JPH11320558A - 熱硬化性樹脂の粉砕方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂の粉砕方法

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JPH11320558A
JPH11320558A JP16982798A JP16982798A JPH11320558A JP H11320558 A JPH11320558 A JP H11320558A JP 16982798 A JP16982798 A JP 16982798A JP 16982798 A JP16982798 A JP 16982798A JP H11320558 A JPH11320558 A JP H11320558A
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JP
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powder
thermosetting resin
pulverizing
foam
mill
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JP16982798A
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English (en)
Inventor
Shigeru Oyama
茂 大山
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication of JPH11320558A publication Critical patent/JPH11320558A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/02Making granules by dividing preformed material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃材である熱硬化性樹脂からリサイクル可能
な粉末を得ることができる熱硬化性樹脂の粉砕方法を提
供する。 【解決手段】 熱硬化性樹脂の発泡体原料17を解砕機11
でブロック状に切断して細分化する第1の工程と、得ら
れた発泡体のブロックを粗粉砕機12A,12Bで粗粉末に粉
砕する第2の工程と、得られた発泡体の粗粉末を微粉砕
機27で微粉末に粉砕する第3の工程とを経て、平均粒径
200μm以下の微粉末を得る。粉砕された発泡体の分級
工程を、第1〜第3の工程のうちの少なくとも1工程中
又はその後に設けるのがよい。また、粉砕を伴う工程
で、静電気防止用の助剤を添加するのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱硬化性樹脂の粉
砕方法に関し、廃棄された例えば車輌座席シート、家具
用クッション材等の熱硬化性樹脂廃材のリサイクルに利
用できる。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、リ
サイクル法の施行により、自動車を始め、リサイクルし
やすい製品を製造すること、及びリサイクルシステムの
構築が急務されている。従来、廃棄されたウレタン樹
脂、ウレタン発泡体、等の熱硬化性樹脂は、切断されて
埋め立て処理されたり、或いは焼却されている。しか
し、埋め立て処理による場合、今後は廃棄場所の確保が
困難になる虞れがある。また、焼却処理による場合は、
ダイオキシン等の環境問題が発生する虞れがあり、それ
を防止するには高価な焼却設備が必要となる。
【0003】自動車については、廃車のシュレッダーダ
ストより熱硬化性樹脂発泡体を回収してフロアーマッ
ト、壁材等の防音材として使用されているが、このよう
な回収物は、不純物を含んでいて、座席シートクッショ
ン材の成形時に反応阻害を引き起こすため、リサイクル
できていない。また、フォーム材メーカーでは、発泡体
製造時における不良品を再利用するため、解砕した発泡
体を接着剤と混ぜ合わせ、加熱圧縮成形して再製品化す
る取り組みもなされている。しかし、解砕した発泡体を
使用して加熱圧縮成形するだけでは、用途が限られてし
まう。
【0004】このようにシュレッダーダスト又は解砕し
た発泡体としての利用はなされているが、元のフォーム
成形時にも利用可能な発泡体原料とはなっていないた
め、原料として配合可能な発泡体粉末を得る技術の開発
が望まれている。従来、ウレタン発泡体を粉砕して再生
する方法の開示(特開昭58-20969号公報、特開昭58-127
72号公報、特開平5-42541号公報等)はあるが、これら
は再生方法自体に特徴があり、粉砕技術としては一般的
