JPH11327591A - 話速変換ハンズフリーユニットおよび通話システム - Google Patents

話速変換ハンズフリーユニットおよび通話システム

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JPH11327591A
JPH11327591A JP10124927A JP12492798A JPH11327591A JP H11327591 A JPH11327591 A JP H11327591A JP 10124927 A JP10124927 A JP 10124927A JP 12492798 A JP12492798 A JP 12492798A JP H11327591 A JPH11327591 A JP H11327591A
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voice
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庄衛 佐藤
Atsushi Imai
篤 今井
Nobumasa Seiyama
信正 清山
Toru Tsugi
徹 都木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 話速変換された音声の劣化を阻止する。 【解決手段】 受話線106および送話線107のそれ
ぞれに相手ラインを伝わる音声の信号成分を除去するた
めの相関除去フィルタ102,103を設置して、話速
変換された音声の劣化を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信した音声また
は送信する音声の話速を変更可能な話速変換ハンズフリ
ーユニットおよび通話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高齢者や聴覚障害者を対象とした
電話などの通話システムは“シルバーホン”などの大き
さを好みの大きさに調整するシステムがほとんどであ
る。ただし、話速変換装置を組み込んだ通話システムと
しては特開平6−311211号公報で提案されている
システムが知られている。このシステムでは電話機内に
音声の話速を遅くする話速変換装置を組み込み、ユーザ
は、話速変換された音声を受話器により聴取することが
できる。上記提案では、高齢者が電話機まで移動して、
送受話器を手で保持する必要があり、これから迎えよう
としている高齢化社会では聴覚に障害を持つ高齢者が送
受話器を手に持たなくてもよいような、すなわち、ハン
ズフリーで話速変換可能なハンズフリーユニットまたは
通話システムが望まれてきている。
【0003】話速変換回路としては、さらに特願平9−
61015号公報に開示されている、話速を変更するた
めの音声の伸長倍率の制御法としては、特願平9−11
2961号公報に開示されている方法がある。特願平9
−61015号公報の話速変換回路を用いた場合、パラ
メータを与えることによって、音声、非音声の伸長倍率
と時間伸長分解消のために行われる無音区間の削減量を
独立に聴取者の好みの倍率に設定することができる。
【0004】ハンズフリーユニットとしては特開平8−
321873号公報が知られている。この提案では主に
ハンズフリー通話中のハウリングを防止し、かつ、より
大きな音量でスピーカーから音声を再生するために、送
話回路と受話回路との切り替えを行う通話切り替え回路
を設け、通話切り替え回路の出力に基づき、スピーカー
駆動アンプの利得を徐々に変化させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−32187
3号公報の提案では音声スイッチが1段であるので、ス
ピーカーから再生された話速変換後の音声がマイクを通
じて発声者である通信相手にフィードバックされてしま
い、送話者と受話者の間の円滑な会話が妨害されてしま
う。さらには上記フィードバック量が大きいときには発
話不能となってしまう場合もある。
【0006】なお、他のハンズフリーの通話システムで
は一般的には1段のエコーキャンセラを使用してハウリ
ングや外部環境から入力する雑音を除去する通話システ
ムも知られているが、このようなシステムに話速変換装
置を組み込もうとする場合には、非常に長いタップ長の
フィルタが必要となる。さらに音声の無音区間を削除す
ることにより話速変換により生じる時間的なずれ(遅
れ)を解消する時間伸張分解消機能を有する話速変換回
路を使用する場合には、フィルタ係数の更新が煩雑とな
り、フィルタの演算処理も大きくなってしまい非現実的
なものとなる。
【0007】特開平6−311211号に開示されてい
る方法によると話速変換回路で使用され、話速を可変と
するパラメータは話速変換回路が当該話者の手元にある
場合か当該通話相手の手元に設置されている場合のみ設
定、変更可能である。したがって、電話交換網内に設置
された場合には別途パラメータ設定手段を設けなければ
ならない。さらに、パラメータ設定手段として電話機の
トーン信号を用いているためパラメータ設定のたびにト
ーン信号によって会話が妨げられることになる。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、簡単な構成で話速変換における音声の劣化を阻止
し、上質な音声での通話を行うことができる話速変換ハ
ンズフリーユニットおよび通話システムを提供すること
にある。本発明の他の目的は、送話ラインを使用して話
速を指示するパラメータ等の指示信号を伝送しても会話
の妨げにならない話速変換ハンズフリーユニットおよび
通話システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、送話ラインおよび受話ラ
インを有する電話回線網に接続するとともに、音声再生
手段および音声入力手段にも接続して、該音声入力手段
から入力された音声信号を前記送話ラインに送信し、前
記受話ラインから受信した音声信号を前記音声再生手段
から再生出力する話速変換ハンズフリーユニットにおい
て、前記受話ラインに接続され、前記音声入力手段から
入力された音声信号の信号成分と相関のある信号成分
を、前記受話ラインから受信の音声信号から除去する第
1の成分除去手段と、該第1の成分除去手段と前記音声
再生手段との間に設置され、前記受話ラインから受信し
た音声信号の話速を変換する話速変換回路と、前記送話
ラインと前記音声入力手段の間に設置され、前記話速変
換回路により話速が変換された後の音声信号と相関のあ
る信号成分を、前記音声入力手段から入力された音声信
号から除去する第2の成分除去手段とを具えたことを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明は、送話ラインおよび受話
ラインを有する電話回線網に接続するとともに、音声再
生手段および音声入力手段にも接続して、該音声入力手
段から入力された音声信号を前記送話ラインに送信し、
前記受話ラインから受信した音声信号を前記音声再生手
段から再生出力する話速変換ハンズフリーユニットにお
いて、前記送話ラインと前記音声入力手段の間に設置さ
れ、前記音声入力手段から入力された音声信号の話速を
変換する話速変換回路と、前記送話ラインに接続され、
前記話速変換信号により話速が変換された音声信号の信
号成分と相関のある信号成分を、前記受話ラインから受
信の音声信号から除去する第1の成分除去手段と、前記
話速変換回路と前記音声入力手段との間に設置され、前
記第1の除去フィルタによる除去処理後の音声信号と相
関のある信号成分を、前記音声入力手段から入力された
音声信号から除去する第2の成分除去手段とを具えたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、送話ラインおよび受話
ラインを有する電話回線網に接続するとともに、音声再
生手段および音声入力手段にも接続して、該音声入力手
段から入力された音声信号を前記送話ラインに送信し、
前記受話ラインから受信した音声信号を前記音声再生手
段から再生出力する話速変換ハンズフリーユニットにお
いて、前記受話ラインと前記音声再生手段の間に設置さ
れ、前記受話ラインから受信した音声信号の話速を変換
する第1の話速変換回路と、前記送話ラインと前記音声
入力手段の間に設置され、前記音声入力手段から入力さ
