JPH1132328A - 多値画像データにおけるデータ圧縮方法、データ圧縮装置および記録媒体 - Google Patents

多値画像データにおけるデータ圧縮方法、データ圧縮装置および記録媒体

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JPH1132328A
JPH1132328A JP18520597A JP18520597A JPH1132328A JP H1132328 A JPH1132328 A JP H1132328A JP 18520597 A JP18520597 A JP 18520597A JP 18520597 A JP18520597 A JP 18520597A JP H1132328 A JPH1132328 A JP H1132328A
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JP18520597A
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Kunihiko Omi
国彦 近江
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナ装置など画像データを扱う装置は高
性能化に伴いデータ転送量が膨大となり、データ転送時
間が非常に大きくなっている。解決方法としてJPEG
などの圧縮方法があるが、圧縮、伸長の演算処理が2次
元であり、かつ多大な量の演算が必要となる。このた
め、スキャナ装置側に画像メモリや複雑な圧縮回路が必
要となり、装置は高価格なものとなる。またホスト側も
伸長処理に多大な量の演算が必要となり処理時間が大き
いという問題点がある。 【解決手段】 多値画像データを所定のブロック毎に分
割し、ブロックの先頭データ/最小値/最大値と最小値
の和を2で割った値を基準値とし、ブロック内の各デー
タと基準値との差分値を算出し、差分値を表すのに必要
なビット数を符号化し、ブロックのデータを、符号と、
基準値と、差分値を表すのに必要なビット数で表したブ
ロック内の各データとで構成されるデータに圧縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多値画像データ
におけるデータ圧縮方法、データ圧縮装置および記録媒
体に関するものであり、特に、ホスト側でのデータの伸
長処理が単純、かつ高速に行うことが可能となる。
【0002】この明細書において、「バイト」という用
語は所要数の連続するビットの集まりを指し、8ビット
に限定されるものではない。
【0003】
【従来の技術】大量のデジタル画像データを転送するス
キャナ装置やデジタルカメラなどの装置において、デー
タ転送経路の転送レートは装置の転送速度を左右する大
きな要素となっている。しかし、汎用的に用いられるパ
ラレルインタフェースやUSBインタフェースは、転送
レートに限界があり、大量のデジタル画像データの転送
において、ボトルネックになることが多く、高速処理化
への妨げになっている。
【0004】特に、スキャナ装置のような画像データを
扱う装置は、カラー化や画像解像度を大きくするなどの
高性能化に伴い、データ転送量が膨大になり、データ転
送時間が非常に大きくなっている。これを解決方法とし
て、JPEGなどの圧縮方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、JPE
Gのような圧縮方法を用いた場合、圧縮、伸長の演算処
理が2次元であり、かつ多大な量の演算を施す必要があ
る。このため、スキャナ装置側に数ライン分の画像メモ
リや複雑な圧縮回路が必要となり、スキャナ装置が高価
格なものになってしまう。また、ホスト装置側において
も伸長処理に多大な量の演算を施す必要があるため、処
理時間が大きく高速化の妨げになるという問題点があっ
た。
【0006】このため、低価格で実現でき、またホスト
側での伸長処理が単純、かつ高速に行えるデータの圧縮
方法が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
問題点を考慮してなされたもので、多値画像データを所
定のブロック毎に分割し、ブロックの先頭データ、最小
値または最大値と最小値の和を2で割った値を基準値と
し、ブロック内の各データと基準値との差分値を算出
し、差分値を表すのに必要なビット数を符号化し、ブロ
ックのデータを、差分値を表すのに必要なビット数を示
す符号と、基準値と、差分値を表すのに必要なビット数
で表したブロック内の各データとで構成されるデータに
圧縮する。これにより、ホスト側でのデータの伸長処理
を単純、かつ高速に行うことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】多値画像データにおけるデータ圧
縮方法であり、多値画像データを所定のブロック毎に分
割し、データの先頭バイトを基準値として一時記憶領域
に記憶し、次のバイトからブロックの終了バイトまで、
基準値との差分演算を行い、それぞれを差分データとし
て一時記憶領域に記憶し、また、それぞれの差分演算を
行った値を絶対値に変換し、その中の最大値に符号ビッ
トを付けた値を表すビット数を、差分値を表す必要ビッ
ト数とし、それを符号化した値を一時記憶領域に記憶
し、差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値
と、差分値を表す必要なビット数で表した各差分データ
とを生成することにより、ホスト側でのデータの伸長処
理を単純、かつ高速に行うことが可能となる。
【0009】また、多値画像データを所定のブロック毎
に分割し、データの先頭バイトを基準値として一時記憶
領域に記憶し、次のバイトからブロックの終了バイトま
で、基準値との差分演算を行い、差分値がマイナスの場
合のみ差分値に2のn乗を加算し、それぞれを差分デー
タとして一時記憶領域に記憶し、また、それぞれの差分
演算を行った値を絶対値に変換し、その中の最大値を表
すビット数を、差分値を表す必要ビット数とし、それを
符号化した値を一時記憶領域に記憶し、差分値を表す必
要ビット数を示す符号と、基準値と、差分値を表す必要
