JP2010124425A - 情報処理装置、データ転送方法および通信システム - Google Patents

情報処理装置、データ転送方法および通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像共有時にデータ転送の時間を短縮し、かつ用途に応じて最適な画質を有する画像データを取得することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置100は、画像データを表示する表示部154と、リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置100から受信した第1の画像データを表示部154に順次表示させる表示制御部と、第1の画像データと同一の画像データから生成され、第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データの転送を要求する転送情報を相手側情報処理装置100へ送信する送信部130と、相手側情報処理装置100から受信した第2の画像データをバックグラウンドで画像記憶部に記憶する画像記録部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、データ転送方法および通信システムに関する。
テレビ電話やメッセンジャーソフトウェア等のようにリアルタイムで通話を行うための機能を備えるテレビ電話機やパーソナルコンピュータ等の情報処理装置が広く普及している。近年では、デジタルスチルカメラ等により撮影した写真画像を通話相手との間で送受信することにより、双方で同時に同一画像をディスプレイ上に表示させ、画像を共有しながら通話することも可能となっている。
従来における一般的な画像データの転送方法としては、撮影した状態の画像データ(元データ)をそのまま転送する方法や、画像データを画像データに変換しテレビ電話の動画映像として転送する方法などがある。また、撮影時の画像データを小さくリサイズした画像データを転送する方法、通信前あるいは通話中にネットワーク上のサーバに蓄積し、サーバ上の画像データを各端末へ転送する方法などがある。
特開2004−312130号公報
しかし、撮影した状態の画像データをそのまま転送する方法では、特に端末のハードウェアやネットワークの通信速度が十分でない場合にデータ転送に時間を要するという問題があった。また、画像データを画像データに変換しテレビ電話の動画映像として転送する方法では、テレビ電話の動画画像として転送するためデータ転送は行われず、画像共有時の待ち時間は問題とならない。しかし、デジタルスチルカメラによる撮影時の画像の画質とテレビ電話の動画の画質は一般に大きく相違し、前者の方がはるかに画質がよい。例えば画素数においても、現時点で数百万画素程度が主である写真画像に対して、動画はQVGA(Quarter Video Graphics Array)やVGA(Video Graphics Array)程度が一般的である。
さらに、撮影時の画像データを小さくリサイズした画像データを転送する方法では、データサイズを小さくすることで転送に要する時間を短縮できる。しかし、データサイズを小さくすると、ディスプレイに表示させる際には問題ないが、印刷した際には解像度が小さいため物足りない写真となってしまう。
そして、サーバ上の画像データを各端末へ転送する方法では、ユーザ同士の通信時以外でも画像データを参照したり、ネットワーク上の他のサービスにサーバ上の画像データを流用したりすることもでき、利便性を大きく向上させることができる。また、サーバは解像度の異なる複数の画像データを保持することができるので、ディスプレイに表示させる場合にはサイズの小さい画像データを取得し、印刷する場合にはサイズの大きい画像データを取得するようにすることができる。これにより、ユーザ同士の通信時に要する転送時間を短縮することもできる。しかし、かかるデータの転送方法を実現するためにはサーバを構築する必要があり、構築費用や運用費用などがかかる。また、通信前に画像データをサーバへアップロードする場合には、通信中に画像を通話相手に見せたいと思い立っても画像を共有することができず、通信中に画像データをサーバへアップする場合には、画像データの転送に時間を要するという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、画像共有時にデータ転送の時間を短縮し、かつ用途に応じて最適な画質を有する画像データを取得することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、データ転送方法および通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、画像データを表示する表示部と、リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置から受信した第1の画像データを表示部に順次表示させる表示制御部と、第1の画像データと同一の画像データから生成され、第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データの転送を要求する転送情報を相手側情報処理装置へ送信する送信部と、相手側情報処理装置から受信した第2の画像データをバックグラウンドで画像記憶部に記憶する画像記録部と、を備える、情報処理装置が提供される。
本発明によれば、電話やチャットなどのようにリアルタイムで通信を行っているときには、表示部に順次表示させることの可能な第1の画像データが送信される。一方、第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データは、リアルタイムで行われている処理のバックグラウンドで受信し、画像記憶部に記録される。このように、表示部に表示させる第1の画像データのデータサイズを小さくすることにより、第1の画像データの転送時間が短縮される。一方、第1の画像データよりも高解像度である第2の画像データは別途バックグラウンドにて転送されることにより、リアルタイム通信を妨げることなく、印刷等の処理にも十分に耐えうる画質を有する画像データを取得することができる。
ここで、画像記録部は、さらに、リアルタイム通信後においても第2の画像データを画像記録部に記録可能である。
また、第2の画像データの転送処理を操作する操作情報が入力される操作入力部と、操作情報に基づいて、第2の画像データの転送を要求する転送情報を生成する転送情報生成部と、をさらに備えることもできる。このとき、転送情報生成部は、操作情報に基づいて、表示部に現在表示されている第1の画像データに対応する第2の画像データの転送を要求する転送情報を生成するようにしてもよい。あるいは、転送情報生成部は、操作情報に基づいて、情報処理装置間の通信の接続後切断までの一通信期間において表示部に表示された第1の画像データに対応する第2の画像データの転送を要求する転送情報を生成するようにしてもよい。または、操作入力部は、転送が要求された第2の画像データを特定する特定情報を転送情報生成部へ送信し、転送情報生成部は、特定情報に基づいて、転送が要求された複数の第2の画像データの転送情報を一括して相手側情報処理装置へ送信するようにしてもよい。
さらに、表示部と対向する所定の領域を撮像可能な撮像部と、撮像された画像から所定の領域におけるユーザの存在を検出するユーザ検出部と、をさらに備えることもできる。このとき、送信部は、ユーザ検出部による検出結果を相手側情報処理装置へ送信する。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画像データを記憶する画像記憶部と、リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置に対して第1の画像データを送信する送信部と、相手側情報処理装置から画像データの転送を要求する転送情報を受信する受信部と、転送情報に基づいて、第1の画像データと同一のデータから第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データを生成する画像処理部と、を備える、情報処理装置が提供される。ここで、送信部は、画像処理部により生成された第2の画像データをバックグラウンドで送信する。
