JPH11322338A - 多孔質酸化チタン及びその製造方法、並びにそれを含有する化粧料 - Google Patents

多孔質酸化チタン及びその製造方法、並びにそれを含有する化粧料

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JPH11322338A
JPH11322338A JP15526598A JP15526598A JPH11322338A JP H11322338 A JPH11322338 A JP H11322338A JP 15526598 A JP15526598 A JP 15526598A JP 15526598 A JP15526598 A JP 15526598A JP H11322338 A JPH11322338 A JP H11322338A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状や微細構造の制御された多孔質の酸化チ
タンを得、さらにそれを化粧料に応用する。 【解決手段】 チタンアルコキシドを水混和性有機溶媒
に溶解した溶液に、弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱
塩基と強酸の中和により得られる塩から選ばれる1種又
は2種以上、水及び、希土類元素に属する金属を含む塩
より選択した1種又は2種以上を添加してチタン-金属
複合酸化物を調製し、次いで酸処理して希土類元素に属
する金属を除去し、多孔質酸化チタンを得る。チタンア
ルコキシドから酸化チタンへの重縮合に際し、加水分解
抑制剤を共存させてもよい。弱酸と弱塩基,弱酸と強塩
基及び弱塩基と強酸の中和により得られる塩の種類や、
希土類元素に属する金属の種類,量及び添加時期等によ
り、形状や微細構造の制御が可能である。化粧料には、
前記多孔質酸化チタンの1種又は2種以上を含有させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面積の増大によ
り光吸収散乱効果の向上が期待され、触媒,塗料,化粧
料等の分野に応用可能な多孔質酸化チタン及びその製造
方法、並びにそれを含有して成る化粧料に関する。さら
に詳しくは、弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基と
強酸の中和により得られる塩の1種又は2種以上を触媒
として、加水分解されたチタンアルコキシドが酸化チタ
ンへと重縮合する際、希土類元素に属する金属を含む塩
の1種又は2種以上を複合化し、次いで酸処理すること
により得られる多孔質酸化チタン及びその製造方法、並
びにそれを含有して成る化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、酸化チタン粉末はガラス,耐
熱材料(セラミクス),触媒等の製造に使用されてい
る。また最近は、その紫外線吸収散乱効果により、日焼
け止め化粧料への応用も盛んになっている。かかる酸化
チタンを製造する方法として、ガラスやセラミクス等の
最終製品の特性の向上及び生産性の向上を図り、さらに
環境問題に配慮して、低温で製造できる金属アルコキシ
ドを用いたゾル-ゲル法が提案されている。
【0003】特開平8−143438においては、チタ
ンテトラアルコキシド,テトラオクチレングリコールチ
タネート,テトラキス(2-エチルヘキシル)チタネート,
ジイソプロポキシチタンビスアセチルアセトネート等の
有機チタン化合物と水混和性有機溶媒とを混合した溶液
に、塩酸,硫酸,硝酸等の無機酸の水溶液を添加して加
水分解を行い、次いで60℃を超えない温度及び相対湿
度60%以上の条件で熟成してルチル型の酸化チタンを
得、これを化粧料に配合する技術が開示されている。
【0004】しかしながら、加水分解された有機チタン
化合物が酸化チタンへと重縮合する際に強酸である塩酸
等を用いると、重合速度が遅く、酸化チタンの形状及び
微細構造を制御することは困難であった。これに対し、
特開平9−100124においては、炭酸塩,酢酸塩等
の弱酸の塩を用い、或いは加水分解抑制剤を共存させる
ことにより、チタンアルコキシドを球状粒子ないし薄片
状粒子としてゲル化させることができ、生成する酸化チ
タンの形状を制御し得ることが示されている。
【0005】一方、特に紫外線防止を目的とした日焼け
止め化粧料等に応用する場合には、酸化チタン粉末を微
粒子化したり、薄片状体質顔料に被覆することにより表
面積を増大させる工夫がなされてきた。しかしかかる方
法では、二次凝集粒子の形成等により、最終的な化粧料
製剤において目的とする高表面積が維持されにくいとい