れた音声信号の話速を変換する第2の話速変換回路と、
前記受話ラインに接続され、前記第2の話速変換回路に
より話速が変換された音声信号の信号成分と相関のある
信号成分を、前記受話ラインから受信の音声信号から除
去する第1の成分除去手段と、該第2の話速変換回路と
前記音声入力手段との間に設置され、前記第1の話速変
換回路により話速が変換された後の音声信号と相関のあ
る信号成分を、前記音声入力手段から入力された音声信
号から除去する第2の成分除去手段とを具えたことを特
徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の話速変換ハンズフリーユニットにおいて、前
記第1の成分除去手段および前記第2の成分除去手段は
フィルタであることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の話速変換ハンズフリーユニットにおいて、前
記第1の成分除去手段および前記第2の成分除去手段は
音声信号の減衰量を調整可能な音声スイッチであること
を特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の話速変換ハンズフリーユニットにおいて、前
記第1の成分除去手段および前記第2の成分除去手段は
外部からの指示により信号成分の除去処理内容を変更可
能であり、当該指示を行う指示手段をさらに有すること
を特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項6に記載の話速
変換ハンズフリーユニットにおいて、前記指示手段から
の指示は音声信号と多重され、伝送されることを特徴と
する。
【0016】請求項8の発明は、請求項7に記載の話速
変換ハンズフリーユニットにおいて、前記話速変換回路
は時間伸長解消機能を有し、当該時間伸長解消機能によ
り検出される音声の無音区間に前記指示手段の指示を当
該音声信号に対して重畳することを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項7に記載の話速
変換ハンズフリーユニットにおいて、前記指示手段の指
示はトーン信号の形態で伝送されることを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、電話回線網の送話ラ
インまたは受話ラインのいずれかのラインに設置され、
入力の音声信号の話速を話速変換回路により変換して出
力するとともに、話速変換対象の音声が入力する前記い
ずれかのラインから話速を示す指示信号を受け付け、当
該指示信号に応じて前記は話速変換回路の話速を変更す
る話速変換ハンズフリーユニットにおいて、前記指示信
号は前記音声信号と多重されており、当該音声信号と多
重された指示信号を検出し、当該検出した指示信号の示
す話速を前記話速変換回路に引き渡す話速指示検出手段
と、前記話速指示検出手段により検出した指示信号を、
前記話速変換対象の音声から除去して前記話速変換回路
に引き渡す信号除去手段とを具えたことを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項10に記載の
話速変換ハンズフリーユニットにおいて、前記指示手段
は音声の無音区間に指示信号を送出するとともに前記話
速変換回路は時間伸長解消機能を有し、該時間伸長解消
機能により前記無音区間を検出して前記話速指示検出手
段により該指示信号を検出することを特徴とする。
【0020】請求項12の発明は、請求項1〜3のいず
れかに記載の話速変換ハンズフリーユニットを前記電話
回線網内に設置することを特徴とする。
【0021】請求項13の発明は、請求項1〜3のいず
れかに記載の話速変換ハンズフリーユニットを電話機内
に設置することを特徴とする。
【0022】請求項14の発明は、請求項1〜3のいず
れかに記載の話速変換ハンズフリーユニットをアダプタ
の形態に形成し、電話機と接続可能としたことを特徴と
する。
【0023】請求項15の発明は、電話回線網による通
話か可能な通話システムにおいて、請求項1〜3のいず
れかに記載の話速変換ハンズフリーユニットであって、
前記第1の成分除去手段および前記第2の成分除去手段
が外部からの指示により信号成分の除去処理内容を変更
可能である話速変換ハンズフリーユニットと当該指示を
行う指示手段をさらに有することを特徴とする。
【0024】請求項16の発明は、請求項15に記載の
通話システムにおいて、前記指示手段からの指示は音声
信号と多重され、伝送されることを特徴とする。
【0025】請求項17の発明は、請求項16に記載の
通話システムにおいて、前記話速変換回路は時間伸長解
消機能を有し、当該時間伸長解消機能により検出される
音声の無音区間に前記指示手段の指示を当該音声信号に
対して重畳することを特徴とする。
【0026】請求項18の発明は、請求項15に記載の
通話システムにおいて、前記指示手段の指示はトーン信
号の形態で伝送されることを特徴とする。
【0027】請求項19の発明は、請求項10に記載の
話速変換ハンズフリーユニットと、該話速変換ハンズフ
リーユニットと前記指示信号を発生する指示手段とを具
えたことを特徴とする。
【0028】請求項20の発明は、請求項19に記載の
通話システムにおいて、前記指示手段は、前記いずれか
のラインの端部に接続される電話機内に設置されること
を特徴とする。
【0029】請求項21の発明は、請求項19に記載の
通話システムにおいて、前記話速変換ハンズフリーユニ
ットは前記電話回線網内に設置され、前記指示手段は、
前記いずれかのラインの端部に接続される電話機に接続
可能とすることを特徴とする。
【0030】請求項22の発明は、請求項19〜21の
いずれかに記載の通話システムにおいて、前記話速変換
ハンズフリーユニットは前記電話回線網内に設置される
ことを特徴とする。
【0031】請求項23の発明は、請求項19〜21の
いずれかに記載の通話システムにおいて、前記話速変換
ハンズフリーユニットは、前記いずれかのラインの端部
に接続される電話機内に設置されることを特徴とする。
【0032】請求項24の発明は、請求項19〜21の
いずれかに記載の通話システムにおいて、前記話速変換
ハンズフリーユニットは、前記いずれかのラインと接続
するアダプタ内に設置されることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0034】(実施形態1)図1に実施形態1のハンズ
フリ−ユニットの回路構成を示す。図1において、10
1は話速変換回路である。102は受話線(受話ライ
ン)106に接続し、送話マイク105から入力された
音声信号と相関のある信号成分を受話線106から受信
した音声信号から除去する相関除去フィルタである。1
04は音声再生用の受話スピーカーである。
【0035】相関除去フィルタ102により信号処理さ
れた後の音声信号が話速変換回路101に入力され、話
速が変換(この場合、遅く)される。話速変換後の音声
信号が受話スピーカー104により音声として再生出力
される。
【0036】106は音声入力用の送話マイクであり、
103は送話線(送話ライン)106に接続し、話速変
換された音声信号と相関のある信号成分を送話マイク1
05から入力された音声信号から除去する相関除去フィ
ルタである。送話マイク105から入力された音声は音
声信号に変換されて相関除去フィルタ103により信号
処理後、送話線107に送出される。受話線106およ
び送話線107はそれぞれが独立した信号線を形成され
た電話網である。
【0037】このような、構成において、通話元の発話
者から発話された音声は送話マイクl05によって集音
されて、音声信号に変換された後、送話線107より通
話相手へ伝送される。しかし、電話網の伝送路中に2W
の伝送路が混在していることや。伝送路上の4W‐2W
変換に用いられるハイブリッドのミスマッチなどの理由
によって送話線107上の信号は受話線106に送話者
エコーとなって戻ってくる。
【0038】話速変換回路101の前段に設置した相関
除去フィルタ102は受話線106に戻ってくる送話線
107と相関のある信号成分を除去し、送話者エコーが
話速変換されて受話スピーカー104から再生されるこ
とを防ぐ。
【0039】一方、通話相手が発声した音声は受話線1
