JPH11327035A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH11327035A
JPH11327035A JP10136643A JP13664398A JPH11327035A JP H11327035 A JPH11327035 A JP H11327035A JP 10136643 A JP10136643 A JP 10136643A JP 13664398 A JP13664398 A JP 13664398A JP H11327035 A JPH11327035 A JP H11327035A
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JP
Japan
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image
film
camera
image data
monitor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10136643A
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English (en)
Inventor
Masataka Ide
昌孝 井出
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の銀塩フィルムを使用し、露光の際に被写
体像を分岐した略同じ画像を撮像する撮像素子を搭載す
るフィルムカメラは、画像メモリに取り込んだ画像をモ
ニタに映し出す場合、それぞれの画像を映し出す毎に釦
操作が必要であり、撮影した撮影駒数が多くなるほど、
釦操作が多くなり面倒である。 【解決手段】本発明は、カメラ本体に設けられたモニタ
11の画面上に、露光画像と略同じ画像を撮像して画像
データとして画像メモリ12に記憶しておき、フィルム
の巻き戻し/送り出しを行い、その巻き戻し/送り出し
が完了するまでに、その画像メモリ12に記憶されてい
る画像データを順次読み出して、カメラ内を移動するフ
ィルムの撮影駒数番号に対応する画像がモニタ11に自
動的に映し出すカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀塩フィルムを用
いるカメラにCCD等の撮像装置を付加し、銀塩フィル
ムに露光された像と略等価な像をモニタ画面上で確認で
きるようにしたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から所望する被写体を光像として銀
塩フィルム上に露光して撮影するフィルムカメラが一般
的であるが、近年には、光電変換を行う撮像素子例え
ば、CCD等を搭載して、銀塩フィルムを使用せずに、
光像を電気信号からなる画像データとして取り出すデジ
タル(スチル)カメラが多く製品化されている。
【0003】これらのカメラのうち、フィルムカメラ
は、画像の質は高品質であり、微細な部分も鮮明な画像
として得ることができる。一方デジタルカメラは、撮像
素子の画素数に制限があるため、銀塩フィルムに比べて
画質の点では劣っている。しかし、フィルムカメラで
は、入力できる撮影した写真に関する情報は日付程度で
あるのに対して、デジタルカメラでは、さらに撮影場所
や所望する情報を文字や記号で入力することができる。
特にフィルムカメラでは、撮影した後にその銀塩フィル
ムを現像しないと、撮影した写真を確認することができ
ないが、デジタルカメラは撮影した直後に、その場で撮
像した写真をモニタ上に再生して確認することができ
る。
【0004】また、デジタルカメラには、これまで撮像
した写真のうち、数枚の画像を1つのモニタ画面上に縮
小して配置し表示する機能を有するものもある。そこ
で、例えば、本出願人により提案した特開平10−10
632号公報には、カメラの本体内に撮像素子を備え、
銀塩フィルムに露光される光像をハーフミラーを設けて
分岐して、分岐された光像を光電変換して画像メモリに
記憶するフィルムカメラが提案されている。
【0005】このフィルムカメラによれば、撮影直後に
略等価な画像を取り込んでいるため、銀塩フィルムに露
光した画像と略同じ画像を釦操作により、モニタ上に再
生して確認することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した公報
に記載されるフィルムカメラは、画像メモリに取り込ん
だ画像をモニタに映し出す場合、それぞれの画像を映し
