JPH1132170A - 画像読取り装置 - Google Patents
画像読取り装置Info
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- JPH1132170A JPH1132170A JP9188212A JP18821297A JPH1132170A JP H1132170 A JPH1132170 A JP H1132170A JP 9188212 A JP9188212 A JP 9188212A JP 18821297 A JP18821297 A JP 18821297A JP H1132170 A JPH1132170 A JP H1132170A
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- JP
- Japan
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- temperature
- reading
- image
- fluorescent lamp
- cpu
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- Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蛍光灯の昇温に伴う光量低下による読取り能
率の低下を最小限に抑えつつ、高画質の読取り画像を得
ることができる画像読取り装置を提供する。 【解決手段】 蛍光灯9で照らされる原稿からの反射光
を光電変換部15で受けて電気信号に変換するととも
に、蛍光灯9の表面温度を温度センサ10で検出する。
上記蛍光灯の表面温度とその光量の関係を表わす温度-
光量情報(図14)管壁温度-光量テーブル28に格納す
る。温度センサ10からの温度検出信号および上記テー
ブル28に格納されている温度-光量情報に基づいて、
第2CPU32によって、蛍光灯9の光量が適正範囲内
にあるときに第3CPU33および光電変換部15を介
して原稿を読み取る。
率の低下を最小限に抑えつつ、高画質の読取り画像を得
ることができる画像読取り装置を提供する。 【解決手段】 蛍光灯9で照らされる原稿からの反射光
を光電変換部15で受けて電気信号に変換するととも
に、蛍光灯9の表面温度を温度センサ10で検出する。
上記蛍光灯の表面温度とその光量の関係を表わす温度-
光量情報(図14)管壁温度-光量テーブル28に格納す
る。温度センサ10からの温度検出信号および上記テー
ブル28に格納されている温度-光量情報に基づいて、
第2CPU32によって、蛍光灯9の光量が適正範囲内
にあるときに第3CPU33および光電変換部15を介
して原稿を読み取る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やイメージ
リーダ等に用いられる画像読取り装置に関し、より詳し
くは、蛍光灯光源から発せられ,原稿で反射された光
を、CCD(チャージカップルドデバイス)などの光電変
換部で電気信号に変換する画像読取り装置に関する。
リーダ等に用いられる画像読取り装置に関し、より詳し
くは、蛍光灯光源から発せられ,原稿で反射された光
を、CCD(チャージカップルドデバイス)などの光電変
換部で電気信号に変換する画像読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像読取り装置として、
例えば特公平5−27295号公報に記載のものが知ら
れている。この画像読取り装置は、光電変換部であるC
CDの各素子間の感度差や光源の配向むらを補正すべ
く、まず基準白色板を光源である蛍光灯で照らしてその
反射光をCCDで読み取り、この読み取りデータに基づ
いて、次に読み取った原稿読取りデータをシェーディン
グ補正するとともに、光源の光量調整をするようになっ
ている。そして、この画像読取り装置は、光量を調整し
たにも拘わらず基準白色板の読取りデータが不適正な場
合、光源が異常であると検知するようになっている。ま
た、蛍光灯を安定に発光させるべくヒータで起動時に加
熱するとともに、ファンで過熱時に冷却しており、蛍光
灯の光量が十分でない場合には、原稿の読み取りを停止
するようになっている。
例えば特公平5−27295号公報に記載のものが知ら
れている。この画像読取り装置は、光電変換部であるC
CDの各素子間の感度差や光源の配向むらを補正すべ
く、まず基準白色板を光源である蛍光灯で照らしてその
反射光をCCDで読み取り、この読み取りデータに基づ
いて、次に読み取った原稿読取りデータをシェーディン
グ補正するとともに、光源の光量調整をするようになっ
ている。そして、この画像読取り装置は、光量を調整し
たにも拘わらず基準白色板の読取りデータが不適正な場
合、光源が異常であると検知するようになっている。ま
た、蛍光灯を安定に発光させるべくヒータで起動時に加
熱するとともに、ファンで過熱時に冷却しており、蛍光
灯の光量が十分でない場合には、原稿の読み取りを停止
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
画像読取り装置は、原稿読取りに先立って基準白色板を
読み取っているため、原稿を一枚ずつ原稿ガラスに載せ
て読み取る一枚撮りでは問題はないが、FDH(自動原
稿フィード装置)により大量の原稿を連続的に読み取る
原稿流し撮りの場合、シェーディング補正等のために所
定時間間隔でCCD等を載せたスライダを基準白色板の
位置まで移動させなければならず、そのため読取速度が
遅くなって原稿流し撮りの高速性が損なわれる。かとい
って、上記所定時間間隔を延ばすと、その間に光源の光
量が適正値以下に低下した場合に、次の基準白色板の読
取時まで読取データに欠陥が生じる。また、原稿流し撮
りでは、1秒以下という短時間間隔で次々に原稿を読み
取るため、蛍光灯に熱が蓄積し、温度上昇に伴って光量
が低下し、読取りデータの画質が劣化する。かといっ
て、原稿読取り途中にファン等で冷却を行なうと、蛍光
灯の配光が変化して、読み取られた画像データに異常が
生じるといった種々の問題がある。
画像読取り装置は、原稿読取りに先立って基準白色板を
読み取っているため、原稿を一枚ずつ原稿ガラスに載せ
て読み取る一枚撮りでは問題はないが、FDH(自動原
稿フィード装置)により大量の原稿を連続的に読み取る
原稿流し撮りの場合、シェーディング補正等のために所
定時間間隔でCCD等を載せたスライダを基準白色板の
位置まで移動させなければならず、そのため読取速度が
遅くなって原稿流し撮りの高速性が損なわれる。かとい
って、上記所定時間間隔を延ばすと、その間に光源の光
量が適正値以下に低下した場合に、次の基準白色板の読
取時まで読取データに欠陥が生じる。また、原稿流し撮
りでは、1秒以下という短時間間隔で次々に原稿を読み
取るため、蛍光灯に熱が蓄積し、温度上昇に伴って光量
が低下し、読取りデータの画質が劣化する。かといっ
て、原稿読取り途中にファン等で冷却を行なうと、蛍光
灯の配光が変化して、読み取られた画像データに異常が
生じるといった種々の問題がある。
【0004】また、上記従来の画像読取り装置は、光量
を調整したにも拘わらず基準白色板の読取りデータが不
適正な場合、光源が異常であると検知するが、復旧の方
法については何ら考慮されていない。このような場合一
般には、原稿の読み取りを停止して蛍光灯の交換などを
行なっていた。しかし、連続点灯で高温になって光量が
低下した蛍光灯でも、管壁温度が下がれば光量が回復す
るから、かかる場合に蛍光灯を交換するのは、不必要で
あるうえ、装置の長時間停止による読取り効率の低下を
もたらすという問題がある。
を調整したにも拘わらず基準白色板の読取りデータが不
適正な場合、光源が異常であると検知するが、復旧の方
法については何ら考慮されていない。このような場合一
般には、原稿の読み取りを停止して蛍光灯の交換などを
行なっていた。しかし、連続点灯で高温になって光量が
低下した蛍光灯でも、管壁温度が下がれば光量が回復す
るから、かかる場合に蛍光灯を交換するのは、不必要で
あるうえ、装置の長時間停止による読取り効率の低下を
もたらすという問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、蛍光灯光源の管
壁温度に基づいて、読取り動作を行なうか否かを定める
ことによって、読取り能率の低下を最小限に抑えつつ、
高画質の読取画像を得ることができ、しかも光量を迅速
に回復できる画像読取り装置を提供することにある。
壁温度に基づいて、読取り動作を行なうか否かを定める
ことによって、読取り能率の低下を最小限に抑えつつ、
高画質の読取画像を得ることができ、しかも光量を迅速
に回復できる画像読取り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の画像読取り装置は、原稿を照射する蛍光
灯光源と、この蛍光灯光源から発せられ、上記原稿で反
射された光を受けて電気信号に変換する光電変換部と、
上記蛍光灯光源の表面温度を検出する温度検出手段と、
上記蛍光灯光源の表面温度と上記蛍光灯光源の光量の関
係を表わす温度-光量情報を記憶している記憶手段と、
上記温度検出手段からの温度検出信号および上記記憶手
段に記憶されている温度-光量情報に基づいて、上記光
源の光量が所定の範囲内にあるときに上記原稿の読み取
り動作を可能とする制御手段を備えたことを特徴とす
る。
め、請求項1の画像読取り装置は、原稿を照射する蛍光
灯光源と、この蛍光灯光源から発せられ、上記原稿で反
射された光を受けて電気信号に変換する光電変換部と、
上記蛍光灯光源の表面温度を検出する温度検出手段と、
上記蛍光灯光源の表面温度と上記蛍光灯光源の光量の関
係を表わす温度-光量情報を記憶している記憶手段と、
上記温度検出手段からの温度検出信号および上記記憶手
段に記憶されている温度-光量情報に基づいて、上記光
源の光量が所定の範囲内にあるときに上記原稿の読み取
り動作を可能とする制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0007】記憶手段には、蛍光灯光源の表面温度とそ
