JPH11325082A - 円筒ころ軸受用保持器 - Google Patents
円筒ころ軸受用保持器Info
- Publication number
- JPH11325082A JPH11325082A JP15356998A JP15356998A JPH11325082A JP H11325082 A JPH11325082 A JP H11325082A JP 15356998 A JP15356998 A JP 15356998A JP 15356998 A JP15356998 A JP 15356998A JP H11325082 A JPH11325082 A JP H11325082A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- holder
- column
- concave
- cylindrical roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量で量産性のよい円筒ころ軸受用保持器を
提供すること。 【解決手段】 軸方向に間隔を有する一対の環体と、一
方の環体と一体に形成するとともに円周方向に間隔をお
いて配置した保持器柱と、この保持器柱に他方の環体を
固定して円筒ころ保持用のポケットを形成してなる円筒
ころ軸受用保持器において、上記一対の環体1,2およ
び一方の環体1と一体の保持器柱3をプラスチックより
形成し、保持器柱3の端面に凸部5を形成するとともに
保持器柱3の端部内周面および外周面に突条縁部6,7
を形成し、他方の環体2の端面に上記凸部5と嵌合する
凹部9を形成するとともに、他方の環体2の内周面およ
び外周面の上記凹部形成端面側に上記突条縁部6,7と
嵌合する凹条部12,13を有する鍔部10,11を形
成し、上記凸部5と凹部9および上記突条縁部6,7と
凹条部12,13をそれぞれ嵌合して保持器柱3に他方
の環体2を固定し、ころ保持用のポケット14を形成し
てなることを特徴とする。
提供すること。 【解決手段】 軸方向に間隔を有する一対の環体と、一
方の環体と一体に形成するとともに円周方向に間隔をお
いて配置した保持器柱と、この保持器柱に他方の環体を
固定して円筒ころ保持用のポケットを形成してなる円筒
ころ軸受用保持器において、上記一対の環体1,2およ
び一方の環体1と一体の保持器柱3をプラスチックより
形成し、保持器柱3の端面に凸部5を形成するとともに
保持器柱3の端部内周面および外周面に突条縁部6,7
を形成し、他方の環体2の端面に上記凸部5と嵌合する
凹部9を形成するとともに、他方の環体2の内周面およ
び外周面の上記凹部形成端面側に上記突条縁部6,7と
嵌合する凹条部12,13を有する鍔部10,11を形
成し、上記凸部5と凹部9および上記突条縁部6,7と
凹条部12,13をそれぞれ嵌合して保持器柱3に他方
の環体2を固定し、ころ保持用のポケット14を形成し
てなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円筒ころ軸受に
使用される保持器に関する。
使用される保持器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒ころ軸受に使用される保持器
として、軸方向に間隔を有する一対の金属製環体と、一
方の環体と一体に形成するとともに円周方向に間隔をお
いて配置した金属製保持器柱と、この保持器柱と他方の
金属製環体を挿通するリベットにて上記保持器柱に環体
を固定して円筒ころ保持用のポケットを形成してなるも
み抜き保持器構成のものが知られている。
として、軸方向に間隔を有する一対の金属製環体と、一
方の環体と一体に形成するとともに円周方向に間隔をお
いて配置した金属製保持器柱と、この保持器柱と他方の
金属製環体を挿通するリベットにて上記保持器柱に環体
を固定して円筒ころ保持用のポケットを形成してなるも
み抜き保持器構成のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記円筒ころ軸受用の
保持器においては、各部品が金属の削り出しにて形成さ
れているため、重量が重く、また組み立て工数や加工工
数がかかるため量産性が悪いという問題がある。さらに
コストが高くなる問題もある。
保持器においては、各部品が金属の削り出しにて形成さ
れているため、重量が重く、また組み立て工数や加工工
数がかかるため量産性が悪いという問題がある。さらに
コストが高くなる問題もある。
【0004】そこで、この発明の目的は、軽量で量産性
のよい円筒ころ軸受用保持器を提供することにある。
のよい円筒ころ軸受用保持器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、軸方向に間隔を有する一対の環体と、一
方の環体と一体に形成するとともに円周方向に間隔をお
いて配置した保持器柱と、この保持器柱に他方の環体を
固定して円筒ころ保持用のポケットを形成してなる円筒
ころ軸受用保持器において、上記一対の環体および一方
の環体と一体の保持器柱をプラスチックより形成し、保
持器柱の端面に凸部又は凹部を形成するとともに保持器
柱の端部内周面および外周面に突条縁部を形成し、他方
の環体の端面に上記凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸
部を形成するとともに、他方の環体の内周面および外周
面の上記凹部又は凸部形成端面側に上記突条縁部と嵌合
