JP4146585B2 - ハンズフリー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はハンズフリー装置に関し、更に詳しくは着脱自在に接続可能な携帯電話機からの受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、その受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハンズフリー装置に関する。
【0002】
近年の携帯電話機の普及に伴い、車内でハンズフリー装置を使用する利用者が多くなっている。携帯電話機をハンズフリー装置に接続すれば、ハンズフリー装置のスピーカとマイクを介して手放しで通話を行えるため、安全運転も確保できる。しかし、通話時以外にもスピーカから雑音が聞こえる場合があり、この様な雑音の抑圧が望まれている。
【0003】
【従来の技術】
図4は従来技術を説明する図で、従来のハンズフリーシステムの構成を示している。図において、70は遠隔の固定電話機、100は公衆網(移動網を含む)、60は基地局(BS)、10は通話及びデータ通信可能な通常の携帯電話機、30は車等に搭載される双方向同時通話型のハンズフリー装置である。
【0004】
携帯電話機10において、11はTDMA方式等による通信制御部、12は送信部、13は送/受分波スイッチ(T/R)、14はアンテナ、15は受信部、16は周波数シンセサイザ(SYN)、17は音声の符号データとPCMデータ間の符号変換を行うコーデック(CDC)、18はPCMデータと音声信号間の変換を行うベースバンド処理部(BBC)、19は音声信号経路を切り替えるアナログスイッチ(ASW)、20はマイク(MIC)、21aはレシーバ(RCV)、21bはブザー(BZ)等の発音体、22は携帯電話機10の主制御(呼制御,機器内構成の制御,ハンズフリー装置との間の通信制御等)を行うCPU,23はCPU22が実行するアプリケーションプログラムや各種データ(留守録音声データ等を含む)を記憶するメモリ(MEM)、24は液晶表示部やダイヤルキー等を備えるコンソール部(CSL)、25はディジタル信号のシリアルインタフェース部(SIF)、26はCPU22の共通バス、27は16芯の外部接続コネクタ(CNN)、TA,RAは送受話音声のアナログ信号端子、UD,DDは上り下りシリアルデータのディジタル信号端子である。
【0005】
この様な携帯電話機10を単独で使用する場合は、通話時の送話音声はマイク20から入力され、また通話時の受話音声及び留守録の再生音声はレシーバ21aから出力される。一方、着信時の呼出音(リンギング),発呼操作時のキー確認音,機能設定操作時の設定エラー音等はブザー21bから出力される。これらの信号源はパターン化されたPCMデータとして予めメモリ23に記憶されており、使用時にはベースバンド処理部18で対応する可聴音信号に変換され、ブザー21bより出力される。
【0006】
ハンズフリー装置30において、32はエコーキャンセラLSI(ECLSI)、34は可聴音信号帯域を通過させるフィルタ(FIL)、35は出力音声のミュート回路(MUT)、36は音量レベルをマニュアル調整可能なボリューム回路、37は出力段のアンプ回路(AMP)、38はスピーカ(SPK)、39はマイク(MIC)、40はプリアンプ回路(AMP)、41は入力音声のミュート回路(MUT)、42はハンズフリー装置30の主制御(機器内構成の制御,携帯電話機との通信制御等)を行うCPU,43はCPU42が実行するアプリケーションプログラムや各種データを記憶するメモリ(MEM)、44はディジタル信号のシリアルインタフェース部(SIF)、45はCPU42の共通バス、そして、46は携帯電話機10を着脱自在に接続可能なコネクタ(CNN)である。
【0007】
一般にハンズフリー装置30ではスピーカ38の出力音声の車内における反響音(エコー)をキャンセルするためにエコーキャンセラ32を備える。エコーキャンセラ32は入力の音声信号Ar からエコー経路特性の推定に従って擬似エコー信号Ae ´を生成すると共に、これを実際のエコー信号Ae から差し引くことでエコー信号成分をキャンセルする。このエコー経路特性の推定方法には幾つかあるが、一般にはハードウエア構成が簡単でかつ収束性が保証されると言う理由から、各サンプル時点で未知変数である係数ベクトル(エコー経路のインパルス応答)を逐次的に推定するところの所謂学習同定法が多く用いられている。
【0008】
