JPH1132315A - 映像・音声通信方法及びシステム及び映像・音声通信プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

映像・音声通信方法及びシステム及び映像・音声通信プログラムを格納した記憶媒体

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JPH1132315A
JPH1132315A JP18417897A JP18417897A JPH1132315A JP H1132315 A JPH1132315 A JP H1132315A JP 18417897 A JP18417897 A JP 18417897A JP 18417897 A JP18417897 A JP 18417897A JP H1132315 A JPH1132315 A JP H1132315A
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JP
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audio
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signal
voice
time
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JP18417897A
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Inventor
Yuichi Fujino
雄一 藤野
Hidetoshi Yagi
秀俊 八木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間が日常的に話をしている自然な対人コミ
ュニケーションをネットワーク上で実現し、より自然な
状態で会話できる環境を提供することにある。即ち、話
をしたい特定の相手に対して、発呼動作がなく、すぐス
ムーズな会話が開始できる映像・音声通信方法及びシス
テム及び映像・音声通信プログラムを格納した記憶媒体
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、常に相手の状態を知るために
定期的に画像の更新を行いながら、静止画像を送受信
し、コネクションレス通信を使用して音声を送受信し、
コネクションレス通信の開始を契機として、静止画像通
信から動画像通信に切り替え、音声が中断した時点で、
動画像通信を終了し、静止画像通信に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像・音声通信方
法及びシステム及び映像・音声通信プログラムを格納し
た記憶媒体に係り、特に、映像・音声を入出力できるP
CとLAN、及びインターネットプロバイダ、OCNな
どを介して、TCP/IPネットワーク、即ち、インタ
ーネット上での映像・音声の通信を実現するための映像
・音声通信方法及びシステム及び映像・音声通信プログ
ラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の電話、テレビ電話を用い
た通信システムの構成を示す。同図に示すシステムは、
公衆回線101、電話機102、テレビ電話機103か
ら構成される。従来電話を用いた通信は、発信する側が
発呼動作、即ち、電話機102の受話器を持ち上げ、相
手のダイアル番号を回す(または、押下する)。公衆回
線101上にある交換局は、回された(または、押下さ
れた)ダイアル番号に基づいて交換作業を行い、相手の
電話機102を呼び出す。呼ばれた相手の電話”102
は、リンギング動作を行い、着呼があることを表示す
る。そこで、相手は、電話機102の受話器を持ち上
げ、呼ばれた相手と話を開始することが可能になる。こ
のようにして、従来の通信では、多数の処理結果として
通信を開始することができる。
【0003】また、従来のテレビ電話機103において
も、通信の基本手順は、従来の電話による手順を踏襲し
ているため、大きく異なることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の電話または、テレビ電話における通信手順は、多
くの処理を伴うものであり、人間が日常的に話しをして
いる自然な対人コミュニケーションとは異なるという問
題点がある。具体的には、話したい相手に対して電話機
を用いた発呼動作を行い、着呼した側では、だれから呼
ばれているかわからない電話に対して受話器を取り上
げ、話を開始することになる。また、着呼した側の相手
が不在の時もあり、発呼側では、在宅なのかどうかもわ
からず、とりあえず発呼動作を行うことになる。さら
に、親しい関係における対人コミュニケーションでは、
相手がそこにいるだけである種の安心感を与えることが
できるが、従来の電話または、テレビ電話では不可能で
ある。なお、テレビ電話においては、この種の安心感を
得るための方法としては、回線を繋いだままの状態にし
ておき、常に相手の映像を受信している、即ち、監視カ
メラのような使用方法が考えられるが、回線を独占的に
かつ、継続的に占有するため、回線使用コストがかかる
という問題がある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、人間が日常的に話をしている自然な対人コミュニケ
ーションをネットワーク上で実現し、より自然な状態で
会話できる環境を提供することにある。即ち、話をした
い特定の相手に対して、発呼動作がなく、すぐスムーズ
な会話が開始できること、また、話をする前に相手の状
態がある程度確認でき、相手がいる状態を確認して話を
開始できる環境を提供し、かつ回線コストがある程度安
価な方法を提供することが可能な映像・音声通信方法及
びシステム及び映像・音声通信プログラムを格納した記
憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】更なる本発明の目的は、相手の状態を常に
把握でき、距離の離れた相手を身近に感じることがで
き、安心感を得ることができる環境を提供することが可
能な映像・音声通信方法及びシステム及び映像・音声通
信プログラムを格納した記憶媒体を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、映像・音声を入出
力可能な装置を用いて、インターネット上での映像・音
声の通信を行うための映像・音声通信方法において、常
に相手の状態を知るために定期的に画像の更新を行いな
がら、静止画像を送受信し(ステップ1)、コネクショ
ンレス通信を使用して音声を送受信し(ステップ2)、
コネクションレス通信の開始を契機として、静止画像通
信から動画像通信に切り替え(ステップ3)、音声が中
断した時点で(ステップ4)、動画像通信を終了し(ス
テップ5)、静止画像通信に切り替える(ステップ
6)。
【0008】また、本発明は、入力された音声信号の有
音・無音の判定において、有音を判定された場合に、前
記静止画像通信から前記動画像通信に切り替える。ま
た、本発明は、前記静止画像通信を行っている状態にお
いて、送出した音声信号を送出した時間T1を計測し、
時間T1が所定の判定時間aとの間で、T1<aである
とき、送信先から音声信号を受信した場合に、静止画像
通信から動画像通信に切り替える請求項1及び2記載の
映像・音声通信方法。
【0009】また、本発明は、静止画像通信を行ってい
る状態において、受信した音声信号の到着時間を計測
し、到着時間からの経過時間T2を計測し、経過時間T
2が所定の判定時間bとの間で、T2<bであるとき、
入力された音声信号が有音と判定され、送信先に音声信
号を送出した場合には、静止画像通信から動画像通信に
切り替える。
【0010】また、本発明は、動画像通信を行っている
状態において、送出した音声信号の最後の送出時間を計
測し、送出時間からの経過時間T3を計測し、経過時間
T3と所定の判定時間cとの間で、T3<cであると
き、入力された音声信号が有音と判定され、送信先に音
声信号を送出した場合、または、引続き特定のアドレス
先から音声信号を受信した場合には、動画像通信を継続
し、経過時間T3と所定の判定時間cとの間で、T3>
cであるとき、新たな音声信号が入力されず、無音状態
が継続した場合、または、送信先からの新たな音声信号
を受信しない場合には、動画像通信から静止画像通信に
切り替える。
【0011】また、本発明は、動画像通信を行っている
状態において、受信した音声信号の最後の信号の受信時
間を計測し、受信時間からの経過時間T4を計測し、経
過時間T4と、所定の判定時間dとの間で、T4<dで
あるとき、新たな音声信号を受信できない、または、新
たな音声信号が入力されず、無音状態が継続した場合に
は、動画像通信から静止画像通信に切り替える。
