JPH09191532A - 建物の配線構造及び配線施工方法 - Google Patents

建物の配線構造及び配線施工方法

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JPH09191532A
JPH09191532A JP8000619A JP61996A JPH09191532A JP H09191532 A JPH09191532 A JP H09191532A JP 8000619 A JP8000619 A JP 8000619A JP 61996 A JP61996 A JP 61996A JP H09191532 A JPH09191532 A JP H09191532A
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JP
Japan
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panel
wiring
ceiling
wall panel
floor
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JP8000619A
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English (en)
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Yasuhiro Sugawara
康博 菅原
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面材、天井面材、壁面材を予め取付けたパ
ネルやユニットを生産し、現場での面材取付け作業をな
くすとともに、電気配線作業工数を低減し、建物の工場
生産化率を向上すること。 【解決手段】 建物の配線構造において、上下階の壁パ
ネル11A、11Bと天井パネル13との接合部まわり
に、上下階の壁パネル11A、11Bの通線孔24、3
4から出る電気配線23、33の接続部23A、33A
と天井パネル13の通線孔44から出る電気配線43の
接続部43Aとを接続して格納する接続格納部50を備
えてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の配線構造及
び配線施工方法に係り、特にパネル式もしくはユニット
式のプレハブ建物において好適な建物の配線構造及び配
線施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の工業生産化方式として、パ
ネルやユニットを工場生産し、それらのパネルやユニッ
トを建築現場に輸送して建物を組立て形成するプレハブ
建物がある。
【0003】このようなプレハブ建物において、壁パネ
ルと天井パネルとを接合するとき、天井パネル〜壁パネ
ルに渡る電気配線構造として以下のものがある。 (1) 壁パネル内に予め配線を設けておき、天井面材を未
だ取付けられていない天井内で天井側の電線接続部と壁
パネル側の電線接続部とを結線し、その後、天井面材を
取付けるもの(従来技術1)。
【0004】(2) 天井パネル内に予め配線を設けてお
き、壁面材の一部を未だ取付けられていない壁パネル内
に、天井側の電線に接続された電線の配線を行ない、そ
の後、壁面材を取付けるもの(特開平4-75410 )(従来
技術2)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には下記、の問題点がある。 従来技術1は、天井内で天井側の電線接続部と壁パネ
ル側の電線接続部とを結線し、その後、天井面材を取付
けるものであるため、工場生産段階で天井面材の取付け
ができず、結果としてパネルやユニットの工場生産化率
が上がらず、現場施工工数が増え、コストアップとな
る。
【0006】従来技術2は、壁面材の片面もしくは両
面を未だ取付けられていない壁パネル内に、天井側の電
線に接続された電線の配線を行ない、その後、壁面材を
取付けるものであるため、工場生産段階で壁パネルを完
成できず、結果としてパネルやユニットの工場生産化率
が上がらず、現場施工工数が増え、コストアップとな
る。
【0007】以上のことは、壁パネルと床パネルとを接
合するときの、床パネル〜壁パネルに渡る電気配線構造
においても同様である。
【0008】本発明の課題は、床面材、天井面材、壁面
材を予め取付けたパネルやユニットを生産し、現場での
