子黒板やコンピ
ュータディスプレイ等に取り付けられる入力装置であ
り、特に図形の描画等の情報をコンピュータに入力する
座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子黒板やコンピュータに接続された表
示装置であるコンピュータディスプレイ等に利用者の指
や利用者が持つペンを接触又は接近させることでその表
示画面上の所定の位置を指定することができる座標入力
装置の一つとしては、レーザビーム光を回転させながら
出射する一対の発光装置と、そのレーザビーム光を反射
して再び同一光路を辿る再帰反射光とするコーナーキュ
ーブリフレクタで構成される再帰性反射部材と、その再
帰反射光を受光する一対の受光装置とを備えて座標位置
を検出する光学式の座標入力装置が特開平9−9109
4号公報に記載されている。この光学式の座標入力装置
においては、座標入力領域にはレーザビーム光が走査さ
れており、利用者の指等を座標入力領域に挿入すること
により特定の組み合わせのレーザビーム光が遮断され、
その遮断された各レーザビーム光の出射角度をそれぞれ
の受光装置で検出することにより、それらの出射角度に
基づいて利用者の指等により指示された座標位置が算出
される。
【0003】また、コーナーキューブリフレクタ以外の
再帰性反射部材としては、例えば『2000X(3M
製)』のようなテープ状の再帰性反射シートが知られて
いる。この再帰性反射シートは、コーナーキューブリフ
レクタに比較して再帰反射特性は劣るものの、低コスト
であって設置の自由度に優れるという利点を有してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平9−
91094号公報に記載されたような光学式の座標入力
装置が例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ
イ、平面型CRTディスプレイ等の表示画面を備えた表
示装置に装着された場合や電子黒板の筆記面等に装着さ
れた場合、座標入力領域内に粒子の細かなゴミ、塵、埃
等の異物が静電気によって付着しやすくなる。また、画
面表面に付着して帯電したゴミ等に別のゴミ等が吸着さ
れて大型化したゴミ等は、画面表面から再帰性反射部材
上に落下して堆積してしまう。このようにして再帰性反
射部材上にゴミ等の異物が堆積した場合、そのゴミ等の
異物によってレーザビーム光が遮断されてしまうことが
ある。このような場合、座標入力装置は付着したゴミ等
を利用者の指等による指示として認識してしまうので、
誤った情報が電子データとして伝達されてしまい、位置
座標検出の信頼性に問題を生じることになる。
【0005】一方、再帰性反射部材として再帰性反射シ
ートを使用した場合、この再帰性反射シートがコーナー
キューブリフレクタのような完全な再帰反射の性質を備
えているわけではないので、正規な再帰反射光以外に散
乱光等が発生するという問題がある。この散乱光は、発
光装置からのレーザビーム光以外に例えば外部照明から
照射される外部光線によっても生じ得る。このように、
外部光線が再帰性反射シートに入射することよって生じ
た散乱光は、受光装置において受光ノイズを発生させた
り、表示装置の表示画面の表示品質を低下させる原因と
なっている。すなわち、再帰性反射シートを使用した座
標入力装置においては、受光ノイズの発生により異常な
情報が電子データとして伝達されることになり、位置座
標検出の信頼性に問題を生じることになる。
【0006】本発明の目的は、位置座標検出の信頼性の
向上を図ることができる座標入力装置を得ることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光源と受光素子とを有する複数の受発光装置から放射方
向に出射された各光ビームを交差させ、それらの各光ビ
ームを再帰性反射部材で各受発光装置に再帰反射させる
ことにより形成される光ビーム走査領域である座標入力
領域に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標入
力装置において、前記座標入力領域下部の前記再帰性反
射部材の反射面に対して傾いた傾斜面を有するテーパ形
状であって少なくとも前記光ビームの通過位置は透明で
ある異物排除部材をその再帰性反射部材上に設ける。
【0008】したがって、複数の受発光装置の光源から
出射される光ビームの光ビーム走査領域である座標入力
領域に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標入
