JPH11322245A - エスカレータのガイドレール - Google Patents

エスカレータのガイドレール

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JPH11322245A
JPH11322245A JP12708798A JP12708798A JPH11322245A JP H11322245 A JPH11322245 A JP H11322245A JP 12708798 A JP12708798 A JP 12708798A JP 12708798 A JP12708798 A JP 12708798A JP H11322245 A JPH11322245 A JP H11322245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
escalator
stopper
vertical beam
cross beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP12708798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Hara
和久 原
Yoshio Ogimura
佳男 荻村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Products Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Products Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Elevator Products Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP12708798A priority Critical patent/JPH11322245A/ja
Publication of JPH11322245A publication Critical patent/JPH11322245A/ja
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガイドレールの位置決めと組立を容易に行うこ
とができるエスカレータのガイドレールを得ること。 【解決手段】トラス4の上階側の縦梁4cの下階側の側
面に対して、座9を溶接し、この座9にL字形の継手11
をボルト10Dで取り付ける。縦梁4cの下階側の面の外
側には、ストッパ10Cを突設し、縦梁4cの対向側に
は、座9の下端の位置にストッパ13Aを中間部にストッ
パ13Bを突設する。横梁6Aの両端には、端板6aを溶
接し、この端板6aを介して継手11に横梁6Aをボルト
10Dで締め付ける。横梁の両端の下部には、調整ボルト
10Aを挿入し、この調整ボルト10Aの下端をストッパ13
Aに当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータのガ
イドレールに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のエスカレータのガイドレ
ールの上階側の取付状態を示す右側面図、図4は図3の
B−B断面拡大図である。図3及び図4において、エス
カレータが設置されたビルの上階側と下階側の乗場の間
に架設されたトラス4の上階側には、上梁4aと縦梁4
bの間に縦梁4cが溶接され、この縦梁4cの下階側に
も縦梁4dが溶接で固定されている。
【0003】これらの上梁4aと下梁4b及び縦梁4
c,4dは、軟鋼板を断面角形に折り曲げて溶接した角
管から製作されている。このうち、縦梁4cの中間部に
は、溝形鋼から製作された横梁6Cが横に下階側に添設
され、溶接で固定されている。下階側の縦梁4dの中間
部の下階側の面にも、横梁6Aと同一品の横梁6Dが横
に溶接されている。
【0004】横梁6Cの両側には、図3において略弧状
のユニットガイドレール5Cが中間部に形成された角穴
部を遊嵌させた状態で挿入され、図4に示すように溶接
で固定されている。
【0005】ユニットガイドレール5Cの上端側の端面
には、中心が踏段駆動輪の軸心となる半円状の凹部が形
成され、ユニットガイドレール5Cの下階側の端部は、
L字形に形成されている。ユニットガイドレール5Cの
下端側は、このL字形の角部が横梁6Dの上部の上階側
に当接し、図4に示すように溶接されている。
【0006】ユニットガイドレール5Cの上端には、縦
梁4a側に対して帯板状のガイドレール3Aの片側が溶
接され、ユニットガイドレール5Cの中間部には、踏段
側に対してガイドレール3Bの片側が溶接されている。
【0007】これらのガイドレール3A,3Bの上面を
転動する踏段の車輪2a,2bは、踏段2の両側の上下
に設けられ、上側の車輪2aの車軸の先端に対して、こ
の車軸2aを連結して踏段2を駆動する踏段チェーン1
が示されている。
【0008】このように構成されたエスカレータにおい
ては、上下のガイドレール3A,3Bが溶接されたユニ
ットガイドレール5Cと、このユニットガイドレール5
Cに横梁を溶接したユニットを工場から搬入し、上方か
ら徐々に下ろして図3及び図4に示すようにクレーン8
