JP2001061004A - ハンズフリー装置 - Google Patents

ハンズフリー装置

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JP2001061004A
JP2001061004A JP11232420A JP23242099A JP2001061004A JP 2001061004 A JP2001061004 A JP 2001061004A JP 11232420 A JP11232420 A JP 11232420A JP 23242099 A JP23242099 A JP 23242099A JP 2001061004 A JP2001061004 A JP 2001061004A
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富雄 高山
Akira Isomine
朗 五十嶺
Makoto Komine
誠 小峰
Isao Tokisawa
勲 時澤
Kyoko Chifuku
恭子 地福
Shinako Tanaka
品子 田中
Yoko Fujii
陽子 藤井
Takeshi Hayashida
健 林田
Susumu Aoyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンズフリー装置に関し、携帯電話機の非通
話時にスピーカから聞こえる雑音を十分に抑圧できるこ
とを課題とする。 【解決手段】 着脱自在に接続可能な携帯電話機からの
受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、そ
の受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハ
ンズフリー装置において、エコーキャンセラ素子32が
介在する第1の受話信号経路と、エコーキャンセラ素子
32が介在する前の受話信号経路から分岐された第2の
受話信号経路と、前記第1,第2の受話信号経路を選択
するスイッチ回路33と、携帯電話機の制御下で動作す
るスイッチ制御部1であって、該携帯電話機の通話時以
外は第2の受話信号経路を選択するもの、とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンズフリー装置に
関し、更に詳しくは着脱自在に接続可能な携帯電話機か
らの受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共
に、その受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備
えるハンズフリー装置に関する。
【0002】近年の携帯電話機の普及に伴い、車内でハ
ンズフリー装置を使用する利用者が多くなっている。携
帯電話機をハンズフリー装置に接続すれば、ハンズフリ
ー装置のスピーカとマイクを介して手放しで通話を行え
るため、安全運転も確保できる。しかし、通話時以外に
もスピーカから雑音が聞こえる場合があり、この様な雑
音の抑圧が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図4は従来技術を説明する図で、従来の
ハンズフリーシステムの構成を示している。図におい
て、70は遠隔の固定電話機、100は公衆網(移動網
を含む)、60は基地局(BS)、10は通話及びデー
タ通信可能な通常の携帯電話機、30は車等に搭載され
る双方向同時通話型のハンズフリー装置である。
【0004】携帯電話機10において、11はTDMA
方式等による通信制御部、12は送信部、13は送/受
分波スイッチ(T/R)、14はアンテナ、15は受信
部、16は周波数シンセサイザ(SYN)、17は音声
の符号データとPCMデータ間の符号変換を行うコーデ
ック(CDC)、18はPCMデータと音声信号間の変
換を行うベースバンド処理部(BBC)、19は音声信
号経路を切り替えるアナログスイッチ(ASW)、20
はマイク(MIC)、21aはレシーバ(RCV)、2
1bはブザー(BZ)等の発音体、22は携帯電話機1
0の主制御(呼制御,機器内構成の制御,ハンズフリー
装置との間の通信制御等)を行うCPU,23はCPU
22が実行するアプリケーションプログラムや各種デー
タ(留守録音声データ等を含む)を記憶するメモリ(M
EM)、24は液晶表示部やダイヤルキー等を備えるコ
ンソール部(CSL)、25はディジタル信号のシリア
ルインタフェース部(SIF)、26はCPU22の共
通バス、27は16芯の外部接続コネクタ(CNN)、
TA,RAは送受話音声のアナログ信号端子、UD,D
Dは上り下りシリアルデータのディジタル信号端子であ
る。
【0005】この様な携帯電話機10を単独で使用する
場合は、通話時の送話音声はマイク20から入力され、
また通話時の受話音声及び留守録の再生音声はレシーバ
21aから出力される。一方、着信時の呼出音(リンギ
ング),発呼操作時のキー確認音,機能設定操作時の設
定エラー音等はブザー21bから出力される。これらの
信号源はパターン化されたPCMデータとして予めメモ
リ23に記憶されており、使用時にはベースバンド処理
部18で対応する可聴音信号に変換され、ブザー21b
より出力される。
【0006】ハンズフリー装置30において、32はエ
コーキャンセラLSI(ECLSI)、34は可聴音信
