JP2000224312A - 音声会話通信システムにおける話者表示方法,音声通信会話システム,およびその話者表示の実現プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

音声会話通信システムにおける話者表示方法,音声通信会話システム,およびその話者表示の実現プログラムを格納した記憶媒体

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JP2000224312A
JP2000224312A JP11023655A JP2365599A JP2000224312A JP 2000224312 A JP2000224312 A JP 2000224312A JP 11023655 A JP11023655 A JP 11023655A JP 2365599 A JP2365599 A JP 2365599A JP 2000224312 A JP2000224312 A JP 2000224312A
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JP
Japan
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terminal
utterance
voice
receiving
communication system
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JP11023655A
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English (en)
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Takashi Kono
隆志 河野
Shigeki Masaki
茂樹 正木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側のユーザが,従来手法よりも早く発信
側の発話開始を知ることができ,いつ会話を始めてよい
かのタイミングがつかみやすくする。 【解決手段】 発信側の端末1で発話の開始を検知し,
その情報をすべての受信側の端末2,3に送る。受信側
の端末2,3では,発信側の端末1から発話の開始を示
す情報を受信すると,発信側の端末1を特定する表示を
行う。受信側の端末2,3で発信側の端末1を特定する
表示を終了する場合,発信側の端末1で発話の終了を検
知し,その情報を受信側の端末2,3に送るか,または
受信側の端末2,3で音声データの終了から発話の終了
を検知し,それを契機に発信側の端末1を特定する表示
を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複数のユーザ端末
がネットワークを介して音声会話を行う音声会話通信シ
ステムに係り,特に適切なタイミングで発話者を表示す
ることができるようにした音声会話通信システムにおけ
る話者表示方法,音声通信会話システム,およびその話
者表示の実現プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,複数の端末がネットワークを介し
てつながっており,発信側の端末で音声をエンコーディ
ングし,ネットワークを通してその音声データを送り,
受信側の端末でデコードし,音声を再生する音声会話通
信システムにおいて,誰がいつ発話しているのかを示す
話者の表示方法としては,受信側の端末で受信側の音声
再生の開始,終了に合わせて表示する方法がとられてい
た。
【0003】図11に,発信側を端末1,受信側を端末
2とした従来手法における処理の時間的流れの例を示
す。図11に示すように,端末1では,発話が開始する
とその音声をエンコードし,受信側の端末2へ送る。受
信側の端末2では,受信した音声データをデコードし,
音声を再生する。その音声の再生に合わせて発話の表示
を行う。音声データのデコーディングが終了し,音声の
再生を終了するとき,それに合わせて発話の表示を終了
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の音声会話通信で
は,音声のエンコーディングやデコーディングの時間,
また回線速度により,受信側の端末の音声再生に遅延が
起こるとともに,その発話者を示す表示も遅延するた
め,受信側の端末のユーザにとっては,いつ会話を始め
てよいのかタイミングがつかみにくく,会話が重なって
しまうなどの問題点があった。
【0005】本発明は上記問題点の解決を図り,発話者
を示す表示の遅延をできるだけなくし,受信側のユーザ
が適切なタイミングで会話を始めることができるように
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため,複数のユーザ端末がネットワークを介してつ
ながっており,発信側の端末で音声をエンコーディング
し,ネットワークを通してそのデータを送り,発信側の
端末でデコードし,音声を再生する音声会話通信システ