な粉砕機を使用している。従って、特に微細な粉砕物が
得られるものではない。
【0005】また、押出機に類似した装置を使用してウ
レタン発泡体を粉末化する技術も提案されている(特開
平6-91650号公報)が、発泡体原料が柔らかい場合の安
定投入や排出性に難点があると思われるため、実用には
到っていない。更に、粉砕機中にウレタン発泡体と共に
繊維材を投入して粉砕するリサイクル用軟質ウレタン発
泡体の粉砕処理方法も提案されている(特開平7-68545
号公報)が、繊維が混入しているため、純粋なウレタン
発泡体の微粉末は得られなくなる。
【0006】そこで、本発明は、廃材である熱硬化性樹
脂からリサイクル可能な粉末を得ることができる熱硬化
性樹脂の粉砕方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
熱硬化性樹脂の粉砕方法は、熱硬化性樹脂の発泡体をブ
ロック状に切断して細分化する第1の工程と、得られた
前記発泡体のブロックを粗粉末に粉砕する第2の工程と
を経て、平均粒径300μm以下の粉末を得ることを特徴
とする。
【0008】前記熱硬化性樹脂の発泡体の具体例は、エ
ーテル系ウレタン発泡体、エステル系ウレタン発泡体、
フェノール樹脂発泡体、不飽和ポリエステル樹脂発泡
体、等である。第1の工程において使用する解粉機とし
ては、切断・せん断用の刃を有する機械であればよい。
例えば、カッターミル(ブレードタイプ、カッタータイ
プ)、シュレッダー、クラッシャー等を使用できる。
【0009】この工程では、できるだけ小さなブロック
に切断した方が、次工程での動力負荷を軽減できるので
好ましい。例えば、200mm×500mm以下とするのがよい。
この第1工程から第2工程へのブロックの輸送は、例え
ば第1工程の解粉機をその排出口が第2工程の粉砕機の
投入口と連続するように設置することにより行うことが
できる。または、ベルトコンベアを使用してブロックの
輸送を行っても良い。
【0010】第2の工程において使用する粉砕機として
は、衝撃・せん断を利用した機械であればよい。例え
ば、ロールミル、ディスインテグレータ、スクリューミ
ル、エッジランナー、スタンプミル、ディスクミル、ピ
ンミル、スクリーンミル、遠心分級型ミル、等を使用で
きる。特に好ましいのは、高速回転する刃を有し、排出
部にスクリーンが設けられているスクリーンミルであ
る。このスクリーンミルは、スクリーンサイズや刃と外
壁とのクリアランスを変更することにより生成する粉末
の粒度を制御することができる。
【0011】この工程において使用する粉砕機は、1台
だけに限らず、複数台が組み合わされたものでもよい。
例えば、スクリーンミルを2台以上直列に並べて、メッ
シュ径及びクリアランスを次々と小さく設定すれば、効
率的な粉砕が可能になる。第1の工程を省いて、直接こ
の第2の工程を行った場合には、粉砕時間が長くなり、
経済性及び発熱の問題が生じるため、好ましくない。
【0012】本発明の第2発明に係る熱硬化性樹脂の粉
砕方法は、熱硬化性樹脂の発泡体をブロック状に切断し
て細分化する第1の工程と、得られた前記発泡体のブロ
ックを粗粉末に粉砕する第2の工程と、得られた前記発
泡体の粗粉末を微粉末に粉砕する第3の工程とを経て、
平均粒径200μm以下の微粉末を得ることを特徴とす
る。
【0013】この発明は、第1発明に第3の工程を付加
して、より微小な粉末を得ようとしたものである。前記
第2工程においては、粗粉末の平均粒径は300μm以下
とするのが好ましい。300μmより大きいと、次工程で
の粉砕時間が長くなって経済性が悪くなると共に、リサ
イクルした場合の物性低下を生じることになるからであ
る。即ち、発泡体の密度にもよるが、平均粒径300μm
を超えたものは発泡体の骨格がそのまま保持されたもの
の割合が多く、これを発泡体原料中に混入すると、経時
的な劣化等により、弾性が低下する。このため、リサイ
クルした場合に発泡体の骨格中に取り込まれる粒度が必
要になる。
【0014】第3の工程において使用する粉砕機として
は、衝撃・摩擦・せん断を利用した粉砕機であればよ
い。具体的には、ボールミルの使用が好ましく、例え
ば、転動ボールミル、振動ボールミル、遊星ミルがあ
る。このボールミルの内張り材と、ボールの材質は、セ
ラミックが好ましい。従来のように、ボールミルの内張
り材と、ボールの材質を金属とすると、摩耗による発泡
体粉末の着色が生じたり、また付着した金属成分による
リサイクル時の成形不良やリサイクル発泡体の外観不良
となるからである。
【0015】ボールの充填量やボールの径等の条件は、
粗粉砕によって得ようとする粉末の粒径により適当に設
定できる。この第2工程から第3工程への粗粉末の輸送
は、ベルトコンベア、圧縮エアーによる空送、等により
行うことができる。第3の工程がバッチ式又は半バッチ
