JPH11320331A - 工作機械の熱変位補正方法及び熱変位補正を行う工作機械 - Google Patents
工作機械の熱変位補正方法及び熱変位補正を行う工作機械Info
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- JPH11320331A JPH11320331A JP15190998A JP15190998A JPH11320331A JP H11320331 A JPH11320331 A JP H11320331A JP 15190998 A JP15190998 A JP 15190998A JP 15190998 A JP15190998 A JP 15190998A JP H11320331 A JPH11320331 A JP H11320331A
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Abstract
因する熱変位量を或るパラメータでとらえてソフト的に
補正をする構成の熱変位補正を行う工作機械及びその方
法を提供する。 【解決手段】 工作機械のテーブルやヘッドのような移
動部21の走行距離bと熱変位量qの対応関係を予め求
めておき、移動部21の走行距離bをモニタリングし、
前記対応関係から熱変位量qを見積り、それに基づいて
移動部の補正を行う工作機械の熱変位補正方法。
Description
る熱変位の補正技術に関するものである。
ブルやヘッドなどの移動部を備えており、これらは加工
時に発熱源となって熱変位の原因となる。
熱を受け、熱変位が生じる。
動面の摩擦及びボールネジの発熱によって熱変位する。
る精度変化や、ワーク加工時の発熱による熱変位等もあ
る。ただし、本発明では、前述の移動部の摺動に関する
熱変位を取り扱う。
を熱変位量として的確にとらえることが難しかった。
明は、テーブルやヘッドの送りに起因する熱変位量を或
るパラメータでとらえてソフト的に補正をする構成の熱
変位補正を行う工作機械及びその方法を提供することを
目的としている。
は、工作機械のテーブルやヘッドのような移動部(2
1)の走行距離(b)と熱変位量(q)の対応関係を予
め求めておき、移動部(21)の走行距離(b)をモニ
タリングし、前記対応関係から熱変位量(q)を見積
り、それに基づいて移動部の補正を行う工作機械の熱変
位補正方法である。
ドのような移動部(21)とそれを制御するための制御
部(13)を備えた工作機械において、予め移動部(2
1)の走行距離(b)と熱変位量(q)の対応関係を求
めて制御部(13)に記憶させておき、制御部(13)
で移動部(21)の走行距離(b)をモニタリングし、
制御部(13)に記憶させた前記対応関係から熱変位量
(q)を見積り、それに基づいて移動部の補正を行う構
成の工作機械である。
法は、工作機械のテーブルやヘッドのような移動部の走
行距離と熱変位量の対応関係(相関関係)を予め求めて
おき、加工時に移動部の走行距離をモニタリングし、前
記対応関係から熱変位量を見積り、それに基づいて移動
部の補正を行うものである。
テーブルやヘッドのような移動部とそれを制御するため
の制御部を備えた工作機械において、予め移動部の走行
距離と熱変位量の対応関係を求めて制御部に記憶させて
おき、制御部で移動部の走行距離をモニタリングし、制
御部に記憶させた前記対応関係から熱変位量を見積り、
それに基づいて移動部の補正を行う構成になっている。
ッチと規定時間内サーボモータ回転数との積を用いるこ
とができる。
する。
工作機械を示す概念図である。
にコラム12が縦方向に形成されている。コラム12に
は、工作機械全体の駆動系を制御するための制御部13
が併設されている。
ーブル21が配置されている。
ット22、及びサーボモータ24からなるテーブル駆動
機構によって駆動される。
れ、図示しないベアリングによって回転可能に支持され
ている。ボールナット22はテーブル21の下面に固定
されており、ボールネジ23に噛み合っている。サーボ
モータ24はボールネジ23の一端に連結されており、
制御部13によってコントロールされる。
縦方向に移動可能に配置されている。その移動機構はボ
ールネジ33,ボールナット32,及びサーボモータ3
4を備え、テーブル21の移動機構と同様に構成されて
いる。主軸頭14の移動機構も制御部13によってコン
トロールされる。
に配置されている。主軸15は主軸駆動モータ16によ
って駆動される。この主軸駆動モータ16も制御部13
によってコントロールされる。
(ヘッド14)の熱変位補正を行う構成になっている。
図1では、それを象徴的に符号Qで示した。
を説明する。
にはテーブル21(ヘッド14)の走行距離bと熱変位
量qの対応関係(相関関係)が記憶されている。
規定時間内サーボモータ回転数を採用できる。
価するため、走行距離bを一つのパラメータとし、予め
或る一定時間内の走行距離bと熱変位量qの関係hを求
める。すなわち、実際の加工における平均的な加工条件
を設定し、走行距離bを様々に変化させ、その際の熱変
位量qを実測し、両者の関係hを求めておく。
だし、図中のグラフhはシンボル的なもので、実際の特
性には対応していない。
量qの関係hを、前述のように制御部13の記憶部に記
憶させておく。
御部13でテーブル21の走行距離bをモニタリングす
る。そして、記憶部に記憶させておいた走行距離bと熱