出す毎に釦操作が必要であり、撮影した撮影駒数が多く
なるほど、釦操作が多くなる。
【0007】このフィルムカメラは裏蓋を開ける、即
ち、フィルムカートリッジをカメラから取り出した時若
しくは装填した時に、画像メモリに記録されている画像
が消去されてしまうため、画像を確認するためには、こ
のような全部の撮影駒に対して釦操作を行わなければな
らなく、面倒である。
【0008】また、1つのモニタに撮像した複数の画像
を表示するデジタルカメラは、モニタのサイズが2イン
チ程度と小さく確認しづらい欠点がある。そこで本発明
は、銀塩フィルムを使用し、露光の際に被写体像を分岐
した略等価な画像を撮像する撮像素子を搭載して、画像
メモリに記憶した画像を容易に再生できるカメラを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、銀塩フィルムを用いるカメラに撮像装置を
付加し、銀塩フィルムに露光された像と略等価な像をモ
ニタ画面上で確認できるようにしたカメラにおいて、上
記撮像装置で撮像された画像データを記憶する記憶手段
と、上記フィルムの所定の給送動作時に、上記記憶手段
に記憶された画像データを読み出して、上記モニタ画面
に順次表示する表示制御手段とを備えるカメラを提供す
る。
【0010】このカメラは、給送される上記フィルムの
撮影駒の移動に応じて、上記表示制御手段による表示を
切換える。また上記フイルムの所定の給送動作は、フィ
ルムカートリッジ内への巻戻し動作又はフィルムカート
リッジ内へのフィルム送り出し動作である。
【0011】以上のように構成されたカメラは、カメラ
本体に設けられたモニタの画面に、これまでの露光の直
後に撮像した、画像と略等価な画像の画像データを画像
メモリに記憶し、フィルムの巻き戻しと共に、カメラ内
を移動するフィルムの撮影駒数番号に対応する画像が画
像メモリから読み出されてモニタに順次自動的に映し出
される。
【0012】また、途中取り出し可能なフィルムカート
リッジを使用するカメラにおいては、以前途中まで撮影
されて取り出されたフィルムカートリッジを再装填する
と、フィルムの送り出しを行うと共に、該当する画像デ
ータを画像メモリから読み出して、未撮影駒が送り出さ
れるまで、カメラ内を移動するフィルムの撮影駒数番号
に対応する画像がモニタに順次自動的に映し出される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実施
形態に係る銀塩フィルムを使用するカメラとして、例え
ば、一眼レフレックスカメラに適用した構成を示す図で
ある。尚、以下の説明において、通常のフィルムカート
リッジとは、一般的な35mm等の銀塩フィルムが装填
された、途中取り出しの機能を有さないフィルムカート
リッジを意味する。これに対して、途中取り出し可能な
フィルムカートリッジがある。
【0014】このカメラは、図示しない被写体の光像を
集光するための撮影光学系1と、露光の際には上方に退
避可能で、結像された光像をファインダ方向に反射する
第1可動ミラー2と、反射した光像を結像するフォーカ
シングスクリーン3と、フォーカシングスクリーン3に
結像された被写体像をファインダ接眼部5に導くペンタ
プリズム4と、撮影光学系1に対して第1可動ミラー2
の後方で、露光時は下方に退避可能に設けられ、略全面
がハーフミラー構造で第1可動ミラー2を透過した光像
を斜め下前方へ反射する第2可動ミラー6と、下前方へ
反射された光像を結像する結像レンズ7と、結像された
光像を光電変換しアナログ画像データとして出力する撮
像素子8と、カメラの構成部位を制御する制御部9と、
制御部9の制御により撮像素子8からのアナログ画像デ
ータをデジタル画像データに変換処理する画像処理部1
0と、デジタル画像データを表示するモニタ11と、デ
ジタル画像データ及びその他の情報を記憶する画像メモ
リ12と、上記第2可動ミラー6の後方で銀塩フィルム
15の前方に配置される絞り部材13及びシャッタ14
と、銀塩フィルム15の巻き上げ・巻き戻しを行うフィ
ルム駆動部21とで構成される。
【0015】また上記制御部9には、モード設定スイッ
チ16、レリーズスイッチ17、表示アップスイッチ1
8、表示ダウンスイッチ19及び、装填蓋スイッチ20
が接続されている。上記制御部9は、フィルム15への
露光動作時には、第1可動ミラー2の上方への退避、第
2可動ミラー6の下方への退避、絞り部材13の絞り込
み、シャッタ14の開閉といった作動を制御し、フィル
ムカートリッジ(不図示)の装填時の銀塩フィルム15
の空送りや、露光動作後の1駒巻上、全駒撮影後の巻戻
