JPH113242A - 診断装置 - Google Patents

診断装置

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JPH113242A
JPH113242A JP9169517A JP16951797A JPH113242A JP H113242 A JPH113242 A JP H113242A JP 9169517 A JP9169517 A JP 9169517A JP 16951797 A JP16951797 A JP 16951797A JP H113242 A JPH113242 A JP H113242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 希望のトラップデータを容易に呼び出す。 【解決手段】 装置本体2内のトラップデータ領域24
a内には、一般に市販されている殆どのトラップにそれ
ぞれ対応する数多くのトラップデータが記憶されてい
る。CPU23は、これら数多くのトラップデータのう
ち、実際に診断対象としているトラップに対応するトラ
ップデータに基づいて、プローブ1から供給される点検
データを処理することによって初めて、正確な診断を実
現する。しかし、上記数多くのトラップデータの中から
希望のものを選択するのは、面倒である。そこで、この
診断装置では、上記数多くのトラップデータのうち、こ
の診断装置による診断を予定しているトラップに対応す
るもののみを、プリセット領域24c内に予め登録(プ
リセット)している。そして、このプリセットしたトラ
ップデータの中から上記希望のトラップデータを呼び出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種設備や機器等
を診断する診断装置に関し、特に、例えば蒸気プラント
の配管系に設けられているスチームトラップ等のよう
に、その種類(型式)によって診断手順(診断基準)の
異なるものを診断するのに適した診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記スチームトラップは、蒸気プラント
の配管系に発生する復水や凝縮水(ドレイン)を、蒸気
を逃すことなく、自動的に排出させる自力弁である。も
し、このトラップに、例えば蒸気漏れや弁が作動しない
等の異常が生じると、プラントの稼働効率が低下するだ
けでなく、場合によってはプラント全体に異常を来すと
いうことも十分に起こり得る。従って、このような不具
合を未然に防ぐために、トラップが正常に動作している
かどうかを定期的に診断して、トラップの予知保全に努
めることが重要となる。
【0003】そこで、上記のようなスチームトラップを
診断するトラップ診断装置として、従来、例えば図9に
示すようなものがある。これは、トラップに蒸気漏れが
生じたとき、これに伴ってトラップ(筐体)自体に比較
的に周波数の高い連続的な振動が発生すること、そし
て、この振動の大きさ、即ち振動レベルLと、そのとき
のトラップ(筺体)自体の表面温度T(詳しくは、この
表面温度Tからトラップ内の飽和水蒸気温度を推定し、
更にこの飽和水蒸気温度を飽和水蒸気圧力に換算して得
た蒸気圧力P(T))とが、蒸気漏洩量に相関すること
を利用して、上記振動レベルLと表面温度Tとから、ト
ラップに蒸気漏れが生じているか否か、また、蒸気漏れ
が生じている場合にはその漏れの程度はどれくらいか
を、自動的に判定するものである。これを実現するため
に、この装置は、上記振動レベルLと表面温度Tとを検
出するためのプローブ1と、このプローブ1から出力さ
れる検出信号を処理して上記蒸気漏れの有無及び漏れの
程度を自動的に判定する装置本体2とで構成されてい
る。
【0004】即ち、プローブ1は、その先端に、上記振
動(レベル)Lを検出するための図示しない振動検出器
と、上記表面温度Tを検出するための図示しない温度検
出器とを内蔵している。これら各検出器は、診断対象で
あるトラップの筐体表面に上記プローブ1の先端を押し
当てることによって初めて、上記振動レベルLと表面温
度Tとをそれぞれ検出し、これらに応じた検出信号を出
力する。そして、この検出信号は、ケーブル1aを介し
て、装置本体2に供給される。
【0005】装置本体2は、上記検出信号を増幅器21
で増幅した後、これをA/D変換器22でディジタル化
して得た所謂トラップの点検データが入力されるCPU
23を有している。このCPU23は、入力された点検
データに含まれるトラップの振動レベルLと表面温度T
との情報を、例えばROMやRAM構成の記憶部24内
に記憶されている蒸気漏洩量との相関関係に基づく相関
データDに従って処理する。そして、上記診断対象であ
るトラップに蒸気漏れが生じているか否か、また蒸気漏
れが生じている場合にはその漏れの程度はどれくらいか
を判定し、その判定結果、即ち診断結果を、例えば液晶
パネル構成の表示部25に表示する。
【0006】なお、上記点検データから蒸気漏れの有
無、及び漏れの程度を判定するための基準となる上記相
関データDは、記憶部24内のトラップデータ領域24
aに記憶されている。そして、この相関データDに基づ
