JPH11322763A - 海中防汚剤 - Google Patents
海中防汚剤Info
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- JPH11322763A JPH11322763A JP10302974A JP30297498A JPH11322763A JP H11322763 A JPH11322763 A JP H11322763A JP 10302974 A JP10302974 A JP 10302974A JP 30297498 A JP30297498 A JP 30297498A JP H11322763 A JPH11322763 A JP H11322763A
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Abstract
性が良好で、かつ長期間すぐれた防汚効果を維持するこ
とのできる海中防汚剤を提供する。 【解決手段】 (A)一般式(I): 【化9】 (式中、R1は炭素数1〜8の直鎖もしくは分枝状のア
ルキレン基、またはフェニレン基を、R2は炭素数1〜
18の直鎖または分枝状のアルキル基を示す)で表わさ
れるトリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯体
化合物、必要に応じさらに、(B)シリコーンオイル、
ポリブテン類、パラフィン類、ワセリン類、ジアルキル
スルフィド化合物よりなる群から選ばれる1種または2
種以上、および/または、(C)テトラアルキルチウラ
ムジスルフィド化合物を有効成分として含有することを
特徴とする海中防汚剤。
Description
用の漁網およびこれらに使用される浮き子、ロープなど
の漁網付属具、船底、海水取水路及び海中構築物などに
水棲汚損生物が付着するのを長期にわたって防止するた
めの海中防汚剤に関する。
路および海中構築物などは、海中で長期保持されるた
め、海藻類、フジツボ、セルプラ、コケムシ、軟体動物
類などの水棲汚損生物の付着が激しく、それらの保守に
多大の労力と費用をかけている。
めに、従来は有機錫重合体が広く使用されてきたが、有
機錫化合物は環境に対する配慮などから使用できなくな
った。
して種々の研究、提案がなされ、現在亜酸化銅、ロダン
銅などの銅化合物、エチレンビスジチオカルバミン酸の
亜鉛塩やマンガン塩などのチオカーバメイト化合物、テ
トラエチルチウラムジスルフィド、テトラクロロイソフ
タロニトリル、ジメチルフェニルジクロロマレイミドな
どの有機化合物を有効成分とし、これを油性系または合
成樹脂系ビヒクルに配合した防汚剤が使用されている
が、塗膜物性、防汚性の面で満足しうる化合物は、未だ
見出されていないのが現状である。
ニルボランと(置換)ピリジン誘導体との錯体化合物が
提案されている(米国特許第3211679号明細書、
特開平7−133207号公報)。しかし、これら化合
物は、溶剤に不溶の為、分散型防汚剤となり、作業効率
が非常に悪くなるという欠点がある上に、防汚性能およ
び物性面でも満足できるものになっていない。さらに、
トリフェニルボラン・脂肪族アミン錯体化合物(米国特
許第3211679号明細書、特開平8−295608
号公報、特開平8−295609号公報)、トリフェニ
ルボラン・ヒドロキシル基含有アミン錯体化合物(特開
平9−78007号公報)、トリフェニルボラン・高級
脂肪族ポリアミン錯体化合物(特開平10−18232
2号公報)、トリフェニルボラン・高級脂肪族第二また
は第三アミン錯体化合物(特開平10−182323号
公報)も提案されており、これらの化合物は溶剤に溶解
するため作業効率の点では改善されるが、ある程度の効
果を出すためには薬剤量を多くする必要があり、価格お
よび防汚性能の点で充分に満足できるものになっていな
い。
鑑みて、魚網および漁網付属具、船底、海水取水路、海
中構築物などに対する塗布作業性が良好で、かつ長期間
すぐれた防汚効果を維持することのできる海中防汚剤を
提供することを課題とする。
点から、鋭意検討を進めた結果、一般式(I)で示され
るトリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯体化
合物が、フジツボ、ムラサキイガイ、カキ、セルプラな
どの貝類、および、カサネカンザシ、ヒトエカンザシ、
ヤッコカンザシ、ウズマキゴカイなどの管棲多毛類、ヒ
ドロ虫などの腔腸動物、あるいはその他の生物の付着に
対してすぐれた防汚効果を示し、さらに、キシレンなど
の有機溶剤に可溶であるため、特に網染めにおいて極め
て作業性のよい、実用的な製剤が可能であることを見出
し、さらに前述のトリフェニルボラン・アルコキシ基含
有アミン錯体化合物に、シリコーンオイル、ポリブテン
類、パラフィン類、ワセリン類、ジアルキルスルフィド
