JP2004030003A - 光学式タッチパネル装置 - Google Patents

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森口 雅勝
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Abstract

【課題】検出可能なタッチ位置の分解能をより小さくすることができる光学式タッチパネル装置を提供すること。
【解決手段】表示装置1の裏面側に配設された略方形状の実装基板2の左辺に沿った部分2aにおいて、複数の発光素子3が、当該左辺の延びる方向と直交する方向にずらしてその辺の延びる方向に沿ってオーバーラップさせた状態で実装され、各発光素子3の配設ピッチ寸法h1が発光素子3の幅寸法h2よりも小さくなっている。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ナビゲーションシステムの車載表示装置等に用いられる光学式タッチパネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のタッチパネル装置として、図4及び図5に示すものがある。
【0003】
このタッチパネル装置では、表示装置101の裏面側に実装基板102が配設され、この実装基板102の各辺に複数の発光素子103又は複数の受光素子104が一列に並べて実装される。また、表示装置101の外周四方を取囲むようにアクリル板等の導光部材105が配設され、所定の発光素子103から照射された検出光Lが、導光部材105を通って表示画面101aの一辺側に導かれてそこから表示画面101aの前方を横切ってその他辺側に向けて投光され、また、この検出光Lが表示画面101aの他辺側に達すると導光部材105を通って実装基板102に実装された受光素子104に導かれて当該受光素子104により受光可能に構成される。そして、その検出光Lの遮光の有無によって、表示画面への指等のタッチの有無及びそのタッチ位置が検出されるようになっている。
【0004】
なお、これに関連する技術として特開平11−45155号公報を挙げておく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなタッチパネル装置では、表示画面101aの前方のどの位置で検知光Lが遮光されたかを検知するため、実装基板102の各辺に複数の発光素子103又は複数の受光素子104を一列に並べて実装して、マトリクス状に複数の検知光Lを投受光可能なように構成してある。
【0006】
しかしながら、実装基板102の各辺に複数の発光素子103又は複数の受光素子104を一列に並べて実装しているので、マトリクス状に投受光される各検知光Lの間隔寸法を、発光素子103又は受光素子104を実装するのに必要な幅寸法よりも小さくすることはできず、検出可能なタッチ位置の分解能の細密化に限度がある。
【0007】
そこで、この発明の課題は、検出可能なタッチ位置の分解能をより小さくすることができる光学式タッチパネル装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1記載の光学式タッチパネルは、表示装置の略方形状の表示画面の前方において、その面方向に沿ってマトリクス状に検知光を投受光し、各検知光の遮光の有無により表示画面へのタッチ操作を検出するようにした光学式タッチパネル装置であって、前記表示装置の裏面側に配設された略方形状の実装基板と、前記実装基板の前記検知光の投光を行う側の辺に沿って実装され、その辺に沿って自己の幅寸法よりも小さい所定の配設ピッチ寸法で、かつ、その辺と直交する方向に順次ずらすようにして配列された複数の発光素子と、光透過性材料により形成され、前記各発光素子が発光する光を、前記表示画面側に導いて、前記表示画面の前方において前記所定の配設ピッチ寸法と同じ間隔寸法を保った状態で前記検知光を投光する投光側導光部材と、前記実装基板の前記検知光の受光を行う側の辺に沿って実装され、その辺に沿って前記所定の配設ピッチ寸法と同じ配設ピッチ寸法で、かつ、その辺と直交する方向に順次ずらすようにして配列された複数の受光素子と、光透過性材料により形成され、前記表示画面の前方を横切ってくる各検知光を、前記所定の配設ピッチ寸法と同じ間隔寸法のままで、前記各受光素子に導く受光側導光部材と、を備えるものである。
