JPH11321330A - サンルーフのフレーム構造 - Google Patents

サンルーフのフレーム構造

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Publication number
JPH11321330A
JPH11321330A JP13620998A JP13620998A JPH11321330A JP H11321330 A JPH11321330 A JP H11321330A JP 13620998 A JP13620998 A JP 13620998A JP 13620998 A JP13620998 A JP 13620998A JP H11321330 A JPH11321330 A JP H11321330A
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JP
Japan
Prior art keywords
groove
drainage groove
frame member
drain groove
part drainage
Prior art date
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Pending
Application number
JP13620998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichi Kawamura
揮一 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yachiyo Industry Co Ltd
Original Assignee
Yachiyo Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yachiyo Industry Co Ltd filed Critical Yachiyo Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出材で構成し、かつ高さ寸法をさほど増大
せずに左右の側部排水溝の後端を互いに反対側のドレン
チューブにも連通させることができるように改良された
サンルーフのフレーム構造を提供する。 【解決手段】 スライドパネル用案内溝10と側部排水
溝11とが一体成形された左右一対の側部フレーム部材
4の後端を、後部排水溝16を備えた後部フレーム部材
5で連結してなるサンルーフのフレーム構造において、
側部フレーム部材の少なくとも側部排水溝部分の後端を
後部排水溝上にオーバーハングさせ、側部排水溝の後端
側の底壁に、後部排水溝に通じる開口19を設けると共
に、側部排水溝の後端縁に、水飛沫を跳ね返すための傾
斜壁面21を設けるものとした。これによれば、左右の
側部排水溝の後端間を連結する後部排水溝の深さを最低
限に抑えても、案内溝並びに挿通溝への水の侵入が傾斜
壁面で阻止される。特に傾斜壁面を、側部フレーム部材
とは別体の部材に形成するものとすれば、水流案内面の
形状の設定自由度がより一層高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉自在なスライ
ドパネルを固定ルーフの開口に設けたサンルーフのフレ
ーム構造に関し、特にスライドパネル用案内溝と側部排
水溝とが一体成形された左右一対の側部フレーム部材の
後端を、後部排水溝を備えた後部フレーム部材で連結し
てなるフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サンルーフ装置にあっては、スライドパ
ネルに設けられたスライダを摺合させるための案内溝、
駆動用プッシュプルケーブルを挿通するための挿通溝、
および雨水を車外に排出するための側部排水溝を、アル
ミニウム合金材の押出成型で共通の部材に一括形成し、
これを固定ルーフに直接取り付けるという所謂フレーム
レス構造の採用が近時積極的に推進される傾向にある。
【0003】この構造を採用する主目的は、サンルーフ
装置全体の薄型化にあるので、スライドパネル案内溝並
びにプッシュプルケーブル挿通溝と概ね同一の高さに側
部排水溝の位置が設定されており、案内溝並びに挿通溝
への水の流入を防止するために、左右の側部排水溝の端
末にドレンチューブを個々に直結した構造が採られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、走行中の車
両の傾きや遠心力の影響を考慮すると、左右の側部排水
溝同士はその後端も互いに連通していた方が好ましい。
しかしながら案内溝並びに挿通溝への水の侵入を防止し
た上で左右の側部排水溝の後端間を互いに連通させよう
とすると、排水溝の部分を他の部分よりも低い位置に設
けねばならなくなり、高さ寸法の削減が阻害されるとい
う不都合が生じる。
【0005】本発明は、このような問題点に対処するべ
く案出されたものであり、その主な目的は、押出材で構
成し、かつ高さ寸法をさほど増大せずに左右の側部排水
溝の後端を互いに反対側のドレンチューブにも連通させ
ることができるように改良されたサンルーフのフレーム
構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、スライドパネル用案内溝1
0と側部排水溝11とが一体成形された左右一対の側部
フレーム部材4の後端を、後部排水溝16を備えた後部
フレーム部材5で連結してなるサンルーフのフレーム構
造であって、前記側部フレーム部材の少なくとも前記側
部排水溝部分の後端を前記後部排水溝上にオーバーハン
グさせ、前記側部排水溝の後端側の底壁に、前記後部排
水溝に通じる開口19を設けると共に、前記側部排水溝
の後端縁に、水飛沫を跳ね返すための傾斜壁面21を設
けたことを特徴とするサンルーフのフレーム構造を提供
するものとした。これによれば、左右の側部排水溝の後
端間を連結する後部排水溝の深さを最低限に抑えても、
案内溝並びに挿通溝への水の侵入が傾斜壁面で阻止され
る。特に傾斜壁面を、側部フレーム部材とは別体の部材
に形成するものとすれば、水流案内面の形状の設定自由
度がより一層高められる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の具体的な一実施の形態について詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明が適用されたアウタスライ
ド式サンルーフ装置を備えた自動車の固定ルーフを示し
ている。この固定ルーフ1には、車体幅方向に長辺を置
く概ね矩形をなす開口2が形成され、この開口2は、固
定ルーフ1の上方に移動可能な板ガラス等からなるスラ
イドパネル3(図1中に想像線で示す)で開閉自在にさ
れている。
【0009】固定ルーフ1の内側には、図2に併せて示
したように、開口2の左右両側縁に沿って前後方向に延
在する左右一対の側部フレーム部材4と、開口2の前縁
に沿って左右方向に延在する前部フレーム部材5と、固
定ルーフ1の後部下方にて左右方向に延在する後部フレ
ーム部材6とが、相互に結合された状態で取り付けられ
ている。そして後部フレーム部材6の後方には、プッシ
ュプルケーブル7を押し引き駆動してスライドパネル3