等も制御する。
【0016】上記モード設定スイッチ16は、撮影モー
ドと表示モードのいずれかを設定するためのスイッチで
ある。表示アップスイッチ18、表示ダウンスイッチ1
9は、上記モード設定スイッチ16で表示モードが設定
された時に、画像メモリ12に記憶されている画像デー
タの中から所望のものを選択するための操作スイッチで
ある。装填蓋スイッチ20は、フィルムカートリッジ装
填のために開閉されるカメラの装填蓋の開閉状態に応じ
て、オン/オフして、装填蓋の開閉状態の変化を検知す
るためのスイッチである。
【0017】図2は、図1に示した一眼レフレックスカ
メラの外観を示す図である。このカメラの本体の裏面側
には、ファインダ接眼部5と、上記撮像素子8により撮
像された画像を表示するためのモニタ11(画面)と、
後述するマニュアル動作に際に、所望する画像を映し出
すための選択スイッチ(表示アップ、表示ダウン)22
と、撮影モードと表示モードとのいずれかを設定するた
めのモード設定スイッチ16とが設けられている。
【0018】この構成によれば、被写体24にカメラ2
3の撮影光学系1を向けると、その被写体像はファイン
ダ接眼部5で観察され、且つモニタ11の画面にも同様
な被写体像が映し出される。
【0019】上記モード設定スイッチ16を「EXP」
側に設定すれば、露光動作が可能になり、露光される画
像を表示することができる。一方、「DISP」側に設
定すれば、マニュアル操作によりこれまでに記録された
画像を映し出すことができる。つまり、モード設定スイ
ッチ16を「DISP」側に設定すれば、選択スイッチ
22の操作により、直前に撮影した画像や最初の方の撮
影駒や後述するフィルムカートリッジ途中交換(MR
C)を行った場合の以前撮影した画像等を選択的に画像
メモリ12から読み出して映し出すことができる。
【0020】本実施形態のカメラは、通常のフィルムカ
ートリッジを使用するカメラにおいては、全駒数撮影が
完了し、若しくは途中で撮影を中止し強制巻き戻しを行
う場合、画像メモリに記憶された、これまでに撮影した
画像と略等価な画像を、このフィルムの巻き戻しが完了
するまでに、カメラ内を移動するフィルムの撮影駒数番
号に対応する画像がモニタ11に自動的に映し出す。
【0021】また、途中取り出しが可能なフィルムカー
トリッジを使用するカメラにおいては、全駒数撮影が完
了した若しくは、途中取り出しの巻き取りの際には、ま
たは、途中取り出しされたフィルムカートリッジを再装
填し、フィルムを送り出す際には、画像メモリに記憶さ
れた、これまでに撮影した画像と略同等な画像を、この
フィルムの巻き戻し若しくは送り出しが完了するまで、
カメラ内を移動するフィルムの撮影駒数番号に対応する
画像データをモニタ11に自動的に映し出す。
【0022】次に、図3、図4に示すフローチャートを
参照して、本実施形態のカメラの動作について説明す
る。但し、説明を簡略化するため、フィルムカートリッ
ジを装填した以降の動作について説明する。
【0023】まず、装填蓋スイッチ20の開閉状態を判
断し(ステップS1)、開状態から閉状態に切り換わっ
たならば、フィルムカートリッジが装填されたものと判
断して空送りサブルーチンを実行する(ステップS
2)。この後、撮影駒番号をカウントする駒数カウンタ
に「1」を入力して、初期設定する(ステップS3)。
また、この駒数カウンタ数をアドレスカウンタにも設定
する(ステップS4)。ここで、このアドレスカウンタ
は、画像メモリ12に記憶されている画像データの記憶
アドレスを設定するためのものである。
【0024】次に、上記モード設定スイッチ16の設定
状態を判定する(ステップS5)、この判定で「撮影モ
ード」に設定されていたらば(YES)、レリーズスイ
ッチ17のオン・オフ状態を判断する(ステップS
6)。ここで、モード設定スイッチ16が「撮影モー
ド」に設定されていても、レリーズスイッチ17が操作
されていなければ(NO)、ステップS5に戻り、この
状態を維持する。そして、レリーズスイッチ17がオン
されると(YES)、露光動作サブルーチンが行われる
(ステップS7)。この露光動作サブルーチンは公知の
技術であるため、詳細の説明は省略する。
【0025】そして露光動作サブルーチンが終了する
と、制御部9から画像処理部10に画像取り込み指示信
号が送出される(ステップS8)。この指示信号を受け
た画像処理部10は、撮像素子8に制御信号を送り、撮
像素子8は結像面上の被写体像をデジタル画像データに
変換して画像処理部10に転送する。
【0026】次に、制御部9から画像処理部10に、取