力装置において、座標入力領域下部の再帰性反射部材の
反射面に対して傾いた傾斜面を有するテーパ形状であっ
て少なくとも光ビームの通過位置は透明である異物排除
部材が、座標入力領域下部の再帰性反射部材上に設けら
れることにより、異物排除部材上に達した異物は、その
異物排除部材の傾斜面に沿って排除される。一方、光ビ
ーム通過位置は透明であるので、光ビームは異物排除部
材を透過して再帰性反射部材において再帰反射される。
これにより、座標入力領域下部の再帰性反射部材上への
異物の堆積が防止され、異物の存在による誤った光ビー
ムの遮断が防止される。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の座
標入力装置において、前記座標入力領域下部の前記再帰
性反射部材の反射面を前記座標入力領域に対して傾斜さ
せて設け、前記異物排除部材を透過した前記光ビームの
前記再帰性反射部材の反射面への入射角を略垂直とす
る。
【0010】したがって、座標入力領域下部の再帰性反
射部材の反射面を座標入力領域に対して傾斜させて設け
ることにより、異物排除部材を透過した光ビームの再帰
性反射部材の反射面への入射角を略垂直としたので、入
射角に依存する受光素子における受光パワーの減衰が最
低限度に留められる。
【0011】請求項3記載の発明は、光源と受光素子と
を有する複数の受発光装置から放射方向に出射された各
光ビームを交差させ、それらの各光ビームを再帰性反射
部材で各受発光装置に再帰反射させることにより形成さ
れる光ビーム走査領域である座標入力領域に挿入された
指示手段の位置座標を検出する座標入力装置において、
前記座標入力領域下部の前記再帰性反射部材の反射面に
沿って送風する横送風装置をその再帰性反射部材近傍に
設ける。
【0012】したがって、複数の受発光装置の光源から
出射される光ビームの光ビーム走査領域である座標入力
領域に挿入された指示手段の位置座標を検出する座標入
力装置において、座標入力領域下部の再帰性反射部材の
反射面に沿って送風する横送風装置が、その再帰性反射
部材近傍に設けられることにより、再帰性反射部材上に
達した異物は、横送風装置からの送風によって再帰性反
射部材の反射面に沿って排除される。一方、再帰性反射
部材上には光ビームを遮断するものは存在しないので、
光ビームは再帰性反射部材において再帰反射される。こ
れにより、座標入力領域下部の再帰性反射部材上への異
物の堆積が防止され、異物の存在による誤った光ビーム
の遮断が防止される。
【0013】請求項4記載の発明は、光源と受光素子と
を有する複数の受発光装置から放射方向に出射された各
光ビームを交差させ、それらの各光ビームを再帰性反射
部材で各受発光装置に再帰反射させることにより形成さ
れる光ビーム走査領域である座標入力領域に挿入された
指示手段の位置座標を検出する座標入力装置において、
所定の極性に帯電された導電性薄膜を前記座標入力領域
下部の前記再帰性反射部材上の前記光ビームの非通過位
置に設ける。
【0014】したがって、例えば異物とは反対の極性に
帯電された導電性薄膜が、座標入力領域下部の再帰性反
射部材上の光ビームの非通過位置に設けられることによ
り、再帰性反射部材上に達した異物は、その再帰性反射
部材上の導電性薄膜によって電気的に吸着され、光ビー
ムに影響を与えることのない位置に排除される。一方、
光ビーム通過位置には導電性薄膜は設けられていないの
で、光ビームは再帰性反射部材において再帰反射され
る。これにより、座標入力領域下部の再帰性反射部材上
への異物の堆積が防止され、異物の存在による誤った光
ビームの遮断が防止される。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の座
標入力装置において、前記再帰性反射部材の反射面に対
して略直角に設けられ、その再帰性反射部材に直接入射
する外部光線を遮断する遮光板を更に備える。
【0016】したがって、再帰性反射部材に直接入射す
る外部光線を遮断する遮光板が、再帰性反射部材の反射
面に対して略直角に設けられる。これにより、再帰性反
射部材に直接入射する外部光線が遮光板によって遮断さ
れるので、再帰性反射部材による散乱光の発生が防止さ
れる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一記載の座標入力装置において、前記座標入
力領域上方に設けられ、その座標入力領域に沿って下方
へ送風する送風装置を更に備える。
【0018】したがって、座標入力領域に沿って下方へ
送風する送風装置が、座標入力領域上方に設けられる。
