JPH11325542A - 蓄電式空気調和装置 - Google Patents

蓄電式空気調和装置

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JPH11325542A
JPH11325542A JP10133098A JP13309898A JPH11325542A JP H11325542 A JPH11325542 A JP H11325542A JP 10133098 A JP10133098 A JP 10133098A JP 13309898 A JP13309898 A JP 13309898A JP H11325542 A JPH11325542 A JP H11325542A
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JP
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power
temperature
circuit
power storage
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JP10133098A
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Hiroshi Domae
浩 堂前
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電回路(40)の温度上昇時においても空調
の快適性が損なわれないようにする。 【解決手段】 商用電源(21)から商用電力を受けて所
定の制御電力に変換する電力変換回路(39)を設け、電
力変換回路(39)から制御電力を与えて圧縮機モータ(M
1)を駆動する。一方、商用電源(21)からの商用電力
を受けて蓄電池(11)に2次電力を充電すると共に、蓄
電池(11)を放電させて負荷(M1)に2次電力を供給す
るために該2次電力を電力変換回路(39)に出力する蓄
電回路(40)を設けている。サーミスタ(Th)の温度信
号を受けて蓄電回路(40)のフィン温度が所定温度まで
過上昇すると、蓄電回路(40)の温度の上昇度合いに対
応して蓄電回路(40)の放電電流を段階的に低下させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電式空気調和装
置に関し、特に、蓄電回路の発熱対策に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、特開平1
−305244号公報に開示されているように、蓄電池
を備えたものがある。この種の蓄電式空気調和装置は、
商用電源に接続された電源ラインに室外ユニットと室内
ユニットとが接続されて構成され、該室外ユニットに
は、圧縮機モータや室外ファンモータなどの他、蓄電池
が設けられている。該圧縮機モータは、コンバータ部と
インバータ部とを有する電力変換回路を介して主電源線
に接続される一方、上記蓄電池は、コンバータ部とイン
バータ部との間の中間回路である直流部に充放電回路を
介して接続されている。
【0003】そして、上記蓄電式空気調和装置は、電源
ラインの電源電圧が低下すると、蓄電池を放電させて2
次電力を圧縮機モータに供給し、不足電圧を補い、円滑
な空調運転を継続し得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の蓄電式空気調和装置においては、充放電回路の
フィン温度が所定値まで上昇すると、充電動作及び放電
動作を停止するようにしていた。
【0005】具体的に、図6にEで示すように、充電電
流及び放電電流が上昇するに従ってフィン温度は上昇す
る。この理由は、図7にFで示すように、充放電回路の
損失は、該充放電回路を流れる充電電流及び放電電流に
依存し、該充電電流及び放電電流が大きくなるに従って
充放電回路の損失が上昇するからである。
【0006】そこで、従来、図8に示すように、充放電
回路のフィン温度Tfをサーミスタ(Th)によって検出