の光量の関係を表わす温度-光量情報が記憶されてい
る。蛍光灯光源の表面温度は、温度検出手段で検出さ
れ、この温度検出信号を受けた制御手段は、上記記憶手
段に記憶されている温度-光量情報に基づいて、上記光
源の光量が所定の範囲内にあるときに原稿の読み取り動
作を可能とする。つまり、蛍光灯光源の表面温度が適正
で光量が所定の範囲内にあるときのみに、この光源で照
射された原稿が読み取られるので、読み取られた画像に
画質の劣化がなくなる。
の光量の関係を表わす温度-光量情報が記憶されてい
る。蛍光灯光源の表面温度は、温度検出手段で検出さ
れ、この温度検出信号を受けた制御手段は、上記記憶手
段に記憶されている温度-光量情報に基づいて、上記光
源の光量が所定の範囲内にあるときに原稿の読み取り動
作を可能とする。つまり、蛍光灯光源の表面温度が適正
で光量が所定の範囲内にあるときのみに、この光源で照
射された原稿が読み取られるので、読み取られた画像に
画質の劣化がなくなる。
【0008】請求項2の画像読取り装置は、上記蛍光灯
光源の温度を低下させる冷却手段を備えたことを特徴と
する。上記冷却手段は、高温になった蛍光灯光源を冷却
する。従って、蛍光灯光源は、冷却手段による強制冷却
により自然放冷よりもより効果的に冷却される。従っ
て、光量の低下により制御手段で読み取りを停止したと
きには、原稿読取りが速く再開でき、読取り能率の低下
を最小限に抑えることができる。
光源の温度を低下させる冷却手段を備えたことを特徴と
する。上記冷却手段は、高温になった蛍光灯光源を冷却
する。従って、蛍光灯光源は、冷却手段による強制冷却
により自然放冷よりもより効果的に冷却される。従っ
て、光量の低下により制御手段で読み取りを停止したと
きには、原稿読取りが速く再開でき、読取り能率の低下
を最小限に抑えることができる。
【0009】請求項3の画像読取り装置は、上記温度検
出手段からの温度検出信号に基づいて、上記蛍光灯光源
を消灯させる消灯制御手段を備えたことを特徴とする。
上記消灯制御手段は、蛍光灯光源の表面温度を検出する
温度検出手段からの温度検出信号に基づき、つまり、上
記表面温度が不適正で原稿読取り可能な光量が得られな
い場合には、蛍光灯光源を消灯する。従って、蛍光灯を
無駄に点灯することがなく、蛍光灯の寿命が長くなり、
エネルギ損失がなくなる。
出手段からの温度検出信号に基づいて、上記蛍光灯光源
を消灯させる消灯制御手段を備えたことを特徴とする。
上記消灯制御手段は、蛍光灯光源の表面温度を検出する
温度検出手段からの温度検出信号に基づき、つまり、上
記表面温度が不適正で原稿読取り可能な光量が得られな
い場合には、蛍光灯光源を消灯する。従って、蛍光灯を
無駄に点灯することがなく、蛍光灯の寿命が長くなり、
エネルギ損失がなくなる。
【0010】請求項4の画像読取り装置は、上記消灯制
御手段が、上記原稿の読み取りを行なわないときに上記
蛍光灯光源の消灯制御を行なうことを特徴とする。上記
消灯手段は、例えば連続読取りのため次々に送られる原
稿相互間の時間間隔のような短時間で蛍光灯の点灯時の
立ち上がり特性に影響を与えない程度の時間で、原稿の
読み取りを行なわないときに、また例えば、表面温度が
不適正で、原稿読み取り可能光量が得られない場合に
は、読取りを行なわず、蛍光灯光源の消灯制御を行なう
ので、一枚の原稿の読取り途中に蛍光灯光源が消される
ことはなく、従って、一枚の原稿の読取り画像中に画質
の変化による欠陥が生じない。
御手段が、上記原稿の読み取りを行なわないときに上記
蛍光灯光源の消灯制御を行なうことを特徴とする。上記
消灯手段は、例えば連続読取りのため次々に送られる原
稿相互間の時間間隔のような短時間で蛍光灯の点灯時の
立ち上がり特性に影響を与えない程度の時間で、原稿の
読み取りを行なわないときに、また例えば、表面温度が
不適正で、原稿読み取り可能光量が得られない場合に
は、読取りを行なわず、蛍光灯光源の消灯制御を行なう
ので、一枚の原稿の読取り途中に蛍光灯光源が消される
ことはなく、従って、一枚の原稿の読取り画像中に画質
の変化による欠陥が生じない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。図1は、本発明の画像読取り装
置を用いたデジタル複写機の全体構成図である。このデ
ジタル複写機は、大別して、原稿を光学的に読み取って
電気信号に変換し,処理,記憶する画像読取り装置として
のイメージリーダ1と、このイメージリーダ1からの画
像信号を感光体ドラム76を介して用紙に印字出力する
ページプリンタ2と、上記イメージリーダ1の上部に設
けられ,流し撮りの際に原稿を連続搬送するFDH装置
3と、上記ページプリンタ2の側部に設けられ,両面コ
ピーを自動化するための再給紙ユニット4で構成され
る。
により詳細に説明する。図1は、本発明の画像読取り装
置を用いたデジタル複写機の全体構成図である。このデ
ジタル複写機は、大別して、原稿を光学的に読み取って
電気信号に変換し,処理,記憶する画像読取り装置として
のイメージリーダ1と、このイメージリーダ1からの画
像信号を感光体ドラム76を介して用紙に印字出力する
ページプリンタ2と、上記イメージリーダ1の上部に設
けられ,流し撮りの際に原稿を連続搬送するFDH装置
3と、上記ページプリンタ2の側部に設けられ,両面コ
ピーを自動化するための再給紙ユニット4で構成され
る。
【0012】上記イメージリーダ1は、詳細を図2に示
すように、原稿ガラス5上の原稿(図示せず)を照射する
蛍光灯光源9を有し,原稿からの反射光を結像させる走
査光学部7と、上記反射光の結像点に設けられ,光信号
を電気信号に変換し,量子化する光電変換部15と、こ
の光電変換部15からの信号に画像形成モードに応じた
処理を施す画像処理部20と、この画像処理部20から
入力される画像データを記憶するメモリユニット部40
とからなる。上記走査光学部7は、表面に温度検出手段
としての温度センサ10および加熱用のヒータ11を有
する上記蛍光灯9と、読取り位置Pの光量を増加させる
反射笠12と、原稿からの反射光を導く反射ミラー13
a,13b,13cと、導かれた光を光電変換部15のCC
D16に結像させるレンズ14とからなり、レンズ14
を除く上記部材は、手置き原稿および基準白色板6の読
取り時に動かされるスライダ8に載せられている。
すように、原稿ガラス5上の原稿(図示せず)を照射する
蛍光灯光源9を有し,原稿からの反射光を結像させる走
査光学部7と、上記反射光の結像点に設けられ,光信号
を電気信号に変換し,量子化する光電変換部15と、こ
の光電変換部15からの信号に画像形成モードに応じた
処理を施す画像処理部20と、この画像処理部20から
入力される画像データを記憶するメモリユニット部40
とからなる。上記走査光学部7は、表面に温度検出手段
としての温度センサ10および加熱用のヒータ11を有
する上記蛍光灯9と、読取り位置Pの光量を増加させる
反射笠12と、原稿からの反射光を導く反射ミラー13
a,13b,13cと、導かれた光を光電変換部15のCC
D16に結像させるレンズ14とからなり、レンズ14
を除く上記部材は、手置き原稿および基準白色板6の読
取り時に動かされるスライダ8に載せられている。
【0013】後述するFDH装置3の読取りローラ106
を用いて複数原稿を次々に副走査方向に送る原稿流し撮
りの場合は、スライダ8を上記読取り位置Pに停止さ
せ、蛍光灯9から発せられ,送られる原稿で反射された
光は、反射ミラー13a,13b,13cおよびレンズ14
を経て、図2の紙面に垂直な主走査方向に延びるCCD
16に原稿像を結像し、原稿像は電気信号に変換されて
CCD16から出力される。一方、原稿を一枚ずつ原稿
ガラス5上の読取り位置Pに載せて読み取らせる手置き
原稿撮りの場合は、スライダ8をスキャナモータ110で
副走査方向に移動させつつ、上述と同様に主走査方向の
読み取りを行なう。なお、上記いずれの場合も、原稿読
取りに先立って、スライダ8を基準白色板6まで移動さ
せて、同様に基準白色板6を読み取り、この読取りデー
タに基づいてCCD16の各素子の感度のばらつきおよ
び蛍光灯9の配光むらをシェーディング補正する。ま
た、点灯により発熱する蛍光灯9を冷却するべく、冷却
手段としての蛍光灯冷却用のファン109が設けられてい
る。
を用いて複数原稿を次々に副走査方向に送る原稿流し撮
りの場合は、スライダ8を上記読取り位置Pに停止さ
せ、蛍光灯9から発せられ,送られる原稿で反射された
光は、反射ミラー13a,13b,13cおよびレンズ14
を経て、図2の紙面に垂直な主走査方向に延びるCCD
16に原稿像を結像し、原稿像は電気信号に変換されて
CCD16から出力される。一方、原稿を一枚ずつ原稿
ガラス5上の読取り位置Pに載せて読み取らせる手置き
原稿撮りの場合は、スライダ8をスキャナモータ110で
副走査方向に移動させつつ、上述と同様に主走査方向の
読み取りを行なう。なお、上記いずれの場合も、原稿読
取りに先立って、スライダ8を基準白色板6まで移動さ
せて、同様に基準白色板6を読み取り、この読取りデー
タに基づいてCCD16の各素子の感度のばらつきおよ
び蛍光灯9の配光むらをシェーディング補正する。ま
た、点灯により発熱する蛍光灯9を冷却するべく、冷却
手段としての蛍光灯冷却用のファン109が設けられてい
る。
【0014】図3は、図1のFDH装置3の詳細を示し
ており、原稿積載部101に置かれた原稿は、給紙ローラ1
03と捌きローラ104により一枚ずつ取り出され、搬送ロ
ーラ105aを経て読取り位置Pまで運ばれ、読取りローラ
106で送られることによって、読取り位置Pで停止して
いる上記スライダ8上の蛍光灯9等の光学系を介してC
CD16により読み取られる。片面読取りの場合は、切
換え爪108a,108b,108cを夫々上げ,下げ,下げて、読取り
ローラ106で搬送されつつ読取られた原稿を、搬送ロー
ラ105bから105cを通り、排紙ローラ107を経て排紙トレ
イ102に排出する。一方、両面読取りの場合は、片面読
取りの場合と同様にして原稿の表面を読み取った後、切