化合物よりなる群から選ばれた少なくとも1種を併用す
るか、および/または、一般式(III)で表されるテト
ラアルキルチウラムジスルフィドを併用すると飛躍的に
防汚性能が向上し、通常使用される薬剤量の半量以下で
あっても、長期間にわたってフジツボ、セルプラ、ホ
ヤ、コケムシなどの大型生物や藻類などに対する防汚効
果が持続することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
(I):
は分枝状のアルキレン基、またはフェニレン基を、R2
は炭素数1〜18の直鎖または分枝状のアルキル基を示
す)で表わされるトリフェニルボラン・アルコキシ基含
有アミン錯体化合物の1種または2種以上を有効成分と
して含有することを特徴とする海中防汚剤に関する。
項1記載のトリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミ
ン錯体化合物の1種または2種以上と、(B)シリコー
ンオイル、ポリブテン類、パラフィン類、ワセリン類、
および一般式(II): R3−(S)n −R3 (II) (式中、R3は炭素数1〜20の直鎖または分枝状のア
ルキル基を、nは1〜20の整数を示す)で表されるジ
アルキルスルフィド化合物よりなる群から選ばれる1種
または2種以上とを含有することを特徴とする海中防汚
剤に関する。
項1記載のトリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミ
ン錯体化合物の1種または2種以上と、(C)一般式
(III):
分枝状のアルキル基を示す)で表されるテトラアルキル
チウラムジスルフィド化合物の1種または2種以上とを
含有することを特徴とする海中防汚剤に関する。
項1記載のトリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミ
ン錯体化合物の1種または2種以上と、(B)シリコー
ンオイル、ポリブテン類、パラフィン類、ワセリン類、
および一般式(II): R3−(S)n −R3 (II) (式中、R3は炭素数1〜20の直鎖または分枝状のア
ルキル基を、nは1〜20の整数を示す)で表されるジ
アルキルスルフィド化合物よりなる群から選ばれる1種
または2種以上と、(C)一般式(III):
分枝状のアルキル基を示す)で表されるテトラアルキル
チウラムジスルフィド化合物の1種または2種以上とを
含有することを特徴とする海中防汚剤に関する。
(I)で表されるトリフェニルボラン・アルコキシ基含
有アミン錯体化合物がトリフェニルボラン・3−(2−
エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン錯体化合物であ
る請求項1〜4のいずれかに記載の海中防汚剤に関す
る。
(I):
は分枝状のアルキレン基、またはフェニレン基を、R2
は炭素数1〜18の直鎖または分枝状のアルキル基を示
す)で表わされるトリフェニルボラン・アルコキシ基含
有アミン錯体化合物に関する。
ルボラン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物がトリフ
ェニルボラン・3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロ
ピルアミン錯体化合物である請求項6記載の化合物に関
する。
として使用する化合物は、一般式(I)で表されるトリ
フェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物で
ある。
素数1〜8の直鎖または分枝状アルキレン基としては、
たとえばメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プ
ロピレン基、テトラメチレン基、2−メチルトリメチレ
ン基、1,1−ジメチルエチレン基、1,2−ジメチル
エチレン基、1−エチルエチレン基、ペンタメチレン
基、ヘキサメチレン基、1−ブチルエチレン基、オクタ
メチレン基、2−エチルヘキサメチレン基などがあげら
れ、R2で示される炭素数1〜18の直鎖または分枝状
アルキル基としては、たとえば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、
ウンデシル、ラウリル、トリデシル、テトラデシル、ペ
ンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、ステアリル
などがあげられる。
ボラン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物の具体例と
しては、たとえばトリフェニルボラン・3−エトキシプ
ロピルアミン、トリフェニルボラン・3−ブトキシプロ
ピルアミン、トリフェニルボラン・3−(2−エチルへ
キシルオキシ)プロピルアミン、トリフェニルボラン・