し、該フィン温度Tfが設定値Tsまで上昇すると(Ps点参
照)、充電動作及び放電動作を停止するようにしてい
た。
【0007】しかしながら、これでは、上記フィン温度
Tfが上昇すると、一律に充電動作及び放電動作を停止す
るので、電力ピークに対応することができないという問
題があった。特に、放電時においては、空調運転が停止
することになり、しかも、この放電時の多くは、夏場の
最も暑い時間帯であり、快適性が極めて損なわれるとい
う問題があった。
【0008】本発明は、斯かる点に鑑みて成されたもの
で、蓄電回路の温度上昇時においても空調の快適性が損
なわれないようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 本発明は、蓄電回路(40)の温度が上昇すると、該蓄電
回路(40)の出力電流を段階的に低下させるようにした
ものである。
【0010】−解決手段− 具体的に、図1に示すように、第1の解決手段は、先
ず、商用電力を供給する商用電源(21)と、該商用電源
(21)から商用電力の1次電力を受けて所定の制御電力
に変換する電力変換回路(39)と、該電力変換回路(39)
から制御電力を受けて駆動する負荷(M1)と、2次電力
を充放電する蓄電手段(11)と、上記商用電源(21)か
らの商用電力を受けて蓄電手段(11)に2次電力を充電
させるために該2次電力を電力変換して蓄電手段(11)
に出力する一方、上記蓄電手段(11)を放電させて負荷
(M1)に2次電力を供給するために該2次電力を電力変
換して電力変換回路(39)に出力する蓄電回路(40)とを
備え、上記負荷(M1)を駆動して空調運転を行う蓄電式
空気調和装置を対象としている。
【0011】そして、上記蓄電回路(40)の温度を検出
して温度信号を出力する温度検出手段(Th)が設けられ
ている。加えて、該温度検出手段(Th)の温度信号を受
けて蓄電回路(40)の温度が所定温度まで過上昇する
と、該蓄電回路(40)の出力電流が低下するように該蓄
電回路(40)を制御する電流制御手段(76)が設けられ
ている。
【0012】また、第2の解決手段は、上記第1の解決
手段において、蓄電回路(40)が半導体スイッチを備え
る一方、温度検出手段(Th)が、蓄電回路(40)のフィ
ンの温度を検出するように構成されている。
【0013】また、第3の解決手段は、上記第1又は第
2の解決手段において、電流制御手段(76)が、蓄電回
路(40)の温度の上昇度合いに対応して蓄電回路(40)の
出力電流を段階的に低下させるように構成されている。
【0014】また、第4の解決手段は、上記第1,第2
又は第3の解決手段において、電流制御手段(76)が、
蓄電手段(11)の放電電流を制御するように構成されて
いる。
【0015】−作用− 上記の特定事項により、第1の解決手段では、通常運転
において、運転信号が入力されると、電力変換回路(3
9)が、商用電力を所定の制御電力に変換して負荷(M
1)に供給する。
【0016】一方、夜間などにおいては、一般に、空調
運転を停止した状態で蓄電手段(11)の充電が行わ、蓄
電回路(40)が商用電力を受けて該商用電力を電力変換
し、蓄電手段(11)に2次電力を充電する。また、例え
ば、夏期の冷房運転時においては、上記蓄電手段(11)
を放電させ、蓄電回路(40)が2次電力を電力変換して
上記電力変換回路(39)に出力し、負荷(M1)に2次電
力を供給する。
【0017】上記充放電時において、温度検出手段(T
h)が御蓄電回路(40)の温度を検出し、具体的に、第2
の解決手段では、温度検出手段(Th)が、蓄電回路(4
0)のフィンの温度を検出する。そして、電流制御手段
(76)は、上記温度検出手段(Th)の温度信号を受けて
蓄電回路(40)の温度が所定温度まで過上昇すると、該
蓄電回路(40)の出力電流が低下するように該蓄電回路
(40)を制御する。
【0018】特に、第3の解決手段では、電流制御手段
(76)が、蓄電回路(40)の温度の上昇度合いに対応し
て蓄電回路(40)の出力電流を段階的に低下させる一
方、第4の解決手段では、電流制御手段(76)が、蓄電