面材取付け作業をなくすとともに、電気配線作業工数を
低減し、建物の工場生産化率を向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、上下に接続される上部壁パネル及び下部壁パネル
と、上記いずれかの壁パネルの室内側面に端面が接続さ
れる床パネル又は天井パネルとからなる建物の配線構造
において、壁パネルには電気配線が予め組み込まれ、そ
の床パネル又は天井パネルに近い枠材に該電気配線の接
続部を出す通線部が設けられ、床パネル及び/又は天井
パネルには電気配線が予め組み込まれ、その壁パネルに
近い部分に該電気配線の接続部を出す通線部が設けら
れ、壁パネルと床パネル及び/又は天井パネルとの接合
部まわりに、壁パネルの通線部から出る電気配線の接続
部と床パネル及び/又は天井パネルの通線部から出る電
気配線の接続部とを接続して格納する接続格納部を備え
てなるようにしたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、上下に接続さ
れる上部壁パネル及び下部壁パネルと、上記いずれかの
壁パネルの室内側面に端面が接続される床パネル又は天
井パネルとからなる建物の配線構造において、下部壁パ
ネルには電気配線が予め組み込まれ、その上枠材に該電
気配線の接続部を出す通線部が設けられ、上部壁パネル
には電気配線が予め組み込まれ、その下枠材に該電気配
線の接続部を出す通線部が設けられ、床パネル及び/又
は天井パネルには電気配線が予め組み込まれ、その壁パ
ネルに近い部分に該電気配線の接続部を出す通線部が設
けられ、下部壁パネルと上部壁パネルと床パネル及び/
又は天井パネルとの接合部まわりに、壁パネルの通線部
から出る電気配線の接続部と床パネル及び/又は天井パ
ネルの通線部から出る電気配線の接続部とを接続して格
納する接続格納部を備えてなるようにしたものである。
【0011】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記壁パネルには配線
器具が予め取付けられ、前記床パネルには配線器具が予
め取付けられ、前記天井パネルには配線器具及び/又は
照明器具が予め取付けられてなるようにしたものであ
る。
【0012】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の本発明において更に、前記接続格納
部が、回り縁により隠されてなるようにしたものであ
る。
【0013】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、前記回り縁が接続格納部のカ
バーと一体化されてなるようにしたものである。
【0014】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載の本発明において更に、前記接続格納
部が、上階壁パネル内に埋め込まれてなるようにしたも
のである。
【0015】請求項7に記載の本発明は、上下に接続さ
れる上部壁パネル及び下部壁パネルと、上記いずれかの
壁パネルの室内側面に端面が接続される床パネル又は天
井パネルとからなる建物の配線施工方法において、壁パ
ネルの床パネル又は天井パネルに近い枠材に設けた通線
部から電気配線の接続部を出し、床パネル及び/又は天
井パネルの壁パネルに近い部分に設けた通線部から電気
配線の接続部を出し、壁パネルと床パネル及び/又は天
井パネルとの接合部まわりに設けてある接続格納部に
て、壁パネルの通線部から出る電気配線の接続部と床パ
ネル及び/又は天井パネルの通線部から出る電気配線の
接続部とを接続して格納するようにしたものである。
【0016】請求項8に記載の本発明は、上下に接続さ
れる上部壁パネル及び下部壁パネルと、上記いずれかの
壁パネルの室内側面に端面が接続される床パネル又は天
井パネルとからなる建物の配線施工方法において、下部
壁パネルの上枠材に設けた通線部から電気配線の接続部
を出し、上部壁パネルの下枠材に設けた通線部から電気
配線の接続部を出し、床パネル及び/又は天井パネルの
壁パネルに近い部分に設けた通線部から電気配線の接続
部を出し、下部壁パネルと上部壁パネルと床パネル及び
/又は天井パネルとの接合部まわりに設けてある接続格
納部にて、壁パネルの通線部から出る電気配線の接続部
と床パネル及び/又は天井パネルの通線部から出る電気
配線の接続部とを接続して格納するようにしたものであ
る。
【0017】請求項1、7に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 電気配線をそれぞれ組み込んだ壁パネルと床パネル及
