JPH11324578A - スクリュー搬送装置 - Google Patents

スクリュー搬送装置

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JPH11324578A
JPH11324578A JP12767398A JP12767398A JPH11324578A JP H11324578 A JPH11324578 A JP H11324578A JP 12767398 A JP12767398 A JP 12767398A JP 12767398 A JP12767398 A JP 12767398A JP H11324578 A JPH11324578 A JP H11324578A
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JP
Japan
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sliding
cylindrical container
fixed
peripheral surface
rear end
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Pending
Application number
JP12767398A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Okumura
利博 奥村
Masao Miyauchi
政男 宮内
Shinobu Miki
忍 三木
Yoichi Wada
洋一 和田
Takeshi Yoshida
竹志 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Toda Corp
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Toda Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd, Toda Corp filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP12767398A priority Critical patent/JPH11324578A/ja
Publication of JPH11324578A publication Critical patent/JPH11324578A/ja
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内部の土砂の圧密度合いを高め、所望の止水
効果を上げるスクリュー搬送装置を提供する。 【解決手段】 第1摺動ジャッキ20,20′のシリン
ダーの開口側端部を固定筒状容器3の後端部の固定輪縁
10に取り付け、そのピストン棒の先端を固定筒状容器
3に内接摺動する第1摺動筒状容器4の後端部の第1輪
縁11に固定し、該固定位置と軸心に対して90°隔て
た位置に同様にして取り付けられた第2摺動ジャッキ2
1,21′のピストン棒の先端を第1摺動筒状容器4に
内接摺動する第2摺動筒状容器5の後端部の第2輪縁1
2に固定する構造とし、第1、第2摺動ジャッキの伸縮
動作により第1、第2摺動筒状容器4,5を軸線方向に
摺動移動させて滞留空間の容積を調整するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固定筒状容器の後方
に軸線方向に摺動自在に設けられた摺動筒状容器を含む
円筒状容器の内部に回転自在に取り付けられたスクリュ
ー羽根を回転させることにより、シールド掘進機が掘削
した土砂を後方に搬送するようにしたスクリュー搬送装
置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】シールド掘進機の掘削具で掘削した土砂
を、筒状容器の内部に回転自在に取り付けたスクリュー
羽根を回転させることにより後方に搬送するようにした
スクリュー搬送装置が知られている。図6はかかるスク
リュー搬送装置の一例として、実開昭59−11190
0号公報に開示されたものの筒状容器の軸方向に沿った
要部縦断面図である。この装置では土砂の取込み口側に
固定された筒状容器1と排土口側に固定された筒状容器