3−ラウリルオキシプロピルアミン、トリフェニルボラ
ン・3−ステアリルオキシプロピルアミン、トリフェニ
ルボラン・4−(2−エチルヘキシルオキシ)ブチルア
ミン、トリフェニルボラン・4−ラウリルオキシブチル
アミン、トリフェニルボラン・8−エトキシオクチルア
ミン、トリフェニルボラン・8−(2−エチルヘキシル
オキシ)オクチルアミン、トリフェニルボラン・2−エ
チルヘキシルオキシフェニルアミン、トリフェニルボラ
ン・ラウリルオキシフェニルアミンなどがあげられる。
含有アミン錯体化合物は、単独で用いてもよく、2種以
上を組みあわせて用いてもよい。
ボラン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物は、トリフ
ェニルボランとアルコキシ基含有アミンとを、好ましく
は不活性雰囲気下で、両者を溶解し得る有機溶剤中で常
温下または加熱下に反応させることによって得ることが
できる。有機溶剤としては、たとえばテトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ミネラルスピリッ
ト、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、メチルエチルケト
ン、エチルイソブチルケトン、ジブチルエーテル、メタ
ノール、エタノール、プロパノールなどが使用できる。
トリフェニルボランとアルコキシ基含有アミンの使用割
合は等モル比ないしその近傍のモル比が好ましい。反応
混合物の処理は溶剤の留去、結晶化など常法によって行
なうことができ、必要により再結晶などにより精製して
もよい。
前記トリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯体
化合物を単独で用いてもよいが、(B)シリコーンオイ
ル、ポリブテン類、パラフィン類、ワセリン類および一
般式(II)で表されるジアルキルスルフィド化合物より
なる群から選ばれる1種または2種以上を併用するか、
および/または、(C)一般式(III)で表されるテト
ラアルキルチウラムジスルフィド化合物を併用すること
により、防汚効果が飛躍的に向上する。
ては、たとえばポリジメチルシロキサン、ポリメチルフ
ェニルシロキサン、メチルフェニルシロキサン−ジメチ
ルシロキサン共重合体、ポリエーテル変性ポリジメチル
シロキサン、ポリエーテル変性ポリアルキル(メチル)
シロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサ
ン、フロロシリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオ
イル、その他各種官能基による変性シリコーンオイルな
どがあげられるが、これらに限られるものではない。こ
れらのシリコーンオイルのうちでとくに好ましいもの
は、親水性親油性バランス(HLB)が2〜12の範囲
にある、ポリジメチルシロキサン、メチルフェニルシロ
キサン−ジメチルシロキサン共重合体、ポリエーテル変
性ポリジメチルシロキサンである。これらのシリコーン
オイルは、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。また本発明に用いるシリコーンオイ
ルは、海中防汚剤の塗工性能、塗膜物性の点から、粘度
が1〜1万ポイズ、なかんづく50〜500ポイズの範
囲のものが好ましい。
は、たとえば、日本石油化学(株)製のポリブテンLV
−7、ポリブテンLV−10、ポリブテンLV−25、
ポリブテンLV−50、ポリブテンLV−100、ポリ
ブテンHV−35、ポリブテンHV−100、ポリブテ
ンHV−300、ポリブテンHV−1900、出光石油
化学(株)製のポリブテン0H、ポリブテン5H、ポリ
ブテン10H、ポリブテン300H、ポリブテン200
0H、ポリブテン0R、ポリブテン15R、ポリブテン
35R、ポリブテン100R、ポリブテン350R、日
本油脂(株)製のポリビスOSH、三井化学(株)製の
ルーカントHC−20、ルーカントHC−150、ルー
カントHC−600、ルーカントHC−2000などが
あげられる。
は、たとえば、n−パラフィン(日本石油化学(株)製
など)、固形パラフィン(日本精蝋(株)製など)、流
動パラフィン(松村石油(株)製のスモイルP−10
0、スモイルP−150など)、塩素化パラフィン(東
ソー(株)製のA−40、A−50、A−70、A−1
45、A−150、A−265、A−270など)など
があげられる。
たとえば、白色ワセリン、黄色ワセリン(安藤パラケミ
ー(株)製など)があげられる。
るジアルキルスルフィド化合物には、nが1であるジア
ルキルモノスルフィド化合物と、nが2〜20の整数で
あるジアルキルポリスルフィド化合物が含まれる。一般
式(II)において、R3で示される炭素数1〜20の直