する凹条部を有する鍔部を形成し、上記保持器柱の端面
と他方の環体の端面との凹凸部嵌合、および上記突条縁
部と凹条部との嵌合により保持器柱に他方の環体を固定
し、ころ保持用のポケットを形成してなることを特徴と
する。
の手段として、軸方向に間隔を有する一対の環体と、一
方の環体と一体に形成するとともに円周方向に間隔をお
いて配置した保持器柱と、この保持器柱に他方の環体を
固定して円筒ころ保持用のポケットを形成してなる円筒
ころ軸受用保持器において、上記一対の環体および一方
の環体と一体の保持器柱をプラスチックより形成し、保
持器柱の端面に凸部又は凹部を形成するとともに保持器
柱の端部内周面および外周面に突条縁部を形成し、他方
の環体の端面に上記凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸
部を形成するとともに、他方の環体の内周面および外周
面の上記凹部又は凸部形成端面側に上記突条縁部と嵌合
する凹条部を有する鍔部を形成し、上記保持器柱の端面
と他方の環体の端面との凹凸部嵌合、および上記突条縁
部と凹条部との嵌合により保持器柱に他方の環体を固定
し、ころ保持用のポケットを形成してなることを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施例に
ついて図面を参照して説明する。図1において、この保
持器は基本的構成として、軸方向に間隔を有する一対の
環体1,2と、一方の環体1と一体に形成するとともに
円周方向に間隔をおいて配置した保持器柱3と、この保
持器柱3に他方の環体2を固定して円筒ころ4保持用の
ポケット14を形成しており、上記各部品はプラスチッ
クより形成されている。したがって、上記一方の環体1
と保持器柱3とはプラスチックにより一体成形されてい
る。
ついて図面を参照して説明する。図1において、この保
持器は基本的構成として、軸方向に間隔を有する一対の
環体1,2と、一方の環体1と一体に形成するとともに
円周方向に間隔をおいて配置した保持器柱3と、この保
持器柱3に他方の環体2を固定して円筒ころ4保持用の
ポケット14を形成しており、上記各部品はプラスチッ
クより形成されている。したがって、上記一方の環体1
と保持器柱3とはプラスチックにより一体成形されてい
る。
【0007】具体的には、一方の環体1と一体成形され
た保持器柱3の端面に円柱上の凸部5が形成されるとと
もに、保持器柱3の端部内周面および外周面に各周面よ
り突出する突条縁部6,7が形成されている。この突条
縁部6,7は保持器柱3の円周方向全周に形成されてい
るが、全周に限定されるものではなく、少なくとも突条
縁部6,7が形成されていればよい。なお、保持器柱3
は図2にて分かるように、円周方向両側面は円筒ころ4
を保持するための円弧形上に形成され、端面側から見た
形状が鼓形とされている。
た保持器柱3の端面に円柱上の凸部5が形成されるとと
もに、保持器柱3の端部内周面および外周面に各周面よ
り突出する突条縁部6,7が形成されている。この突条
縁部6,7は保持器柱3の円周方向全周に形成されてい
るが、全周に限定されるものではなく、少なくとも突条
縁部6,7が形成されていればよい。なお、保持器柱3
は図2にて分かるように、円周方向両側面は円筒ころ4
を保持するための円弧形上に形成され、端面側から見た
形状が鼓形とされている。
【0008】また、他方の環体2の端面には、図3に示
されるように、図2の保持器柱3が嵌合する鼓形の窪み
部8が形成されている。そしてこの窪み部8の面上に上
記凸部5と嵌合する凹部9が形成されるとともに、他方
の環体2の内周面および外周面には、上記突条縁部6,
7と嵌合される凹条部12,13が形成された鍔部1
0,11がそれぞれ窪み部8に添って形成されている。
この外周側の鍔部11内径は外周側の突条縁部7の外径
より小さく、内周側の鍔部10の外径は内周側の突条縁
部6の内径より大きく形成されている。
されるように、図2の保持器柱3が嵌合する鼓形の窪み
部8が形成されている。そしてこの窪み部8の面上に上
記凸部5と嵌合する凹部9が形成されるとともに、他方
の環体2の内周面および外周面には、上記突条縁部6,
7と嵌合される凹条部12,13が形成された鍔部1
0,11がそれぞれ窪み部8に添って形成されている。
この外周側の鍔部11内径は外周側の突条縁部7の外径
より小さく、内周側の鍔部10の外径は内周側の突条縁
部6の内径より大きく形成されている。
【0009】そして、上記保持器柱3の凸部5と凹部
9、および上記突条縁部6,7と凹条部12,13がそ
れぞれ嵌合されて保持器柱3に他方の環体2が固定さ
れ、円筒ころ4保持用のポケット14が形成されて保持
器が形成されている。なお、上記突条縁部6,7と凹条
部12,13は上述の寸法関係にあるため、スナップフ
ィットとされている。また、上記保持器柱3は他方の環
体2の窪み部8に嵌合されるため円周方向に回り止めさ
れているが、実際には窪み部8の深さは浅いため、上記
凸部5と凹部9の嵌合により保持器柱3の環体2に対す
る回り止めがより効果的になる。
9、および上記突条縁部6,7と凹条部12,13がそ
れぞれ嵌合されて保持器柱3に他方の環体2が固定さ
れ、円筒ころ4保持用のポケット14が形成されて保持
器が形成されている。なお、上記突条縁部6,7と凹条
部12,13は上述の寸法関係にあるため、スナップフ
ィットとされている。また、上記保持器柱3は他方の環
体2の窪み部8に嵌合されるため円周方向に回り止めさ
れているが、実際には窪み部8の深さは浅いため、上記