【0009】
なお、請求項2記載のように、前記複数の発光素子及び前記複数の受光素子は、それぞれ前記実装基板の対応する辺に沿ってその辺と直交する方向に交互にずらすようにして千鳥状に配設されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。
【0011】
この光学式タッチパネル装置は、図1〜図3に示すように、表示装置1の表示画面1aの前方において、その面方向に沿ってマトリクス状に複数の検知光Lを投受光し、その各検知光Lの遮光の有無を検出することによって、表示画面1aに対する指等のタッチの有無やそのタッチ位置等の表示画面へのタッチ操作を検出するものであり、前記表示装置1の裏面側に配設された実装基板2と、この実装基板2に実装された複数の発光素子3及び複数の受光素子4と、前記発光素子3が発光する光を表示画面1a側に導く投光側導光部材5A,5Bと、前記表示画面1aの前方を横切ってくる各検知光Lを実装基板2側に導く受光側導光部材5C,5Dとを備える。
【0012】
上記表示装置1としては、液晶表示装置等が用いられ、その前面に略方形状の表示画面1aを有しており、全体としての形状も所定厚み寸法の略方形板形状に形成されている。この光学式タッチパネル装置は、表示画面1aの隣合う2辺側から検知光Lが投光されると共に、この2辺に対向する辺側で検知光Lが受光可能に構成されるもので、本実施の形態では、表示画面1aの左辺側及び下辺側から検知光Lが投光され、これらに対向する表示画面1aの右辺側及び上辺側で検知光Lが受光されるものとして説明する。
【0013】
実装基板2は、前記表示装置1の前面側からの投影形状と対応する形状の略方形状に形成され、表示装置1の裏面側に重ね合せるようにして配設されている。なお、この実装基板2は、図示省略のねじ等の固定手段により支持固定される。この実装基板2には、各発光素子3を所定の順序で発光駆動させるための駆動回路や各受光素子4において前記所定の順序に応じた受光がなされたか否かを検出するための検出回路、さらに、表示装置1の駆動回路等が形成されている。
【0014】
発光素子3は、赤外線LED等により構成されるもので、前記実装基板2の各辺のうち検知光Lの投光を行う側の左辺及び下辺のそれぞれに沿った部分2a,2bにおいて、複数実装される。
【0015】
このうち、実装基板2の左辺に沿った部分2aにおいては、各発光素子3は、その左辺と直交する方向に交互にずらして当該左辺の延びる方向に沿ってオーバーラップさせることにより、当該左辺に沿って所定の配設ピッチ寸法h1(各発光素子3の中心間の間隔寸法h1)で配列される。この際、各発光素子3がオーバーラップするように配列されているので、前記所定の配設ピッチ寸法h1を、その発光素子3の幅寸法h2よりも小さくできることになる(図3参照)。
【0016】
また、実装基板2の下辺に沿った部分2bにおいても、各発光素子3は、前述の左辺に沿った部分2aにおける場合と同様の態様により、所定の配設ピッチ寸法h1で配列した状態で実装される。なお、本実施の形態では、実装基板2の左辺に沿った部分2aに実装される各発光素子3の配設ピッチ寸法h1と、実装基板2の下辺に沿った部分2bに実装される各発光素子3の配設ピッチ寸法h1とを同じとしているが、これらは必ずしも同一でなくともよい。
【0017】
また、各受光素子4は、赤外線フォトトランジスタ等により構成されるもので、前記発光素子3が実装された左辺及び下辺と対向する右辺及び上辺のそれぞれに沿った部分2c,2dにおいて、複数実装される。
【0018】
このうち、実装基板2の上辺に沿った部分2dにおいては、各受光素子4は、その上辺と直交する方向に交互にずらして当該上辺の延びる方向に沿ってオーバーラップさせることにより、当該上辺の延びる方向に対して前記下辺に沿った部分2bに実装された各発光素子3の配設ピッチ寸法h1と同じ配設ピッチ寸法h1で配列される(図3参照)。