び/又は天井パネルを工場生産し、現場では壁パネルと
床パネル及び/又は天井パネルとの接合部まわりに設け
た接続格納部にて、壁パネル側の電気配線の接続部と床
パネル及び/又は天井パネル側の電気配線の接続部とを
接続して格納するものとなる。従って、壁面材を予め取
付けた壁パネルや床面材を予め取付けた床パネルや天井
面材を予め取付けた天井パネルを工場生産し、現場での
面材取付け作業をなくすとともに、電気配線作業工数を
低減できる。
【0018】請求項2、8に記載の本発明によれば下記
の作用がある。 電気配線をそれぞれ組み込んだ上下部の壁パネルと床
パネル及び/又は天井パネルを工場生産し、現場では上
下部の壁パネルと床パネル及び/又は天井パネルとの接
合部まわりに設けた接続格納部にて、上下部の壁パネル
側の電気配線の接続部と床パネル及び/又は天井パネル
側の電気配線の接続部とを接続して格納するものとな
る。即ち、上部壁パネルの内面部上に床パネル及び/又
は天井パネルが接合され、この上階壁パネルを下部壁パ
ネルの上に乗せるという壁勝ち接合方式からなる建物構
造体に本発明を適用した結果、上下部の壁パネルと床パ
ネル及び/又は天井パネルの全パネルを1箇所で会合さ
せることができ、これにより、上下部の壁パネル内の電
気配線と床パネル及び/又は天井パネル内の電気配線と
を1箇所にて接続格納できる。従って、壁面材を予め取
付けた上下部の壁パネルや床面材を予め取付けた床パネ
ルや天井面材を予め取付けた天井パネルを工場生産し、
現場での面材取付け作業をなくすとともに、電気配線作
業工数を低減できる。
【0019】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 壁パネルに、電気配線を組み込むとともに、コンセン
ト、スイッチ等の配線器具を組み込んで工場生産するた
め、建物の工場生産化率をより向上できる。
【0020】また、床パネルに、電気配線を組み込むと
ともに、コンセント、スイッチ等の配線器具を組み込ん
で工場生産するため、建物の工場生産化率をより向上で
きる。
【0021】また、天井パネルに、電気配線を組み込む
とともに、コンセント、スイッチ等の配線器具を組み込
み及び/又は照明器具を組み込んで工場生産するため、
建物の工場生産化率をより向上できる。
【0022】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 接続格納部が、回り縁により隠されるから、接続格納
部を簡易に化粧できる。
【0023】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 接続格納部のカバーが回り縁と一体化されることか
ら、カバーの取付けと回り縁の取付けが1工程になって
施工性を向上できる。
【0024】請求項6に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 接続格納部が上部壁パネル内に埋め込まれるから、接
続格納部の室内への突出を小とし、回り縁を小さくする
等のインテリア対応性を向上できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は建物構造体を示す模式図、
図2は下階壁パネルを示す模式図、図3は上階壁パネル
を示す模式図、図4は天井パネルを示す模式図、図5は
電線接続部の接続格納状態を示す模式図、図6はジョイ
ントボックスを示す模式図、図7はジョイントボックス
用カバーを示す模式図、図8はジョイントボックス用カ
バー付回り縁を示す模式図、図9は電気接続部の接続格
納状態の変形例を示す模式図である。
【0026】本発明が適用される建物は、図1に示す如
く、壁パネル11の内面部上(室内側面)に床パネル1
2及び天井パネル13の端面が接合される構造の上階壁
パネル11A(上部壁パネル)を、下階壁パネル11B
(下部壁パネル)の上に乗せて2階建の建物構造体を構
成するものである。このとき、壁パネル11と床パネル
12と天井パネル13は予め建物ユニットの形態にて工
場生産され、複数の建物ユニットを建築現場に輸送して
ユニット建物を構築するものであって良い。
【0027】下階壁パネル11Bは、図2に示す如く、
上枠材21Aと下枠材21Bと縦枠材21Cとからなる
壁枠組21に壁面材22(外壁面材22Aと内壁面材2
2B)を取着して構成されている。そして、下階壁パネ
ル11Bは、予め工場生産段階で電気配線23が組み込