凸部5と凹部9の嵌合により保持器柱3の環体2に対す
る回り止めがより効果的になる。
【0010】なお、実施例では保持器柱3側に凸部5
が、また環体2側に凹部9がそれぞれ形成されている
が、逆に保持器柱3側に凹部を設け、かつ環体2側に凸
部を設けて凹凸嵌合としてもよい。
が、また環体2側に凹部9がそれぞれ形成されている
が、逆に保持器柱3側に凹部を設け、かつ環体2側に凸
部を設けて凹凸嵌合としてもよい。
【0011】
【発明の効果】この発明の保持器は、プラスチック製の
ため軽量となり、また、保持器柱が一体成形された一方
の環体と、他方の環体を別々に形成し、スナップフィッ
トで保持器柱と他方の環体とを嵌合固定して組み立てが
完了するため、量産性がよい。
ため軽量となり、また、保持器柱が一体成形された一方
の環体と、他方の環体を別々に形成し、スナップフィッ
トで保持器柱と他方の環体とを嵌合固定して組み立てが
完了するため、量産性がよい。
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】図1のA部からみた一方の環体と保持器柱部の
側面図である。
側面図である。
【図3】図1のB部からみた他方の環体の側面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 環体 2 環体 3 保持器柱 4 円筒ころ 5 凸部 6 突条縁部 7 突条縁部 8 窪み部 9 凹部 10 鍔部 11 鍔部 12 凹条部 13 凹条部 14 ポケット
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向に間隔を有する一対の環体と、一
方の環体と一体に形成するとともに円周方向に間隔をお
いて配置した保持器柱と、この保持器柱に他方の環体を
固定して円筒ころ保持用のポケットを形成してなる円筒
ころ軸受用保持器において、上記一対の環体および一方
の環体と一体の保持器柱をプラスチックより形成し、保
持器柱の端面に凸部又は凹部を形成するとともに保持器
柱の端部内周面および外周面に突条縁部を形成し、他方
の環体の端面に上記凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸
部を形成するとともに、他方の環体の内周面および外周
面の上記凹部又は凸部形成端面側に上記突条縁部と嵌合
する凹条部を有する鍔部を形成し、上記保持器柱の端面
と他方の環体の端面との凹凸部嵌合、および上記突条縁
部と凹条部との嵌合により保持器柱に他方の環体を固定
し、ころ保持用のポケットを形成してなる円筒ころ軸受
用保持器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15356998A JPH11325082A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 円筒ころ軸受用保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15356998A JPH11325082A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 円筒ころ軸受用保持器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11325082A true JPH11325082A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15565370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15356998A Pending JPH11325082A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 円筒ころ軸受用保持器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11325082A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014505848A (ja) * | 2011-02-18 | 2014-03-06 | アクツィエブーラゲート エスケイエフ | 転がり軸受けケージセグメント、転がり軸受けケージおよび転がり軸受けケージの組立て法 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP15356998A patent/JPH11325082A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014505848A (ja) * | 2011-02-18 | 2014-03-06 | アクツィエブーラゲート エスケイエフ | 転がり軸受けケージセグメント、転がり軸受けケージおよび転がり軸受けケージの組立て法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060411 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060414 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060612 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070220 |