【0012】また、本発明は、静止画像を送受信する際
に、所定の周期で静止画像を送信する。また、本発明
は、コネクションレス通信において、インターネットプ
ロトコルを用いる。図2は、本発明の原理構成図であ
る。
【0013】本発明は、音声入出力手段、画像入出力手
段、音声符号化・復号化手段300、画像符号化・復号
化手段100及びインターネットインターフェース手段
200とを有する映像・音声通信システムであって、画
像符号化・復号化手段100は、画像入出力手段から入
力された画像信号を、定期的に静止画像としてキャプチ
ャし、符号化する静止画像符号化手段110と、所定の
契機で動画像を符号化する動画像符号化手段120とを
含み、インターネットインタフェース手段200は、静
止画像符号化手段110においてキャプチャされた静止
画像の信号をパケット化して特定のアドレス先に静止画
像パケット信号を送出する静止画像送出手段210と、
動画像符号化手段120において符号化された動画像の
信号をパケット化して特定のアドレス先に動画像パケッ
ト信号を送出する動画像送出手段220とを含み、音声
符号化・復号化手段300は、音声入出力手段により入
力された音声信号の有音/無音を判定する有音/無音判
定手段310を含み、インターネットインタフェース手
段200は、有音/無音判定手段310において、有音
と判定された場合には、音声信号を符号化、パケット化
して特定のアドレス先に音声パケット信号を送出する音
声送出手段240と、有音/無音判定手段310におい
て、有音と判定された場合には、静止画像の送出を停止
し、動画像符号化手段120により符号化された動画像
パケット信号を送出し、無音と判定された場合には、動
画像の送出を停止し、静止画像符号化手段110により
符号化された静止画像パケット信号を定期的に送出する
画像送出切替手段230を含み、画像符号化・復号化手
段100は、受信した静止画像パケット信号を復号し、
定期的に更新しながら表示する静止画像復号/再生手段
130と、受信した動画像パケット信号を復号し、表示
する動画像復号/再生手段140を含み、音声符号化・
復号化手段300は、受信した音声パケットを復号し、
出力する音声復号/出力手段320を含む。
【0014】また、上記のインターネットインタフェー
ス手段200は、静止画像パケット信号を送受信してい
る状態で、入力された音声信号が有音/無音判定手段3
10において有音と判定され、音声符号化・復号化手段
300で該音声信号が符号化され、音声送出手段により
パケット化して、特定のアドレス先に音声パケット信号
を送出した場合に、送出した該音声パケット信号を送出
した時間を計測し、該送出した時間からの経過時間T1
を計測する経過時間T1計測手段と、経過時間T1計測
手段で計測された経過時間T1と、予め設定された判定
時間aとの間で、T1<aなる関係がある間に、特定の
アドレス先から音声パケット信号を受信した場合には、
定期的にキャプチャして送出していた静止画像送信を停
止し、連続的な動画像を符号化し、パケット化して、特
定のアドレス先に該動画像パケット信号を送出する第1
の静止画/動画切替手段と、経過時間T1計測手段で計
測された経過時間T1と、予め設定された判定時間aと
の間で、T1<aなる関係がある間に、特定のアドレス
先から音声パケット信号を受信しなかった場合には、引
き続き、定期的にキャプチャして静止画像送信を継続す
る第1の静止画像送出手段を含み、画像符号化・復号化
手段100は、受信した動画像パケット信号を復号し、
動画像として表示する動画再生手段を含む。
【0015】また、上記のインターネットインタフェー
ス手段200は、静止画像パケット信号を送受信してい
る状態で、受信した音声パケット信号の到着時間を計測
し、該到着時間からの経過時間T2を計測する経過時間
T2計測手段と、経過時間T2計測手段で計測された経
過時間T2と予め設定された判定時間bとの間で、T2
<bなる関係がある間に、入力された音声信号が有音/
無音判定手段310において有音と判定され、音声送出
手段240で、特定のアドレス先に音声パケット信号を
送出した場合には、定期的にキャプチャして送出してい
た静止画像送信を停止し、連続的な動画像を符号化し、
パケット化して、特定のアドレス先に該動画像パケット
信号を送出する第2の静止画/動画切替手段と、計測さ
れた経過時間T2と、予め設定された判定時間bとの間
でT2<bなる関係がある間に、新たな音声信号が入力
されず、無音状態が続いた場合には、引き続き、定期的
にキャプチャして静止画像送信を継続する第2の静止画
像送出手段を含む。
【0016】また、上記のインターネットインタフェー
ス手段200は、動画像パケット信号を送受信している
状態で、入力された音声信号が有音/無音判定手段31
0において有音と判定され、音声符号化・復号化手段3
00で該音声信号が符号化され、音声送出手段によりパ
ケット化して、特定のアドレス先に音声パケット信号を
送出した場合に、送出した該音声パケット信号の最後の
パケットを送出した時間を計測し、該送出した時間から
の経過時間T3を計測する経過時間T3計測手段と、経
過時間T3計測手段で計測された経過時間T3と、予め
設定された判定時間cとの間で、T3<cなる関係があ
る間に、新たに入力された音声信号が有音/無音判定手
段310において有音と判定され、音声送出手段で、特
定のアドレス先に音声パケット信号を送出した場合、ま
たは、引き続き特定のアドレス先から音声パケット信号
を受信した場合には、引き続き動画像送信を継続する第
1の動画像送信継続手段と、計測された経過時間T3
と、予め設定された判定時間cとの間でT3<cなる関
係がある間に、新たな音声信号が入力されず、無音状態
が続いた場合または、特定のアドレス先から新たな音声
パケット信号を受信しない場合には、連続的な動画像を
符号化し、パケット化して送出していた動画像通信を停
止し、定期的に静止画像をキャプチャし、符号化し、パ
ケット化して、特定のアドレス先に静止画像パケット信
号を送出する第1の動画像/静止画像切替手段を有す
る。
【0017】また、上記のインターネットインタフェー
ス手段200は、動画像パケット信号を送受信している
状態で、相手から受信した音声パケット信号の最後のパ
ケットの受信した時間を計測し、該受信した時間からの
経過時間T4を計測する経過時間T4計測手段と、経過
時間T4計測手段で計測された経過時間T4と、予め設
定された判定時間dとの間で、T4<dなる関係がある
間に、引き続き特定のアドレス先から音声パケット信号
を受信した場合、または、新たに入力された音声信号が
有音/無音判定手段310において有音と判定され、音
声送出手段で、特定のアドレス先に音声パケット信号を
送出した場合には、引き続き動画像送信を継続する第2
の動画像送信継続手段と、計測された経過時間T4と、
予め設定された判定時間dとの間でT4<dなる関係が
ある間に、特定のアドレス先から新たな音声パケット信
号を受信しない場合、または、新たな音声信号が入力さ
れず、無音状態が続いた場合には、連続的な動画像を符
号化し、パケット化して送出していた動画像通信を停止
し、定期的に静止画像をキャプチャし、符号化し、パケ
ット化して、特定のアドレス先に静止画像パケット信号
を送出する第2の動画像/静止画像切替手段とを有す
る。
【0018】本発明は、音声入出力制御プロセス、画像
入出力制御プロセス、音声符号化・復号化プロセス、画
像符号化・復号化プロセス及びインターネットインター
フェースプロセスとを有する映像・音声通信プログラム
を格納した記憶媒体であって、画像符号化・復号化プロ
セスは、画像入出力制御プロセスの制御により入力され
た画像信号を、定期的に静止画像としてキャプチャし、
符号化する静止画像生成プロセスを含み、インターネッ
トインタフェースプロセスは、静止画像生成プロセスに
おいてキャプチャされた静止画像の信号をパケット化し
て特定のアドレス先に静止画像パケット信号を送出する
静止画像送出プロセスを含み、音声符号化・復号化プロ
セスは、音声入出力制御プロセスの制御により入力され
た音声信号の有音/無音を判定する有音/無音判定プロ
セスを含み、インターネットインタフェースプロセス
は、有音/無音判定プロセスにおいて、有音と判定され
た場合には、音声信号を符号化、パケット化して特定の
アドレス先に音声パケット信号を送出する音声送出プロ
セスと、画像符号化・復号化プロセスは、受信した静止
画像パケット信号を復号し、定期的に更新しながら表示
させる静止画像再生プロセスを含み、音声符号化・復号
化プロセスは、受信した音声パケットを復号し、出力を
制御する音声出力制御プロセスを含む。
【0019】また、上記のインターネットインタフェー
スプロセスは、静止画像パケット信号を送受信している
状態で、入力された音声信号が有音/無音判定プロセス
において有音と判定され、音声符号化・復号化プロセス