手段(11)の放電電流を制御する。
【0019】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、蓄電回路
(40)の温度が過上昇すると、該蓄電回路(40)の出力電
流を低下させるようにしたために、充電動作及び放電動
作の停止を抑制することができる。この結果、空調運転
を継続させることができるので、快適性の向上を図るこ
とができる。
【0020】また、第2の解決手段によれば、温度検出
手段(Th)が蓄電回路(40)のフィン温度を検出するの
で、回路温度の上昇を確実に検出することができる。
【0021】また、第3の解決手段によれば、蓄電回路
(40)の出力電流を段階的に低下させるので、蓄電回路
(40)の温度の過上昇をより確実に抑制することができ
ることから、快適性の低下をより確実に抑制することが
できる。
【0022】また、第5の解決手段によれば、放電電流
を制御するので、夏場の最も暑い時間帯における空調運
転の停止を防止することができ、快適性の低下を確実に
防止することができる。特に、放電の停止による商用電
力の使用を抑制することができるので、夏場の電力ピー
クにも確実に対応することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0024】−全体構成− 図2及び図3に示すように、本実施形態に係る蓄電式空
気調和装置(10)は、1台の室外ユニット(1A)に1台
の室内ユニット(1B)が接続されて成るヒートポンプ式
空気調和装置である。また、該蓄電式空気調和装置(1
0)は、室外ユニット(1A)の圧縮機モータ(M1)に2
次電力を供給するための蓄電ユニット(BM)を備えてい
る。
【0025】上記室外ユニット(1A)は、パッケージ型
に構成された空調ユニットであって、図示しないが、圧
縮機と四路切換弁と膨張弁と室外熱交換器とが接続され
て成る室外側の冷媒回路を備えている。一方、上記室内
ユニット(1B)は、室内熱交換器を備えた室内側の冷媒
回路を備えている。そして、上記室外ユニット(1A)の
冷媒回路と室内ユニット(1B)の冷媒回路とは、連絡配
管(1C)により接続されて冷媒循環回路を構成し、該冷
媒循環回路は、四路切換弁の切り換え動作により冷媒循
環方向が可逆となり、冷房運転と暖房運転とに切り換わ
る。
【0026】−電気系統− 上記蓄電ユニット(BM)は、室外ユニット(1A)とは別
個に形成され、蓄電回路(40)を備えている。該蓄電回
路(40)は、図3及び図4に示すように、商用電源ライ
ン(20)に接続されている。該商用電源ライン(20)に
は、商用電源(21)とブレーカ(22)とが順に接続さ
れ、該商用電源(21)が、1次電力である200Vの三
相交流の商用電力を供給している。
【0027】上記蓄電回路(40)は、蓄電用電源線(4
1)を備え、該蓄電用電源線(41)の電源側が第1接続
端子(4a)に接続されている。そして、該第1接続端子
(4a)は、蓄電ユニット(BM)のケーシングに設けられ
ている。上記蓄電用電源線(41)には、カレントトラン
ス(CT)、充電用電磁継電器(42)、電力変換回路(4
3)、蓄電用開閉器(4X)及び蓄電池(11)が順に接続
されている。
【0028】尚、上記カレントトランス(CT)は、商用
電源(21)からの入力電流を検出して電流信号を出力す
る。また、上記充電用電磁継電器(42)は、蓄電池(1
1)の充電時にオンする。
【0029】上記電力変換回路(43)は、AC/DCコンバ
ータ部(44)と、DC/DCコンバータ部(45)とが順に接
続されて構成されている。上記AC/DCコンバータ部(4
4)は、交流の商用電力を直流電力に変換して出力する
変換回路であって、整流回路(46)と、力率改善用のチ
ョークコイル(47)と、平滑回路(48)とを備えてい
る。該整流回路(46)はダイオードを備えたダイオード
モジュールで構成されている。上記チョークコイル(4
7)及び平滑回路(48)は、直流電圧を平滑にするため
のものであって、平滑回路(48)はコンデンサを備えて
いる。
【0030】上記DC/DCコンバータ部(45)は、充電用