り込んだ画像データの表示指示信号が送られると(ステ
ップS9)、画像処理部10は、この表示指示信号に従
って画像データをモニタ11に表示させる、と共に、現
在のアドレスカウンタの内容を画像処理部10に転送し
て(ステップS1O)、アドレスデータに対応する画像
メモリ12のメモリ領域を設定する。
【0027】さらに、画像記憶指示信号が送出され(ス
テップS11)、その画像記憶指示信号に従って画像デ
ータを画像メモリ12の指定領域に記憶させる。このた
め、画像メモリ12に記憶される画像データは、撮影駒
数番号に関連付けられる。
【0028】以上のように、撮影時における銀塩フィル
ム15への露光動作に同期してデジタル画像データの撮
像及び記憶が行われるので、銀塩フイルム15に光学記
録された画像と画像メモリ12に記憶された画像は、ほ
ぼ等価になる。
【0029】次に、フィルム駆動部21により1駒巻き
上げ(ステップS12)、その1駒巻き上げ動作が完了
したか否かを判断する(ステップS13)。1駒巻き上
げが正常に行われた場合には(YES)、駒数カウンタ
をインクリメント(駒数カウンタ数+1)し、上記ステ
ップS4へ戻って、次の撮影を行なうように上記ステッ
プS4以降の処理を再び繰り返す。
【0030】一方、一駒巻き上げ動作が正常に行われな
かった場合には(NO)、銀塩フィルム15の最終の撮
影駒まで撮影されて、巻き上げが不能な状態になったと
判断して、巻戻しルーチンに移行し、フィルム巻き戻し
を行う(ステップS15)。
【0031】この巻き戻しの際に、後述するように画像
メモリに記憶されている、これまで撮影された画像に略
同じ画像を、このフィルムの巻き戻しが完了するまで
に、カメラ内を移動するフィルムの撮影駒数番号に対応
する画像がモニタ11に順次自動的に映し出される。
【0032】この場合に、フィルムの巻き戻し時間が画
像の表示時間に対応することとなるため、フィルム駆動
部21の巻き戻し速度を可変可能に構成して、通常によ
り低速で巻き戻し、画像の確認に時間的な余裕を持つよ
うにしてもよい。
【0033】そして巻き戻し完了後、カメラの装填蓋ス
イッチ20の開閉状態をチェックし(ステップS1
6)、開状態(つまり、フィルムカートリッジの取り出
し操作が行われた)になったら、通常のフィルムカート
リッジの場合には、画像メモリ12に記憶されている全
デジタル画像データを消去し(ステップS17)、さら
に駒数カウンタをもクリアする(ステップS18)。
【0034】尚、途中取り出し可能なフィルムカートリ
ッジを使用するカメラに適用した場合、全撮影駒が撮影
された巻き戻しの際には、画像メモリ12に記憶されて
いる全デジタル画像データを消去するが、途中取り出し
による巻き戻しの場合には、デジタル画像データは、フ
ィルムカートリッジに対応づけた識別番号(アドレス)
を付けて画像メモリに記憶させておく。
【0035】ここで、全撮影駒数の撮影を完了したフィ
ルムカートリッジにおいて、フィルムの巻き戻しの際
に、画像メモリ12に記憶されている全デジタル画像デ
ータを消去することにより、画像メモリ12の記憶容量
は、フィルムカートリッジうち最大撮影駒数のものに準
じてさせておけばよく、不必要に容量を大きくしなくて
済む。但し、途中取り出し可能なフィルムカートリッジ
を使用するカメラの場合には、画像メモリの記憶容量
は、少なくとも2,3本分の記憶容量を持たせた方が望
ましい。
【0036】尚、記憶されているデジタル画像データ
は、銀塩フィルム15に光学的に記録された画像に対応
したものであるから、そのフィルムカートリッジが取り
出された場合には、その後も画像データを記憶しておく
必要はない。
【0037】また上記ステップS5におけるモード設定
スイッチ1 6のモード設定において、「表示モード」が
設定されている場合には(NO)、アドレスカウンタの
内容が”1”であるか否かを判断する(ステップS1
9)。
【0038】この時点でアドレスカウンタ数が”1”で
ある場合は(YES)、まだ1枚も撮影が行われていな
い状態と判断し、表示すべき画像データが画像メモリ1
2に記憶されていないため、ステップS5へ戻る。
【0039】一方、アドレスカウンタの内容が”1”で
ない場合(NO)、つまり、少なくとも1回の露光が行
われ、1枚の画像データが記憶されている場合には、最
も新しい画像データが記憶されているメモリ領域に対応
するようにアドレスカウンタ数を設定するために、アド
レスカウンタ数をデクリメント(アドレスカウンタ数−
1)する(ステップS20)。
【0040】そして、そのアドレスカウンタ数を画像処