なビット数で表した各差分データとを生成することによ
り、ホスト側でのデータの伸長処理を単純、かつ高速に
行うことが可能となる。
【0010】また、多値画像データを所定のブロック毎
に分割し、ブロックデータ内の最小値を基準値として一
時記憶領域に記憶し、ブロックデータ内の先頭バイトか
ら終了バイトまで、基準値との差分演算を行い、それぞ
れを差分データとして一時記憶領域に記憶し、また、そ
れぞれの差分演算を行い、その中の最大値を表すビット
数を、差分値を表す必要ビット数とし、それを符号化し
た値を一時記憶領域に記憶し、差分値を表す必要ビット
数を示す符号と、基準値と、差分値を表す必要なビット
数で表した各差分データとを生成することにより、ホス
ト側でのデータの伸長処理を単純、かつ高速に行うこと
が可能となる。
【0011】また、多値画像データを所定のブロック毎
に分割し、ブロックデータ内の最大値と最小値の和を2
で割った値を基準値として一時記憶領域に記憶し、ブロ
ックデータ内の先頭バイトから終了バイトまで、基準値
との差分演算を行い、それぞれを差分データとして一時
記憶領域に記憶し、また、それぞれの差分演算を行った
値を絶対値に変換し、その中の最大値を表すビット数
を、差分値を表す必要ビット数とし、それを符号化した
値を一時記憶領域に記憶し、差分値を表す必要ビット数
を示す符号と、基準値と、差分値を表す必要なビット数
で表した各差分データとを生成することにより、ホスト
側でのデータの伸長処理を単純、かつ高速に行うことが
可能となる。
【0012】また、上記記載のデータ圧縮方法におい
て、1つ前のブロックのデータ圧縮で記憶した差分値を
表す必要ビット数と基準値を一時記憶領域に記憶し、処
理中のブロックの差分値を表す必要ビット数と基準値と
が1つ前のブロックの値と同じとき、基準値を引き継ぐ
意味を持つ所定の符号と、差分値を表す必要なビット数
で表した各差分データのみを生成することにより、ホス
ト側でのデータの伸長処理を、更に高速に行うことが可
能となる。
【0013】
【実施例】図1に、本発明の構成例図を示す。図中、1
はスキャナ装置、2はホスト装置であり、スキャナ装置
1は、イメージ画像を読み取る画像読取り部11と、画
像読取り部11が読み取った多値画像データをデータ圧
縮し、ホスト装置に送るデータ圧縮装置12で構成され
ている。
【0014】そして、データ圧縮装置12は、多値画像
データのブロック化したデータを記憶するブロックデー
タ記憶手段13と、ブロックデータ内の基準値を抽出し
記憶する基準値記憶手段14と、ブロックデータ内の先
頭バイトから終了バイトまで、基準値との差分演算を行
い、それぞれを差分データとして記憶する差分データ記
憶手段15と、差分値データの最大値を表すビット数
を、差分値を表す必要ビット数として抽出し、それを符
号化した値を記憶する差分データ必要ビット数記憶手段
16と、差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準
値と、差分値を表す必要なビット数で表した各差分デー
タとを生成するビット整列手段17と、1つ前のブロッ
クのデータ圧縮で記憶した差分値を表す必要ビット数と
基準値を記憶する前ブロック必要ビット数/基準値記憶
手段と、で構成されている。
【0015】図2に、データ圧縮処理の一実施例の処理
フローチャートを示す。以下、このフローにしたがって
動作を説明する。
【0016】ステップS201:画像サイズ、解像度、
カラー情報など画像データ構造に関する一般的な情報が
含まれるファイルヘッダを作成する。ここでは、圧縮処
理に関する情報として特に付加する必要はないが、通
常、転送データが圧縮されたものか否か、もしくはどの
圧縮方法で転送するかという制御情報を付加するのが一
般的である。
【0017】ステップS202:画像データをブロック
単位で圧縮処理するためブロック数を次のように算出す
る。 ブロック数=画像データの画素データ数/ブロック当た
りの画素数 ただし、割り切れない端数が生じるような場合は、切上
げ演算を行い、最終ブロックに不足分のダミー画素を付
加する。
【0018】ステップS203:ブロックカウンタを1
に設定する。
【0019】ステップS204:1ブロック分の画像デ
ータを圧縮処理する。なお、圧縮方法は複数あり、後で
詳細を説明する。
【0020】ステップS205:ブロックカウンタに1
を加える。
【0021】ステップS206:画像データ分の圧縮処
理が終了したかを判定する。終了したならばステップS
207に進み、終了していなければステップS204に
戻る。
【0022】ステップS207:ステップS204の圧
縮処理で行われるビット整列処理による余りビットの埋
めと、ファイル終了フラグなどが含まれるファイルフッ
タを付加する。
【0023】図3に1ブロック分のデータを圧縮する一
実施例の処理フローチャート(1)を示す。以下、この
フローにしたがって動作を説明する。
【0024】ステップS301:1ブロックの先頭デー
タを基準値に設定する。
【0025】ステップS302:1ブロック分の先頭デ
ータ以降のデータとステップS301で設定した基準値
との差分をそれぞれ算出する。
【0026】ステップS303:ステップS302で算
出した差分値の中で絶対値の最大なものを最大差分値と
設定する。
【0027】ステップS304:画像データの差分値を
表す必要ビット数を最大差分値に符号ビットを付けた値
を表すビット数とし、差分データを表す必要ビット数を
定義した符号化テーブルより必要ビット数に対応する符
号を算出する。
【0028】ステップS305:符号、基準値および必
要ビット数で表した各画像データの差分データをビット
整列化する。そして、処理を終了する。
【0029】ここで、用語「ビット整列化」は、圧縮処
理に際して生成されるいくつかの異なるビット幅を持つ
符号、基準値、差分値の情報をデータ転送経路のビット
幅単位に隙間なくつめてデータを構成し直す処理であ
る。
【0030】図4に1ブロック分のデータを圧縮する一
実施例の処理フローチャート(2)を示す。以下、この
フローにしたがって動作を説明する。
【0031】ステップS401:1ブロックの先頭デー
タを基準値に設定する。
【0032】ステップS402:1ブロック分の先頭デ