式となるため、途中に粗粉末の保管用のタンクを設けて
も良い。
【0016】第3工程で平均粒径200μm以下の微粉末
にするのは、発泡体の骨格が保持されたものの割合が低
下し、特性が向上するからである。また、例えばボイラ
ー燃料としてリサイクルした場合の燃焼性が向上する。
前記第1〜第3の工程のいずれかを単独で粉末化した場
合には、粒径がばらついて粉砕効率が悪くなり、また単
独では経済性が合わないため、実用性がなくなる。本発
明によれば、第1〜第3工程を1つのシステムとして熱
硬化性樹脂発泡体を段階的に微粉化してゆくため、発熱
による粉末の変色を抑えることができる。また、熱によ
る熱硬化性樹脂発泡体の軟化を抑え、効率良く粉砕する
ことができる。
【0017】本発明の第3発明に係る熱硬化性樹脂の粉
砕方法は、第1又は第2発明において、粉砕された発泡
体の分級工程を、前記第1〜第3の工程のうちの少なく
とも1工程中又はその後に設けることを特徴とする。
【0018】前記分級のための分級機としては、重力分
級機、遠心分級機、慣性分級機のような乾式分級機を使
用できる。前記1工程中での分級とは、分級機内蔵型の
粉砕機を使用して粉砕しながら分級することをいう。各
工程で分級することにより、次工程での粉砕物の効率的
な粉砕が可能となり、また最終的に得られる微粉末の制
御を良好に行うことができるようになる。
【0019】本発明の第4発明に係る熱硬化性樹脂の粉
砕方法は、第1〜第3発明のいずれかにおいて、粉砕を
伴う工程で、静電気防止用の助剤を添加することを特徴
とする。前記熱硬化性樹脂の発泡体が例えばウレタン発
泡体の場合、粉砕の際に静電気が発生するため、圧縮、
せん段力がかかると粉末同士の反発が生じる。そこで、
このような粉砕の際の静電気発生を防止するために助剤
を添加する。この助剤の添加によって、効率よく粉砕が
進むため、粉砕時間の短縮を図ることができる。なお、
助剤を添加しなくても、目標とする粒径の粉末は得られ
る。
【0020】前記助剤の具体例としては、水(水蒸気も
含む)、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピ
レングリコール、エチレングリコール、等を使用でき
る。特に、水とアルコールは、粉砕システムの空送ライ
ンで乾燥し、最終製品中には残らないので好ましい。こ
の助剤の添加量は、材料重量に対して0.1〜20%とする
のが好ましい。
【0021】本発明の第5発明に係る熱硬化性樹脂の粉
砕方法は、熱硬化性樹脂をスクリーンミルで粉砕して平
均粒径2mm以下の粉末にすることを特徴とする。前記熱
硬化性樹脂には、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、フェノ
ール樹脂、等の他、ウレタン発泡体、ウレタン発泡体層
/PET層の積層体、等も含まれる。これらの樹脂は、
不溶不融のため、従来、スクラップ樹脂の再生が困難で
あったものである。
【0022】前記スクリーンミルは、従来型であり、例
えば、回転軸に固定されて回転するロータカッタとスタ
ンドカッタ、及びミルの内壁に固定されたステータカッ
タを備えて構成されている。前記工程で使用するスクリ
ーンミルは、複数台を使用し、これらを並列又は直列に
配列して設けてもよい。本発明によれば、粉砕機として
スクリーンミルを使用するため、スクリーンミルだけで
熱硬化性樹脂を平均粒径2mm以下の粉末に粉砕すること
ができる。
【0023】本発明の第6発明に係る熱硬化性樹脂の粉
砕方法は、熱硬化性樹脂をスクリーンミルで平均粒径2
mm以下の粉末にする第1の工程と、回転円筒体の円筒面
に垂直方向に形成された複数の回転刃及び筒状本体の内
側に垂直方向に形成された複数の固定刃を備えたスクリ
ーンミルで、前記第1の工程で得られた粉末を平均粒径
300μm以下の粉末にする第2の工程とを有することを特
徴とする。前記第2の工程で使用するスクリーンミル
は、回転刃が回転円筒体の円筒面に形成されているた
め、多数の回転刃を設けることができ、これによって回
転刃と固定刃のせん断力を受ける頻度が向上して破砕性
能が向上する。
【0024】前記第1の工程の内容は、第5発明におい
て説明した通りである。このスクリーンミルにおいて、
回転円筒体の回転軸は、両端側でそれぞれ支持された構
造とするのが好ましい。これにより回転刃の芯振れを防
止できるため、回転刃と固定刃とのクリアランスを0.2m
m以下、好ましくは0.1mm以下に調整することが可能にな
る。また、前記回転刃には、スパイラル状の溝を形成し
ておくのが好ましく、これによって筒状本体内に気流が
発生して筒状本体内での粉末の滞留を防止することがで
きるようになる。
【0025】本発明の第7発明に係る熱硬化性樹脂の粉
砕方法は、熱硬化性樹脂をスクリーンミルで平均粒径2