ここで、送信部は、さらに、リアルタイム通信後においても第2の画像データを相手側情報処理装置へ送信可能である。
画像処理部は、相手側情報処理装置の表示部の性能に応じて、元データから第1の画像データを生成するようにしてもよい。また、画像処理部は、元データのデータサイズ以下のデータサイズを有する第2の画像データを生成するようにしてもよい。
さらに、送信部は、相手側情報処理装置の間で送受信される情報に対して予め付与された送受信の優先順位に基づいて、相手側情報処理装置へ情報を送信することもできる。このとき、第1の画像データ、情報処理端末を使用するユーザの音声データおよびユーザの動画データは第2の画像データよりも送受信の優先順位を高くしてもよい。
また、相手側情報処理装置との通信に使用する帯域の使用状況を検出する帯域検出部と、帯域検出部により検出された帯域の使用状況に基づいて、第2の画像データの送信を制御する送信制御部と、をさらに備えることもできる。このとき、送信制御部は、帯域の使用状況に基づいて、相手側情報処理装置へ送信する第2の画像データのデータサイズを決定することができる。また、送信制御部は、帯域の使用状況に基づいて、第2の画像データの送信に使用する帯域幅を決定するようにしてもよい。あるいは、ネットワークのトラフィック状況を検出するトラフィック検出部と、トラフィック検出部により検出されたネットワークのトラフィック状況に基づいて、送信制御部により第2の画像データの送信速度を制御するようにしてもよい。
さらに、本発明にかかる情報処理装置は、第2の画像データの送信を制御する送信制御部を備えることもできる。ここで、受信部は、相手側情報処理装置の表示部と対向する所定の領域にユーザが存在するか否かを検出した検出結果を受信し、送信制御部は、検出結果から所定の領域にユーザが存在しないと判断した場合、第2の画像データを他の情報より優先して送信させる。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、画像データを表示する表示ステップと、リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置から受信した第1の画像データを順次表示させる表示制御ステップと、第1の画像データと同一の画像データから生成され、第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データの転送を要求する転送情報を相手側情報処理装置へ送信する送信ステップと、相手側情報処理装置から受信した第2の画像データをバックグラウンドで画像記憶部に記憶する画像記録ステップと、を含む、データ転送方法が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置に対して第1の画像データを送信する第1の送信ステップと、相手側情報処理装置から画像データの転送を要求する転送情報を受信する受信ステップと、転送情報に基づいて、第1の画像データと同一のデータから第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データを生成する第2の画像データ生成ステップと、第2の画像データをバックグラウンドで送信する第2の送信ステップと、を含む、データ転送方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ネットワークを介してリアルタイムで通信可能に接続された複数の情報処理装置から構成される通信システムが提供される。かかる通信システムにおいて、画像データを送信する送信側情報処理装置は、画像データを記憶する画像記憶部と、受信側情報処理装置に対して第1の画像データを送信する送信部と、受信側情報処理装置から画像データの転送を要求する転送情報を受信する受信部と、転送情報に基づいて、第1の画像データと同一のデータから第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データを生成する画像処理部と、を備える。また、画像データを受信する受信側情報処理装置は、画像データを表示する表示部と、送信側情報処理装置から受信した第1の画像データを表示部に順次表示させる表示制御部と、第1の画像データと同一の画像データから生成された第2の画像データの転送を要求する転送情報を送信側情報処理装置へ送信する送信部と、送信側情報処理装置がバックグラウンドで送信した第2の画像データを、バックグラウンドで画像記憶部に記憶する画像記録部と、を備える。
以上説明したように本発明によれば、画像共有時にデータ転送の時間を短縮し、かつ用途に応じて最適な画質を有する画像データを取得することが可能な情報処理装置、データ転送方法および通信システムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<通信システムの概略構成>
まず、図1に基づいて、本発明の実施形態にかかる通信システム1の構成について説明する。なお、図1は、本実施形態にかかる通信システム1の概略構成を示す概略説明図である。
本実施形態にかかる通信システム1は、例えばIP(Internet Protocol)を利用して電話サービスを提供するシステムである。かかる通信システム1は、図1に示すように、複数の通信端末100と呼制御を行う呼制御サーバ200とがネットワーク10を介して接続されて構成される。通信端末100は、例えばテレビ電話機やパーソナルコンピュータなどの情報処理装置である。通信端末100は、例えば通信端末100を利用するユーザを撮像する撮像部100aと、受話器100bと、相手側の通信端末100のユーザの映像を表示する表示部100cとを備える。呼制御サーバ200は、例えばIPアドレスの解決や通信の開始・切断等を制御するサーバである。
呼制御サーバ200により通信端末100間の接続が確立されると、通信端末100のユーザ同士の通話や、通信端末100間での画像データの送受信が可能となる。各通信端末100は、相手側通信端末100から受信した画像データを表示部100cに表示させることができる。例えば、撮像部100aにより撮像された相手側通信端末100のユーザの画像を受信した場合には、その画像データを表示部100cに表示させることで、あたかも対面して会話している状況を実現することができる。また、相手側通信端末100からデジタルスチルカメラ等により撮像した画像データが送信された場合には、その画像データを表示部100cに表示させることで、各ユーザが当該画像を鑑賞しながら通話することができる。
本実施形態にかかる通信システム1では、相手側通信端末100から送信された画像データが表示部100cに表示されるまでの時間を短縮するとともに、当該画像データを印刷する場合にも耐え得る画質を有する画像データを提供することが可能である。以下、かかる機能を実現するための通信端末100の構成について詳細に説明する。
<通信端末のハードウェア構成>
まず、図2に基づいて、本実施形態にかかる通信端末100のハードウェア構成について説明する。なお、図2は、本実施形態にかかる通信端末100のハードウェア構成を示すブロック図である。
通信端末100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ホストバス104aとを備える。また、通信端末100は、ブリッジ104と、外部バス104bと、インタフェース105と、入力装置106と、出力装置107と、ストレージ装置(HDD)108と、ドライブ109と、接続ポート111と、通信装置112とを備える。
CPU101は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って通信端末100内の動作全般を制御する。また、CPU101は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM102は、CPU101が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM103は、CPU101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス104aにより相互に接続されている。