のスイッチング素子(Q1)及びダイオード(D1)と、放
電用のスイッチング素子(Q2)及びダイオード(D2)
と、昇降圧用のリアクタ(4L)とを備えている。尚、上
記スイッチング素子(Q1,Q2)は、半導体スイッチであ
って、IGBT(Insulate Gate Bipolar Transistor)
で構成されている。
【0031】上記DC/DCコンバータ部(45)は、蓄電池
(11)の充電時に、AC/DCコンバータ部(44)からの直
流電力を蓄電池(11)の充電に対応した直流電力に降圧
する一方、蓄電池(11)の放電時に、蓄電池(11)に蓄
えられた電力を圧縮機モータ(M1)の駆動に対応した直
流電力に昇圧するように構成されている。
【0032】上記蓄電池(11)は、密閉式の顆粒型鉛電
池で構成され、両端がDC/DCコンバータ部(45)に蓄電
用開閉器(4X)を介して接続されている。該蓄電池(1
1)は、例えば、満充電時に約130Vに、放電終了時
に約98Vになる。そして、該蓄電池(11)は、2次電
力を圧縮機モータ(M1)に供給する2次電源を構成して
いる。また、上記蓄電池(11)は、商用電源(21)から
の商用電力を上記AC/DCコンバータ部(44)及びDC/DC
コンバータ部(45)から受けて充電される。
【0033】上記蓄電ユニット(BM)のケーシングは、
第2接続端子(4b)が設けられている。該第2接続端子
(4b)には、上記蓄電用電源線(41)から分岐された分
岐電源線(49)の負荷側が接続されている。該分岐電源
線(49)の分岐点は、上記カレントトランス(CT)と充
電用電磁継電器(42)との間に設定されている。
【0034】上記DC/DCコンバータ部(45)には、本発
明の特徴として、サーミスタ(Th)が設けられている。
該サーミスタ(Th)は、蓄電回路(40)の温度を検出す
る温度検出手段(Th)を構成し、具体的に、基板のフィ
ン温度を検出し、温度信号を出力する。
【0035】また、上記蓄電ユニット(BM)には、充放
電コントローラ(70)が設けられ、該充放電コントロー
ラ(70)がCPU(71)及びコンバータドライブ回路
(72)を備えている。該コンバータドライブ回路(72)
は、CPU(71)からのドライブ制御信号に基づいてDC
/DCコンバータ部(45)を駆動するように構成されてい
る。該DC/DCコンバータ部(45)は、コンバータドライ
ブ回路(72)のドライブ信号に基づいて蓄電池(11)の
充電又は放電を制御する。
【0036】一方、上記室外ユニット(1A)は、モータ
駆動回路(30)を備えている。該モータ駆動回路(30)
は、主電源線(31)を備え、該主電源線(31)の電源側
が室外接続端子(3a)に接続されている。そして、該室
外接続端子(3a)は、室外ユニット(1A)のケーシング
に設けられている。
【0037】上記主電源線(31)には、上述した蓄電回
路(40)と同様な電磁継電器(32)、AC/DCコンバータ
部(34)が順に接続されている。尚、上記AC/DCコンバ
ータ部(34)の整流回路(36)、チョークコイル(37)
及び平滑回路(38)は、上述した蓄電回路(40)のもの
と同様である。したがって、ここでは説明を省略する。
【0038】上記コンバータ部(34)の後段側にはイン
バータ部(35)が設けられている。該インバータ部(3
5)は、コンバータ部(34)が出力する直流電力を所定
の交流電力に変換して圧縮機モータ(M1)に供給する変
換回路で、パルス幅変調方式が採用され、IGBT(In
sulate Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング
素子を備えたトランジスタモジュールで構成されてい
る。そして、上記コンバータ部(34)及びインバータ部
(35)が電力変換回路(39)を構成している。
【0039】上記圧縮機モータ(M1)は、インバータ部
(35)から出力される制御電力を受けて圧縮機を駆動す
る負荷であって、回転数が制御されて圧縮機の容量を調
整する。
【0040】また、上記室外ユニット(1A)には、室外