mm以下の粉末にする第1の工程と、回転円筒体の円筒面
に垂直方向に形成された複数の回転刃及び筒状本体の内
側に垂直方向に形成された複数の固定刃を備えたスクリ
ーンミルで、前記第1の工程で得られた粉末を平均粒径
300μm以下の粉末にする第2の工程と、ボールミルで前
記第2の工程で得られた粉末を平均粒径50μm以下の粉
末にする第3の工程とを有することを特徴とする。
【0026】前記第1及び第2工程の内容は、第5、第
6発明において説明した通りである。前記ボールミルと
しては、第2発明において説明した通り、転動ボールミ
ル、振動ボールミル、遊星ミル、等を使用できる。
【0027】本発明の第8発明に係る熱硬化性樹脂の粉
砕方法は、第5〜第7発明のいずれかにおいて、熱硬化
性樹脂の粉末の分級工程を、少なくとも1工程中又はそ
の後に設けることを特徴とする。前記分級の具体的内容
は、第3発明において説明した通りである。
【0028】本発明の第9発明に係る熱硬化性樹脂の粉
砕方法は、第5〜第8発明のいずれかにおいて、粉砕を
伴う工程で、静電気防止用の助剤を添加することを特徴
とする。前記静電気防止用の助剤の具体的内容は、第4
発明において説明した通りである。前記発明によって得
られた粉末は、マテリアルリサイクル用にクッション
材、塗料、充填材、添加材、等として、サーマルリサイ
クル用にボイラー燃料、等として利用できる。
【0029】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図面を参照して
本発明の第1実施形態に係る熱硬化性樹脂の発泡体の粉
砕方法を説明する。図1に示すように、本実施形態にお
いて使用する製造装置は、第1の工程における解粉機11
と、第2の工程における粗粉砕機12と、第1の補集機13
と、分級機14と、第2の補集機15と、自動袋詰機16とが
この順番に配置されて構成されている。
【0030】前記第1工程の解粉機11の前には、熱硬化
性樹脂発泡体原料17を整列させながら搬送する整列コン
ベア18、及び原料17の水平搬送と金属探知を行う金属探
知器19が設けられている。前記第1工程の解粉機11と第
2工程の粗粉砕機12との間には、ベルトコンベア21が設
けられている。前記第2工程の粗粉砕機12は、第1の粗
粉砕機12Aと第2の粗粉砕機12Bとが組み合わされて構成
されている。
【0031】前記第1の補集機13は、粉末の補集と共
に、粉末の分離と貯蔵を行うものである。この補集機13
には、補集機13内の排気を行うための送風機22が接続さ
れている。前記分級機14は、乾式分級機である。第1の
補集機13と分級機14との間には、粉末を搬送するための
コンベア29が設けられている。
【0032】前記第2の補集機15は、粉末の補集と共
に、粉末の貯蔵を行うものである。この補集機15には、
補集機15内の排気を行うための送風機22が接続されてい
る。前記自動袋詰機16は、自動的に計量と袋詰めを行う
ものである。前記第1粗粉砕機12Aから自動袋詰機16ま
での2つの装置間には、コンベア29による場合を除い
て、粉末を空送するための管23が設けられている。ま
た、前記製造装置の運転を制御するための制御室24が設
置されている。
【0033】この装置を使用して次のように熱硬化性樹
脂発泡体を粉砕する。先ず、熱硬化性樹脂発泡体原料17
を整列コンベア18と金属探知器19を通して第1工程の解
粉機11に投入する。原料17が金属探知器19を通る際、異
物を探知すると自動的に原料17の搬送が止まる。この解
粉機11において、原料17が切断されて一辺300mm以下の
ブロックに細分化される。
【0034】次に、原料ブロックをベルトコンベア21に
より第2工程の第1粗粉砕機12Aに送り、ここで原料ブ
ロックを平均3mm以下の粉末に粉砕する。引き続き、こ
の粉末を第2粗粉砕機12Bに空送し、ここで平均300μm
以下に粉砕する。この第2工程における粉砕の際、静電
気防止用の助剤を添加するのがよい。
【0035】粉砕された粉末を第1の補集機13に空送
し、ここで粉末の補集を行う。次に、補集された粉末を
コンベア29で分級機14に送り、ここで粗大粒子の除去を
行う。ここで補集された粗粉は、前記第2粗粉砕機12B
に戻されて再粉砕される。次に、分級された粉末を第2
の補集機15に空送し、ここで粉末を補集した後、自動袋
詰機16で袋詰めして包装製品25を得る。
【0036】[第2実施形態]図面を参照して本発明の
第2実施形態に係る熱硬化性樹脂の発泡体の粉砕方法を
説明する。図2に示すように、本実施形態において使用
する製造装置は、第1実施形態と同じ第1工程と第2工
程に伴う装置に加えて、第2工程の後工程となる第3工
程用の微粉砕機27が設けられている。
【0037】前記微粉砕機27の具体例は、ボールミルで
ある。この微粉砕機27には、微粉砕機27を冷やすための