これにより、座標入力領域内の異物は、上方からの送風
によって座標入力領域に沿って下方の再帰性反射部材へ
と排除される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
に基づいて説明する。本実施の形態の座標入力装置は、
電子黒板の筆記面に装着されて利用される座標入力装置
に適用されている。
【0020】ここで、図1(a)は座標入力装置1の構
成を概略的に示す正面図、(b)はその側面図、(c)
は送風装置12付近を主体に示すその断面図である。電
子黒板の筆記面Eに装着される座標入力装置1は、四角
形状の空間であって電子黒板の筆記面Eに略同一な広さ
を有する座標入力領域2を有している。この座標入力領
域2の上方両端部には、光ビームの発光と受光とを行う
受発光装置3(左側受発光装置3L、右側受発光装置3
R)が設けられている。この受発光装置3(左側受発光
装置3L、右側受発光装置3R)は、レーザ光を出射す
る光源であるレーザダイオード(以下、LDとする。)
4を備えている。このLD4から出射されたレーザ光
は、ハーフミラー5を透過した後、ここでは図示しない
モータにより回転駆動されるポリゴンミラー6によって
放射状に順次反射され、例えばL1,L2,・・・,L
n(R1,R2,・・・,Rn)といった光ビーム(プ
ローブ光)として、座標入力領域2(電子黒板の筆記面
E)の表面に沿って平行に繰り返し照射される。
【0021】また、座標入力装置1の内側であって座標
入力領域2の上部を除く周辺部には、再帰性反射部材で
ある再帰性反射シート7が設けられている。この再帰性
反射シート7は、入射した光をその入射角度によらずに
所定の位置に向けて反射する特性を有している。さら
に、座標入力装置1の下部に設けられた再帰性反射シー
ト7上には、テーパ形状面である傾斜面11aを有する
異物排除部材11が備えられている。この異物排除部材
11は、屈折率1.5程度の透明材料(例えば、光学ガ
ラスやメタクリル樹脂の一種であるPMMA等)で形成
されている。
【0022】ここで、図2は座標入力装置1の一部を概
略的に示す断面図である。図2に示すように、座標入力
装置1の下部に設けられた再帰性反射シート7について
は、その反射面7aを座標入力領域2(電子黒板の筆記
面E)の鉛直方向に対して角度θだけ傾斜して設けられ
ている。ここで、角度θは、異物排除部材11に入射し
て屈折した光ビームを再帰性反射シート7の反射面7a
に対してほぼ垂直に入射させる角度である。このように
光ビームを再帰性反射シート7の反射面7aに対してほ
ぼ垂直に光ビームを入射させることにより、後述する受
光素子9において受光される光の光パワーの減衰を最低
限度に留めることができ、座標入力装置1の位置座標検
出の信頼性の向上が図れる。
【0023】そして、例えば左側受発光装置3Lから照
射されたプローブ光L1は、異物排除部材11を透過し
て再帰性反射シート7の反射面7aにおいて反射され、
再び同一光路を辿る再帰反射光L1´として左側受発光
装置3Lに向かって進行する。再帰性反射シート7で反
射されてポリゴンミラー6に戻った再帰反射光は、ハー
フミラー5によって折り返され、集光レンズ8を通過し
て集光された後、受光素子9において受光される。受光
素子9は、例えばPINフォトダイオードで構成されて
おり、受光した再帰反射光の光パワーを電気信号(出力
電圧値)に変換する。
【0024】この受光素子9には、CPU等を備えたマ
イコン(図示せず)により制御される演算部10が接続
されている。この演算部10は、受光素子9からの電気
信号に基づいて指示手段である遮光物Aの位置座標
(x,y)を算出するものである。なお、演算部10に
よる遮光物Aの位置座標(x,y)の算出法は、例えば
ポリゴンミラー6を回転させるモータのパルス数により
遮光物Aで遮断されたプローブ光の角度を求め、この角
度に基づいて遮光物Aの位置座標(x,y)の算出する
等の周知の手法によるものである。
【0025】加えて、座標入力装置1の受発光装置3
(左側受発光装置3L、右側受発光装置3R)と座標入
力領域2との間には、送風装置12が設けられている。
次に、送風装置12について説明する。図1(c)に示
すように、この送風装置12には、座標入力装置1の両
側面に開口した吸気口13が設けられ、それらの吸気口
13の開口奥側には吸気用のファン14がそれぞれ設け
られている。これらファン14の間には、空気送風経路
15が形成されている。この空気送風経路15には、複
数の送風孔16aを下部に備えた送風部16が連設され
ている。この送風部16は、電子黒板の筆記面Eの表面