06より相関除去フィルタ102を通過し、話速変換回
路101によって話速変換された後、受話スピーカー1
04で再生される。この再生音は送話マイク105によ
って集音されるが、相関除去フィルタ103によって話
速変換出力部の信号と相関のある信号が除去され、変換
音声が通信相手側にフィードバックされて再生されるこ
とを防ぐ。
【0040】図2は上記の相関除去フィルタ102の構
成の一例を示す。図2において、201は受話線であ
る。202は送話線である。203は受話線201上の
信号から送話線202上の信号と相関のある成分を引き
去る減算器である。
【0041】204は相関器205から与えられるフィ
ルタ係数により決定される信号成分、すなわち、減算に
より除去する信号を発生する相関信号発生器である。2
05は上記フィルタ係数を決定する相関器であり、相関
信号発生器204の出力がゼロになるように上記フィル
タ係数を更新する。この例では、相関器205は減算器
203の出力と、送話ライン202の音声信号を比較し
てフィルタ係数を決定する。
【0042】図1の相関除去フィルタ103も上記相関
除去フィルタ102とほぼ同様の構成とすることができ
るので、詳細な説明を必要としないであろう。
【0043】(実施形態2)実施形態1は話速変換回路
を受話線側に設置し、相手から送られてくる音声の話速
を遅くして受話者が音声を聞くことができる例であっ
た。次に送話者側で話速を変換するようにした実施形態
2を図3を参照して説明する。なお、図3に示す構成要
素は符号を変えているが、実施形態1と同一のものを使
用することができるので、実施形態1との相違点のみを
説明する。
【0044】図3において、30lは受話線である。3
02は送話線である。303は話速変換回路である。3
04、305は相関除去フィルタである。306は受話
スピーカーである。307は送話マイクである。
【0045】実施形態2では、話速変換回路303が送
話線302側に設置される。このため、送話線302側
の相関除去フィルタ305は送話マイク307と話速変
換回路303の間に設置さる。また、話速変換回路30
3により話速が変換された後の音声信号が受話線301
側の相関除去フィルタ304に供給される。
【0046】このような構成において、通話相手の発声
した音声は受話スピーカー306から再生され、送話マ
イク307によって集音されるが、相関除去フィルタ3
05によって受話スピーカー306から送話マイク30
7に混入した音声は相関除去フィルタ305によって、
キャンセル(除去)される。このため、話速変換装置3
03には、混入した上記音声の信号成分は入力されず、
通話相手の音声側が送話線側で再生されることはない。
【0047】また、送話マイク307に向かって発話さ
れた音声は相関除去フィルタ305を通過し、話速変換
回路303によって変換され送話線302より通話相手
に送られるが、その際、電話網の伝送路の特性によって
受話線301に戻ってくる。しかしながら相関除去フィ
ルタ304によって話速変換後の音声と相関のある信号
成分はキャンセルされるため受話スピーカー306から
発話者自身の音声が再生されることはない。
【0048】(実施形態3)送話線上、受話線上の双方
に話速変換装置を配置した実施形態3を図4を参照して
説明する。実施形態1,2と同様の構成要素については
詳細な説明を省略する。図4において、401は受話線
である。402は送話線である。403は受話線401
側に設置した話速変換回路である。404は送話線40
2側に設置した話速変換回路である。
【0049】405は受話線405側の話速変換回路4
03の前段に設置した相関除去フィルタである。406
は話速変換回路404と送話マイクの間に設置した相関
除去フィルタである。407は受話スピーカーである。
408は送話マイクである。
【0050】この形態でも実施形態1,2と同様、相関
除去フィルタ405、406のエコーキャンセル処理に
より、送話マイク408に向かって発声された音声は受
話スピーカー306から再生されることはなく、通話相
手の発声した音声が話速変換されても相手側で再生され
ることはない。
【0051】(実施形態4)送話、受話線上の両方に話
速変換回路を配置したユニットであるが、相関除去フィ
ルタに加え音声スイッチを実施形態3に付け加えること
によってより大きな音でのスピーカー再生を可能にした
実施形態4を説明する。図5は実施形態4の回路構成を
示す。
【0052】図5において、実施形態3と同様の個所の
詳細な説明は省略する。501は受話線である。502
は送話線である。503、504は話速変換回路であ
る。505,506は相関除去フィルタである。
【0053】507は音声スイッチである。音声スイッ
チ507については後で詳細に説明する。508は受話
スピーカー、509は送話マイクである。
【0054】510は話速変換回路504により話速変
換された音声信号の減衰量を可変とする可変減衰器(A
TT)である。511は送話マイク509から入力され
た音声信号の減衰量を可変とする可変減衰器である。5
12は可変減衰器510,511を制御する音声スイッ
チ制御部である。
【0055】音声スイッチ507は受話線501上と送
話線502上に接続された可変減衰器510、511お
よびディジタルフィルタなどで構成される制御部512
を有し、音声スイッチ制御部512が受話線501上の
可変減衰器510の入出力レベルおよび送話線502上
の可変減衰器511の入出力レベルを監視し、これらの
レベルに基づいて、可変減衰器510、511の減衰量
を制御し、受話スピーカー508から出力された音声が
送話マイク509で集音されるフィードバックの発生を
防止する。
【0056】このように相関除去フィルタ505、50
6に加えて音声スイッチ507を付加することによって
より大きな音でのスピーカー再生が可能になる。なお、
相関除去フィルタをすべて音声スイッチで置き換えてよ
り安価にシステムを構成することも可能である。
【0057】(実施形態5)図6は実施形態1〜実施形
態4の話速変換ハンズフリーユニットを設置可能な通話
システムを示す。ここで設置されるハンズフリーユニッ
トを図6ではSRCHFU(Speech Rate
Converter Hands FreeUnit)
として示してある。
【0058】図6において、601は電話交換網内に設
置されたSRCHFUを示す。602は電話交換機を示
す。603は4W−2W変換ハイブリッドを示す。60
4は2W−4W変換ハイブリッドを示す。
【0059】605は家庭電話端末内ダイヤル回路およ
び着信回路他を示す。606は家庭電話端末に内蔵され
たSRCHFUを示す。607は受話器用のアダプタと
して使用するSRCHFUを示す。この場合、スピーカ
ーおよびマイクは外部からSRCHFUに接続する。6
08は家庭電話端末に内蔵のスピーカーを示す。609
は家庭電話端末に内蔵のマイクを示す。610はハンズ
フリー通話と受話器通話とを切り替える切り替えスイッ
チを示す。
【0060】611は外部スピーカー、612外部マイ
クを示す。613は受話器、614,615はコネクタ
である。
【0061】図6に示す通り、(a)話速変換ハンズフ
リーユニット(SRCHFU)は電話交換機網内(電話
回線網内)に設置する形態(601参照〉、(b)電話
端末に内蔵する形態(606参照)および、(c)受話
器に接続するアダプタとして形成する形態(607参
照)のいずれの形態にも適用可能である。
【0062】(a)の形態は、電話会社が話速変換サー
ビスを提供することができる。
【0063】(b)の形態では、ユーザは、話速変換機
能を有する電話端末を購入するこにより、話速変換機能
を使用することができる。
【0064】(c)の形態では、既存の電話機端末本体
の受話器用コネクタ6l4よりアダプタへ配線し、アダ
プタに設置された受話器用コネクク6l5から受話器へ
簡易なコネクタを用いて配線することができるので、既
存の電話端末をそのまま使用して話速変換ハンズフリー
通話が可能となる。なお、アダプタ内に音声再生用スピ
ーカーや音声入力用マイクを内蔵してもよいし、外部か
ら接続するようにしてもよいこと勿論である。
【0065】(実施形態6)実施形態1〜実施形態4で
使用した話速変換回路および相関除去フィルタで取り扱
うパラメータを遠隔操作によって変更ができるように構