水冷棟28が付設されている。第1の補集機13と微粉砕機
27との間には、粉末を搬送するためのコンベア29が設け
られている。
【0038】この装置を使用して次のように熱硬化性樹
脂発泡体を粉砕する。第2工程までは、第1実施形態と
同じであるが、第1の補集機13の下部に集められた粉末
は、コンベア29で微粉砕機27に運ばれ、第3工程として
ここで平均粒径200μm以下の微粉末に粉砕される。こ
の第3工程における粉砕の際、静電気防止用の助剤を添
加するのがよい。粉末は、分級機14に空送されて分級さ
れるが、200μmより大きい粉末は再び微粉砕機27に戻
される。この後、第1実施形態と同様に、第2の補集機
15を通り、自動袋詰機16で袋詰めされて包装製品25が製
造される。
【0039】[第3実施形態]図面を参照して本発明の
第3実施形態に係る熱硬化性樹脂の粉砕方法を説明す
る。図3に示すように、本実施形態において使用する製
造装置は、第1の工程におけるスクリーンミル31と、第
2の工程におけるスクリーンミル32と、第3の工程にお
けるボールミル33A,33B,33Cとを有して構成されてい
る。前記第1の工程の前には、熱硬化性樹脂原料を整列
させながら搬送する整列コンベア34、及び原料35の金属
探知を行う金属探知器36が設けられている。
【0040】前記第1の工程におけるスクリーンミル31
は、従来型であり、回転軸に固定されて回転するロータ
カッタとスタンドカッタ、及びミルの内壁に固定された
ステータカッタを備えている。第1と第2の工程の間に
は、送風機37が設けられている。図4、5に示すよう
に、前記第2の工程で使用するスクリーンミル32は、筒
状本体38と、この筒状本体38内に設けられた回転円筒体
39とを備えて構成されている。
【0041】前記筒状本体38は、一方の側に原料の投入
部41が形成され、他方の側に粉砕物の排出部42が形成さ
れている。筒状本体38と排出部42の間には、スクリーン
43が設けられている。前記回転円筒体39は、中心の回転
軸44が両端側でボールベアリングを有する支持部45で支
持されている。下方の回転軸44は、軸継ぎ手46を介して
モータ(図示せず)に接続されている。この回転円筒体
39の円筒面47には、複数の凸状の回転刃48が垂直方向に
等間隔で形成されている。
【0042】一方、筒状本体38の内側には、前記投入部
41と排出部42の中間の位置に複数の凸状の固定刃49が垂
直方向に形成されている。これらの回転刃48と固定刃49
とのクリアランスは、0.2mm以下、好ましくは0.1mm以下
に調整されている。また、回転刃48には、スパイラル状
の溝が形成されている。この溝は、筒状本体38内に気流
を発生させて、筒状本体38内での粉末の滞留を防止する
ためである。
【0043】前記第2と第3の工程の間には、送風機37
と接続されたサイクロン52、及びこのサイクロン52に接
続されたロータリバルブ53付きのクッションタンク54が
設けられている。前記第3の工程におけるボールミル33
A〜33Cは、3台であり、これら3台が並列して設けられ
ている。各ボールミル33A〜33Cと、前記クッションタン
ク54との間には、粉末原料を供給するためのパイプ55が
設けられている。
【0044】第3の工程の後には、ロータリバルブ56付
きのバグフィルタ57、及びこのバグフィルタ57に接続さ
れたふるい機58が設けられている。各ボールミル33A〜3
3Cと、前記バグフィルタ57との間には、粉末原料を送る
パイプ55が設けられている。また、前記ふるい機58の後
には、コンベア59、スクリュー付きのクッションタンク
61、及び自動包装機62がこの順番で設けられている。
【0045】この装置を使用して次のように原料となる
熱硬化性樹脂35を粉砕する。先ず、原料熱硬化性樹脂35
を整列コンベア34と金属探知器36を通して第1工程のス
クリーンミル31に投入する。原料樹脂35が金属探知器36
を通る際、異物を探知すると自動的に原料樹脂35の搬送
が止まる。この第1工程において、熱硬化性樹脂35をス
クリーンミル31で平均粒径2mm以下の粉末にする。この
第1工程における粉砕の際、静電気防止用の助剤を添加
するのがよい。
【0046】次に、前記第1の工程で得られた粉末を第
2工程のスクリーンミル32に送り、ここで前記回転刃48
と固定刃49によるせん断によって平均粒径300μm以下の
粉末にする。この第2工程における粉砕の際、静電気防
止用の助剤を添加するのがよい。次に、前記第2の工程
で得られた粉末を前記サイクロン52とクッションタンク
54を介して第3工程の3台の各ボールミル33A〜33Cに空
送し、ここで平均粒径50μm以下の粉末にする。この第
3工程における粉砕の際、静電気防止用の助剤を添加す
るのがよい。