で位置決めする。
【0009】したがって、上方から徐々に下ろしていく
ユニットガイドレール5Cは、片側のロープ12を他側の
ロープ12と比べて短くしておいて、上下階方向から見る
と斜めの状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
して組み立てられるエスカレータのガイドレールにおい
ては、クレーン8で吊り下げた状態で位置決めを行うの
で、位置決めに時間がかかる。
【0011】すなわち、高さの調整はクレーン8の電動
機を寸動させて行うので、この電動機を駆動するために
操作する押しボタンの操作に熟練を要するだけでなく、
左右の高さも位置出ししながら行わなければならない。
【0012】また、高さだけでなく、左右方向の位置決
めも行うが、単に横に移動しただけでは、片側の高さが
低くなり他側の高さが高くなるので、クレーンを横方向
にも寸動させなければならない。もし、位置決め精度が
低下すると、稼動時に騒音や振動が発生するだけでな
く、軸受部分などの保守・点検の頻度も上げなければな
らない。
【0013】しかも、これらの作業は、足場が悪いだけ
でなく、他の建築工事の進行で限られた期間内に下階側
を含めて終えなければならない。そこで、本発明の目的
は、ガイドレールの位置決めと組立を容易に行うことの
できるエスカレータのガイドレールを得ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、エスカレータの上階側または下階側のトラスの縦梁
に横梁を介して固定されるエスカレータのガイドレール
において、両端の継手と調整具を介して横梁を縦梁に締
結固定したことを特徴とする。
【0015】また、特に請求項2に対応する発明は、縦
梁の対向面と斜行部側に調整具の先端が当接するストッ
パを設けたことを特徴とする。さらに、特に請求項3に
対応する発明は、横梁に形成された調整の貫挿穴を長円
形としたことを特徴とする。
【0016】このような手段によって、請求項1に対応
する発明においては、トラスに対するガイドレールの微
調整を調整具によって行い、請求項2に対応する発明で
は、調整具の先端をストッパに当接させその反力で横梁
を調整し、請求項3に対応する発明では、長円穴によっ
て横梁を移動可能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエスカレータのガ
イドレールの一実施形態を図面を参照して説明する。図
1は、本発明のエスカレータのガイドレールの一実施形
態を示す右側面図で、従来の技術で示した図3に対応す
る図、図2(a)は、図1のA−A断面拡大図で、同じ
く図4に対応する図である。また、図2(b)は図2
(a)のB−B断面図、図2(c)は図2(b)の分解
斜視図である。
【0018】図1及び図2において、従来の技術で示し
た図3及び図4と異なるところは、横梁を含むユニット
ガイドレールの縦骨への固定構造で、他は図3及び図4
と同一である。
【0019】なお、図2は、図1の上階側を示したが、
下階側も対称的で同一である。図1において、上階側と
下階側に架設されたトラス4の上部には、欄干7が示さ
れ、この欄干7の外周に対して、移動手すり7aが巻装
されている。また、下階側のユニットガイドレール5B
は、下階側に対して、踏段用スプロケットの軸心と中心
が一致する半円状の凸部が形成されている点を除いて上
階側のユニットガイドレール5Aと同一である。
【0020】図1及び図2において、一対の縦梁4cの
中間部には、横梁6Aの取付部に対して長方形の座9が
溶接で固定され、この座9の中央部には、めねじ穴が図
2(c)で示すように加工されている。縦梁4cの対向
面には、座9の下端の位置に対して、ストッパ13の基端
が溶接されている。
【0021】座9には、山形鋼から製作された継手11の
片側がボルト10Dで固定されている。この継手11の座9
への取付側には、図2(a)の部分拡大斜視図を示す図
2(c)に示すように、横方向が長い長円穴が加工さ
れ、継手11の他側には、上下方向が長い長円穴があらか
じめ形成されている。
【0022】縦梁4cには、座9の外側に対してストッ
パ13Cの基端が図2(b)に示すように溶接され、縦梁
4cの対向面にも、座9の中間部の高さの位置に対し
て、ストッパ13Bが図2(b)に示すように溶接で突設
されている。
【0023】さらに、継手11の対向面にも、図2(b)
に示すようにストッパ13Dが斜行部の方向に突設されて
いる。このうち、ストッパ13Bには、横梁6Aから挿入
された調整ボルト10Bの先端が当接し、ストッパ13Cに
はストッパ13Dから挿入された調整ボルト10Cの先端が
当接している。
【0024】一方、横梁6Aは、従来の技術の図3及び
図4で示した横梁6C,6Dと比べて僅かに短くなって
いて、この横梁6Aの両端の内周面に対して、端板6a
が溶接され、この端板6aの中央部に対して、長円穴が
横に形成されている。
【0025】また、横梁6Aの両端の下部には、めねじ
穴6bが加工されている。横梁6Aの両側にユニットガ
イドレール5Aがあらかじめ溶接されている点は、従来
の技術で示した図3及び図4と同一である。
【0026】このように構成されたエレベータのガイド
レールにおいては、継手11は、縦梁4cにボルトで仮止