う問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、酸化チタン
粉末を多孔質とすることにより、表面積増大による紫外
線吸収散乱効果の向上が期待でき、さらに汗や皮脂に対
する吸収性を持たせて、化粧持続性を向上させることも
期待できる。また、触媒としての利用や、耐候性に優れ
る塗料への応用も可能となる。しかし、形状や微細構造
の制御された多孔質酸化チタンを得たという報告はまだ
なされていない。均一に制御された細孔を形成すること
ができれば、細孔内への光散乱による光反射散乱防止効
果も期待できる。そこで本発明においては、低温で酸化
チタン結晶を成長させる際に、その成長を妨げ得る希土
類元素に属する金属イオンを導入し、形状や微細構造を
制御しながら、酸化チタンと希土類元素に属する金属を
含んだ複合酸化物を得た後に、希土類元素に属する金属
を前記複合酸化物から溶出させることにより、均一に制
御された細孔を有する多孔質の酸化チタンを得、さらに
それを化粧料に応用することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
種々検討を行った結果、チタンアルコキシドを水混和性
有機溶媒に溶解した溶液に、弱酸と弱塩基,弱酸と強塩
基及び弱塩基と強酸の中和により得られる塩より選ばれ
る1種又は2種以上、水及び、希土類元素に属する金属
を含む塩より選択した1種又は2種以上を添加してチタ
ン-金属複合酸化物を調製し、次いで酸処理して複合化
金属を除去することにより、多孔質酸化チタンが得ら
れ、さらに微細構造や粒子の形状の制御も容易に成し得
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。また、
チタンアルコキシドから酸化チタンを生成する際、弱酸
と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基と強酸の中和により
得られる塩として添加する塩の種類によっては、チタン
アルコキシドがゾルやゲルに成長せずに沈殿してしま
い、酸化チタンの形状や微細構造を良好に制御できない
場合がある。かかる場合においても、加水分解抑制剤を
共存させることにより、チタンアルコキシドをゾルやゲ
ルとして成長させることができ、生成する多孔質酸化チ
タンの形状や微細構造をより良好に制御できることを見
いだした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において用い得るチタンア
ルコキシドとしては、チタンテトラエトキシド,チタン
テトラ-n-プロポキシド,チタンテトラ-iso-プロポキシ
ド,チタンテトラ-n-ブトキシド,チタンテトラ-iso-ブ
トキシド,チタンテトラ-tert-ブトキシド等が挙げられ
る。かかるチタンアルコキシドを溶解する水混和性有機
溶媒としては、メタノール,エタノール,n-プロパノー
ル,iso-プロパノール,n-ブタノール,iso-ブタノー
ル,tert-ブタノール,エチレングリコール,ジメチル
ホルムアミド等が挙げられ、特にn-ブタノールが好まし
い。チタンアルコキシドの水混和性有機溶媒による溶液
の濃度としては0.001〜6.0Mであることが好ま
しく、0.02〜2.0Mの範囲とすることが特に好ま
しい。
【0009】本発明においては、チタンアルコキシドを
水混和性有機溶媒に溶解した溶液に、触媒として、弱酸
と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基と強酸の中和により
得られる塩より選ばれる1種又は2種以上を添加し、重
縮合を促進してゾルやゲルを得る。前記触媒として用い
る弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基と強酸の中和
により得られる塩としては、カルボン酸及びその誘導
体,並びにフェノキシド及びその誘導体より成る群から
選ばれる1種以上と、アルカリ金属,アルカリ土類金
属,アンモニウム化合物,ヒドラジニウム化合物,ピリ
ジニウム化合物及びヒドロキシアルミニウム化合物より
成る群から選ばれる1種以上との塩が好ましく用いら
れ、炭酸リチウム,炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭
酸アンモニウム,炭酸水素リチウム,炭酸水素ナトリウ
ム,炭酸水素カリウム,炭酸水素アンモニウム,ギ酸リ
チウム,ギ酸ナトリウム,ギ酸カリウム,ギ酸カルシウ
ム,ギ酸アンモニウム,酢酸リチウム,酢酸ナトリウ
ム,酢酸カリウム,酢酸カルシウム,酢酸アンモニウ