【0047】次に、前記第2の工程で得られた粉末を前
記バグフィルタ57で補集し、引き続きふるい機58で分級
した後、クッションタンク54に送る。この後自動袋詰機
62で袋詰めして包装製品63を得る。なお、本実施形態で
は、第1及び第2の工程でスクリーンミル31,32をそれ
ぞれ1台設置したが、複数台を直列又は並列に設置して
もよい。
【0048】[第4実施形態]図面を参照して本発明の
第4実施形態に係る熱硬化性樹脂の粉砕方法を説明す
る。図6に示すように、本実施形態において使用する製
造装置は、第1の工程におけるスクリーンミル31と、第
2の工程におけるスクリーンミル32と、第3の工程にお
けるボールミル33とを有して構成されている。第3実施
形態の場合、第3の工程におけるボールミル33A〜33C
は、3台設置されていたが、本実施形態では1台のボー
ルミル33のみが設置されている。その他の構成は第3実
施形態と同じである。
【0049】なお、本実施形態においては、第1と第2
の工程だけの粉砕プロセスとしてもよく、この場合に
は、第2工程で得られた粉末をパイプ55を通して直接前
記ふるい機58に供給すればよい。また、本実施形態にお
いて、第1工程だけの粉砕プロセスとする場合には、第
1工程で得られた粉末を直接前記ふるい機58に供給すれ
ばよい。
【0050】
【実施例】[実施例1]上記第1実施形態において、具
体的条件を下記の通りとした。 原材料…座席シート用ウレタンフォーム成形品。 第1工程の解粉機…カッターミル。 第2工程の粗粉砕機…スクリーンミル(メッシュ径:1.
0mm、クリアランス:0.2mm)[株式会社オリエント製オ
リエントミルVM-32型(商品名)]。 (株)セイシン企業製のロボットシフターRPS-85(商品
名)を使用し、得られた粉末の粒度を測定したところ、
平均粒径は287μmであった。
【0051】[実施例2] 原材料…座席シート用ウレタンフォーム成形品。 第1工程の解粉機…カッターミル。 第2工程の粗粉砕機…スクリーンミル(メッシュ径:2.
0mm、クリアランス:1.0mm)[株式会社オリエント製オ
リエントミルVM-32型(商品名)]。 第3工程の微粉砕機…ボールミル(アルミナ・ライナ
ー)。
【0052】ボール仕込み量…直径20mmのボール40kgと
直径40mmのボール40kg(合計40リットル)。 粗粉末の投入量…4kg。 実施例1と同様に粉末の粒度を測定したところ、第2工
程で得られた粉末の平均粒径は584μm、第3工程の後で
得られた粉末の平均粒径は135μmであった。
【0053】[実施例3]第2工程までは実施例2と同
様である。 第3工程の微粉砕機…振動ボールミル(中央加工機株式
会社製MB-1型)。 ボール…充填量:6kg、直径:25mm。 運転条件…振動数:1200cpm、振幅:8.5mm、運転時間:
180分。 粗粉末の投入量…40g。 実施例1と同様に粉末の粒度を測定したところ、第3工
程の後で得られた粉末の平均粒径は134μm、直径212μm
以上の粉末の割合は31%であった。
【0054】[実施例4]実施例3の条件とほぼ同様で
あるが、原料投入量を80gとし、振動ボールミルで使用
するボールの直径を30mmに変えた。実施例1と同様に粉
末の粒度を測定したところ、第3工程の後で得られた粉
末の平均粒径は191μm、直径212μm以上の粉末の割合は
44%であった。
【0055】[実施例5]実施例3の条件とほぼ同様で
あるが、スクリーンミルのメッシュ径を0.5mmに変え、
また運転時間を150分とした。実施例1と同様に粉末の
粒度を測定したところ、第3工程の後で得られた粉末の
平均粒径は188μm、直径212μm以上の粉末の割合は42%
であった。
【0056】[実施例6]実施例5の条件とほぼ同様で
あるが、第3工程において助剤としての水を2g添加し
た。実施例1と同様に粉末の粒度を測定したところ、第
3工程の後で得られた粉末の平均粒径は126μm、直径21
2μm以上の粉末の割合は26%であった。
【0057】[比較例1]実施例1と同様の装置、条件
としたが、第2工程で使用したスクリーンミルのメッシ
ュ径を2.0mm、クリアランスを1.0mmとした。得られた粉
末の平均粒径は584μmであった。この粉末をシート成形
時に20%リサイクルしたところ、かみ込みが悪く、成形
できなかった。
【0058】[比較例2]実施例1において、第1工程
を省略して、原材料を直接第2工程に投入した。使用し
たスクリーンミルは、比較例1と同じものである。比較
例1と略同様の粒径の粉末が得られたが、粉砕時間が比
較例1より長くかかった。また、原材料を100kg/hr以上
で投入すると、モータ負荷が大きくなりすぎて運転でき
なかった。
【0059】[比較例3]実施例2において、第1工程
と第2工程を省略して、原材料を直接第3工程に投入し