号帯域を通過させるフィルタ(FIL)、35は出力音
声のミュート回路(MUT)、36は音量レベルをマニ
ュアル調整可能なボリューム回路、37は出力段のアン
プ回路(AMP)、38はスピーカ(SPK)、39は
マイク(MIC)、40はプリアンプ回路(AMP)、
41は入力音声のミュート回路(MUT)、42はハン
ズフリー装置30の主制御(機器内構成の制御,携帯電
話機との通信制御等)を行うCPU,43はCPU42
が実行するアプリケーションプログラムや各種データを
記憶するメモリ(MEM)、44はディジタル信号のシ
リアルインタフェース部(SIF)、45はCPU42
の共通バス、そして、46は携帯電話機10を着脱自在
に接続可能なコネクタ(CNN)である。
【0007】一般にハンズフリー装置30ではスピーカ
38の出力音声の車内における反響音(エコー)をキャ
ンセルするためにエコーキャンセラ32を備える。エコ
ーキャンセラ32は入力の音声信号Ar からエコー経路
特性の推定に従って擬似エコー信号Ae ´を生成すると
共に、これを実際のエコー信号Ae から差し引くことで
エコー信号成分をキャンセルする。このエコー経路特性
の推定方法には幾つかあるが、一般にはハードウエア構
成が簡単でかつ収束性が保証されると言う理由から、各
サンプル時点で未知変数である係数ベクトル(エコー経
路のインパルス応答)を逐次的に推定するところの所謂
学習同定法が多く用いられている。
【0008】図はこの場合のエコーキャンセラLSI3
2の概略構成を示している。入力の音声信号Ar は内部
でA/D変換及びD/A変換されてフィルタ回路34に
出力される。トランスバーサルフィルタを利用した適応
型フィルタ(ADF)53は、入力の音声データ系列A
r と推定された係数ベクトルHとの畳み込み演算により
擬似エコーデータAe ´を生成すると共に、これを減算
器52でエコーデータAe から差し引き、その残差デー
タEr の自乗平均値が「0」となる方向に上記係数ベク
トルHを逐次更新する。従来より、この種(学習同定
法)のエコーキャンセラ32は白色ガウス性の信号に対
して良好な性能(収束速度,最終エコー打ち消し量等)
を示すことが知られており、このため、市販のエコーキ
ャンセラLSI32は内部にホワイトノイズ発生器(W
NG)54を備え、かつ適応型フィルタ53の事前学習
のために加算器51を介してホワイトノイズWn を加え
ることが行われている。
【0009】係る構成の下で、携帯電話機10は、例え
ば最寄りの基地局60に位置登録しており、待ち受け状
態となっている。使用者は乗車時にはこの様な携帯電話
機10をハンズフリー装置30に接続し、これによりC
PU22とCPU42間ではSIF25,44を介して
コマンドやデータのやり取りが可能となる。CPU22
は、ハンズフリー装置30への接続を検知すると、CP
U42にハンズフリーONコマンドを送信する。これを
受けたCPU42はミュート回路35,42を夫々アン
ミュート(即ち、送受話信号経路をON)状態にする。
またCPU22はASW19の接続をそれまでのマイク
20,レシーバ21a,ブザー21bの経路からハンズ
フリー装置30の経路へと切り替える。これにより、通
話時の送話音声はマイク39から入力され、また通話時
の受話音声、非通話時における留守録の再生音声、並び
に着信時の呼出音(リンギング),発呼操作時のキー確
認音,機能設定操作時の設定エラー音等はまとめてスピ
ーカ38から出力される関係となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来方
式では携帯電話機10の接続後はハンズフリー装置30
の音声信号経路が常時働いているため、携帯電話機10
の待ち受け状態でもスピーカ38からホワイトノイズ等
が聞こえる問題があった。通話中のノイズは背景音とし
ての効果もあり、気にはならないが、待ち受け状態(無
音時)のノイズは使用者に不快感を与える。また、待ち
受け状態のみならず、使用者が発呼操作、各種機能設定
操作又は留守録再生操作を行った時に発生するキー確認
音,設定エラー音,留守録再生音等にも同様のノイズが
混入するため、これらの音が聞き取り難いものとなって
いた。
【0011】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とする所は、携帯電話機の非通話
時にスピーカから聞こえる雑音を十分に抑圧できるハン
ズフリー装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
ハンズフリー装置は、着脱自在に接続可能な携帯電話機
からの受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共
に、その受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備
えるハンズフリー装置において、エコーキャンセラ素子
32が介在する第1の受話信号経路と、エコーキャンセ
ラ素子32が介在する前の受話信号経路から分岐された
第2の受話信号経路と、前記第1,第2の受話信号経路
を選択するスイッチ回路33と、携帯電話機の制御下で
動作するスイッチ制御部1であって、該携帯電話機の通
話時以外は第2の受話信号経路を選択するもの、とを備
えるものである。