ムにおいて,以下のようにする。
【0007】発信側の端末で発話の開始を検知し,その
情報をすべての受信側の端末に送る。端末間で行われる
通信はサーバを介して送っても,放送で送っても,1端
末ずつ送ってもかまわない。受信側の端末では,発信側
の端末から発話の開始を示す情報を受信すると,発信側
の端末を特定する表示を行う。
【0008】受信側の端末で発信側の端末を特定する表
示を終了する場合,発信側の端末で発話の終了を検知
し,その情報を受信側の端末に送るか,または受信側の
端末で音声データの終了から発話の終了を検知し,それ
を契機に発信側の端末を特定する表示を終了する。
【0009】図1は,本発明の原理を説明する図であ
る。端末1を発信側の端末,端末2,端末3を受信側の
端末とする。
【0010】図1(A)に示すように,発信側の端末1
で発話の開始を検知したならば,その端末を識別する端
末識別子(端末ID)と発話の開始を知らせる識別子
を,受信側の端末2,端末3へ送る。端末2,端末3で
は,該当する端末を表す表示を変化させ,端末1が話中
であることを示す。
【0011】発話終了の場合,図1(B)に示す方法で
は,発信側の端末1に発話の終了を検知する手段を設
け,発話の終了を検知したならば,その端末を識別する
端末識別子と発話の終了を知らせる識別子を,受信側の
端末2,端末3へ送る。端末2,端末3では,該当する
端末を表す表示を変化させ,端末1の発話が終了したこ
とを示す。
【0012】または,図1(C)に示すように,受信側
の端末2,端末3に,それぞれ端末1の発話の終了を検
知する手段を設け,発話の終了を検知したならば,端末
2,端末3では,該当する端末を表す表示を変化させ,
端末1の発話が終了したことを示す。
【0013】このプロセスを音声のエンコーディングや
デコーディングの開始,終了と並行して行う。このこと
により,音声のエンコーディングやデコーディングの時
間,および音声データの転送時間に左右されずに,発話
状態を表示することができる。したがって,受信側のユ
ーザは,従来手法よりも早く発信側の発話開始を知るこ
とができ,いつ会話を始めてよいかのタイミングがつか
みやすくなる。
【0014】以上の処理手段は,例えば端末の計算機が
実行するプログラムによって実現することができ,その
プログラムは,計算機が読み取り可能な可搬媒体メモ
リ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記憶媒
体に格納することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕図2に第1
の実施の形態における処理の時間的流れを示す。図3に
各端末における話者の表示例を示す。
【0016】複数の端末1,2,3,…をネットワーク
でつないで音声会議を行うような音声会話通信システム
において,各端末では,音声レベルがaデシベル以上の
音がb秒以上継続したことを検知したなら,発話の開始
とする。例えば図2に示すように,端末1が発話を検知
すると,その端末を識別する端末ID(=1)と発話の
開始を知らせる識別子を,受信側の端末2,端末3,…
へ送る。
【0017】端末2,端末3,…では,図3(A)に示
すように該当する端末1を表す話者表示ランプ5を点滅
させ,端末1が話中であることを示す。この話者の表示
は,例えば複数の端末の各ユーザを3次元仮想空間上で
分身として表示するようなシステムの場合には,図3
(B)に示すように,該当する端末1を表す分身6−1
の口を動かし,話者を示す口の動き7から,端末1が話
中であることを示すようにしてもよい。なお,ここでは
分身6−2は端末2のユーザ,分身6−3は端末3のユ
ーザを表している。
【0018】発信側の端末1で,音声のレベルがaデシ
ベルより小さいかb秒より短い時間しか継続しない場
合,発話の終了とし,その端末を識別する端末ID(=
1)と発話の終了を知らせる識別子を,受信側の端末
2,端末3,…へ送る。端末2,端末3,…では,該当
する端末1を表す話者表示ランプ5を消し,発話が終了
したことを示す。
【0019】図4は,以上の話者表示を実現するための
端末の構成例を示す。端末10−1には,音声を入力す
るためのマイク11,音声を出力するためのスピーカ1
2,話者を表示するためのモニター13等が接続され
る。
【0020】装置制御部20は,装置全体の制御を行う
部分であり,オペレーティング・システム等によって実
現される。音声会話通信システム機能部30は,音声会
話通信システム機能・制御部30,音声入力部32,A
/D変換部33,音声符号化部34,音声復号化部3
5,D/A変換部36,音声出力部37等の音声会話通
信のためのハードウェアおよびアプリケーションソフト
ウェアによって構成される。通信制御部40は,通信の
ためのモジュールであり,ネットワークインタフェース
部50は,ネットワークを介して他の端末と通信を行う
ためのインタフェース装置である。
【0021】音声会話通信話者表示手段60は,本発明
の第1の実施の形態を実現する話者表示のための手段で