【0019】
また、実装基板2の右辺に沿った部分2cにおいても、各受光素子4は、前述の右辺に沿った部分2dと同様の態様により、前記右辺に沿った部分に実装された各発光素子3の配設ピッチ寸法h1と同一の配設ピッチ寸法h1で配列した状態で実装される。
【0020】
なお、本実施の形態では、各発光素子3及び各受光素子4を、各辺と直交する方向に交互に2段階にずらして千鳥状に配設しているが、より多段階に順次ずらすようにしてもよい。
【0021】
投光側導光部材5A,5B及び受光側導光部材5C,5Dは、表示装置1をその四方から取囲むように配設される。
【0022】
このうち投光側導光部材5A,5Bは、それぞれアクリル,ポリカーボネート等の光透過性材料により形成されるもので、各発光素子3が発光する光を、前記所定の配設ピッチ寸法h1と同じ間隔寸法h1のままで、表示画面1a側の左辺側及び下辺側に導いて、そこから表示画面1aの前方において前記所定の配設ピッチ寸法h1と同じ間隔寸法h1を保った状態で検知光Lを投光可能に形成される。
【0023】
より具体的に説明すると、投光側導光部材5Aは、透明板状部材を略L字状に屈曲した形状で、表示装置1の左側面側に前記表示画面1aと直交する姿勢で配設された略方形板状の導光本体部6Aと、その導光本体部6Aから前記実装基板2の左辺に沿った部分2aに向けて延びる延出片7Aとを備える。
【0024】
前記延出片7Aは、前記実装基板2の左辺に沿った部分2aにその裏面側から覆い被さるように延びており、その端部の内面が前記左辺に沿った部分2aに実装された各発光素子3に対向する形状に形成される。本実施の形態では、各発光素子3を前記左辺と直交する方向に2段階に交互にずらしているので、延出片7Aは2段階に凹凸な形状に形成されている。そして、その延出片7Aの各凸部及び凹部の端部の内面が実装基板2の左辺に沿った部分2aに実装された発光素子3に対向して配設され、前記各発光素子3からの光がそれら対向する内面から延出片7Aの内部にそれぞれ入射可能になっている。
【0025】
また、前記導光本体部6Aの表示画面1a側の端縁部は、当該表示画面1aよりも前方に突出しており、その端縁部の内面に表示画面1aの左辺の延びる方向に沿って前記所定の配設ピッチ寸法h1と同じ配設ピッチ寸法h1で一列に並べて複数の投光側光出射部8Aが形成される。この各投光側光出射部8Aは凸レンズ形状に形成され、この各投光側光出射部8Aにより導光本体部6A内の各光が収束されて外部に向けて検出光Lとして出射可能に構成される。
【0026】
また、延出片7Aの端縁部,延出片7A及び導光本体部6Aの間のコーナ部及び導光本体部6Aの端縁部には、前記各発光素子3が発光する光を、前記各投光側光出射部8Aに向けて導く傾斜反射面5Aa,5Ab,5Acが形成される。即ち、各発光素子3が発光する光は、前記延出片7Aの端縁部から延出片7A内に入射した後、まず、延出片7Aの端縁部の傾斜反射面5Aaにより内部反射されて、延出片7A内をその面方向に沿って前記左辺と略直交する方向に進行する。次に、延出片7Aと導光本体部6Aとの間のコーナ部に至るとそこで傾斜反射面5Abにより内部反射されて導光本体部6A内をその面方向に沿って表示画面1a側に進行し、最後に、導光本体部6Aの端縁部に形成された傾斜反射面5Acにより内部反射されて各投光側光出射部8Aから検知光Lとして外部に出射されるようになる。
【0027】
これにより、各発光素子3が発光する光が、各発光素子3の配設ピッチ寸法h1と同じ間隔寸法h1の並列状態で、表示画面1aの前方を横切るように投光可能に構成される。
【0028】
なお、投光側導光部材5Bも、同様に、表示装置1の下側面側に配設された導光本体部6Bと、その導光本体部6Bから前記実装基板2の下辺に沿った部分2bに向けて延びる延出片7Bとを備えると共に、導光本体部6Bの端縁部に複数の投光側光出射部8Bが列設された構成とされ、実装基板2の下辺に沿った部分2bに実装された各発光素子3が発光する光を、表示画面1aの下辺側に導いてそこから表示画面1aの前方を横切るように投光可能に構成される。