成した実施形態6の通話システムを次に説明する。
【0066】図7は実施形態6のシステム構成を示す。
【0067】70lは通話相手側の制御信号発生多重部
である。702は遠隔操作を受けてパラメータ変更を行
う話速変換ハンズフリーユニットである。703は通話
者の手元にある制御信号発生多重部である。704は通
話相手側の制御信号発生器である。通話相手の操作によ
って制御信号を発生する。
【0068】705は通話相手側の制御信号多重部
(位)検出回路であり、通話相手の発声を監視し時間軸
上で制御信号を多重する部位を決定する。706は通話
相手側の制御信号多重回路であり、制御信号発生器70
4から出力される出力信号を、制御信号多重部位検出回
路705で定められた位置に多重する回路である。
【0069】707は通話者の手元にある制御信号発生
器であり、通話者の操作により、話速変換の話速を決定
するパラメータおよび/または相関除去フィルタの係数
により定まるフィードバック音声の除去量を変更するた
めの制御信号を発生する。708は通話者の手元にある
多重部検出回路であり、通話者の発声を監視し、時間軸
上のどの位置に制御信号発生器707の出力を多重する
かを決定する。
【0070】709は通話者の手元にある制御信号多重
回路であり、制御信号発生器707から出力される出力
信号を多重部検出回路708で定められた位置に多重す
る回路である。710は相関除去フィルタである。71
1は制御信号除去フィルタであり、制御信号検出回路7
13で検出された制御信号を除去するためのフィルタで
ある。
【0071】712は従来技術で述べたパラメータ、た
とえば音声伸長倍率や非音声伸長倍率を表わすパラメー
タの変更により話速を変更でき、かつ、時間伸長分解消
機能を有する話速変換回路である。713は制御信号検
出回路であり、多重伝送される制御信号を検出し、制御
信号を除去するために必要な信号を発生する。また、上
記制御信号をデコードし、話速変換回路720と相関除
去フィルタ714のパラメータを変更する。
【0072】714は相関除去フィルタである。715
は制御信号除去フィルタであり、制御信号検出回路71
7で検出された制御信号を除去するためのフィルタであ
る。716は話速変換回路である。
【0073】717は制御信号検出回路であり、多重伝
送される制御信号を検出し、制御信号を除去するために
必要な信号を発生する。また、制御信号をデコードし、
話速変換回路712と相関除去フィルタ710のパラメ
ータを変更する。718は受話スピーカーである。71
9は送話マイクである。
【0074】720は制御信号検出回路713から出力
される、話速変換回路720のパラメータ変更信号用の
信号線である。721は制御信号検出回路713から出
力される、相関除去フィルタ714のパラメータ変更信
号用の信号線である。722は制御信号検出回路717
から出力される、話速変換回路712のパラメータ変更
信号用の信号線である。723は制御信号検出回路71
7から出力される相関除去フィルタ710のパラメータ
変更信号用の信号線である。
【0075】このような通話システムの中の通話者の手
元近くにある制御信号発生多重部703の動作について
説明する。受話スピーカー718、送話マイク719を
使用している通話者が、受話スピーカー718から聞こ
える通話相手の話速を変更する場合、手元スイッチなど
(たとえば話速をもっと遅くするためのボタン)を操作
する。この操作に応じて手元スイッチからの信号は制御
信号発生器707に伝えられ、制御信号発生器707に
おいて伝送する制御信号が作成、出力される。
【0076】多重部検出回路708は送話マイク719
に向かって発声された音声を監視し、制御信号を重畳す
る時問軸上の位置を計算する。たとえば、音声の無音区
間を削除することで話速変換による会話の時間的なずれ
を解消する時間伸長分解消機能を話速変換回路に組み込
んだ場合、多重部検出回路708はこの時間伸長分解消
機能によって削除される無音区間を計算する。
【0077】制御信号発生器707から出力された制御
信号は多重部検出回路708によって計算された無音区
間に制御信号多重回路709によって多重される。この
制御信号発生多重部703部分を簡易に実現する場合に
は多重部検出回路708を省略し、制御信号発生器70
7に電話端末に内蔵されているトーン信号発生器を用
い、制御信号多重回路709に単純なミクサを使用すれ
ば良い。
【0078】次に、話速変換ハンズフリーユニット70
2の動作について説明する。制御信号が音声信号と多重
された伝送信号は、制御信号検出回路717によって監
視され、多重部検出回路708と同様の処理によって信
号が多重されている位置と制御信号の存在とが検出され
る。検出された制御信号多重位置は制御信号を除去する
ために設けられた制御信号除去フィルタ715に伝えら
れ、制御信号はデコードされ、信号線722と信号72
3を介して話速変換回路712と相関除去フィルタ71
0のパラメータを変更する。
【0079】制御信号除去フィルタ715は話速変換回
路に制御信号が入力され誤動作するのを防ぐために設け
られる。フィルタは制御信号周波数成分を取り除く周波
数フィルタと多重位置でゲートを閉じるゲート回路を組
みあわせたもので、制御信号検出回路717によって検
出された制御信号多重位置情報を利用して動作する。
【0080】この話速変換ハンズフリーユニット702
の制御信号部を簡易に実現する場合には、制御信号検出
回路717にトーン信号検出回路を用い、制御信号除去
フィルタ715に減算器を用いてトーン信号検出回路で
検出されたトーン信号を引き去る(減算する)ように構
成すれば良い。このような遠隔リモート機能を使用する
と、自己の方で手元スイッチを操作して通話相手に設置
されたハンズフリーユニット内の話速変換回路および/
または相関除去フィルタのパラメータを変換することも
可能であり、また、逆に通話相手側で、上記パラメータ
を変更してもらうことが可能なる。この場合には、パラ
メータの変更の指示と変更する値を示す制御信号が電話
回線網を伝送されることになる。
【0081】実施形態5で説明した通り、話速変換ハン
ズフリーユニットは通話システム中のさまざまな場所に
設置することが可能である。従って、話速変換ハンズフ
リーユニット702を使用するユーザ、あるいは話速変
換サービス提供会社の設置環境に応じて、遠隔制御のた
めの回路(制御信号発生多重部701、703あるいは
話速変換ハンズフリーユニット内の制御信号検出回路7
13,717等)を所望の位置に設置すればよい。
【0082】たとえば、手の不自由なお年よりは手元ス
イッチを操作できないので、通話相手が音声を通して、
話速のスピードや再生される音声の品質、大きさを問い
合わせ、その回答に基づいて通話相手が上記手元スイッ
チを遠隔操作してお年よりの側に設置されたハンズフリ
ーユニットの話速変換回路のパラメータや相関除去フィ
ルタ等のパラメータを変更して、話速、音声の品質、大
きさを好適なものにすることができる。
【0083】以上説明したように、上述の実施形態で
は、時間遅れがある話速変換音声によって会話の流れが
妨げられない話速変換ハンズフリー通話が可能になる。
また、本発明による話速変換ハンズフリーユニットは交
換網内、電話端末内蔵、受話器用のアダプタとして、同
じ構成で柔軟に既存のシステムに導入することができ
る。システム構成上必要ならば話速変換または相関除去
フィルタのパラメータを遠隔操作によって変更でき、ど
のようなシステムの場合でも通話者の好みの話速変換音
声を受話することができる。
【0084】上述の実施形態の他に次の形態を実施する
ことができる。
【0085】1)上述の実施形態では、話速変換ハンズ
フリーユニットを電話機に内蔵する例や、電話機に接続
する例を示したが、他の電話機や電話機の周辺機器とし
ては、携帯電話、自動車電話、マイクを有するパーソナ
ルコンピュータの音声入出力部が知られている。これ
ら、機器に本発明の話速変換ハンズフリーユニットを内
蔵/接続してもよいこと勿論である。なお、汎用の携帯
電話や自動車電話には雑音を除去する除去機能があるが
これら携帯電話や自動車電話には話速変換機能がなく、
話速変換に好適なエコーキャンセル機能を有していない
点が本実施形態と大きく異なる点である。
【0086】2)上述の形態では話速変換回路に対する
話速の指示(パラメータ形態)や相関除去フィルタのフ