ホストバス104aは、ブリッジ104を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス104bに接続されている。なお、必ずしもホストバス104a、ブリッジ104および外部バス104bを分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置106は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU101に出力する入力制御回路などから構成されている。通信端末100のユーザは、該入力装置106を操作することにより、通信端末100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置107は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置107は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。出力装置107は、例えば、通話時の音声データや通話相手の画像、デジタルスチルカメラ等で撮影された共有画像等を出力する。具体的には、表示装置は画像データや操作内容等のメッセージ情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、通話時の音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置108は、本実施形態にかかる通信端末100の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置108は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置108は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置108は、ハードディスクを駆動し、CPU101が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ109は、記憶媒体用リーダライタであり、通信端末100に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ109は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体に記録されている情報を読み出して、RAM103に出力する。
接続ポート111は、外部機器と接続されるインタフェースであって、例えばUSB(Universal Serial Bus)などによりデータ伝送可能な外部機器との接続口である。また、通信装置112は、例えば、通信網10に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置112は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、ワイヤレスUSB対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。この通信装置112は、呼制御サーバ200との間で、通信網10を介して音声データや画像データなどの各種データを送受信する。
以上、本実施形態にかかる通信端末100のハードウェア構成について説明した。次に、図3に基づいて、本実施形態にかかる通信端末100の機能構成について説明する。なお、図3は、本実施形態にかかる通信端末100の機能構成を示す機能ブロック図である。
<通信端末の機能構成>
本実施形態にかかる通信端末100は、図3に示すように、受信部110と、制御部120と、送信部130と、音声入力部142と、音声出力部144と、撮像部152と、表示部154と、操作入力部160と、画像記録取得部170と、画像処理部180と、送信制御部190とから構成される。なお、送信側の通信端末100および受信側の送信端末100は同一の構成とすることができる。
受信部110は、相手側通信端末100からネットワーク10を介して音声データや画像データなどの情報を受信する。受信部110は、受信したこれらの情報を制御部120へ出力する。
制御部120は、通信端末100における制御全般を行う。制御部120は、受信部110から受信した情報のうち、音声データを音声出力部144へ出力し、画像データを表示部154または画像記録取得部170へ出力する。すなわち、制御部120は、画像データの表示制御や記録制御を行う。また、制御部120は、音声入力部142から入力された音声データを送信部130へ出力し、撮像部152から入力された画像データを送信部130へ出力する。さらに、制御部120は、画像記録取得部170を介してメモリーカード20に記憶された画像データを取得して、当該画像データを送信部130へ出力する。また、制御部120は、後述する画像処理部180や送信制御部190の動作を制御する。
送信部130は、音声入力部142から入力された音声データや撮像部152により撮像された画像データを制御部120から受信し、ネットワーク10を介して相手側通信端末100へ送信する。また、送信部130は、デジタルスチルカメラなどにより撮像した画像データを、通信中の他の通信端末100のユーザに鑑賞させるために相手側通信端末100へ送信する。このとき、送信部130による画像データの送信は、後述する送信制御部190により制御される。
音声入力部142は、通信端末100のユーザの音声を取得し、当該音声を音声データとして制御部120へ出力する。音声入力部142は、例えばマイクなどである。音声出力部144は、相手側通信端末100から受信した音声データを出力し、通信端末100のユーザに音声を伝達する。音声出力部144は、例えばスピーカなどである。音声入力部142および音声出力部144は、例えば受話器(図1の符号100b)に設けられ、主に通信端末100のユーザ間の通話内容の伝達のために機能する。
撮像部152は、画像を撮像し、画像データを生成する。撮像部152は、表示部154と対向する所定の領域を撮像可能に設けられ、例えば通信端末100の前に存在する当該通信端末100のユーザを撮像して画像データを生成し、制御部120へ出力する。表示部154は、画像データを表示する機能部であって、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを用いることができる。表示部154には、相手側通信端末100の撮像部152により撮像されたユーザの画像や、相手側通信端末100から受信した写真などの画像データが表示される。
操作入力部160は、ユーザから当該通信端末100を操作する操作情報が入力される機能部である。操作入力部160は、例えばキーボードやタッチパネル、マウス、ボタン等である。操作入力部160に入力される操作情報は、例えば、表示部154に表示されたアイコンを選択して決定する操作などであって、通信端末100が備える機能を実行させるために入力される。操作入力部160から操作情報を入力することにより、テレビ電話による通話を行うための基本操作(通信接続、保留、切断等)を行うことができる。さらに、例えば保存用の画像データの転送を要求する転送情報を相手側通信端末100へ送信したり、保存用の画像データの保存方法を選択したり、相手側通信端末100へ送信する画像データを決定したりすることができる。操作入力部160は、入力された操作情報を制御部120へ出力する。
画像記録取得部170は、記録媒体20に対してデータを記録したり記録媒体からデータを取得したりする。画像記録取得部170は、制御部120からの取得指示に基づいて、記録媒体20に記録された画像データを取得し、制御部120へ出力する。また、画像記録取得部170は、制御部120からの記録指示も基づいて、記録媒体20へ相手側通信端末100から受信した画像データを記録する。なお、記録媒体20としては、例えば、リムーバブルメディアであるUSBメモリーやSDメモリーカード、メモリースティックなどのメモリーカードなどを用いることができる。