図はこの場合のエコーキャンセラLSI32の概略構成を示している。入力の音声信号Ar は内部でA/D変換及びD/A変換されてフィルタ回路34に出力される。トランスバーサルフィルタを利用した適応型フィルタ(ADF)53は、入力の音声データ系列Ar と推定された係数ベクトルHとの畳み込み演算により擬似エコーデータAe ´を生成すると共に、これを減算器52でエコーデータAe から差し引き、その残差データEr の自乗平均値が「0」となる方向に上記係数ベクトルHを逐次更新する。従来より、この種(学習同定法)のエコーキャンセラ32は白色ガウス性の信号に対して良好な性能(収束速度,最終エコー打ち消し量等)を示すことが知られており、このため、市販のエコーキャンセラLSI32は内部にホワイトノイズ発生器(WNG)54を備え、かつ適応型フィルタ53の事前学習のために加算器51を介してホワイトノイズWn を加えることが行われている。
【0009】
係る構成の下で、携帯電話機10は、例えば最寄りの基地局60に位置登録しており、待ち受け状態となっている。使用者は乗車時にはこの様な携帯電話機10をハンズフリー装置30に接続し、これによりCPU22とCPU42間ではSIF25,44を介してコマンドやデータのやり取りが可能となる。CPU22は、ハンズフリー装置30への接続を検知すると、CPU42にハンズフリーONコマンドを送信する。これを受けたCPU42はミュート回路35,42を夫々アンミュート(即ち、送受話信号経路をON)状態にする。またCPU22はASW19の接続をそれまでのマイク20,レシーバ21a,ブザー21bの経路からハンズフリー装置30の経路へと切り替える。これにより、通話時の送話音声はマイク39から入力され、また通話時の受話音声、非通話時における留守録の再生音声、並びに着信時の呼出音(リンギング),発呼操作時のキー確認音,機能設定操作時の設定エラー音等はまとめてスピーカ38から出力される関係となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来方式では携帯電話機10の接続後はハンズフリー装置30の音声信号経路が常時働いているため、携帯電話機10の待ち受け状態でもスピーカ38からホワイトノイズ等が聞こえる問題があった。通話中のノイズは背景音としての効果もあり、気にはならないが、待ち受け状態(無音時)のノイズは使用者に不快感を与える。また、待ち受け状態のみならず、使用者が発呼操作、各種機能設定操作又は留守録再生操作を行った時に発生するキー確認音,設定エラー音,留守録再生音等にも同様のノイズが混入するため、これらの音が聞き取り難いものとなっていた。
【0011】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とする所は、携帯電話機の非通話時にスピーカから聞こえる雑音を十分に抑圧できるハンズフリー装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は例えば図1(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)のハンズフリー装置は、着脱自在に接続可能な携帯電話機からの受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、その受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハンズフリー装置において、エコーキャンセラ素子32が介在する第1の受話信号経路と、エコーキャンセラ素子32が介在する前の受話信号経路から分岐された第2の受話信号経路と、前記第1,第2の受話信号経路を選択するスイッチ回路33と、携帯電話機の制御下で動作するスイッチ制御部1であって、該携帯電話機の通話時以外は第2の受話信号経路を選択するもの、とを備えるものである。
【0013】
本発明(1)においては、エコーキャンセラ素子32が介在する前の受話信号経路から分岐された第2の受話信号経路を備える構成により、該第2の受話信号経路には雑音信号が混入されない。また携帯電話機の通話時以外は第2の受話信号経路を選択する構成により、携帯電話機の待ち受け状態ではスピーカ38の出力を無音にでき、使用者に不快感を与えない。またこの時、同時にエコーキャンセラ素子32に事前学習させておくことが可能であり、よって通話に切替時の最初からエコーキャンセラ素子32を正常に機能させることが可能である。
【0014】