あり,メインの制御手段61,発話開始・発話終了検知
手段62,発話開始終了情報送出手段63,発話開始・
発話終了情報受信手段64,発信端末特定表示実行・終
了手段65からなる。
【0022】端末10−1のユーザが発話すると,マイ
ク11によってその音声が電気信号に変換され,音声入
力部32に入力される。音声入力部32に入力された音
声は,A/D変換部33によってアナログ信号からディ
ジタル信号に変換され,音声符号化部34によって符号
化(エンコード)される。その音声符号化情報は,通信
制御部40へ送られ,適当な通信プロトコルに基づき,
ネットワークインタフェース部50を介して音声会話通
信に参加している他の端末に送出される。
【0023】この音声符号化部34による音声のエンコ
ーディングのプロセスに並行して,発話開始・発話終了
検知手段62は,A/D変換部33の出力から発話の開
始を検知し,発話開始終了情報送出手段63により,こ
の装置の端末IDと発話開始識別子を含むメッセージを
生成して,通信制御部40およびネットワークインタフ
ェース部50を介して,他の端末へ送出する。また,発
話開始・発話終了検知手段62がA/D変換部33の出
力から発話の終了を検知すると,発話開始終了情報送出
手段63は,この装置の端末IDと発話終了識別子のメ
ッセージを生成し,通信制御部40およびネットワーク
インタフェース部50を介して,他の端末へ送出する。
【0024】端末10−1が受信側である場合,他の端
末から端末IDと発話開始識別子のメッセージが送られ
てくると,発話開始・発話終了情報受信手段64は,通
信制御部40からそのメッセージを受け取る。そのメッ
セージに含まれる端末IDと発話開始識別子とから,発
信端末特定表示実行・終了手段65は,モニター13に
その端末が話中であることを表示する。一方,これとは
別に他の端末から送られてきた音声符号化情報は,通信
制御部40から音声復号化部35に入力され,ここで復
号(デコード)され,復号された音声ディジタル信号
は,D/A変換部36によりアナログ信号に変換され
て,音声出力部37を通してスピーカ12に出力され
る。
【0025】他の端末から端末IDと発話終了識別子の
メッセージが送られてくると,発話開始・発話終了情報
受信手段64は,通信制御部40からそのメッセージを
受け取り,そのメッセージに含まれる端末IDと発話終
了識別子をもとに,発信端末特定表示実行・終了手段6
5は,発話が終了した端末を認識し,モニター13にそ
の端末の発話が終了したことを表示する。
【0026】図5は,図4に示す端末の発話開始終了検
出処理のフローチャートである。まず,ステップS1で
は,状態を示す変数Hを0(話中でない)に初期化す
る。ステップS2では,音声会話通信システムの終了指
示があったかどうかを判断し,終了指示があったならば
全体の処理を終了する。
【0027】音声会話通信システムの処理を続行する場
合,ステップS3では,A/D変換部33の出力である
サンプリングごとの音声データを得る。この音声データ
の音声レベルがある閾値のaデシベル以上であるかどう
かをステップS4で判断し,aデシベル以上でなけれ
ば,ステップS5に進み,会話終了処理を実行する。そ
の後,ステップS2へ戻る。
【0028】音声レベルがaデシベル以上あれば,ステ
ップS6において状態変数Hが0かどうかを判断し,0
であれば,ステップS7において,aデシベル以上の音
声レベルが所定のb秒以上続くかどうかを判断するため
の時間の変数Kに現在の時間を代入し,ステップS8に
おいて状態変数Hを1(話中検出処理中)に設定する。
その後,ステップS9へ進む。
【0029】ステップS9では,現在の新しい時間値を
得て,現在の時間からKを引いたものがb秒以上である
かどうかを判断し,もしb秒以上でなければ,ステップ
S2へ戻る。
【0030】もしb秒以上,aデシベル以上の音声レベ
ルが続いていれば,ステップS10により状態変数Hが
1(話中検出処理中)であるかどうかを判定し,Hが1
でなければステップS3へ戻って同様に検出処理を続行
する。Hが1であれば,ステップS11へ進み,自端末
の端末IDと所定の発話開始識別子からなるメッセージ
を生成し,各受信側端末に送信する。その後,ステップ
S12で状態変数Hを2(話中)に更新し,ステップS
3へ戻る。
【0031】図6は,図4に示す端末の会話終了処理の
フローチャートであり,図5のステップS5で実行する
処理を示す。ステップS20により,現在の状態変数H
が2(話中)であるかどうかを判断し,2でなければ何
もしない。Hが2であれば,ステップS21へ進み,自
端末の端末IDと所定の発話終了識別子からなるメッセ
ージを生成し 各受信側端末に送信する。その後,ステ
ップS22で状態変数Hを0(話中でない)に変更す
る。
【0032】図7は,図4に示す端末の発信端末特定表
示処理のフローチャートであり,受信側端末が発信端末
を特定する表示を行うための処理を示す。ステップS3
0では,メッセージを受信したかどうかを判断し,受信
していなければステップS35へ進む。メッセージを受
