JPH11322039A - 空気浮上式ベルトコンベア - Google Patents

空気浮上式ベルトコンベア

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JPH11322039A
JPH11322039A JP12927298A JP12927298A JPH11322039A JP H11322039 A JPH11322039 A JP H11322039A JP 12927298 A JP12927298 A JP 12927298A JP 12927298 A JP12927298 A JP 12927298A JP H11322039 A JPH11322039 A JP H11322039A
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JP
Japan
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belt
conveyor
air
scraper
trough
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Withdrawn
Application number
JP12927298A
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English (en)
Inventor
Masahito Shinoda
雅人 信太
Juzo Kitsuki
重蔵 木附
Tsutomu Hoshii
勤 星井
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気浮上式ベルトコンベアにおいて、空気漏
れの原因となるベルトの持ち上げを行わずに、コンベア
途中で荷下ろしを行えるようにする。 【解決手段】 キャリヤ側の凹形のトラフ22に設けた
空気孔より上向きに空気を噴出させることにより、トラ
フ内を移動するベルト1に浮上力を与える空気浮上式ベ
ルトコンベアにおいて、トラフ内にて凹形に湾曲したベ
ルトの上面に該ベルトの曲面に対応した形状の刃部31
aを押し当てることで、ベルト上の荷をすくい上げてコ
ンベア側方へ向けて落とす平面視V形のスクレーパ31
を上下移動可能に設けた。スクレーパですくい上げた荷
をコンベア側方に落とす部分のトラフの外縁部に、ベル
トの上端を露出させる切欠22aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱石や石炭等のば
ら物を搬送する空気浮上式ベルトコンベアに係り、スク
レーパによりコンベア途中でベルト上の荷をコンベア側
方に下ろす荷下ろし装置を備えた空気浮上式ベルトコン
ベアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉱石や石炭等のばら物を搬送する
ベルトコンベアとして、図3(a)に示すような構造の
ものがある。このベルトコンベアはローラ式ベルトコン
ベアであり、両端のプーリ2、3に巻回したループ状の
ベルト1を、キャリヤ側(上側)及びリターン側(下
側)に配したローラ5、6で支持しながら周回駆動する
ようにしたものである。このコンベアにおいて、鉱石や
石炭等の荷は、キャリヤ側のベルト1の一端側に載せら
れて、矢印F方向に搬送される。
【0003】図符号10で示すものはコンベヤ途中でベ
ルト上の荷を下ろす装置である。この荷下ろし装置は、
ローラ式ベルトコンベアに一般に適用されるタイプのも
ので、ベルト上の荷をコンベア側方へ向けて落とすスク
レーパを備えたものである。通常、キャリヤ側のベルト
1は、断面凹形状にローラ5で湾曲させられて走行す
る。従って、コンベア途中でスクレーパにより荷を下ろ
すためには、キャリヤ側ローラ5で凹形状に支持された
ベルト1を、いったん持ち上げて平面状に開く必要があ
る。そこで、荷下ろし装置10は、図3(b)、(c)
に示すように、フレーム11上に、キャリヤ側ベルト1
をローラ5より持ち上げて平面状に支持する平面支持ロ
ーラ12を搭載した上で、その平面状に支持したベルト
1の上面に当てることで荷をコンベア両側方のシュート
14に下ろす平面視V形のスクレーパ13を備えてい
る。
【0004】一方、鉱石や石炭等のばら物を搬送するベ
ルトコンベアとして、近年、荷を載せるベルトを断面円
弧状のトラフによって支持し、そのベルトを該トラフと
ベルトの間隙に形成した空気層によって浮上させながら
走行させる空気浮上式ベルトコンベアが提案されてい
る。
【0005】図4は空気浮上式ベルトコンベアの一例を
示す。このベルトコンベアは、ベルト1を支持するキャ
リヤ側及びリターン側のトラフ22、23の幅方向中央
に長手方向に沿って多数の空気孔27を列設すると共
に、各トラフ22、23の下面に、各空気孔27に連通
する空気ダクト26を設け、空気ダクト26にブロア2
8から空気を送り込むことで、各トラフ22、23の空
気孔27より上向きに空気を噴出させ、それによりベル
ト1とトラフ22、23間に空気層を形成して、トラフ
22、23上を移動するベルト1を浮上させるようにし
たものである。なお、トラフ22、23はコンベアフレ
ーム24に固定されている。