鎖または分枝状のアルキル基としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、
ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル
などがあげられる。海中防汚剤の塗工性能、塗膜物性の
点から、とくに炭素数4〜19のアルキル基が好まし
い。一般式(II)において、nは1〜20の整数である
が、海中防汚剤の塗工性能、塗膜物性の点からnが1〜
10、なかんづく4〜10であるのが好ましい。これら
ジアルキルスルフィド化合物は単独で用いてもよく、あ
るいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。海中防汚
剤の塗工性能、塗膜物性の点から好ましいジアルキルス
ルフィド化合物としては、ジ−tert−ブチルデカス
ルフィド、ジペンチルテトラスルフィド、ジペンチルペ
ンタスルフィド、ジペンチルデカスルフィド、ジオクチ
ルテトラスルフィド、ジオクチルペンタスルフィド、ジ
ノニルテトラスルフィド、ジノニルペンタスルフィド、
ジ−tert−ノニルテトラスルフィド、ジ−tert
−ノニルペンタスルフィド、ジデシルテトラスルフィ
ド、ジドデシルテトラスルフィド、ジオクタデシルテト
ラスルフィド、ジノナデシルテトラスルフィドなどがあ
げられるが、これに限定されるものではない。
記シリコーンオイルと、前記ポリブテン類、パラフィン
類、ワセリン類およびジアルキルスルフィド化合物より
なる群から選ばれる1種または2種以上とを併用するの
が好ましい。
ムジスルフィド化合物は一般式(III)で表わされるも
のである。一般式(III)において、R4で示される炭素
数1〜8のアルキル基としては、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、2−エチルヘキシルなどがあげられる。
一般式(III)で表されるテトラアルキルチウラムジス
ルフィド化合物の具体例としては、たとえばテトラメチ
ルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスル
フィド、テトラプロピルチウラムジスルフィド、テトラ
イソプロピルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウ
ラムジスルフィド、テトラ−sec−ブチルチウラムジ
スルフィド、テトライソブチルチウラムジスルフィド、
テトラ−tert−ブチルチウラムジスルフィド、テト
ラペンチルチウラムジスルフィド、テトラヘキシルチウ
ラムジスルフィド、テトラヘプチルチウラムジスルフィ
ド、テトラオクチルチウラムジスルフィド、テトラ(2
−エチルヘキシル)チウラムジスルフィドなどがあげら
れるが、これらに限定されるものではない。これらのテ
トラアルキルジスルフィド化合物のうち、好ましいもの
はテトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチ
ウラムジスルフィドである。テトラアルキルチウラムジ
スルフィド化合物は単独で用いてもよく、あるいは2種
以上を組み合わせて用いてもよい。
ルジスルフィド化合物を前記のシリコーンオイル、ポリ
ブテン類、パラフィン類、ワセリン類および一般式(I
I)で表されるジアルキルスルフィド化合物よりなる群
から選ばれる1種または2種以上と併用するのが好まし
い。
合成樹脂および/または天然樹脂が用いられる。合成樹
脂系ビヒクルとしては、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル/アルキルビニルエーテル共重合体、塩
化ビニル樹脂などのビニル樹脂系、アルキッド樹脂系、
アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、ポリエステル樹脂
系、合成ゴム系、塩素化ポリエチレンなどがあげられ
る。また、天然樹脂としては、ウッドロジン、ガムロジ
ン、変性ロジンなどがあげられる。ビヒクルに用いられ
る樹脂としては、特にアクリル樹脂が好ましい。
が含まれる。溶剤としては、特に限定されるものではな
く種々の溶剤が使用でき、たとえばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、トリメチルベンゼンなどの芳香族系炭化
水素溶剤、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノ
ールなどのアルコール系溶剤、アセトン、ジエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤などが
あげられる。これらの溶剤は、単独で用いてもよく、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