信した場合,ステップS31で,メッセージ中に発話開
始識別子が含まれるかどうかを調べる。メッセージ中に
発話開始識別子が含まれる場合,そのメッセージ中の端
末IDをもとに,その端末が話中であることを示すラン
プ(例えば図2の話者表示ランプ5)を点滅させる。そ
の後,ステップS35へ進む。
【0033】ステップS33では,受信したメッセージ
中に発話終了識別子が含まれるかどうかを調べる。メッ
セージ中に発話終了識別子が含まれる場合,ステップS
34へ進み,その端末が話中であることを示すランプ
(例えば図2の話者表示ランプ5)を消灯し,ステップ
S35へ進む。ステップS35では,音声会話通信シス
テムの終了指示があったかどうかを判断し,終了指示が
あれば処理を終了し,終了指示がなければ,ステップS
30以下の処理を繰り返す。
【0034】〔第2の実施の形態〕図8に第2の実施の
形態における処理の時間的流れを示す。発信側端末1に
おける発話の検知と,受信側端末2,3,…における発
話開始の表示については,上述した第1の実施の形態と
同様の方法で行う。第2の実施の形態は,第1の実施の
形態と発話の表示の終了方法が異なる。
【0035】発話の開始については,端末1が会話の開
始を検知したなら,発話の開始として,端末1を識別す
る端末IDと発話の開始を知らせる発話開始識別子を,
受信側の端末2,3,…に送り,端末2,3,…では,
該当する端末1を表すランプを点滅させ,端末1が話中
であることを示す。
【0036】発話が終了した場合,端末1から発話終了
識別子を受信側端末2,3,…へ送るのではなく,端末
2,3,…のそれぞれにおいて,音声の再生が終了した
ことを検知し,それを契機として,端末1を表すランプ
を消し,発話が終了したことを示す。
【0037】図9は,第2の実施の形態を実現するため
の端末の構成例を示す。端末10−2において,図4と
同符号のものは,図4に示すものと同じ機能を持つ。
【0038】音声会話通信話者表示手段70は,本発明
の第2の実施の形態を実現する話者表示のための手段で
あり,メインの制御手段71,発話開始検知手段72,
発話開始情報送出手段73,発話開始情報受信手段7
4,発信端末特定表示実行・終了手段75,受信側発話
終了検知手段76からなる。
【0039】端末10−2のユーザが発話すると,マイ
ク11によってその音声が電気信号に変換され,音声入
力部32に入力される。音声入力部32に入力された音
声は,A/D変換部33によってアナログ信号からディ
ジタル信号に変換され,音声符号化部34によって符号
化(エンコード)される。その音声符号化情報は,通信
制御部40へ送られ,適当な通信プロトコルに基づき,
ネットワークインタフェース部50を介して音声会話通
信に参加している他の端末に送出される。
【0040】この音声符号化部34による音声のエンコ
ーディングのプロセスに並行して,発話開始検知手段7
2は,A/D変換部33の出力から発話の開始を検知
し,発話開始情報送出手段73により,この装置の端末
IDと発話開始識別子を含むメッセージを生成して,通
信制御部40およびネットワークインタフェース部50
を介して,他の端末へ送出する。
【0041】端末10−2が受信側である場合,他の端
末から端末IDと発話開始識別子のメッセージが送られ
てくると,発話開始情報受信手段74は,通信制御部4
0からそのメッセージを受け取る。そのメッセージに含
まれる端末IDと発話開始識別子とから,発信端末特定
表示実行・終了手段75は,モニター13にその端末が
話中であることを表示する。一方,これとは別に他の端
末から送られてきた音声符号化情報は,通信制御部40
から音声復号化部35に入力され,ここで復号(デコー
ド)され,復号された音声ディジタル信号は,D/A変
換部36によりアナログ信号に変換されて,音声出力部
37からスピーカ12に出力される。
【0042】受信側発話終了検知手段76は,音声復号
化部35の出力を監視し,発話再生の終了を検知した場
合に,その発話が終了したことを発信端末特定表示実行
・終了手段75に通知する。発信端末特定表示実行・終
了手段75は,その通知を受けて,発話が終了した端末
を認識し,モニター13にその端末の発話が終了したこ
とを表示する。
【0043】この第2の実施の形態における発話開始
(終了)検出処理は,図5のフローチャートと同様であ
るので,図示を省略する。ただし,第1の実施の形態で
は,図5に示すステップS5の会話終了処理において,
図6に示す処理を行なっていたが,第2の実施の形態で
は,状態変数Hの値が2(話中)である場合に,端末I
Dと発話終了識別子を受信側端末へ送らずに,単に状態
変数Hを0(話中でない)に更新するだけで会話終了処
理を終える。
【0044】図10は,図9に示す端末の発信端末特定
表示処理のフローチャートである。第2の実施の形態で
は,図10に示す処理によって,受信側端末が発信端末
を特定する表示を行う。ステップS40では,メッセー
ジを受信したかどうかを判断し,受信していなければス
テップS43へ進む。メッセージを受信した場合,ステ
ップS41で,メッセージ中に発話開始識別子が含まれ