コントローラ(80)が設けられ、該室外コントローラ
(80)がCPU(81)及びインバータドライブ回路(8
2)を備えている。該インバータドライブ回路(82)
は、CPU(81)からのドライブ制御信号に基づいてイ
ンバータ部(35)を駆動するように構成されている。該
インバータ部(35)は、インバータドライブ回路(82)
のドライブ信号に基づいて所定周波数の交流電力である
制御電力を出力する。
【0041】上記蓄電回路(40)の第2接続端子(4b)
とモータ駆動回路(30)の電源接続端子(30A)とは、
連絡用電源線(90)によって接続されている。すなわ
ち、上記室外ユニット(1A)は、蓄電ユニット(BM)を
経て電力供給される。
【0042】上記カレントトランス(CT)は、蓄電用電
源線(41)における分岐電源線(49)の分岐点と第1接
続端子(4a)との間に位置しているので、蓄電回路(4
0)及びモータ駆動回路(30)に供給される総入力電流
を検出している。
【0043】また、上記蓄電回路(40)とモータ駆動回
路(30)とは2次電源線(50)によって接続されてい
る。該2次電源線(50)は、蓄電回路(40)の平滑回路
(48)とモータ駆動回路(30)の平滑回路(38)とを接
続すると共に、放電用開閉器(51)が設けられている。
該放電用開閉器(51)は蓄電池(11)の放電時にオン
し、上記蓄電池(11)に蓄えられた電力が、DC/DCコン
バータ部(45)、2次電源線(50)、インバータ部(3
5)を経て圧縮機モータ(M1)に供給される。
【0044】−制御系統− 上記室外コントローラ(80)のCPU(81)と、上記充
放電コントローラ(70)のCPU(71)とは、通信路
(91)によって接続され、該両CPU(81,71)は、送
受信部(7a,8a)を介して制御信号を授受している。
【0045】上記室外コントローラ(80)のCPU(8
1)には、空調制御部(83)が備えられ、該空調制御部
(83)が空調運転の制御を行うように構成されている。
該空調制御部(83)には、冷媒回路などに設けられた各
種のセンサ(図示省略)の検出信号が入力すると共に、
リモコン(14)から運転信号、停止信号及び設定温度信
号が入力している。
【0046】上記空調制御部(83)は、これらの検出信
号、運転信号、停止信号及び設定温度信号に基づき、電
磁継電器(32)の開閉を制御すると共に、インバータド
ライブ回路(82)にドライブ制御信号を出力して圧縮機
モータ(M1)の回転数を制御する。更に、上記空調制御
部(83)は、膨張弁開度や室内外ユニット(1A)の室外
ファンを制御し、空調運転を制御する。
【0047】一方、上記充放電コントローラ(70)のC
PU(71)は、電圧指令部(74)とコンバータ制御部
(75)とを備えている。そして、該CPU(71)は、リ
モコン(14)からの運転信号及び停止信号等に基づい
て、充電用電磁継電器(42)及び各開閉器(4X,51)の
開閉を制御すると共に、DC/DCコンバータ部(45)の制
御等を行う。
【0048】上記電圧指令部(74)は、蓄電池(11)か
ら放電する際には、圧縮機モータ(M1)の駆動に対応し
た電圧値、例えば300Vを電圧指令値として出力す
る。一方、該電圧指令部(74)は、蓄電池(11)に充電
する際には、蓄電池(11)の充電に対応した電圧指令値
を出力する。
【0049】上記コンバータ制御部(75)は、カレント
トランス(CT)の検出電流値と電圧指令部(74)の電圧
指令値とが入力し、該検出電流値と電圧指令値とに基づ
いてコンバータドライブ回路(72)へドライブ制御信号
を出力する。特に、上記コンバータ制御部(75)は、DC
/DCコンバータ部(45)が出力する直流電力の電圧を、
圧縮機モータ(M1)の駆動に対応した電圧に昇圧する昇
圧動作と、蓄電池(11)の充電に対応した電圧に降圧す
る降圧動作とが切り換わるように、コンバータドライブ
回路(72)にドライブ制御信号を出力する。
【0050】上記コンバータドライブ回路(72)は、コ
ンバータ制御部(75)のドライブ制御信号を受けてDC/
DCコンバータ部(45)にドライブ信号を出力する。そし