を開閉動作させる減速機付きモータ8が設けられてい
る。
【0010】側部フレーム部材4、前部フレーム部材
5、及び後部フレーム部材6は、その適所を固定ルーフ
1の内面に設けられたスティフナ(図示せず)にねじ止
めなどで固定されている。また減速機付きモータ8も、
固定ルーフ1の内面にねじ止め固定される取付ブラケッ
トBを介して固定ルーフ1に固定されている。
【0011】側部フレーム部材4は、アルミニウム合金
材を押出成型してなり、図3に詳しく示すように、プッ
シュプルケーブル7を挿通するべく車体の外側へ向けて
開放された断面C字状をなすプッシュプルケーブル挿通
溝9と、スライドパネル3の下面に取り付けたスライダ
(図示せず)を摺合させるべく車体中心側(プッシュプ
ルケーブル挿通溝との対向面側)が開放された断面コ字
状をなすスライドパネル案内溝10と、上側が開放され
た断面U字状をなす側部排水溝11と、側部排水溝11
の車体外側の側壁から水平方向に突出された固定ルーフ
1への接合フランジ12とが、車体の中心側より順に並
列した一定断面で一体形成されている。
【0012】側部排水溝11は、開口2の左右両側縁か
ら滴下した雨水を受けて車体の前後に導くものであり、
ここで前方へ導かれた雨水は、鋼板のプレス成型品から
なる前部フレーム部材5に形成された前部排水溝13に
開口2の前縁から滴下した雨水と共に、前部フレーム部
材5の側端部に設けられたホース口14と、車体のフロ
ントピラー内に配設されたドレンチューブ15とを介し
て車外へ排出される。また後方へ導かれた雨水は、鋼板
のプレス成型品からなる後部フレーム部材6に形成され
た後部排水溝16の側端部に設けられたホース口17
と、車体のリアピラー内に配設されたドレンチューブ1
8とを介して車外へ排出される。
【0013】側部フレーム部材4の後端部は、後部フレ
ーム部材6に形成された後部排水溝16の側端部の上方
へ突出しており、そのオーバーハングした部分における
側部排水溝11の底壁11aには、後部排水溝16に連
通する矩形孔19が設けられている。この矩形孔19
は、側部排水溝11の底壁11aをコ字状に切り込み、
これを引き起こして形成されており、これによって側部
排水溝11から後部排水溝16に流入する水が飛散しな
いようにガイドする前上がりの傾斜壁面20が矩形孔1
9の後縁側に形成されている。
【0014】前上がりの傾斜壁面20の後方には、側部
排水溝11の底壁11aのみを後方へ延伸し、その延伸
部分を折り曲げて形成した後上がりの傾斜壁面21が設
けられている。これにより、側部排水溝11から矩形孔
19を経て後部排水溝16に流入した水が、後部排水溝
16の底壁で跳ね返って側部排水溝11に逆流したり、
プッシュプルケーブル挿通溝9やスライドパネル用案内
溝10に侵入したりすることが阻止される(図4参
照)。
【0015】なお、水飛沫の飛散を防止するための2つ
の傾斜壁面20・21は、図5に示すように、例えば合
成樹脂材からなる逆台形輪郭のガイド部材22を側部排
水溝11の後端部に装着することで形成する構造として
も良い。これによれば、水流を案内する面の輪郭形状を
自由に設定できる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、側部フレー
ム部材の側部排水溝から後部フレーム部材の後部排水溝
に流れ落ちた水が側部フレーム部材の駆動スライダ案内
溝及びプッシュプルケーブルの保持溝内に侵入すること
を防止し得るので、後部排水溝の深さ寸法が最低限で済
むこととなり、フレームの収容空間の高さ寸法の増大を
抑制する上に大きな効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたサンルーフ装置を備えた車
両のルーフの平面図
【図2】本発明によるサンルーフフレームの部分的平面
【図3】本発明の要部を示す斜視図
【図4】本発明の要部を示す断面図
【図5】本発明の別の実施例の断面図
【符号の説明】
1 固定ルーフ 2 開口 3 スライドパネル 4 側部フレーム部材 5 前部フレーム部材 6 後部フレーム部材 7 プッシュプルケーブル 8 減速機付きモータ 9 プッシュプルケーブル挿通溝 10 スライドパネル案内溝 11 側部排水溝、11a 底壁 12 接合フランジ 13 前部排水溝 14 ホース口 15 ドレンチューブ 16 後部排水溝 17 ホース口 18 ドレンチューブ 19 矩形孔 20.21 傾斜壁面 22 ガイド部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドパネル用案内溝と側部排水溝と
    が一体成形された左右一対の側部フレーム部材の後端
    を、後部排水溝を備えた後部フレーム部材で連結してな
    るサンルーフのフレーム構造であって、 前記側部フレーム部材の少なくとも前記側部排水溝部分
    の後端を前記後部排水溝上にオーバーハングさせ、前記
    側部排水溝の後端側の底壁に、前記後部排水溝に通じる
    開口を設けると共に、前記側部排水溝の後端縁に、水飛
    沫を跳ね返すための傾斜壁面を設けたことを特徴とする
    サンルーフのフレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記傾斜壁面は、前記側部フレーム部材
    とは別体の部材に形成されたものであることを特徴とす
    る請求項1に記載のサンルーフのフレーム構造。
JP13620998A 1998-05-19 1998-05-19 サンルーフのフレーム構造 Pending JPH11321330A (ja)

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JP13620998A JPH11321330A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 サンルーフのフレーム構造

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JP13620998A JPH11321330A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 サンルーフのフレーム構造

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JPH11321330A true JPH11321330A (ja) 1999-11-24

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JP13620998A Pending JPH11321330A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 サンルーフのフレーム構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180060453A (ko) * 2016-11-29 2018-06-07 현대자동차주식회사 선루프 배수구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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