に沿って空気流aを均等に送り得る構造となっている。
なお、送風部16は、ポリゴンミラー6からの光ビーム
に干渉しない高さとされている。
【0026】また、前述したマイコンがLD4の発光タ
イミングとモータの駆動タイミングとを制御することに
より、レーザ光が走査され、座標入力領域2が形成され
る。
【0027】このような構成において、例えば図1
(a)に示すように、座標入力装置1の座標入力領域2
を介して電子黒板の筆記面E上の適当な位置(x,y)
を遮光物であるペンAによって書き込みをした場合、受
発光装置3(左側受発光装置3L、右側受発光装置3
R)から照射されたプローブ光Ln,Rnが遮られる。
したがって、ペンAによって遮られたプローブ光Ln,
Rnは再帰性反射シート7に到達することはないので、
プローブ光Ln,Rnの再帰反射光は受発光装置3(左
側受発光装置3L、右側受発光装置3R)の各受光素子
9に受光されることはない。すなわち、この場合には電
気信号が受光素子9から出力されることはない。したが
って、演算部10は、電気信号の出力されなかったプロ
ーブ光Ln,Rnのそれぞれの角度をこれらのプローブ
光を出射した際のモータのパルス数に基づいて算出し、
それらの角度に基づいてペンAによって書き込まれた位
置座標(x,y)を算出する。こうして算出された位置
座標(x,y)は、ペンAによる筆記面Eへの書き込み
の電子データとして処理される。
【0028】一方、座標入力装置1が起動された場合、
送風装置12のそれぞれのファン14の駆動が開始され
る。このファン14の駆動によって、各吸気口13から
は空気が吸入され、空気送風経路15内へと引き込まれ
る。空気送風経路15内へと引き込まれた空気は送風部
16へと送られ、複数の送風孔16aから電子黒板の筆
記面Eの表面に沿った複数の空気流aとして送出され
る。このようにして送出された空気流aは、電子黒板の
筆記面Eに付着した異物であるゴミ等を吹き飛ばし、下
方へ落下させる。また、落下したゴミ等は、空気流aに
より、異物排除部材11の傾斜面11aに沿って座標入
力装置1から排除される。
【0029】ここに、送風装置12を設けて座標入力装
置1の座標入力領域2内へ空気流aを送出することによ
り、座標入力領域2内へのゴミ等の付着が防止されると
ともに、座標入力装置1の座標入力領域2の下部に設け
られた再帰性反射シート7上に異物排除部材11を設け
て落下したゴミ等を座標入力装置1から排除することに
より、その再帰性反射シート7上におけるゴミ等の堆積
が防止される。これにより、ゴミ等によってプローブ光
が遮断されることによる誤った電子データの処理が防止
されるので、座標入力装置1の位置座標検出の信頼性の
向上が図れる。
【0030】次に、本発明の第二の実施の形態を図3に
基づいて説明する。なお、本発明の第一の実施の形態に
おいて説明した図1及び図2の部分と同一部分について
は同一符号を用い、説明も省略する。
【0031】ここで、図3(a)は座標入力装置20の
構成を概略的に示す正面図、(b)はその側面図であ
る。本実施の形態の座標入力装置20と本発明の第一の
実施の形態の座標入力装置1とは、構造的には異物排除
手段として機能する異物排除部材11に代えて横送風装
置21を設けた点で異なるものである。
【0032】横送風装置21は、座標入力装置20の座
標入力領域2の下部に設けられた再帰性反射シート7の
長手方向端部のいずれか一方に設けられている。この横
送風装置21には、吸気口22が設けられ、その吸気口
22の近傍には吸気用のファン23が設けられている。
なお、横送風装置21は、ファン23によって吸気され
た空気を再帰性反射シート7の表面に沿って横方向から
空気流bを送り得る構造となっている。
【0033】このような構成において、座標入力装置2
0が起動された場合、送風装置12のそれぞれのファン
14の駆動が開始されるとともに、横送風装置21のフ
ァン23の駆動が開始される。送風装置12の各ファン
14の駆動により、送風部16の複数の送風孔16aか
らは電子黒板の筆記面Eの表面に沿った複数の空気流a
が送出される。一方、横送風装置21のファン23の駆
動により、再帰性反射シート7の表面に沿って空気流b
が送出される。このようにして送出された空気流aは、
電子黒板の筆記面Eに付着したゴミ等を吹き飛ばし、下
方へ落下させる。また、落下したゴミ等は、横方向から
の空気流bにより、再帰性反射シート7の表面に沿って
吹き飛ばされ、座標入力装置20から排除される。
【0034】ここに、送風装置12を設けて座標入力装
置20の座標入力領域2内へ空気流aを送出することに