ム,ヒドロキシアンモニウム塩酸塩,アセトアミジン塩
酸塩,ヒドラジン塩酸塩等が例示される。これらのう
ち、炭酸ナトリウム,炭酸アンモニウム,炭酸水素ナト
リウム,炭酸水素アンモニウム,酢酸ナトリウム及び酢
酸アンモニウムが特に好ましい。前記より1種又は2種
以上を選択して用いるが、用いる塩により、生成するチ
タンアルコキシドゲルの状態は異なり、薄片状から球状
のゲル粒子が得られる。
【0010】上記塩の1種又は2種以上は、上記濃度範
囲のチタンアルコキシド溶液1リットルに対して0.0
5〜0.5モルの割合で添加することが好ましい。塩の
添加量の上限は溶媒に溶解する量に、下限は重合促進に
対する触媒効果の得られる量に決定される。
【0011】本発明においては、チタンアルコキシドか
ら酸化チタンに成長させる際、希土類元素に属する金
属、すなわちイットリウム,ランタン,セリウム,プラ
セオジム,ネオジム,プロメチウム,サマリウム,ユウ
ロピウム,ガドリニウム,テルビウム,ジスプロシウ
ム,ホルミウム,エルビウム,ツリウム,イッテルビウ
ム及びルテチウムより成る群から選択した1種又は2種
以上の金属を含む塩を添加して、前記金属を複合化させ
る。これらの希土類元素に属する金属を含む塩を添加す
ることによって、生成する酸化チタンのアナターゼ型結
晶の成長を抑制することができる。酸処理してこれら金
属を溶出させた後、添加する金属イオンに対応する細孔
が得られる。これら金属イオンの複合化量によって細孔
の構造を制御できるため、非結晶の酸化チタンが得られ
るだけでなく、従来のように高温で焼成することなく、
耐候性に優れ、且つ高表面積を有するルチル型結晶の酸
化チタンを得ることができる。
【0012】希土類元素に属する金属を含む塩として
は、これらの塩化物,臭化物,ヨウ化物等のハロゲン化
物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等を用いることができ
る。希土類元素に属する金属は、チタン1モルに対して
0.15モル〜0.5モルの範囲で添加することが好ま
しい。
【0013】希土類元素に属する金属を含む塩は、チタ
ンアルコキシドの水混和性有機溶媒による溶液に水及び
触媒として用いる塩を添加する際、同時に加えてもよい
が、やや遅れて添加してもよい。触媒として用いる塩の
種類や希土類元素に属する金属の種類、及び添加時期に
より、チタンアルコキシドゲル中における希土類元素に
属する金属の分布を制御でき、酸処理後に得られる酸化
チタンの細孔の微細構造の制御が可能である。
【0014】また本発明においては、チタンアルコキシ
ドから酸化チタンへの重縮合に際し、触媒となる塩の他
に、加水分解を制御する加水分解抑制剤を添加すること
もできる。加水分解抑制剤を添加することにより、チタ
ンアルコキシドの加水分解の進行を制御し、選択的に薄
片状のゲル粒子を得ることができる。
【0015】上記加水分解抑制剤はキレート試薬及び電
子供与性試薬より選択され、ジエチレングリコール,ト
リエチレングリコール,ポリエチレングリコール,ポリ
プロピレングリコール等のアルキレングリコール類、エ
チレングリコールモノエチルエーテル,エチレングリコ
ールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル,ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル,テトラエチレングリコールモノメチルエーテル,テ
トラエチレングリコールモノエチルエーテル,プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル等のアルキレングリコールのアル
キルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエー
テル,エチレングリコールモノベンジルエーテル等のア
ルキレングリコールのアリールエーテル類、アセチルア
セトン等のβ-ジケトン類、エチレンジアミン,トリエ
タノールアミン等のアミン類などが挙げられ、これらよ
り1種又は2種以上を選択して用いる。前記の中でも、
特にアルキレングリコール類が好ましく使用できる。
【0016】上記の加水分解抑制剤は、チタンアルコキ
シド1モルに対し1〜20モルの割合で添加することが
好ましく、2〜10モルとするのがより好ましい。加水
分解抑制剤の添加量が1モル未満であると、チタンアル
コキシドの加水分解の制御効果が十分に得られず、また
20モルを超えると、チタンアルコキシドの加水分解が
十分に進行しないので好ましくない。
【0017】本発明に係る多孔質酸化チタンの製造方法