して、トリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯
体化合物を単独で使用するばあい、その使用量は、特に
制限されるものではないが、防汚剤中の不揮発分量に対
して、通常0.1〜80重量%であり、好ましくは、1
〜50重量%である。トリフェニルボラン・アルコキシ
基含有アミン錯体化合物の使用量が前記範囲未満では防
汚性が充分でなく、一方前記範囲を超えると塗工性能、
塗膜物性が劣化する傾向がある。
(A)トリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯
体化合物に、(B)シリコーンオイル、ポリブテン類、
パラフィン類、ワセリン類およびジアルキルスルフィド
化合物よりなる群から選ばれる1種または2種以上を併
用するばあい、これらの配合比は特に制限されるもので
はないが、(A)成分/(B)成分の重量比は通常1/
99〜99/1の範囲であり、好ましくは10/90〜
90/10の範囲である。また、防汚剤中の不揮発分量
に対する(A)成分と(B)成分の合計配合量は特に制
限されるものではないが、通常0.1〜80重量%であ
り、好ましくは1〜50重量%の範囲である。合計配合
量が前記範囲未満では防汚性が充分でなく、一方前記範
囲を超えると海中防汚剤としての塗工性能、塗膜物性が
劣化する傾向がある。
(A)トリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯
体化合物に、(C)テトラアルキルチウラムジスルフィ
ド化合物を併用するばあい、これらの配合比は特に制限
されるものではないが、(A)成分/(C)成分の重量
比は通常1/99〜99/1の範囲であり、好ましくは
10/90〜90/10の範囲である。また、防汚剤中
の不揮発分量に対する(A)成分と(C)成分の合計配
合量は特に制限されるものではないが、通常0.1〜8
0重量%であり、好ましくは1〜50重量%の範囲であ
る。合計配合量が前記範囲未満では防汚性が充分でな
く、一方前記範囲を超えると海中防汚剤としての塗工性
能、塗膜物性が劣化する傾向にある。
ボラン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物と、(C)
テトラアルキルチウラムジスルフィド化合物を前記の割
合で配合したものに、(B)前記シリコーンオイル、ポ
リブテン類、パラフィン類、ワセリン類およびジアルキ
ルスルフィド化合物よりなる群から選ばれる1種または
2種以上を併用することができる。その場合、これら成
分の配合比はとくに制限されるものではないが、(A)
成分と(C)成分の混合物(混合比は1/99〜99/
1、好ましくは10/90〜90/10である)/
(B)成分の重量比は通常1/99〜99/1の範囲で
あり、好ましくは10/90〜90/10の範囲であ
る。また、防汚剤中の不揮発分量に対する(A)成分、
(B)成分、(C)成分の合計配合量は特に制限される
ものではないが、通常0.1〜80重量%であり、好ま
しくは1〜50重量%の範囲である。合計配合量が前記
範囲未満では防汚性が充分でなく、一方前記範囲を超え
ると海中防汚剤としての塗工性能、塗膜物性が劣化する
傾向にある。
加してもよい。これらの防汚剤としては、たとえばジチ
オカーバート系防汚剤、カーバメート系防汚剤、マレイ
ミド系防汚剤、イソチアゾロン系防汚剤、テトラクロロ
イソフタロニトリルなどが挙げられる。また、本発明の
海中防汚剤には、フタル酸エステル、アジピン酸エステ
ル、トリクレジルフォスフェートなどの可塑剤も加える
ことができる。さらに、本発明の海中防汚剤には、顔
料、その他の添加剤、たとえばポリアマイド燐酸系、ポ
リアマイド系、不飽和ポリカルボン酸系などの分散剤、
消泡剤、タレ止め剤、界面活性剤などを添加することが
できる。本発明の海中防汚剤においては、他の防汚剤、
可塑剤、顔料、その他の添加剤は、本発明の目的を損な
わない範囲で任意の配合割合で含有させることができ
る。
合し、必要に応じて各種添加剤を配合し、混合すること
により製造することができる。各成分の混合方法および
各種添加剤の添加方法は、特に制限されるものではな
く、種々の方法により行うことができ、混合順序および
添加順序も種々の方法で行うことができる。
等に塗布することにより、水棲汚損生物の付着を防止
し、優れた防汚性を発揮させる漁網具等の防汚方法も提
供することができる。海中防汚剤の漁網具等への塗布方
法は、たとえば浸漬塗装、吹きつけ塗装などの種々の塗
装方法を適用することができるが、浸漬塗装が好まし
い。付着量は、漁網の場合漁網重量の1〜20重量%の
範囲が好ましい。
有アミン錯体化合物の製造例、実施例および試験例をあ
げて本発明を説明する。各例中の%および部はそれぞれ
重量%および重量部を示す。