ータ以降のデータとステップS401で設定した基準値
との差分をそれぞれ算出する。なお、差分した結果、値
がマイナスならば256を加える。
【0033】ステップS403:ステップS402で算
出した差分値の中の最大なものを最大差分値と設定す
る。
【0034】ステップS404:画像データの差分値を
表す必要ビット数を最大差分値を表すビット数とし、差
分データを表す必要ビット数を定義した符号化テーブル
より必要ビット数に対応する符号を算出する。
【0035】ステップS405:符号、基準値および必
要ビット数で表した各画像データの差分データをビット
整列化する。そして、処理を終了する。
【0036】図5に1ブロック分のデータを圧縮する一
実施例の処理フローチャート(3)を示す。以下、この
フローにしたがって動作を説明する。
【0037】ステップS501:1ブロックのデータ内
の最大値を算出する。
【0038】ステップS502:1ブロックのデータ内
の最小値を算出する。
【0039】ステップS503:ステップS502で算
出した最小値を基準値に設定する。
【0040】ステップS504:1ブロック分のデータ
とステップS503で設定した基準値との差分をそれぞ
れ算出する。
【0041】ステップS505:最大値と最小値によ
り、1ブロック分のデータ内の最大差分値を設定する。
【0042】ステップS506:画像データの差分値を
表す必要ビット数を最大差分値を表すビット数とし、差
分データを表す必要ビット数を定義した符号化テーブル
より必要ビット数に対応する符号を算出する。
【0043】ステップS507:符号、基準値および必
要ビット数で表した各画像データの差分データをビット
整列化する。そして、処理を終了する。
【0044】図6に1ブロック分のデータを圧縮する一
実施例の処理フローチャート(4)を示す。以下、この
フローにしたがって動作を説明する。
【0045】ステップS601:1ブロックのデータ内
の最大値を算出する。
【0046】ステップS602:1ブロックのデータ内
の最小値を算出する。
【0047】ステップS603:ステップS601、ス
テップS602とで算出した最大値と最小値の中心の
値、つまり(最大値+最小値)/2を基準値に設定す
る。
【0048】ステップS604:1ブロック分のデータ
とステップS603で設定した基準値との差分をそれぞ
れ算出する。
【0049】ステップS605:最大値と最小値によ
り、1ブロック分のデータ内の最大差分値を設定する。
【0050】ステップS606:画像データの差分値を
表す必要ビット数を最大差分値を表すビット数とし、差
分データを表す必要ビット数を定義した符号化テーブル
より必要ビット数に対応する符号を算出する。
【0051】ステップS607:符号、基準値および必
要ビット数で表した各画像データの差分データをビット
整列化する。そして、処理を終了する。
【0052】図7に、上記記載のデータ圧縮処理におけ
る基準値を更に省略する一実施例の処理フローチャート
を示す。なお、この処理はステップS305、ステップ
S405、ステップS507、ステップS607の直前
に挿入され、そして、ステップS305、ステップS4
05、ステップS507、ステップS607の処理に
て、図7の処理で設定している引継ぎフラグがONのと
き、基準値を省いてビット整列化を行うものとしてい
る。
【0053】以下、このフローにしたがって動作を説明
する。
【0054】ステップS701:基準値と必要ビット数
が、前回のブロックで算出した基準値と必要ビット数と
同じか判定する。同じならばステップS702に進み、
同じでなければステップS703に進む。
【0055】ステップS702:引継ぎフラグをONに
設定する。そして、ステップS704に進む。
【0056】ステップS703:引継ぎフラグをOFF
に設定する。
【0057】ステップS704:今回の基準値と必要ビ
ット数を保存する。そして、処理を終了する。
【0058】図8に、画像データの1ブロックがデータ
圧縮される場合の一実施例図を示す。
【0059】図8(a)は1ブロックのデータを示し、
先頭から‘7778797A79787776’(16
進数)の8バイトとしている。図8(b)は1ブロック
の先頭データ‘77’(16進数)を基準値としたこと
を示し、図8(c)は基準値と先頭バイト以降のデータ
の差分値を示し、この例では先頭バイト以降のデータか
ら+1、+2、+3、+2、+1、0、−1となる。
【0060】図8(d)はビット整列処理部に記憶され
る差分データを表す必要ビット数を定義した符号化テー
ブルを示し、この例では、図8(c)で示されるように
画像データと基準値との差分データの最大値は+3であ
り、差分データを表す必要ビット数は符号ビットを含む
と3ビットとなり、この値に対応する符号は‘010’
(2進数)となる。
【0061】図8(e)はビット整列化するデータを示
し、先頭が符号81で‘010’(2進数)、続いて基
準値82で‘01110111’(2進数)、その後、
7つの差分データ83〜89で‘001’‘010’
‘011’‘010’‘001’‘000’‘111’
(2進数)となる。したがって、データは32ビットで
表される。
【0062】このように、図8(a)で示される8バイ
トのデータが、図8(e)で示される4バイトのデータ
に圧縮されることになる。
【0063】図8(f)は必要ビット数と基準値が前回
のブロックで算出した必要ビット数と基準値と同じ場
合、基準値を省略した図である。
【0064】次に、上記記載のデータ圧縮方法を使用し
たデータ圧縮装置の一実施例の構成ブロック図を、図9
から図13に示す。
【0065】図9に、データ圧縮装置の一実施例の構成
ブロック図(1)を示す。図中、901は画素クロック
を入力し、ブロック境界や先頭データ信号の発生タイミ
ングを生成する画素カウンタ、902は画素カウンタが
0のとき画像データの基準値となる画像データをラッチ
する先頭データラッチ、903は画素クロックに同期し
て順次入力される画像データaと先頭データラッチ90
2で保持している基準値データbの差分を演算する差分
演算部、904は差分演算部903の結果を記憶するn
段シフトレジスタ、905は差分演算部3の演算結果を