【0013】本発明(1)においては、エコーキャンセ
ラ素子32が介在する前の受話信号経路から分岐された
第2の受話信号経路を備える構成により、該第2の受話
信号経路には雑音信号が混入されない。また携帯電話機
の通話時以外は第2の受話信号経路を選択する構成によ
り、携帯電話機の待ち受け状態ではスピーカ38の出力
を無音にでき、使用者に不快感を与えない。またこの
時、同時にエコーキャンセラ素子32に事前学習させて
おくことが可能であり、よって通話に切替時の最初から
エコーキャンセラ素子32を正常に機能させることが可
能である。
【0014】なお、上記携帯電話機の通話時以外(広義
の待ち受け状態等)には、携帯電話機の発呼操作、機能
設定操作、留守録メッセージの再生操作等も行われ得る
が、本発明(1)によれば、その際に発生されるキー確
認音、設定エラー音、留守録再生音等の各信号にも雑音
信号が混入されないため、これらの音や再生音声を鮮明
に聞き取ることが可能となる。
【0015】好ましくは、本発明(2)においては、上
記本発明(1)において、第2の受話信号経路は増幅回
路31を備える。
【0016】本発明(2)においては、第2の受話信号
経路に必要ならエコーキャンセラ素子32におけるもの
と同等の利得を与えることが可能となり、よって通話時
における受話音声と非通話時における各種信号音や留守
録再生音声とを同じ音量で聴くことが可能となる。
【0017】また上記の課題は例えば図1(B)の構成
により解決される。即ち、本発明(3)のハンズフリー
装置は、着脱自在に接続可能な携帯電話機からの受話経
路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、その受送
話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハンズフ
リー装置において、エコーキャンセラ素子32が介在す
る第1の受話信号経路と、エコーキャンセラ素子32が
介在した後の前記第1の受話信号経路から分岐接続され
て音声信号帯域を抑圧するハイパスフィルタ47を備え
る第2の受話信号経路と、前記第1,第2の受話信号経
路を選択するスイッチ回路33と、携帯電話機の制御下
で動作するスイッチ制御部1であって、該携帯電話機の
通話時又は留守録再生時以外は第2の受話信号経路を選
択するもの、とを備えるものである。
【0018】本発明(3)においては、第2の受話信号
経路に音声信号帯域を抑圧するハイパスフィルタ47を
備える構成により、音声信号帯域に混入する様な雑音信
号成分を十分に抑圧できる。また携帯電話機の通話時又
は留守録再生時以外は第2の受話信号経路を選択する構
成により、携帯電話機の待ち受け状態(無音時)ではス
ピーカ38からの雑音出力を十分に抑圧できると共に、
携帯電話機の発呼操作、機能設定操作に伴って発生され
るキー確認音、設定エラー音等については、これらの信
号が音声信号帯域を越える可聴信号帯域にあるため、こ
れらの音を鮮明に聞き取ることが可能となる。またこの
時、同時にエコーキャンセラ素子32に事前学習させて
おくことが可能であり、よって通話に切替時の最初から
エコーキャンセラ素子32を正常に機能させることが可
能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。
【0020】図2は第1の実施の形態によるハンズフリ
ー装置を説明する図で、エコーキャンセラ素子が介在す
る第1の受話信号経路と、エコーキャンセラ素子が介在
する前の受話信号経路から分岐された第2の受話信号経
路とを備える場合を示している。図において、30は第
1の実施の形態によるハンズフリー装置、31は受話経
路信号を増幅するアンプ回路(AMP)、33は機械式
(リレー等)又は半導体回路により構成されるスイッチ
回路である。ここで、アンプ回路31はエコーキャンセ
ラLSI32におけるものと同じ利得を持たせるために
設けられている。その他の構成については上記図4で述
べたものと同様で良い。
【0021】係る構成の下で、CPU42は、ハンズフ
リー装置30の電源投入当初はスイッチ回路33を端子
a側に接続する。またミュート回路35,42を夫々ミ
ュート(即ち、送受話信号経路をOFF)状態にする。
【0022】一方、携帯電話機10は、例えば最寄りの
基地局60に位置登録しており、待ち受け状態となって
いる。使用者は乗車時にはこの様な携帯電話機10をハ
ンズフリー装置30に接続する。これによりCPU22
とCPU42間ではSIF25,44を介してコマンド
やデータのやり取りが可能となる。CPU22は、ハン
ズフリー装置30ヘの接続を検知すると、CPU42に
対してハンズフリーONコマンドを送信する。これを受
けたCPU42はミュート回路35,42を夫々アンミ
ュート(即ち、送受話信号経路をON)状態にする。ま
たCPU22はASW19の接続をそれまでのマイク2
0,レシーバ21a,ブザー21bの経路からハンズフ
リー装置30の経路へと切り替える。これにより、通話
時の送話音声はマイク39から入力され、また通話時の
受話音声、非通話時における留守録の再生音声、並びに
着信時の呼出音(リンギング),発呼操作時のキー確認
音、発呼時の呼出中音(リングバックトーン)、機能設
定操作時の設定エラー音等はスピーカ38から出力され
る関係となる。
【0023】この状態では、携帯電話機10の非通話時