いてトラップの蒸気漏れの判定を行ない、その判定結果
を表示部25に表示するという上記CPU23の一連の
動作は、記憶部24内の処理プログラム領域24bに記
憶されている処理プログラムに従って制御される。ま
た、CPU23は、入出力インタフェース26を介し
て、例えば図示しないホスト・コンピュータと通信可能
とされている。即ち、このCPU23による診断結果
を、ホスト・コンピュータ側に転送して、これをホスト
・コンピュータ側でより詳細に集計及び分析することに
よって、更に高度な予知保全を実現できる。
【0007】ところで、この診断装置によれば、上記の
ように、トラップの蒸気漏洩量が上記振動レベルL及び
表面温度Tに相関することを利用してトラップの診断を
行っているが、この相関関係は、診断対象とするトラッ
プの構造の違いによってそれぞれ異なることが知られて
いる。例えば、トラップは、これを動作原理(トラップ
タイプ)別に大別すると、ディスク(DISC)式、バケット
(BUCKET)式、サーモ(THERMO)式、フロート(FLOAT) 式及
び温度調節(TEMP-ADJ)式等に分類できるが、これらの動
作原理の違いによって、上記相関関係が異なることが知
られている。また、これらの動作原理が同じであって
も、トラップ内部の最小弁口面積や蒸気流路形状、更に
は製造会社の違い等によっても、上記相関関係が異なっ
てくる。従って、上記相関関係を利用して正確な診断を
行うためには、診断対象とするトラップの構造、つまり
は型式に応じた相関関係(相関データD)に基づいて、
上記点検データを処理する必要がある。
【0008】これを実現するために、従来の診断装置で
は、予め複数のトラップ、例えば一般に市販されている
殆ど全てのトラップにそれぞれ対応する(即ちこれらの
各トラップにそれぞれ専用の)複数の相関データDを、
上記記憶部24のトラップデータ領域24a内に記憶し
ている。そして、実際に診断を行なう際には、これら複
数の相関データDの中から、実際に診断対象とするトラ
ップに対応するものを呼び出して、この呼び出した相関
データDに基づいて上記点検データを処理している。
【0009】なお、各トラップには、予め、例えば4桁
の連続した整理番号(以下、トラップコードと称す。)
がそれぞれ個別に付与されており、上記トラップデータ
領域24a内には、例えば図10に示すように、上記ト
ラップコードを基準として、各トラップの型式名とこれ
に対応する相関データD(D1 、D2 、・・・)とが、
リスト状に記憶されている。そして、このトラップデー
タ領域24a内から、希望の相関データD、即ちこれか
ら実際に診断しようとするトラップ専用の相関データD
を呼び出す際には、そのトラップのトラップコードを、
例えば複数の押しボタン(キー)構成の操作部27によ
り入力することによって、上記希望の相関データDを呼
び出すよう構成されている。なお、各トラップコード
が、いずれのトラップ(型式名)に対応するのかについ
ては、これら両者の関係を記した対照表(図示せず)が
別に用意されており、作業者(オペレータ)は、この対
照表を参照することによって、各トラップに対応するト
ラップコードを確認できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在市販さ
れているトラップの種類(型式)は、非常に多く、例え
ば2000以上にも上るため、上述した記憶部24(ト
ラップデータ領域24a)内には、それだけ多くのトラ
ップデータ(相関データD)が記憶されていることにな
る。従って、上記従来の診断装置を用いてトラップの診
断を行なう際には、その診断対象となるトラップ専用の
相関データDを、上記2000以上という膨大な数のデ
ータの中から選択しなければならず(詳しくは、診断対
象とするトラップのトラップコードを上述した対照表の
中から見つけ出して、これを操作部26から入力しなけ
ればならず)、その作業が非常に面倒であるという問題
がある。この問題は、トラップの診断作業効率の低下、
ひいては診断作業時間の長時間化という問題を引き起こ
す。そして、これらの問題は、診断対象とするトラップ
の種類が多いほど、顕著になる。
【0011】そこで、本発明は、希望のトラップに対応
する相関データD、即ち希望の診断対象物専用の処理手
順を、容易に選択する(呼び出す)ことのできる診断装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、複数
の診断対象物それぞれ専用の複数の処理手順が予め記憶
されている主記憶手段と、副記憶手段と、外部から記憶
指令が与えられ、上記主記憶手段に記憶されている上記
各処理手順の中から上記記憶指令に対応するものを選択
して、これを上記副記憶手段に記憶する記憶制御手段
と、外部から呼出指令が与えられ、この呼出指令に対応
する処理手順を上記副記憶手段から呼び出す呼出手段
と、実際に診断対象物を点検して得た点検データが入力
され、この点検データを上記呼出手段によって呼び出さ
れた上記処理手順に基づいて処理して、その処理結果、
即ち上記実際に点検した診断対象物の診断結果を出力す
る処理手段と、を具備するものである。
【0013】即ち、処理手段が、上記実際に診断対象物