まれ、電気配線23の一端接続部23Aを上枠材21A
に設けた通線孔24から出しておく。電気配線23の他
端接続部23Bは、壁面材22に予め工場生産段階で取
付けられるコンセント、スイッチ等の配線器具25に接
続される。尚、下階壁パネル11B内の電気配線23
は、縦枠材21Cに設けられる通線孔26を通される。
縦枠材21Cの通線孔26は、縦枠材21Cに設ける切
欠に代えても良い。
【0028】上階壁パネル11Aは、図3に示す如く、
上枠材31Aと下枠材31Bと縦枠材31Cとからなる
壁枠組31に壁面材32(外壁面材32Aと内壁面材3
2B)を取着して構成されている。そして、上階壁パネ
ル11Aは、予め工場生産段階で電気配線33が組み込
まれ、電気配線33の一端接続部33Aを下枠材31B
に設けた通線孔34から出しておく。電気配線33の他
端接続部33Bは、壁面材32に予め工場生産段階で取
付けられるコンセント、スイッチ等の配線器具35に接
続される。尚、上階壁パネル11A内の電気配線33
は、縦枠材31Cに設けられる通線孔36を通される。
縦枠材31Cの通線孔36は、縦枠材31Cに設ける切
欠に代えても良い。
【0029】天井パネル13は、図4に示す如く、天井
根太41Aからなる天井枠組41に天井面材42を取着
して構成されている。そして、天井パネル13内には予
め工場生産段階で電気配線43が組み込まれ、電気配線
43の一端接続部43Aを天井面材42における壁パネ
ル11A、11Bに近い部分に設けた通線孔44から天
井下に出しておく。電気配線43の他端接続部43B
は、天井面材42に予め工場生産段階で取付けられる照
明器具45に接続される。尚、天井パネル13内におけ
る電気配線43は、天井根太41Aに設けられる通線孔
を通しても良く、天井根太41Aの上に乗ってステップ
で固定されても良い。
【0030】上階壁パネル11Aと下階壁パネル11B
と天井パネル13との接合部まわりには接続格納部50
が設けられる。接続格納部50は、図5に示す如く、上
下階の壁パネル11A、11Bの通線孔24、34から
出る電線接続部23A、33Aと、天井パネル13の通
線孔44から出る電線接続部43Aとを接続して格納す
る。接続格納部50は、上階壁パネル11Aの内壁面材
22Bに工場生産段階で(現場でも可)固定されるジョ
イントボックス51(図6)と、そのカバー52(図
7)とから構成される。カバー52は、ボルト挿通孔5
2Aに挿通されるボルト(不図示)をジョイントボック
ス51のボルト螺合孔51Aに螺着することにて取付け
られる。格納接続部50は、回り縁53により隠される
(図5)。
【0031】以下、配線施工手順について説明する。 (1) 上下階の壁パネル11A、11B内に予め工場生産
段階で(もしくは現場施工でも可)電気配線23、33
を配線するとともに、上枠材21A、下枠材31Bに設
けた通線孔24、34から電線接続部23A、33Aを
出す。
【0032】(2) 天井パネル13内に予め工場生産段階
で(もしくは現場施工でも可)電気配線43を配線する
とともに、天井面材42に設けた通線孔44から電線接
続部43Aを出す。
【0033】(3) 上下階の壁パネル11A、11Bの内
面部上に床パネル12、天井パネル13を釘打ち接合
し、建物ユニットを構築する。
【0034】(4) 上記(3) の建物ユニットを建築現場に
輸送し、予め設けてある基礎上に据え付ける。このと
き、上階建物ユニットの上階壁パネル11Aは下階建物
ユニットの下階壁パネル11Bの上に搭載され、上下階
の壁パネル11A、11Bの通線孔24、34から出る
電線接続部23A、33Aと天井パネル13の通線孔4
4から出る電線接続部43Aは、接続格納部50のジョ
イントボックス51内にて会合する。
【0035】(5) 上階壁パネル11Aは、下階壁パネル
11Bの通線孔24、34から出る電線接続部23A、
33Aと、天井パネル13の通線孔44から出る電線接
続部43Aとを速結端子54もしくはリングスリーブ等
によって接続し、ジョイントボックス51にカバー52
を取付ける(図5)。
【0036】(6) 接続格納部50(ジョイントボックス
51、カバー52)を回り縁53で覆って隠す(図
5)。尚、接続格納部50はクロス張りにて隠すことも
できる。但し、回り縁53を採用する場合には、クロス
張りにおいて面の不整を修正するためのパテ塗りの工程
を省略できる。
【0037】従って、本実施形態によれば、下記〜
の作用効果がある。 電気配線23、33、43をそれぞれ組み込んだ上下
