JPH11324130A - ユニット住宅の電力線引き込み方法及びそのユニット住宅用palcパネル - Google Patents

ユニット住宅の電力線引き込み方法及びそのユニット住宅用palcパネル

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JPH11324130A
JPH11324130A JP13931398A JP13931398A JPH11324130A JP H11324130 A JPH11324130 A JP H11324130A JP 13931398 A JP13931398 A JP 13931398A JP 13931398 A JP13931398 A JP 13931398A JP H11324130 A JPH11324130 A JP H11324130A
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JP
Japan
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power line
palc
lead
panel
dwelling house
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JP13931398A
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English (en)
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Kiyoshi Hagihira
潔 萩平
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁から電力線を引き込み、電力メーターボ
ックスを外壁に取り付けた場合でも、外壁に引き込み用
電力線を露出させないで電力線を引き込むことができる
と共に、引き込み用電力線の損傷をなくし、感電や漏電
事故を防止できるユニット住宅の電力線引き込み方法及
びそのユニット住宅用PALCパネルを提供する。 【解決手段】 ユニット住宅1の外壁を形成するPAL
Cパネル3の一つに設けられた外部からの電力線引き込
み用貫通穴9を通して屋内側に電力線4を引き込み、同
電力線4を上記PALCパネル3の屋内側に設置された
電力線引き込み用器具6Cを介して配線すると共に、上
記PALCパネル2の一つの屋外側の適所に積算電力計
用の電力メーターボックス5を設置し、同電力メーター
ボックス5に対してその屋内側の対応位置に設置された
電力線引き込み用器具6Aから上記電力線を配線したユ
ニット住宅の電力線引き込み方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発砲セラミックス
製のパネル建材を外壁材として使用するユニット住宅に
おいて、その外壁に電力線、その他のケーブル線を露出
させないで、室内側に引き込むことができるユニット住
宅の電力線引き込み方法及びそのユニット住宅用PAL
Cパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ニューセラミック住宅と称されている発
砲セラミックス(Precastble Autocl
aved Lightweight Ceramic
s、以下これを略称してPALCという。)をパネル建
材として、外壁材等に使用しているユニット住宅におい
ては、工場生産されたPALCパネルを目的に合わせて
選択し、それを組み立てることによってユニット住宅の
建築施工を行っている。
【0003】このようなユニット住宅では、住宅への電
力線の引き込みと積算電力計の取り付けのため、図2に
示すように塀の外側等にポール11を立て、このポール
11の上部に電柱12からの電力線13を接続し、ここ
から住宅14内に電力線13を引き込むと共に、同ポー
ル11の検針者が見やすい高さ位置に積算電力計用の電
力メーターボックス15を設置したものが、例えば、特
開昭52−81592号公報、特開平1−114321
号公報、特開平2−184206号公報等に開示されて
いる。
【0004】一方、上記のようなユニット住宅におい
て、ポール11を立てる場所がなかったり、あるいはポ
ール11を立てることに制約がある場合には、図3に示
すようにポール11を使用せず、住宅14の外壁に直接
電力線引き込み用器具(アウトレットボックス)16を
取り付け、この電力線引き込み用器具16に電柱12か
らの電力線13を接続することにより、電力線13の引
き込みを行うようにしたものも見受けられる。
【0005】しかしながら、住宅14の外壁に電力線引
き込み用器具16を取り付けて電柱12からの電力線1
3を接続したものでは、図示のように外壁に取り付けた
電力線引き込み用器具16から検針者が見やすい高さ位
置に設置された積算電力計用の電力メーターボックス1
5を経由して屋内に電力線13を引き込む必要があるた
め、外壁に電力線引き込み用の電力線(引き込みケーブ
ル)17が露出することになり、外観の見栄えを低下さ
せるだけでなく、屋外に露出している電力線17が何ら
かの外的要因により外皮が損傷した場合、感電、漏電の
恐れがある等の問題を内包していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
に対処するためになされたものであり、その課題は、P
ALCパネルを使用したユニット住宅の外壁から電力線
を引き込み、電力メーターボックスを外壁に取り付けた
場合でも、外壁に引き込み用電力線を露出させないで電