換え爪108c,108bを共に上げ,切換え爪108aを下げ、原稿
を搬送ローラ105dを経て、読み取りローラ106を逆転さ
せつつ、原稿の裏面を読み取る。読み取られた原稿は、
搬送ローラ105e,105f,105cを経て送ってから、切換え爪
108cを再び下げて、排紙ローラ107を経て排紙トレイ102
に排出する。
ており、原稿積載部101に置かれた原稿は、給紙ローラ1
03と捌きローラ104により一枚ずつ取り出され、搬送ロ
ーラ105aを経て読取り位置Pまで運ばれ、読取りローラ
106で送られることによって、読取り位置Pで停止して
いる上記スライダ8上の蛍光灯9等の光学系を介してC
CD16により読み取られる。片面読取りの場合は、切
換え爪108a,108b,108cを夫々上げ,下げ,下げて、読取り
ローラ106で搬送されつつ読取られた原稿を、搬送ロー
ラ105bから105cを通り、排紙ローラ107を経て排紙トレ
イ102に排出する。一方、両面読取りの場合は、片面読
取りの場合と同様にして原稿の表面を読み取った後、切
換え爪108c,108bを共に上げ,切換え爪108aを下げ、原稿
を搬送ローラ105dを経て、読み取りローラ106を逆転さ
せつつ、原稿の裏面を読み取る。読み取られた原稿は、
搬送ローラ105e,105f,105cを経て送ってから、切換え爪
108cを再び下げて、排紙ローラ107を経て排紙トレイ102
に排出する。
【0015】図1で述べたページプリンタ2および再給
紙ユニット4については、図10,11に示す8つのC
PUをもつ制御部の説明に関連して後述する。
紙ユニット4については、図10,11に示す8つのC
PUをもつ制御部の説明に関連して後述する。
【0016】図4は、図2の光電変換部15の詳細ブロ
ックを示しており、この光電変換部15は、図5で後述
する制御手段としての第2CPU32によってオン,オ
フが制御され、オンのとき、CCD16で読み取られた
原稿の画像信号は、増幅器17で増幅され、遮光時のC
CD出力がADコンバータの下限電圧レベルになるよう
に調整する黒レベルクランプ部18を経て、ADコンバ
ータ19に入力される。ADコンバータ19は、原稿読
取りに先立って基準白色板6を読み取ったときの最大値
と、読み取るべき最小濃度とから量子化範囲を算出,設
定し、この範囲で入力されたアナログ信号を8ビットの
デジタル信号に量子化して、画像処理部20へ出力す
る。
ックを示しており、この光電変換部15は、図5で後述
する制御手段としての第2CPU32によってオン,オ
フが制御され、オンのとき、CCD16で読み取られた
原稿の画像信号は、増幅器17で増幅され、遮光時のC
CD出力がADコンバータの下限電圧レベルになるよう
に調整する黒レベルクランプ部18を経て、ADコンバ
ータ19に入力される。ADコンバータ19は、原稿読
取りに先立って基準白色板6を読み取ったときの最大値
と、読み取るべき最小濃度とから量子化範囲を算出,設
定し、この範囲で入力されたアナログ信号を8ビットの
デジタル信号に量子化して、画像処理部20へ出力す
る。
【0017】図5は、図2の画像処理部20の詳細ブロ
ックを示しており、この画像処理部20は、光電変換部
15から入力される8ビットの画像信号を順にシェーデ
ィング補正部22,MTF補正部23,ガンマ補正部2
4,変倍処理部25,2値化部26を経て夫々処理し、処
理後の画像データをメモリユニット部40へ出力するデ
ジタル画像処理部21と、シェーディング補正のための
サンプルデータ等を記憶する画像モニタ用メモリ部29
と、上記デジタル画像処理部21,画像モニタ用メモリ
部29,光電変換部15に各種の同期信号を出力するタ
イミング制御部27と、蛍光灯9の表面温度とその光量
の関係を表わす温度-光量情報を記憶する記憶手段とし
ての管壁温度-光量テーブル28と、第2,3,7の各C
PU32,33,37からなる。上記各CPU32,33,
37は外部からの指令を受け、第2CPU32は、制御
手段および消灯制御手段として、温度センサ10からの
検出信号および上記管壁温度-光量テーブル28に記憶
されている温度-光量情報に基づいて、蛍光灯9の光量
が所定の範囲内にあるときに原稿の読み取り動作を可能
とする読取動作の許可/禁止情報を出力するとともに、
読取開始等の制御信号をデジタル画像処理部21に出力
し、第3CPU33を介して蛍光灯9のオン・オフを制
御する。また、第3CPU33は、図2で述べた温度セ
ンサ10からの検出信号を受ける一方、蛍光灯9のオン
・オフ、ファン109、スキャナモータ110を夫々制御し、ヒ
ータ11を電源投入時または読取りが行なわれていない
間だけオンに制御する。さらに、第7CPU37は、図
3で述べたFDH装置3を制御する。
ックを示しており、この画像処理部20は、光電変換部
15から入力される8ビットの画像信号を順にシェーデ
ィング補正部22,MTF補正部23,ガンマ補正部2
4,変倍処理部25,2値化部26を経て夫々処理し、処
理後の画像データをメモリユニット部40へ出力するデ
ジタル画像処理部21と、シェーディング補正のための
サンプルデータ等を記憶する画像モニタ用メモリ部29
と、上記デジタル画像処理部21,画像モニタ用メモリ
部29,光電変換部15に各種の同期信号を出力するタ
イミング制御部27と、蛍光灯9の表面温度とその光量
の関係を表わす温度-光量情報を記憶する記憶手段とし
ての管壁温度-光量テーブル28と、第2,3,7の各C
PU32,33,37からなる。上記各CPU32,33,
37は外部からの指令を受け、第2CPU32は、制御
手段および消灯制御手段として、温度センサ10からの
検出信号および上記管壁温度-光量テーブル28に記憶
されている温度-光量情報に基づいて、蛍光灯9の光量
が所定の範囲内にあるときに原稿の読み取り動作を可能
とする読取動作の許可/禁止情報を出力するとともに、
読取開始等の制御信号をデジタル画像処理部21に出力
し、第3CPU33を介して蛍光灯9のオン・オフを制
御する。また、第3CPU33は、図2で述べた温度セ
ンサ10からの検出信号を受ける一方、蛍光灯9のオン
・オフ、ファン109、スキャナモータ110を夫々制御し、ヒ
ータ11を電源投入時または読取りが行なわれていない
間だけオンに制御する。さらに、第7CPU37は、図
3で述べたFDH装置3を制御する。
【0018】上記管壁温度-光量テーブル28に記憶さ
れる温度-光量情報は、図13に示すような曲線を呈
し、蛍光灯9の光量は、その表面温度,つまり管壁温度
が40℃付近で100%に近い最大値を示し、連続点灯に
よる発熱で管壁温度が上昇するにつれ低下している。つ
まり、蛍光灯9の光量は管壁温度によって大きく変動す
るため、電源投入時などにはヒータ11で蛍光灯9を加
熱して管壁温度を速やかに40℃付近にするとともに、
温度センサ10で管壁温度を所定範囲に管理して十分か
つ安定した光量を得るのである。管壁温度-光量テーブ
ル28には、当初は出荷時に測定された図13の曲線を
数値化したものが記憶されるが、この曲線は経時変化す
るため、一定の累積点灯時間毎または読取りの都度行な
われるゲイン調整毎に書き換える必要がある。この書き
換えは、ゲイン調整値とゲイン調整時の基準白色板6の
読取り最大値および光電変換部15の感度値から光量を
算出し、算出した光量とそのときの管壁温度をデータと
して行なう。
れる温度-光量情報は、図13に示すような曲線を呈
し、蛍光灯9の光量は、その表面温度,つまり管壁温度
が40℃付近で100%に近い最大値を示し、連続点灯に
よる発熱で管壁温度が上昇するにつれ低下している。つ
まり、蛍光灯9の光量は管壁温度によって大きく変動す
るため、電源投入時などにはヒータ11で蛍光灯9を加
熱して管壁温度を速やかに40℃付近にするとともに、
温度センサ10で管壁温度を所定範囲に管理して十分か
つ安定した光量を得るのである。管壁温度-光量テーブ
ル28には、当初は出荷時に測定された図13の曲線を
数値化したものが記憶されるが、この曲線は経時変化す
るため、一定の累積点灯時間毎または読取りの都度行な
われるゲイン調整毎に書き換える必要がある。この書き
換えは、ゲイン調整値とゲイン調整時の基準白色板6の
読取り最大値および光電変換部15の感度値から光量を
算出し、算出した光量とそのときの管壁温度をデータと
して行なう。
【0019】上記第2CPU32は、請求項1の制御手
段、ファン109をオン・オフする意味で請求項2の冷却手
段、請求項3,4の消灯制御手段を構成する。つまり、第
2CPU32は、制御手段として、蛍光灯9の管壁温度
が適正で光量が基準値A(図14参照)以上のときのみ
に、この光量の蛍光灯9で照射された原稿が読み取られ
るので、読み取られた画像に画質の劣化がなくなる。ま
た、第2CPU32は、冷却手段として、ファン109に
より消灯中の蛍光灯9を強制冷却するので、管壁温度の
上昇で光量が不足して読取りを停止したとき、原稿読取
りを速く再開でき、読取り効率の低下を最小限に抑える
ことができる。さらに、第2CPU32は、消灯制御手
段として、管壁温度の上昇で光量が不足すると、蛍光灯
9を消灯するので、無駄な点灯がなくなって蛍光灯9の
寿命が長くなり、エネルギの損失がなくなる。また、読
取りのために次々に送られてくる原稿相互間の時間間隔
のような短時間で、蛍光灯9の点灯時の立ち上がり特性
に影響を与えない程度の時間に蛍光灯9を消灯するの
で、1枚の原稿の読取り途中に蛍光灯9が消されること
はなく、従って、1枚の原稿の読取り画像中に画質の変
化による欠陥が生じない。
段、ファン109をオン・オフする意味で請求項2の冷却手
段、請求項3,4の消灯制御手段を構成する。つまり、第
2CPU32は、制御手段として、蛍光灯9の管壁温度
が適正で光量が基準値A(図14参照)以上のときのみ
に、この光量の蛍光灯9で照射された原稿が読み取られ
るので、読み取られた画像に画質の劣化がなくなる。ま
た、第2CPU32は、冷却手段として、ファン109に
より消灯中の蛍光灯9を強制冷却するので、管壁温度の
上昇で光量が不足して読取りを停止したとき、原稿読取
りを速く再開でき、読取り効率の低下を最小限に抑える