て、該コンバータドライブ回路(72)は、DC/DCコンバ
ータ部(45)の出力電力の電圧が電圧指令値となるよう
に該DC/DCコンバータ部(45)のスイッチング素子(Q
1,Q2)をオンオフ制御する。
【0051】本発明の特徴として、上記充放電コントロ
ーラ(70)のCPU(71)は、サーミスタ(Th)の温度
信号を受け、DC/DCコンバータ部(45)を制御するため
の電流制御手段である電流制御部(76)が設けられてい
る。
【0052】該電流制御部(76)は、DC/DCコンバータ
部(45)のフィン温度が所定温度まで過上昇すると、該
DC/DCコンバータ部(45)の出力電流が低下するように
該DC/DCコンバータ部(45)を制御する。
【0053】具体的に、上記電流制御部(76)は、蓄電
池(11)の放電電流を制御するようにコンバータ制御部
(75)に制限信号を出力するように構成されている。特
に、上記電流制御部(76)は、図5に示すように、フィ
ン温度Tfの設定値Tsの近傍において、低温側からL1〜Ln
の温度レベルが設定され、各温度レベルL1〜Lnに達する
と、放電電流Iを段階的にI1〜Inに低下させる。
【0054】−運転動作− 次に、上述した蓄電式空気調和装置(10)の運転動作に
ついて説明する。
【0055】先ず、商用電源(21)の商用電力を受けて
空調運転を行う通常運転時の動作について説明する。
【0056】リモコン(14)から運転信号が入力される
と、該運転信号が各コントローラ(70,80)に送信さ
れ、空調制御部(83)がモータ駆動回路(30)の電磁継
電器(32)をオンする。また、充放電コントローラ(7
0)は、充電用電磁継電器(42)と放電用開閉器(51)
及び蓄電用開閉器(4X)とを共にオフする。
【0057】上記モータ駆動回路(30)の電磁継電器
(32)がオンすると、商用電力が、蓄電用電源線(41)
から分岐電源線(49)及び連絡電源線(90)を流れて主
電源線(31)に供給される。そして、上記商用電力は、
コンバータ部(34)の整流回路(36)に入力し、直流電
力に変換されると共に、平滑回路(38)によって平滑さ
れ、直流電力がインバータ部(35)に入力する。
【0058】一方、空調制御部(83)は、冷媒回路など
に設けられた各種のセンサの検出値と、リモコン(14)
からの温度設定値とに基づいて空調負荷を導出する。そ
して、上記空調制御部(83)は、該空調負荷に対応した
空調能力を発揮するように、膨張弁開度やファン回転数
を制御する。
【0059】また、上記空調制御部(83)は、圧縮機モ
ータ(M1)の回転数指令値をドライブ制御信号としてイ
ンバータドライブ回路(82)へ出力する。該インバータ
ドライブ回路(82)は、回転数指令値を受けて、圧縮機
モータ(M1)の回転数が該回転数指令値となるようイン
バータ部(35)へ制御信号を出力する。該インバータ部
(35)は、制御信号によってスイッチング素子をオンオ
フして所定の交流制御電力を出力する。そして、圧縮機
モータ(M1)は、交流制御電力を受けて回転数が上記回
転数指令値となるように制御される。
【0060】次に、蓄電池(11)の2次電力を受けて行
う空調運転を行う放電運転時の動作について説明する。
【0061】リモコン(14)から運転信号が入力される
と、該運転信号が各コントローラ(70,80)に送信さ
れ、充放電コントローラ(70)が2次電源線(50)の放
電用開閉器(51)及び蓄電回路(40)の蓄電用開閉器(4
X)をオンする。
【0062】一方、充放電コントローラ(70)のCPU
(71)における電圧指令部(74)が、圧縮機モータ(M
1)の駆動に対応した電圧値、例えば300Vを電圧指
令値として出力する。コンバータ制御部(75)は、電圧
指令値に基づいてドライブ制御信号を出力し、コンバー
タドライブ回路(72)は、このドライブ制御信号を受け
てDC/DCコンバータ部(45)にドライブ信号を出力す
る。該コンバータドライブ回路(72)は、DC/DCコンバ
ータ部(45)の出力電力の電圧が電圧指令値となるよう
に放電用のスイッチング素子(Q2)をオンオフ制御す
る。