絶対値化する絶対値演算部、906は常に絶対値演算部
905の出力結果を監視し、内部に記憶している最大値
と比較し、絶対値演算部905の出力結果が大きけれ
ば、内部の記憶している最大値を更新する最大値データ
保持部、907は最大値データ保持部906の出力であ
る最大値データを表わすのに必要なデータビット数を算
出する必要ビット数生成部、908は上記の先頭データ
ラッチ902、n段シフトレジスタ904、必要ビット
数生成部907の出力を入力し、内部に記憶する1ブロ
ック分の差分データを表す符号と必要ビット数の対応テ
ーブルから符号を算出し、符号、基準値、各画像データ
の差分データをビット整列化し、順に排出するビット整
列処理部である。
【0066】このデータ圧縮装置の動作概要を説明す
る。なお、ここでは1ブロックの画像データの数を8と
する。画像カウンタ901は例えば0から7の値を持
ち、クロックが入力される毎にカウントが増加する。そ
して、画素カウンタ901が0のとき、画像データが先
頭データラッチ902にラッチされ、その出力は差分演
算部903とビット整列処理部908に入力される。
【0067】また、画像データは差分演算部903の入
力となっているが、差分演算部903は先頭データラッ
チ902に画像データがラッチされた後、入力される画
像データを有効とし、画像データと先頭データラッチ9
02の出力データとの差分演算を行う。そして、その出
力は画素クロックによりシフト動作するn段シフトレジ
スタ904の入力となり、n段シフトレジスタは差分演
算部903の出力を順次記憶し、その出力はビット整列
処理部908に入力される。
【0068】また、差分演算部903の出力は、絶対値
演算部905で絶対値化される。そして、この出力は最
大値データ保持部906に入力され内部に記憶される最
大値データより大きな値が入力された場合、最大値とし
て更新記録される。
【0069】さらに最大値は必要ビット数生成部907
に入力され、最大値データを表すために必要なビット数
を演算生成する。ここで必要ビット数の演算は最大値の
2の対数を取り、少数点以下を切上げした結果に、マイ
ナス符号の1ビットを加算して求められる。このように
して生成された必要ビット数は画素カウンタ901によ
り出力されるブロック境界信号をトリガにしてビット整
列処理部908に取り込まれる。
【0070】ビット整列処理部908は、差分データを
表すビット数を示す符号と必要ビット数の対応テーブル
を内部に記憶しており、入力される必要ビット数生成部
907の出力から符号を算出し、その符号と、先頭デー
タラッチ902とn段シフトレジスタ904の出力から
データをもとに、符号、先頭データラッチ902の出力
である画像データの基準値、n段シフトレジスタ904
の出力である画像データの差分データをビット整列処理
し、圧縮データとして順次出力している。
【0071】図10に、データ圧縮装置の一実施例の構
成ブロック図(2)を示す。図中、1001は画素クロ
ックを入力し、ブロック境界や先頭データ信号の発生タ
イミングを生成する画素カウンタ、1002は画素カウ
ンタ1001が0のとき画像データの基準値となる画像
データをラッチする先頭データラッチ、1003は画素
クロックに同期して順次入力される画像データaと先頭
データラッチ1002で保持している基準値データbの
差分を演算する差分演算部、1005は差分演算部10
03の結果がマイナスの場合、差分結果の値に所定の値
を加算する加算部、1004は加算部1005の結果を
記憶するn段シフトレジスタ、1006は常に差分演算
部1003の出力結果を監視し、内部に記憶している最
大値と比較し、差分演算部1003の出力結果が大きけ
れば、内部の記憶している最大値を更新する最大値デー
タ保持部、1007は最大値データ保持部1006の出
力である最大値データを表わすのに必要なデータビット
数を算出する必要ビット数生成部、1008は上記の先
頭データラッチ1002、n段シフトレジスタ100
4、必要ビット数生成部1007の出力を入力し、1ブ
ロック分の差分データを表す符号と必要ビット数の対応
テーブルから符号を算出し、符号、基準値、各画像デー
タの差分データをビット整列化し、順に排出するビット
整列処理部である。
【0072】このデータ圧縮装置の動作概要を説明す
る。なお、ここでは1ブロックの画像データの数を8と
する。画像カウンタ1001は例えば0から7の値を持
ち、クロックが入力される毎にカウントが増加する。そ
して、画素カウンタ1001が0のとき、画像データが
先頭データラッチ1002にラッチされ、その出力は差
分演算部1003とビット整列処理部1008に入力さ
れる。
【0073】画像データは差分演算部1003の入力と
なっているが、差分演算部1003は先頭データラッチ
1002に画像データがラッチされた後、入力される画
像データを有効とし、画像データと先頭データラッチ1
002の出力データとの差分演算を行う。そして、その
出力は加算部1005を介し、画素クロックによりシフ
ト動作するn段シフトレジスタ1004の入力となり、
n段シフトレジスタは加算部1005の出力を順次記憶
し、その出力はビット整列処理部8に入力される。
【0074】また、差分演算部1003の出力は、最大
値データ保持部1006に入力され、内部に記憶される
最大値データより大きな値が入力された場合、最大値と
して更新記録される。
【0075】さらに最大値は必要ビット数生成部100
7に入力され、最大値データを表すために必要なビット
数を演算生成する。ここで必要ビット数の演算は最大値
の2の対数を取り、少数点以下を切上げした結果に、マ
イナス符号の1ビットを加算して求められる。このよう
にして生成された必要ビット数は画素カウンタ1001
により出力されるブロック境界信号をトリガにしてビッ
ト整列処理部1008に取り込まれる。
【0076】ビット整列処理部1008は、差分データ
を表すビット数を示す符号と必要ビット数の対応テーブ
ルを内部に記憶しており、入力される必要ビット数生成
部1007の出力から符号を算出し、その符号と、先頭
データラッチ1002とn段シフトレジスタ1004の
出力からのデータをもとに、符号、先頭データラッチ1