で該音声信号が符号化され、音声送出プロセスによりパ
ケット化して、特定のアドレス先に音声パケット信号を
送出した場合に、送出した該音声パケット信号を送出し
た時間を計測し、該送出した時間からの経過時間T1を
計測する経過時間T1計測プロセスと、経過時間T1計
測プロセスで計測された経過時間T1と、予め設定され
た判定時間aとの間で、T1<aなる関係がある間に、
特定のアドレス先から音声パケット信号を受信した場合
には、定期的にキャプチャして送出していた静止画像送
信を停止し、連続的な動画像を符号化し、パケット化し
て、特定のアドレス先に該動画像パケット信号を送出す
る第1の静止画像/動画像切替プロセスと、経過時間T
1計測プロセスで計測された経過時間T1と、予め設定
された判定時間aとの間で、T1<aなる関係がある間
に、特定のアドレス先から音声パケット信号を受信しな
かった場合には、引き続き、定期的にキャプチャして静
止画像送信を継続する第1の静止画像継続プロセスを含
み、画像符号化・復号化プロセスは、受信した動画像パ
ケット信号を復号し、動画像として表示する動画再生プ
ロセスを含む。
【0020】また、上記のインターネットインタフェー
スプロセスは、静止画像パケット信号を送受信している
状態で、受信した音声パケット信号の到着時間を計測
し、該到着時間からの経過時間T2を計測する経過時間
T2計測プロセスと、経過時間T2計測プロセスで計測
された経過時間T2と、予め設定された判定時間bとの
間で、T2<bなる関係がある間に、入力された音声信
号が有音/無音判定プロセスにおいて有音と判定され、
音声送出プロセスで、特定のアドレス先に音声パケット
信号を送出した場合には、定期的にキャプチャして送出
していた静止画像送信を停止し、連続的な動画像を符号
化し、パケット化して、特定のアドレス先に該動画像パ
ケット信号を送出する第2の静止画像/動画像切替プロ
セスと、計測された経過時間T2と、予め設定された判
定時間bとの間でT2<bなる関係がある間に、新たな
音声信号が入力されず、無音状態が続いた場合には、引
き続き、定期的にキャプチャして静止画像送信を継続す
る第2の静止画像継続プロセスを含む。
【0021】また、上記のインターネットインタフェー
スプロセスは、動画像パケット信号を送受信している状
態で、入力された音声信号が有音/無音判定プロセスに
おいて有音と判定され、音声符号化・復号化プロセスで
該音声信号が符号化され、音声送出プロセスによりパケ
ット化して、特定のアドレス先に音声パケット信号を送
出した場合に、送出した該音声パケット信号の最後のパ
ケットを送出した時間を計測し、該送出した時間からの
経過時間T3を計測する経過時間T3計測プロセスと、
経過時間T3計測プロセスで計測された経過時間T3
と、予め設定された判定時間cとの間で、T3<cなる
関係がある間に、新たに入力された音声信号が有音/無
音判定プロセスにおいて有音と判定され、音声送出プロ
セスで、特定のアドレス先に音声パケット信号を送出し
た場合、または、引き続き特定のアドレス先から音声パ
ケット信号を受信した場合には、引き続き動画像送信を
継続する第1の動画像送信継続プロセスと、計測された
経過時間T3と、予め設定された判定時間cとの間でT
3<cなる関係がある間に、新たな音声信号が入力され
ず、無音状態が続いた場合、または、特定のアドレス先
から新たな音声パケット信号を受信しない場合には、連
続的な動画像を符号化し、パケット化して送出していた
動画像通信を停止し、定期的に静止画像をキャプチャ
し、符号化し、パケット化して、特定のアドレス先に静
止画像パケット信号を送出する第1の動画像/静止画像
切替プロセスとを有する。
【0022】また、上記のインターネットインタフェー
スプロセスは、動画像パケット信号を送受信している状
態で、相手から受信した音声パケット信号の最後のパケ
ットの受信した時間を計測し、該受信した時間からの経
過時間T4を計測する経過時間T4計測プロセスと、経
過時間T4計測プロセスで計測された経過時間T4と、
予め設定された判定時間dとの間で、T4<dなる関係
がある間に、引き続き特定のアドレス先から音声パケッ
ト信号を受信した場合、または、新たに入力された音声
信号が有音/無音判定プロセスにおいて有音と判定さ
れ、音声送出プロセスで、特定のアドレス先に音声パケ
ット信号を送出した場合には、引き続き動画像送信を継
続する第2の動画像送信継続プロセスと、計測された経
過時間T4と、予め設定された判定時間dとの間でT4
<dなる関係がある間に、特定のアドレス先からの新た
な音声パケット信号を受信しない場合、または、新たな
音声信号が入力されず、無音状態が続いた場合には、連
続的な動画像を符号化し、パケット化して送出していた
動画像通信を停止し、定期的に静止画像をキャプチャ
し、符号化し、パケット化して、特定のアドレス先に静
止画像パケット信号を送出する第2の動画像/静止画像
切替プロセスとを有する。
【0023】上記のように、本発明は、画像を定期的に
伝送するための画像入出力装置、音声を伝送する音声入
力装置、音声の有音/無音を認識する手段と、ディジタ
ル化された音声、映像パケットデータをTCP/IPネ
ットワークを介してコネクションレス通信にて送受信す
るための制御装置で構成されているため、予め話をした
い相手のアドレス(電話番号に相当する)が入力された
送出側の装置のマイクに向かって声をかけると、その音
声情報がパケット化されて伝送路を介して相手の受信側
装置に伝送され、音声として出力することが可能とな
る。
【0024】また、相手の話をする前に定期的に送出さ
れる相手の画像により、相手が受信側装置の近くにいる
かどうかを、予め確認することができる。また、インタ
ーネットを介して接続しているため、電話のようにコネ
クション型の通信、即ち発呼動作を行い、相手が着信を
確認してから接続が完了し、会話が始まるという通信形
態ではなく、コネクションレス型の通信、即ち、発行動
作を行うことなく、相手に直接ディジタルパケットデー
タを送出する通信形態であるため、上述したようなテレ
ビ電話を接続したままのような接続形態とはならないた
め、回線コストが比較的安価になる。
【0025】なお、本発明において使用されるネットワ
ークは、コネクションレス型の通信が可能なTCP/I
Pネットワーク、即ち、インターネット等を使用するこ
とを前提としている。
【0026】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の映像・音声通信
制御システムの構成例である。同図に示すシステムは、
LAN1、インターネット2、映像・音声通信制御装置
3、モニタ4、カメラ5、マイク6、スピーカ7、自宅
8、病院9からなる。このうち、映像・音声通信制御装
置3は、図4に示す構成を有する。
【0027】図4は、本発明の映像・音声通信制御装置
の構成を示す。本発明の映像・音声通信制御装置は、映
像入出力処理部11、映像符号化・復号化処理部12、
音声入出力処理部13、音声符号化・複合化処理部1
4、PAD部15、LANインタフェース部16、内部
バス17、CPU18、メモリ19から構成される。
【0028】映像入出力処理部11は、当該処理部11
に接続されているカメラ5から映像が入力されると共
に、映像符号化・復号化処理部12から渡された復号化
された映像信号をモニタ4に再生する。映像符号化・復
号化処理部12は、映像入出力処理部11から渡された
入力映像を符号化して、PAD部15に転送すると共
に、PAD部15から渡された映像を復号化して映像入
出力処理部11に転送する。
【0029】音声入出力処理部13は、マイク6から入
力された音声を音声符号化・復号化処理部14に転送す
ると共に、音声符号化・復号化処理部14から渡された
復号化された音声をスピーカ7に転送する。音声符号化
・復号化処理部14は、音声入出力処理部13から渡さ
れた音声を復号化してPAD部15に転送すると共に、
PAD部15から渡された音声を復号化して音声入出力
処理部13に転送する。
【0030】PAD部15は、パケット化された静止画
像データや動画像データの制御および音声の制御を行
う。LANインタフェース部16は、他の装置とLAN
1を介して通信する。ここで、利用者Aの装置Aと利用
者Bの装置Bとの間で通信を行う場合に、双方の装置
A,Bともに現在は、静止画像がモニタ4に表示されて
いる状態であるとする。
【0031】ここで、利用者Aが利用者Bに対して発話
すると、マイク6を介して音声入出力処理部13に音声
が入力されると、当該音声が音声符号化・復号化処理部
14において符号化されて、音声パケットとして、装置
Bに送信される。ここで、装置BのPAD部は、音声が
入力されたこと(有音)であることを認識すると、音声
符号化・復号化処理部14に対して音声の復号化を指示
すると共に、映像符号化・復号化処理部12で現在行わ