を点検して得た点検データを、この診断対象物専用の処
理手順に基づいて処理したときに初めて、正確な診断が
行われる。この処理手順は、元々、主記憶手段に記憶さ
れているが、主記憶手段には、数多くの処理手順が記憶
されているので、もし、この主記憶手段に記憶されてい
る数多くの処理手順から希望の(即ち上記実際に点検
(診断)しようとする診断対象物専用の)処理手順を1
つだけ呼び出そうとすると、非常に手間が掛かる。
【0014】しかし、本請求項1に記載の発明によれ
ば、記憶制御手段が、主記憶手段に記憶されている各処
理手順のうち、記憶指令に対応するもの、例えばこの診
断装置による診断を予定している診断対象物専用の処理
手順のみを、一旦、副記憶手段に記憶し、即ちプリセッ
トする。そして、実際に診断を行う(処理手段による処
理を行う)際には、呼出手段が、上記プリセットした処
理手順の中から、呼出指令に対応するもの、即ち希望の
(例えばこれから診断しようとする診断対象物専用の)
処理手順を呼び出すので、処理手順の選択範囲が、上記
プリセットされた処理手順に限定される。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の診断装置において、上記各診断対象物が、所定
の条件に従って複数の種類に分類可能なものであって、
上記副記憶手段が、上記各種類にそれぞれ対応する複数
の記憶領域から成り、上記記憶制御手段が、上記記憶指
令に対応する処理手順を、上記各記憶領域のうち、該処
理手順に基づいて処理される診断対象物の種類に対応す
る記憶領域に記憶し、上記呼出指令が、上記各種類のう
ち任意のものを選択する種類選択指令と、上記各処理手
順のうち任意のものを選択する手順選択指令と、から成
り、上記呼出手段が、上記各記憶領域のうち上記種類選
択指令に従って選択された種類に対応する記憶領域を選
択し、この選択した記憶領域に記憶されている上記各処
理手順の中から上記手順選択指令に対応する処理手順を
呼び出す状態に構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0016】即ち、副記憶手段は、複数の記憶領域に分
割されている。そして、記憶制御手段によってプリセッ
トされる処理手順は、それぞれ同じ種類の診断対象物専
用の処理手順毎に纏められた状態、つまり上記各種類別
に細分化された状態で、各種類に対応する記憶領域にプ
リセットされる。一方、このプリセットされた処理手順
を呼び出す呼出手段は、まず、種類選択指令に従って選
択された種類、例えば実際に診断しようとする診断対象
物の種類に対応する記憶領域を選択し、その後に、この
選択した記憶領域にプリセットされている処理手順の中
から、上記手順選択指令に対応する処理手順、即ち実際
に診断しようとする診断対象物用の処理手順を呼び出
す。従って、本請求項2に記載の発明の診断装置によれ
ば、実際の診断に使用する処理手順の選択範囲が、更に
上記各種類別に細分化される。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の診断装置において、上記診断装置が、
それぞれ型式の異なる複数のトラップを上記診断対象物
として診断するトラップ診断装置であることを特徴とす
るものである。
【0018】なお、上記トラップとは、例えば蒸気プラ
ントの配管系に設けられるスチームトラップ、或いは圧
縮空気、ガス等の配管系に設けられるエアトラップ、ガ
ストラップ等のことを言う。このようなトラップは、一
般に、その型式によって、それぞれを点検して得た点検
データからその良否を判定するための判定基準(例えば
相関データD)が異なることが知られており、即ち、こ
の判定基準が、上記処理手順に対応する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を、例えば上述したスチー
ムトラップを診断するトラップ診断装置に応用する場合
の一実施の形態について、図1から図8を参照して説明
する。
【0020】図1は、本実施の形態の概略構成を示すブ
ロックである。同図に示すように、本実施の形態のトラ
ップ診断装置は、上述した図9に示す従来の診断装置に
対して、記憶部24内に、上述したトラップデータ領域
24a及び処理プログラム領域24bとは別のプリセッ
ト領域24cという領域を、新たに設けたものである。
なお、本実施の形態においては、上記各領域24a、2
4b及び24cのうち、例えばトラップデータ領域24
a及びプリセット領域24cについてはRAM構成とし
ており、処理プログラム領域24bについてはROM構
成としている。
【0021】上記プリセット領域24cは、トラップデ
ータ領域24aに記憶されている全トラップデータのう
ち、希望のトラップデータ、例えばこの診断装置による
診断を予定しているトラップ(例えばこの診断装置が診
断対象とする蒸気プラントに使用されているトラップ
等)に対応するデータのみを、予め記憶(登録:プリセ
ット)しておくための領域である。そして、実際にトラ
ップの診断を行なう際には、その診断に用いる相関デー
タDを、上記従来技術のようにトラップデータ24aか
ら呼び出すのではなく、上記プリセット領域24cに予