2との間に、これらに回転自在に支持された回転筒状容
器9が配設され、この回転筒状容器9の外周に刻設され
た環歯車91に歯合する歯車71を介してスクリュー駆
動モーター7の回転力が伝達されることにより、回転筒
状容器9が筒状容器1,2に対して回転できるようにな
っている。筒状容器1,2の内部にはスクリュー羽根8
が回転筒状容器9に取り付けられて回転筒状容器9の回
転に連れて中心軸の回りに回転するようになっている。
【0003】切羽側の図示しない土砂の取込み口から取
り込まれた土砂は回転するスクリュー羽根8により後方
(図6で右方)に送られる。排土蓋6が閉じられている
と、スクリュー羽根8により後方に搬送された土砂は滞
留空間Sに押し込まれ、泥水分が絞り出される。こうし
て土砂の水密性が向上すると、排土蓋6を開放しても地
山の水圧は圧密状態となった筒状容器2の内部を含む滞
留空間Sの土砂によって遮られるから、排土蓋6が開放
されることにより排土口から土砂が噴発することを防止
しつつ、滞留空間S内部の所要量の土砂を排土すること
ができる。
【0004】このスクリュー搬送装置は滞留空間Sの容
積を可変調整できるように構成されている。即ち、筒状
容器2の内部に摺動筒状容器5が軸受29および封止材
51を介して摺動自在に嵌合していて、この摺動筒状容
器5の後端に排土蓋6が開閉自在に取り付けられてい
る。筒状容器2の側部には軸方向に沿って摺動ジャッキ
20と案内腕30が軸心に対して略90°の角度を隔て
て配設されていて、摺動ジャッキ20のピストン棒が摺
動筒状容器5の側面に固定され、摺動筒状容器5の側面
に取り付けられた係合輪53が案内腕30に摺動自在に
嵌合することにより、摺動ジャッキ20の伸縮による摺
動筒状容器5の軸方向のみの摺動動作が最大移動距離x
の範囲内で可能になり、移動距離に応じて滞留空間Sの
容積が可変調整されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、筒状容器
2の後方を二重管構造にし、外方の摺動筒状容器5を軸
方向に摺動自在として滞留空間Sの容積を可変調整可能
とすることにより、スクリュー搬送装置内での土砂の圧
密度合いを高め、所望の止水効果を上げて地山の崩壊を
防止することができる。しかしながら、上記従来技術に
おいては筒状容器2の後方が二重管構造となっているの
で、摺動ジャッキ20の伸縮幅の制限等により摺動筒状
容器5の最大移動距離x、従って、滞留空間Sの容積の
調整範囲が自ずと制限され、しかも、滞留空間Sが最小
となる摺動筒状容器5の移動距離0の時と、滞留空間S
の容積が最大となる摺動筒状容器5の最大移動距離xの
時との伸縮差をあまり大きく取ることができない。この
ため、土質が大きく異なる地山の止水効果の調整能力が
制限されてしまう。
【0006】そこで、この点の改良を図るべく、筒状容
器2の後方を三重管以上の多重管構造とすることが考え
られるが、例えば、上述の従来技術に従って単純に筒状
容器2の後方を三重管構造にすると、摺動筒状容器の軸
回りの回転を阻止する案内腕は少なくとも中間の摺動筒
状容器が最大移動した、即ち、伸長し切った位置までの
長さを有していなければならず、摺動筒状容器の最大伸
長時に外力が作用した場合に、案内腕の取付け部に大き
な捩りモーメントが働くため、外力に対する十分な機械
的強度を保持できないという不具合が生じる。また、摺
動ジャッキは上記摺動ジャッキ20の外に、中間の摺動
筒状容器と最外側、即ち、最後方の摺動筒状容器との間
にも設けられなければならないため、該摺動ジャッキと
そのピストン棒との取付け位置の関係で中間の摺動筒状
容器と最後方の摺動筒状容器との相対的最大移動距離が
大きく制限されてしまい、筒状容器2の後方を三重管構
造とした意義が著しく減殺されてしまう。
【0007】本発明は従来技術におけるかかる問題点を
解消して、固定の筒状容器の後方に設けられる摺動筒状
容器を多重管構造として内部の土砂の圧密度合いを高
め、所望の止水効果を上げると共に、摺動筒状容器相互
の相対的最大移動距離を大きく取ることができ、さらに
は外力に対する十分な機械的強度を保持できるスクリュ
ー搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、摺動筒状容器は少なくとも固定筒状容器の