より、座標入力領域2内へのゴミ等の付着が防止される
とともに、座標入力装置20の座標入力領域2の下部に
設けられた再帰性反射シート7の長手方向端部のいずれ
か一方に横送風装置21を設けて横方向からの空気流b
を送出して落下したゴミ等を座標入力装置20から排除
することにより、その再帰性反射シート7上におけるゴ
ミ等の堆積が防止される。これにより、ゴミ等によって
プローブ光が遮断されることによる誤った電子データの
処理が防止されるので、座標入力装置20の位置座標検
出の信頼性の向上が図れる。
【0035】次に、本発明の第三の実施の形態を図4及
び図5に基づいて説明する。なお、本発明の第一又は第
二の実施の形態において説明した図1ないし図3の部分
と同一部分については同一符号を用い、説明も省略す
る。
【0036】ここで、図4(a)は座標入力装置30の
構成を概略的に示す正面図、(b)はその側面図であ
る。本実施の形態の座標入力装置30と本発明の第一の
実施の形態の座標入力装置1とは、構造的には異物排除
手段として機能する異物排除部材11に代えて導電性薄
膜31を設け、かつ、再帰性反射シート7毎に遮光板3
2を備えた点で異なるものである。
【0037】導電性薄膜31は、座標入力装置30の座
標入力領域2の下部に設けられた再帰性反射シート7の
プローブ光通過位置以外の部分に備えられる。この導電
性薄膜31は、酸化インジウム等の導電性の薄膜材料に
よって形成されており、ゴミ等の帯電電位の極性とは反
対の極性を付与されている。ここでは、ゴミ等は負極に
帯電し、導電性薄膜31は正極に帯電しているものとす
る。
【0038】また、遮光板32は、不透明な材料で形成
されており、再帰性反射シート7の側縁部に反射面7a
に対して垂直に設けられ、各再帰性反射シート7に対す
る外部光線の直接入射を少なくとも防止する。なお、遮
光板32は、電子黒板の筆記面Eに対して干渉しない位
置に設けられる。
【0039】このような構成において、座標入力装置3
0が起動された場合、送風装置12のそれぞれのファン
14の駆動が開始される。そして、送風装置12の各フ
ァン14の駆動により、送風部16の複数の送風孔16
aからは電子黒板の筆記面Eの表面に沿った複数の空気
流aが送出される。このようにして送出された空気流a
は、電子黒板の筆記面Eに付着したゴミ等を吹き飛ば
し、座標入力領域2の下部に設けられた再帰性反射シー
ト7上へと落下させる。また、座標入力領域2の下部に
設けられた再帰性反射シート7上へと落下したゴミ等
は、その再帰性反射シート7上の導電性薄膜31によっ
て電気的に吸着される。この場合、プローブ光通過位置
には導電性薄膜31は備えられていないので、ゴミ等は
プローブ光に影響を与えることのない位置に排除され
る。
【0040】一方、外部照明から照射される外部光線に
ついて考える。ここで、図5は座標入力装置30の一部
を概略的に示す断面図である。図5に示すように、たと
え外部照明から外部光線cが照射されている場合であっ
ても、遮光板32を設けたことによって再帰性反射シー
ト7上への外部光線cの直接入射が防止され、散乱光の
発生が防止される。
【0041】ここに、送風装置12を設けて座標入力装
置30の座標入力領域2内へ空気流aを送出することに
より、座標入力領域2内へのゴミ等の付着が防止される
とともに、座標入力装置30の座標入力領域2の下部に
設けられた再帰性反射シート7のプローブ光通過位置以
外の部分に導電性薄膜31を備えて落下したゴミ等を電
気的に吸着することにより、その再帰性反射シート7上
のプローブ光通過位置におけるゴミ等の堆積が防止され
る。これにより、ゴミ等によってプローブ光が遮断され
ることによる誤った電子データの処理が防止されるの
で、座標入力装置30の位置座標検出の信頼性の向上が
図れる。
【0042】また、遮光板32を設けて再帰性反射シー
ト7上への外部光線cの直接入射を防止し、散乱光の発
生を防止することにより、受光素子9での受光ノイズの
発生が防止される。これにより、異常な電子データの処
理が防止されるので、座標入力装置30の信頼性の更な
る向上が図れる。
【0043】なお、各実施の形態においては、開閉自在
なシャッタ機構を再帰性反射シート7上に更に設け、装
置使用の場合にのみ開放するようにしても良い。これに
より、装置を使用しない場合における再帰性反射シート
7へのゴミ等の付着・堆積が防止される。
【0044】また、各実施の形態においては、座標入力
装置の起動と同時に遮蔽物を検知した場合には、ゴミ等
が存在するものとみなして、報知手段として音声や光等