ことができる。さらに、第2CPU32は、消灯制御手
段として、管壁温度の上昇で光量が不足すると、蛍光灯
9を消灯するので、無駄な点灯がなくなって蛍光灯9の
寿命が長くなり、エネルギの損失がなくなる。また、読
取りのために次々に送られてくる原稿相互間の時間間隔
のような短時間で、蛍光灯9の点灯時の立ち上がり特性
に影響を与えない程度の時間に蛍光灯9を消灯するの
で、1枚の原稿の読取り途中に蛍光灯9が消されること
はなく、従って、1枚の原稿の読取り画像中に画質の変
化による欠陥が生じない。
【0020】図6は、図2のメモリユニット部40の詳
細ブロックを示しており、このメモリユニット部40
は、バス切換部41と、2値化処理部42と、マルチポ
ートの画像メモリ43と、圧縮器45および伸張器46
をもつ符号処理部44と、マルチポートの符号メモリ4
7と、回転処理部48と、多値化処理部49と、これら
を制御する第6CPU36からなり、メモリの小容量化
のために画像情報を圧縮して記憶するようにしている。
なお、画像メモリ43は、400dpiの解像度で読み取った
2ページ分の画像データを記憶できる容量を有する。
細ブロックを示しており、このメモリユニット部40
は、バス切換部41と、2値化処理部42と、マルチポ
ートの画像メモリ43と、圧縮器45および伸張器46
をもつ符号処理部44と、マルチポートの符号メモリ4
7と、回転処理部48と、多値化処理部49と、これら
を制御する第6CPU36からなり、メモリの小容量化
のために画像情報を圧縮して記憶するようにしている。
なお、画像メモリ43は、400dpiの解像度で読み取った
2ページ分の画像データを記憶できる容量を有する。
【0021】光電変換部15によって読み取られた画像
データを一旦記憶するメモリモードのコピーにおいて、
2値化処理部42は、画像処理部20からバス切換部4
1を経て入力された8ビット多値の画像データD2を、
例えばディザ法により復元可能な範囲で2値の画像デー
タに変換して、画像メモリ43に一旦書き込む。符号処
理部44は、画像メモリ43に書き込まれた画像データ
を読み出し、これを圧縮器45で圧縮して符号データを
生成し、これを符号メモリ47に書き込む。また、符号
処理部44は、プリントすべき符号データを符号メモリ
47から読み出し、これを伸張器46で伸張して画像メ
モリ43に書き込む。圧縮器45および伸張器46は、
コピー速度を向上させるべく互いに独立かつ並行に動作
でき、また、符号メモリ47との間でのデータ転送は、
図示しないDMAコントローラにより行なわれるように
なっている。伸張により再生された1ページ分の画像デ
ータは、画像メモリ43から読み出され、必要に応じて
回転処理部48で回転処理が施され、次いで多値化処理
部49で多値の画像データD3に復元された後、バス切
換部41を経て露光制御データとして印字処理部60へ
出力される。符号メモリ47への符号データの書込み,
読出しは、これを制御する第6CPU36に付属するR
AM66に記憶された管理テーブルMTに従って行なわ
れる。
データを一旦記憶するメモリモードのコピーにおいて、
2値化処理部42は、画像処理部20からバス切換部4
1を経て入力された8ビット多値の画像データD2を、
例えばディザ法により復元可能な範囲で2値の画像デー
タに変換して、画像メモリ43に一旦書き込む。符号処
理部44は、画像メモリ43に書き込まれた画像データ
を読み出し、これを圧縮器45で圧縮して符号データを
生成し、これを符号メモリ47に書き込む。また、符号
処理部44は、プリントすべき符号データを符号メモリ
47から読み出し、これを伸張器46で伸張して画像メ
モリ43に書き込む。圧縮器45および伸張器46は、
コピー速度を向上させるべく互いに独立かつ並行に動作
でき、また、符号メモリ47との間でのデータ転送は、
図示しないDMAコントローラにより行なわれるように
なっている。伸張により再生された1ページ分の画像デ
ータは、画像メモリ43から読み出され、必要に応じて
回転処理部48で回転処理が施され、次いで多値化処理
部49で多値の画像データD3に復元された後、バス切
換部41を経て露光制御データとして印字処理部60へ
出力される。符号メモリ47への符号データの書込み,
読出しは、これを制御する第6CPU36に付属するR
AM66に記憶された管理テーブルMTに従って行なわ
れる。
【0022】図7は、上記管理テーブルMTと符号メモ
リ47との関係を示す図である。符号メモリ47は、図
7(B)に示すように、32Kバイト単位のメモリ領域に
区分されていて、原稿読取時の書き込みと原稿プリント
時間の読み出しの同時制御を可能ならしめるべく、各メ
モリ領域にはページ毎の符号データが格納される。一
方、管理テーブルMTは、図7(A)に示すように、図中
左から順に、符号メモリ47内の領域を表わす番号、原
稿のスキャンに対応する書き込み順に付与される画像デ
ータのページ(原稿画像)番号PN、前,後に連結されて
いる領域の番号、圧縮方式やデータ長などの圧縮,伸張
処理に必要な各種の付加情報が格納されている。なお、
前後連結の領域番号の欄で、「前連結」は、各ページ内
における32Kバイト毎の領域の前方向へのつながりを
示し、これが「00」のときは1ページ分のデータの最
初の格納領域であることを示す一方、「後連結」は、同
様の後方向へのつながりを示し、これが「FF」のとき
は1ページ分のデータの最後の格納領域であることを示
す。また、「前連結」が「00」以外のときは前につな
がる領域の番号を、「後連結」が「FF」以外のときは
後につながる領域の番号を夫々示している。
リ47との関係を示す図である。符号メモリ47は、図
7(B)に示すように、32Kバイト単位のメモリ領域に
区分されていて、原稿読取時の書き込みと原稿プリント
時間の読み出しの同時制御を可能ならしめるべく、各メ
モリ領域にはページ毎の符号データが格納される。一
方、管理テーブルMTは、図7(A)に示すように、図中
左から順に、符号メモリ47内の領域を表わす番号、原
稿のスキャンに対応する書き込み順に付与される画像デ
ータのページ(原稿画像)番号PN、前,後に連結されて
いる領域の番号、圧縮方式やデータ長などの圧縮,伸張
処理に必要な各種の付加情報が格納されている。なお、
前後連結の領域番号の欄で、「前連結」は、各ページ内
における32Kバイト毎の領域の前方向へのつながりを
示し、これが「00」のときは1ページ分のデータの最
初の格納領域であることを示す一方、「後連結」は、同
様の後方向へのつながりを示し、これが「FF」のとき
は1ページ分のデータの最後の格納領域であることを示
す。また、「前連結」が「00」以外のときは前につな
がる領域の番号を、「後連結」が「FF」以外のときは
後につながる領域の番号を夫々示している。
【0023】第6CPU36(図6参照)は、圧縮処理の
際、上記管理テーブルMTの情報を作成しながら、画像
メモリ43から読み出した画像データを圧縮器45を通
して圧縮して、符号メモリ47に書き込む。また、伸張
処理の際、上記管理テーブルMTの情報に従って符号メ
モリ47から読み出した符号データを伸張器46を通し
て伸張して、画像メモリ43に書き込む。なお、管理テ
ーブルMTに格納された情報は、該当ページの情報が符
号メモリ47から正常に読み出され、所望の枚数のコピ
ーが終了した時点で消去される。
際、上記管理テーブルMTの情報を作成しながら、画像
メモリ43から読み出した画像データを圧縮器45を通
して圧縮して、符号メモリ47に書き込む。また、伸張
処理の際、上記管理テーブルMTの情報に従って符号メ
モリ47から読み出した符号データを伸張器46を通し
て伸張して、画像メモリ43に書き込む。なお、管理テ
ーブルMTに格納された情報は、該当ページの情報が符
号メモリ47から正常に読み出され、所望の枚数のコピ
ーが終了した時点で消去される。
【0024】ここで、読み取った画像データを一旦記憶
するメモリモードにおける書込みと読出しの動作を、各
CPU31〜36間でやりとりされる要求コマンド
(Q),レポート(R)およびデータの流れを中心に説明す
る。メモリモードの書き込み動作では、図8のシーケン
スに従って、画像処理部20から画像メモリ43へ画像
データが転送される。まず、全体のシーケンスを管理す
る第5CPU35(図10参照)が、第6CPU36へメ
モリ準備を要求し、この要求を受けた第6CPU36
は、内部ハードウェアに対して、画像処理部20からの
画像データを画像メモリ43へ転送させるためのバス接
続状態の設定、2値化処理のためのモードの設定、画像メ
モリ43への書込み領域の開始アドレスやXYレングス
情報などの設定を行なう。これらの設定が終わって準備
が完了すると、第6CPU36は、第5CPU35にメ
モリ準備の完了を通知する。次に、第5CPU35が、
第6CPU36と第2CPU32に対して読み取りを要
求すると、第2CPU32が、第3CPU33に対して
スキャンを要求する。すると、第3CPU33が、スキ
ャンを開始させ、スライダ8(図2参照)が画像領域に達
すると、原稿で反射された蛍光灯9の光が光電変換部1
5で電気信号に変換され、続いて第2CPU32により
設定された画像処理モードに応じて画像処理部20で処
理された画像データD2がメモリユニット部40に転送
される。
するメモリモードにおける書込みと読出しの動作を、各
CPU31〜36間でやりとりされる要求コマンド
(Q),レポート(R)およびデータの流れを中心に説明す
る。メモリモードの書き込み動作では、図8のシーケン
スに従って、画像処理部20から画像メモリ43へ画像
データが転送される。まず、全体のシーケンスを管理す
る第5CPU35(図10参照)が、第6CPU36へメ
モリ準備を要求し、この要求を受けた第6CPU36
は、内部ハードウェアに対して、画像処理部20からの
画像データを画像メモリ43へ転送させるためのバス接
続状態の設定、2値化処理のためのモードの設定、画像メ
モリ43への書込み領域の開始アドレスやXYレングス
情報などの設定を行なう。これらの設定が終わって準備
が完了すると、第6CPU36は、第5CPU35にメ