画像処理部180は、画像データのサイズ調整などの画像処理を行う機能部である。画像処理部180は、相手側通信端末100での画像データの使用方法に応じて、転送する画像データのサイズを調整する。例えば、画像処理部180は、通信端末100の表示部154にリアルタイムで表示させるための画像データ(第1の画像データ)として、元の画像データから、表示部154の性能に耐えうる程度の比較的データサイズの小さい画像データを生成する。この場合、リアルタイムで画像データを鑑賞することができるように、データの転送時間を短縮することを重要視している。また、画像処理部180は、保存用の画像データ(第2の画像データ)として、元の画像データから、画像を印刷した際にも十分な解像度を有する画像データを生成する。このとき、保存用の画像データは、元の画像データそのものでもよく、元の画像データのデータサイズよりは小さいが第1の画像データのデータサイズを有するものでもよい。この場合には、データの転送時間が増加しても高解像度の画像データを提供することを優先する。このように、画像処理部180は、相手側通信端末100での画像データの使用方法に応じて画像データを調整する。
送信制御部190は、データの送信を制御する制御部である。本実施形態にかかる送信制御部190は、例えば、ネットワーク10の使用状況に応じて、送信するデータに優先順位を設定し、データの送信制御を行うことができる。例えば、リアルタイムに送受信される通話時の音声データやユーザを撮像した画像データ、通信端末100間で共有する画像データは送受信の優先順位を高くし、保存用の画像データは送受信の優先順位を低く設定することができる。送信部130は、送信制御部190により設定された優先順位にしたがってデータを送信する。
以上、本実施形態にかかる通信端末100の機能構成について説明した。本実施形態にかかる通信端末100は、上述したように、通信端末100のユーザがテレビ電話機能を利用して他の通信端末100のユーザと通話している際に、写真画像の送受信を行い、当該写真画像を両者で同時に鑑賞することの可能な画像共有機能を備える。ここで、通話中に画像データを表示部154に表示させて画像共有しながら通話を行う際には、相手側通信端末100から画像データが送信されるとすぐに自己の通信端末100が当該データを受信して、画像を表示させることが望ましい。一方、保存用の画像データについては、必ずしも鑑賞用の画像データのようにリアルタイムで送受信しなければならないことはなく、多少時間を要しても高解像度の画像データを送受信することが望まれる。
このため、本実施形態にかかる画像共有機能では、通話中に鑑賞するための画像については、元の画像データを表示部154に表示するために必要最低限のサイズに変更して送信する。また、保存用の画像データについては、元の画像データまたは元の画像データを印刷に耐え得る画質を維持したサイズに変更した画像データを送信する。以下、図4〜図7Dに基づいて、本実施形態にかかる画像共有時のデータ転送方法および保存用の画像データの転送方法について説明する。
<画像共有時におけるデータ転送方法>
まず、図4および図5に基づいて、画像共有時におけるデータ転送方法について説明する。なお、図4は、本実施形態にかかる画像共有時のデータ転送方法を示すシーケンス図である。図5は、テレビ電話機能を用いて通話をしながら画像共有を行う際の各通信端末100に表示される画面の遷移を示す説明図である。なお、以下では、共有画像を送信する通信端末を送信側通信端末100Aとし、共有画像を受信する通信端末を受信側通信端末100Bとする。図5において、ユーザAは送信側通信端末100Aのユーザであり、ユーザBは受信側通信端末100Bのユーザであるとする。
まず、前提として、送信側通信端末100Aと受信側通信端末100Bとの通話が確立している状態であるとする(ステップS110、S112)。このとき、各通信端末100A、100Bは、図5に示すように、表示部154にテレビ電話基本画面302、402を表示させることができる。テレビ電話基本画面302、402は、テレビ電話機能を実行させているときに表示部154に表示される基本画面であって、例えば、第1表示領域312、412と第2表示領域314、414とを有する。各通信端末100A、100Bは、例えば、第1表示領域312、412に撮像部152により撮像された自己の画像を表示し、第2表示領域314、414に相手側通信端末100から送信された通話相手の画像を表示するようにしてもよい。
次いで、送信側通信端末100AのユーザAが受信側通信端末100BのユーザBと共有したい画像を決定する(ステップS120、S130)。画像データは、例えば、記録媒体20に記録されている。送信側通信端末100AのユーザAは、操作入力部160を用いて通信端末100に接続された記録媒体20にアクセスし、通話相手に鑑賞させる画像(共有画像)を選択する。このとき、例えば図5に示すように、ユーザAの表示部154には、データ選択画面304が表示され、第1表示領域312に記録媒体やデータの位置を示すフォルダアイコン313が表示される。ユーザAは、操作入力部160を用いてフォルダアイコン313を選択・決定するためのカーソル315を操作して、共有画像が格納されたフォルダを示すフォルダアイコン313を選択する。
データ選択画面304にてフォルダアイコン313が選択されると、図5に示すように、選択したフォルダに格納された画像が表示された共有画像選択画面306に遷移する。共有画像選択画面306の例えば下部領域には、フォルダに格納された画像一覧316が表示される。ユーザAはカーソル315を操作して画像一覧316から共有画像を選択する。共有画像が選択されると、例えば第1表示領域312に選択した共有画像が表示される。なお、ユーザAが共有画像の選択処理を行っている間、受信側通信端末100Bの表示部154には、例えばテレビ電話基本画面402が表示され続けている。
ユーザAが共有する画像を選択すると、ユーザAは操作入力部160から共有画像の画像データを受信側通信端末100Bへ送信する送信指示を入力する。送信指示を受けた制御部120は、画像記録取得部170から共有画像に該当する画像データを記録媒体20から取得し、画像処理部180により画像データのサイズを受信側通信端末100Bの表示部154の表示性能に応じて小さくする。例えば、画像処理部180は、画像データのサイズを画素数VGAの画像データにする。そして、送信部130は、小さいサイズに変換された画像データを受信側通信端末100Bへ送信する(ステップS140)。
受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aから共有画像を受信すると(ステップS150)、共有画像を表示部154に表示する(ステップS160)。受信側通信端末100Bは、共有画像を例えば第1表示領域412に表示させる。これにより、ユーザBは、受信側通信端末100Bの表示部154に表示されたユーザAの画像および共有画像を鑑賞しながらユーザAと会話をすることができる。
以上、画像共有時におけるデータ転送方法について説明した。かかるデータ転送方法では、画像の解像度を当該画像が表示される表示部154に応じた必要最低限のサイズ(例えばVGA)にリサイズした後、受信側通信端末100Bへ画像データを転送する。これにより、転送する画像データのデータサイズが元データと比較して小さく、画像データの転送時間を短縮することができる。また、表示部154に表示されるには十分な画像データが送信されるので、鑑賞用としては十分な画質の画像データを提供することができる。
<保存用の画像データの転送方法>
テレビ電話の通話相手と例えば上述の方法により画像を共有したとき、共有画像の受信側のユーザBは、ユーザAとの通信終了後にも共有画像を鑑賞したり、プリントアウトしたりするために、共有画像を保存することもできる。以下、図6に基づいて、本実施形態にかかる保存用の画像データの転送方法について説明する。なお、図6は、本実施形態にかかる保存用の画像データ転送方法を示すシーケンス図である。
保存用の画像データの転送方法について説明するにあたり、例えば上述した方法により、送信側通信端末100Aおよび受信側通信端末100Bが共有画像を共有している状態であるとする。このとき、共有画像の受信側通信端末100Bの表示部154には、共有画像が表示されている(ステップS210)。
受信側通信端末100Bのユーザは、共有画像を保存する場合、まず、共有画像の保存方法を選択する(ステップS220)。共有画像の保存方法は、例えば表示部154に表示されたポップアップメニューから選択することができる。