め登録しておいたトラップデータ(相関データD)の中
から呼び出すように構成されている。
【0022】ただし、本実施の形態における上記トラッ
プデータには、上述した図10に示す従来技術のトラッ
プデータ(トラップコード、型式名及び相関データD)
の他に、各トラップの製造会社を表わす会社コード、及
び各トラップのトラップタイプも含まれる。従って、本
実施の形態におけるトラップデータ領域24a内には、
図2に示すように、各トラップのトラップコードを基準
に、各トラップの型式名、会社コード、トラップタイプ
及び相関データDが、上記トラップデータとしてリスト
状に記憶されている。
【0023】なお、上記プリセット領域24cに対する
トラップデータの登録、及びこのプリセット領域24c
からのトラップデータの呼び出しは、操作部27からの
キー入力に従って、CPU23が実行する。そして、そ
の際に、CPU23は、操作部27からのキー入力に応
じたメッセージを、表示部25に表示する。なお、これ
ら一連の動作をCPU23に実行させるプログラムは、
上述した処理プログラム領域24b内に記憶されてい
る。
【0024】以上の点が、本実施の形態の特徴とすると
ころであり、上述の従来技術と大きく異なる点である。
以下、この点について、詳細に説明する。なお、これ以
外については、上記従来技術と同様であるので、これら
従来技術と同様の部分については、詳細な説明を省略す
る。
【0025】上記プリセット領域24cの概念的な構造
を、図3に示す。同図に示すように、プリセット領域2
4cは、複数、例えば6つの記憶領域3、3、・・・か
ら成る。これら各記憶領域3、3、・・・は、それぞれ
上述したトラップタイプ、例えばディスク式、バケット
式、サーモ式、フロート式、温度調節式及びその他の方
式という6つの方式にそれぞれ対応して設けられてお
り、これら各方式毎にそれぞれに専用のトラップデータ
の登録先として割り当てられている。そして、これら各
記憶領域3、3、・・・は、それぞれ複数、例えば30
個のメモリ領域30、30、・・・から成り、これら各
メモリ領域30、30、・・・には、それぞれ1個(1
型式)のトラップデータを登録できる。即ち、この構造
によれば、各トラップタイプ毎に、それぞれ最大30個
(型式)のトラップデータを登録できる。
【0026】このように構成されたプリセット領域24
aに希望のトラップデータを登録したり、或いはこのプ
リセット領域24aから希望のトラップデータを呼び出
したりする命令は、上述したように操作部27のキー入
力により与えられるが、この操作部27を構成する各キ
ーは、それぞれ図4に示すように配置されている。同図
は、装置本体2の正面図で、同図に示すように、上記各
キーは、それぞれの役割に応じて、電源スイッチキー
群、機能キー群、トラップタイプ選択キー群及び数値キ
ー群に振り分けられた状態で、装置本体2の表面に配置
されている。そして、これら各キーが配置されている装
置本体2の表面の上方側に、例えば横2行表示形式の液
晶パネルから成る表示部25が配置されている。なお、
装置本体2は、外形が、偏平な細長い概略直方体形のも
のであり、片手で十分に携帯できる程度の大きさであ
る。また、この装置本体2の上端に、上述したプローブ
1にケーブル1aを介して接続される入力端子20が設
けられている。
【0027】例えば、今、このトラップ診断装置が動作
していない状態、即ち電源がOFFの状態にあるものと
する。この状態から、上記プリセット領域24cに希望
のトラップデータを登録する場合について、そのときの
操作部27の操作(キー入力)方法、及びこのキー入力
に対するCPU23の動作を、表示部25の表示内容も
交えながら図5及び図6を参照して説明する。なお、図
5は、上記プリセット領域24cに対するトラップデー
タの登録、及び後述するトラップデータの呼び出しに係
るCPU23の動作を表わす状態遷移図である。また、
図6は、プリセット領域24cにトラップデータを登録
する際の操作部27のキー入力の手順、及びこのキー入
力に対する表示部25の表示内容を表わす図である。
【0028】まず、装置本体2の電源スイッチのONキ
ーを押下すると、これを受けて、CPU23は、例えば
約3秒程度の時間を掛けて所定の自己診断(セルフチェ
ック)を行なった後、図5に示すように、アイドルモー
ドM2に入る。このアイドルモードM2は、CPU23
が、操作部27から何らかの命令が与えられるのを待機
している所謂コマンド待ち状態であることを表わすモー
ドで、このアイドルモードM2のとき、CPU23は、
図6(a)に示すように、表示部25の1行目に、3桁
の数字と5桁の数字との組み合わせから成る文字列を表
示し、2行目に、「ケイシキ」という文字を表示する。
なお、表示部25の1行目に表示されている最初の3桁
の数字は、診断対象とするトラップが蒸気プラント内の
いずれの場所に設置されているものなのかを表わす「エ
リア番号」で、後の5桁の数字は、診断対象であるトラ
ップの管理番号を表わす「トラップ番号」である。これ
らの番号は、いずれも作業者がトラップを管理するため
に独自に(勝手に)付与するもので、本発明に直接関係