モリ準備の完了を通知する。次に、第5CPU35が、
第6CPU36と第2CPU32に対して読み取りを要
求すると、第2CPU32が、第3CPU33に対して
スキャンを要求する。すると、第3CPU33が、スキ
ャンを開始させ、スライダ8(図2参照)が画像領域に達
すると、原稿で反射された蛍光灯9の光が光電変換部1
5で電気信号に変換され、続いて第2CPU32により
設定された画像処理モードに応じて画像処理部20で処
理された画像データD2がメモリユニット部40に転送
される。
【0025】こうして、スキャンが終了し、第3CPU
33からのスキャン終了通知に基づいて第2CPU32
から、また第6CPU36から夫々読取完了が通知され
ると、第5CPU35は、第6CPU36に対してデー
タ圧縮を要求し、この要求を受けた第6CPU36は、
画像メモリ43からの読出しアドレス、XYレングス情
報、符号メモリ47への書込みアドレス、圧縮器45のモ
ード(例えばMH方式)のどを設定し、各部を起動する。
これによって、画像メモリ43から読み出された画像デ
ータの圧縮処理が行なわれ、圧縮後の符号データが符号
メモリ47に格納される。圧縮処理が完了すると、第6
CPU36は、第5CPU35に圧縮の完了を通知する
が、符号メモリ47が一杯になった場合は、圧縮不可能
を示すパラメータを付加した通知を送るので、これによ
って第5CPU35は、符号メモリ47がフル状態であ
ることを知ることができる。
33からのスキャン終了通知に基づいて第2CPU32
から、また第6CPU36から夫々読取完了が通知され
ると、第5CPU35は、第6CPU36に対してデー
タ圧縮を要求し、この要求を受けた第6CPU36は、
画像メモリ43からの読出しアドレス、XYレングス情
報、符号メモリ47への書込みアドレス、圧縮器45のモ
ード(例えばMH方式)のどを設定し、各部を起動する。
これによって、画像メモリ43から読み出された画像デ
ータの圧縮処理が行なわれ、圧縮後の符号データが符号
メモリ47に格納される。圧縮処理が完了すると、第6
CPU36は、第5CPU35に圧縮の完了を通知する
が、符号メモリ47が一杯になった場合は、圧縮不可能
を示すパラメータを付加した通知を送るので、これによ
って第5CPU35は、符号メモリ47がフル状態であ
ることを知ることができる。
【0026】一方、メモリモードの読み出し動作では、
図9のシーケンスに従って、画像メモリ43から印字処
理部60に画像データが転送されて、用紙にプリント出
力される。まず、第5CPU35は、第6CPU36に
対してデータ伸張を要求し、この要求を受けた第6CP
U36は、符号メモリ47からの読出しアドレス、デー
タ量、画像メモリ43への書込みアドレス、XYレングス
情報、伸張器46のモード(例えばMH方式)などを設定
して各部を起動する。これにより、符号メモリ47から
読み出された符号データの伸張処理が行なわれ、伸張後
の画像データが画像メモリ43に書き込まれ、第6CP
U36が、伸張処理の完了と共にこれを第5CPU35
に通知する。次に、第5CPU35は、第6CPU36
に対して画像メモリ43から画像データを読み出すため
のメモリ準備を要求し、この要求を受けた第6CPU3
6は、内部ハードウェアに画像メモリ43から印字処理
部60へ画像データD3(図6参照)を読み出すためのバ
ス接続状態の設定、回転処理のための設定、画像メモリ4
3の読出し領域の開始アドレスやXYレングス情報など
の設定を行なう。
図9のシーケンスに従って、画像メモリ43から印字処
理部60に画像データが転送されて、用紙にプリント出
力される。まず、第5CPU35は、第6CPU36に
対してデータ伸張を要求し、この要求を受けた第6CP
U36は、符号メモリ47からの読出しアドレス、デー
タ量、画像メモリ43への書込みアドレス、XYレングス
情報、伸張器46のモード(例えばMH方式)などを設定
して各部を起動する。これにより、符号メモリ47から
読み出された符号データの伸張処理が行なわれ、伸張後
の画像データが画像メモリ43に書き込まれ、第6CP
U36が、伸張処理の完了と共にこれを第5CPU35
に通知する。次に、第5CPU35は、第6CPU36
に対して画像メモリ43から画像データを読み出すため
のメモリ準備を要求し、この要求を受けた第6CPU3
6は、内部ハードウェアに画像メモリ43から印字処理
部60へ画像データD3(図6参照)を読み出すためのバ
ス接続状態の設定、回転処理のための設定、画像メモリ4
3の読出し領域の開始アドレスやXYレングス情報など
の設定を行なう。
【0027】これらの設定が終わって準備が完了し、第
6CPU36からの完了の通知を受けると、第5CPU
35は、第6CPU36と第4CPU34に対してプリ
ントを要求する。すると、第4CPU34から第5CP
U35に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポートが送ら
れた後、第6CPU36により、画像メモリ43から読
み出された画像データD3が印字処理部60に出力され
て、プリントが行なわれる。プリントが終了すると、第
6CPU36および第4CPU34が、第5CPU35
に対してプリント完了レポートおよびイジェクト完了レ
ポートを送り、これらのレポートを受けた第5CPU3
5は、必要に応じて第6CPU36に対してメモリクリ
ア要求を出力する。
6CPU36からの完了の通知を受けると、第5CPU
35は、第6CPU36と第4CPU34に対してプリ
ントを要求する。すると、第4CPU34から第5CP
U35に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポートが送ら
れた後、第6CPU36により、画像メモリ43から読
み出された画像データD3が印字処理部60に出力され
て、プリントが行なわれる。プリントが終了すると、第
6CPU36および第4CPU34が、第5CPU35
に対してプリント完了レポートおよびイジェクト完了レ
ポートを送り、これらのレポートを受けた第5CPU3
5は、必要に応じて第6CPU36に対してメモリクリ
ア要求を出力する。
【0028】図10,図11は、複写機の制御部50の
構成を示すブロック図である。上記制御部50は、第1
〜第8の8つのCPU31〜38を中心に構成され、各
CPU31〜38には、夫々のプログラムを格納したR
OM51〜58と、演算エリア等に用いられる各RAM
61〜68が設けられている。なお、第6CPU36
は、メモリユニット部40内に設けられ、CCD16は
図2で,画像処理部20は図5で夫々述べたもの、半導
体レーザ59をもつ印字処理部60は図1に示したもの
である。
構成を示すブロック図である。上記制御部50は、第1
〜第8の8つのCPU31〜38を中心に構成され、各
CPU31〜38には、夫々のプログラムを格納したR
OM51〜58と、演算エリア等に用いられる各RAM
61〜68が設けられている。なお、第6CPU36
は、メモリユニット部40内に設けられ、CCD16は
図2で,画像処理部20は図5で夫々述べたもの、半導
体レーザ59をもつ印字処理部60は図1に示したもの
である。
【0029】第1CPU31は、図12で後述する操作
パネルの各種操作キーからの信号入力や表示の制御を行
ない、第2CPU32は、画像処理部20の各部を制御
し、第3CPU33は、図2で述べたファン109やスキ
ャナモータ110を含む走査光学系7の駆動制御を行な
い、第4CPU34は、印字処理部60を含むページプ
リンタ2を制御する。また、第5CPU35は、他のC
PUとの制御に必要なコマンドやレポートをシリアル通
信して、制御部50の全体的なタイミングの調整および
動作モードの設定のための処理を行ない、第6CPU3
6は、画像情報の書込み,読出しを制御し、第7CPU
37(図11参照)は、図3で述べた原稿流し撮り用のF
DH装置3を制御し、第8CPU38は、図1に示した
再給紙ユニット4を制御する。
パネルの各種操作キーからの信号入力や表示の制御を行
ない、第2CPU32は、画像処理部20の各部を制御
し、第3CPU33は、図2で述べたファン109やスキ
ャナモータ110を含む走査光学系7の駆動制御を行な
い、第4CPU34は、印字処理部60を含むページプ
リンタ2を制御する。また、第5CPU35は、他のC
PUとの制御に必要なコマンドやレポートをシリアル通
信して、制御部50の全体的なタイミングの調整および
動作モードの設定のための処理を行ない、第6CPU3
6は、画像情報の書込み,読出しを制御し、第7CPU
37(図11参照)は、図3で述べた原稿流し撮り用のF
DH装置3を制御し、第8CPU38は、図1に示した
再給紙ユニット4を制御する。
【0030】図12は、第1CPU31によって制御さ
れる上記操作パネルの平面図であり、この操作パネルに
は、状態表示および各種のモード指定のための液晶タッ
チパネル111と、コピーの枚数や倍率などの数値条件を
入力するためのテンキー112と、上記数値条件を標準値
に戻すためのクリアキー113と、コピーモードを初期化
するためのパネルリセットキー114と、コピー中止を指
示するためのストップキー115と、コピー開始を指示す
るためのスタートキー116と、片面,両面原稿のいずれか
を指定するための原稿指定キー117と、片面コピーと両
面コピーとを切り換えるためのコピーモードキー118
と、割り込み起動および復帰を入力するための割り込み
キー119とが配置されている。
れる上記操作パネルの平面図であり、この操作パネルに
は、状態表示および各種のモード指定のための液晶タッ
チパネル111と、コピーの枚数や倍率などの数値条件を
入力するためのテンキー112と、上記数値条件を標準値
に戻すためのクリアキー113と、コピーモードを初期化
するためのパネルリセットキー114と、コピー中止を指
示するためのストップキー115と、コピー開始を指示す
るためのスタートキー116と、片面,両面原稿のいずれか
を指定するための原稿指定キー117と、片面コピーと両
面コピーとを切り換えるためのコピーモードキー118