次いで、共有画像の保存方法が選択されると、受信側通信端末100Bは、保存用の画像データの送信を送信側通信端末100Aへ要求する(ステップS230)。受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aへ、画像データの送信を要求する転送情報とともに保存対象となる共有画像を特定する特定情報を送信する。特定情報は、例えば、共有画像を特定するために各共有画像に付された画像ID等とすることができる。
さらに、保存用の画像データの送信要求を受けた送信側通信端末100Aは、元の画像データを保存用のデータサイズにリサイズして保存用の画像データを生成する(ステップS240)。例えば、送信側通信端末100Aは、画像データのサイズを画素数XGAの画像データにする。保存用の画像データが生成されると、送信側通信端末100Aは、受信側通信端末100Bへ保存用の画像データを送信する(ステップS250)。このとき、送信側通信端末100Aは、リアルタイム通信処理を妨げないよう、バックグラウンドにて保存用の画像データを送信する。そして、受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aから保存用の画像データを受信する(ステップS260)。受信側通信端末100Bは、受信した保存用の画像データを例えばメモリーカードなどの記録媒体20に記録し、保存処理を完了する。
以上、本実施形態にかかる保存用の画像データの転送方法について説明した。かかる方法によれば、ユーザの要求に応じて、印刷する際にも耐えうる画質を有する、比較的高い解像度を有する保存用の画像データの送受信を行う。このように、表示部154に表示させるための画像データとは別途保存用の画像データの送受信を行うことにより、通話中に鑑賞する画像データの送受信に要する時間を短縮するとともに、共有画像を高解像度の画像データとして保存することができる。また、保存用の画像データをバックグラウンドにて送信することにより、リアルタイム通信を妨げないようにすることができる。
ここで、保存用の画像データは、保存する共有画像を1枚ずつ指定して保存したり、所定の共有画像をまとめて保存したりすることができる。以下、保存用の画像データの保存方法について説明する。
<共有画像を1枚ずつ保存する保存方法>
まず、図7A〜図7Dに基づいて、共有画像を1枚ずつ保存する保存方法について説明する。かかる保存方法は、受信側通信端末100Bの表示部154に現在表示されている共有画像を保存する場合に、都度保存を指示する方法である。以下、図6のシーケンスに沿って当該保存方法を説明する。なお、図7A〜図7Dは、本実施形態にかかる共有画像を1枚ずつ保存する際に受信側通信端末100Bの表示部154に表示される画面を示す説明図である。
通話中の通信端末100のユーザが、図4および図5において説明した方法により共有画像を鑑賞しているとする。このとき、共有画像を受信する受信側通信端末100Bの表示部154には、図7Aに示すように、共有画像が表示された画面322が表示される(ステップS210)。画面322には、例えば、第1表示領域332、第2表示領域334および第3表示領域336が設けられる。画面322において、例えば、第1表示領域332には通話相手の画像が表示され、第2表示領域334には共有画像が表示される。なお、図7Aでは、第2表示領域334が第1表示領域332よりも大きい領域を有するが、本発明はかかる例に限定されず、第1表示領域332が第2表示領域334よりも大きい領域であってもよく、同一サイズの領域であってもよい。
第3表示領域336には、例えば、操作内容や操作指示などのユーザに対するメッセージなどが表示される。例えば、図7Aに示すように、写真共有時の画面322においては、操作入力部160により操作可能な操作内容が表示されている。第3表示領域336の表示内容から、ユーザは、操作入力部160の「戻る」ボタンを押下すると共有画像の表示が終了され、「←」ボタンを押下すると共有画像が選択され、「オプション」ボタンを押下すると現在実行可能な機能が表示されることを認識できる。
次いで、共有画像の受信側通信端末100Bのユーザは、共有画像の保存方法を選択する(ステップS220)。共有画像の保存方法の選択は、例えば、「オプション」ボタンの押下により表示される機能表示画面324から行うことができる。操作入力部160の「オプション」ボタンが押下されると、例えば図7Bに示すように、画面の一領域(例えば、右側領域)に機能表示領域337が表示される。機能表示領域337には、当該画面324において実行可能な機能の一覧338が表示されている。ユーザは、操作入力部160を用いてカーソル335を移動させて、一覧338から実行する機能を選択することができる。現在表示されている共有画像を保存する場合には、一覧338から「この写真を保存」をカーソル335により選択する。
機能表示画面324から現在表示されている共有画像を保存する保存方法が選択されると、受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aに対して、現在表示されている共有画像の保存用の画像データの送信を要求する(ステップS230)。このとき、受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aに対して、画像データ送信の要求とともに現在表示されている共有画像を特定する画像IDを送信する。かかる処理が開始されると、受信側通信端末100Bの表示部154には、例えば図7Cに示すように、受信する画像データの保存先である記録媒体20(例えば、メモリーカード)を抜かないようにとのメッセージが第3表示領域336に表示される。
この間、保存用の画像データの送信要求を受けた送信側通信端末100Aは、元データから保存用の画像データを生成し(ステップS240)、受信側通信端末100Bへ送信する(ステップS250)。このとき、送信側通信端末100Aは、リアルタイム通信処理を妨げないよう、バックグラウンドにて保存用の画像データを送信する。受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aから保存用の画像データを受信すると、画像記録取得部170により当該画像データを例えばメモリーカードなどの記録媒体へ記録する。そして、画像データの記録が終了すると、図7Dに示すように、画像データの保存が終了したとのメッセージが第3表示領域336に表示される。
以上、共有画像を1枚ずつ保存する保存方法について説明した。このように、ユーザは、表示部154に共有画像が表示されている際に当該共有画像を保存するか否かを決定し、保存したい共有画像のみ保存用の画像データの送信要求を行う。これにより、保存したい共有画像のみ解像度の高い画像データを送信するので、通信負荷を低減させることができ、かつ印刷等にも耐えうる程度の画像データを取得することができる。
<すべての共有画像を保存する保存方法>
次に、図8Aおよび図8Bに基づいて、共有画像すべてを保存する保存方法について説明する。受信側通信端末100BのユーザBが多くの共有画像の保存を希望する場合、共有画像を1枚ずつ保存していたのでは手間がかかり、ユーザBの操作負担が大きくなる。そこで、通信端末100間の通信が開始してから終了するまでの一の通信の間に共有されたすべての共有画像を保存することも可能である。以下、図6のシーケンスに沿って当該保存方法を説明する。なお、図8Aおよび図8Bは、すべての共有画像を保存する際に受信側通信端末100Bの表示部154に表示される画面を示す説明図である。また、共有画像を1枚ずつ保存する保存方法における処理と同一の処理については、詳細な説明を省略する。
前提として、通話中の通信端末100のユーザが、図4および図5において説明した方法により、共有画像を鑑賞しているとする。このとき、共有画像を受信する受信側通信端末100Bの表示部154には、図7Aに示すように、共有画像が表示された画面322が表示される(ステップS210)。
次いで、共有画像の受信側通信端末100Bのユーザは、共有画像の保存方法を選択する(ステップS220)。共有画像の保存方法の選択は、上述したように、例えば、「オプション」ボタンの押下により表示される機能表示画面324から行うことができる。例えば、操作入力部160の「オプション」ボタンが押下されると、図8Aに示すように、画面の一領域(例えば、右側領域)に機能表示領域337が表示される。機能表示領域337には当該画面324において実行可能な機能の一覧338が表示されており、ユーザは、操作入力部160を用いてカーソル335を移動させて、一覧338から実行する機能を選択することができる。共有されたすべての共有画像を保存する場合には、一覧338から「全写真を保存」をカーソル335により選択する。