ィルタ係数を指示する方法については詳述しなかった
が、話速変換ハンズフリーユニットの設置位置に応じて
好適なものを使用すればよい。たとえば、話速変換ハン
ズフリーユニットが電話回線網内や電話機内に設置され
た場合には、上記指示を行うための指示手段としては電
話機のブッシュボタンの操作でトーン信号を発生する回
路を使用し、数字により話速等のレベルを指示する。ま
た、アダプタに話速変換ハンズフリーユニットが設置さ
れている場合には手元スイッチ、回転式のボリュームス
イッチ等により話速等のレベルを指示し、この指示に対
応する伝送用の指示信号(上述の実施形態6の制御信
号)を発生すればよい。
【0087】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
では、受話者が話速変換された音声を聞く際に、受話者
が発生した音声が受話ラインに混入しても、その音声が
除去されるので、受話者が聞き取る音声が劣化すること
はない。
【0088】請求項2の発明は、請求項1の発明と同
様、第1および第2の信号成分除去手段により送話者が
発声した音声の話速を送話者側で発生しても、送話者が
送出する音声および送話者が聞き取る音声を上質とする
ことができる。
【0089】請求項3の発明は、送話、受話の双方を話
速変換し、音声を上質とすることができる。
【0090】請求項4,5の発明は第1、第2の信号成
分除去手段をフィルタや音声スイッチにより簡単に構成
することができる。
【0091】請求項6、15の発明では、請求項1〜3
のいずれかに記載の話速変換ハンズフリーユニットにお
いて遠隔操作(リモート)での相間除去量の変更を行う
ことができる。
【0092】請求項7、16の発明では、指示手段から
の指示は音声信号と多重され、伝送されるので、指示を
転送するための専用の信号線が不要となる。
【0093】請求項8、17の発明は、話速変換回路は
時間伸長解消機能を有し、当該時間伸長解消機能により
検出される音声の無音区間に指示手段の指示を当該音声
信号に対して重畳するので、指示が転送される区間の音
声(無音)は時間伸長解消機能により除去される。これ
により音声が上記指示のための信号により影響を受ける
ことがない。
【0094】請求項9、18の発明は、指示手段の指示
をトーン信号の形態とすることにより既存の電話機のト
ーン信号発生器を使用することができる。
【0095】請求項10の発明では、指示信号は話速変
換ハンズフリーユニット内で音声から除去されるので、
話速変換された音声を聞くものは指示信号の発振音を聴
くことはない。
【0096】請求項11の発明では、無音区間に指示信
号が送付されるので、会話を阻害することはさらにな
い。
【0097】請求項12の発明は、請求項1〜3のいず
れかに記載の話速変換ハンズフリーユニットを電話回線
網内に設置することで電話会社が音声の話速変換サービ
スを提供することができる。
【0098】請求項13の発明は、請求項1〜3のいず
れかに記載の話速変換ハンズフリーユニットを電話機内
に設置することで、電話機に話速変換機能を持たせるこ
とができる。
【0099】請求項14の発明は、請求項1〜3のいず
れかに記載の話速変換ハンズフリーユニットをアダプタ
の形態に形成し、電話機と接続可能とすることで。既存
の電話機にアダプタを接続して音声の話速を変換するこ
とができる。
【0100】請求項19〜24の発明では、指示手段と
話速変換ハンズフリーユニットを電話回線網や電話機あ
るいはアダプタ等任意の設置場所に設置することで、異
なるユーザの要望に対する通話システムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態1の回路構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明実施形態1の相関除去フィルタの一例を
示すブロック図である。
【図3】本発明実施形態2の回路構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明実施形態3の回路構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明実施形態4の回路構成を示すブロック図
である。
【図6】本発明実施形態5のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明実施形態6のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101、303,403,404 話速変換回路 102,103,304,305 相関除去フィルタ 104、306,407 受話スピーカー 105,307,408 送話マイク 106,201,301,401 受話線 107,202,302,402 送話線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
話速変換ハンズフリーユニットにおいて、前記話速変換
回路は時間伸長解消機能を有し、当該時間伸長解消機能
により検出される音声の無音区間に前記指示手段の指示
を当該音声信号に対して多重することを特徴とする話速
変換ハンズフリーユニット。
【請求項】 請求項に記載の話速変換ハンズフリー
ユニットにおいて、前記指示手段の指示はトーン信号の
形態で伝送されることを特徴とする話速変換ハンズフリ
ーユニット。
【請求項】 電話回線網の送話ラインまたは受話ライ
ンのいずれかのラインに設置され、入力の音声信号の話
速を話速変換回路により変換して出力するとともに、話
速変換対象の音声が入力する前記いずれかのラインから
話速を示す指示信号を受け付け、当該指示信号に応じて
前記話速変換回路の話速を変更する話速変換ハンズフリ
ーユニットにおいて、 前記指示信号は前記音声信号と多重されており、当該音
声信号と多重された指示信号を検出し、当該検出した指
示信号の示す話速を前記話速変換回路に引き渡す話速指
示検出手段と、 前記話速指示検出手段により検出した指示信号を、前記
話速変換対象の音声から除去して前記話速変換回路に引
き渡す信号除去手段とを具えたことを特徴とする話速変
換ハンズフリーユニット。
【請求項】 請求項に記載の話速変換ハンズフリー
ユニットにおいて、前記指示手段は音声の無音区間に指
示信号を送出するとともに前記話速変換回路は時間伸長
解消機能を有し、該時間伸長解消機能により前記無音区
間を検出して前記話速指示検出手段により該指示信号を
検出することを特徴とする話速変換ハンズフリーユニッ
ト。
【請求項電話回線網による通話が可能な通話シス
テムにおいて、請求項1〜3のいずれかに記載の話速変
換ハンズフリーユニットと、該話速変換ハンズフリーユ
ニットの指示手段は前記話速変換ハンズフリーユニット
の外に設置され、前記指示手段からの指示は音声信号と
多重され、伝送されることを特徴とする通話システム。
【請求項】 請求項に記載の通話システムにおい
て、前記話速変換回路は時間伸長解消機能を有し、当該
時間伸長解消機能により検出される音声の無音区間に前
記指示手段の指示を当該音声信号に対して重畳すること
を特徴とする通話システム。
【請求項11】 請求項に記載の話速変換ハンズフリ
ーユニットと、該話速変換ハンズフリーユニットと前記
指示信号を発生する指示手段とを具えたことを特徴とす
る通話システム。
【請求項12】 請求項11に記載の通話システムにお
いて、前記指示手段は、前記いずれかのラインの端部に
接続される電話機内に設置されることを特徴とする通話
システム。
【請求項13】 請求項11に記載の通話システムにお
いて、前記話速変換ハンズフリーユニットは前記電話回
線網内に設置され、前記指示手段は、前記いずれかのラ
インの端部に接続される電話機に接続可能とすることを
特徴とする通話システム。
【請求項14】 請求項1113のいずれかに記載の
通話システムにおいて、前記話速変換ハンズフリーユニ
ットは前記電話回線網内に設置されることを特徴とする
通話システム。
【請求項15】 請求項1113のいずれかに記載の
通話システムにおいて、前記話速変換ハンズフリーユニ
ットは、前記いずれかのラインの端部に接続される電話
機内に設置されることを特徴とする通話システム。
【請求項16】 請求項1113のいずれかに記載の
通話システムにおいて、前記話速変換ハンズフリーユニ