するものではない。よって、これらの番号については、
本実施の形態では、これ以上詳しく説明しない。
【0029】次に、上記アイドルモードM2において、
これから登録しようとするトラップのトラップタイプ
を、トラップタイプ選択キーによって選択する。これに
よって、CPU23は、図5に示すように、型式名登録
モードM4に入る。これと同時に、CPU23は、図6
(b)に示すように、表示部25の2行目に表示した
「ケイシキ」という文字の後(以下、単に表示部25と
称す。)に、2桁の数字と、上記トラップタイプ選択キ
ーによって選択されたトラップタイプ名とを、表示す
る。なお、同図は、上記トラップタイプ選択キーとし
て、例えば「FLOAT」キーを押下してフロート式の
トラップタイプを選択した場合の表示部25の表示例を
表わす。もし、ここで、他のトラップタイプに選択し直
したい場合には、そのトラップタイプに対応するトラッ
プタイプ選択キーを押下すればよい。
【0030】ところで、上記図6(b)の状態における
2桁の数字は、上述したプリセット領域24c内の各記
憶領域3、3、・・・のうち、上記選択されたトラップ
タイプ、即ちフロート式に対応する記憶領域3内に用意
された30個のメモリ領域30、30、・・・のメモリ
番号を表わす数字で、例えば上下の矢印キーの操作に応
じて、「00」番から「30」番まで変化する。即ち、
これから登録しようとするトラップのトラップデータ
を、上記各メモリ領域30、30、・・・のうちいずれ
の領域30に登録するのかを、上記矢印キーによって選
択する。例えば、上向きの矢印(↑)キーを1回押下し
て、上記各メモリ領域30、30、・・・のうち、第1
番目(メモリ番号01番)のメモリ領域30を選択した
場合、表示部25の表示は、図6(c)に示すようにな
る。なお、このとき、上記メモリ番号を表わす数字上
(特に1桁目の数字上)には、この数字が可変可能なこ
とを表わすカーソル40が点滅表示される。また、メモ
リ番号「00」番から「30」番までのうち、「00」
番については、メモリ領域30の番号を表わすものでな
く、CPU23が現在型式名登録モードM4にあること
を表わす一種のメッセージである。よって、このメモリ
番号「00」番には、トラップデータを登録することは
できない。
【0031】上記のように登録先のメモリ番号を選択し
た後は、このメモリ番号のメモリ領域30に、これから
登録しようとするトラップのトラップコードを、最上位
桁、即ち1000位桁の数字から順に、数字キーにより
入力する。この最初の1000位桁の数字を入力した時
点で、CPU23は、トラップコード入力モードM6に
入る。例えば、上記1000位桁に「1」という数字を
入力したとき、表示部25の表示は、図6(d)のよう
になる(上記カーソル40も、1000位桁の数字上に
移動する)。そして、このトラップコード入力モードM
6において、上記トラップコードを形成する4桁の数字
を全て入力し終えると(即ち1位桁の数字を入力した
後)、CPU23は、型式名登録モードM4に戻る。な
お、ここで、登録しようとするトラップのトラップコー
ドが判らない場合には、上述した対照表を参照して確認
する。
【0032】上記トラップコードの入力が終了すると、
CPU23は、この入力されたトラップコードを上述し
たトラップデータ領域24a内の各トラップデータと照
合して、このトラップコードに対応するトラップデータ
が上記トラップデータ領域24a内に存在するか否かを
確認する。ここで、上記入力されたトラップコードに対
応するトラップデータが上記トラップデータ領域24a
内に存在することが確認されると、CPU23は、更
に、上記入力されたトラップコードに対応するトラップ
が、最初に(図6(b)において)選択したトラップタ
イプ(即ちフロート式)と一致するか否かを確認する。
そして、このトラップタイプが一致したときに、上記入
力されたトラップコードに対応するトラップの型式名
を、表示部25に表示する。その一例として、「100
0」というトラップコードを入力したときに、このコー
ドに対応するトラップの型式名「J3X−2」が、表示
部25に表示された状態を図6(e)に示す。
【0033】そして、この図6(e)の状態において、
数字キー群に配置されている「ENT」キーを押下する
と、CPU23は、上記入力されたトラップコードに対
応するトラップ、即ち型式名が「J3X−2」というト
ラップのトラップデータを、トラップデータ領域24a
から呼び出して、この呼び出したデータを、上述した第
1番目のメモリ領域30に登録する。これによって、表
示部25の表示は、図6(f)のように上記トラップデ
ータの登録が完了したことを表わす内容の表示となり、
これと同時に、CPU23は、アイドルモードM2に戻
る。
【0034】なお、上記図6(e)の状態にあるとき、
例えば上下の矢印キーを押下することによっても、上記
トラップデータの登録が実行される。ただし、この場
合、矢印キーの押下と共に、表示部25の表示状態は、
上述した図6(c)の状態に戻る。また、上記図6
(e)の状態において、登録するトラップを変更したい
場合には、再度、数字キーによりトラップコードを入力
することによって、上述した図6(d)の状態に戻る。