るかどうかを調べる。メッセージ中に発話開始識別子が
含まれる場合,ステップS42でそのメッセージ中の端
末IDをもとに,その端末が話中であることを示すラン
プを点滅させる。その後,ステップS45へ進む。メッ
セージ中に発話開始識別子が含まれない場合には,直ち
にステップS45へ進む。
【0045】ステップS40の判定で,メッセージを受
信していないことがわかった場合には,ステップS43
で発話再生終了かどうかを監視し,もし発話再生終了で
あれば,ステップS44で話中であった端末IDを表す
ランプを消灯し,ステップS45へ進む。ステップS4
5では,音声会話通信システムの終了指示があったかど
うかを判断し,終了指示があれば処理を終了し,終了指
示がなければ,ステップS40以下の処理を繰り返す。
【0046】以上の実施の形態では,主に音声会議の場
合について説明したが,複数の端末がディスプレイに表
示される3次元仮想空間を共有し,各ユーザを3次元仮
想空間上で分身として表示するようなシステムにおいて
も,本発明を適用することにより,同様に発話の開始お
よび発話の終了の表示を,分身の口を動かすことなどに
よって適切なタイミングで表示することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
発信側の発話の開始を検知し,その情報をまず受け取り
側の端末に送り,受信側の端末ではそれを表示すること
により,音声のエンコーディングやデコーディングの時
間,音声データの転送時間に左右されずに発話状態を表
示することが可能になる。したがって,受信側のユーザ
は,従来手法よりも早く発信側の発話開始を知ることが
でき,いつ会話を始めてよいかのタイミングがつかみや
すくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】第1の実施の形態における処理の時間的流れを
示す図である。
【図3】話者の表示例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態における端末の構成例を示す
図である。
【図5】第1の実施の形態における端末の処理フローを
示す図である。
【図6】第1の実施の形態における端末の処理フローを
示す図である。
【図7】第1の実施の形態における端末の処理フローを
示す図である。
【図8】第2の実施の形態における処理の時間的流れを
示す図である。
【図9】第2の実施の形態における端末の構成例を示す
図である。
【図10】第2の実施の形態における端末の処理フロー
を示す図である。
【図11】従来手法の処理の時間的流れの例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,2,3,10−1,10−2 端末 5 話者表示ランプ 6−1,6−2,6−3 分身 7 話者を示す口の動き 11 マイク 12 スピーカ 13 モニター 20 装置制御部 30 音声会話通信システム機能部 31 音声会話通信システム機能・制御部 32 音声入力部 33 A/D変換部 34 音声符号化部 35 音声復号化部 36 D/A変換部 37 音声出力部 40 通信制御部 50 ネットワークインタフェース部 60 音声会話通信話者表示手段 61 制御手段 62 発話開始・発話終了検知手段 63 発話開始終了情報送出手段 64 発話開始・発話終了情報受信手段 65 発信端末特定表示実行・終了手段 70 音声会話通信話者表示手段 71 制御手段 72 発話開始検知手段 73 発話開始情報送出手段 74 発話開始情報受信手段 75 発信端末特定表示実行・終了手段 76 受信側発話終了検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AA02 AB01 JA00 JA10 5K030 GA18 HB01 HC02 HC13 JT01 LD08 5K034 AA17 CC05 DD02 EE12 HH01 HH02 9A001 HZ15 JJ12 JZ23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末がネットワークを介してつな
    がっており,発信側の端末で音声をエンコーディング
    し,ネットワークを通してそのデータを送り,受信側の
    端末でデコードし,音声を再生する音声会話通信システ
    ムにおける話者表示方法において,発信側の端末で発話
    の開始を検知し,その情報を受信側の端末に送り,受信
    側の端末では,前記発信側の端末から送られた発話開始
    情報を受信したときに,発信側の端末を特定する表示を
    行うことを特徴とする音声会話通信システムにおける話
    者表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音声会話通信システムに
    おける話者表示方法において,発信側の端末で発話の終
    了を検知し,その情報を受信側の端末に送り,受信側の
    端末では,前記発信側の端末から送られた発話終了情報