れている静止画通信を動画像通信に切り換える。同様
に、装置Aでも発話実行後、それまでの静止画像通信か
ら動画像通信に切り換え、それぞれの装置A,Bのモニ
タ4上には、動画像が再生される。
【0032】また、利用者Aと利用者Bの間における会
話が途絶えた場合(所定の時間を経過しても発話がない
場合)には、それまでの動画像通信を終了し、静止画通
信に切り換える。
【0033】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。以下の実施例では、前述の図3及び図4の構成に基
づいて説明する。図3に示す例は、病院9に子供が入院
しており、自宅8に家族が住んでいる例を示している。
病院9には、病院内ネットワークとしてLAN1があ
り、インターネットプロバイダなどを介して外部のイン
ターネット2と接続されている。一方、自宅8では、同
様にインターネットプロバイダを介して回線がインター
ネット2に接続されている。
【0034】ここで、自宅8においてのインターネット
への接続形態であるが、通常ダイアルアップという方法
を用いてインターネットプロバイダに電話をかけ、当該
インターネットプロバイダを介してインターネットへの
接続を行う方法が一般的である。しかしながら、この方
法は、接続を行いたい時に、電話をかける操作が必要と
なるため、上述した従来の方法によるテレビ電話の接続
したままの方法と変わらなくなり、コネクションレス通
信とは言いがたい。そこで、最近、回線提供業者により
サービスが開始された、繋ぎっぱなしによるコネクショ
ンレス型通信を提供するサービスがあり、本サービスを
用いることにより、常にインターネットに接続している
状態となり、かつ、回線コストも通常の回線接続やダイ
アルアップのように回線を繋ぎっぱなしにする方法より
も安価に使用することができる。
【0035】例えば、OCNと呼ばれるサービスがこれ
に相当する。よって、以下では、OCNサービスを利用
して自宅8からインターネット2に接続している形態と
する。病院9におけるインターネットへの接続について
は後述する。本実施例では、病院9に子供が入院してお
り、その子供の状態を自宅8にいながらにして、常に把
握すること、また、子供にとって自分の自宅の様子が見
たいときにすぐ見られ、母親や兄弟などと話したいとき
に声をかけるだけで話ができる環境を構築することを目
的としている。
【0036】病院9では、病室のベッドサイドに映像・
音声通信制御装置3が設置され、当該装置3にモニタ
4、カメラ5、マイク6、スピーカ7が接続される。映
像・音声通信制御装置3は、通常は、映像・音声の入出
力機能の付属しているマルチメディア対応の汎用のパー
ソナルコンピュータでよい。映像・音声通信制御装置3
は、病院内の情報ネットワークであるLAN1に接続さ
れ、各種情報を得ることができる。LAN1のネットワ
ークは、インターネットプロバイダなどを介して外部の
インターネットを接続され、各種情報の交換が可能とな
っている。
【0037】なお、本実施例における病院9のLAN1
はインターネットプロバイダなどにより、常時インター
ネットに接続されているものとする。ベッドサイドと同
様に、自宅8においても、映像・音声通信制御装置3、
モニタ4、カメラ5、マイク6、スピーカ7が設置さ
れ、上述したOCNを介して、常時インターネットに接
続されている。
【0038】次に、映像・音声を使用した通信方式につ
いて図4に基づいて説明する。最初に、音声の伝送につ
いて説明する。マイク6により入力されたアナログ音声
信号は、音声入出力処理部13に入力され、A/D変換
処理、有音/無音判定処理を施された後、音声符号化・
復号化処理部14に入力され、例えば、μ−LOW等の
符号化処理が行われる。
【0039】図5は、本発明の一実施例の音声入出力処
理部における入力音声の処理の流れを示すフローチャー
トである。 ステップ101) マイク6から入力されたアナログ音
声信号をA/D変換する。 ステップ102) A/D変換されたディジタル音声信
号の、有音/無音の判定を行う。具体的には、ディタル
音声信号は、内部バス17にてメモリ19に取り込まれ
る。CPU18は、メモリ19の取り込まれた音声信号
の音声パワー等を常に監視し、ある程度(所定の閾値)
以上のパワーを検知したら有音と判定し、ステップ10
3に移行する。また、ある程度のパワー(所定の閾値)
を検知できない場合には、無音と判定し、ステップ10
1に移行し、アナログ音声信号の入力を待つ。なお、有
音/無音判定処理は、音声信号レベルがゼロボルトをク
ロスする回数を計測することによって、より正確に判定
することもできる。
【0040】ステップ103) 有音と判定されてから
タイマを起動するするが、そのタイマが既に起動されて
いるか否かを判定する。まだ、起動されていない状態で
あれば、ステップ104に移行する。もし、タイマが起
動状態である場合にはステップ105に移行する。 ステップ104) まだ、タイマが起動されていない状
態の場合には、タイマの起動を行い、ステップ105に
移行する。
【0041】ステップ105) ディジタル音声信号を
圧縮するために符号化処理を行う。通常、簡易なμ−L
OWなどの符号化処理が行われるが、他の符号化処理を
もちいても、問題はない。 ステップ106) 符号化された音声信号をバッファA
に蓄積する。 ステップ107) タイマの経過時間を測定する。即
ち、予め設定されたバッファリング時間Taより小さけ
れば、ステップ101に戻り、次の音声信号の処理を行
う。バッファリング時間Ta以上を経過していれば、ス
テップ108に移行する。
【0042】ステップ108) タイマをリセットし、
ステップ109に移行する。 ステップ109) バッファAの内容をPAD部15に
転送し、ステップ101に移行し、次の音声処理を行
う。 以上が、音声入出力処理部13と音声符号化・復号化処
理部14の音声入力系の処理である。なお、音声出力系
の処理については後述する。
【0043】次に、ステップ109からバッファAの内
容が転送されたPAD部15とLANインタフェース部
16の処理について説明する。バッファAの内容が転送
されたPAD部15では、当該ディジタル音声データを
送出パケットに組み立てる処理を行う。パケット化に際
しては、音声の遅延等を考慮して、なるべく大きなデー
タサイズとならないように短パケットにて送出する。
【0044】図6は、本発明の一実施例の音声データの
フォーマットの例を示す。同図に示す音声データのフォ
ーマットは、パケットとして組み立てる際の、音声デー
タのフォーマットの例を示しており、制御データ21、
シーケンス番号22、音声データサイズ23、及び音声
データ24から構成される。送出パケットは、制御デー
タ21に着信させる相手先アドレスであるIPアドレス
や、発信元アドレスである自IPアドレスなどが設定さ
れる。
【0045】シーケンス番号22は、送出パケットの送
出順序を表す番号である。音声データサイズ23は、続
く音声データ24のデータサイズを示している。この送
出音声パケットは、LANインタフェース部16、LA
N1を介してTCP/IPネットワーク上に送出され
る。次に、受信した音声パケットデータの処理について
図4を用いて説明する。
【0046】LAN1を介して届けられた音声パケット
データは、LANインタフェース部16により自端末に
取り込まれ、PAD部15に入力される。PAD部15
では、パケット化された音声データのパケットを解き、
音声データとして音声符号化・復号化処理部14に入力
する。音声符号化・復号化処理部14では、PAD部1
5から入力された順番で符号化された音声データを元の
音声データに復号する。復号された音声データは、音声
入出力処理部13を介してアナログ音声としてスピーカ
7より出力される。
【0047】以上の処理により、発話した音声が、通常
の電話のように、発呼動作を伴わずに相手に着信する。
なお、本実施例では、コネクションレス通信にて接続す
る相手先を限定している。即ち、いつも相手の様子を知
りたい、または、知らせたい時に用いる通信形態である
ため、その接続相手先は、固定の相手となる。当然相手
先アドレスを変更することにより、コネクションレス通
信にて接続する相手先を変更することは可能である。
【0048】次に、本発明の画像通信部分について説明
する。本発明における画像通信は、通常は、リアルタイ
ム通信ではなく、定期的な静止画像の伝送により、状態
把握を可能にしている。音声通信が開始されて返事が返
ってきた時点で画像の実時間通信が開始される。両者の
会話が終了したら、自動的に通常の静止画像通信に切り
替わる。
【0049】以下に、図3を用いて、病院9と患者の親
の自宅8を結んだ例を説明する。病院9では病室のベッ
ドサイドに映像・音声通信制御装置3が設置され、当該
装置3にモニタ4、カメラ5、マイク6、スピーカ7が
接続される。自宅8でも同様に当該装置3が接続されて