と、割り込み起動および復帰を入力するための割り込み
キー119とが配置されている。
【0031】ここで、図1に戻ってデジタル複写機の下
部に配置されたページプリンタ2および再給紙ユニット
4について説明する。上記ページプリンタ2は、メモリ
ユニット部40からの画像データを受けて露光制御信号
を出力する印字処理部60と、半導体レーザ71を光源
とするプリントヘッド70と、感光体ドラム76とその
周辺装置からなる現像・排出系75Aと、定着ローラ対8
4および排出ローラ85などを有する定着・排出系75B
と、再給紙ユニット4を含む循環式の用紙搬送系75C
などから構成され、イメージリーダ1から転送された画
像データに基づいて、電子写真プロセスによって複写画
像をプリントする。ページプリンタ2の下部には、数百
枚程度の用紙を収容できる2つの用紙カセット82a,8
2bと、用紙サイズ検出センサ87a,87bと、給紙用ロ
ーラ群が設けられている。
部に配置されたページプリンタ2および再給紙ユニット
4について説明する。上記ページプリンタ2は、メモリ
ユニット部40からの画像データを受けて露光制御信号
を出力する印字処理部60と、半導体レーザ71を光源
とするプリントヘッド70と、感光体ドラム76とその
周辺装置からなる現像・排出系75Aと、定着ローラ対8
4および排出ローラ85などを有する定着・排出系75B
と、再給紙ユニット4を含む循環式の用紙搬送系75C
などから構成され、イメージリーダ1から転送された画
像データに基づいて、電子写真プロセスによって複写画
像をプリントする。ページプリンタ2の下部には、数百
枚程度の用紙を収容できる2つの用紙カセット82a,8
2bと、用紙サイズ検出センサ87a,87bと、給紙用ロ
ーラ群が設けられている。
【0032】半導体レーザ71から射出されたレーザビ
ームは、ポリゴンミラー72で主走査方向に偏向され、
主レンズ73および各種のミラー74a,74b,74cを
経て感光体ドラム76の露光位置に導かれる。感光体ド
ラム76の表面は、帯電チャージャ77によって一様に
帯電し、露光により形成された潜像は、現像器78を経
てトナー像となり、このトナー像は転写位置で転写チャ
ージャ80により、感光体ドラム76から用紙上に移行
し、搬送ベルト83によって定着ローラ対84へ送ら
れ、フェースアップ状態で排出される。
ームは、ポリゴンミラー72で主走査方向に偏向され、
主レンズ73および各種のミラー74a,74b,74cを
経て感光体ドラム76の露光位置に導かれる。感光体ド
ラム76の表面は、帯電チャージャ77によって一様に
帯電し、露光により形成された潜像は、現像器78を経
てトナー像となり、このトナー像は転写位置で転写チャ
ージャ80により、感光体ドラム76から用紙上に移行
し、搬送ベルト83によって定着ローラ対84へ送ら
れ、フェースアップ状態で排出される。
【0033】一方、上記再給紙ユニット4は、両面コピ
ーを自動化するための装置としてページプリンタ2の側
面に組み付けられており、排出ローラ85によりページ
プリンタ本体から排出された用紙を一旦収納し、スイッ
チバック搬送を行なってページプリンタ本体に送り返す
ようになっている。即ち、片面コピーモードでは、用紙
は、切換え爪91の左端が下がることにより、再給紙ユ
ニット4を素通りして排紙トレイ94上に排出される。
一方、両面コピーモードでは、切換え爪91の左端が図
示しないソレノイドによって上がり、排出ローラ85か
ら排出された表面が印字された用紙は、搬送ローラ92
を通って正反転ローラ93に達し、用紙後端が用紙セン
サ88で検出されると、正反転ローラ93が今度は反転
する。これにより、用紙は、ページプリンタ本体内へ戻
され、水平搬送ローラ86a,86b,86cを通ってタイ
ミングローラ82に送られて、裏面の印字のために待機
する。ここで、複数枚の用紙が連続給紙された場合は、
各用紙が互いに重ならないように所定の間隔をあけて次
々に搬送されて再給紙ユニット4に送り込まれる。用紙
の搬送経路は一定長であるので、再給紙ユニット4およ
び水平搬送ローラ86a〜86cによる1循環の用紙枚数
(最多循環枚数)は、用紙サイズに依存する。
ーを自動化するための装置としてページプリンタ2の側
面に組み付けられており、排出ローラ85によりページ
プリンタ本体から排出された用紙を一旦収納し、スイッ
チバック搬送を行なってページプリンタ本体に送り返す
ようになっている。即ち、片面コピーモードでは、用紙
は、切換え爪91の左端が下がることにより、再給紙ユ
ニット4を素通りして排紙トレイ94上に排出される。
一方、両面コピーモードでは、切換え爪91の左端が図
示しないソレノイドによって上がり、排出ローラ85か
ら排出された表面が印字された用紙は、搬送ローラ92
を通って正反転ローラ93に達し、用紙後端が用紙セン
サ88で検出されると、正反転ローラ93が今度は反転
する。これにより、用紙は、ページプリンタ本体内へ戻
され、水平搬送ローラ86a,86b,86cを通ってタイ
ミングローラ82に送られて、裏面の印字のために待機
する。ここで、複数枚の用紙が連続給紙された場合は、
各用紙が互いに重ならないように所定の間隔をあけて次
々に搬送されて再給紙ユニット4に送り込まれる。用紙
の搬送経路は一定長であるので、再給紙ユニット4およ
び水平搬送ローラ86a〜86cによる1循環の用紙枚数
(最多循環枚数)は、用紙サイズに依存する。
【0034】図5で述べたように、第2CPU32は、
制御手段として、蛍光灯9の管壁温度センサ10からの
検出信号および管壁温度-光量テーブル28に記憶され
ている温度-光量情報に基づいて、原稿の読取可能な範
囲を定めて読取動作の許可/禁止情報を出力し、消灯制
御手段などとして、第3CPU33を介して蛍光灯9の
オン・オフおよび冷却手段としてのファン109のオン・オ
フを制御する。そこで、このような第2CPU32の制
御動作を図14,図15を用いて説明する。図14は、
横軸に管壁温度,縦軸に蛍光灯の光量をとって、図15
は、横軸に経過時間,縦軸に蛍光灯の光量および対応す
る管壁温度をとって、夫々上記温度-光量情報および光
量と管壁温度の経時変化を表わした曲線である。図1
4,図15において、管壁温度が蛍光灯の光量の最大値
に対応する温度を超えて上昇するにつれて、光量は低下
し、光量が基準値Aよりも高ければ、読取りの画質は良
いと判断され、基準値A未満であれば、読取りの画質は
悪いと判断される。従って、第2CPU32は、温度セ
ンサ10の検出信号が表わす管壁温度から、対応する光
量を図14の曲線を参照して求め、求めた光量が基準値
A未満,つまり管壁温度がaを超えたら、次の原稿の読取
りを一旦停止させ、かつ蛍光灯冷却用のファン109を動
作させる。また、読取りを停止するまでに測定した管壁
温度の経時変化から光量の時間変化率を算出し、算出し
た時間変化率と残りの原稿の枚数または予め設定された
枚数から、読取り再開時に必要な光量の基準値Bに相当
する管壁温度bを図14の温度-光量情報を用いて求め
る。そして、蛍光灯9が冷えて、その管壁温度が上記管
壁温度bになると原稿読取りを再開させる。このよう
に、読取り再開時の光量を読み取り停止時の光量より高
く設定(基準値B)することによって、再開直後に蛍光灯
9の自己発熱によって再度読取りが停止されることを防
止することができる。
制御手段として、蛍光灯9の管壁温度センサ10からの
検出信号および管壁温度-光量テーブル28に記憶され
ている温度-光量情報に基づいて、原稿の読取可能な範
囲を定めて読取動作の許可/禁止情報を出力し、消灯制
御手段などとして、第3CPU33を介して蛍光灯9の
オン・オフおよび冷却手段としてのファン109のオン・オ
フを制御する。そこで、このような第2CPU32の制
御動作を図14,図15を用いて説明する。図14は、
横軸に管壁温度,縦軸に蛍光灯の光量をとって、図15
は、横軸に経過時間,縦軸に蛍光灯の光量および対応す
る管壁温度をとって、夫々上記温度-光量情報および光
量と管壁温度の経時変化を表わした曲線である。図1
4,図15において、管壁温度が蛍光灯の光量の最大値
に対応する温度を超えて上昇するにつれて、光量は低下
し、光量が基準値Aよりも高ければ、読取りの画質は良
いと判断され、基準値A未満であれば、読取りの画質は
悪いと判断される。従って、第2CPU32は、温度セ
ンサ10の検出信号が表わす管壁温度から、対応する光
量を図14の曲線を参照して求め、求めた光量が基準値
A未満,つまり管壁温度がaを超えたら、次の原稿の読取
りを一旦停止させ、かつ蛍光灯冷却用のファン109を動
作させる。また、読取りを停止するまでに測定した管壁
温度の経時変化から光量の時間変化率を算出し、算出し
た時間変化率と残りの原稿の枚数または予め設定された
枚数から、読取り再開時に必要な光量の基準値Bに相当
する管壁温度bを図14の温度-光量情報を用いて求め
る。そして、蛍光灯9が冷えて、その管壁温度が上記管
壁温度bになると原稿読取りを再開させる。このよう
に、読取り再開時の光量を読み取り停止時の光量より高
く設定(基準値B)することによって、再開直後に蛍光灯
9の自己発熱によって再度読取りが停止されることを防
止することができる。
【0035】上記第2CPU32は、光量の基準値Bを
次のように算出することもできる。即ち、原稿と原稿の
間の読取り間隔を長くして、原稿を読み取らない時間
に、蛍光灯9を冷却するという条件で読取り再開の光量
基準値Bを算出する。従って、こうして算出された光量
基準値B,これに相当する管壁温度bは、夫々最初に述べ
た光量基準値よりも低く,管壁温度よりも高くなるの
で、原稿1枚あたりの読取り時間が上記冷却時間を含む
ため最初に述べたものより長くなるものの、管壁温度が
基準値aを超えてから基準値bに下がるまでの読取停止期
間(図15参照)が短くなる、即ち、装置停止期間が短く
なるので、ユーザに安心感を与えることができる。ま
た、上記冷却は、1枚毎でなく、複数枚毎にすることも
できる。なお、光量の基準値Aは、例えば文字画像のよ
うな2値画像では低い値、写真画像のような多値画像で
は高い値という具合に、読取り画像の属性(原稿の種類)