た。しかし、微粉砕機で原材料を直接微粉化することは
困難で、結局所望の微粉末は得られなかった。
【0060】[実施例7]上記第3又は第4実施形態に
おける第1工程のみの粉砕を行った。 原材料…座席シート用ウレタンフォーム成形品。 第1工程のスクリーンミル…株式会社オリエント製オリ
エントミルVM-100型(商品名)、メッシュ径:1.0mm、
クリアランス:0.2mm。 (株)セイシン企業製のロボットシフターRPS-85(商品
名)を使用し、得られた粉末の粒度を測定したところ、
平均粒径は287μmであった。
【0061】[実施例8]実施例7と同様に第1工程の
みの粉砕を行ったが、スクリーンミルのみを変更し、ス
クリーンのメッシュ径を2.0mm、回転刃と固定刃のクリ
アランスを1.0mmとした。実施例7と同様にして粉末の
粒度を測定したところ、平均粒径は590μmであった。
【0062】[実施例9]上記第3又は第4実施形態に
おける第1と第2工程のみの粉砕を行った。第1工程で
は、スクリーンミルを2台直列に設置し、第2工程で
は、スクリーンミルを3台並列に設置した。 原材料…座席シート用ウレタンフォーム成形品。
【0063】第1工程のスクリーンミル…株式会社オリ
エント製オリエントミルVM-100型(商品名)、1段目の
スクリーンのメッシュ径:30.0mm、回転刃と固定刃のク
リアランス:1.5mm、2段目のスクリーンのメッシュ
径:2.0mm、回転刃と固定刃のクリアランス:1.5mm。 第2工程のスクリーンミル…(株)セイシン企業製高精
度竪型スクリーンミル、スクリーンのメッシュ径:1.4m
m、回転刃と固定刃のクリアランス:0.1mm。 実施例7と同様にして粉末の粒度を測定したところ、平
均粒径は320μmであった。
【0064】[実施例10]実施例9と同様に第1と第2
工程のみの粉砕を行ったが、第2工程のスクリーンミル
のみを変更し、3台直列とした。また、スクリーンのメ
ッシュ径を0.3mm、回転刃と固定刃のクリアランスを0.1
mmとした。実施例7と同様にして粉末の粒度を測定した
ところ、平均粒径は170μmであった。
【0065】[実施例11]上記第3又は第4実施形態に
おける第1と第2工程のみの粉砕を行った。第1工程で
は、スクリーンミルを2台直列に設置し、第2工程で
は、スクリーンミルを1台設置した。 原材料…座席シート用ウレタンフォーム成形品。 第1工程の第1段目のスクリーンミル…株式会社オリエ
ント製オリエントミルVM-100型(商品名)、スクリーン
のメッシュ径:5.0mm、回転刃と固定刃のクリアラン
ス:1.5mm。
【0066】第1工程の第2段目のスクリーンミル…株
式会社オリエント製オリエントミルVM-50型(商品
名)、スクリーンのメッシュ径:2.0mm、回転刃と固定
刃のクリアランス:1.5mm。 第2工程のスクリーンミル…(株)セイシン企業製高精
度竪型スクリーンミル、スクリーンのメッシュ径:0.3m
m、回転刃と固定刃のクリアランス:0.1mm。 実施例7と同様にして粉末の粒度を測定したところ、平
均粒径は170μmであった。
【0067】[実施例12]実施例8の後、第2工程を省
略して第3工程の粉砕を施した。 第3工程のボールミル…アルミナライナーが施され、ア
ルミナボールを使用したボールミル。ミル容積:200リット
ル、ボール径及び重量:直径20mm×10kg、直径40mm×40k
g、運転時間:42時間。 実施例7と同様にして粉末の粒度を測定したところ、平
均粒径は130μmであった。
【0068】[実施例13]実施例12と同様にして粉砕し
たが、第3工程のボールミルの条件のみを変更した。 ミル容積:200リットル、ボール径及び重量:直径20mm×40k
g、直径40mm×40kg、運転時間:108時間。 実施例7と同様にして粉末の粒度を測定したところ、平
均粒径は16μmであった。
【0069】[実施例14]実施例13と同様にして粉砕
したが、第3工程において粉砕助剤として水を7wt%添
加した。実施例7と同様にして粉末の粒度を測定したと
ころ、平均粒径は15μmであった。実施例13と比較し
て、11μm以下の粉末の割合が2%増加していた。
【0070】[実施例15]実施例10と同様にして粉砕し
たが、第2工程において粉砕助剤として水を10wt%添加
した。実施例7と同様にして粉末の粒度を測定したとこ
ろ、平均粒径は140μmであった。実施例10と比較して、
50μm以下の粉末の割合が15%増加していた。
【0071】[比較例4]実施例9において、第1工程
を省略して、原材料を直接第2工程のスクリーンミルに
投入した。本比較例によれば、ミル内の回転刃と固定刃
による原材料の噛み込みが悪く、回転刃の空転が起こっ
て効率の良い粉砕ができなかった。
【0072】[比較例5]実施例12において、第1と第
2工程を省略して、原材料を直接第3工程のボールミル