−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン錯体化合物の
製造 冷却器、攪拌機を取り付けた300ml四ツ口フラスコ
にトリフェニルボラン(試薬特級、Aldrich社
製)24.2g(0.100mol)、3−(2−エチ
ルヘキシルオキシ)プロピルアミン(試薬特級、東京化
成工業(株)製)18.7g(0.100mol)、脱
水テトラヒドロフラン(THF)100mlを仕込み、
N2気流下、室温で4時間反応させた後、THFを減圧
下留去した。残留物をメタノールから再結晶することに
より、融点66.5〜67.5℃の白色粉末40.3g
(収率94%)を得た。この化合物はFTIR、NMR
およびつぎの元素分析の結果により、トリフェニルボラ
ン・3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン
錯体化合物であることを確認した。図1にこの化合物の
FTIRスペクトルを、図2にNMRスペクトルを示
す。FTIRは、(株)島津製作所製 FTIR−81
00Mを使用し、KBr錠剤法で測定した。NMRは日
本電子(株)製 JNM−PMX60を使用し、テトラ
メチルシランを内部基準としてCDCl3中で測定し
た。
キシプロピルアミン錯体化合物の製造 製造例1で、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピ
ルアミンの替わりに、3−エトキシプロピルアミン(広
栄化学工業(株)製)10.3g(0.100mol)
を用い、製造例1と同様にして、融点175〜176℃
の白色粉末30.0g(収率87%)を得た。この化合
物はFTIR、NMRおよびつぎの元素分析の結果によ
り、トリフェニルボラン・3−エトキシプロピルアミン
錯体化合物であることを確認した。
キシプロピルアミン錯体化合物の製造 製造例1で、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピ
ルアミンの替わりに、3−ブトキシプロピルアミン(広
栄化学工業(株)製)13.1g(0.100mol)
を用い、製造例1と同様にして、融点106〜107℃
の白色粉末34.0g(収率91%)を得た。この化合
物はFTIR、NMRおよびつぎの元素分析の結果によ
り、トリフェニルボラン・3−ブトキシプロピルアミン
錯体化合物であることを確認した。
リルオキシプロピルアミン錯体化合物の製造 製造例1で、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピ
ルアミンの替わりに、3−ラウリルオキシプロピルアミ
ン(広栄化学工業(株)製)24.3g(0.100m
ol)を用い、製造例1と同様にして、融点73.5〜
74.0℃の白色粉末43.3g(収率89%)を得
た。この化合物はFTIR、NMRおよびつぎの元素分
析の結果により、トリフェニルボラン・3−ラウリルオ
キシプロピルアミン錯体化合物であることを確認した。
ジン錯体化合物の製造(米国特許第3211679号明
細書および特開平7−133207号公報記載の化合
物) 製造例1で3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル
アミンの替わりに、ピリジン(試薬特級、キシダ化学
(株)製)7.9g(0.100mol)を用い、製造
例1と同様にして、白色粉末のトリフェニルボラン・ピ
リジン錯体化合物27.6g(収率86%)を得た。
タデシルアミン錯体化合物の製造(米国特許第3211
679号明細書、特開平8−295608号公報および
特開平8−295609号公報記載の化合物) 製造例1で3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル
アミンの替わりに、オクタデシルアミン(試薬特級、東
京化成工業(株)製)27.0g(0.100mol)
を用い、製造例1と同様にして、白色粉末のトリフェニ
ルボラン・オクタデシルアミン錯体化合物43.0g
(収率84%)を得た。
ノールアミン錯体化合物の製造(特開平9−78007
号公報記載の化合物) 製造例1で3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル
アミンの替わりに、エタノールアミン(試薬特級、東京
化成工業(株)製)6.1g(0.100mol)を用
い、製造例1と同様にして、白色粉末のトリフェニルボ
ラン・エタノールアミン錯体化合物26.1g(収率8
6%)を得た。
を用い、表1、2に記載の配合成分を添加して、実施例
1〜17および比較例1〜5の海中防汚剤を得た。
剤を、ポリエチレン製の漁網(400デニール、40
本、8節)に浸漬塗装し、乾燥した。このように防汚剤
を塗布した漁網を40cm×60cmの鉄棒の枠に固定