力線を引き込むことができるユニット住宅の電力線引き
込み方法及びそのユニット住宅用PALCパネルを提供
することにある。また、本発明のもう一つの課題は、引
き込み用電力線が何らかの外的要因によって損傷した場
合に起因する感電や漏電事故を解消することができるユ
ニット住宅の電力線引き込み方法及びそのユニット住宅
用PALCパネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明にかかるユニット住宅の電力線引き込み方
法は、ユニット住宅の外壁を形成するPALCパネルの
一つに設けられた外部からの電力線引き込み用貫通穴を
通して屋内側に電力線を引き込み、同電力線を上記PA
LCパネルの屋内側に設置された電力線引き込み用器具
を介して配線すると共に、上記PALCパネルの一つの
屋外側の適所に積算電力計用の電力メーターボックスを
設置し、同電力メーターボックスに対してその屋内側の
対応位置に設置された電力線引き込み用器具から上記電
力線を配線してなることを特徴とするものであり、これ
によってユニット住宅の外壁に直接電力線を引き込み、
電力メーターボックスを外壁に取り付ける場合でも、引
き込み用電力線を屋内側に配線することができるため、
外壁に引き込み用電力線を露出させることなく、電力線
を引き込むことができる。
【0008】また、本発明にかかるユニット住宅用PA
LCパネルは、ユニット住宅の外壁を形成するPALC
パネルの一つに外部からの電力線引き込み用貫通穴を設
けると共に、他のPALCパネルの一つにその屋外側の
適所に設置される積算電力計用の電力メーターボックス
に対して屋内側から上記電力線を配線するための貫通穴
を設け、これらPALCパネルの屋内側の上記各貫通穴
に対応する位置並びに引き込み配線の接続対応位置にそ
れぞれ電力線引き込み用器具を設置してなることを特徴
とするものであり、PALCパネルに予め引き込み用電
力線の貫通穴や電力線引き込み用器具を設けておき、こ
れを組み立てて現場で電柱等から電力線を引き込んで配
線接続することによって、外壁に引き込み用電力線を露
出させることなく、住宅の外壁から直接電力線を屋内側
に引き込むことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態にかかる
ユニット住宅の電力線引き込み方法及びそのユニット住
宅用PALCパネルを適用したユニット住宅の部分断面
図である。
【0010】図中において、1は二階建てユニット住宅
の一部であり、2はその一階用PALCパネル、3はそ
の二階用PALCパネルである。本例では、以下に二階
建てユニット住宅の二階用PALCパネル3から電力線
4を引き込むようにした実施例に基づいて本発明を説明
するが、本発明はもちろんこれに限定されるものではな
く、その範囲内で幾多の変形は可能であり、住宅の階数
や電力線4の引き込み位置等は任意に選択、変更できる
ことはいうまでもない。
【0011】この例では、一階用PALCパネル2に
は、その屋外側の検針者が見やすい高さ位置に積算電力
計用の電力メーターボックス5が取り付けられ、この電
力メーターボックス5と対応してその屋内側に電力線引
き込み用器具(アウトレツトボックス)6Aが設置され
ている。電力メーターボックス5と電力線引き込み用器
具6Aとの間にはPALCパネル2を貫通する貫通穴7
が設けられ、この貫通穴7を介して引き込み用電力線を
配線するための配管8Aが設けられている。
【0012】また、一階用PALCパネル2の上部の所
定位置には、二階用PALCパネル3側との間で引き込
み用電力線を接続するための電力線引き込み用器具6B
が設置され、この電力線引き込み用器具6Bと電力線引
き込み用器具6A間に引き込み用電力線を配線する配管
8Bを設け、予め必要な引き込み用電力線の配線を行う
ようにしている。なお、これらの器具、配管、配線の取
り付け施工は、全てPALCパネルの工場生産時に同時
に行うことができる。
【0013】一方、二階用PALCパネル3の適所に
は、外部からの電力線4を屋内側に引き込むための貫通
穴9が設けられており、この貫通穴9には屋内側に雨水
が侵入しないような方法で配管8Cが取り付け施工さ
れ、同配管8Cを介して電力線4が屋内側に引き込まれ
るようになっている。この貫通穴9に対応して二階用P
ALCパネル3の屋内側には、電力線引き込み用器具6
Cが設けられており、これに外部から引き込まれた電力
線4が接続されるようになっている。
【0014】また、二階用PALCパネル3の下部の所
定位置には、一階用PALCパネル2側との間で引き込
み用電力線を接続するための電力線引き込み用器具6D
が設置され、この電力線引き込み用器具6Dと電力線引
き込み用器具6C間に引き込み用電力線を配線する配管
8Dを設け、予め必要な引き込み用電力線を配線できる
ようにしている。なお、これらの器具、配管、配線の取
り付け施工も、上記と同様全てPALCパネルの工場生
産時に同時に行うことができる。
【0015】更に、一階の天井と二階の床を貫通する穴
10に一階用PALCパネル2側の電力線引き込み用器
具6Bと二階用PALCパネル3側の電力線引き込み用
器具6D間を接続する配管8Eを現場施工し、両電力線
引き込み用器具6B、6D間の引き込み用電力線の配線
を行うようにしている。
【0016】しかして、上記の実施形態によると、予め
工場生産される一階用PALCパネル2及び二階用PA
LCパネル3の中の所定のPALCパネルに、それぞれ
電力メーターボックス5、電力線引き込み用器具6A乃
至6D、配管8A乃至8Dを取り付け施工すると共に、