ットは、前記いずれかのラインと接続するアダプタ内に
設置されることを特徴とする通話システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、送話ラインおよび受話ラ
インを有する電話回線網に接続するとともに、音声再生
手段および音声入力手段にも接続して、該音声入力手段
から入力された音声信号を前記送話ラインに送信し、前
記受話ラインから受信した音声信号を前記音声再生手段
から再生出力する話速変換ハンズフリーユニットにおい
て、前記受話ラインに接続され、前記音声入力手段から
入力された音声信号の信号成分と相関のある信号成分
を、前記受話ラインから受信の音声信号から除去する第
1の成分除去手段と、該第1の成分除去手段と前記音声
再生手段との間に設置され、前記受話ラインから受信し
た音声信号の話速を変換する話速変換回路と、前記送話
ラインと前記音声入力手段の間に設置され、前記話速変
換回路により話速が変換された後の音声信号と相関のあ
る信号成分を、前記音声入力手段から入力された音声信
号から除去する第2の成分除去手段と、前記第1の成分
除去手段および前記第2の成分除去手段は外部からの指
示により信号成分の除去処理内容を変更可能であり、当
該指示を行う指示手段とを具え、前記指示手段からの指
示は音声信号と多重され、伝送されることを特徴とす
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項2の発明は、送話ラインおよび受話
ラインを有する電話回線網に接続するとともに、音声再
生手段および音声入力手段にも接続して、該音声入力手
段から入力された音声信号を前記送話ラインに送信し、
前記受話ラインから受信した音声信号を前記音声再生手
段から再生出力する話速変換ハンズフリーユニットにお
いて、前記送話ラインと前記音声入力手段の間に設置さ
れ、前記音声入力手段から入力された音声信号の話速を
変換する話速変換回路と、前記送話ラインに接続され、
前記話速変換信号により話速が変換された音声信号の信
号成分と相関のある信号成分を、前記受話ラインから受
信の音声信号から除去する第1の成分除去手段と、前記
話速変換回路と前記音声入力手段との間に設置され、前
記第1の除去フィルタによる除去処理後の音声信号と相
関のある信号成分を、前記音声入力手段から入力された
音声信号から除去する第2の成分除去手段と、前記第1
の成分除去手段および前記第2の成分除去手段は外部か
らの指示により信号成分の除去処理内容を変更可能であ
り、当該指示を行う指示手段とを具え、前記指示手段か
らの指示は音声信号と多重され、伝送されることを特徴
とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項3の発明は、送話ラインおよび受話
ラインを有する電話回線網に接続するとともに、音声再
生手段および音声入力手段にも接続して、該音声入力手
段から入力された音声信号を前記送話ラインに送信し、
前記受話ラインから受信した音声信号を前記音声再生手
段から再生出力する話速変換ハンズフリーユニットにお
いて、前記受話ラインと前記音声再生手段の間に設置さ
れ、前記受話ラインから受信した音声信号の話速を変換
する第1の話速変換回路と、前記送話ラインと前記音声
入力手段の間に設置され、前記音声入力手段から入力さ
れた音声信号の話速を変換する第2の話速変換回路と、
前記受話ラインに接続され、前記第2の話速変換回路に
より話速が変換された音声信号の信号成分と相関のある
信号成分を、前記受話ラインから受信の音声信号から除
去する第1の成分除去手段と、該第2の話速変換回路と
前記音声入力手段との間に設置され、前記第1の話速変
換回路により話速が変換された後の音声信号と相関のあ
る信号成分を、前記音声入力手段から入力された音声信
号から除去する第2の成分除去手段と、前記第1の成分
除去手段および前記第2の成分除去手段は外部からの指
示により信号成分の除去処理内容を変更可能であり、当
該指示を行う指示手段とを具え、前記指示手段からの指
示は音声信号と多重され、伝送されることを特徴とす
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれかに記載の話速変換ハンズフリーユニットにおい
て、前記話速変換回路は時間伸長解消機能を有し、当該
時間伸長解消機能により検出される音声の無音区間に前
記指示手段の指示を当該音声信号に対して多重すること
を特徴とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項の発明は、請求項に記載の話速
変換ハンズフリーユニットにおいて、前記指示手段の指
示はトーン信号の形態で伝送されることを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項の発明は、電話回線網の送話ライ
ンまたは受話ラインのいずれかのラインに設置され、入
力の音声信号の話速を話速変換回路により変換して出力
するとともに、話速変換対象の音声が入力する前記いず
れかのラインから話速を示す指示信号を受け付け、当該
指示信号に応じて前記話速変換回路の話速を変更する話
速変換ハンズフリーユニットにおいて、前記指示信号は
前記音声信号と多重されており、当該音声信号と多重さ
れた指示信号を検出し、当該検出した指示信号の示す話
速を前記話速変換回路に引き渡す話速指示検出手段と、
前記話速指示検出手段により検出した指示信号を、前記
話速変換対象の音声から除去して前記話速変換回路に引
き渡す信号除去手段とを具えたことを特徴とする。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】請求項の発明は、請求項に記載の話速
変換ハンズフリーユニットにおいて、前記指示手段は音
声の無音区間に指示信号を送出するとともに前記話速変
換回路は時間伸長解消機能を有し、該時間伸長解消機能
により前記無音区間を検出して前記話速指示検出手段に
より該指示信号を検出することを特徴とする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項の発明は、電話回線網による通話
が可能な通話システムにおいて、請求項1〜3のいずれ
かに記載の話速変換ハンズフリーユニットと、該話速変
換ハンズフリーユニットの指示手段は前記話速変換ハン
ズフリーユニットの外に設置され、前記指示手段からの
指示は音声信号と多重され、伝送されることを特徴とす
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項の発明は、請求項に記載の通話
システムにおいて、前記話速変換回路は時間伸長解消機
能を有し、当該時間伸長解消機能により検出される音声
の無音区間に前記指示手段の指示を当該音声信号に対し
て重畳することを特徴とする。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】請求項10の発明は、電話回線網による通
話が可能な通話システムにおいて、請求項1〜3のいず
れかに記載の話速変換ハンズフリーユニットと、該話速
変換ハンズフリーユニットの指示手段は前記話速変換ハ
ンズフリーユニットの外に設置され、前記指示手段の指
示はトーン信号の形態で伝送されることを特徴とする。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】請求項11の発明は、請求項に記載の話
速変換ハンズフリーユニットと、該話速変換ハンズフリ
ーユニットと前記指示信号を発生する指示手段とを具え
たことを特徴とする。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】請求項12の発明は、請求項11に記載の
通話システムにおいて、前記指示手段は、前記いずれか
のラインの端部に接続される電話機内に設置されること
を特徴とする。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】請求項13の発明は、請求項11に記載の
通話システムにおいて、前記話速変換ハンズフリーユニ
ットは前記電話回線網内に設置され、前記指示手段は、
前記いずれかのラインの端部に接続される電話機に接続
可能とすることを特徴とする。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】請求項14の発明は、請求項1113