【0006】この空気浮上式ベルトコンベアヤは、上記
の構成により、ローラ式ベルトコンベアに比べて、ベル
トに作用する抵抗を大幅に低減することができ、駆動負
担を軽減できる。また、ローラを無くしたことで、騒音
や振動を少なくできる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空気浮上式
ベルトコンベアにおいても、コンベア途中で荷下ろしを
行えるようにしたいという要請がある。その場合、図5
に示すように、空気浮上式ベルトコンベアの途中に荷下
ろし装置10をそのまま適用しようとすると、荷下ろし
区間でキャリヤ側ベルト1を平面状に展開するためにい
ったんトラフ22から持ち上げることになるため、その
区間でトラフ22の空気孔27(図4参照)が開放され
て空気漏れが起きてしまい、他の区間の空気浮上性能に
影響が出るという問題がある。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、空気漏れの
原因となるベルトの持ち上げを行わずに、コンベア途中
で荷下ろしを行える荷下ろし装置を備えた空気浮上式ベ
ルトコンベアを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の空気浮上式ベルトコンベアは、キャリヤ側
の凹形のトラフに設けた空気孔より上向きに空気を噴出
させることにより、トラフ内を移動するベルトに浮上力
を与える空気浮上式ベルトコンベアにおいて、前記トラ
フ内にて凹形に湾曲したベルトの上面に該ベルトの曲面
に対応した形状の刃部を押し当てることで、ベルト上の
荷をすくい上げてコンベア側方へ向けて落とす平面視V
形のスクレーパを設けたことを特徴とする。すなわち、
コンベア途中で荷下ろしをする際に、空気漏れの原因と
なっていたベルトの持ち上げを行わないため、安定した
空気浮上状態で荷の搬送が可能になる。
【0010】この場合、前記スクレーパを上方の待機位
置から下方のすくい上げ位置との間で移動自在に設けれ
ば、荷を下ろしたいときにだけスクレーパを下方に下げ
ることにより容易に荷下ろしができるようになる。
【0011】また、前記スクレーパですくい上げた荷を
コンベア側方に落とす部分の前記トラフの外縁部に、ベ
ルトの上端を露出させる切欠を設けることにより、小さ
な荷でさえもトラフとベルトの間へ落ち込むことを防止
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は空気浮上式ベルトコンベヤに
適用した実施形態の荷下ろし装置30の正面図、図2は
荷下ろし装置30のスクレーパ31とベルト1及びトラ
フ22との関係を示す概略構成図で、(a)は側面図、
(b)は平面図である。
【0013】空気浮上式ベルトコンベヤは、図4、図5
に示したものとほぼ同じ構造のものであり、キャリヤ側
及びリターン側にベルト1を支持する断面円弧形のトラ
フ22、23を有している。また、トラフ22、23の
下面には空気ダクト26を有しており、トラフ22、2
3の幅方向中央に列設した空気孔27(図4参照)より
空気を噴出させることで、ベルト1を空気浮上させるこ
とができるようになっている。このベルトコンベヤで
は、図2(a)、(b)に示すように、キャリヤ側ベル
ト1が矢印F方向に走行することで石炭等の荷を搬送す
る。
【0014】荷下ろし装置30は、キャリヤ側ベルト1
で運ばれてくる荷をコンベア側方に落とすための、図
1、図2(a)、(b)に示すような平面視V形のスク
レーパ31を有している。このスクレーパ31は、下端
縁にトラフ22内にて凹形に湾曲したベルト1の曲面に
対応した形状の刃部31aを有すると共に、刃部31a
から適当なすくい角をもって斜めに立ち上がる左右のす
くい面31bを有している。そして、スクレーパ31の
刃部31aをベルト1の上面に押し当てることにより、
ベルト1上の荷をすくい上げて、コンベア側方へ向けて
矢印Sのように落とすことができるようになっている。
【0015】荷下ろし装置30には、前記スクレーパ3
1と共に、スクレーパ31で側方に落とした荷を受ける
シュート14が設けられている。また、少なくともスク
レーパ31(シュート14を含めてもよい)は、例えば
昇降機構34によって昇降駆動されるフレーム33等に
取り付けられることにより、矢印Hで示すように上下方
向移動自在に設けられている。これにより、スクレーパ
31は、上方の待機位置(荷を通過させるときの位置)
と下方のすくい上げ位置(荷下ろしするときの位置)と
の間で移動自在とされている。
【0016】また、スクレーパ31によって、凹形に湾
曲したベルト1から荷をすくい上げた際に、荷がベルト
1とトラフ22との間に落ち込まないように、スクレー
パ31のある部分のトラフ22の外縁部には、ベルト1
の上端縁を露出させる切欠22aが設けられている。
【0017】そして、上記のように構成された空気浮上
式ベルトコンベアにおいて、ベルト1を周回走行させな
がら、各空気ダクト26に空気を供給すると、各空気ダ
クト26の空気孔27から各トラフ22、22a、23
の上面に噴出した空気が、該トラフ22、22a、23
とその上を走行するベルト1との間隙を通ってトラフ2
2、22a、23の湾曲面に沿ってベルト1の幅方向両
端に向けて案内され、該幅方向両端から大気中に放出さ