なお、上記携帯電話機の通話時以外(広義の待ち受け状態等)には、携帯電話機の発呼操作、機能設定操作、留守録メッセージの再生操作等も行われ得るが、本発明(1)によれば、その際に発生されるキー確認音、設定エラー音、留守録再生音等の各信号にも雑音信号が混入されないため、これらの音や再生音声を鮮明に聞き取ることが可能となる。
【0015】
好ましくは、本発明(2)においては、上記本発明(1)において、第2の受話信号経路は増幅回路31を備える。
【0016】
本発明(2)においては、第2の受話信号経路に必要ならエコーキャンセラ素子32におけるものと同等の利得を与えることが可能となり、よって通話時における受話音声と非通話時における各種信号音や留守録再生音声とを同じ音量で聴くことが可能となる。
【0017】
また上記の課題は例えば図1(B)の構成により解決される。即ち、本発明(3)のハンズフリー装置は、着脱自在に接続可能な携帯電話機からの受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、その受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハンズフリー装置において、エコーキャンセラ素子32が介在する第1の受話信号経路と、エコーキャンセラ素子32が介在した後の前記第1の受話信号経路から分岐接続されて音声信号帯域を抑圧するハイパスフィルタ47を備える第2の受話信号経路と、前記第1,第2の受話信号経路を選択するスイッチ回路33と、携帯電話機の制御下で動作するスイッチ制御部1であって、該携帯電話機の通話時又は留守録再生時以外は第2の受話信号経路を選択するもの、とを備えるものである。
【0018】
本発明(3)においては、第2の受話信号経路に音声信号帯域を抑圧するハイパスフィルタ47を備える構成により、音声信号帯域に混入する様な雑音信号成分を十分に抑圧できる。また携帯電話機の通話時又は留守録再生時以外は第2の受話信号経路を選択する構成により、携帯電話機の待ち受け状態(無音時)ではスピーカ38からの雑音出力を十分に抑圧できると共に、携帯電話機の発呼操作、機能設定操作に伴って発生されるキー確認音、設定エラー音等については、これらの信号が音声信号帯域を越える可聴信号帯域にあるため、これらの音を鮮明に聞き取ることが可能となる。またこの時、同時にエコーキャンセラ素子32に事前学習させておくことが可能であり、よって通話に切替時の最初からエコーキャンセラ素子32を正常に機能させることが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0020】
図2は第1の実施の形態によるハンズフリー装置を説明する図で、エコーキャンセラ素子が介在する第1の受話信号経路と、エコーキャンセラ素子が介在する前の受話信号経路から分岐された第2の受話信号経路とを備える場合を示している。図において、30は第1の実施の形態によるハンズフリー装置、31は受話経路信号を増幅するアンプ回路(AMP)、33は機械式(リレー等)又は半導体回路により構成されるスイッチ回路である。ここで、アンプ回路31はエコーキャンセラLSI32におけるものと同じ利得を持たせるために設けられている。その他の構成については上記図4で述べたものと同様で良い。
【0021】
係る構成の下で、CPU42は、ハンズフリー装置30の電源投入当初はスイッチ回路33を端子a側に接続する。またミュート回路35,42を夫々ミュート(即ち、送受話信号経路をOFF)状態にする。
【0022】
一方、携帯電話機10は、例えば最寄りの基地局60に位置登録しており、待ち受け状態となっている。使用者は乗車時にはこの様な携帯電話機10をハンズフリー装置30に接続する。これによりCPU22とCPU42間ではSIF25,44を介してコマンドやデータのやり取りが可能となる。CPU22は、ハンズフリー装置30ヘの接続を検知すると、CPU42に対してハンズフリーONコマンドを送信する。これを受けたCPU42はミュート回路35,42を夫々アンミュート(即ち、送受話信号経路をON)状態にする。またCPU22はASW19の接続をそれまでのマイク20,レシーバ21a,ブザー21bの経路からハンズフリー装置30の経路へと切り替える。これにより、通話時の送話音声はマイク39から入力され、また通話時の受話音声、非通話時における留守録の再生音声、並びに着信時の呼出音(リンギング),発呼操作時のキー確認音、発呼時の呼出中音(リングバックトーン)、機能設定操作時の設定エラー音等はスピーカ38から出力される関係となる。
【0023】