機能表示画面324からすべての共有画像を保存する保存方法が選択されると、受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aに対して、すべての共有画像の保存用の画像データの送信を要求する(ステップS230)。このとき、受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aに対して、現在の通信中に送受信されるすべての共有画像の画像データの送信を要求する。かかる処理が開始されると、受信側通信端末100Bの表示部154には、例えば図8Bに示すように、受信する画像データの保存先である記録媒体(例えば、メモリーカード)を抜かないようにとのメッセージが第2表示領域332に表示される。このとき、第3表示領域336に、画像データの保存を中止するための操作内容を表示させてもよい。
この間、保存用の画像データの送信要求を受けた送信側通信端末100Aは、元データから保存用の画像データを生成し(ステップS240)、受信側通信端末100Bへ送信する(ステップS250)。送信する画像データは、例えば、送信側通信端末100Aが共有画像の履歴を通信ごとに記憶しておくことにより特定することができる。受信側通信端末100Aは、全共有画像の送信を要求されると現在の通信における共通画像の送信履歴を参照し、共有した共有画像についてそれぞれ保存用の画像データを生成する(ステップS240)。そして、送信側通信端末100Aは、生成した保存用の画像データを順次受信側通信端末100Bへ送信する(ステップS250)。
受信側通信端末100Bは、送信側通信端末100Aから保存用の画像データを受信すると、画像記録取得部170により当該画像データを例えばメモリーカードなどの記録媒体20へ記録する。そして、画像データの記録が終了すると、図7Dに示すように、画像データの保存が終了したとのメッセージが第3表示領域336に表示される。
以上、すべての共有画像を保存する保存方法について説明した。このように、ユーザは、通信中に送受信された共有画像すべてについて保存用の画像データの送信を要求することができる。これにより、保存したい共有画像をひとつひとつ選択する必要がなく、ユーザの操作負担を軽減することができる。
ここで、一の通信中における共有画像すべてについて保存用の画像データを送信すると、画像データの転送処理や記録媒体への記録処理に時間がかかる。この場合、画像の共有を止めてテレビ電話による通話を行ったり、さらにはテレビ電話による通話を終了したい場合もある。この場合、保存用の画像データの転送処理や記録媒体への記録処理は、バックグラウンドにおいて実行することができるので、保存用の画像データの転送処理等を行いつつテレビ電話による通話をすることができる。
例えば、図8Bに示したように、共有画像が表示された状態で共有画像の保存用の画像データを転送している際に、当該画面からテレビ電話による通話時の画面に切り替えるとする。テレビ電話による通話時の画面への切り替えは、例えばリモートコントローラ(図示せず。)の所定のボタンの押下することにより実行される。このとき、所定のボタンの押下動作には、テレビ電話による通話時の画面(テレビ電話基本画面)への切り替え処理が関連付けられている。ユーザが当該ボタンを押下すると、ユーザの使用する通信端末100の表示部154には、図9Aに示すように、テレビ電話による通話時の画面への切り替えを確認する確認領域342が表示される。確認領域342には実行可能な機能が表示される。確認領域342が表示されると、ユーザは操作入力部160を用いてカーソル335を移動して実行する機能を選択する。
図9Aに示す画面362においてテレビ電話による通話機能が選択されると、図9Bに示すような、テレビ電話基本画面364に遷移する。テレビ電話基本画面364は、図5に示すテレビ電話基本画面302とレイアウトは異なるが、同一機能を有する画面である。テレビ電話基本画面364には、図9Bに示すように、自己の画像を表示する領域352や通話相手の画像を表示する領域354、テレビ電話操作に関するボタンが表示される操作ボタン表示領域356からなるテレビ電話領域350が表示される。また、テレビ電話基本画面364には、機器全般の操作内容やユーザに対するメッセージを表示する第3表示領域336を設けてもよい。図9Bに示すテレビ電話基本画面364においてテレビ電話による通話を行っている間も、バックグラウンドでは保存用の画像データの転送処理および記録媒体への記録処理が行われている。
さらに、テレビ電話による通話を終了する場合には、ユーザは操作ボタン表示領域356の「通話終了」ボタンをカーソルにより選択する。「通話終了」ボタンが選択されると、テレビ電話による通話が終了し、図9Cに示すように、通話が終了した旨のメッセージが表示部154に表示される。このとき、共有画像の保存用の画像データの転送処理および記録媒体への記録処理が終了していない場合には画像データが記録される記録媒体を抜かないようメッセージが合わせて表示される。その後、保存用の画像データの保存が終了すると、図9Dに示すように、画像の保存が終了したとのメッセージが表示される。その後、送信側通信端末100Aと受信側通信端末100Bとの接続が遮断される。
このとき、共有画像の画像データを送信する送信側通信端末100Aにも、受信側通信端末100Bと同様のメッセージが表示される。すなわち、送信側通信端末100Aがテレビ電話による通話が終了した後も継続して保存用の画像データを受信側通信端末100Bへ送信しているときには、図10Aに示すように、通話が終了した旨とともに画像データが記録されている記録媒体を抜かないようにとのメッセージが合わせて表示部154に表示される。その後、保存用の画像データの転送処理が終了すると、図10Bに示すように、画像の転送が終了したとのメッセージが表示される。
このように、保存用の画像データの転送処理および記録媒体への記録処理は、通話機能等と並行して実行することができる。したがって、保存用の画像データの保存が終了するまで待機することなく、他の機能を実行することができる。
<帯域の使用量に応じた画像データの転送方法>
ここで、本実施形態にかかる保存用の画像データの転送方法において、帯域の使用量を考慮して保存用の画像データの転送を行うようにすることもできる。例えば、回線の使用状況や送信するデータ量に応じて単位時間当たりのビットレートを調節可能な可変ビットレートにおいては、転送するデータの内容(動きや細かさ等)によって帯域の使用量は変化する。通信端末間で送受信されるデータのうち、例えばテレビ電話による通話時の音声データや話者の画像データはリアルタイムで送受信される必要があるため、高い優先順位で転送される。また、通話中に鑑賞する共有画像の画像データもアルタイムで送受信される必要があるため、高い優先順位で転送される。
一方、保存用の画像データは通話中に用いられることはほとんどないので、他のデータに比べて転送の優先順位は低い。そこで、所定のタイミングで帯域の使用量を確認し、帯域の使用状況に応じて保存用の画像データを転送するようにしてもよい。これにより、通信端末間で送受信されるデータのうち転送の優先順位の高いデータを優先的に送受信させることができ、さらに帯域を有効に活用することができる。
また、帯域の使用量を考慮して保存用の画像データの転送速度を決定するのと同様に、通信端末が接続されたネットワークのトラフィック状況を検出して保存用の画像データの転送速度を決定することもできる。ネットワークのトラフィックが大きい場合にはネットワークが混雑しているため、転送の優先順位の高いテレビ電話による通話時の音声データや話者の画像データ、通話中に鑑賞する共有画像の画像データなどを優先的に転送する。一方、保存用の画像データは、転送の優先順位が低いため、ネットワークが混雑している場合には転送速度を遅くする。このように、通信端末間で送受信されるデータのうち転送の優先順位の高いデータを優先的に送受信させることができる。