階の壁パネル11A、11Bと天井パネル13を工場生
産し、現場では上下階の壁パネル11A、11Bと天井
パネル13との接合部まわりに設けた接続格納部50に
て、上下階の壁パネル11A、11B側の電気配線2
3、33の接続部23A、33Aと天井パネル13側の
電気配線43の接続部43Aとを接続して格納するもの
となる。即ち、上階壁パネル11Aの内面部上に天井パ
ネル13が接合され、この上階壁パネル11Aを下階壁
パネル11Bの上に乗せるという壁勝ち接合方式からな
る建物構造体に本発明を適用した結果、上下階の壁パネ
ル11A、11Bと天井パネル13の全パネルを1箇所
で会合させることができ、これにより、上下階の壁パネ
ル11A、11B内の電気配線23、33と天井パネル
13内の電気配線43とを1箇所にて接続格納できる。
従って、壁面材22、32を予め取付けた上下階の壁パ
ネル11A、11Bや天井面材42を予め取付けた天井
パネル13を工場生産し、現場での面材取付け作業をな
くすとともに、電気配線作業工数を低減できる。
【0038】壁パネル11A、11Bに、電気配線2
3、33を組み込むとともに、コンセント、スイッチ等
の配線器具25、35を組み込んで工場生産するため、
建物の工場生産化率をより向上できる。
【0039】また、天井パネル13に、電気配線43を
組み込むとともに、照明器具45を組み込んで工場生産
するため、建物の工場生産化率をより向上できる。
【0040】接続格納部50が、回り縁53により隠
されるから、接続格納部50を簡易に化粧できる。
【0041】図8は、前述の回り縁53にジョイントボ
ックス用カバー52が一体化されたカバー付回り縁60
である。カバー52の舌片部52Bは天井面との間に挟
み込まれる。カバー付回り縁60は、ジョイントボック
ス51に前面から押し込み係着される。これによれば、
接続格納部50のカバー52が回り縁60と一体化され
ることから、カバー52の取付けと回り縁60の取付け
が1工程となって施工性を向上できる。
【0042】図9は、前述の接続格納部50を上階壁パ
ネル11Aのパネル内に埋め込んだものである。下階壁
パネル11B側の電線接続部23Aは下階壁パネル11
Bの上枠材21Aの通線孔24、上階壁パネル11Aの
下枠材31Bの通線孔34を通って接続格納部52に導
かれる。これによれば、接続格納部50が上階壁パネル
11A内に埋め込まれるから、接続格納部50の室内へ
の突出を小とし、回り縁53を小さくする等のインテリ
ア対応性を向上できる。
【0043】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は、床パネルに、前述の天井パネルにおけると同様
の電気配線を内蔵する場合にも適用できる。また、本発
明は、ユニット建物に限らず、広く一般建物に適用でき
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、床面材、
天井面材、壁面材を予め取付けたパネルやユニットを生
産し、現場での面材取付け作業をなくすとともに、電気
配線作業工数を低減し、建物の工場生産化率を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は建物構造体を示す模式図である。
【図2】図2は下階壁パネルを示す模式図である。
【図3】図3は上階壁パネルを示す模式図である。
【図4】図4は天井パネルを示す模式図である。
【図5】図5は電線接続部の接続格納状態を示す模式図
である。
【図6】図6はジョイントボックスを示す模式図であ
る。
【図7】図7はジョイントボックス用カバーを示す模式
図である。
【図8】図8はジョイントボックス用カバー付回り縁を
示す模式図である。
【図9】図9は電気接続部の接続格納状態の変形例を示
す模式図である。
【符号の説明】
11 壁パネル 11A 上階壁パネル(上部壁パネル) 11B 下階壁パネル(下部壁パネル) 12 床パネル 13 天井パネル 21、31 壁枠組 22、32 壁面材 23、33 電気配線 24、34 通線孔 25、35 配線器具 41 天井枠組 42 天井面材 43 電気配線 44 通線孔 45 照明器具 50 接続格納部 53 回り縁 60 カバー付回り縁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に接続される上部壁パネル及び下部
    壁パネルと、上記いずれかの壁パネルの室内側面に端面
    が接続される床パネル又は天井パネルとからなる建物の