理部10に転送してから(ステップS21)、画像読出
指示信号及び画像表示指示信号を送る(ステップS2
2,S23)。これにより画像処理部10は、アドレス
データに対応する画像メモリ12のメモリ領域を設定
し、画像読出指示信号に応じて設定された記憶領域から
画像データを読み出し、画像表示指示信号に応じて読み
出した画像データをモニタ11に表示させる。
【0041】次に、選択スイッチ22の表示ダウンスイ
ッチ18、表示アップスイッチ19、モード設定スイッ
チ16の状態を順次判断する(ステップS24,S2
5,S26)。表示ダウンスイッチ18と表示アップス
イッチ19は、現在表示されている画像以外の画像を表
示させるためにマニュアル操作するもので、表示ダウン
スイッチ18が操作されれば、1つ前の画像を表示し、
表示アップスイッチ19が操作されれば、1つ後の画像
を表示する。
【0042】上記ステップS24で、表示ダウンスイッ
チ18がオンならば(YES)、次にアドレスカウンタ
数が”1”であるか否かを判断する(ステップS2
7)。この時点でアドレスカウンタ数が”1”でなけれ
ば(NO)、ステップS20に戻ってアドレスカウンタ
数をデクリメント(アドレスカウンタ数−1)してから
前述したと同様の表示制御を行う。一方、アドレスカウ
ンタ数が”1”ならば(YES)、すでに最初に撮影さ
れた画像データが表示されていることになるため、それ
以前に戻ることはできないため、ステップS24へ戻
る。
【0043】上記表示ダウンスイッチ18がオフならば
(NO)、次のステップS25に移行し、ここで表示ア
ップスイッチ19がオンならば(YES)、アドレスカ
ウンタ数と駒数カウンタ数が比較される(ステップS2
8)。
【0044】この比較において、アドレスカウンタ数が
駒数カウンタ数よりも小さければ、アドレスカウンタ数
をインクリメント(アドレスカウンタ数+1)し(ステ
ップS29)、ステップS21へ戻り、前述と同様の表
示制御を行う。一方、アドレスカウンタ数が駒数カウン
タ数よりも小さくなければ(NO)、現在モニタ11に
表示されている画像が最新撮影駒であるから、表示アッ
プスイッチ19の操作は無視され、ステップS24へ戻
る。
【0045】なお、上記ステップS24及ぴステップS
25で表示ダウンスイッチ18及び表示アップスイッチ
19がオフの場合には、モード設定スイッチ16の状態
を再度確認する(ステップS26)。そして、前回のス
テップS5での表示モード状態のままであれば(YE
S)、撮影モードでないと判断して、上記ステップS2
3へ戻る。
【0046】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、通常のフィルムカートリッジを使用するカメラのフ
ィルム巻き戻し際に、装填されたフィルムにおけるこれ
までに撮影した画像と略同等な画像を、フィルム巻き戻
しが完了するまでに、カメラ内を移動するフィルムの撮
影駒数番号に対応する画像がモニタ11に自動的に映し
出す動作について説明する。
【0047】まず、フィルムの巻き上げ動作が正常に行
われなかった場合には、銀塩フィルム15の全撮影駒が
撮影されて、巻き上げが不能な状態になったものと判断
され、フィルム巻き戻しが自動的に開始される(ステッ
プS31)。
【0048】このフィルム巻き戻し開始と共に、画像処
理部10において、駒数カウンタ数を画像メモリに記憶
された画像データのアドレスカウンタ数として設定する
(ステップS32)。例えば、36枚撮りフィルムカー
トリッジが装填され、36枚の写真が撮影された場合に
は、36枚の画像データが画像メモリ12に記憶されて
いるため、 駒数カウンタ数の36がアドレスカウンタ
数となる。従って、最終駒から画像データが表示され
る。
【0049】次に、制御部9からの制御により、画像処
理部10にアドレスカウンタ数が転送され(ステップS
33)、画像メモリ12からアドレスカウンタ数に対応
する画像データを読み出すが指示され(ステップS3
4)、読み出された画像データはモニタ11に表示され
る(ステップS35)。
【0050】そして、1駒分が巻き戻されたか否かを判
断し(ステップS36)、巻き戻されたならば(YE
S)、全撮影駒数が巻き戻されたか否か判断する(ステ
ップS37)。ここで全撮影駒数が巻き戻されておらず
(NO)、さらにフィルムが巻き戻される場合には、ア
ドレスカウンタ数をデクリメント(アドレスカウンタ数
−1)して(ステップS38)、ステップS33に戻
り、同様に次の画像データをモニタ11に表示する。