【0029】
受光側導光部材5C,5Dは、それぞれアクリル,ポリカーボネート等の光透過性材料により形成され、表示画面1aの前方を横切ってくる各検知光Lを、所定の配設ピッチ寸法h1と同じ間隔寸法h1のままで、実装基板2の右辺側に沿った部分2bに実装された各受光素子4に導くように構成される。
【0030】
より具体的に説明すると、受光側導光部材5Cは、上記投光側導光部材5Aと同様構成の部材であり、上記導光本体部6Aと同様構成の導光本体部6Cが、表示装置1の右側面側に前記表示画面1aと直交する姿勢で配設されると共に、その導光本体部6Cから上記延出片7Aと同様構成の延出片7Cが前記実装基板2の右辺に沿った部分2cに向けて延びるように形成される。
【0031】
また、上記導光本体部6Cの表示画面1a側の端縁部には、前記投光側導光部材5Aにおける投光側光出射部8Aと同様構成の受光側光入射部8Cが、当該各投光側光出射部8Aの配設ピッチ寸法h1と同じ配設ピッチ寸法h1で、かつ、前記各投光側光出射部8Aに対向する位置に形成されると共に、受光側導光部材5Cの延出片7Cの端縁部,延出片7C及び導光本体部6Cの間のコーナ部及び導光本体部6Cの端縁部には、前記受光側光入射部8Cより内部に入射した光を、前記各受光素子4に向けて導くための傾斜反射面5Ca,5Cb,5Ccが形成される。
【0032】
そして、前記各投光側光出射部8Aより出射されて表示画面1aの前方を横切ってくる検知光Lが、対向する各受光側光入射部8Cを通じて受光側導光部材5C内に入射すると、その光は、まず、導光本体部6Cの端縁部に形成された傾斜反射面5Ccで内部反射して、当該導光本体部6C内をその面方向に沿って前記表示画面1aの右辺と直交する方向に沿って表示装置1の裏面側に向けて進行する。そして、導光本体部6Cと延出片7Cとの間のコーナ部に達すると傾斜反射面5Cbで内部反射して、延出片7C内をその面方向に沿って進行する。最後に、当該光が、延出片7Cの端部に達すると、そこで、傾斜反射面5Caにより前記受光素子4に向けて進行するように内部反射された後、当該延出片7Cの端部の内面から外部に出射して、対向する各受光素子4により受光される構成となっている。
【0033】
なお、他方側の受光側導光部材5Dも、前記受光側導光部材5Cと同様に、表示装置1の上側面側に配設された導光本体部6Dと、その導光本体部6Dから前記実装基板2の右辺に沿った部分2dに向けて延びる延出片7Dとを備え、前記導光本体部6Dに受光側光出射部8Dが列設された構成とされ、前記投光側導光部材5Aより投光された各検出光Lを表示画面1aの上辺側で受光して、実装基板2の上辺に沿った部分2dに実装された受光素子4に導くように構成される。
【0034】
このように構成された光学式タッチパネル装置では、次のような動作により、表示画面1aへのタッチの有無及びそのタッチ位置が検出される。
【0035】
即ち、実装基板2の左辺及び下辺のそれぞれにおいて、実装基板2に形成された駆動回路により各発光素子3が所定の順番で順次発光駆動される。すると、各発光素子3が発光する光は、投光側導光部材5A,5Bにより、表示画面1a側の左辺及び下辺に導かれて、そこからそれぞれ反対側の右辺及び上辺に向けて投光される。この検知光Lが表示画面1aの右辺及び上辺に達すると、そこで受光側導光部材5C,5Dで受光されて、実装基板2の右辺側及び上辺側に実装された各受光素子4に導かれて対応する受光素子4で受光される。この際、実装基板2に形成された検知回路により、前記発光駆動された発光素子3に対応する受光素子4において、検知光Lの受光の有無が判断される。この際、表示画面1aに指等がタッチしていて、当該指等により検知光Lが遮光されていたときには、その受光が無いと判断され、その指等のタッチがあったこと、及びそのタッチ位置が検出されることになる。
【0036】