    を受信したときに,前記発信側の端末を特定する表示を
    終了することを特徴とする音声会話通信システムにおけ
    る話者表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の音声会話通信システムに
    おける話者表示方法において,受信側の端末で発信側の
    端末の発話の終了を検知し,受信側の端末が発信側の端
    末の発話の終了を検知したときに,前記発信側の端末を
    特定する表示を終了することを特徴とする音声会話通信
    システムにおける話者表示方法。
  4. 【請求項4】 複数の端末がネットワークを介してつな
    がっており,発信側の端末で音声をエンコーディング
    し,ネットワークを通してそのデータを送り,受信側の
    端末でデコードし,音声を再生する音声会話通信システ
    ムにおいて,発信側の端末で発話の開始を検知する手段
    と,発話の開始を検知したことを示す発話開始情報を,
    受信側の端末に送る手段と,発信側の端末から送られた
    発話開始情報を受信したときに,発信側の端末を特定す
    る表示を行う手段とを有することを特徴とする音声会話
    通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の音声会話通信システムに
    おいて,発信側の端末で発話の終了を検知する手段と,
    発話の終了を検知したことを示す発話終了情報を,受信
    側の端末に送る手段と,発信側の端末から送られた発話
    終了情報を受信したときに,前記発信側の端末を特定す
    る表示を終了する手段とを有することを特徴とする音声
    会話通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の音声会話通信システムに
    おいて,受信側の端末で発信側の端末の発話の終了を検
    知する手段と,受信側の端末が発信側の端末の発話の終
    了を検知したときに,前記発信側の端末を特定する表示
    を終了する手段とを有することを特徴とする音声会話通
    信システム。
  7. 【請求項7】 複数の端末がネットワークを介してつな
    がっており,発信側の端末で音声をエンコーディング
    し,ネットワークを通してそのデータを送り,受信側の
    端末でデコードし,音声を再生する音声会話通信システ
    ムにおける話者表示のためのプログラムを格納した記憶
    媒体であって,発信側の端末で発話の開始を検知する処
    理と,発話の開始を検知したことを示す発話開始情報
    を,受信側の端末に送る処理と,発信側の端末から送ら
    れた発話開始情報を受信したときに,発信側の端末を特
    定する表示を行う処理とを,端末の計算機に実行させる
    プログラムを格納したことを特徴とする音声会話通信シ
    ステムにおける話者表示の実現プログラムを格納した記
    憶媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の音声会話通信システムに
    おける話者表示の実現プログラムを格納した記憶媒体に
    おいて,前記プログラムは,発信側の端末で発話の終了
    を検知する処理と,発話の終了を検知したことを示す発
    話終了情報を,受信側の端末に送る処理と,発信側の端
    末から送られた発話終了情報を受信したときに,前記発
    信側の端末を特定する表示を終了する処理とを,端末の
    計算機に実行させるプログラムを含むことを特徴とする
    音声会話通信システムにおける話者表示の実現プログラ
    ムを格納した記憶媒体。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の音声会話通信システムに
    おける話者表示の実現プログラムを格納した記憶媒体に
    おいて,前記プログラムは,受信側の端末で発信側の端
    末の発話の終了を検知する処理と,受信側の端末が発信
    側の端末の発話の終了を検知したときに,前記発信側の
    端末を特定する表示を終了する処理とを,端末の計算機
    に実行させるプログラムを含むことを特徴とする音声会
    話通信システムにおける話者表示の実現プログラムを格
    納した記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016225869A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム
JP2018137614A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 沖電気工業株式会社 通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム

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