や読取り速度に応じて設定される。
次のように算出することもできる。即ち、原稿と原稿の
間の読取り間隔を長くして、原稿を読み取らない時間
に、蛍光灯9を冷却するという条件で読取り再開の光量
基準値Bを算出する。従って、こうして算出された光量
基準値B,これに相当する管壁温度bは、夫々最初に述べ
た光量基準値よりも低く,管壁温度よりも高くなるの
で、原稿1枚あたりの読取り時間が上記冷却時間を含む
ため最初に述べたものより長くなるものの、管壁温度が
基準値aを超えてから基準値bに下がるまでの読取停止期
間(図15参照)が短くなる、即ち、装置停止期間が短く
なるので、ユーザに安心感を与えることができる。ま
た、上記冷却は、1枚毎でなく、複数枚毎にすることも
できる。なお、光量の基準値Aは、例えば文字画像のよ
うな2値画像では低い値、写真画像のような多値画像で
は高い値という具合に、読取り画像の属性(原稿の種類)
や読取り速度に応じて設定される。
【0036】上記実施の形態の画像読取り装置であるイ
メージリーダ1は、図16のフローチャートに示す手順
で原稿を読み取る。画像処理部20(図5参照)内の制御
手段および消灯制御手段としての第2CPU32は、電
源が投入されるとステップS1で、第3CPU33を介
して蛍光灯9を点灯させ、次いでステップS2で、スラ
イダ8(図2参照)を基準白色板6に移動させてこれを読
み取り,画像モニタ用メモリ部29(図5参照)に格納し
たこの読取りデータに基づいてCCD16の感度のばら
つきや蛍光灯9の配光むらをシェーディング補正すると
ともに、光電変換部15(図4参照)内の増幅器17など
のゲインを調整する。さらに、図17で後述するステッ
プS3の光量検出と、図18で後述するステップS4の
読み取りを並行して行ない、処理を終了する。
メージリーダ1は、図16のフローチャートに示す手順
で原稿を読み取る。画像処理部20(図5参照)内の制御
手段および消灯制御手段としての第2CPU32は、電
源が投入されるとステップS1で、第3CPU33を介
して蛍光灯9を点灯させ、次いでステップS2で、スラ
イダ8(図2参照)を基準白色板6に移動させてこれを読
み取り,画像モニタ用メモリ部29(図5参照)に格納し
たこの読取りデータに基づいてCCD16の感度のばら
つきや蛍光灯9の配光むらをシェーディング補正すると
ともに、光電変換部15(図4参照)内の増幅器17など
のゲインを調整する。さらに、図17で後述するステッ
プS3の光量検出と、図18で後述するステップS4の
読み取りを並行して行ない、処理を終了する。
【0037】図17に示した上記光量検出のサブルーチ
ンにおいて、第2CPU32は、ステップS11で、第
3CPU33と温度センサ10(図2参照)を介して蛍光
灯9の管壁温度を測定し、ステップS12で、上記測定
された管壁温度と図16のステップS2でのゲイン調整
値などから図13で述べた温度-光量情報を生成して管
壁温度-光量テーブル28に格納する。次に、ステップ
S13で、温度センサ10を介して2回測定した管壁温
度とその測定時間間隔から、管壁温度の時間変化率(温
度勾配)を算出するとともに、ステップS14で、上記
格納された温度-光量情報を参照して上記管壁温度に相
当する光量を算出し、ステップS15で、この算出した
光量が正常つまり基準値A(図14参照)以上か否かを判
断する。そして、肯と判断すれば、ステップS21へジ
ャンプし、否と判断すれば、ステップS16へ進む。ス
テップS16では、管壁温度がaを超えて光量が不足し
ているので、読取り許可フラグを降ろして読取りを禁止
し、次に、ステップS17で、原稿相互間の切れ目を待
ち、切れ目になったらステップS18に進んで、第3C
PU33を介して蛍光灯冷却用のファン109(図2参照)
を起動する。次に、図19で後述するステップS19
で、図14の温度-光量情報を参照して読取り許可管壁
温度bを算出し、ステップS20で、温度センサ10の
検出信号が表わす測定管壁温度が、上記許可管壁温度b
以下になったか否かを判断し、肯と判断したとき、ステ
ップS21に進む。ステップ21では、管壁温度が正常
で原稿読取りに十分な光量が得られるので、読取許可フ
ラグを立てた後、メインルーチンへ戻る。
ンにおいて、第2CPU32は、ステップS11で、第
3CPU33と温度センサ10(図2参照)を介して蛍光
灯9の管壁温度を測定し、ステップS12で、上記測定
された管壁温度と図16のステップS2でのゲイン調整
値などから図13で述べた温度-光量情報を生成して管
壁温度-光量テーブル28に格納する。次に、ステップ
S13で、温度センサ10を介して2回測定した管壁温
度とその測定時間間隔から、管壁温度の時間変化率(温
度勾配)を算出するとともに、ステップS14で、上記
格納された温度-光量情報を参照して上記管壁温度に相
当する光量を算出し、ステップS15で、この算出した
光量が正常つまり基準値A(図14参照)以上か否かを判
断する。そして、肯と判断すれば、ステップS21へジ
ャンプし、否と判断すれば、ステップS16へ進む。ス
テップS16では、管壁温度がaを超えて光量が不足し
ているので、読取り許可フラグを降ろして読取りを禁止
し、次に、ステップS17で、原稿相互間の切れ目を待
ち、切れ目になったらステップS18に進んで、第3C
PU33を介して蛍光灯冷却用のファン109(図2参照)
を起動する。次に、図19で後述するステップS19
で、図14の温度-光量情報を参照して読取り許可管壁
温度bを算出し、ステップS20で、温度センサ10の
検出信号が表わす測定管壁温度が、上記許可管壁温度b
以下になったか否かを判断し、肯と判断したとき、ステ
ップS21に進む。ステップ21では、管壁温度が正常
で原稿読取りに十分な光量が得られるので、読取許可フ
ラグを立てた後、メインルーチンへ戻る。
【0038】一方、図18に示した上記読み取りのサブ
ルーチンにおいて、第2CPU32は、ステップS31
で、読取許可フラグが立っているか否かを判断し、肯と
判断して初めてステップS32に進み、原稿の読取りを
開始する。そして、ステップS33で、総ての原稿を読
み取ったか否かを判断し、肯と判断すると、メインルー
チンへ戻る。
ルーチンにおいて、第2CPU32は、ステップS31
で、読取許可フラグが立っているか否かを判断し、肯と
判断して初めてステップS32に進み、原稿の読取りを
開始する。そして、ステップS33で、総ての原稿を読
み取ったか否かを判断し、肯と判断すると、メインルー
チンへ戻る。
【0039】図19に示した上記許可管壁温度bの算出
サブルーチンにおいて、第2CPU32は、ステップS
41で、残りの原稿枚数を算出し、ステップS42で、
算出した残り原稿枚数から原稿読取り終了までに必要な
時間を(必要時間)=(残り原稿枚数)×(1枚当たりの読
取り時間)で算出する。次に、図17のステップS13
で求めた管壁温度の時間変化率と上記必要時間から必要
光量差を(必要光量差)=(管壁温度の時間変化率)×(必
要時間)で算出し、ステップ44で、上記必要光量差
に、図14の曲線の光量基準値Aを加えた光量に対応す
る管壁温度を算出した後、メインルーチンに戻る。
サブルーチンにおいて、第2CPU32は、ステップS
41で、残りの原稿枚数を算出し、ステップS42で、
算出した残り原稿枚数から原稿読取り終了までに必要な
時間を(必要時間)=(残り原稿枚数)×(1枚当たりの読
取り時間)で算出する。次に、図17のステップS13
で求めた管壁温度の時間変化率と上記必要時間から必要
光量差を(必要光量差)=(管壁温度の時間変化率)×(必
要時間)で算出し、ステップ44で、上記必要光量差
に、図14の曲線の光量基準値Aを加えた光量に対応す
る管壁温度を算出した後、メインルーチンに戻る。
【0040】冷却手段としての第2CPU32は、図1
7のステップS18で述べたように、蛍光灯9の消灯時
にファン109を起動するが、この場合、蛍光灯の冷却効
果の高い部位を予め実験等で調べておき、この部位の冷
却効果が高くなるように、風量や風向を制御するのが好
ましく、また、これに代えて次のように動作することも
できる。 (1) 蛍光灯9を消灯するだけで、強制空冷を行なわ
ず、自然放冷により管壁温度が下がるのを待つ。 (2) 蛍光灯9は、一度消灯すると再点灯の際に光量が
大きく変動する特性があるので、点灯したままファン10
9を起動する。この場合、上述と同様に冷却効果の高い
部位を風量や風向を最適に制御して強制冷却すれば、さ
らに読取り停止時間を短縮し、読取り能率の低下が防止
できる。 (3) 蛍光灯を冷却するためにファンに代えてヒートパ
イプを用いてもよく、その場合、ヒートパイプの放熱部
にファンからの風が直接当たるようにするのが、冷却能
率の向上にとって好ましい。この場合、放熱部の場所は
設定の自由度が大きく、専用のファンを設けずとも読取
り系全体を冷却するファンを兼用でき、読取り時におい
ても均一な冷却ができるので、蛍光灯の配光が安定し
て、高画質の読取り画像を得ることができる。
7のステップS18で述べたように、蛍光灯9の消灯時
にファン109を起動するが、この場合、蛍光灯の冷却効
果の高い部位を予め実験等で調べておき、この部位の冷
却効果が高くなるように、風量や風向を制御するのが好
ましく、また、これに代えて次のように動作することも
できる。 (1) 蛍光灯9を消灯するだけで、強制空冷を行なわ
ず、自然放冷により管壁温度が下がるのを待つ。 (2) 蛍光灯9は、一度消灯すると再点灯の際に光量が
大きく変動する特性があるので、点灯したままファン10
9を起動する。この場合、上述と同様に冷却効果の高い
部位を風量や風向を最適に制御して強制冷却すれば、さ
らに読取り停止時間を短縮し、読取り能率の低下が防止
できる。 (3) 蛍光灯を冷却するためにファンに代えてヒートパ
イプを用いてもよく、その場合、ヒートパイプの放熱部
にファンからの風が直接当たるようにするのが、冷却能
率の向上にとって好ましい。この場合、放熱部の場所は
設定の自由度が大きく、専用のファンを設けずとも読取
り系全体を冷却するファンを兼用でき、読取り時におい
ても均一な冷却ができるので、蛍光灯の配光が安定し