この状態では、携帯電話機10の非通話時(待ち受け状態等)における受話経路信号はアンプ31を介してスピーカ38に出力されるため、エコーキャンセラLSI32によるノイズ信号の混入はない。従って、携帯電話機10の待ち受け状態ではスピーカ38の出力を無音にでき、使用者に不快感を与えない。また使用者は携帯電話機10の待ち受け状態から発呼操作、着信受け付け操作、各種機能の設定操作、留守録メッセージの再生操作等を行うことが可能であり、その際に発生されるダイヤルキーの確認音、通話相手を呼出中の呼出中音(リングバックトーン)、着信時の呼出音(リンギング)、機能設定操作時の設定エラー音、留守録再生時の再生音等の各信号にも雑音信号が混入されないため、これらの音や再生音声を鮮明に聞き取れる。
【0024】
またCPU22は、発/着信操作を経て通話中になると、CPU42に通話中コマンドを送信する。これを受けたCPU42はスイッチ回路33を端子b側に接続する。これにより通話中における受話信号はエコーキャンセラLSI32が介在する経路でスピーカ38に出力されると共に、マイク39から入力されるエコー成分はエコーキャンセラLSI32によってキャンセルされる。その際には、上記非通話中における任意の時点でエコーキャンセラLSI32に事前学習をさせておくことが可能であり、よって通話中に切替時の最初の時点からエコーキャンセラLSI32を正常に(収束状態で)機能させることが可能である。またCPU22は、通話終了(呼切断)になると、CPU42に通話終了コマンドを送信する。これを受けたCPU42はスイッチ回路33を端子a側に接続する。
【0025】
図3は第2の実施の形態によるハンズフリー装置を説明する図で、エコーキャンセラ素子が介在する第1の受話信号経路と、エコーキャンセラ素子が介在した後の前記第1の受話信号経路から分岐接続されて音声信号帯域を抑圧するためのハイパスフィルタを備える第2の受話信号経路とを備える場合を示している。図において、30は第2の実施の形態によるハンズフリー装置、47は音声信号帯域(0〜2KHz程度)を抑圧するハイパスフィルタ(HPF)である。その他の構成については上記図2で述べたものと同様で良い。
【0026】
CPU42は、ハンズフリー装置30の電源投入当初はスイッチ回路33を端子a側に接続する。またミュート回路35,42を夫々ミュート状態にする。一方、CPU22は、ハンズフリー装置30ヘの接続を検知すると、CPU42に対してハンズフリーONコマンドを送信する。これを受けたCPU42はミュート回路35,42を夫々アンミュート状態にする。またCPU22はASW19の接続をそれまでのマイク20,レシーバ21a,ブザー21bの経路からハンズフリー装置30の経路へと切り替える。
【0027】
この状態では、携帯電話機10の非通話時(待ち受け状態等)における受話経路信号はエコーキャンセラLSI32を通して入力されるため、内部の適応フィルタ53の事前学習によりホワイトノイズ信号が混入される場合があるが、その内の音声帯域に係る雑音成分はハイパスフィルタ47で除去されるため、スピーカ38から出力される雑音は非常に小さい。従って、使用者に不快感を与えない。一方、ダイヤルキーの確認音、通話相手を呼出中の呼出中音(リングバックトーン)、着信時の呼出音(リンギング)、機能設定操作時の設定エラー音等の各信号は可聴周波数帯域でも高い周波数(例えば2.8KHzの発信音)を使用しているため、その主要信号成分はハイパスフィルタ47及びフィルタ回路34を通過してスピーカ38から出力される。この場合も、混入雑音の大部分がハイパスフィルタ47でカットされるため、使用者はこれらの信号音を鮮明に聞き取れる。
【0028】
またCPU22は、待ち受け状態等における留守録再生中、又は発/着信操作を経て通話中になると、CPU42に留守録再生中又は通話中のコマンドを送信する。これを受けたCPU42はスイッチ回路33を端子b側に接続する。これにより留守録再生中又は通話中における受話信号はハイパスフィルタ47が介在しない経路でスピーカ38に出力されると共に、マイク39から入力されるエコー成分はエコーキャンセラLSI32によってキャンセルされる。その際には、上記非通話中における任意の時点でエコーキャンセラLSI32に事前学習をさせておくことが可能であり、よって通話中に切替時の最初の時点からエコーキャンセラLSI32を正常に(収束状態で)機能させることが可能である。なお、留守録再生中は通話相手がいないので、エコーキャンセラLSI32を機能させる必要は無いが、機能していても問題は無い。また留守録再生音にノイズが混入する場合も有るが、留守録再生中のノイズは背景音としての効果もあり、あまり気にはならない。またCPU22は、留守録再生終了又は通話終了(呼切断)になると、CPU42に留守録再生終了又は通話終了コマンドを送信する。これを受けたCPU42はスイッチ回路33を端子a側に接続する。
