JPH11324989A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH11324989A
JPH11324989A JP13058198A JP13058198A JPH11324989A JP H11324989 A JPH11324989 A JP H11324989A JP 13058198 A JP13058198 A JP 13058198A JP 13058198 A JP13058198 A JP 13058198A JP H11324989 A JPH11324989 A JP H11324989A
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JP
Japan
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bearing
impeller
passage
sleeve
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP13058198A
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English (en)
Inventor
Toshiya Nakamura
敏也 中村
Satomi Nakajima
里実 中島
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Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Original Assignee
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、吐出流体が通過する通路の内側にあ
る軸受部の摺動部分へ異物が侵入するのを防ぐことがで
きるポンプ装置を提供する。 【解決手段】本発明は、軸受部11,12の周りに形成
されている通路15の入側を挟む羽根車5と軸受14と
の間に、羽根車5からの吐出流を回転軸8と軸受14と
がなす摺動部分16から避けるよう外側へ向ける異物よ
け体18,19を設けて、羽根車5から吐出する吐出流
体に混入している砂などの異物が軸受14の摺動部分1
6に侵入にくくし、同異物の侵入を要因とした軸受部1
1,12の異常摩耗、異物の噛み込みの発生を防ぐよう
にしたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸の軸方向に
羽根車、軸受部を並べて配置して構成されるポンプ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】多段ポンプ装置、例えば縦型の多段水中
ポンプのポンプ部は、主軸を構成する回転軸に、複数の
羽根車を軸方向に並ぶように組み付け、これら羽根車を
回転軸の軸方向に延びるポンプケーシング内に収める構
造が採用されている。
【0003】そして、このポンプ部の回転軸に水中モー
タ(モータ)が直結され、水中モータで羽根車を回転さ
せることにより、羽根車毎、ケーシング各部において羽
根車の外周から放出された吐出流体が次段の羽根車の中
心側にある入口に吸い込まれるという工程を繰り返し行
い、次第に吐出圧力が増圧されるようにしてある。
【0004】こうした多段ポンプ装置は、回転軸の全長
が長くなるために、回転軸はモータ側で支持されるだけ
でなく、モータとは反対側の端部や該端部とモータとの
間の回転軸部分を回転自在に支えている。
【0005】この回転軸の中央やモータ側とは反対側の
端部の支持には、ポンプ部の外径や全長が大きくなるの
を抑制するために、羽根車の近くの回転軸部分をポンプ
ケーシングで支持された軸受部で回転自在に支持させる
ことが行われている。そして、この軸受部とポンプケー
シング内面との間に通路を形成して、羽根車から吐出さ
れた吐出流体が通路を通じて吐出口へ導けるようにして
いる。
【0006】具体的には、多段の水中ポンプ装置では、
回転軸の外周面にスリーブを嵌挿させ、このスリーブを
軸受で水密的に回転自在に支持するという水中軸受を採
用し、この軸受を該軸受を保持するホルダから放射状に
延びるリブを介しポンプケーシングの周壁に支持させ
て、軸受とポンプケーシング内面との間に通路を形成す
ることが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポンプ装置
から吸い込まれる流体には、異物が混入していることが
ある。特に井戸用の水中ポンプ装置だと、汲み上げる井
戸水に微細な砂が混じっていることが多い。
【0008】ところが、砂などの異物は、吸い込まれる