いずれかに記載の通話システムにおいて、前記話速変換
ハンズフリーユニットは前記電話回線網内に設置される
ことを特徴とする。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】請求項15の発明は、請求項1113
いずれかに記載の通話システムにおいて、前記話速変換
ハンズフリーユニットは、前記いずれかのラインの端部
に接続される電話機内に設置されることを特徴とする。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】請求項16の発明は、請求項1113
いずれかに記載の通話システムにおいて、前記話速変換
ハンズフリーユニットは、前記いずれかのラインと接続
するアダプタ内に設置されることを特徴とする。 請求
項17の発明は、送話ラインおよび受話ラインのいずれ
かに設置される話速変換ハンズフリーユニットにおい
て、音声の無音区間を削除することで話速変換による会
話の時間的なずれを解消する時間伸張分解消機能有する
話速変換回路と、前記話速変換回路を制御するための指
示信号が、前記送話ラインまたは受話ラインのいずれか
のライン上で音声信号の無音区間に多重されて伝送さ
れ、前記指示信号が多重された音声信号が前記話速変換
回路に入力される前に、前記多重された音声信号から前
記指示信号を検出する指示信号検出回路とを具え、前記
指示信号検出回路により検出された指示信号により前記
話速変換回路を制御し、前記話速変換回路の時間伸張分
解消機能により前記音声信号の無音区間に多重された指
示信号を削除することを特徴とする。請求項18の発明
は、請求項17に記載の話速変換ハンズフリーユニット
において、前記指示信号検出回路は前記音声信号の無音
区間を検出し、当該無音区間の検出に応じて、多重され
た音声信号中の指示信号を検出することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項17に記載の話速変換ハン
ズフリーユニットにおいて、前記送話ラインおよび前記
受話ラインは、電話網、電話機内/外のいずれかのライ
ンであることを特徴とする。請求項20の発明は、請求
項17に記載の話速変換ハンズフリーユニットにおい
て、前記音声信号に多重された指示信号を除去し、当該
指示信号が除去された音声信号を前記話速変換回路に入
力する指示信号除去回路をさらに具えたことを特徴とす
る。請求項21の発明は、請求項17に記載の話速変換
ハンズフリーユニットにおいて、前記指示信号はトーン
信号であることを特徴とする。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明では、受
話者が話速変換された音声を聞く際に、受話者が発生し
た音声が受話ラインに混入しても、その音声が除去され
るので、受話者が聞き取る音声が劣化することはない
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】削除
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】削除
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】削除
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】削除
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】削除
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】発明は、話速変換回路は時間伸長解消機
能を有し、当該時間伸長解消機能により検出される音声
の無音区間に指示手段の指示を当該音声信号に対して多
重するので、指示が転送される区間の音声(無音)は時
間伸長解消機能により除去される。これにより音声が上
記指示のための信号により影響を受けることがない。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】発明は、指示手段の指示をトーン信号の
形態とすることにより既存の電話機のトーン信号発生器
を使用することができる。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】発明では、指示信号は話速変換ハンズフ
リーユニット内で音声から除去されるので、話速変換さ
れた音声を聞くものは指示信号の発振音を聴くことはな
い。発明では、無音区間に指示信号が送付されるの
で、会話を阻害することはさらにない。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】削除
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】削除
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】削除
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】削除
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】発明では、指示手段と話速変換ハンズフ
リーユニットを電話回線網や電話機あるいはアダプタ等
任意の設置場所に設置することで、異なるユーザの要望
に対する通話システムを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都木 徹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話ラインおよび受話ラインを有する電
    話回線網に接続するとともに、音声再生手段および音声
    入力手段にも接続して、該音声入力手段から入力された
    音声信号を前記送話ラインに送信し、前記受話ラインか
    ら受信した音声信号を前記音声再生手段から再生出力す
    る話速変換ハンズフリーユニットにおいて、 前記受話ラインに接続され、前記音声入力手段から入力
    された音声信号の信号成分と相関のある信号成分を、前
    記受話ラインから受信の音声信号から除去する第1の成
    分除去手段と、 該第1の成分除去手段と前記音声再生手段との間に設置
    され、前記受話ラインから受信した音声信号の話速を変
    換する話速変換回路と、 前記送話ラインと前記音声入力手段の間に設置され、前
    記話速変換回路により話速が変換された後の音声信号と
    相関のある信号成分を、前記音声入力手段から入力され
    た音声信号から除去する第2の成分除去手段とを具えた
    ことを特徴とする話速変換ハンズフリーユニット。
  2. 【請求項2】 送話ラインおよび受話ラインを有する電
    話回線網に接続するとともに、音声再生手段および音声
    入力手段にも接続して、該音声入力手段から入力された
    音声信号を前記送話ラインに送信し、前記受話ラインか
    ら受信した音声信号を前記音声再生手段から再生出力す
    る話速変換ハンズフリーユニットにおいて、 前記送話ラインと前記音声入力手段の間に設置され、前
    記音声入力手段から入力された音声信号の話速を変換す
    る話速変換回路と、 前記送話ラインに接続され、前記話速変換信号により話
    速が変換された音声信号の信号成分と相関のある信号成
    分を、前記受話ラインから受信の音声信号から除去する
    第1の成分除去手段と、 前記話速変換回路と前記音声入力手段との間に設置さ
    れ、前記第1の除去フィルタによる除去処理後の音声信
    号と相関のある信号成分を、前記音声入力手段から入力
    された音声信号から除去する第2の成分除去手段とを具
    えたことを特徴とする話速変換ハンズフリーユニット。
  3. 【請求項3】 送話ラインおよび受話ラインを有する電
    話回線網に接続するとともに、音声再生手段および音声
    入力手段にも接続して、該音声入力手段から入力された
    音声信号を前記送話ラインに送信し、前記受話ラインか
    ら受信した音声信号を前記音声再生手段から再生出力す