【0035】一方、上記図6(d)の状態において、入
力されたトラップコードに対応するトラップデータがト
ラップデータ領域24a内に存在しない場合や、或いは
存在したとしても上記入力されたトラップコードに対応
するトラップのトラップタイプが最初に選択したトラッ
プタイプと一致しない場合には、CPU23は、図6
(g)に示すように、上述した図6(c)と同じ状態に
戻る。従って、この場合には、再度、正しいトラップコ
ードを入力し直す必要がある。なお、この図6(g)の
状態において、例えば「ENT」キーを押下した場合に
は、上記第1番目のメモリ領域30に対するトラップデ
ータの登録或いは更新(上記第1番目のメモリ領域30
に既に何らかのトラップデータが登録されている場合の
データの更新)は行われない。
【0036】ところで、上記図6の登録方法において
は、登録したいトラップのトラップコードを直接キー入
力することによって上記登録を実現しているが、この方
法によれば、登録しようとするトラップのトラップコー
ドが判らない場合には、上述した対照表により上記トラ
ップコードを調べなければならない。そこで、本実施の
形態においては、上記図6の登録方法のようなトラップ
コードを直接入力するという所謂トラップコード入力方
式の登録方法のみならず、登録したいトラップの型式名
を検索して、この検索して得た型式名により上記トラッ
プデータを登録するという所謂型式名検索方式によって
も上記登録を実現できるよう構成されている。これにつ
いて、図5及び図7を参照して詳しく説明する。
【0037】図7に示すように、同図(a)から同図
(c)に示す状態については、上述した図6(a)から
同図(c)までと同様である。この図7(c)の状態に
おいては、CPU23は、型式名登録モードM4の状態
にあるが、ここで、検索キーを押下すると、CPU23
は、図5に示すように、製造会社名選択モードM8に移
行する。これと同時に、表示部25の表示は、図7
(d)に示すような表示内容となり、詳しくは、1行目
に「カイシャコード」という文字列を表示し、2行目
に、例えば1桁の数字から成る上述した会社コードと、
この会社コードに対応する会社名(略名)とを表示す
る。なお、上記検索キーは、これ専用のキーが設けられ
ている訳ではなく、本実施の形態においては、例えば図
4に示す機能キー群に配置されている「INFORMA
TION」キーが、上記検索キーとして機能するように
割り当てられている。
【0038】上記製造会社名選択モードM8は、登録し
ようとするトラップの製造会社を選択するモードで、例
えば上下の矢印キーにより、上記製造会社を選択するこ
とができる。即ち、上下の矢印キーを押下すると、これ
に応じて、カーソル40が点滅している上記会社コード
の数値が増減(変化)すると共に、この会社コードの右
横に表示されている会社名も変化する。なお、上記図7
(d)は、製造会社として、例えば会社コードが「0」
番の「ABC社」を選択した場合の表示部25の表示例
を示している。
【0039】上記のように製造会社を選択した後、次
に、この選択した製造会社が製造しているトラップのう
ち、登録したいトラップの型式名を選択する。即ち、上
記図7(d)の状態において、「ENT」キーを押下す
ると、CPU23は、図5に示すように、型式名選択モ
ードM10に移行する。これによって、表示部25に
は、図7(e)に示すように、「フロート」式のトラッ
プであって、かつ上記「ABC社」製のトラップのう
ち、或るトラップの型式名、例えば「J3X−2」とい
う型式名が表示される。この型式名は、これから登録し
ようとする所謂候補名を表わしており、例えば上下の矢
印キーを押下することによって、この型式名、即ち登録
候補を変更することができる。従って、上記矢印キーを
押下し続ければ、いずれは希望のトラップの型式名が
(この希望のトラップが一般に市販されているものであ
れば)表示される。なお、この図7(e)に示す型式名
選択モードM10においては、カーソル40は、上記登
録候補である型式名の頭文字上に点滅表示される。
【0040】上記のように矢印キーを押下し続けて、希
望のトラップの型式名が表示されたら、その時点で「E
NT」キーを押下すると、CPU23は、型式名登録モ
ードM4に移行する。即ち、上記希望のトラップのトラ
ップデータを、トラップデータ領域24aから呼び出し
て、この呼び出したデータを、上記図7(c)において
選択した(第1番目の)メモリ領域30に登録する。こ
れによって、表示部25の表示は、図7(f)のように
上記トラップデータの登録が完了したことを表わす内容
の表示となる。そして、CPU23は、アイドルモード
M2に戻る。なお、図7(f)は、一例として、「J3
X−2」という型式名のトラップのトラップデータが、
登録されたことを表わしている。
【0041】このように、トラップの型式名を検索し
て、この検索して得た型式名によりトラップデータを登
録するという型式名検索方式の登録方法によれば、上述
したトラップコード入力方式の登録方法とは異なり、登
録しようとするトラップのトラップコードを知らなくて
も、上記登録を実現できる。従って、上述した対照表を
参照する必要もない。