としては、まず、上記したチタンアルコキシドの1種又
は2種以上を上記水混和性溶媒の1種又は2種以上に溶
解し、チタンアルコキシドの溶液を調製する。次いで、
チタンアルコキシドの溶液を攪拌しながら、水と、弱酸
と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基と強酸の中和により
得られる塩より選択した1種又は2種以上(又は水、弱
酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基と強酸の中和によ
り得られる塩より選択した1種又は2種以上、及び加水
分解抑制剤の1種又は2種以上)を水混和性有機溶媒の
1種又は2種以上に溶解した溶液を添加し、それと同時
か、若干反応を進行させた後、希土類元素に属する金属
を含む塩の1種又は2種以上と、水とを添加する。この
際、さらに弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基と強
酸の中和により得られる塩より選択した1種又は2種以
上の水混和性有機溶媒による溶液を添加してもよい。な
お、水の添加量は全量で、チタンアルコキシド1モルに
対して1〜20モルとするのが好ましい。次に攪拌を停
止して、そのまま2〜24時間反応を継続させ、酸化チ
タンのゲルを得る。この酸化チタンのゲルを水洗し、7
0℃〜100℃で1〜4時間程度乾燥させた後、200
℃〜700℃で2〜4時間焼成し、続いて塩酸,硫酸,
硝酸等の酸で処理して複合化させた金属を溶出させ、水
洗乾燥する。
【0018】さらに本発明においては、上記に従って得
られた多孔質酸化チタンより選択した1種又は2種以上
を含有させて化粧料とする。化粧料への配合量としては
特に限定はされないが、0.1〜85重量%の範囲内と
するのが適切であり、目的に応じて決定する。化粧料に
配合する際、目的に応じて粒径を整えたり、シリコーン
処理,金属セッケン処理等の疎水化処理を行った後に配
合することもできる。本発明に係る化粧料は、特に紫外
線防御に有効な日焼け止め化粧料として有用である。
【0019】本発明に係る化粧料には、上記の多孔質酸
化チタンの他、油脂類,ロウ類,炭化水素類,脂肪酸
類,高級アルコール類,エステル類,低級アルコール
類,多価アルコール類,保湿剤,細胞賦活剤,抗炎症
剤,界面活性剤,水溶性高分子化合物,防菌防黴剤,色
素類,香料等、一般的に化粧料に配合される原料を含有
させることができる。また多孔質酸化チタン以外に、体
質顔料,着色顔料,真珠光沢顔料等の粉体類を含有させ
ることができる。特に紫外線対策を目的とした日焼け止
め化粧料においては、従来より用いられていた微粒子酸
化チタンや酸化亜鉛といった紫外線散乱効果を有する粉
体や、紫外線吸収剤を併用し得る。
【0020】本発明に係る化粧料は、クリーム等の皮膚
化粧料、メイクアップベースローション、メイクアップ
ベースクリーム、乳液状,クリーム状,油性軟膏状,油
性スティック状,パウダー状の各ファンデーション、ア
イカラー、チークカラー、リップスティック、粉おしろ
い等のメイクアップ化粧料、ハンドクリーム,レッグク
リーム,ボディローション等の身体用化粧料などとして
提供し得る。粉体層と水層又は乳液層より成る二層状化
粧水、粉体層,水層又は乳液層及び油層より成る三層状
化粧水としても提供できる。
【0021】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。まず、本発明に係る多孔質酸化チタン
及びその製造方法に関し、実施例1〜実施例3を示す。
【0022】[実施例1] 多孔質粒状酸化チタン グローブボックス内にてチタンブトキシド0.25mo
lをブタノールに溶解して500mlとする(1液)。
一方、酢酸アンモニウム0.25molと精製水0.6
25molをブタノールに溶解して750mlとする
(2液)。また、塩化ランタン0.05mol(ランタ
ン/チタンモル比=0.2)と精製水3.75molを
メタノールに溶解して500mlとする(3液)。1液
を攪拌しながら、2液及び3液を同時に添加し、その後
2時間静置し、15,000回転で15分間の遠心分離
を行って沈殿を回収し、水で3回洗浄した。次いで沈殿
を90℃で1時間乾燥し、600℃で2時間焼成した。
得られた粉体を1M塩酸1,000ml中に添加して攪
拌処理した後、遠心分離して酸化チタン粉体を回収し
た。最終収量は19.5gであった。
【0023】[実施例2] 多孔質薄片状酸化チタン グローブボックス内にてチタンブトキシド0.25mo
lとジエチレングリコール2.5molをブタノールに
溶解して500mlとする(1液)。一方、炭酸水素ア