内周面に摺接する第1摺動筒状容器と、該第1摺動筒状
容器の内周面に摺接する第2摺動筒状容器とから成り、
底部側を前方に向けてシリンダーの開口側端部が固定筒
状容器の後端部外周面に取り付けられた第1摺動ジャッ
キのピストン棒の先端を第1摺動筒状容器の後端部外周
面に固定し、該第1摺動筒状容器の後端部外周面におけ
る第1摺動ジャッキのピストン棒の固定位置と軸心に対
して所定角度隔てた位置に、底部側を前方に向けてシリ
ンダーの開口側端部が取り付けられた第2摺動ジャッキ
のピストン棒の先端を第2摺動筒状容器の後端部外周面
に固定し、第1摺動ジャッキまたは第2摺動ジャッキの
伸縮動作により第1摺動筒状容器を固定筒状容器に対し
て、または第2摺動筒状容器を第1摺動筒状容器に対し
て軸線方向に摺動移動させ、滞留空間の容積を調整する
ようにしたものである。
【0009】そして、好ましくは先端が軸線方向に平行
に前方に向けて延びた状態で後端が第1摺動筒状容器の
後端部外周面に固定された第1摺動案内板と、固定筒状
容器の後端部外周面凸部に穿設され、第1摺動案内板の
先端側が嵌合する固定摺動溝との係合により第1摺動筒
状容器の固定筒状容器に対する軸心回りの回転止めを行
い、先端が軸線方向に平行に前方に向けて延びた状態で
後端が第2摺動筒状容器の後端部外周面に固定された第
2摺動案内板と、第1摺動筒状容器の後端部外周面凸部
に穿設され、第2摺動案内板の先端側が嵌合する第1摺
動溝との係合により第2摺動筒状容器の第1摺動筒状容
器に対する軸心回りの回転止めを行うようにしたもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を具
体化した一具体例を詳細に説明する。図1は本具体例に
係るスクリュー搬送装置の要部である後部の正面図、図
2は同じく、摺動筒状容器の軸線を通る直角切断線に沿
った仮想断面図、図3は摺動案内板に垂直な摺動筒状容
器の部分断面図、図4は図1の切断線P−Pに沿った垂
直断面図、図5は図1の切断線Q−Qに沿った垂直断面
図である。従来例と同一または同一と見做せる個所には
同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
【0011】これらの図において、3は坑道内で斜めに
支持されたスクリュー搬送装置の筒状容器2に対して軸
線が水平になるように屈折した状態で筒状容器2の後端
に取り付けられた固定の水平筒状容器、4は水平筒状容
器3の内周面に内接して摺動自在に支持された第1摺動
筒状容器、5は第1摺動筒状容器4の内周面に内接して
摺動自在に支持された第2摺動筒状容器、10は水平筒
状容器3の後端縁の外周に張り出して設けられた固定輪
縁、11は第1摺動筒状容器4の後端縁の外周に張り出
して設けられた第1輪縁、12は第2摺動筒状容器5の
後端部の外周に張り出して設けられた第2輪縁、13は
第2摺動筒状容器5の後端縁を塞ぐ後端封止板、14は
後端封止板13の上端部に突設され、後述する蓋開閉ジ
ャッキを回動自在に支持する支持突起である。
【0012】20,20′は水平筒状容器3の固定輪縁
10の前面に底部を軸線方向前方に向けて軸心に対して
互いに180°隔てた位置にそれぞれ取り付けられた第
1摺動ジャッキ、20A(20A′)は第1摺動ジャッ
キ20(20′)のピストン棒、20B,20B′はピ
ストン棒20A,20A′の第1輪縁11に対する固定
部、21,21′は第1摺動筒状容器4の第1輪縁11
の前面に底部を軸線方向前方に向けて軸心に対して互い
に180°隔てた位置で、かつ、第1摺動ジャッキ2
0,20′とそれぞれ90°隔てた位置に取り付けられ
た第2摺動ジャッキ、21A(21A′)は第2摺動ジ
ャッキ21(21′)のピストン棒、21B,21B′
はピストン棒21A,21A′の第2輪縁12に対する
固定部、25は底部側が後端封止板13の支持突起14
に回動自在に支持され、そのピストン棒の先端が排土蓋
6の表面に係止された蓋開閉ジャッキ、25Bはその取
付け腕である。
【0013】31,31′は第1輪縁11の周縁に先端
を軸線方向前方に向けて軸心に対して互いに180°隔
てた位置で、かつ、第1摺動ジャッキ20,20′の取
付け位置とそれぞれ45°隔てた位置に取り付けられた
第1摺動案内板、32,32′は第2輪縁12の周縁に
先端を軸線方向前方に向けて軸心に対して互いに180