に投入した。本比較例によれば、ボールミルにとって原
材料が大きすぎて粉砕ができなかった。
【0073】
【発明の効果】本発明に係る熱硬化性樹脂発泡体の粉砕
方法は、廃材である熱硬化性樹脂発泡体から発泡体原料
としてリサイクル可能な発泡体微粉末を製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る粉砕方法で使用す
る装置の概略図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る粉砕方法で使用す
る装置の概略図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る粉砕方法で使用す
る装置の概略図である。
【図4】第3実施形態の第2工程で使用するスクリーン
ミルの断面図である。
【図5】第3実施形態の第2工程で使用するスクリーン
ミルの断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る粉砕方法で使用す
る装置の概略図である。
【符号の説明】
11 解粉機 12A,12B 粗粉砕機 14 分級機 17 熱硬化性樹脂発泡体原料 25 包装製品 27 微粉砕機 31,32 スクリーンミル 33A〜33C ボールミル 38 筒状本体 39 回転円筒体 43 スクリーン 44 回転軸 48 回転刃 49 固定刃 63 包装製品

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂の発泡体をブロック状に切
    断して細分化する第1の工程と、得られた前記発泡体の
    ブロックを粗粉末に粉砕する第2の工程とを経て、平均
    粒径300μm以下の粉末を得ることを特徴とする熱硬化
    性樹脂の粉砕方法。
  2. 【請求項2】 熱硬化性樹脂の発泡体をブロック状に切
    断して細分化する第1の工程と、得られた前記発泡体の
    ブロックを粗粉末に粉砕する第2の工程と、得られた前
    記発泡体の粗粉末を微粉末に粉砕する第3の工程とを経
    て、平均粒径200μm以下の微粉末を得ることを特徴と
    する熱硬化性樹脂の粉砕方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の熱硬化性樹脂の
    粉砕方法において、 粉砕された発泡体の分級工程を、前記第1〜第3の工程
    のうちの少なくとも1工程中又はその後に設けることを
    特徴とする熱硬化性樹脂の粉砕方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の熱硬化
    性樹脂の粉砕方法において、 粉砕を伴う工程で、静電気防止用の助剤を添加すること
    を特徴とする熱硬化性樹脂の粉砕方法。
  5. 【請求項5】 熱硬化性樹脂をスクリーンミルで粉砕し
    て平均粒径2mm以下の粉末にすることを特徴とする熱硬
    化性樹脂の粉砕方法。
  6. 【請求項6】 熱硬化性樹脂をスクリーンミルで平均粒
    径2mm以下の粉末にする第1の工程と、回転円筒体の円
    筒面に垂直方向に形成された複数の回転刃及び筒状本体
    の内側に垂直方向に形成された複数の固定刃を備えたス
    クリーンミルで、前記第1の工程で得られた粉末を平均
    粒径300μm以下の粉末にする第2の工程とを有すること
    を特徴とする熱硬化性樹脂の粉砕方法。
  7. 【請求項7】 熱硬化性樹脂をスクリーンミルで平均粒
    径2mm以下の粉末にする第1の工程と、回転円筒体の円
    筒面に垂直方向に形成された複数の回転刃及び筒状本体
    の内側に垂直方向に形成された複数の固定刃を備えたス
    クリーンミルで、前記第1の工程で得られた粉末を平均
    粒径300μm以下の粉末にする第2の工程と、ボールミル
    で前記第2の工程で得られた粉末を平均粒径50μm以下
    の粉末にする第3の工程とを有することを特徴とする熱
    硬化性樹脂の粉砕方法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれかに記載の熱硬化
    性樹脂の粉砕方法において、 熱硬化性樹脂の粉末の分級工程を、少なくとも1工程中
    又はその後に設けることを特徴とする熱硬化性樹脂の粉
    砕方法。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれかに記載の熱硬化
    性樹脂の粉砕方法において、 粉砕を伴う工程で、静電気防止用の助剤を添加すること
    を特徴とする熱硬化性樹脂の粉砕方法。
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