いる。病院9のモニタ4には、自宅8の居間の画像が、
例えば、10秒毎に静止画像で表示、更新が繰り返され
る。
【0050】病院9にいる子供の患者は、母親と話がし
たくなり、表示された画像を見ている。モニタ4の画像
中には、居間にいる母親が映っている。患者は、マイク
6に向かい『おかあさん』と声をかける。自宅8では、
モニタ4に同様に病院8の子供のベット上の様子が、例
えば10秒ごとに更新されながら、静止画像で表示され
ている。その時、上述した音声通信方法により伝送され
た子供の『おかあさん』と呼ぶ声が出力され、母親は、
自分が病院にいる子供から呼ばれたことを認識する。そ
こで、『**ちゃん』と返事を返す。病院9では、同様
にして返事をされた母親の音声が出力される。この時点
から、静止画通信であった画像を、実時間動画像通信に
切り替える。これにより、お互いの顔をみながらの会話
が可能になる。
【0051】以下に、画像通信部分の通信方式について
図4を用いて説明する。カメラ5により撮像されたアナ
ログ映像信号は、映像入出力処理部11に入力され、A
/D変換され、1枚の静止画像信号としてキャプチャさ
れる。キャプチャのタイミングは、予め設定されたタイ
マにより決定され、例えば、10秒毎にキャプチャされ
る。キャプチャされた1枚の静止画像は映像符号化・復
号化処理部12に入力され、静止画像の符号化処理、例
えば、JPEG方式により符号化される。符号化された
静止画像は、PAD部15に入力され、ディジタル制止
画像信号を送出パケットに組み立てる処理を行う。パケ
ット化の方法については、上述した音声パケットの組み
立て方と同様である。本パケットは、LANインタフェ
ース部16、LAN1を介してTCP/IPネットワー
ク上に送出される。本処理は、静止画像のキャプチャの
タイミング周期に従って繰り返される。即ち、例えば、
10秒毎に送出処理が繰り返される。
【0052】次に、受信した静止画像パケットデータの
処理について説明する。LAN1を介して届けられた
静止画像パケットデータは、LANインタフェース部1
6により、自端末に取り込まれ、PAD部15に入力さ
れる。PAD部15では、パケット化された静止画像デ
ータのパケットを解き、静止画像データとして映像符号
化・復号化処理部12に入力する。映像符号化・復号化
処理部12では、PAD部15から入力された静止画像
データのシーケンス番号に基づき、入力された順番で元
の静止画像データに復号する。復号された静止画像デー
タは、映像入出力処理部11を介してモニタ4に表示さ
れる。本処理は、静止画像のキャプチャのタイミング周
期に従って繰り返される。即ち、例えば、10秒毎に受
信処理が繰り返えされ、表示される静止画像が更新され
る。
【0053】次に、音声通信により会話が開始された時
点での通信方式について図4を用いて説明する。カメラ
5により撮像されたアナログ映像信号は映像入出力処理
部11に入力され、A/D変換され、そのまま連続動画
像として映像符号化・復号化処理部12に入力され、動
画像の符号化処理、例えば、H.261方式により符号
化される。符号化された動画像はPAD部15に入力さ
れ、ディジタル動画像信号を送出パケットに組み立てる
処理を行う。パケット化の方法については、上述した音
声パケットの組み立て方と同様である。本パケットはL
ANインタフェース部16、LAN1を介してTCP/
IPネットワーク上に送出される。
【0054】次に、受信した動画像パケットデータの処
理について説明する。LAN1を介して届けられた動画
像パケットデータは、LANインタフェース部16によ
り自端末に取り込まれ、PAD部15に入力される。P
AD部15では、パケット化された動画像データのパケ
ットを解き、動画像データとして映像符号化・復号化処
理部12に入力する。映像符号化・復号化処理部12で
は、PAD部15から入力された動画像データのシーケ
ンス番号に基づいて、入力された順番で元の動画像デー
タに復号する。復号された動画像データは、映像入出力
処理部11を介してモニタ4に表示される。
【0055】以上で、音声通信、静止画像通信、動画像
通信の各方式について説明した。次に、静止画像通信か
ら動画像通信へ遷移する過程について状態遷移図を用い
て説明する。図7は、本発明の一実施例の静止画像通信
と動画像通信との状態遷移を説明するための図である。
以下の説明中において、()内の数字と、図7に示す〇
内に数値が対応するものとする。
【0056】『状態1』は、“双方向静止画像通信状
態”、『状態2』は、“双方向動画像通信状態”、『状
態3』、『状態4』は、それぞれ“判断中状態”であ
る。『状態1』は、自分からの発話がなく、相手を呼び
出していない状態を示す。即ち、マイクで音を検出でき
ず、無音状態が続いている、かつ、相手からの着信もな
いことを示す。このときは、自分の画像を静止画像で例
えば、10秒毎に送出し、相手の画像も10秒ごとに更
新されている“双方向静止画像通信状態”である。この
状態で、自分から発話し、相手を呼ぶ動作が行われる
(自分からの発話あり;最初の発信(1) )と、『状態
3』に遷移し、“判断中状態”となる。ここで、自分の
送出した音声パケット信号を送出した時間を計測し、送
出した時間からの経過時間T1を計測する。送出した先
の相手がその声に応答して、予め設定された時間a以内
(T1<a)の間に返事を返した場合に、(相手からの
発話あり;返事がくる(2) )には、『状態2』、即ち、
“双方向動画像通信状態”に遷移する。また、相手が予
め設定された時間T1以内(T1<a)に返事を返さな
ければ(相手からの発話なし;返事がない(3) )、『状
態1』に戻り、双方向静止が通信のままの状態となる。
【0057】次に、同じ『状態1』の“双方向静止画像
通信状態”が続いている状態で、相手から呼ばれた場合
(相手からの発話あり、最初の着信(4) )には『状態
3』の“判断中状態”に遷移する。ここで、受信した音
声パケット信号の到着時間を計測し、到着時間からの経
過時間T2を計測する。『状態3』で、到着した音声パ
ケット信号の音声、即ち、相手からの呼掛けに対して、
予め設定された時間b以内(T2<b)にその返事を音
声で返した場合(自分からの発話あり;返事をする(5)
)には、『状態2』に遷移し、“双方向動画像通信状
態”となる。また、相手から呼ばれたことに対して予め
設定された時間b以内(T2<b)に返事を行わない場
合(自分からの発話なし;返事をしない(6) )には、
“双方向静止画像状態”のままとなる。
【0058】『状態2』では、“双方向動画像通信状
態”となっている。この状態で、自分から発話し、相手
と話を続ける(自分からの発話あり(7) )場合、『状態
4』に遷移し、“判断中状態”となる。ここで、自分の
送出した音声パケット信号のうち、最後のパケットを送
出した時間を計測し、送出した時間からの経過時間T3
を計測する。『状態4』で、予め設定された時間c以内
(T3<c)に、再度自分から発話し、会話を続ける
(自分からの発話あり(8) )場合、または、相手から音
声パケット信号を受信した(相手からの発話あり(9) )
場合には、『状態2』に戻り、引続き双方向動画像通信
状態のままとなる。また、予め設定された時間c以内
(T3<c)に、自分からの音声を入力しなかった(自
分からの発話なし(10))場合、即ち、話を続ける意思が
なくなった場合には、『状態4』の静止画像通信状態に
遷移する。
【0059】また、『状態2』で、相手からの音声パケ
ットを受信している(相手からの発話あり(11))の場
合、同様に『状態4』に遷移し、“判断中状態”とな
る。ここで、相手から受信した音声パケット信号の最後
のパケットを受信した時間を計測し、その受信した時間
からの経過時間T4を計測する。『状態4』で、予め設
定された時間d以内(T4<d)に、相手からの音声パ
ケット信号を引き続き受信した(相手からの発話あり
(9) )場合、または、新たに入力された音声信号が有音
と判定されて相手に音声パケット信号を送信した(自分
からの発話あり(8) )場合には、『状態2』に戻り、引
続き“双方向動画像通信状態”のままとなる。また、予
め、設定された時間d以内(T4<d)に、相手からの
音声パケット信号を受信しなくなった(相手からの発話
なし(12))場合、会話が中断したと判断し、『状態4』
の“静止画像通信状態”に遷移する。
【0060】上述したように、自分の側での発話状態
(送信音声)、相手の発話状態(受信音声)に応じて静
止画像通信モードと動画像通信モードを切り替える。こ
の方法は、相手の側も同じ状態遷移を実行する。このよ
うにして、通常は静止画像通信であるが、コネクション
レスの音声通信が開始された場合には、双方向の動画像
通信が開始され、相手の顔を見ながら会話することがで
きる。また、お互いの発話が注視された場合には、自動
的に双方向動画像通信が双方向静止画像通信に切り替わ
る。