002の出力である画像データの基準値、n段シフトレ
ジスタ1004の出力である画像データの差分データを
ビット整列処理し、圧縮データとして順次出力してい
る。
【0077】図11に、データ圧縮装置の一実施例の構
成ブロック図(3)を示す。図中、1101は画素クロ
ックを入力し、ブロック境界やラッチやクリア信号など
の発生タイミングを生成する画素カウンタ、1104は
画像データを順次記憶するn段シフトレジスタ、111
1は常に画像データを監視し、内部に記憶している最大
値と比較し、入力される画像データの値が大きければ、
内部の記憶している最大値を更新する最大値データ保持
部、1112は常に画像データを監視し、内部に記憶し
ている最小値と比較し、入力される画像データの値が小
さければ、内部の記憶している最小値を更新する最小値
データ保持部、1113は最大値データ保持部1111
の出力をラッチするラッチa、1114は最小値データ
保持部1112の出力をラッチするラッチb、1103
はn段シフトレジスタ1104の出力とラッチb111
4の最小値データを差分演算する差分演算部a、110
5はラッチa1113の出力である最大値データとラッ
チb1114の出力である最小値データを差分演算する
差分演算部b、1107は差分演算部1105の出力で
ある最大差分値を表わすのに必要なデータビット数を算
出する必要ビット数生成部、1108は上記のラッチb
1114、差分値演算部a1103、必要ビット数生成
部1107の出力を入力し、内部に記憶する1ブロック
分の差分データを表す符号と必要ビット数の対応テーブ
ルから符号を算出し、符号、基準値、各画像データの差
分データをビット整列化し、順に排出するビット整列処
理部である。
【0078】このデータ圧縮装置の動作概要を説明す
る。なお、ここでは1ブロックの画像データの数を8と
する。
【0079】画像データは順次、n段シフトレジスタ1
104に入力され、n段シフトレジスタ1104のnデ
ータ分の出力は差分演算部a1103の入力となる。ま
た、画像データは最大値データ保持部1111と最小値
データ保持部1112に入力され、それぞれ内部に記憶
される最大値/最小値より大きな値/小さな値の画像デ
ータが入力された場合、内部に記憶されている最大値/
最小値が更新される。
【0080】そして、最大値データ保持部1111、最
小値データ保持部1112の出力は画素カウンタ110
1から出力されるラッチ信号により最大値データ保持部
1111の出力がラッチa1113に、最小値データ保
持部1112の出力がラッチb1114に入力される。
【0081】ラッチa1113、ラッチb1114の出
力は差分演算部b1105に入力され、1ブロック内の
画像データの最大差分値が算出される。そして、その出
力が必要ビット数生成部1107に入力され、最大値を
表わすために必要なビット数を演算生成する。
【0082】ここで必要ビット数の演算は最大値の2の
対数を取り、少数点以下を切上げした結果に、マイナス
符号の1ビットを加算して求められる。このようにして
生成された必要ビット数は画素カウンタ1101により
出力されるブロック境界信号をトリガにしてビット整列
処理部1108に入力される。
【0083】また、ラッチb1114の出力は差分演算
部a1103に入力され、画像データの1ブロック分の
各データと最小値との差分演算が行われ、その出力はビ
ット整列処理部1108に入力される。また、最小値を
ラッチするラッチb1114の出力はビット整列処理部
1108にも入力される。
【0084】ビット整列処理部1108は、差分データ
を表すビット数を示す符号と必要ビット数の対応テーブ
ルを内部に記憶しており、入力される必要ビット数生成
部1107の出力から符号を算出し、その符号と、ラッ
チb1114から入力される1ブロックの画像データの
基準値と、差分演算部a1103から入力される画像デ
ータの差分データをビット整列化し、圧縮データとして
順次出力する。
【0085】図12に、データ圧縮装置の一実施例の構
成ブロック図(4)を示す。図中、1201は画素クロ
ックを入力し、ブロック境界やラッチやクリア信号など
の発生タイミングを生成する画素カウンタ、1204は
画像データを順次記憶するn段シフトレジスタ、121
1は常に画像データを監視し、内部に記憶している最大
値と比較し、入力される画像データの値が大きければ、
内部の記憶している最大値を更新する最大値データ保持
部、1212は常に画像データを監視し、内部に記憶し
ている最小値と比較し、入力される画像データの値が小
さければ、内部の記憶している最小値を更新する最小値
データ保持部、1213は最大値データ保持部1211
の出力をラッチするラッチa、1214は最小値データ
保持部1212の出力をラッチするラッチb、1215
は最大値と最小値の和を2で割り最大値と最小値の中心
値を算出する中心値演算部、1203はn段シフトレジ
スタ1204の出力と中心値演算部1215の出力との
差分演算する差分演算部a、1205はラッチa121
3の出力である最大値とラッチb1214の出力である
最小値を差分演算し、最大差分値を算出する差分演算部
b、1207は差分演算部b1205の出力である最大
差分値を表わすのに必要なデータビット数を算出する必
要ビット数生成部、1208は上記の中心値演算部12
15、差分値演算部a1203、必要ビット数生成部1
207の出力を入力し、内部に記憶する1ブロック分の
差分データを表す符号と必要ビット数の対応テーブルか
ら符号を算出し、符号、基準値、各画像データの差分デ
ータをビット整列化し、順に排出するビット整列処理部
である。
【0086】このデータ圧縮装置の動作概要を説明す
る。なお、ここでは1ブロックの画像データの数を8と
する。
【0087】画像データは順次、n段シフトレジスタ1
204に入力され、n段シフトレジスタ1204のnデ
ータ分の出力は差分演算部a1203の入力となる。ま
た、画像データは最大値データ保持部1211と最小値
データ保持部1212に入力され、それぞれ内部に記憶
される最大値/最小値より大きな値/小さな値の画像デ
ータが入力された場合、内部に記憶されている最大値/
最小値が更新される。
【0088】そして、最大値データ保持部1211、最