【0042】次に、上記のように各メモリ領域30、3
0、・・・(プリセット領域24c)に登録(プリセッ
ト)されたトラップデータを、呼び出す場合について、
図5及び図8を参照して説明する。
【0043】図8に示すように、同図(a)から同図
(c)に示す状態については、上述した図6(a)から
同図(c)まで(或いは図7(a)から同図(c)ま
で)と同様である。ただし、この図8(c)において
は、表示部25の2行目(後側)に「J3X−2」とい
う表示が成されているが、これは、フロート式に対応す
る記憶領域3内のメモリ番号「01」番のメモリ領域3
0に対して、既に「J3X−2」という型式名のトラッ
プのトラップデータが登録されていることを表わしてい
る。また、この図8(c)の状態においては、CPU2
3は、上述したように、図5における型式名登録モード
M4の状態にあるが、これと同時に、CPU23は、希
望の型式名(トラップデータ)を呼び出す型式名呼出モ
ードM12にもある。
【0044】即ち、上記図8(c)の状態(図5におけ
る型式名呼出モードM12)において、矢印キーにより
希望のトラップのトラップデータが登録されたメモリ領
域30(図8(c)では「J3X−2」という型式名の
トラップのトラップデータが登録された第1番目のメモ
リ領域30)を選択した後、「ENT」キーを押下す
る。これによって、CPU23は、上記選択したメモリ
領域30に登録されているトラップデータを呼び出すと
共に、この呼び出したトラップデータに対応するトラッ
プの型式名を、図8(d)に示すように、表示部25に
表示する。なお、同図(d)は、上記「J3X−2」と
いう型式名のトラップのトラップデータを呼び出したこ
と表わしている。また、上記希望のトラップのトラップ
タイプや型式名は、トラップの筐体に付された銘板に記
載されているので、作業者は、この銘板により上記トラ
ップタイプや型式名等を確認できる。
【0045】そして、CPU23は、上記トラップデー
タの呼び出しを完了した後、アイドルモードM2に戻
る。この状態で、上記「J3X−2」というトラップを
点検しすれば、この「J3X−2」というトラップを精
度良く診断することができる。
【0046】以上のように、本実施の形態によれば、数
多くのトラップデータのうち、この診断装置による診断
を予定しているトラップのみのデータを予め登録(プリ
セット)している。そして、実際にトラップの診断を行
なう際には、このプリセットしたトラップデータの中か
ら、希望のトラップデータを呼び出している。従って、
トラップデータを呼び出す際の選択範囲が、上記プリセ
ットしたトラップデータの範囲内に限定される。従っ
て、殆ど全てのトラップデータの中から希望のトラップ
データを選択するという上述した従来技術と比べて、ト
ラップデータを容易に選択できる。
【0047】また、トラップデータをプリセットするプ
リセット領域24cは、トラップタイプ毎に複数の記憶
領域30、30、・・・に細分化されている。そして、
トラップデータを呼び出す際には、まず、トラップタイ
プを選択し、その後に、この選択したトラップタイプの
中から希望のものを呼び出すので、トラップデータの呼
び出しが、更に容易になる。
【0048】なお、本実施の形態においては、スチーム
トラップを診断するトラップ診断装置について説明した
が、これに限らず、例えば回転機等の他の設備を診断す
る診断装置にも、本技術を適用できることは言うまでも
ない。
【0049】また、各トラップタイプ毎に、それぞれ最
大30個のトラップデータを登録(プリセット)できる
よう構成したが、このトラップデータの登録数を、各ト
ラップタイプ毎に最大30としたのは、次の理由によ
る。即ち、一般に、1つの蒸気プラントに使用されるト
ラップの種類は、各トラップタイプ毎に、せいぜい10
乃至20種類程度であるというのが殆どである。従っ
て、上記のように、各トラップタイプ毎に最大30個の
トラップデータを登録できるようにメモリ領域30、3
0、・・・を設けていれば、殆どの蒸気プラントに対応
できるからである。勿論、この数については、上記に限
る必要はない。
【0050】そして、上記トラップデータの登録先であ
るプリセット領域24cを、各トラップタイプ別に複数
の記憶領域30、30、・・・に分割したが、例えば製
造会社別等、他の条件に基づいて上記プリセット領域2
4cを分割してもよい。
【0051】また、上記プリセット領域24cに対する
トラップデータの登録方法、及び呼び出し方法について
は、上述した方法に限らない。例えば、希望のトラップ
の型式名の頭文字のみを入力することによって、そのト
ラップの型式名を検索し(即ち前方一致検索し)、この
検索した型式名により、そのトラップデータを登録及び
呼び出すよう構成してもよい。
【0052】更に、装置本体2については、プローブ1
から得られる点検データを、相関データDに基づいて処
理することによって、トラップの蒸気漏れの有無、及び
漏れの程度を判定するよう構成したが、これ以上のより
詳細な処理を、装置本体2内で実現してもよい。例え
ば、上記点検データから、トラップの蒸気漏洩量を定量
的に求めたり、或いは、上述したホスト・コンピュータ