【0061】また、本発明は、映像・音声通信制御装置
3の映像入出力処理部11、映像符号化・復号化処理部
12、音声入出力処理部13、及び音声符号化・復号化
処理部14をプログラム(ソフトウェア)で構築し、フ
ロッピーディスクやCD−ROM等の可搬記憶媒体に格
納し、必要とする装置(コンピュータ)にインストール
することにより汎用的に利用することが可能となる。ま
た、コンピュータのディスク装置に格納して、上記のよ
うなシステムを適用可能なコンピュータにおいて使用す
ることも可能である。
【0062】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0063】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、画像を
定期的に伝送するための画像入出力装置と、音声を伝送
する音声入出力装置と、音声の有音/無音を認識する手
段と、ディジタル化された音声、映像パケットデータを
TCP/IPネットワークを介してコネクションレス通
信にて送受信するための制御装置で構成される。この装
置は、汎用の映像、音声などの入出力機能を具備した、
いわゆるマルチメディア対応のパーソナルコンピュータ
(PC)とTCP/IPネットワークにより実現でき
る。このような構成であるため、当該PCに接続された
カメラから、自分の画像を静止画で定期的に特定の相手
に送出し、自分の状態を知らせることができる。
【0064】また、相手の画像も静止画像で定期的に送
出されてくるため、相手が今、そこの場所にいるのかい
ないのかが確認できる。そのような状態で、その相手と
話たいときには、声を出して相手に呼びかけるだけで通
信が可能となる。いわゆる従来の電話における発呼動作
が不要になる。これは、コネクションレス通信の特徴で
ある。
【0065】また、音声通信が開始された場合、今ま
で、定期的に更新される静止画像による通信が行われた
状態が、音声通信の開始を契機として、双方向の動画像
通信に切り替わり、相手の顔を見ながら会話を行うこと
ができる。さらに、従来の電話では、会話を終わろうと
するときには、受話器を下ろす操作が必要になるが、本
発明では、お互いが会話を中断すると、自動的に話が終
了したとして、動画像通信から通常の定期的に更新され
る静止画像通信に切り替わる。
【0066】このようにして、コネクションレス通信に
より、従来の電話によるコミュニケーションを越えたコ
ミュニケーションが可能となる。例えば、子供が病院に
入院しており、その母親は、毎日でも会いに行き、話を
したいにもかかわらず、それが困難な場合や、子供が、
自宅の様子を知りたがっている場合等に適用すると、そ
の効果は明快である。母親は、子供の毎日のベッド上で
の生活を確認でき、必要に応じてその子供に呼びかける
ことにより簡単に会話を開始することができる。その会
話も、双方向の動画像通信により実施されるため、電話
によるコミュニケーションよりも子供の状態をより正確
に把握できる効果がある。また、子供にとっても、いつ
でも母親に接することができ、かつ、自分の自宅の様子
も観察することができるため、病院での孤独感を和らげ
る効果がある。
【0067】また、従来の電話では、家に電話をかけて
も母親が留守の場合もあり、そのようなときには、子供
にとって疎外感を与えてしまうこともあり得るが、本発
明では、予め自宅の様子がわかっているため、母親が留
守かどうかも事前に把握でき、母親が家にいるときに話
しかけることができる。さらに、自分の自宅の様子を把
握でき、母親とすぐにでも話ができる環境を持っている
だけでも、子供にとっての安心感を与えることができ、
精神的に充実させる効果がある。最終的には、子供と母
親のコミュニケーションがスムーズになり、子供が精神
的に充実することにより治療効果が高まるという、入院
により病気を直す目的に対する最大の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の映像・音声通信システムの構成例であ
る。
【図4】本発明の映像・音声制御装置の構成例である。
【図5】本発明の一実施例の音声入出力処理部における
入力音声の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例の音声データのフォーマット
の例である。
【図7】本発明の一実施例の静止画像通信と動画像通信
との状態遷移を説明するための図である。
【図8】従来の電話、テレビ電話を用いた通信システム
の構成図である。
【符号の説明】
1 LAN 2 インターネット 3 映像・音声通信制御装置 4 モニタ 5 カメラ 6 マイク 7 スピーカ 8 自宅 9 病院 11 映像入出力処理部 12 映像符号化・復号化処理部 13 音声入出力処理部 14 音声符号化・復号化処理部 15 PAD部 16 LANインタフェース部 17 内部バス 18 CPU 19 メモリ 21 制御データ 22 シーケンス番号 23 音声データサイズ 24 音声データ 100 画像符号化・復号化手段 110 静止画像符号化手段 120 動画像符号化手段 130 静止画像復号/再生手段 140 動画復号/再生手段 200 インターネットインタフェース手段 210 静止画像送出手段 220 動画像送出手段 230 画像送出切替手段 240 音声送出手段 300 音声符号化・復号化手段 310 有音/無音判定手段 320 音声復号/出力手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像・音声を入出力可能な装置を用い
    て、インターネット上での映像・音声の通信を行うため
    の映像・音声通信方法において、 常に相手の状態を知るために定期的に画像の更新を行い
    ながら、静止画像を送受信し、 コネクションレス通信を使用して音声を送受信し、 前記コネクションレス通信の開始を契機として、静止画
    像通信から動画像通信に切り替え、 前記音声が中断した時点で、前記動画像通信を終了し、
    前記静止画像通信に切り替えることを特徴とする映像・
    音声通信方法。
  2. 【請求項2】 入力された音声信号の有音・無音の判定
    において、有音を判定された場合に、前記静止画像通信
    から前記動画像通信に切り替える請求項1記載の映像・
    音声通信方法。
  3. 【請求項3】 前記静止画像通信を行っている状態にお
    いて、 送出した音声信号を送出した時間T1を計測し、 前記時間T1が所定の判定時間aとの間で、T1<aで
    あるとき、送信先から音声信号を受信した場合に、前記
    静止画像通信から前記動画像通信に切り替える請求項1
    及び2記載の映像・音声通信方法。
  4. 【請求項4】 前記静止画像通信を行っている状態にお
    いて、 受信した音声信号の到着時間を計測し、 前記到着時間からの経過時間T2を計測し、 前記経過時間T2が所定の判定時間bとの間で、T2<
    bであるとき、入力された音声信号が有音と判定され、
    送信先に音声信号を送出した場合には、前記静止画像通
    信から前記動画像通信に切り替える請求項1及び2記載
    の映像・音声通信方法。
  5. 【請求項5】 前記動画像通信を行っている状態におい
    て、 送出した音声信号の最後の送出時間を計測し、 前記送出時間からの経過時間T3を計測し、 前記経過時間T3と所定の判定時間cとの間で、T3<
    cであるとき、入力された音声信号が有音と判定され、
    送信先に音声信号を送出した場合、または、引続き特定
    のアドレス先から音声信号を受信した場合には、前記動
    画像通信を継続し、 前記経過時間T3と所定の判定時間cとの間で、T3>
    cであるとき、新たな音声信号が入力されず、無音状態
    が継続した場合、または、送信先からの新たな音声信号
    を受信しない場合には、前記動画像通信から前記静止画
    像通信に切り替える請求項1及び2記載の映像・音声通
    信方法。
  6. 【請求項6】 前記動画像通信を行っている状態におい
    て、 受信した音声信号の最後の信号の受信時間を計測し、 前記受信時間からの経過時間T4を計測し、 前記経過時間T4と、所定の判定時間dとの間で、T4
    <dであるとき、新たな音声信号を受信できない、また
    は、新たな音声信号が入力されず、無音状態が継続した
    場合には、前記動画像通信から前記静止画像通信に切り
    替える請求項1及び2記載の映像・音声通信方法。
  7. 【請求項7】 前記静止画像を送受信する際に、所定の
    周期で静止画像を送信する請求項1記載の映像・音声通
    信方法。
  8. 【請求項8】 前記コネクションレス通信において、イ
    ンターネットプロトコルを用いる請求項1記載の映像・
    音声通信方法。