ンモニウム0.25molと精製水0.625molを
ブタノールに溶解して750mlとする(2液)。ま
た、塩化ランタン0.05mol(ランタン/チタンモ
ル比=0.2)と精製水3.75molをメタノールに
溶解して500mlとする(3液)。1液を攪拌しなが
ら、2液及び3液を同時に添加し、その後2時間静置
し、15,000回転で15分間の遠心分離を行って沈
殿を回収し、水で3回洗浄した。次いで沈殿を90℃で
1時間乾燥し、600℃で2時間焼成した。得られた粉
体を1M塩酸1,000mlに添加して攪拌処理した
後、遠心分離して酸化チタン粉体を回収した。最終収量
は19.5gであった。
【0024】[実施例3] 多孔質薄片状酸化チタン グローブボックス内にてチタンブトキシド0.25mo
lとジエチレングリコール2.5molをブタノールに
溶解して500mlとする(1液)。一方、炭酸水素ア
ンモニウム0.25molと精製水0.625molを
ブタノールに溶解して750mlとする(2液)。ま
た、塩化ランタン0.125mol(ランタン/チタン
モル比=0.5)と精製水3.75molをメタノール
に溶解して500mlとする(3液)。1液を攪拌しな
がら、2液を添加してしばらく攪拌し、50分後に3液
を添加した後12時間静置し、15,000回転で15
分間の遠心分離を行って沈殿を回収し、水で3回洗浄し
た。次いで沈殿を90℃で1時間乾燥し、600℃で2
時間焼成した。得られた粉体を1M塩酸1,000ml
に添加して攪拌処理した後、遠心分離して酸化チタン粉
体を回収した。最終収量は19.5gであった。
【0025】上記実施例1〜実施例3の多孔質酸化チタ
ンについて比表面積及び細孔径分布を測定し、X線回折
法により結晶型の解析を行った。その結果、いずれも9
0m2/g以上の比表面積を示し、通常の化粧料用酸化
チタンの比表面積が9〜12m2/gであることから、
比表面積の顕著な増大が認められ、これらが多孔質構造
を有することが示された。またX線回折の結果、実施例
1及び実施例2はルチル型結晶性の酸化チタンであり、
実施例3はアモルファス状の酸化チタンであることが確
認された。細孔径分布については、孔径が100〜60
0オングストロームの範囲においてブロードな分布が見
られた。
【0026】次に、本発明に係る化粧料についての実施
例の処方を示す。
【0027】 [実施例4] 二層状化粧水 (1)エタノール 15.00(重量%) (2)グリセリン 2.00 (3)1,3-ブチレングリコール 2.00 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (5)香料 0.10 (6)カンファー 0.20 (7)精製水 77.95 (8)多孔質酸化チタン(実施例1) 2.00 (9)ベンガラ 0.15 (10)酸化亜鉛 0.50 製法:(1)に(2)〜(5)を順次添加して溶解する。(6)を
(7)に溶解し、これに前記エタノール相を加え、さらに
(8)〜(10)を加えて攪拌し、湿潤分散する。
【0028】 [実施例5] 日焼け止め用水中油型乳液 (1)オレイン酸オレイルエステル 5.0(重量%) (2)ジメチルポリシロキサン 3.0 (3)ワセリン 0.5 (4)セタノール 1.0 (5)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 (6)ポリオキシエチレン(20E.O.)オレイルエーテル 1.2 (7)パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル 5.0 (8)オキシベンゾン 2.0 (9)ジプロピレングリコール 6.0 (10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (11)ヒドロキシエチルセルロース 0.3 (12)多孔質酸化チタン(実施例2) 3.0 (13)精製水 69.0 (14)エタノール 3.0 (15)香料 0.1 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合し、加熱溶解して70
℃とする。一方、(9)〜(11)を(13)に加えて溶解して加
熱し、(12)を分散させた後70℃とする。この水相に前
記油相を攪拌しながら添加し、ホモジナイザーにより乳
化した後冷却し、40℃にて(15)を(14)に溶解して添
加,混合する。