【0051】しかし、全撮影駒数が巻き戻されたならば
(YES)、巻き戻しが完了したものと見なし、モニタ
11の表示を消して(ステップS39)、フィルム駆動
部21の動作を停止させて巻き戻しが完了となる(ステ
ップS40)。
【0052】この後、モニタ11の表示が消された時点
若しくは、フィルムカートリッジが取り出される若しく
は、装填された時点でこれらの表示された画像データを
画像メモリ12から消去してもよい。また、何らかの釦
操作により、画像データを画像メモリ12から消去して
もよい。
【0053】画像メモリ12としては、画像データの保
持に電源が不要なEEPROM等を用いても良いし、さ
らには、画像メモリに着脱自在なメモリカードを用い
て、自動的な消去を行わずに、巻き上げに伴う自動消去
やマニュアル操作による消去をモード選択可能としても
よい。
【0054】尚、途中取り出し可能なフィルムカートリ
ッジを使用するカメラにおいても、通常のフィルムカー
トリッジと同様に、全撮影駒が撮影されたフィルム巻き
戻し若しくは、途中取り出しによる巻き戻しにより、モ
ニタ11に撮影した画像と略同等な画像を、フィルム巻
き戻しが完了するまでに、カメラ内を移動するフィルム
の撮影駒数番号に対応する画像がモニタ11に自動的に
映し出す。
【0055】次に図6に示すフローチャートを参照し
て、途中取り出し可能なフィルムカートリッジを使用す
るカメラにおいて、途中取り出しされたフィルムカート
リッジをカメラに再装填した場合のフィルム送り出しが
完了するまでに、カメラ内を移動するフィルムの撮影駒
数番号に対応する画像がモニタに自動的に映し出す動作
について説明する。
【0056】このカメラは、画像メモリやその他のメモ
リに、途中取り出し可能なフィルムカートリッジを識別
番号を取り出される際に記憶しておき、再装填された場
合には、その識別記号や番号に基づいて、画像メモリか
ら該当する画像データを読み出する。またフィルムカー
トリッジを識別可能であれば、番号出なくとも、記号や
文字であってもよい。
【0057】まず、本カメラにより途中まで撮影された
フィルムカートリッジを装填すると、そのカートリッジ
の識別を行い、画像メモリ12に記憶された画像データ
の有無を判断する(ステップS41)。この判断で、該
当する画像データが記憶されていなければ(NO)、通
常のフィルム送り出しを行い(ステップS42)、未撮
影の撮影駒まで送り出し、フィルムまでの撮影可能な状
態にする。
【0058】しかし、該当する画像データが画像メモリ
12に記憶されていたならば(YES)、フィルムの送
り出しを開始する(ステップS43)。このフィルム送
り出しと共に、フィルムの撮影駒数番号に対応するアド
レスに基づき、画像メモリ12から画像データが読み出
され(ステップS44)、モニタ11に第1駒目から順
次、映し出される(ステップS45)。
【0059】そして1駒の送り出しが行われたか否かを
判断し(ステップS46)、1駒送り出しが完了したな
らば(YES)、未撮影駒まで送り出しが完了したか判
断する(ステップS47)。
【0060】ここで、未撮影駒まで送り出されていなけ
れば(NO)、次の撮影駒まで送り出しを行い(ステッ
プS48)、ステップS44まで戻り、次の撮影駒の画
像データを表示する。しかし、未撮影駒までの送り出し
が完了したならば(YES)、フィルム駆動部21を停
止させて(ステップS49)、モニタ11の表示を消す
(ステップS50)。
【0061】以上説明したように、本実施形態のカメラ
によれば、カメラ本体に設けられたモニタの画面や電子
ビューファインダ内に、これまでの露光の直後に撮像し
た、画像と略同じ画像の画像データを画像メモリに記憶
し、フィルムの巻き戻しの際に、その画像メモリに記憶
されている画像データを、このフィルムの巻き戻しが完
了するまでに、カメラ内を移動するフィルムの撮影駒数
番号に対応する画像がモニタに順次自動的に映し出され
る。
【0062】これにより、従来のように画像メモリに取
り込んだ画像をモニタに映し出す際に行っていた釦操作
が不要になる。以上の実施形態について説明したが、本
明細書には以下のような発明も含まれている。
【0063】(1)銀塩フイルムを用いるカメラに撮像
装置を付加し、銀塩フィルムに露光された像と略等価な
像をモニタ画面上で確認できるようにしたカメラにおい
て、上記撮像装置で撮像された画像データを記憶する記
憶手段と、上記フィルムの巻戻し給送動作時に、上記記
憶手段に記憶された画像データを読み出して、上記モニ
タ画面に順次表示する表示御御手段とを具備することを
特徴とするカメラ。