めし外側に寄せて出荷される。横梁6Aとガイドレール
ユニット5Aは、従来と同様にクレーンで吊り下げられ
た状態でトラス4の上方から徐々に降下されるが、横梁
6Aの長さは、左右のトラス4の対向面の幅よりも狭い
ので、ほぼ水平状態で下ろす。
【0027】横梁6Aの両側の下部に調整ボルト10Aを
挿入しておくことで、上方から下ろされる横梁6Aは、
この調整ボルト10Aが支え13に当たることで、静止す
る。横梁6Aを含むガイドレール5Aの位置の調整は、
上下方向は調整ボルト10Aを左右に廻して行い、図2
(a)において左右方向は、図2(b)で示した調整ボ
ルト10Cで行い、図2(a)において前後方向(紙面直
交方向)の位置は、図2(b)に示した調整ボルト10B
で行う。
【0028】基準位置は、トラスに張り渡した糸とメジ
ャーによって治具を使うことなく行う。このように構成
されたエスカレータのガイドレールにおいては、位置決
めの際にクレーンの寸動によらず、調整ボルトを調整し
て行うことで、熟練者でなくても容易に位置決めを行う
ことができる。また、治具が不要となるので、この治具
の搬入・搬出作業を省くことができ、作業時間を短縮す
ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、両端の継手と調整具を介して横梁を縦梁に締結固定
することで、トラスに対するガイドレールの微調整を調
整具によって行ったので、ガイドレールの位置決めと組
立を容易に行うことのできるエスカレータのガイドレー
ルを得ることができる。
【0030】また、特に請求項2に対応する発明によれ
ば、縦梁の対向面と斜行部側に調整具の先端が当接する
ストッパを設けることで、調整具の先端をストッパに当
接させその反力で横梁を調整したので、ガイドレールの
位置決めと組立を容易に行うことのできるエスカレータ
のガイドレールを得ることができる。
【0031】さらに、特に請求項3に対応する発明によ
れば、横梁に形成された調整の貫挿穴を長円形とするこ
とで、長円穴によって横梁を移動可能としたので、ガイ
ドレールの位置決めと組立を容易に行うことのできるエ
スカレータのガイドレールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエスカレータのガイドレールが組み込
まれたエスカレータの一例を示す右側面図。
【図2】(a)は、図1のA−A断面拡大図、(b)は
【図3】従来のエスカレータのガイドレールとこのガイ
ドレールが取り付けられたエスカレータの一例を示す部
分右側面図。
【図4】図3のB−B断面拡大詳細図。
【符号の説明】
1…踏段駆動チェーン、2…踏段、2a,2b…車輪、
3A,3B…ガイドレール、4…トラス、4a…上梁、
4b…下梁、4c,4d…縦梁、5A,5B…ユニット
ガイドレール、6A,6B…横梁、6a…端板、7…欄
干、8…クレーン、9…座、10A,10B,10C…調整ボ
ルト、10D…ボルト、11…継手、12…吊りワイヤ、13…
支え。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの上階側または下階側のト
    ラスの縦梁に横梁を介して固定されるエスカレータのガ
    イドレールにおいて、両端の継手と調整具を介して前記
    横梁を前記縦梁に締結固定したことを特徴とするエスカ
    レータのガイドレール。
  2. 【請求項2】 前記縦梁の対向面と斜行部側に前記調整
    具の先端が当接するストッパを設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のエスカレータのガイドレール。
  3. 【請求項3】 前記横梁に形成された前記調整の貫挿穴
    を長円形としたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のエスカレータのガイドレール。
JP12708798A 1998-05-11 1998-05-11 エスカレータのガイドレール Pending JPH11322245A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327792A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの組立方法
JP2006327791A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの組立方法及び組立治具
CN109384133A (zh) * 2018-11-27 2019-02-26 苏州新达电扶梯部件有限公司 一种螺栓连接扶梯上下部和桁架结构

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006327792A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの組立方法
JP2006327791A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの組立方法及び組立治具
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