変位量qの関係hを用いて熱変位量qの見積りを行い、
それに基づいて補正値を決定する。
りを補正することができる。
によるテーブル21の送り誤差を低減でき、加工精度を
大幅に向上することが可能となる。
補正も同様に行うことができる。テーブル21とヘッド
14の熱変位補正は必要に応じて片方のみでも良いし、
両方行っても良い。
びその方法によれば、テーブルやヘッドのような移動部
の熱変位を補正することができ、加工精度を大幅に向上
することが可能となる。
い。例えば、図示した工作機械は一例にすぎず、本発明
はあらゆるタイプの工作機械に適用可能である。
熱変位量の補正の仕方を示す説明図。
Claims (4)
- 【請求項1】 工作機械のテーブルやヘッドのような移
動部(21)の走行距離(b)と熱変位量(q)の対応
関係を予め求めておき、移動部(21)の走行距離
(b)をモニタリングし、前記対応関係から熱変位量
(q)を見積り、それに基づいて移動部の補正を行う工
作機械の熱変位補正方法。 - 【請求項2】 ボールネジピッチと規定時間内サーボモ
ータ回転数との積を走行距離(b)として用いることを
特徴とする請求項1に記載の工作機械の熱変位補正方
法。 - 【請求項3】 テーブルやヘッドのような移動部(2
1)とそれを制御するための制御部(13)を備えた工
作機械において、予め移動部(21)の走行距離(b)
と熱変位量(q)の対応関係を求めて制御部(13)に
記憶させておき、制御部(13)で移動部(21)の走
行距離(b)をモニタリングし、制御部(13)に記憶
させた前記対応関係から熱変位量(q)を見積り、それ
に基づいて移動部の補正を行う構成の工作機械。 - 【請求項4】 ボールネジピッチと規定時間内サーボモ
ータ回転数との積を走行距離(b)として用いることを
特徴とする請求項3に記載の工作機械の熱変位補正方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15190998A JP3160246B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 工作機械の熱変位補正方法及び熱変位補正を行う工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15190998A JP3160246B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 工作機械の熱変位補正方法及び熱変位補正を行う工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11320331A true JPH11320331A (ja) | 1999-11-24 |
JP3160246B2 JP3160246B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15190998A Expired - Fee Related JP3160246B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 工作機械の熱変位補正方法及び熱変位補正を行う工作機械 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3160246B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102554706A (zh) * | 2012-03-02 | 2012-07-11 | 昌河飞机工业(集团)有限责任公司 | 一种铝合金盘环类零件对比加工方法 |
CN114326568A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-12 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种转炉地面车辆定位控制方法和系统 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP15190998A patent/JP3160246B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102554706A (zh) * | 2012-03-02 | 2012-07-11 | 昌河飞机工业(集团)有限责任公司 | 一种铝合金盘环类零件对比加工方法 |
CN114326568A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-12 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种转炉地面车辆定位控制方法和系统 |
CN114326568B (zh) * | 2021-12-21 | 2023-08-25 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种转炉地面车辆定位控制方法和系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3160246B2 (ja) | 2001-04-25 |
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