【0029】 [実施例6] 日焼け止め用水中油型クリーム (1)スクワラン 10.0(重量%) (2)ワセリン 5.0 (3)ステアリルアルコール 3.0 (4)ステアリン酸 3.0 (5)グリセリルモノステアリン酸エステル 3.0 (6)ポリアクリル酸エチル 1.0 (7)パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル 5.0 (8)4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン 2.0 (9)1,3-ブチレングリコール 7.0 (10)水酸化カリウム 0.2 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (12)多孔質酸化チタン(実施例3) 6.0 (13)精製水 54.6 (14)香料 0.1 製法:(1)〜(8)の油相成分を混合し、加熱溶解して70
℃とする。一方、(9)〜(11)を(13)に加えて溶解して加
熱し、(12)を分散させた後70℃とする。この水相に前
記油相を攪拌しながら添加し、ホモジナイザーにより乳
化した後冷却し、40℃にて(14)を添加,混合する。
【0030】 [実施例7] 日焼け止め用油中水型クリーム (1)スクワラン 40.0(重量%) (2)グリセリルジイソステアリン酸エステル 3.0 (3)有機変性モンモリロナイト 1.5 (4)パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル 5.0 (5)オキシベンゾン 0.5 (6)4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン 0.5 (7)シリコーン処理多孔質酸化チタン(実施例1) 3.5 (8)1,3-ブチレングリコール 5.0 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 40.8 (11)香料 0.1 製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,加熱溶解し、(7)を
分散させた後70℃とする。一方、(8)〜(10)を混合,
溶解して加熱し、70℃とする。この水相を前記油相に
攪拌しながら添加し、ホモジナイザーにより乳化した後
冷却し、40℃にて(11)を添加,混合する。なお、多孔
質酸化チタンのシリコーン処理はメチルハイドロジェン
ポリシロキサン2.5重量%の焼き付け処理により行っ
た。
【0031】 [実施例8] 油性スティック状ファンデーション (1)流動パラフィン 18.08(重量%) (2)ミリスチン酸イソプロピル 15.00 (3)液状ラノリン 4.50 (4)マイクロクリスタリンワックス 4.50 (5)セレシン 10.00 (6)カルナウバロウ 2.00 (7)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 1.00 (8)酢酸トコフェロール 0.20 (9)パラオキシ安息香酸ブチル 0.02 (10)多孔質酸化チタン(実施例1) 10.00 (11)多孔質酸化チタン(実施例2) 10.00 (12)カオリン 14.60 (13)タルク 2.80 (14)マイカ 3.00 (15)ベンガラ 1.00 (16)黄酸化鉄 3.00 (17)黒酸化鉄 0.20 (18)香料 0.10 製法:(1)〜(9)の基剤成分を混合し、70℃〜80℃で
加熱融解する。一方、(10)〜(17)の顔料成分を混合して
前記基剤に加え、ロールミルで練る。混練物を加熱融解
し、調色した後脱泡し、(18)を添加して型に充填して冷
却固化する。
【0032】 [実施例9] パウダーファンデーション (1)流動パラフィン 5.0(重量%) (2)ミリスチン酸オクチルドデシル 2.5 (3)ワセリン 2.5 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (5)香料 0.1 (6)多孔質酸化チタン(実施例2) 6.0 (7)多孔質酸化チタン(実施例3) 4.0 (8)ナイロンパウダー 10.0 (9)マイカ 20.0 (10)タルク 43.8 (11)ベンガラ 3.0 (12)黄酸化鉄 2.5 (13)黒酸化鉄 0.5 製法:(6)〜(13)の顔料成分を混合し、粉砕機を通して
粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、(1)〜(5)を混
合して加え、均一に混合する。これを粉砕機で処理し、
ふるいを通し粒度をそろえた後、金皿に充填して圧縮成
形する。