さらに、通信端末100に、通信端末100の前にユーザが存在するか否かを検出するユーザ検出部を備え、検出結果に応じてリアルタイム通信のビットレートを変更したり、保存用の画像データの転送量やデータサイズを変更するようにしてもよい。すなわち、通信端末100の前にユーザが存在する場合には、当該ユーザは他のユーザとのリアルタイム通信での映像や音声を視聴している可能性が高い。一方、通信端末100の前にユーザが存在しない場合には、当該ユーザは他のユーザとのリアルタイム通信での映像や音声を視聴していないと考えられる。
そこで、受信側通信端末100Bから送信されたユーザ検出部による検出結果に基づいて、送信側通信端末100Aは受信側通信端末100Bの前にユーザが存在するか否かを判断する。そして、受信側通信端末100Bの前にユーザが存在しないと判断した場合には、送信側通信端末100Aは、受信側通信端末100Bに対して共有画像の保存用の画像データを優先的に転送するようにしてもよい。これにより、テレビ電話による通話や鑑賞用の共有画像の画像データの転送を妨げることなく、保存用の画像データを効率的に転送することができる。
なお、通信端末100の前にユーザが存在するか否かの検出は、例えば既存の顔認識処理の技術を利用することができる。この技術は、例えば、「ソニー株式会社ホームページ、[online]、[平成20年10月17日検索]、インターネット<URL:http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC−T300/feat1.html>」等に記載されている。また、ユーザが通信端末100の前に存在するか否かの判断は、受信側通信端末100Bで行ってもよい。
以上、本実施形態にかかるデータ転送方法について説明した。かかるデータ転送方法によれば、テレビ電話による通話中に各通信端末に表示させる共有画像としてサイズの小さい画像データが送受信され、保存用には印刷などにも耐えうる程度の画質を有する画像データが送受信される。これにより、通話中に鑑賞するための共有画像の転送時間が短縮されるので、ユーザはリアルタイムに共有画像を鑑賞することができる。一方、保存用の画像データはバックグラウンドあるいは通話終了後に送受信されるので、リアルタイム通信を妨げることなく、通信終了後に共有画像を印刷などにも耐えうる画像を取得することができる。さらに、画像データを保持するサーバを別途設ける必要がないため、サーバに共有画像をアップロードする必要がなくいつでも共有画像を転送することができ、サーバの構築費用や運用費用を削減することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、共有画像の送受信は片方向としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、双方向に共有画像を送受信してもよい。
また、上記実施形態では、鑑賞用の画像データのサイズをVGA、保存用の画像データのサイズをXGAの固定としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、保存用の画像データのサイズは、データ転送に要する時間を考慮して、データ転送によるユーザの待ち時間がそれほど大きくない場合には、大きめの画像データを送信したりオリジナルの画像データをそのまま送信したりしてもよい。これにより、送信側通信端末100Aは、受信側通信端末100Bに対して、保存用の画像データとしてより解像度の高い画像データを提供することができる。
さらに、上記実施形態では、受信側通信端末100Bは、1枚ごと、あるいはすべての共有画像について保存用の画像データの転送を要求したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、受信側通信端末100Bのユーザが画像共有中に保存したいと思った画像にマークを付け、通話終了後にマークしたすべての画像データの転送を要求してもよい。これにより、所望の共有画像の保存用の画像データについて一括して転送を要求することができる。
本発明の実施形態にかかる通信システムの概略構成を示す概略説明図である。 同実施形態にかかる通信端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる通信端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態にかかる画像共有時のデータ転送方法を示すシーケンス図である。 テレビ電話機能により通話をしながら画像共有を行う際の各通信端末に表示される画面の遷移を示す説明図である。 同実施形態にかかる保存用の画像データ転送方法を示すシーケンス図である。 同実施形態にかかる共有画像を1枚ずつ保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、共有画像の共有中の画面を示す説明図である。 同実施形態にかかる共有画像を1枚ずつ保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、共有画像の保存方法の選択画面を示す説明図である。 同実施形態にかかる共有画像を1枚ずつ保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、共有画像の保存中の画面を示す説明図である。 同実施形態にかかる共有画像を1枚ずつ保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、共有画像の保存終了時の画面を示す説明図である。 同実施形態にかかるすべての共有画像を保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、共有画像の保存方法の選択画面を示す説明図である。 同実施形態にかかるすべての共有画像を保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、共有画像の保存中の画面を示す説明図である。 同実施形態にかかるすべての共有画像を保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、テレビ電話による通話時の画面への切り替えを確認する確認領域が表示された画面を示す説明図である。 同実施形態にかかるすべての共有画像を保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、テレビ電話基本画面を示す説明図である。 同実施形態にかかるすべての共有画像を保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、テレビ電話による通話終了後継続して画像データの保存が行われている状態の画面を示す説明図である。 同実施形態にかかるすべての共有画像を保存する際に受信側通信端末の表示部に表示される画面であって、すべての画像データの保存が終了したときに表示される画面を示す説明図である。 同実施形態にかかるすべての共有画像を保存する際に送信側通信端末の表示部に表示される画面であって、テレビ電話による通話終了後継続して画像データの転送が行われている状態の画面を示す説明図である。 同実施形態にかかるすべての共有画像を保存する際に送信側通信端末の表示部に表示される画面であって、すべての画像データの転送が終了したときに表示される画面を示す説明図である。
符号の説明
20 記録媒体
100、100A、100B 通信端末
100b 受話器
110 受信部
120 制御部
130 送信部
142 音声入力部
144 音声出力部
100a、152 撮像部
100c、154 表示部
160 操作入力部
170 画像記録取得部
180 画像処理部
190 送信制御部
200 呼制御サーバ

Claims (20)

  1. 画像データを表示する表示部と、
    リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置から受信した第1の画像データを前記表示部に順次表示させる表示制御部と、
    前記第1の画像データと同一の画像データから生成され、前記第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データの転送を要求する転送情報を前記相手側情報処理装置へ送信する送信部と、