小値データ保持部1212の出力は画素カウンタ120
1から出力されるラッチ信号により最大値データ保持部
1211の出力がラッチa1213に、最小値データ保
持部1212の出力がラッチb1214に入力される。
【0089】ラッチa1213、ラッチb1214の出
力は差分演算部b1205に入力され、1ブロック内の
画像データの最大差分値が算出される。そして、その出
力が必要ビット数生成部1207に入力され、最大値を
表わすために必要なビット数を演算生成する。
【0090】ここで必要ビット数の演算は最大値の2の
対数を取り、少数点以下を切上げした結果に、マイナス
符号の1ビットを加算して求められる。このようにして
生成された必要ビット数は画素カウンタ1201により
出力されるブロック境界信号をトリガにしてビット整列
処理部1208に入力される。
【0091】また、ラッチa1213、ラッチb121
4の出力は中心値演算部1215に入力され、1ブロッ
ク内の画像データの中心値が算出される。そして、その
出力が差分演算部a1203に入力され、画像データの
1ブロック分の各データと中心値との差分演算が行わ
れ、その出力はビット整列処理部1208に入力され
る。また、中心値演算部1215の出力はビット整列処
理部1208にも入力される。
【0092】ビット整列処理部1208は、差分データ
を表すビット数を示す符号と必要ビット数の対応テーブ
ルを内部に記憶しており、入力される必要ビット数生成
部1207の出力から符号を算出し、その符号と、中心
値演算部1215から入力される1ブロックの画像デー
タの中心値と、差分演算部a1203から入力される画
像データの差分データをビット整列化し、圧縮データと
して順次出力する。
【0093】図13に、基準値を更に省略する一実施例
の構成ブロック図を示す。図中、1310は、図9〜図
12のデータ圧縮装置の構成ブロックのいずれでもよ
く、1311は1つ前の画像データブロックの基準値を
記憶する基準値記憶部、1312は1つ前の画像データ
ブロックの最大差分データを表すための必要ビット数を
記憶する必要ビット数記憶部、1313は圧縮処理中の
画像データブロックの基準値と最大差分データを表すた
めの必要ビット数と、基準値記憶部1311、必要ビッ
ト数記憶部から入力される基準値と必要ビット数を比較
し、同じならば引継ぎフラグ信号を図9〜図12のビッ
ト整列処理部に出力する基準値と必要ビット数比較部で
ある。
【0094】このデータ圧縮装置の動作概要を説明す
る。基準値記憶部1311には基準値が、必要ビット数
記憶部1312には必要ビット数が入力され、画素カウ
ンタの出力であるブロック境界信号をトリガにして、1
つ前の画像データブロックの基準値と必要ビット数が記
憶され、それらの出力は基準値と必要ビット数比較部1
313に入力される。
【0095】そして、また基準値と必要ビット数比較部
1313には、現在圧縮処理中の基準値と必要ビット数
が入力され、1つ前の画像データブロックと処理中の画
像データブロックの基準値および必要ビット数が比較さ
れる。そして、それらが同じ値の場合には引継ぎフラグ
信号がビット整列処理部に入力される。
【0096】ビット整列処理部は引継ぎフラグ信号を監
視し、引継ぎフラグ信号が有効の場合に符号を図8
(d)‘000’引継ぎにし、基準値を省略して、符号
と差分データをビット整列化し、圧縮データとして出力
する。
【0097】
【発明の効果】この発明は、上記に説明したような形態
で実施され、以下の効果がある。
【0098】多値画像データを所定のブロック毎に分割
し、ブロックの先頭バイト、最小値または最大値と最小
値の和を2で割った値を基準値とし、ブロック内の各デ
ータと基準値との差分値を算出し、差分値を表すのに必
要なビット数を符号化し、ブロックのデータを、差分値
を表すのに必要なビット数を示す符号と、基準値と、差
分値を表すのに必要なビット数で表したブロック内の各
データとで構成されるデータに圧縮する。これにより、
ホスト側でのデータの伸長処理を単純、かつ高速に行う
ことが可能となる。
【0099】また、圧縮/伸長処理に必要となる作業メ
モリが他の圧縮/伸長方法より、格段に少なくてすむた
め、低価格な圧縮/伸長装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成例図である。
【図2】 データ圧縮処理の一実施例の処理フローチャ
ートである。
【図3】 1ブロック分のデータを圧縮する一実施例の
処理フローチャート(1)である。
【図4】 1ブロック分のデータを圧縮する一実施例の
処理フローチャート(2)である。
【図5】 1ブロック分のデータを圧縮する一実施例の
処理フローチャート(3)である。
【図6】 1ブロック分のデータを圧縮する一実施例の
処理フローチャート(4)である。
【図7】 基準値を更に省略する一実施例の処理フロー
チャートである。
【図8】 画像データの1ブロックがデータ圧縮される
場合の一実施例図である。
【図9】 データ圧縮装置の一実施例の構成ブロック図
(1)である。
【図10】 データ圧縮装置の一実施例の構成ブロック
図(2)である。
【図11】 データ圧縮装置の一実施例の構成ブロック
図(3)である。
【図12】 データ圧縮装置の一実施例の構成ブロック
図(4)である。
【図13】 基準値を省略する一実施例の構成ブロック
図である。
【符号の説明】
13 ブロックデータ記憶手段 14 基準値記憶手段 15 差分データ記憶手段 16 差分データ必要ビット数記憶手段 17 ビット整列手段 18 前ブロック必要ビット数/基準値記憶手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像データにおけるデータ圧縮方法
    であり、 多値画像データを所定のブロック毎に分割し、データの
    先頭バイトを基準値として一時記憶領域に記憶し、 次のバイトからブロックの終了バイトまで、基準値との
    差分演算を行い、それぞれを差分データとして一時記憶
    領域に記憶し、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値に符号ビットを付けた値を表すビッ