  9. 【請求項9】 音声入出力手段、画像入出力手段、音声
    符号化・復号化手段、画像符号化・復号化手段及びイン
    ターネットインターフェース手段とを有する映像・音声
    通信システムであって、 前記画像符号化・復号化手段は、 前記画像入出力手段から入力された画像信号を、定期的
    に静止画像としてキャプチャし、符号化する静止画像符
    号化手段と、 所定の契機で動画像を符号化する動画像符号化手段とを
    含み、 前記インターネットインタフェース手段は、 前記静止画像符号化手段においてキャプチャされた前記
    静止画像の信号をパケット化して特定のアドレス先に静
    止画像パケット信号を送出する静止画像送出手段と、 前記動画像符号化手段において符号化された前記動画像
    の信号をパケット化して特定のアドレス先に動画像パケ
    ット信号を送出する動画像送出手段とを含み、 前記音声符号化・復号化手段は、 前記音声入出力手段により入力された音声信号の有音/
    無音を判定する有音/無音判定手段を含み、 前記インターネットインタフェース手段は、 前記有音/無音判定手段において、有音と判定された場
    合には、前記音声信号を符号化、パケット化して特定の
    アドレス先に音声パケット信号を送出する音声送出手段
    と、 前記有音/無音判定手段において、有音と判定された場
    合には、前記静止画像の送出を停止し、前記動画像符号
    化手段により符号化された動画像パケット信号を送出
    し、無音と判定された場合には、前記動画像の送出を停
    止し、前記静止画像符号化手段により符号化された静止
    画像パケット信号を定期的に送出する画像送出切替手段
    を含み、 前記画像符号化・復号化手段は、 受信した前記静止画像パケット信号を復号し、定期的に
    更新しながら表示する静止画像復号/再生手段と、 受信した前記動画像パケット信号を復号し、表示する動
    画像復号/再生手段を含み、 前記音声符号化・復号化手段は、 受信した前記音声パケットを復号し、出力する音声復号
    /出力手段を含むことを特徴とする映像・音声通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記インターネットインタフェース手
    段は、 静止画像パケット信号を送受信している状態で、入力さ
    れた音声信号が前記有音/無音判定手段において有音と
    判定され、前記音声符号化・復号化手段で該音声信号が
    符号化され、前記音声送出手段によりパケット化して、
    前記特定のアドレス先に音声パケット信号を送出した場
    合に、送出した該音声パケット信号を送出した時間を計
    測し、該送出した時間からの経過時間T1を計測する経
    過時間T1計測手段と、 前記経過時間T1計測手段で計測された経過時間T1
    と、予め設定された判定時間aとの間で、T1<aなる
    関係がある間に、前記特定のアドレス先から音声パケッ
    ト信号を受信した場合には、定期的にキャプチャして送
    出していた静止画像送信を停止し、連続的な動画像を符
    号化し、パケット化して、前記特定のアドレス先に該動
    画像パケット信号を送出する第1の静止画/動画切替手
    段と、 前記経過時間T1計測手段で計測された経過時間T1
    と、予め設定された判定時間aとの間で、T1<aなる
    関係がある間に、前記特定のアドレス先から音声パケッ
    ト信号を受信しなかった場合には、引き続き、定期的に
    キャプチャして前記静止画像送信を継続する第1の静止
    画像送出手段を含み、 前記画像符号化・復号化手段は、 受信した前記動画像パケット信号を復号し、動画像とし
    て表示する動画再生手段を含む請求項9記載の映像・音
    声通信システム。
  11. 【請求項11】 前記インターネットインタフェース手
    段は、 静止画像パケット信号を送受信している状態で、受信し
    た前記音声パケット信号の到着時間を計測し、該到着時
    間からの経過時間T2を計測する経過時間T2計測手段
    と、 前記経過時間T2計測手段で計測された経過時間T2と
    予め設定された判定時間bとの間で、T2<bなる関係
    がある間に、入力された音声信号が前記有音/無音判定
    手段において有音と判定され、前記音声送出手段で、前
    記特定のアドレス先に音声パケット信号を送出した場合
    には、定期的にキャプチャして送出していた静止画像送
    信を停止し、連続的な動画像を符号化し、パケット化し
    て、前記特定のアドレス先に該動画像パケット信号を送
    出する第2の静止画/動画切替手段と、 前記計測された前記経過時間T2と、予め設定された判
    定時間bとの間でT2<bなる関係がある間に、新たな
    音声信号が入力されず、無音状態が続いた場合には、引
    き続き、定期的にキャプチャして静止画像送信を継続す
    る第2の静止画像送出手段を含請求項9記載の映像・音
    声通信システム。
  12. 【請求項12】 前記インターネットインタフェース手
    段は、 動画像パケット信号を送受信している状態で、入力され
    た音声信号が前記有音/無音判定手段において有音と判
    定され、前記音声符号化・復号化手段で該音声信号が符
    号化され、前記音声送出手段によりパケット化して、前
    記特定のアドレス先に音声パケット信号を送出した場合
    に、送出した該音声パケット信号の最後のパケットを送
    出した時間を計測し、該送出した時間からの経過時間T
    3を計測する経過時間T3計測手段と、 前記経過時間T3計測手段で計測された経過時間T3
    と、予め設定された判定時間cとの間で、T3<cなる
    関係がある間に、新たに入力された音声信号が前記有音
    /無音判定手段において有音と判定され、前記音声送出
    手段で、前記特定のアドレス先に音声パケット信号を送
    出した場合、または、引き続き前記特定のアドレス先か
    ら音声パケット信号を受信した場合には、引き続き動画
    像送信を継続する第1の動画像送信継続手段と、 前記計測された前記経過時間T3と、予め設定された判
    定時間cとの間でT3<cなる関係がある間に、新たな
    音声信号が入力されず、無音状態が続いた場合または、
    前記特定のアドレス先から新たな音声パケット信号を受
    信しない場合には、連続的な動画像を符号化し、パケッ
    ト化して送出していた動画像通信を停止し、定期的に静
    止画像をキャプチャし、符号化し、パケット化して、前
    記特定のアドレス先に静止画像パケット信号を送出する
    第1の動画像/静止画像切替手段とを有する請求項10
    及び11記載の映像・音声通信システム。
  13. 【請求項13】 前記インターネットインタフェース手
    段は、 1動画像パケット信号を送受信している状態で、相手か
    ら受信した音声パケット信号の最後のパケットの受信し
    た時間を計測し、該受信した時間からの経過時間T4を
    計測する経過時間T4計測手段と、 前記経過時間T4計測手段で計測された経過時間T4
    と、予め設定された判定時間dとの間で、T4<dなる
    関係がある間に、引き続き前記特定のアドレス先から音
    声パケット信号を受信した場合、または、新たに入力さ
    れた音声信号が前記有音/無音判定手段において有音と
    判定され、前記音声送出手段で、前記特定のアドレス先
    に音声パケット信号を送出した場合には、引き続き動画
    像送信を継続する第2の動画像送信継続手段と、 前記計測された前記経過時間T4と、予め設定された判
    定時間dとの間でT4<dなる関係がある間に、前記特
    定のアドレス先から新たな音声パケット信号を受信しな
    い場合、または、新たな音声信号が入力されず、無音状
    態が続いた場合には、連続的な動画像を符号化し、パケ
    ット化して送出していた動画像通信を停止し、定期的に
    静止画像をキャプチャし、符号化し、パケット化して、
    前記特定のアドレス先に静止画像パケット信号を送出す
    る第2の動画像/静止画像切替手段とを有する請求項1
    0及び11記載の映像・音声通信システム。
  14. 【請求項14】 音声入出力制御プロセス、画像入出力
    制御プロセス、音声符号化・復号化プロセス、画像符号
    化・復号化プロセス及びインターネットインターフェー
    スプロセスとを有する映像・音声通信プログラムを格納
    した記憶媒体であって、 前記画像符号化・復号化プロセスは、 前記画像入出力制御プロセスの制御により入力された画
    像信号を、定期的に静止画像としてキャプチャし、符号