流体と一緒に、軸受部の周りに形成されている通路を通
過する。しかも、羽根車の外周から放出された吐出流体
は、ポンプケーシングやガイドベーンによって回転軸側
に集まるように導かれてから通路へ進入するために、砂
などの異物が軸受部の摺動部分へ侵入するおそれがあ
る。
【0009】特に砂を吸い込みやすい水中ポンプ装置、
さらには多段の羽根車で吐出圧力を増圧する多段式水中
ポンプ装置は、その傾向が高い。こうした異物の侵入が
あると、軸受部の摺動部分が異常摩耗を生じたり、摺動
部分に異物が噛み込まれたりするおそれがあり、この点
を改善する技術が要望されている。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、吐出流体が通過する通路
の内側にある軸受部の摺動部分へ異物が侵入するのを防
ぐことができるポンプ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載したポンプ装置は、軸受部の周りに形
成されている通路の入側を挟む羽根車と軸受部との間
に、羽根車からの吐出流を回転軸と軸受部とがなす摺動
部分から外側へ向ける流れ方向変更体を設けたことにあ
る。
【0012】これにより、羽根車からの吐出流体は、流
れ方向変更体の規制により、軸受部の摺動部分を避けて
通路へ進入するようになるので、軸受部の摺動部分には
異物が侵入しにくくなり、異物の侵入を要因とした軸受
部の異常摩耗、異物の噛み込みの発生が防げる。
【0013】請求項2に記載のポンプ装置は、さらに水
中ポンプ装置で好適な異物侵入防止の性能が確保される
よう、回転軸の外周面に嵌挿されたスリーブと、このス
リーブの外周面に水密的に嵌挿されて該スリーブを回転
自在に支持する軸受とを組み合わせた水中軸受構造を前
提として、この通路の入側を挟む羽根車とスリーブとの
間の回転軸部分に流れ方向変更体を設けたことにある。
【0014】請求項3に記載のポンプ装置は、さらに流
れ方向変更体の組付性を良好にするために、スリーブの
羽根車側の端部に流れ方向変更体を一体に形成する構造
を採用して、スリーブが装着されると、流れ方向変更体
も一緒に所定の位置に組み付けられるようにした。
【0015】請求項4に記載のポンプ装置は、さらに簡
単な構造で、異物の侵入を防ぐのに十分な吐出流の向き
の変更が発揮されるよう、流れ方向変更体を、通路に近
づくしたがって漸次拡がり、かつ最大外径がスリーブと
軸受とがなす摺動部分を超える傘形状をなす形状にし、
傾斜した外周面で羽根車からの吐出流を軸受部の周囲へ
向ける構成としたことにある。
【0016】請求項5に記載の水中ポンプの支持構造
は、さらにポンプ停止時、戻る流体に混入した異物が軸
受部の摺動部分ヘ侵入しないよう、通路の出側にも、戻
る流体の流れを回転軸と軸受とがなす摺動部分から外側
へ向ける副変更体が設けたことにある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1および図2に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は本発明を
適用したポンプ装置、例えば深井戸内に据え付けられる
多段水中ポンプ装置の全体を示し、図中1は上下方向に
延びる細長のポンプ部、2は同ポンプ部1のポンプケー
シングを示す。
【0018】ポンプケーシング2は、最下段に配置した
吸込ケーシング3と最上段に配置した吐出ケーシング4
との間に、それぞれ羽根車5(インペラ)を収容した複
数の筒形の中間ケーシング6a(ガイドベーン6b付
き)を並べて構成される。なお、ケーシング群は、吸込
ケーシング3,吐出ケーシング4との間に掛け渡される
締結バンド7で締結してある。
【0019】またポンプケーシング2の中心部には、軸
心方向に沿って回転軸8が配設してある。この回転軸8
の軸方向に沿って、各中間ケーシング6a内の羽根車5
が取り付けてある。具体的には、各羽根車5は、軸心部
に形成されているボス部5aを回転軸8の外周部に嵌挿
して支持させてある。この支持により、各羽根車5は、
回転軸8が回転すると、それぞれ吸込/吐出が行われ、
羽根車毎、各羽根車5の外周から吐出された水(流体)
が次段の羽根車5の中心側の入口5bに吸い込まれると
いう工程が繰り返し行われるようにしてある。
【0020】この回転軸8の下端部が、吸込ケーシング
3に設置してある水中モータ9(モータ)の出力軸9a
に連結してある。なお、10は回転軸8と出力軸9aと
の間を連結する継ぎ手を示す。
【0021】この回転軸8のうち、モータ側とは反対側
となる端部、具体的には最も吐出ケーシング4寄りの羽