    ト数を、差分値を表す必要ビット数とし、それを符号化
    した値を一時記憶領域に記憶し、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成するデータ圧縮方法。
  2. 【請求項2】 nビットの多値画像データにおけるデー
    タ圧縮方法であり、 多値画像データを所定のブロック毎に分割し、データの
    先頭バイトを基準値として一時記憶領域に記憶し、 次のバイトからブロックの終了バイトまで、基準値との
    差分演算を行い、差分値がマイナスの場合のみ差分値に
    2のn乗を加算し、それぞれを差分データとして一時記
    憶領域に記憶し、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値を表すビット数を、差分値を表す必
    要ビット数とし、それを符号化した値を一時記憶領域に
    記憶し、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成するデータ圧縮方法。
  3. 【請求項3】 多値画像データにおけるデータ圧縮方法
    であり、 多値画像データを所定のブロック毎に分割し、ブロック
    データ内の最小値を基準値として一時記憶領域に記憶
    し、 ブロックデータ内の先頭バイトから終了バイトまで、基
    準値との差分演算を行い、それぞれを差分データとして
    一時記憶領域に記憶し、 また、それぞれの差分演算を行い、その中の最大値を表
    すビット数を、差分値を表す必要ビット数とし、それを
    符号化した値を一時記憶領域に記憶し、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成するデータ圧縮方法。
  4. 【請求項4】 多値画像データにおけるデータ圧縮方法
    であり、 多値画像データを所定のブロック毎に分割し、ブロック
    データ内の最大値と最小値の和を2で割った値を基準値
    として一時記憶領域に記憶し、 ブロックデータ内の先頭バイトから終了バイトまで、基
    準値との差分演算を行い、それぞれを差分データとして
    一時記憶領域に記憶し、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値を表すビット数を、差分値を表す必
    要ビット数とし、それを符号化した値を一時記憶領域に
    記憶し、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成するデータ圧縮方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、 1つ前のブロックのデータ圧縮で記憶した差分値を表す
    必要ビット数と基準値を一時記憶領域に記憶し、 処理中のブロックの差分値を表す必要ビット数と基準値
    とが1つ前のブロックの値と同じとき、基準値を引き継
    ぐ意味を持つ所定の符号と、差分値を表す必要なビット
    数で表した各差分データのみを生成するデータ圧縮方
    法。
  6. 【請求項6】 多値画像データにおけるデータ圧縮装置
    であり、 データの先頭バイトを基準値として記憶する基準値記憶
    手段(14)と、 次のバイトから所定ブロックのバイト数まで、基準値と
    の差分演算を行い、それぞれを差分データとして記憶す
    る差分データ記憶手段(15)と、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値に符号ビットを付けた値を表すビッ
    ト数を、差分値を表す必要ビット数とし、それを符号化
    した値を記憶する差分データ必要ビット数記憶手段(1
    6)と、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成するビット整列手段(17)と、を備えることを特徴
    とするデータ圧縮装置。
  7. 【請求項7】 nビットの多値画像データにおけるデー
    タ圧縮装置であり、 データの先頭バイトを基準値として記憶する基準値記憶
    手段(14)と、 次のバイトから所定ブロックのバイト数まで、基準値と
    の差分演算を行い、差分値がマイナスの場合のみ差分値
    に2のn乗を加算し、それぞれを差分データとして記憶
    する差分データ記憶手段(15)と、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値を表すビット数を、差分値を表す必
    要ビット数とし、それを符号化した値を記憶する差分デ
    ータ必要ビット数記憶手段(16)と、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成するビット整列手段(17)と、を備えることを特徴
    とするデータ圧縮装置。
  8. 【請求項8】 多値画像データにおけるデータ圧縮装置
    であり、 所定ブロック内のデータをブロックデータとして記憶す
    るブロックデータ記憶手段(13)と、 ブロックデータ内の最小値を基準値として記憶する基準
    値記憶手段(14)と、 ブロックデータ内の先頭バイトから終了バイトまで、基
    準値との差分演算を行い、それぞれを差分データとして
    記憶する差分データ記憶手段(15)と、 また、それぞれの差分演算を行い、その中の最大値を表
    すビット数を、差分値を表す必要ビット数とし、それを
    符号化した値を記憶する差分データ必要ビット数記憶手
    段(16)と、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成するビット整列手段(17)と、を備えることを特徴
    とするデータ圧縮装置。
  9. 【請求項9】 多値画像データにおけるデータ圧縮装置
    であり、 所定ブロック内のデータをブロックデータとして記憶す
    るブロックデータ記憶手段(13)と、 ブロックデータ内の最大値と最小値の和を2で割った値
    を基準値として記憶する基準値記憶手段(14)と、 ブロックデータ内の先頭バイトから終了バイトまで、基