【0064】(2)上記(1)項において、巻戻し駒数
に対応して上記表示制御手段による表示を順次切換え
る。 (3)上記(2)項において、最終撮影駒から順に表示
する。
【0065】(4)被写体像をフィルムの結像面に結像
させる撮影光学系と、上記フィルム面上の結像面に結像
される被写体像と略等価な像を撮像する撮像素子とを有
するカメラにおいて、上記撮像素子からの画像データに
基づいて、上記被写体像を電気的に表示するモニタ手段
と、上記画像データを記憶可能な記憶手段と、上記フィ
ルムヘの露光動作に連動して、上記フィルムの撮影駒番
号に関連付けて上記画像データを上記記憶手段に記憶さ
せる記憶制御手段と、上記フィルムの給送動作時に、上
記記憶手段に記憶された画像データを読み出して、上記
モニタ画面に順次表示する表示制御手段と、を具備する
ことを特徴とするカメラ。
【0066】(5)上記(4)項において、上記記憶手
段に画像データが記憶されているか否かを判定する判定
手段を具備し、上記判定手段の結果、画像データが記憶
されている場合には、上記表示制御手段の動作を許容す
る。
【0067】(6)上記(4)項において、上記フィル
ムの給送動作は、少なくとも一部撮影済みの撮影駒を有
するフィルムカートリッジ内のフィルムをカートリッジ
外へ給送して、未撮影駒が検出されるまでの動作であ
る。 (7)上記(4)項において、上記フィルムの給送動作
は、フィルムカートリッジ内ヘフィルムを巻戻す動作で
ある。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、銀
塩フィルムを使用し、露光の際に被写体像を分岐した略
同じ画像を撮像する撮像素子を搭載して、画像メモリに
記憶した画像を容易に再生できるカメラを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る銀塩フィルムを使用す
るカメラとして、一眼レフレックスカメラに適用した構
成を示す図である。
【図2】図1に示した一眼レフカメラの外観を示す図で
ある。
【図3】本実施形態のカメラの動作について説明するた
めのフローチャートである。
【図4】図3に続く本実施形態のカメラの動作について
説明するためのフローチャートである。
【図5】通常のフィルムカートリッジを使用するカメラ
のフィルム巻き戻し際に画像データを映し出す動作につ
いて説明するためのフローチャートである。
【図6】途中取り出し可能なフィルムカートリッジを使
用するカメラのフィルム巻き戻し際に画像データを映し
出す動作について説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…撮影光学系 2…第1可動ミラー 3…フォーカシングスクリーン 4…ペンタプリズム 5…ファインダ接眼部 6…第2可動ミラー 7…結像レンズ 8…撮像素子 9…制御部 10…画像処理部 11…モニタ 12…画像メモリ 13…絞り部材 14…シャッタ 15…銀塩フィルム 16…モード設定スイッチ 17…レリーズスイッチ 18…表示アップスイッチ 19…表示ダウンスイッチ 20…装填蓋スイッチ 21…フィルム駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀塩フィルムを用いるカメラに撮像装置
    を付加し、銀塩フィルムに露光された像と略等価な像を
    モニタ画面上で確認できるようにしたカメラにおいて、 上記撮像装置で撮像された画像データを記憶する記憶手
    段と、 上記フィルムの所定の給送動作時に、上記記憶手段に記
    憶された画像データを読み出して、上記モニタ画面に順
    次表示する表示制御手段と、を具備することを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 給送される上記フィルムの撮影駒の移動
    に応じて、上記表示制御手段による表示を切換えること
    を特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記フイルムの所定の給送動作は、フィ
    ルムカートリッジ内へのフィルム巻戻し動作又はフィル
    ムカートリッジ内へのフィルム送り出し動作であること
    を特徴とする請求項1に記載のカメラ。
JP10136643A 1998-05-19 1998-05-19 カメラ Withdrawn JPH11327035A (ja)

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