    前記相手側情報処理装置から受信した前記第2の画像データをバックグラウンドで画像記憶部に記憶する画像記録部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記画像記録部は、さらに、リアルタイム通信後においても前記第2の画像データを前記画像記録部に記録可能である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の画像データの転送処理を操作する操作情報が入力される操作入力部と、
    前記操作情報に基づいて、前記表示部に現在表示されている第1の画像データに対応する第2の画像データの転送を要求する転送情報を生成する転送情報生成部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の画像データの転送処理を操作する操作情報が入力される操作入力部と、
    前記操作情報に基づいて、前記情報処理装置間の通信の接続後切断までの一通信期間において前記表示部に表示された第1の画像データに対応する第2の画像データの転送を要求する転送情報を生成する転送情報生成部と、
    をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の画像データの転送処理を操作する操作情報が入力される操作入力部と、
    前記操作情報に基づいて、前記第2の画像データの転送を要求する転送情報を生成する転送情報生成部と、
    を備え、
    前記操作入力部は、転送が要求された前記第2の画像データを特定する特定情報を前記転送情報生成部へ送信し、
    前記転送情報生成部は、前記特定情報に基づいて、転送が要求された複数の前記第2の画像データの転送情報を一括して前記相手側情報処理装置へ送信する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示部と対向する所定の領域を撮像可能な撮像部と、
    前記撮像された画像から前記所定の領域におけるユーザの存在を検出するユーザ検出部と、
    をさらに備え、
    前記送信部は、前記ユーザ検出部による検出結果を前記相手側情報処理装置へ送信する、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 画像データを記憶する画像記憶部と、
    リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置に対して第1の画像データを送信する送信部と、
    前記相手側情報処理装置から画像データの転送を要求する転送情報を受信する受信部と、
    前記転送情報に基づいて、前記第1の画像データと同一のデータから前記第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データを生成する画像処理部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記画像処理部により生成された前記第2の画像データをバックグラウンドで送信する、情報処理装置。
  8. 前記送信部は、さらに、リアルタイム通信後においても前記第2の画像データを前記相手側情報処理装置へ送信可能である、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記画像処理部は、前記相手側情報処理装置の表示部の性能に応じて、元データから第1の画像データを生成する、請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記画像処理部は、元データのデータサイズ以下のデータサイズを有する第2の画像データを生成する、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記送信部は、前記相手側情報処理装置の間で送受信される情報に対して予め付与された送受信の優先順位に基づいて、前記相手側情報処理装置へ情報を送信する、請求項7に記載の情報処理装置。
  12. 前記第1の画像データ、前記情報処理端末を使用するユーザの音声データおよび前記ユーザの動画データは前記第2の画像データよりも送受信の優先順位が高い、請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記相手側情報処理装置との通信に使用する帯域の使用状況を検出する帯域検出部と、
    前記帯域検出部により検出された帯域の使用状況に基づいて、前記第2の画像データの送信を制御する送信制御部と、
    をさらに備える、請求項7に記載の情報処理装置。
  14. 前記送信制御部は、帯域の使用状況に基づいて、前記相手側情報処理装置へ送信する前記第2の画像データのデータサイズを決定する、請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記送信制御部は、帯域の使用状況に基づいて、前記第2の画像データの送信に使用する帯域幅を決定する、請求項13に記載の情報処理装置。
  16. ネットワークのトラフィック状況を検出するトラフィック検出部と、
    前記トラフィック検出部により検出されたネットワークのトラフィック状況に基づいて、前記第2の画像データの送信速度を制御する送信制御部と、
    をさらに備える、請求項7に記載の情報処理装置。
  17. 前記第2の画像データの送信を制御する送信制御部をさらに備え、
    前記受信部は、前記相手側情報処理装置の表示部と対向する所定の領域にユーザが存在するか否かを検出した検出結果を受信し、
    前記送信制御部は、前記検出結果から前記所定の領域にユーザが存在しないと判断した場合、前記第2の画像データを他の情報より優先して送信させる、請求項7に記載の情報処理装置。
  18. 画像データを表示する表示ステップと、
    リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置から受信した第1の画像データを順次表示させる表示制御ステップと、
    前記第1の画像データと同一の画像データから生成され、前記第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データの転送を要求する転送情報を前記相手側情報処理装置へ送信する送信ステップと、
    前記相手側情報処理装置から受信した前記第2の画像データをバックグラウンドで画像記憶部に記憶する画像記録ステップと、
    を含む、データ転送方法。
  19. リアルタイムで通信可能に接続された相手側情報処理装置に対して第1の画像データを送信する第1の送信ステップと、
    前記相手側情報処理装置から画像データの転送を要求する転送情報を受信する受信ステップと、
    前記転送情報に基づいて、前記第1の画像データと同一のデータから前記第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データを生成する第2の画像データ生成ステップと、
    前記第2の画像データをバックグラウンドで送信する第2の送信ステップと、
    を含む、データ転送方法。
  20. ネットワークを介してリアルタイムで通信可能に接続された複数の情報処理装置から構成され、
    画像データを送信する送信側情報処理装置は、
    画像データを記憶する画像記憶部と、
    受信側情報処理装置に対して第1の画像データを送信する送信部と、
    前記受信側情報処理装置から画像データの転送を要求する転送情報を受信する受信部と、
    前記転送情報に基づいて、前記第1の画像データと同一のデータから前記第1の画像データよりもデータサイズの大きい第2の画像データを生成する画像処理部と、
    を備え、
    画像データを受信する受信側情報処理装置は、
    画像データを表示する表示部と、
    前記送信側情報処理装置から受信した前記第1の画像データを前記表示部に順次表示させる表示制御部と、
    前記第1の画像データと同一の画像データから生成された前記第2の画像データの転送を要求する転送情報を前記送信側情報処理装置へ送信する送信部と、
    前記送信側情報処理装置がバックグラウンドで送信した前記第2の画像データを、バックグラウンドで画像記憶部に記憶する画像記録部と、
    を備える、通信システム。

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