【0063】そして、上記蓄電池(11)の2次電力が、
DC/DCコンバータ部(45)で昇圧された後に2次電源線
(50)を経てモータ駆動回路(30)のインバータ部(3
5)に入力する。その際、上記空調制御部(83)の動作
は、通常運転の場合と同様であり、蓄電池(11)の2次
電力を受けて圧縮機モータ(M1)が駆動し、空調運転が
行われる。
【0064】上記放電運転は、予め設定されたスケジュ
ールに基づいて行われ、上記通常運転と放電運転とを切
り換えて、いわゆるピークカット運転が行われる。ま
た、通常運転と放電運転とを同時に行い、商用電力と2
次電力とによって圧縮機モータ(M1)を駆動し、いわゆ
るピークシフト運転が行われる。
【0065】また、夜間においては、一般にリモコン
(14)より停止信号が入力され、空調運転を停止してい
る。この空調運転の停止した状態において、蓄電池(1
1)の充電動作が行われる。
【0066】上記空調制御部(83)は、モータ駆動回路
(30)の電磁継電器(32)をオフ状態に制御し、圧縮機
モータ(M1)への制御電力の供給を遮断する。
【0067】一方、充放電コントローラ(70)が蓄電回
路(40)の充電用電磁継電器(42)及び蓄電用開閉器(4
X)をオンすると共に、2次電源線(50)の放電用開閉
器(51)をオフする。
【0068】この状態において、電圧指令部(74)が、
蓄電池(11)の充電に対応した電圧指令値を出力する。
コンバータ制御部(75)は、電圧指令値に基づいてコン
バータドライブ回路(72)にドライブ制御信号を出力す
る。該コンバータドライブ回路(72)は、DC/DCコンバ
ータ部(45)の出力電圧が電圧指令値となるように放電
用のスイッチング素子(Q1)をオンオフ制御し、200
Vの商用電力を降圧する。この降圧された直流電力が蓄
電池(11)に供給されて該蓄電池(11)が充電される。
【0069】また、本発明の特徴として、蓄電ユニット
(BM)において、サーミスタ(Th)がDC/DCコンバ
ータ部(45)のフィン温度を検出し、温度信号をCPU
(71)に出力している。そして、上記蓄電池(11)の放
電時において、フィン温度Tfが上昇し、図5に示すレベ
ルL1になると、電流制御部(76)が電流の制限信号を出
力し、コンバータ制御部(75)がDC/DCコンバータ部
(45)の放電電流IをレベルI1に低下させる。
【0070】その後、さらにフィン温度Tfが上昇する
と、温度レベルL2〜Lnに達するごとに電流制御部(76)
がDC/DCコンバータ部(45)の放電電流IをレベルI2〜
Inに低下させる。この結果、空調運転が継続されること
になる。
【0071】尚、上記フィン温度の過上昇が生じる原因
としては、蓄電ユニット(BM)の周囲温度が異常に高温
となった場合や、通風口が閉塞された場合の他、放熱フ
ィンが汚れている場合がある。
【0072】−実施形態の効果− 以上のように、本実施形態によれば、DC/DCコンバータ
部(45)のフィン温度が過上昇すると、該DC/DCコンバ
ータ部(45)の放電電流を低下させるようにしたため
に、放電動作の停止を抑制することができる。この結
果、空調運転を継続させることができるので、快適性の
向上を図ることができる。
【0073】また、上記サーミスタ(Th)がDC/DCコン
バータ部(45)のフィン温度を検出するので、回路温度
の上昇を確実に検出することができる。
【0074】また、上記DC/DCコンバータ部(45)の放
電電流を段階的に低下させるので、DC/DCコンバータ部
(45)のフィン温度の過上昇をより確実に抑制すること
ができることから、快適性の低下をより確実に抑制する
ことができる。
【0075】また、上記蓄電池(11)の放電電流を制御
するので、夏場の最も暑い時間帯における空調運転の停
止を防止することができ、快適性の低下を確実に防止す
ることができる。特に、放電の停止による商用電力の使
用を抑制することができるので、夏場の電力ピークにも
確実に対応することができる。
【0076】
【発明の他の実施の形態】上記実施形態は、1台の室外
ユニット(1A)に1台の室内ユニット(1B)を備えた空