    配線構造において、 壁パネルには電気配線が予め組み込まれ、その床パネル
    又は天井パネルに近い枠材に該電気配線の接続部を出す
    通線部が設けられ、 床パネル及び/又は天井パネルには電気配線が予め組み
    込まれ、その壁パネルに近い部分に該電気配線の接続部
    を出す通線部が設けられ、 壁パネルと床パネル及び/又は天井パネルとの接合部ま
    わりに、壁パネルの通線部から出る電気配線の接続部と
    床パネル及び/又は天井パネルの通線部から出る電気配
    線の接続部とを接続して格納する接続格納部を備えてな
    ることを特徴とする建物の配線構造。
  2. 【請求項2】 上下に接続される上部壁パネル及び下部
    壁パネルと、上記いずれかの壁パネルの室内側面に端面
    が接続される床パネル又は天井パネルとからなる建物の
    配線構造において、 下部壁パネルには電気配線が予め組み込まれ、その上枠
    材に該電気配線の接続部を出す通線部が設けられ、 上部壁パネルには電気配線が予め組み込まれ、その下枠
    材に該電気配線の接続部を出す通線部が設けられ、 床パネル及び/又は天井パネルには電気配線が予め組み
    込まれ、その壁パネルに近い部分に該電気配線の接続部
    を出す通線部が設けられ、 下部壁パネルと上部壁パネルと床パネル及び/又は天井
    パネルとの接合部まわりに、壁パネルの通線部から出る
    電気配線の接続部と床パネル及び/又は天井パネルの通
    線部から出る電気配線の接続部とを接続して格納する接
    続格納部を備えてなることを特徴とする建物の配線構
    造。
  3. 【請求項3】 前記壁パネルには配線器具が予め取付け
    られ、前記床パネルには配線器具が予め取付けられ、前
    記天井パネルには配線器具及び/又は照明器具が予め取
    付けられてなる請求項1又は2記載の建物の配線構造。
  4. 【請求項4】 前記接続格納部が、回り縁により隠され
    てなる請求項1〜3のいずれかに記載の建物の配線構
    造。
  5. 【請求項5】 前記回り縁が接続格納部のカバーと一体
    化されてなる請求項4記載の建物の配線構造。
  6. 【請求項6】 前記接続格納部が、上階壁パネル内に埋
    め込まれてなる請求項1〜5のいずれかに記載の建物の
    配線構造。
  7. 【請求項7】 上下に接続される上部壁パネル及び下部
    壁パネルと、上記いずれかの壁パネルの室内側面に端面
    が接続される床パネル又は天井パネルとからなる建物の
    配線施工方法において、 壁パネルの床パネル又は天井パネルに近い枠材に設けた
    通線部から電気配線の接続部を出し、 床パネル及び/又は天井パネルの壁パネルに近い部分に
    設けた通線部から電気配線の接続部を出し、 壁パネルと床パネル及び/又は天井パネルとの接合部ま
    わりに設けてある接続格納部にて、壁パネルの通線部か
    ら出る電気配線の接続部と床パネル及び/又は天井パネ
    ルの通線部から出る電気配線の接続部とを接続して格納
    することを特徴とする建物の配線施工方法。
  8. 【請求項8】 上下に接続される上部壁パネル及び下部
    壁パネルと、上記いずれかの壁パネルの室内側面に端面
    が接続される床パネル又は天井パネルとからなる建物の
    配線施工方法において、 下部壁パネルの上枠材に設けた通線部から電気配線の接
    続部を出し、 上部壁パネルの下枠材に設けた通線部から電気配線の接
    続部を出し、 床パネル及び/又は天井パネルの壁パネルに近い部分に
    設けた通線部から電気配線の接続部を出し、 下部壁パネルと上部壁パネルと床パネル及び/又は天井
    パネルとの接合部まわりに設けてある接続格納部にて、
    壁パネルの通線部から出る電気配線の接続部と床パネル
    及び/又は天井パネルの通線部から出る電気配線の接続
    部とを接続して格納することを特徴とする建物の配線施
    工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001073466A (ja) * 1999-07-05 2001-03-21 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニット並びに建物ユニット及びユニット建物の電気配線方法

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