    化する静止画像生成プロセスを含み、 前記インターネットインタフェースプロセスは、 前記静止画像生成プロセスにおいてキャプチャされた前
    記静止画像の信号をパケット化して特定のアドレス先に
    静止画像パケット信号を送出する静止画像送出プロセス
    を含み、 前記音声符号化・復号化プロセスは、 前記音声入出力制御プロセスの制御により入力された音
    声信号の有音/無音を判定する有音/無音判定プロセス
    を含み、 前記インターネットインタフェースプロセスは、 前記有音/無音判定プロセスにおいて、有音と判定され
    た場合には、前記音声信号を符号化、パケット化して特
    定のアドレス先に音声パケット信号を送出する音声送出
    プロセスと、 前記画像符号化・復号化プロセスは、 受信した前記静止画像パケット信号を復号し、定期的に
    更新しながら表示させる静止画像再生プロセスを含み、 前記音声符号化・復号化プロセスは、 受信した前記音声パケットを復号し、出力を制御する音
    声出力制御プロセスを含むことを特徴とする映像・音声
    通信プログラムを格納した記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記インターネットインタフェースプ
    ロセスは、 静止画像パケット信号を送受信している状態で、入力さ
    れた音声信号が前記有音/無音判定プロセスにおいて有
    音と判定され、前記音声符号化・復号化プロセスで該音
    声信号が符号化され、前記音声送出プロセスによりパケ
    ット化して、前記特定のアドレス先に音声パケット信号
    を送出した場合に、送出した該音声パケット信号を送出
    した時間を計測し、該送出した時間からの経過時間T1
    を計測する経過時間T1計測プロセスと、 前記経過時間T1計測プロセスで計測された経過時間T
    1と、予め設定された判定時間aとの間で、T1<aな
    る関係がある間に、前記特定のアドレス先から音声パケ
    ット信号を受信した場合には、定期的にキャプチャして
    送出していた静止画像送信を停止し、連続的な動画像を
    符号化し、パケット化して、前記特定のアドレス先に該
    動画像パケット信号を送出する第1の静止画/動画切替
    プロセスと、 前記経過時間T1計測プロセスで計測された経過時間T
    1と、予め設定された判定時間aとの間で、T1<aな
    る関係がある間に、前記特定のアドレス先から音声パケ
    ット信号を受信しなかった場合には、引き続き、定期的
    にキャプチャして前記静止画像送信を継続する第1の静
    止画像継続プロセスを含み、 前記画像符号化・復号化プロセスは、 受信した前記動画像パケット信号を復号し、動画像とし
    て表示する動画再生プロセスを含む請求項14記載の映
    像・音声通信プログラムを格納した記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記インターネットインタフェースプ
    ロセスは、 静止画像パケット信号を送受信している状態で、受信し
    た前記音声パケット信号の到着時間を計測し、該到着時
    間からの経過時間T2を計測する経過時間T2計測プロ
    セスと、 前記経過時間T2計測プロセスで計測された経過時間T
    2と、予め設定された判定時間bとの間で、T2<bな
    る関係がある間に、入力された音声信号が有音/無音判
    定プロセスにおいて有音と判定され、前記音声送出プロ
    セスで、前記特定のアドレス先に音声パケット信号を送
    出した場合には、定期的にキャプチャして送出していた
    静止画像送信を停止し、連続的な動画像を符号化し、パ
    ケット化して、前記特定のアドレス先に該動画像パケッ
    ト信号を送出する第2の静止画/動画切替プロセスと、 前記計測された前記経過時間T2と、予め設定された判
    定時間bとの間でT2<bなる関係がある間に、新たな
    音声信号が入力されず、無音状態が続いた場合には、引
    き続き、定期的にキャプチャして静止画像送信を継続す
    る第2の静止画像継続プロセスを含む請求項14記載の
    映像・音声通信プログラムを格納した記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記インターネットインタフェースプ
    ロセスは、 動画像パケット信号を送受信している状態で、入力され
    た音声信号が前記有音/無音判定プロセスにおいて有音
    と判定され、前記音声符号化・復号化プロセスで該音声
    信号が符号化され、前記音声送出プロセスによりパケッ
    ト化して、前記特定のアドレス先に音声パケット信号を
    送出した場合に、送出した該音声パケット信号の最後の
    パケットを送出した時間を計測し、該送出した時間から
    の経過時間T3を計測する経過時間T3計測プロセス
    と、 前記経過時間T3計測プロセスで計測された経過時間T
    3と、予め設定された判定時間cとの間で、T3<cな
    る関係がある間に、新たに入力された音声信号が前記有
    音/無音判定プロセスにおいて有音と判定され、前記音
    声送出プロセスで、前記特定のアドレス先に音声パケッ
    ト信号を送出した場合、または、引き続き前記特定のア
    ドレス先から音声パケット信号を受信した場合には、引
    き続き動画像送信を継続する第1の動画像送信継続プロ
    セスと、 前記計測された前記経過時間T3と、予め設定された判
    定時間cとの間でT3<cなる関係がある間に、新たな
    音声信号が入力されず、無音状態が続いた場合、また
    は、前記特定アドレス先からの新たな音声パケット信号
    を受信しない場合には、連続的な動画像を符号化し、パ
    ケット化して送出していた動画像通信を停止し、定期的
    に静止画像をキャプチャし、符号化し、パケット化し
    て、前記特定のアドレス先に静止画像パケット信号を送
    出する第1の動画像/静止画像切替プロセスとを有する
    請求項15及び16記載の映像・音声通信プログラムを
    格納した記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記インターネットインタフェースプ
    ロセスは、 動画像パケット信号を送受信している状態で、相手から
    受信した音声パケット信号の最後のパケットの受信した
    時間を計測し、該受信した時間からの経過時間T4を計
    測する経過時間T4計測プロセスと、 前記経過時間T4計測プロセスで計測された経過時間T
    4と、予め設定された判定時間dとの間で、T4<dな
    る関係がある間に、引き続き前記特定のアドレス先から
    音声パケット信号を受信した場合、または、新たに入力
    された音声信号が前記有音/無音判定プロセスにおいて
    有音と判定され、前記音声送出プロセスで、前記特定の
    アドレス先に音声パケット信号を送出した場合には、引
    き続き動画像送信を継続する第2の動画像送信継続プロ
    セスと、 前記計測された前記経過時間T4と、予め設定された判
    定時間dとの間でT4<dなる関係がある間に、前記特
    定のアドレス先から新たな音声パケット信号を受信しな
    い場合、または、新たな音声信号が入力されず、無音状
    態が続いた場合には、連続的な動画像を符号化し、パケ
    ット化して送出していた動画像通信を停止し、定期的に
    静止画像をキャプチャし、符号化し、パケット化して、
    前記特定のアドレス先に静止画像パケット信号を送出す
    る第2の動画像/静止画像切替プロセスとを有する請求
    項15及び16記載の映像・音声通信プログラムを格納
    した記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007013302A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Konica Minolta Holdings Inc 双方向通信システム
JP2007096470A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Nec Corp 監視機能付き移動携帯端末およびその制御方法
JP2010124425A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Sony Corp 情報処理装置、データ転送方法および通信システム

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