    準値との差分演算を行い、それぞれを差分データとして
    記憶する差分データ記憶手段(15)と、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値を表すビット数を、差分値を表す必
    要ビット数とし、それを符号化した値を記憶する差分デ
    ータ必要ビット数記憶手段(16)と、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成するビット整列手段(17)と、を備えることを特徴
    とするデータ圧縮装置。
  10. 【請求項10】 請求項6、7、8または9において、 1つ前のブロックのデータ圧縮で記憶した差分値を表す
    必要ビット数と基準値を記憶する前ブロック必要ビット
    数/基準値記憶手段(18)と、 処理中のブロックの差分値を表す必要ビット数と基準値
    とが1つ前のブロックの値と同じとき、基準値を引き継
    ぐ意味を持つ所定の符号と、差分値を表す必要なビット
    数で表した各差分データのみを生成するビット整列手段
    (17)と、を備えることを特徴とするデータ圧縮装
    置。
  11. 【請求項11】 多値画像データにおけるデータ圧縮を
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    取り可能な記録媒体であり、 コンピュータに、 多値画像データを所定のブロック毎に分割し、データの
    先頭バイトを基準値として一時記憶領域に記憶し、 次のバイトからブロックの終了バイトまで、基準値との
    差分演算を行い、それぞれを差分データとして一時記憶
    領域に記憶し、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値に符号ビットを付けた値を表すビッ
    ト数を、差分値を表す必要ビット数とし、それを符号化
    した値を一時記憶領域に記憶し、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取
    り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 nビットの多値画像データにおけるデ
    ータ圧縮を実行させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータ読取り可能な記録媒体であり、 コンピュータに、 多値画像データを所定のブロック毎に分割し、データの
    先頭バイトを基準値として一時記憶領域に記憶し、 次のバイトからブロックの終了バイトまで、基準値との
    差分演算を行い、差分値がマイナスの場合のみ差分値に
    2のn乗を加算し、それぞれを差分データとして一時記
    憶領域に記憶し、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値を表すビット数を、差分値を表す必
    要ビット数とし、それを符号化した値を一時記憶領域に
    記憶し、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取
    り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 多値画像データにおけるデータ圧縮を
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    取り可能な記録媒体であり、 コンピュータに、 多値画像データを所定のブロック毎に分割し、ブロック
    データ内の最小値を基準値として一時記憶領域に記憶
    し、 ブロックデータ内の先頭バイトから終了バイトまで、基
    準値との差分演算を行い、それぞれを差分データとして
    一時記憶領域に記憶し、 また、それぞれの差分演算を行い、その中の最大値を表
    すビット数を、差分値を表す必要ビット数とし、それを
    符号化した値を一時記憶領域に記憶し、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取
    り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 多値画像データにおけるデータ圧縮を
    実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
    取り可能な記録媒体であり、 コンピュータに、 多値画像データを所定のブロック毎に分割し、ブロック
    データ内の最大値と最小値の和を2で割った値を基準値
    として一時記憶領域に記憶し、 ブロックデータ内の先頭バイトから終了バイトまで、基
    準値との差分演算を行い、それぞれを差分データとして
    一時記憶領域に記憶し、 また、それぞれの差分演算を行った値を絶対値に変換
    し、その中の最大値を表すビット数を、差分値を表す必
    要ビット数とし、それを符号化した値を一時記憶領域に
    記憶し、 差分値を表す必要ビット数を示す符号と、基準値と、差
    分値を表す必要なビット数で表した各差分データとを生
    成させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取
    り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 請求項11、12、13または14に
    おいて、 1つ前のブロックのデータ圧縮で記憶した差分値を表す
    必要ビット数と基準値を一時記憶領域に記憶し、処理中
    のブロックの差分値を表す必要ビット数と基準値とが1
    つ前のブロックの値と同じとき、基準値を引き継ぐ意味
    を持つ所定の符号と、差分値を表す必要なビット数で表
    した各差分データのみを生成させるためのプログラムを
    記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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