(待ち受け状態等)における受話経路信号はアンプ31
を介してスピーカ38に出力されるため、エコーキャン
セラLSI32によるノイズ信号の混入はない。従っ
て、携帯電話機10の待ち受け状態ではスピーカ38の
出力を無音にでき、使用者に不快感を与えない。また使
用者は携帯電話機10の待ち受け状態から発呼操作、着
信受け付け操作、各種機能の設定操作、留守録メッセー
ジの再生操作等を行うことが可能であり、その際に発生
されるダイヤルキーの確認音、通話相手を呼出中の呼出
中音(リングバックトーン)、着信時の呼出音(リンギ
ング)、機能設定操作時の設定エラー音、留守録再生時
の再生音等の各信号にも雑音信号が混入されないため、
これらの音や再生音声を鮮明に聞き取れる。
【0024】またCPU22は、発/着信操作を経て通
話中になると、CPU42に通話中コマンドを送信す
る。これを受けたCPU42はスイッチ回路33を端子
b側に接続する。これにより通話中における受話信号は
エコーキャンセラLSI32が介在する経路でスピーカ
38に出力されると共に、マイク39から入力されるエ
コー成分はエコーキャンセラLSI32によってキャン
セルされる。その際には、上記非通話中における任意の
時点でエコーキャンセラLSI32に事前学習をさせて
おくことが可能であり、よって通話中に切替時の最初の
時点からエコーキャンセラLSI32を正常に(収束状
態で)機能させることが可能である。またCPU22
は、通話終了(呼切断)になると、CPU42に通話終
了コマンドを送信する。これを受けたCPU42はスイ
ッチ回路33を端子a側に接続する。
【0025】図3は第2の実施の形態によるハンズフリ
ー装置を説明する図で、エコーキャンセラ素子が介在す
る第1の受話信号経路と、エコーキャンセラ素子が介在
した後の前記第1の受話信号経路から分岐接続されて音
声信号帯域を抑圧するためのハイパスフィルタを備える
第2の受話信号経路とを備える場合を示している。図に
おいて、30は第2の実施の形態によるハンズフリー装
置、47は音声信号帯域(0〜2KHz程度)を抑圧す
るハイパスフィルタ(HPF)である。その他の構成に
ついては上記図2で述べたものと同様で良い。
【0026】CPU42は、ハンズフリー装置30の電
源投入当初はスイッチ回路33を端子a側に接続する。
またミュート回路35,42を夫々ミュート状態にす
る。一方、CPU22は、ハンズフリー装置30ヘの接
続を検知すると、CPU42に対してハンズフリーON
コマンドを送信する。これを受けたCPU42はミュー
ト回路35,42を夫々アンミュート状態にする。また
CPU22はASW19の接続をそれまでのマイク2
0,レシーバ21a,ブザー21bの経路からハンズフ
リー装置30の経路へと切り替える。
【0027】この状態では、携帯電話機10の非通話時
(待ち受け状態等)における受話経路信号はエコーキャ
ンセラLSI32を通して入力されるため、内部の適応
フィルタ53の事前学習によりホワイトノイズ信号が混
入される場合があるが、その内の音声帯域に係る雑音成
分はハイパスフィルタ47で除去されるため、スピーカ
38から出力される雑音は非常に小さい。従って、使用
者に不快感を与えない。一方、ダイヤルキーの確認音、
通話相手を呼出中の呼出中音(リングバックトーン)、
着信時の呼出音(リンギング)、機能設定操作時の設定
エラー音等の各信号は可聴周波数帯域でも高い周波数
(例えば2.8KHzの発信音)を使用しているため、
その主要信号成分はハイパスフィルタ47及びフィルタ
回路34を通過してスピーカ38から出力される。この
場合も、混入雑音の大部分がハイパスフィルタ47でカ
ットされるため、使用者はこれらの信号音を鮮明に聞き
取れる。
【0028】またCPU22は、待ち受け状態等におけ
る留守録再生中、又は発/着信操作を経て通話中になる
と、CPU42に留守録再生中又は通話中のコマンドを
送信する。これを受けたCPU42はスイッチ回路33
を端子b側に接続する。これにより留守録再生中又は通
話中における受話信号はハイパスフィルタ47が介在し
ない経路でスピーカ38に出力されると共に、マイク3
9から入力されるエコー成分はエコーキャンセラLSI
32によってキャンセルされる。その際には、上記非通
話中における任意の時点でエコーキャンセラLSI32
に事前学習をさせておくことが可能であり、よって通話
中に切替時の最初の時点からエコーキャンセラLSI3
2を正常に(収束状態で)機能させることが可能であ
る。なお、留守録再生中は通話相手がいないので、エコ
ーキャンセラLSI32を機能させる必要は無いが、機
能していても問題は無い。また留守録再生音にノイズが
混入する場合も有るが、留守録再生中のノイズは背景音
としての効果もあり、あまり気にはならない。またCP
U22は、留守録再生終了又は通話終了(呼切断)にな
ると、CPU42に留守録再生終了又は通話終了コマン
ドを送信する。これを受けたCPU42はスイッチ回路
33を端子a側に接続する。
【0029】なお、上記各実施の形態ではエコーキャン
セラLSI32を備える場合を述べたが、エコーキャン
セラLSI32と同様の機能を行う他の回路(残響音遮
断回路等)が使用された場合も、本発明を同様に適用で
きる。
【0030】また、外部接続の携帯電話機10について
はその通信方式(TDMA,CDMA等)を問わないこ
とは言うまでも無い。