    る話速変換ハンズフリーユニットにおいて、 前記受話ラインと前記音声再生手段の間に設置され、前
    記受話ラインから受信した音声信号の話速を変換する第
    1の話速変換回路と、 前記送話ラインと前記音声入力手段の間に設置され、前
    記音声入力手段から入力された音声信号の話速を変換す
    る第2の話速変換回路と、 前記受話ラインに接続され、前記第2の話速変換回路に
    より話速が変換された音声信号の信号成分と相関のある
    信号成分を、前記受話ラインから受信の音声信号から除
    去する第1の成分除去手段と、 該第2の話速変換回路と前記音声入力手段との間に設置
    され、前記第1の話速変換回路により話速が変換された
    後の音声信号と相関のある信号成分を、前記音声入力手
    段から入力された音声信号から除去する第2の成分除去
    手段とを具えたことを特徴とする話速変換ハンズフリー
    ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の話速変
    換ハンズフリーユニットにおいて、前記第1の成分除去
    手段および前記第2の成分除去手段はフィルタであるこ
    とを特徴とする話速変換ハンズフリーユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の話速変
    換ハンズフリーユニットにおいて、前記第1の成分除去
    手段および前記第2の成分除去手段は音声信号の減衰量
    を調整可能な音声スイッチであることを特徴とする話速
    変換ハンズフリーユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の話速変
    換ハンズフリーユニットにおいて、前記第1の成分除去
    手段および前記第2の成分除去手段は外部からの指示に
    より信号成分の除去処理内容を変更可能であり、当該指
    示を行う指示手段をさらに有することを特徴とする話速
    変換ハンズフリーユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の話速変換ハンズフリー
    ユニットにおいて、前記指示手段からの指示は音声信号
    と多重され、伝送されることを特徴とする話速変換ハン
    ズフリーユニット。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の話速変換ハンズフリー
    ユニットにおいて、前記話速変換回路は時間伸長解消機
    能を有し、当該時間伸長解消機能により検出される音声
    の無音区間に前記指示手段の指示を当該音声信号に対し
    て重畳することを特徴とする話速変換ハンズフリーユニ
    ット。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の話速変換ハンズフリー
    ユニットにおいて、前記指示手段の指示はトーン信号の
    形態で伝送されることを特徴とする話速変換ハンズフリ
    ーユニット。
  10. 【請求項10】 電話回線網の送話ラインまたは受話ラ
    インのいずれかのラインに設置され、入力の音声信号の
    話速を話速変換回路により変換して出力するとともに、
    話速変換対象の音声が入力する前記いずれかのラインか
    ら話速を示す指示信号を受け付け、当該指示信号に応じ
    て前記は話速変換回路の話速を変更する話速変換ハンズ
    フリーユニットにおいて、 前記指示信号は前記音声信号と多重されており、当該音
    声信号と多重された指示信号を検出し、当該検出した指
    示信号の示す話速を前記話速変換回路に引き渡す話速指
    示検出手段と、 前記話速指示検出手段により検出した指示信号を、前記
    話速変換対象の音声から除去して前記話速変換回路に引
    き渡す信号除去手段とを具えたことを特徴とする話速変
    換ハンズフリーユニット。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の話速変換ハンズフ
    リーユニットにおいて、前記指示手段は音声の無音区間
    に指示信号を送出するとともに前記話速変換回路は時間
    伸長解消機能を有し、該時間伸長解消機能により前記無
    音区間を検出して前記話速指示検出手段により該指示信
    号を検出することを特徴とする話速変換ハンズフリーユ
    ニット。
  12. 【請求項12】 請求項1〜3のいずれかに記載の話速
    変換ハンズフリーユニットを前記電話回線網内に設置す
    ることを特徴とする通話システム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜3のいずれかに記載の話速
    変換ハンズフリーユニットを電話機内に設置することを
    特徴とする通話システム。
  14. 【請求項14】 請求項1〜3のいずれかに記載の話速
    変換ハンズフリーユニットをアダプタの形態に形成し、
    電話機と接続可能としたことを特徴とする通話システ
    ム。
  15. 【請求項15】 電話回線網による通話が可能な通話シ
    ステムにおいて、請求項1〜3のいずれかに記載の話速
    変換ハンズフリーユニットであって、前記第1の成分除
    去手段および前記第2の成分除去手段が外部からの指示
    により信号成分の除去処理内容を変更可能である話速変
    換ハンズフリーユニットと当該指示を行う指示手段をさ
    らに有することを特徴とする通話システム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の通話システムにお
    いて、前記指示手段からの指示は音声信号と多重され、
    伝送されることを特徴とする通話システム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の通話システムにお
    いて、前記話速変換回路は時間伸長解消機能を有し、当
    該時間伸長解消機能により検出される音声の無音区間に
    前記指示手段の指示を当該音声信号に対して重畳するこ
    とを特徴とする通話システム。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の通話システムにお
    いて、前記指示手段の指示はトーン信号の形態で伝送さ
    れることを特徴とする通話システム。
  19. 【請求項19】 請求項10に記載の話速変換ハンズフ
    リーユニットと、該話速変換ハンズフリーユニットと前
    記指示信号を発生する指示手段とを具えたことを特徴と
    する通話システム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の通話システムにお
    いて、前記指示手段は、前記いずれかのラインの端部に
    接続される電話機内に設置されることを特徴とする通話
    システム。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載の通話システムにお
    いて、前記話速変換ハンズフリーユニットは前記電話回
    線網内に設置され、前記指示手段は、前記いずれかのラ
    インの端部に接続される電話機に接続可能とすることを
    特徴とする通話システム。
  22. 【請求項22】 請求項19〜21のいずれかに記載の
    通話システムにおいて、前記話速変換ハンズフリーユニ
    ットは前記電話回線網内に設置されることを特徴とする
    通話システム。
  23. 【請求項23】 請求項19〜21のいずれかに記載の
    通話システムにおいて、前記話速変換ハンズフリーユニ
    ットは、前記いずれかのラインの端部に接続される電話
    機内に設置されることを特徴とする通話システム。
  24. 【請求項24】 請求項19〜21のいずれかに記載の
    通話システムにおいて、前記話速変換ハンズフリーユニ
    ットは、前記いずれかのラインと接続するアダプタ内に
    設置されることを特徴とする通話システム。
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