れる。連続的に各空気ダクト26に空気を供給すると、
ベルト1とこれを支持するトラフ22、22a、23と
の間隙にそれぞれ空気層が形成されることになり、ベル
ト1はトラフ22、22a、23に非接触状態となって
騒音や振動を生じることなく円滑に走行することにな
る。
【0018】ベルト1に乗って搬送されてくる荷をスク
レーパ31で下ろさない場合は、図1または図2(a)
の実線で示すように、スクレーパ31を上方の待機位置
に保持しておく。これにより、ベルト1上の荷はスクレ
ーパ31を通過していく。次に、スクレーパ31で荷を
下ろす場合は、スクレーパ31をベルト1の上まで下ろ
す。そうすると、停止したスクレーパ31に対してベル
ト1が走行しているので、ベルト1上の荷が、スクレー
パ31の刃部31a及びすくい面31bによりすくい上
げられて、コンベヤ側方のシュート14に落ちる。その
際、トラフ22の外側縁には切欠22aが設けられてい
るので、微小な荷もトラフ22とベルト1の間には落ち
込まず、空気浮上性能を落とすことがない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気浮上
式ベルトコンベアによれば、ベルトの曲面形状に対応し
た形に形成したスクレーパによって、凹形のトラフから
ベルトを持ち上げずにコンベア側方に荷を下ろすことが
できる。従って、その荷下ろしの際にもベルトとトラフ
は面したままなので、従来のベルトを持ち上げるタイプ
のスクレーパによる荷下ろしで問題になっていた空気漏
れの心配がなく、安定した空気浮上状態でベルト搬送が
できる。
【0020】この場合、前記スクレーパを上下移動可能
に備えたので、荷を下ろしたいときだけ、スクレーパを
下方に下げて容易に荷を下ろすことができる。
【0021】また、前記スクレーパですくい上げた荷を
コンベア側方に落とす部分の前記トラフの外縁部にベル
トの上端を露出させる切欠を設けるたことで、トラフと
ベルトの間への荷の落ち込みことによるトラブルを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の荷下ろし装置の正面図で
ある。
【図2】 同荷下ろし装置の概略構成図で、(a)は側
面図、(b)は平面図である。
【図3】 従来の移動式荷下ろし装置を備えたローラ式
ベルトコンベアの概略構成図で、(a)は全体側面図、
(b)は移動式荷下ろし装置のスクレーパ部分の平面
図、(c)は移動式荷下ろし装置部分の正面図である。
【図4】 従来の空気浮上式ベルトコンベアの一例を示
す断面斜視図である。
【図5】 空気浮上式ベルトコンベアに移動式荷下ろし
装置を組み込んだ場合の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ベルト 22 トラフ 22a 切欠 27 空気孔 30 荷下ろし装置 31 スクレーパ 31a 刃部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリヤ側の凹形のトラフに設けた空気
    孔より上向きに空気を噴出させることにより、トラフ内
    を移動するベルトに浮上力を与える空気浮上式ベルトコ
    ンベアにおいて、 前記トラフ内にて凹形に湾曲したベルトの上面に該ベル
    トの曲面に対応した形状の刃部を押し当てることで、ベ
    ルト上の荷をすくい上げてコンベア側方へ向けて落とす
    平面視V形のスクレーパを設けた荷下ろし装置を備えた
    空気浮上式ベルトコンベア。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパを上方の待機位置から下
    方のすくい上げ位置との間で移動自在に設けたことを特
    徴とする請求項1記載の空気浮上式ベルトコンベア。
  3. 【請求項3】 前記スクレーパですくい上げた荷をコン
    ベヤ側方に落とす部分の前記トラフの外縁部に、ベルト
    の上端を露出させる切欠を設けたことを特徴とする請求
    項1または2記載の空気浮上式ベルトコンベア。
JP12927298A 1998-05-12 1998-05-12 空気浮上式ベルトコンベア Withdrawn JPH11322039A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004048869A1 (ja) * 2002-11-22 2004-06-10 Nippon Steel Corporation 回転炉床炉用原料供給装置

Cited By (3)

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WO2004048869A1 (ja) * 2002-11-22 2004-06-10 Nippon Steel Corporation 回転炉床炉用原料供給装置
US7311519B2 (en) 2002-11-22 2007-12-25 Nippon Steel Corporation Raw material feeding apparatus for rotary hearth furnace
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