でゴミ等の存在を報知するようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の受
発光装置の光源から出射される光ビームの光ビーム走査
領域である座標入力領域に挿入された指示手段の位置座
標を検出する座標入力装置の座標入力領域下部の再帰性
反射部材上に、その再帰性反射部材の反射面に対して傾
いた傾斜面を有するテーパ形状であって少なくとも光ビ
ームの通過位置は透明である異物排除部材を設け、異物
排除部材上に達した異物をその異物排除部材の傾斜面に
沿って排除して座標入力領域下部の再帰性反射部材上へ
の異物の堆積を防止するとともに、光ビームを異物排除
部材内を透過させて再帰性反射部材において再帰反射さ
せることにより、異物の存在による誤った光ビームの遮
断を防止し、誤った電子データの処理を防止することが
できるので、座標入力装置の位置座標検出の信頼性の向
上を図ることができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の座標入力装置において、座標入力領域下部の再帰性
反射部材の反射面を座標入力領域に対して傾斜させて設
けることにより、異物排除部材を透過した光ビームの再
帰性反射部材の反射面への入射角を略垂直としたので、
入射角に依存する受光素子における受光パワーの減衰を
最低限度に留めることができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、複数の受発
光装置の光源から出射される光ビームの光ビーム走査領
域である座標入力領域に挿入された指示手段の位置座標
を検出する座標入力装置の座標入力領域下部の再帰性反
射部材の反射面に沿って送風する横送風装置を座標入力
領域下部の再帰性反射部材近傍に設け、再帰性反射部材
上に達した異物を横送風装置からの送風によって再帰性
反射部材の反射面に沿って排除して座標入力領域下部の
再帰性反射部材上への異物の堆積を防止するとともに、
再帰性反射部材上には光ビームを遮断するものを存在さ
せないで光ビームを再帰性反射部材において再帰反射さ
せることにより、異物の存在による誤った光ビームの遮
断を防止し、誤った電子データの処理を防止することが
できるので、座標入力装置の位置座標検出の信頼性の向
上を図ることができる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、複数の受発
光装置の光源から出射される光ビームの光ビーム走査領
域である座標入力領域に挿入された指示手段の位置座標
を検出する座標入力装置の座標入力領域下部の再帰性反
射部材上の光ビームの非通過位置に所定の極性に帯電さ
れた導電性薄膜を設け、再帰性反射部材上に達した異物
をその異物の極性とは反対の極性に帯電された導電性薄
膜によって電気的に吸着し、光ビームに影響を与えるこ
とのない位置に排除して座標入力領域下部の再帰性反射
部材上への異物の堆積を防止するとともに、光ビーム通
過位置には導電性薄膜を設けないで光ビームを再帰性反
射部材において再帰反射させることにより、異物の存在
による誤った光ビームの遮断を防止し、誤った電子デー
タの処理を防止することができるので、座標入力装置の
位置座標検出の信頼性の向上を図ることができる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の座標入力装置において、再帰性反射部材に直接入射
する外部光線を遮断する遮光板を再帰性反射部材の反射
面に対して略直角に設けることにより、再帰性反射部材
に直接入射する外部光線を遮光板によって遮断し、再帰
性反射部材による散乱光の発生を防止するので、受光素
子での受光ノイズの発生を防止することができ、異常な
電子データの処理を防止することができる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし5のいずれか一記載の座標入力装置において、座標
入力領域に沿って下方へ送風する送風装置を座標入力領
域上方に設けることにより、座標入力領域内の異物を上
方からの送風によって座標入力領域に沿って下方の再帰
性反射部材へと排除するので、座標入力領域内での異物
の肥大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の座標入力装置を示
し、(a)は座標入力装置の構成を概略的に示す正面
図、(b)はその側面図、(c)は送風装置付近を主体
に示すその断面図である。
【図2】座標入力装置の一部を概略的に示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第二の実施の形態の座標入力装置を示