【0029】
なお、上記各実施の形態ではエコーキャンセラLSI32を備える場合を述べたが、エコーキャンセラLSI32と同様の機能を行う他の回路(残響音遮断回路等)が使用された場合も、本発明を同様に適用できる。
【0030】
また、外部接続の携帯電話機10についてはその通信方式(TDMA,CDMA等)を問わないことは言うまでも無い。
【0031】
また、市販のエコーキャンセラLSI32の中には、内部にコーデック回路を備えるものがあり、この場合は音声信号への変換経路で残留ノイズが発生する場合がある。本発明はこのようなLSIの使用時にも残留ノイズを除去できる効果がある。
【0032】
また、上記本発明に好適なる複数の実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、制御及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0033】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、携帯電話機の非通話時(待ち受け時等)にはエコーキャンセラLSIにおける混入雑音等をスピーカから出力させない構成により、待ち受け状態での雑音出力を十分に抑圧できると共に、キー確認音、設定エラー音、録音再生音等については鮮明に聞き取れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】第1の実施の形態によるハンズフリー装置を説明する図である。
【図3】第2の実施の形態によるハンズフリー装置を説明する図である。
【図4】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機
30 ハンズフリー装置
31 アンプ回路(AMP)
32 エコーキャンセラLSI(ECLSI)
33 スイッチ回路
34 フィルタ(FIL)
35,41 ミュート回路(MUT)
36 ボリューム回路
37 アンプ回路(AMP)
38 スピーカ(SPK)
39 マイク(MIC)
40 プリアンプ回路(AMP)
42 CPU
43 メモリ(MEM)
44 シリアルインタフェース部(SIF)
45 共通バス
46 コネクタ(CNN)
47 ハイパスフィルタ(HPF)
60 基地局(BS)
70 固定電話機
100 公衆網(移動網を含む)

Claims (3)

  1. 着脱自在に接続可能な携帯電話機からの受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、その受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハンズフリー装置において、
    エコーキャンセラ素子が介在する第1の受話信号経路と、
    エコーキャンセラ素子が介在する前の受話信号経路から分岐された第2の受話信号経路と、
    前記第1,第2の受話信号経路を選択するスイッチ回路と、
    携帯電話機の制御下で動作するスイッチ制御部であって、該携帯電話機の通話時以外は第2の受話信号経路を選択するもの、とを備えることを特徴とするハンズフリー装置。
  2. 第2の受話信号経路は増幅回路を備えることを特徴とする請求項1に記載のハンズフリー装置。
  3. 着脱自在に接続可能な携帯電話機からの受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、その受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハンズフリー装置において、
    エコーキャンセラ素子が介在する第1の受話信号経路と、
    エコーキャンセラ素子が介在した後の前記第1の受話信号経路から分岐接続されて音声信号帯域を抑圧するハイパスフィルタを備える第2の受話信号経路と、
    前記第1,第2の受話信号経路を選択するスイッチ回路と、
    携帯電話機の制御下で動作するスイッチ制御部であって、該携帯電話機の通話時又は留守録再生時以外は第2の受話信号経路を選択するもの、とを備えることを特徴とするハンズフリー装置。
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