°隔てた位置で、かつ、第1摺動ジャッキ20,20′
の取付け位置に対して第1摺動案内板31,31′と反
対方向にそれぞれ45°隔てた位置に取り付けられた第
2摺動案内板、41,41′は第1輪縁11の周縁に軸
心に対して互いに180°隔てた位置で、かつ、第1摺
動ジャッキ20,20′の取付け位置に対して第1摺動
案内板31,31′と反対方向にそれぞれ45°隔てた
位置、即ち、第2摺動案内板32,32′の先端側が摺
接する位置に穿設され、第2摺動案内板32,32′の
断面形状と同形の第1摺動溝である。
【0014】33および42,43は水平筒状容器3の
後端部内周面および第1摺動筒状容器4の前端部外周面
と後端部の内周面にそれぞれ配設された泥水の進入防止
のための封止材、51は第2摺動筒状容器5の前端部外
周面に配設された泥水の進入防止のための封止材であ
る。なお、これらの図には明示されていないが、水平筒
状容器3の固定輪縁10の周縁で第1摺動案内板31,
31′の先端側が摺接する位置に第2摺動案内板32,
32′の断面形状と同形の固定摺動溝が穿設されてい
る。また、第1摺動ジャッキ20,20′、第2摺動ジ
ャッキ21,21′および蓋開閉ジャッキ25のシリン
ダーは図示しない油圧駆動機構に接続されている。な
お、図1ではスクリュー搬送装置の構成を見易くするた
めに、第1、第2摺動案内板31,31′,32,3
2′が取り付けられる前の状態を示している。
【0015】次に、本具体例の動作を説明する。地山の
土質の変化等により筒状容器2の後方の滞留空間Sの容
積を調整する必要が生じた時は、油圧駆動機構から第1
摺動ジャッキ20,20′または第2摺動ジャッキ2
1,21′に圧油が導かれ、これらが伸縮することによ
り第1摺動筒状容器4または第2摺動筒状容器5が第1
摺動案内板31,31′と固定輪縁10の固定摺動溝の
摺接または第2摺動案内板32,32′と第1摺動溝4
1,41′の摺接により案内されて前後方向に移動し、
これに連れて第1、第2摺動筒状容器4,5の内部の滞
留空間Sの容積が拡大または縮小する。
【0016】この際に、図2に示すように、第1摺動ジ
ャッキ20,20′および第2摺動ジャッキ21,2
1′はシリンダーの開口部側がそれぞれ水平筒状容器3
の固定輪縁10および第1摺動筒状容器4の第1輪縁1
1の周縁に底部を軸線方向前方に向けてそれぞれ90°
隔てた位置に取り付けられ、そのピストン棒20A,2
0A′,21A,21A′の先端が第1摺動筒状容器4
の第1輪縁11および第2摺動筒状容器5の第2輪縁1
2に固定部20B,20B′,21B,21B′で取り
付けられており、第1摺動筒状容器4が水平筒状容器3
に内接し、第2摺動筒状容器5が第1摺動筒状容器4に
内接して軸心方向に摺動するように構成されているか
ら、第1摺動筒状容器4または第2摺動筒状容器5が前
後方向に移動して筒状容器2の後方の三重管構造とした
摺動筒状容器部分全体が伸縮する時に、第1摺動ジャッ
キ20,20′および第2摺動ジャッキ21,21′が
これらの伸縮動作を妨げることが無く、水平筒状容器3
と第1、第2摺動筒状容器4,5の相互の摺動代をほぼ
考え得る最大のものとすることができ、従って例えば、
これらの筒状容器3,4,5の軸線方向の長さをほぼ等
しく取ると、摺動筒状容器部分全体の伸長時と収縮時の
長さの比は約3倍にすることができる。
【0017】このように、本具体例では摺動筒状容器部
分の滞留空間Sの容積の調整範囲を従来例に較べて約
1.5倍に拡大することができるが、もしも滞留空間S
の容積の調整範囲の拡大がさ程必要ない場合には、スク
リュー搬送装置の全長をその分短縮できるから、無端搬
送帯の配置や坑道内に設置される各種装置の配置に余裕
を持たせることができる。
【0018】また、第1摺動筒状容器4の後端縁の第1
輪縁11の周縁に軸線方向前方に向けて取り付けられた
第1摺動案内板31,31′の先端部が水平筒状容器3
の固定輪縁10の周縁に穿設された固定摺動溝に嵌合
し、第2摺動筒状容器5の後端部の外周に設けられた第
2輪縁12の周縁に軸線方向前方に向けて取り付けられ
た第2摺動案内板32,32′の先端部が第1摺動筒状
容器4の後端縁の第1輪縁11の周縁に穿設された第1
摺動溝41,41′に嵌合することにより、第1摺動筒
状容器4の水平筒状容器3に対する回り止めと、第2摺