【0031】また、市販のエコーキャンセラLSI32
の中には、内部にコーデック回路を備えるものがあり、
この場合は音声信号への変換経路で残留ノイズが発生す
る場合がある。本発明はこのようなLSIの使用時にも
残留ノイズを除去できる効果がある。
【0032】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部
の構成、制御及びこれらの組合せの様々な変更が行える
ことは言うまでも無い。
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、携帯電
話機の非通話時(待ち受け時等)にはエコーキャンセラ
LSIにおける混入雑音等をスピーカから出力させない
構成により、待ち受け状態での雑音出力を十分に抑圧で
きると共に、キー確認音、設定エラー音、録音再生音等
については鮮明に聞き取れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】第1の実施の形態によるハンズフリー装置を説
明する図である。
【図3】第2の実施の形態によるハンズフリー装置を説
明する図である。
【図4】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機 30 ハンズフリー装置 31 アンプ回路(AMP) 32 エコーキャンセラLSI(ECLSI) 33 スイッチ回路 34 フィルタ(FIL) 35,41 ミュート回路(MUT) 36 ボリューム回路 37 アンプ回路(AMP) 38 スピーカ(SPK) 39 マイク(MIC) 40 プリアンプ回路(AMP) 42 CPU 43 メモリ(MEM) 44 シリアルインタフェース部(SIF) 45 共通バス 46 コネクタ(CNN) 47 ハイパスフィルタ(HPF) 60 基地局(BS) 70 固定電話機 100 公衆網(移動網を含む)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嶺 朗 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小峰 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 時澤 勲 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 地福 恭子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 田中 品子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 藤井 陽子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 林田 健 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 青山 進 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA11 BB07 DD08 DD10 DD14 HH03 KK01 MM04 5K046 HH11 HH79

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱自在に接続可能な携帯電話機からの
    受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、そ
    の受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハ
    ンズフリー装置において、 エコーキャンセラ素子が介在する第1の受話信号経路
    と、 エコーキャンセラ素子が介在する前の受話信号経路から
    分岐された第2の受話信号経路と、 前記第1,第2の受話信号経路を選択するスイッチ回路
    と、 携帯電話機の制御下で動作するスイッチ制御部であっ
    て、該携帯電話機の通話時以外は第2の受話信号経路を
    選択するもの、とを備えることを特徴とするハンズフリ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 第2の受話信号経路は増幅回路を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンズフリー装置。
  3. 【請求項3】 着脱自在に接続可能な携帯電話機からの
    受話経路信号をスピーカにより拡声出力すると共に、そ
    の受送話信号経路間にエコーキャンセラ素子を備えるハ
    ンズフリー装置において、 エコーキャンセラ素子が介在する第1の受話信号経路
    と、 エコーキャンセラ素子が介在した後の前記第1の受話信
    号経路から分岐接続されて音声信号帯域を抑圧するハイ
    パスフィルタを備える第2の受話信号経路と、 前記第1,第2の受話信号経路を選択するスイッチ回路
    と、 携帯電話機の制御下で動作するスイッチ制御部であっ
    て、該携帯電話機の通話時又は留守録再生時以外は第2
    の受話信号経路を選択するもの、とを備えることを特徴
    とするハンズフリー装置。
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