根車5から突き出た該羽根車5の近くの回転軸部分は、
例えば吐出ケーシング4で支持されている軸受部11で
回転自在に支えてある。
【0022】また回転軸8は、軸受部11と水中モータ
9との間の回転軸部分も、中間ケーシング6a間に介装
した軸受付き中間ケーシング6cで支持されている軸受
部12で回転自在に支えられていて、長尺な回転軸8を
ぶれが生じないように支えている。
【0023】これら両軸受部11,12は、いずれも水
中ポンプに水中軸受構造が用いられている。具体的に
は、両軸受部11,12は、いずれも回転軸8の外周面
にスリーブ13を嵌挿させて取り付け、このスリーブ1
3の外周部を水中軸受14で水密的に回転自在に支持す
るという水中軸受構造が採用してある。また水中軸受1
4は、いずれも該軸受14を保持するホルダ14aから
放射状に延びるリブ14bを介して、ポンプケーシング
(吐出ケーシング4,軸受付き中間ケーシング6c)の
内面に支持してある。そして、各水中軸受14と各ポン
プケーシング内面(吐出ケーシング4,中間ケーシング
6cの内面)との間に形成されている通孔部分によっ
て、水中軸受14の周りに、前段の羽根車5からの吐出
水(吐出流体)が流通する通路15を形成している。こ
れにより、前段の羽根車5から吐出された水(吐出流
体)が、軸受部11,12の周りを通じて、次段の羽根
車5や吐出ケーシング4の吐出口へ導けるようにしてい
る。
【0024】そして、図2および図3に示されるように
各通路15の入側15aを挟む羽根車5と軸受部11,
12との間には、それぞれ本発明の要部となる異物よけ
体18,19(本願の流れ方向変更体に相当)が設けら
れている。
【0025】なお、図2には軸受部11側に設けてある
異物よけ体18の構造が拡大して示され、図3には軸受
部12側に設けてある異物よけ体19の構造が拡大して
示してある。
【0026】軸受部11側の異物よけ体18の構造につ
いて説明すれば、同異物よけ体18は、図2に示される
ように軸受部11を構成するスリーブ13と羽根車5の
ボス部端との間の回転軸部分の外周部に嵌挿して取り付
けてある。
【0027】この異物よけ体18は、ボス部外周端を基
端として、通路15に近づくしたがって漸次拡がる傘形
状をなした部品で構成してある。そして、この異物よけ
体18の最大外径は、スリーブ13と水中軸受14とが
なす摺動部分16の直径を超える寸法に設定されてい
て、水中軸受14の外方に向け傾斜した外周面18aに
より、前段の羽根車5から吐出した水(吐出流体)の吐
出流を水中軸受14の外側、すなわち軸受部11の周囲
へ向けるようにしている。この吐出流の方向の変更によ
り、砂など異物が混入している吐出流が、軸受部11の
摺動部分16の端面と衝突せずに通路15へ進入、すな
わち軸受部11の摺動部分16を避けて通路15へ進入
するようにしてある。
【0028】また軸受部12側の異物よけ体19は、図
3に示されるように前段の羽根車5のボス部5aとつら
なるスリーブ13の端部に一体に形成してある。この異
物よけ体19も、先の異物よけ体18と同様、前段の羽
根車5のボス部外周端を基端として、通路15に近づく
したがって漸次拡がる傘形状をなした部品で構成されて
いる。そして、この異物よけ体19の最大外径も、スリ
ーブ13と水中軸受14とがなす摺動部分16の直径を
超える寸法に設定されていて、水中軸受14の外方に向
け傾斜した外周面19aにより、前段の羽根車5から吐
出した水(吐出流体)の吐出流を水中軸受14の外側、
すなわち軸受部12の周囲へ向けるようにしている。こ
の吐出流の方向の変更により、先の異物よけ体19と同
様、砂など異物が混入している吐出流が、軸受部12の
摺動部分16の端面と衝突せずに通路15へ進入、すな
わち摺動部分16を避けて通路15へ進入するようにし
てある。
【0029】なお、異物よけ体18は異物よけ体19の
ようにスリーブ13と一体であってもよく、異物よけ体
19は異物よけ体18のようにスリーブ13と別体であ
ってもよい。
【0030】また図3に示されるように通路15の出口
側、具体的には例えば通路15の出側15bを挟む次段
の羽根車5と水中軸受14との間の回転軸部分には、副
異物よけ体20(本願の副変更体に相当)が取り付けて
ある。
【0031】副異物よけ体20は、次段の羽根車5のボ
ス部外周端を基端として、通路15に近づくしたがって
漸次拡がる傘形状をなした部品で構成されている。そし
て、この副異物よけ体20の最大外径は、スリーブ13
と水中軸受14とがなす摺動部分16の直径を超える寸
法に設定されていて、水中軸受14の外方に向け傾斜し
た外周面20aにより、ポンプ停止時、次段の羽根車5
から落下する水[戻る水(流体)]の流れを水中軸受1