て、高画質の読取り画像を得ることができる。
【0041】蛍光灯9の管壁温度を検出する温度センサ
10は、次のいずれかのように配置され、動作させるこ
とができる。 (1) 蛍光灯9の管壁の中央付近の1点に、読取りの光
路を邪魔せず,かつ原稿照明に影が出ないように熱電対
を設置し、この熱電対の出力を増幅してデータとして取
り込み、温度-光量情報を作成する。 (2) 蛍光灯9の管壁に複数の温度センサを設置し、こ
れらの温度センサの出力の平均をとるなど演算して管壁
温度を求める。ファン等を用いて冷却を行なう場合は、
管壁温度が自然放冷時と相違して配光が異なる結果とな
るので、複数の測定点の温度の夫々に合わせて風量や風
向を設定して、迅速で効果的な冷却を行ない、読取りの
早期再開を促進する。
10は、次のいずれかのように配置され、動作させるこ
とができる。 (1) 蛍光灯9の管壁の中央付近の1点に、読取りの光
路を邪魔せず,かつ原稿照明に影が出ないように熱電対
を設置し、この熱電対の出力を増幅してデータとして取
り込み、温度-光量情報を作成する。 (2) 蛍光灯9の管壁に複数の温度センサを設置し、こ
れらの温度センサの出力の平均をとるなど演算して管壁
温度を求める。ファン等を用いて冷却を行なう場合は、
管壁温度が自然放冷時と相違して配光が異なる結果とな
るので、複数の測定点の温度の夫々に合わせて風量や風
向を設定して、迅速で効果的な冷却を行ない、読取りの
早期再開を促進する。
【0042】図20は、読取りを一時中断しているとき
の図12で述べた操作パネルの状態を示している。図示
のように、いずれの読取りモードで待機中であるかと、
読取り開始までの時間を表示することによって、ユーザ
の混乱を防いでいる。
の図12で述べた操作パネルの状態を示している。図示
のように、いずれの読取りモードで待機中であるかと、
読取り開始までの時間を表示することによって、ユーザ
の混乱を防いでいる。
【0043】上記実施の形態では、本発明を複写機に適
用した例について説明したが、本発明は、複写機に限ら
ず、例えばコンピュータに画像情報を入力するための画
像入力装置などにも適用することができる。
用した例について説明したが、本発明は、複写機に限ら
ず、例えばコンピュータに画像情報を入力するための画
像入力装置などにも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、蛍光灯光源の表面温度とその光量の関係を表わ
す温度-光量情報を記憶手段に記憶し、温度検出手段で
検出した蛍光灯光源の表面温度と上記温度-光量情報に
基づいて、制御手段によって、上記光源の光量が所定の
範囲内にあるときに上記原稿の読み取り動作を可能とす
るようにして、光量不足の間は読み取りを停止し、光量
が十分な時点で読取りを再開するようにしているので、
読取り効率の低下を最小限に抑えつつ、高画質の読み取
り画像を得ることができる。
よれば、蛍光灯光源の表面温度とその光量の関係を表わ
す温度-光量情報を記憶手段に記憶し、温度検出手段で
検出した蛍光灯光源の表面温度と上記温度-光量情報に
基づいて、制御手段によって、上記光源の光量が所定の
範囲内にあるときに上記原稿の読み取り動作を可能とす
るようにして、光量不足の間は読み取りを停止し、光量
が十分な時点で読取りを再開するようにしているので、
読取り効率の低下を最小限に抑えつつ、高画質の読み取
り画像を得ることができる。
【図1】 本発明の画像読取り装置を用いたデジタル複
写機の全体構造図である。
写機の全体構造図である。
【図2】 図1のイメージリーダの詳細図である。
【図3】 図1のFDH装置の詳細図である。
【図4】 図2の光電変換部の詳細ブロック図である。
【図5】 図2の画像処理部の詳細ブロック図である。
【図6】 図2のメモリユニット部の詳細ブロック図で
ある。
ある。
【図7】 図6の符号メモリと管理テーブルとの関係を
示す図である。
示す図である。
【図8】 メモリモードにおける書込み動作の概略シー
ケンスを示す図である。
ケンスを示す図である。
【図9】 メモリモードにおける読出し動作の概略シー
ケンスを示す図である。
ケンスを示す図である。
【図10】 図1のデジタル複写機の制御部の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図11】 図1のデジタル複写機の制御部の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図12】 操作パネルの平面図である。
【図13】 図5の管壁温度-光量テーブルに格納され
る温度-光量情報を2次元に展開したグラフを示す図で
ある。
る温度-光量情報を2次元に展開したグラフを示す図で
ある。
【図14】 管壁温度と光量の関係を示す図である。
【図15】 光量と管壁温度の経時変化を示す図であ
る。
る。
【図16】 上記イメージリーダによる原稿読取りの流
れを示すフローチャートである。
れを示すフローチャートである。
【図17】 図16の光量検出のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図18】 図16の読み取りのサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図19】 図17の許可管壁温度の算出サブルーチン
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図20】 読取りを一時中断しているときの上記操作
パネルの状態を示す図である。
パネルの状態を示す図である。
1…イメージリーダ、2…ページプリンタ、3…FDH
装置、4…再給紙ユニット、5…原稿ガラス、6…基準
白色板、7…走査光学部、8…スライダ、9…蛍光灯、
10…温度センサ、15…光電変換部、16…CCD、
20…画像処理部、28…管壁温度-光量テーブル、3
1〜38…第1〜第8CPU、109…ファン。
装置、4…再給紙ユニット、5…原稿ガラス、6…基準
白色板、7…走査光学部、8…スライダ、9…蛍光灯、
10…温度センサ、15…光電変換部、16…CCD、
20…画像処理部、28…管壁温度-光量テーブル、3
1〜38…第1〜第8CPU、109…ファン。
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿を照射する蛍光灯光源と、 この蛍光灯光源から発せられ、上記原稿で反射された光
を受けて電気信号に変換する光電変換部と、 上記蛍光灯光源の表面温度を検出する温度検出手段と、 上記蛍光灯光源の表面温度と上記蛍光灯光源の光量の関
係を表わす温度-光量情報を記憶している記憶手段と、 上記温度検出手段からの温度検出信号および上記記憶手
段に記憶されている温度-光量情報に基づいて、上記光
源の光量が所定の範囲内にあるときに上記原稿の読み取
り動作を可能とする制御手段を備えたことを特徴とする
画像読取り装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像読取り装置におい
て、上記蛍光灯光源の温度を低下させる冷却手段を備え
たことを特徴とする画像読取り装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像読取り装
置において、上記温度検出手段からの温度検出信号に基
づいて、上記蛍光灯光源を消灯させる消灯制御手段を備
えたことを特徴とする画像読取り装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の画像読取り装置におい
て、上記消灯制御手段は、上記原稿の読み取りを行なわ
ないときに上記蛍光灯光源の消灯制御を行なうことを特
徴とする画像読取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9188212A JPH1132170A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 画像読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9188212A JPH1132170A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 画像読取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1132170A true JPH1132170A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16219738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9188212A Pending JPH1132170A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 画像読取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1132170A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016192720A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | ブラザー工業株式会社 | 画像読取装置及び読取装置制御プログラム |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP9188212A patent/JPH1132170A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016192720A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | ブラザー工業株式会社 | 画像読取装置及び読取装置制御プログラム |
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