し、(a)は座標入力装置の構成を概略的に示す正面
図、(b)はその側面図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態の座標入力装置を示
し、(a)は座標入力装置の構成を概略的に示す正面
図、(b)はその側面図である。
【図5】座標入力装置の一部を概略的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 座標入力領域 3 受発光装置 4 光源 7 再帰性反射部材 7a 再帰性反射部材の反射面 9 受光素子 11 異物排除部材 11a 異物排除部材の傾斜面 12 送風装置 21 横送風装置 31 導電性薄膜 32 遮光板 A 指示手段 Ln,Rn 光ビーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と受光素子とを有する複数の受発光
    装置から放射方向に出射された各光ビームを交差させ、
    それらの各光ビームを再帰性反射部材で各受発光装置に
    再帰反射させることにより形成される光ビーム走査領域
    である座標入力領域に挿入された指示手段の位置座標を
    検出する座標入力装置において、 前記座標入力領域下部の前記再帰性反射部材の反射面に
    対して傾いた傾斜面を有するテーパ形状であって少なく
    とも前記光ビームの通過位置は透明である異物排除部材
    をその再帰性反射部材上に設けることを特徴とする座標
    入力装置。
  2. 【請求項2】 前記座標入力領域下部の前記再帰性反射
    部材の反射面を前記座標入力領域に対して傾斜させて設
    け、前記異物排除部材を透過した前記光ビームの前記再
    帰性反射部材の反射面への入射角を略垂直とすることを
    特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 光源と受光素子とを有する複数の受発光
    装置から放射方向に出射された各光ビームを交差させ、
    それらの各光ビームを再帰性反射部材で各受発光装置に
    再帰反射させることにより形成される光ビーム走査領域
    である座標入力領域に挿入された指示手段の位置座標を
    検出する座標入力装置において、 前記座標入力領域下部の前記再帰性反射部材の反射面に
    沿って送風する横送風装置をその再帰性反射部材近傍に
    設けることを特徴とする座標入力装置。
  4. 【請求項4】 光源と受光素子とを有する複数の受発光
    装置から放射方向に出射された各光ビームを交差させ、
    それらの各光ビームを再帰性反射部材で各受発光装置に
    再帰反射させることにより形成される光ビーム走査領域
    である座標入力領域に挿入された指示手段の位置座標を
    検出する座標入力装置において、 所定の極性に帯電された導電性薄膜を前記座標入力領域
    下部の前記再帰性反射部材上の前記光ビームの非通過位
    置に設けることを特徴とする座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記再帰性反射部材の反射面に対して略
    直角に設けられ、その再帰性反射部材に直接入射する外
    部光線を遮断する遮光板を更に備える請求項4記載の座
    標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記座標入力領域上方に設けられ、その
    座標入力領域に沿って下方へ送風する送風装置を更に備
    える請求項1ないし5のいずれか一記載の座標入力装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016098502A1 (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社リコー 座標検出装置
JPWO2017013958A1 (ja) * 2015-07-17 2018-05-24 富士電機株式会社 受発光デバイスの付着物除去装置及び自動販売機

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JPWO2017013958A1 (ja) * 2015-07-17 2018-05-24 富士電機株式会社 受発光デバイスの付着物除去装置及び自動販売機

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