動筒状容器5の第1摺動筒状容器4に対する回り止めと
する構成になっているから、第2摺動筒状容器5を回転
させる外力が作用した場合に摺動筒状容器部分全体に作
用する捩りモーメントが分散されると共に、捩りモーメ
ントは第1、第2摺動案内板31,31′,32,3
2′と固定輪縁10の固定摺動溝および第1輪縁11の
第1摺動溝41,41′との嵌合部に各摺動案内板3
1,31′,32,32′の主面に沿った力として作用
するから、回転力に対する機械的強度が高い構成とな
り、スクリュー搬送装置の後部に作用する外力に対する
機械的強度を著しく向上させることができる。
【0019】さらに、水平筒状容器3と第1摺動筒状容
器4との摺動部および第1摺動筒状容器4と第2摺動筒
状容器5との摺動部はそれらの各端部が封止材33と封
止材42および封止材43と封止材51とにより密封さ
れた間隙部となるから、これらの間隙部を潤滑油の供給
経路とすることより各筒状容器3,4,5の間の摺動部
に潤滑油を円滑に供給することができる。上述の具体例
では筒状容器2の後方を三重管構造とした例を示した
が、上述の技術はさらに摺動筒状容器の数を増やして四
重管以上の多重管構造としたものに対しても全く同様に
適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、少なくとも固定筒状容器の内周面に摺接する
第1摺動筒状容器と、該第1摺動筒状容器の内周面に摺
接する第2摺動筒状容器とを設け、底部側を前方に向け
て第1摺動ジャッキのシリンダーの開口側端部を固定筒
状容器の後端部外周面に取り付け、そのピストン棒の先
端を第1摺動筒状容器の後端部外周面に固定し、該固定
位置と軸心に対して所定角度隔てた位置に同様にして取
り付けられた第2摺動ジャッキのピストン棒の先端を第
2摺動筒状容器の後端部外周面に固定し、第1、第2摺
動ジャッキの伸縮動作により第1、第2摺動筒状容器を
軸線方向に摺動移動させて滞留空間の容積を調整するよ
うにしたので、第1、第2摺動筒状容器の摺動移動が第
1、第2摺動ジャッキやそれらのピストン棒の取付け位
置に妨げられないから、固定筒状容器、第1、第2摺動
筒状容器相互の摺動代を殆ど最大に取ることができ、滞
留空間の容積の調整範囲を著しく増加させることができ
る。
【0021】請求項2記載の発明によれば、第1摺動筒
状容器の後端部外周面と第2摺動筒状容器の後端部外周
面にそれぞれ第1摺動案内板の後端および第2摺動案内
板の後端を固定すると共に先端がそれぞれ軸線方向に平
行に前方に向けて延びた状態にし、それぞれの先端側が
固定筒状容器の後端部外周面凸部に穿設された固定摺動
溝および第1摺動筒状容器の後端部外周面凸部に穿設さ
れた第1摺動溝に嵌合して係合することにより、固定筒
状容器、第1、第2摺動筒状容器相互の軸心回りの回転
止めを行うようにしたので、第2摺動筒状容器を回転さ
せる外力が作用した場合に円筒状容器部分全体に作用す
る捩りモーメントが分散されると共に、捩りモーメント
に対して機械的強度が高い構成にでき、スクリュー搬送
装置の後部に作用する外力に対する機械的強度を著しく
向上させることができる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、固定筒状容
器の後端部内周面と第1摺動筒状容器の前端部外周面お
よび第1摺動筒状容器の後端部内周面と第2摺動筒状容
器の前端部外周面にそれぞれ設けた封止材により両端が
区画された固定筒状容器と第1摺動筒状容器の間の間隙
部および第1摺動筒状容器と第2摺動筒状容器の間の間
隙部を潤滑油の供給経路としたので、固定筒状容器、第
1、第2摺動筒状容器相互の間の摺動部に潤滑油を円滑
に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係るスクリュー搬送装置の要
部の正面図
【図2】同じく、摺動筒状容器の軸線を通る直角切断線
に沿った仮想断面図
【図3】摺動案内板に垂直な摺動筒状容器の部分断面図
【図4】図1の切断線P−Pに沿った垂直断面図
【図5】図1の切断線Q−Qに沿った垂直断面図
【図6】従来例に係るスクリュー搬送装置の筒状容器の
軸方向に沿った要部縦断面図
【符号の説明】