し、三重県尾鷲湾にて海中筏から水深約1mに垂下浸漬
し、その防汚性能を6カ月にわたって定期的に観測し
た。結果を表3に示す。表中の数字は海棲生物の付着面
積(%)を表す。
(I)で表されるトリフェニルボラン・アルコキシ基含
有アミン錯体化合物を用いた本発明の海中防汚剤は水棲
汚損生物の付着を効果的に防止することができる。ま
た、トリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯体
化合物と、シリコーンオイル、ポリブテン類、パラフィ
ン類、ワセリン類、ジアルキルスルフィド化合物よりな
る群から選ばれる1種または2種以上と、および/また
は、テトラアルキルチウラムジスルフィドとを併用した
本発明の海中防汚剤は、長期にわたって水棲汚損生物の
付着を防止できる。
・3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン錯
体化合物のFTIRスペクトルである。
・3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン錯
体化合物のNMRスペクトルである。
Claims (7)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜8の直鎖もしくは分枝状のア
ルキレン基、またはフェニレン基を、R2は炭素数1〜
18の直鎖または分枝状のアルキル基を示す)で表わさ
れるトリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯体
化合物の1種または2種以上を有効成分として含有する
ことを特徴とする海中防汚剤。 - 【請求項2】 (A)請求項1記載のトリフェニルボラ
ン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物の1種または2
種以上と、(B)シリコーンオイル、ポリブテン類、パ
ラフィン類、ワセリン類、および一般式(II): R3−(S)n −R3 (II) (式中、R3は炭素数1〜20の直鎖または分枝状のア
ルキル基を、nは1〜20の整数を示す)で表されるジ
アルキルスルフィド化合物よりなる群から選ばれる1種
または2種以上とを含有することを特徴とする海中防汚
剤。 - 【請求項3】 (A)請求項1記載のトリフェニルボラ
ン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物の1種または2
種以上と、(C)一般式(III): 【化2】 (式中、R4は炭素数1〜8の直鎖または分枝状のアル
キル基を示す)で表されるテトラアルキルチウラムジス
ルフィド化合物の1種または2種以上とを含有すること
を特徴とする海中防汚剤。 - 【請求項4】 (A)請求項1記載のトリフェニルボラ
ン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物の1種または2
種以上と、(B)シリコーンオイル、ポリブテン類、パ
ラフィン類、ワセリン類、および一般式(II): R3−(S)n −R3 (II) (式中、R3は炭素数1〜20の直鎖または分枝状のア
ルキル基を、nは1〜20の整数を示す)で表されるジ
アルキルスルフィド化合物よりなる群から選ばれる1種
または2種以上と、(C)一般式(III): 【化3】 (式中、R4は炭素数1〜8の直鎖または分枝状のアル
キル基を示す)で表されるテトラアルキルチウラムジス
ルフィド化合物の1種または2種以上とを含有すること
を特徴とする海中防汚剤。 - 【請求項5】 一般式(I)で表されるトリフェニルボ
ラン・アルコキシ基含有アミン錯体化合物がトリフェニ
ルボラン・3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル
アミン錯体化合物である請求項1〜4のいずれかに記載
の海中防汚剤。 - 【請求項6】 一般式(I): 【化4】 (式中、R1は炭素数1〜8の直鎖もしくは分枝状のア
ルキレン基、またはフェニレン基を、R2は炭素数1〜
18の直鎖または分枝状のアルキル基を示す)で表わさ
れるトリフェニルボラン・アルコキシ基含有アミン錯体
化合物。 - 【請求項7】 トリフェニルボラン・アルコキシ基含有
アミン錯体化合物がトリフェニルボラン・3−(2−エ
チルヘキシルオキシ)プロピルアミン錯体化合物である
請求項6記載の化合物。
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- 1998-10-23 JP JP30297498A patent/JP3883715B2/ja not_active Expired - Lifetime
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