【0033】 [実施例10] ツーウェイファンデーション (1)流動パラフィン 4.0(重量%) (2)スクワラン 2.0 (3)メチルフェニルポリシロキサン 4.0 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (5)香料 0.1 (6)シリコーン処理多孔質酸化チタン(実施例1) 10.0 (7)シリコーン処理多孔質酸化チタン(実施例3) 5.0 (8)シリコーン処理セリサイト 25.0 (9)シリコーン処理タルク 30.2 (10)シリコーン処理カオリン 5.0 (11)シリコーン処理ベンガラ 2.5 (12)シリコーン処理黄酸化鉄 2.0 (13)シリコーン処理黒酸化鉄 0.1 (14)ポリエチレン末 10.0 製法:(6)〜(14)の顔料成分を混合し、粉砕機を通して
粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、(1)〜(5)を混
合して加え、均一に混合する。これを粉砕機で処理し、
ふるいを通し粒度をそろえた後、金皿に充填して圧縮成
形する。なお、多孔質酸化チタン等顔料のシリコーン処
理は、メチルハイドロジェンポリシロキサン2.5重量
%の焼き付け処理により行った。
【0034】上記の実施例4〜実施例10について、使
用試験を行った。その際、本発明の実施例1〜実施例3
に係る多孔質酸化チタンを、実施例4,実施例8〜実施
例10においては通常の化粧料用酸化チタンに代替し、
実施例5〜実施例7においては平均粒子径20nm程度
の微粒子酸化チタンに代替して、それぞれ比較例4〜比
較例10とした。使用試験は、20才代〜50才代の女
性パネラー20名を1群として用い、各群に実施例及び
比較例のそれぞれをブラインドにて2週間使用させて行
った。使用試験終了後、化粧料の付き,伸び,使用時の
ざらつき感,日焼け止め効果及び化粧持続性について官
能評価させ、評価結果を表1に示す評価基準に従って点
数化させて20名の平均値を算出し、表2に示した。
【表1】
【0035】
【表2】 表2より明らかなように、本発明に係る実施例4〜実施
例10は、従来の酸化チタン又は微粒子酸化チタンを含
有する比較例4〜比較例10とほぼ同等の付き及び伸び
を示していたが、使用時のざらつき感については明らか
に改善が認められていた。これは、各実施例において多
孔質酸化チタンの凝集が認められないことに起因すると
考えられる。また実施例5〜実施例7についは、微粒子
酸化チタンを用いた比較例5〜比較例7に比べて遜色な
い日焼け止め効果が認められていた。そればかりか、実
施例4及び実施例8〜実施例10においても、良好な日
焼け止め効果が認められていた。さらに、いずれの実施
例においても各比較例に比べ化粧持続性が大幅に向上し
ていた。
【0036】上記の実施例4〜実施例10については、
室温で6カ月間以上保存しても状態の変化は全く認めら
れなかった。また上記使用試験において、皮膚刺激性反
応や皮膚感作性反応の見られたパネラーは存在しなかっ
た。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、形
状や微細構造の制御された多孔質の酸化チタンを得るこ
とができた。本発明による多孔質酸化チタンは、触媒と
しての利用や、耐候性を有する塗料、紫外線防御用化粧
料等に応用可能なものである。そして、それを化粧料に
含有させた場合、表面積増大による紫外線吸収散乱効果
の向上により、優れた日焼け止め効果が得られ、さらに
汗や皮脂に対する吸収性を示すことから、化粧持続性の
向上を図ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高須 芳雄 長野県上田市大字古里832−13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンアルコキシドを水混和性有機溶媒
    に溶解した溶液に、弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱
    塩基と強酸の中和により得られる塩から選ばれる1種又
    は2種以上、水及び、希土類元素に属する金属を含む塩
    より選択した1種又は2種以上を添加してチタン-金属
    複合酸化物を調製し、次いで酸処理して希土類元素に属
    する金属を除去して得られる多孔質酸化チタン。
  2. 【請求項2】 チタンアルコキシドを水混和性有機溶媒
    に溶解した溶液に、弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱
    塩基と強酸の中和により得られる塩から選ばれる1種又
    は2種以上、加水分解抑制剤の1種又は2種以上、水及
    び、希土類元素に属する金属を含む塩より選択した1種