以上のように構成された光学式タッチパネル装置によると、実装基板2の左辺及び下辺に沿った部分2a,2bに、複数の発光素子3を、その左辺又は下辺と直交する方向にずらして左辺又は下辺の延びる方向に沿ってオーバーラップさせることにより、当該左辺又は下辺の延びる方向に対して自己の幅寸法h2よりも小さい所定の配設ピッチ寸法h1で配列した状態で実装すると共に、実装基板2の右辺及び上辺に沿った部分2c,2dに、複数の受光素子4を、その右辺又は上辺と直交する方向にずらして当該各辺の延びる方向に沿ってオーバーラップさせることにより、当該各辺の延びる方向に対して前記所定の配設ピッチ寸法h1と同じ配設ピッチ寸法h1で配列した状態で実装しているため、各検知光Lの間隔寸法を、発光素子3や受光素子4の幅寸法h2よりも小さくすることができ、検出可能なタッチ位置の分解能をより小さくすることが可能となる。
【0037】
なお、本実施の形態では、実装基板2の裏面側に発光素子3及び受光素子4を実装しているが、実装基板2の表面側(表示装置1側)に発光素子3及び受光素子4を実装するようにしてもよい。この場合、各延出片7A〜7Dを、実装基板2の表面側に向けて延出させる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1及び請求項2記載の光学式タッチパネル装置によると、実装基板の検知光の投光を行う側の辺に沿って実装された複数の発光素子を、その辺に沿って自己の幅寸法よりも小さい所定の配設ピッチ寸法で、かつ、その辺と直交する方向に順次ずらすようにして配列すると共に、前記実装基板の前記検知光の受光を行う側の辺に沿って実装された複数の受光素子を、その辺に沿って前記所定の配設ピッチ寸法と同じ配設ピッチ寸法で、かつ、その辺と直交する方向に順次ずらすようにして配列しているため、各検知光の間隔寸法を、発光素子や受光素子を実装するのに必要な幅寸法よりも小さくすることができ、分解能をより小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る光学式タッチパネル装置を示す正面図である。
【図2】同上の光学式タッチパネル装置を示す一部断面側面図である。
【図3】同上の光学式タッチパネル装置の実装基板を示す要部拡大正面図である。
【図4】従来の光学式タッチパネル装置を示す正面図である。
【図5】従来の光学式タッチパネル装置を示す要部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 表示装置
1a 表示画面
2 実装基板
3 発光素子
4 受光素子
5A,5B 投光側導光部材
5C,5D 受光側導光部材
L 検知光

Claims (2)

  1. 表示装置の略方形状の表示画面の前方において、その面方向に沿ってマトリクス状に検知光を投受光し、各検知光の遮光の有無により表示画面へのタッチ操作を検出するようにした光学式タッチパネル装置であって、
    前記表示装置の裏面側に配設された略方形状の実装基板と、
    前記実装基板の前記検知光の投光を行う側の辺に沿って実装され、その辺に沿って自己の幅寸法よりも小さい所定の配設ピッチ寸法で、かつ、その辺と直交する方向に順次ずらすようにして配列された複数の発光素子と、
    光透過性材料により形成され、前記各発光素子が発光する光を、前記表示画面側に導いて、前記表示画面の前方において前記所定の配設ピッチ寸法と同じ間隔寸法を保った状態で前記検知光を投光する投光側導光部材と、
    前記実装基板の前記検知光の受光を行う側の辺に沿って実装され、その辺に沿って前記所定の配設ピッチ寸法と同じ配設ピッチ寸法で、かつ、その辺と直交する方向に順次ずらすようにして配列された複数の受光素子と、
    光透過性材料により形成され、前記表示画面の前方を横切ってくる各検知光を、前記所定の配設ピッチ寸法と同じ間隔寸法のままで、前記各受光素子に導く受光側導光部材と、
    を備える光学式タッチパネル装置。
  2. 前記複数の発光素子及び前記複数の受光素子は、それぞれ前記実装基板の対応する辺に沿ってその辺と直交する方向に交互にずらすようにして千鳥状に配設された請求項1記載の光学式タッチパネル装置。
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