2 筒状容器 3 水平筒状容器 4 第1摺動筒状容器 5 第2摺動筒状容器 6 排土蓋 7 スクリュー駆動モーター 8 スクリュー羽根 9 回転筒状容器 10 固定輪縁 11 第1輪縁 12 第2輪縁 20,20′ 第1摺動ジャッキ 21,21′ 第2摺動ジャッキ 25 蓋開閉ジャッキ 31,31′ 第1摺動案内板 32,32′ 第2摺動案内板 33,42,43,51 封止材 41,41′ 第1摺動溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 忍 東京都中央区京橋一丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 和田 洋一 東京都中央区京橋一丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 吉田 竹志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された固定筒状容器と該固定筒状容
    器の後方に軸線方向に摺動自在に設けられた摺動筒状容
    器を含む円筒状容器の内部に回転自在に取り付けられた
    スクリュー羽根を回転させることにより、シールド掘進
    機が掘削した土砂を後方に搬送し、前記筒状容器の後端
    部に設けられた排土蓋との間の滞留空間内に押し込んで
    圧密状態とするようにしたスクリュー搬送装置におい
    て、前記摺動筒状容器は少なくとも前記固定筒状容器の
    内周面に摺接する第1摺動筒状容器と、該第1摺動筒状
    容器の内周面に摺接する第2摺動筒状容器とから成り、
    底部側を前方に向けてシリンダーの開口側端部が前記固
    定筒状容器の後端部外周面に取り付けられた第1摺動ジ
    ャッキのピストン棒の先端を前記第1摺動筒状容器の後
    端部外周面に固定し、該第1摺動筒状容器の後端部外周
    面における前記第1摺動ジャッキのピストン棒の固定位
    置と軸心に対して所定角度隔てた位置に、底部側を前方
    に向けてシリンダーの開口側端部が取り付けられた第2
    摺動ジャッキのピストン棒の先端を前記第2摺動筒状容
    器の後端部外周面に固定し、前記第1摺動ジャッキまた
    は前記第2摺動ジャッキの伸縮動作により前記第1摺動
    筒状容器を前記固定筒状容器に対して、または前記第2
    摺動筒状容器を前記第1摺動筒状容器に対して軸線方向
    に摺動移動させ、前記滞留空間の容積を調整するように
    したことを特徴とするスクリュー搬送装置。
  2. 【請求項2】 先端が軸線方向に平行に前方に向けて延
    びた状態で後端が第1摺動筒状容器の後端部外周面に固
    定された第1摺動案内板と、固定筒状容器の後端部外周
    面凸部に穿設され、前記第1摺動案内板の先端側が嵌合
    する固定摺動溝との係合により前記第1摺動筒状容器の
    前記固定筒状容器に対する軸心回りの回転止めを行い、
    先端が軸線方向に平行に前方に向けて延びた状態で後端
    が第2摺動筒状容器の後端部外周面に固定された第2摺
    動案内板と、前記第1摺動筒状容器の後端部外周面凸部
    に穿設され、前記第2摺動案内板の先端側が嵌合する第
    1摺動溝との係合により前記第2摺動筒状容器の前記第
    1摺動筒状容器に対する軸心回りの回転止めを行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のスクリュー搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 固定筒状容器の後端部内周面と第1摺動
    筒状容器の前端部外周面および前記第1摺動筒状容器の
    後端部内周面と第2摺動筒状容器の前端部外周面にそれ
    ぞれ封止材を設け、これらの封止材により両端が区画さ
    れた前記固定筒状容器と前記第1摺動筒状容器が摺動す
    る間隙部および前記第1摺動筒状容器と前記第2摺動筒
    状容器が摺動する間隙部を潤滑油の供給経路としたこと
    を特徴とする請求項1記載のスクリュー搬送装置。
JP12767398A 1998-05-11 1998-05-11 スクリュー搬送装置 Pending JPH11324578A (ja)

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