この配管8A乃至8Dを介して引き込み用電力線を配線
した状態で、所要のPALCパネルを工場から現場に搬
入し、現場で各PALCパネルを組み立て施工すること
によって、ユニット住宅1を建築することができる。
【0017】建築現場では、組み立てられた一階用PA
LCパネル2側の電力線引き込み用器具6Bと二階用P
ALCパネル3側の電力線引き込み用器具6D間の配管
8Eを現場施工して両電力線引き込み用器具6B、6D
間に引き込み用電力線の配線を行い、最後に電柱からの
電力線4を配管8Cを介して屋内側に引き込み、電力線
引き込み用器具6Cに接続することによって、ユニット
住宅1に対する電力線4の引き込みを行うことができ
る。
【0018】このようにして、ユニット住宅1の外壁に
直接電力線4を引き込み、その引き込み用電力線をPA
LCパネルの屋内側に配線することによって、PALC
パネルを使用したユニット住宅1の外壁から電力線4を
引き込み、電力メーターボックス5を外壁に取り付けた
場合でも、外壁に引き込み用電力線を露出させないで電
力線4を引き込むことができる。
【0019】従って、電力線引き込み用のポールを使用
できない場合でも、外壁に電力線引き込み用の電力線を
露出させることなく電力線を引き込むことができ、電力
線露出による外観の見栄えの低下を解消することができ
ると共に、屋外に露出している電力線が何らかの外的要
因により外皮が損傷した場合における感電、あるいは漏
電事故の発生を防止できるようになる。
【0020】なお、上記の実施形態では、電力線4を単
独で引き込む場合の例について説明したが、本発明は、
電話回線、CATV用ケーブル等、他の各種ケーブル線
を電力線4と一緒に、あるいは単独でユニット住宅1に
引き込む場合においても、同様に適用することができる
ものであり、本発明における電力線は、これらの各種ケ
ーブル線を包含する意味で使用されているものとする。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
ユニット住宅の電力線引き込み方法によると、ユニット
住宅の外壁に直接電力線を引き込み、電力メーターボッ
クスを外壁に取り付ける場合でも、引き込み用電力線を
屋内側に配線することができるので、外壁に引き込み用
電力線を露出させることなく、電力線を引き込むことが
でき、これによって引き込み用電力線の露出に起因する
ユニット住宅の外観の見栄え低下の問題を解消すること
ができる。
【0022】同時に、外壁に引き込み用電力線が露出し
ていると、何らかの外的要因により外皮が損傷する場合
があるが、引き込み用電力線の外部への露出をなくする
ことによって、この外皮損傷をも防止することができる
ため、引き込み用電力線の外皮損傷が原因の感電、ある
いは漏電事故を防止することができる。
【0023】また、本発明にかかるユニット住宅用PA
LCパネルを用いることによって、予め工場組み立てし
た状態で現場に搬入することができるため、現場施工を
極力少なくすることができると共に、現場施工を容易化
してユニット住宅を効率よく建築し、施工期間の短縮化
につなげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるユニット住宅の電力
線引き込み方法及びそのユニット住宅用PALCパネル
を適用したユニット住宅の部分断面図である。
【図2】従来のユニット住宅の電力線引き込み方法の一
例を示す概略構成図である。
【図3】従来のユニット住宅の電力線引き込み方法の他
の例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…ユニット住宅、2…一階用PALCパネル、3…二
階用PALCパネル、4…電力線、5…電力メーターボ
ックス、6A,6B,6C,6D…電力線引き込み用器
具、7…貫通穴、8A,8B,8C,8D,8E…引き
込み用電力線配管、9…貫通穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット住宅の外壁を形成するPALC
    パネルの一つに設けられた外部からの電力線引き込み用
    貫通穴を通して屋内側に電力線を引き込み、同電力線を
    上記PALCパネルの屋内側に設置された電力線引き込
    み用器具を介して配線すると共に、上記PALCパネル
    の一つの屋外側の適所に積算電力計用の電力メーターボ
    ックスを設置し、同電力メーターボックスに対してその
    屋内側の対応位置に設置された電力線引き込み用器具か
    ら上記電力線を配線してなることを特徴とするユニット
    住宅の電力線引き込み方法。
  2. 【請求項2】 ユニット住宅の外壁を形成するPALC
    パネルの一つに外部からの電力線引き込み用貫通穴を設
    けると共に、他のPALCパネルの一つにその屋外側の
    適所に設置される積算電力計用の電力メーターボックス
    に対して屋内側から上記電力線を配線するための貫通穴
    を設け、これらPALCパネルの屋内側の上記各貫通穴
    に対応する位置並びに引き込み配線の接続対応位置にそ
    れぞれ電力線引き込み用器具を設置してなることを特徴
    とするユニット住宅用PALCパネル。
JP13931398A 1998-05-21 1998-05-21 ユニット住宅の電力線引き込み方法及びそのユニット住宅用palcパネル Pending JPH11324130A (ja)

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