4の外側、すなわち軸受部12の周囲へ向けるようにし
ている。この副異物よけ体20により、先の異物よけ体
18,19と同様、砂など異物が混入している落下水
が、軸受部12の摺動部分16を避けて通路15を通過
するようにしてある。
【0032】むろん、この副異物よけ体20を回転軸8
の端部を支持する軸受部12側に設けてもよい。こうし
た異物よけ体18,19、副異物よけ体20にて、それ
ぞれ通路15の内側にある軸受部11,12へ、砂など
の異物が侵入するのを防ぐようにしている。
【0033】すなわち、井戸内に据え付けられた多段水
中ポンプ装置は、井戸の水を揚水すべく、水中モータ9
を励磁すれば、同水中モータ9で発生する回転力が回転
軸8に伝わり、各中間ケーシング6a内に収容されてい
る羽根車5を回転させる。
【0034】すると、井戸の水は、水中に含まれる砂や
粘土などといった異物(図示しない)と共に、最下段に
在る吸込ケーシング3の吸込口3aから、最下段に在る
羽根車5の入口5bに導かれる。そして、同入口5bか
ら吸い込まれ、同羽根車5の外周端の出口5cから吐出
される。この圧力水は、ガイドベーン6aを通り、直上
に配置されている次段の羽根車5の入口5bへ導かれて
いく。
【0035】各段の羽根車5を通過する間に、最下段の
羽根車5から吸い込まれた水が順次、増圧される。そし
て、この最終的な高圧水が吐出ケーシング4を経て、同
吐出口に接続された揚水管(図示しない)ヘ吐出され
る。
【0036】このとき、ガイドベーン6bで回転軸8側
に集まるように導かれてから、軸受部11,12の周り
に在る通路15へ向かう吐出水の流れは、いずれも図2
中および図3中の実線の矢印で示されるように異物よけ
体18,19の斜面した外周面18a,19aによっ
て、摺動部分16の端面に向かわないよう、流れ方向が
同端面から外側方向へ強制的に変更させられる。つま
り、羽根車5から通路15へ向かう吐出流は、両異物よ
け体18,19で行われる吐出流の規制にて、それおぞ
れ軸受部11,12の摺動部分16を避けるようにし
て、通路15へ進入する。
【0037】これにより、軸受部11,12の周りを吐
出水が流れるポンプ装置であっても、各軸受部11,1
2の摺動部分16には、水中に混入している砂や粘土な
どといった異物は侵入しにくくなる。
【0038】それ故、異物の侵入を要因とした軸受部1
1,12の異常摩耗、異物の噛み込みの発生を防ぐこと
ができる。特に回転軸8の外周面に嵌挿されたスリーブ
13と、このスリーブ13の外周面に水密的に嵌挿され
た水中軸受14とを組み合わせた水中軸受構造の周りに
形成される通路15の入側15aを挟む羽根車とスリー
ブとの間の回転軸部分やスリーブ端に異物よけ体18,
19を設けたので、水中ポンプ装置に適した異物回避性
能が確保できた。しかも、異物よけ体19をスリーブ1
3に一体に形成する構造だと、スリーブ13を回転軸8
に装着するときに、異物よけ体19も一緒に所定の位置
に組み付けられるので、異物よけ体19の組付性は良好
となる。
【0039】そのうえ、異物より体18,19は、傘形
状の部品から形成してあるので、簡単な構造で、異物の
侵入を防ぐのに十分な吐出流の向きの変更が行える。ま
た通路5の出側15bにも異物よけ体、すなわち副異物
よけ体20を設けたので、水中ポンプ装置の運転の停止
時、ポンプケーシング2内を落下する水(流体)は、副
異物よけ体20により、先の異物よけ体18,19と同
様、図3中の破線の矢印で示されるように落下流の向き
が変更され、軸受部12の摺動部分16を避けながら通
路15へ進入する。それ故、戻る水に混入した異物が軸
受部12の摺動部分ヘ侵入するのも回避でき、一層、信
頼性の高いポンプ装置を提供できる。
【0040】なお、一実施形態では、多段式水中ポンプ
装置に本発明を適用したが、これに限らず、他のポンプ
装置に適用してもよく、要は、回転軸の軸方向に羽根
車、軸受部を並べて配置され、該軸受部の周りに吐出流
体が流れる通路が形成されているポンプ装置であればよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、流れ方向変更体によって、羽根車からの吐
出流体が、軸受部の摺動部分を避けて、同軸受部の周り
に形成してある通路へ進入するようになる。
【0042】したがって、通路を流れる流体に砂などの
異物が混入していても、通路の内側に在る軸受部の摺動
部分には異物が侵入にくくなり、異物の侵入を要因とし
た軸受部の異常摩耗、異物の噛み込みの発生を防ぐこと
ができる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、さらに上