    又は2種以上を添加してチタン-金属複合酸化物を調製
    し、次いで酸処理して希土類元素に属する金属を除去し
    て得られる多孔質酸化チタン。
  3. 【請求項3】 弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基
    と強酸の中和により得られる塩が、カルボン酸及びその
    誘導体,並びにフェノキシド及びその誘導体より成る群
    から選ばれる1種以上と、アルカリ金属,アルカリ土類
    金属,アンモニウム化合物,ヒドラジニウム化合物,ピ
    リジニウム化合物及びヒドロキシアルミニウム化合物よ
    り成る群から選ばれる1種以上との塩であることを特徴
    とする、請求項1又は請求項2に記載の多孔質酸化チタ
    ン。
  4. 【請求項4】 加水分解抑制剤がキレート試薬及び電子
    供与性試薬より選択した1種又は2種以上であることを
    特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の多孔質酸化
    チタン。
  5. 【請求項5】 チタンアルコキシドを水混和性有機溶媒
    に溶解した溶液に、弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱
    塩基と強酸の中和により得られる塩から選ばれる1種又
    は2種以上、水及び、希土類元素に属する金属を含む塩
    より選択した1種又は2種以上を添加してチタン-金属
    複合酸化物を調製し、次いで水洗,乾燥後、200℃〜
    700℃で焼成した後、酸処理して希土類元素に属する
    金属を除去することを特徴とする、多孔質酸化チタンの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 チタンアルコキシドを水混和性有機溶媒
    に溶解した溶液に、弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱
    塩基と強酸の中和により得られる塩から選ばれる1種又
    は2種以上、加水分解抑制剤の1種又は2種以上、水及
    び、希土類元素に属する金属を含む塩より選択した1種
    又は2種以上を添加してチタン-金属複合酸化物を調製
    し、次いで水洗,乾燥後、200℃〜700℃で焼成し
    た後、酸処理して希土類元素に属する金属を除去するこ
    とを特徴とする、多孔質酸化チタンの製造方法。
  7. 【請求項7】 弱酸と弱塩基,弱酸と強塩基及び弱塩基
    と強酸の中和により得られる塩が、カルボン酸及びその
    誘導体,並びにフェノキシド及びその誘導体より成る群
    から選ばれる1種以上と、アルカリ金属,アルカリ土類
    金属,アンモニウム化合物,ヒドラジニウム化合物,ピ
    リジニウム化合物及びヒドロキシアルミニウム化合物よ
    り成る群から選ばれる1種以上との塩であることを特徴
    とする、請求項5又は請求項6に記載の多孔質酸化チタ
    ンの製造方法。
  8. 【請求項8】 加水分解抑制剤がキレート試薬及び電子
    供与性試薬より選択した1種又は2種以上であることを
    特徴とする、請求項6又は請求項7に記載の多孔質酸化
    チタンの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項4に記載の多孔質酸化
    チタンより選択される1種又は2種以上を含有して成
    る、化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006061367A1 (en) * 2004-12-06 2006-06-15 Colorobbia Italia S.P.A. Process for preparing dispersions of tio2 in the form of nanoparticles, and dispersions obtainable with this process and fuctionalization of surfaces by application of tio2 dispersions
JP2013530121A (ja) * 2010-05-26 2013-07-25 インダストリ−ユニヴァーシティ コオペレーション ファウンデイション ソガン ユニヴァーシティ 二酸化チタン粒子の新規製造方法及びこれによる二酸化チタン粒子

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