気調和装置(10)について説明したが、本発明は複数台
の室内ユニットを備えた空気調和装置でもよい。
【0077】また、本実施形態においては、電流制御部
(76)が放電電流のみを制御するようにしたが、本発明
では、充電電流を制御するようにしてもよい。つまり、
電流制御部(76)は、図5に示すように、充電電流を段
階的に制御してもよい。
【0078】また、蓄電池(11)は、鉛電池に限られる
ものではなく、また、モータ駆動回路(30)や蓄電回路
(40)は、実施形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の空気調和装置を示す全体構
成図である。
【図3】一部省略して示す室外ユニットと蓄電ユニット
の電気回路図である。
【図4】一部省略して示す蓄電回路の電気回路図であ
る。
【図5】フィン温度に対する放電電流及び充電電流の制
御特性図である。
【図6】充放電電流に対するフィン温度の特性図であ
る。
【図7】充放電電流に対する損失の特性図である。
【図8】従来のフィン温度に対する放電電流及び充電電
流の制御特性図である。
【符号の説明】
10 蓄電式空気調和装置 1A 室外ユニット BM 蓄電ユニット 11 蓄電池 20 商用電源ライン 21 商用電源 30 モータ駆動回路 34 コンバータ部 35 インバータ部 39 電力変換回路 40 蓄電回路 44 AC/DCコンバータ 45 DC/DCコンバータ 50 2次電源線 70 充放電コントローラ 76 電流制御部(電流制御手段) 80 空調コントローラ M1 圧縮機モータ(負荷) Th サーミスタ(温度検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電力を供給する商用電源(21)と、 該商用電源(21)から商用電力の1次電力を受けて所定
    の制御電力に変換する電力変換回路(39)と、 該電力変換回路(39)から制御電力を受けて駆動する負
    荷(M1)と、 2次電力を充放電する蓄電手段(11)と、 上記商用電源(21)からの商用電力を受けて蓄電手段
    (11)に2次電力を充電させるために該2次電力を電力
    変換して蓄電手段(11)に出力する一方、上記蓄電手段
    (11)を放電させて負荷(M1)に2次電力を供給するた
    めに該2次電力を電力変換して電力変換回路(39)に出
    力する蓄電回路(40)とを備え、上記負荷(M1)を駆動
    して空調運転を行う蓄電式空気調和装置において、 上記蓄電回路(40)の温度を検出して温度信号を出力す
    る温度検出手段(Th)と、 該温度検出手段(Th)の温度信号を受けて蓄電回路(4
    0)の温度が所定温度まで過上昇すると、該蓄電回路(4
    0)の出力電流が低下するように該蓄電回路(40)を制御
    する電流制御手段(76)とを備えていることを特徴とす
    る蓄電式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の蓄電式空気調和装置にお
    いて、 蓄電回路(40)は、半導体スイッチを備える一方、 温度検出手段(Th)は、蓄電回路(40)のフィンの温度
    を検出するように構成されていることを特徴とする蓄電
    式空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の蓄電式空気調和装
    置において、 電流制御手段(76)は、蓄電回路(40)の温度の上昇度
    合いに対応して蓄電回路(40)の出力電流を段階的に低
    下させるように構成されていることを特徴とする蓄電式
    空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の蓄電式空気調
    和装置において、 電流制御手段(76)は、蓄電手段(11)の放電電流を制
    御するように構成されていることを特徴とする蓄電式空
    気調和装置。
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