による診断結果の詳細な集計や分析等と同様な処理を、
装置本体2内で実現してもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明のうち請求項1に記載の発明の診
断装置によれば、数多くの処理手順のうち、この診断装
置による診断を予定している診断対象物用の処理手順の
みを、プリセットすることができる。これによって、実
際に診断対象物の診断を行う際に使用する処理手順の選
択範囲が、上記プリセット分のみに限定されるので、全
てのトラップ(診断対象物)にそれぞれ対応する数多く
の相関データD(処理手順)の中から希望のものを1つ
だけ選択するという上述した従来技術に比べて、希望の
処理手順を容易に選択できる。従って、上記従来技術よ
りも、診断作業の効率が向上し、作業時間を短縮できる
という効果がある。
【0054】請求項2に記載の発明の診断装置によれ
ば、実際の診断に使用する処理手順の選択範囲が、更に
診断対象物の種類別に細かく限定される。従って、上記
請求項1に記載の発明に比べて、希望の処理手順を、よ
り容易に選択できるという効果がある。
【0055】請求項3に記載の発明の診断装置によれ
ば、トラップを診断するトラップ診断装置においても、
上記請求項1及び2と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をトラップ診断装置に応用した場合の一
実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態におけるトラップデータ領域の記
憶内容を示す概念図である。
【図3】同実施の形態におけるプリセット領域内の状態
を示す概念図である。
【図4】同実施の形態を構成する装置本体の正面図であ
る。
【図5】同実施の形態におけるCPUの動作を表わす状
態遷移図である。
【図6】同実施の形態において、希望のトラップのトラ
ップデータを登録する際の操作部の操作手順、及びこの
ときの表示部の表示内容を示す図である。
【図7】図6とは別の手順により希望のトラップのトラ
ップデータを登録する際の操作部の操作手順、及びこの
ときの表示部の表示内容を示す図である。
【図8】同実施の形態において、希望のトラップデータ
を呼び出す際の操作部の操作手順、及びこのときの表示
部の表示内容を示す図である。
【図9】従来のトラップ診断装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図10】図9のトラップ診断装置におけるトラップデ
ータ領域の記憶内容を示す概念図である。
【符号の説明】
1 プローブ 2 装置本体 23 CPU(記憶制御手段、呼出手段、処理手段) 24a トラップデータ領域(主記憶手段) 24c プリセット領域(副記憶手段) 27 操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の診断対象物それぞれ専用の複数の
    処理手順が予め記憶されている主記憶手段と、 副記憶手段と、 外部から記憶指令が与えられ、上記主記憶手段に記憶さ
    れている上記各処理手順の中から上記記憶指令に対応す
    るものを選択して、これを上記副記憶手段に記憶する記
    憶制御手段と、 外部から呼出指令が与えられ、この呼出指令に対応する
    処理手順を上記副記憶手段から呼び出す呼出手段と、 実際に診断対象物を点検して得た点検データが入力さ
    れ、この点検データを上記呼出手段によって呼び出され
    た上記処理手順に基づいて処理して、その処理結果を出
    力する処理手段と、を具備する診断装置。
  2. 【請求項2】 上記各診断対象物が、所定の条件に従っ
    て複数の種類に分類可能なものであって、 上記副記憶手段が、上記各種類にそれぞれ対応する複数
    の記憶領域から成り、 上記記憶制御手段が、上記記憶指令に対応する処理手順
    を、上記各記憶領域のうち、該処理手順に基づいて処理
    される診断対象物の種類に対応する記憶領域に記憶し、 上記呼出指令が、上記各種類のうち任意のものを選択す
    る種類選択指令と、上記各処理手順のうち任意のものを
    選択する手順選択指令と、から成り、 上記呼出手段が、上記各記憶領域のうち上記種類選択指
    令に従って選択された種類に対応する記憶領域を選択
    し、この選択した記憶領域に記憶されている上記各処理
    手順の中から上記手順選択指令に対応する処理手順を呼
    び出す状態に構成されたことを特徴とする請求項1に記
    載の診断装置。
  3. 【請求項3】 上記診断装置が、それぞれ型式の異なる
    複数のトラップを上記各診断対象物として診断するトラ
    ップ診断装置である請求項1又は2に記載の診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006146392A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Tlv Co Ltd 診断装置
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