記効果に加え、水中軸受を採用した水中ポンプ装置に適
した異物侵入防止の性能を確保することができる。請求
項3に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、軸
受部の異物侵入を防ぐのに加え、流れ方向変更体の組付
性を良好できるといった効果を奏する。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、さらに上
記効果に加え、簡単な構造で、異物の侵入を防ぐのに十
分な吐出流の向きの変更性能を発揮させることができ
る。請求項5に記載の発明によれば、さらに上記効果に
加え、ポンプ停止時、流体が戻る際、同流体に混入した
異物が軸受部に侵入するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のポンプ装置を示す半断面
図。
【図2】同ポンプ装置の回転軸端部を支持している軸受
部と羽根車の背面側との間に設けた流れ方向変更体回り
を拡大して示す半断面図。
【図3】同ポンプ装置の回転軸端部を支持している軸受
部と羽根車の正面/背面側との間にそれぞれ設けた流れ
方向変更体回りを拡大して示す半断面図。
【符号の説明】
1…ポンプ部 2…ポンプケーシング 5…羽根車 8…回転軸 9…水中モータ(モータ) 11,12…軸受部 13…スリーブ 14…水中軸受(軸受) 15…通路 18,19…異物よけ体(流れ方向変更体) 20…副異物よけ体(副流れ方向変更体)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車が回転軸に組付けられ、かつ前記
    羽根車の近くの回転軸部分が軸受部で回転自在に支持さ
    れ、さらに前記軸受部の周りには前記羽根車から吐出さ
    れた吐出流体を流通させる通路が形成されてなるポンプ
    部と、 前記通路の入側を挟む前記羽根車と前記軸受部との間に
    設けられ、前記羽根車からの吐出流を前記回転軸と前記
    軸受部とがなす摺動部分から外側へ向ける流れ方向変更
    体とを具備してなることを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記軸受部は、前記回転軸の外周面に嵌
    挿されたスリーブと、このスリーブの外周面に水密的に
    嵌挿されて該スリーブを回転自在に支持する軸受とを組
    み合わせて構成され、 前記流れ方向変更体が、前記通路の入側を挟む前記羽根
    車と前記スリーブとの間の回転軸部分に設けられること
    を特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記流れ方向変更体が、前記スリーブの
    羽根車側の端部に一体に形成されることを特徴とする請
    求項2に記載のポンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記流れ方向変更体は、前記通路に近づ
    くしたがって漸次拡がり、かつ最大外径が前記スリーブ
    と軸受とがなす摺動部分を超える傘形状をなし、傾斜し
    た外周面が前記羽根車からの吐出流を前記軸受部の周囲
    へ向けるように構成されることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載のポンプ装置。
  5. 【請求項5】 前記通路の出側には、ポンプ停止時、戻
    る流体の流れを前記回転軸と前記軸受とがなす摺動部分
    から外側へ向ける副変更体が設けられることを特徴とす
    る請求項1に記載のポンプ装置。
JP13058198A 1998-05-13 1998-05-13 ポンプ装置 Pending JPH11324989A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018112104A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 三菱重工業株式会社 立形ポンプ及び尿素合成プラント
JP2018112103A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 三菱重工業株式会社 立形ポンプ及び尿素合成プラント
WO2018131275A1 (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 三菱重工業株式会社 立形ポンプ及び尿素合成プラント

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