JPH11319938A - 押出製品先頭部の誘導方法及び押出製品先頭部の誘導装置 - Google Patents

押出製品先頭部の誘導方法及び押出製品先頭部の誘導装置

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JPH11319938A
JPH11319938A JP12723198A JP12723198A JPH11319938A JP H11319938 A JPH11319938 A JP H11319938A JP 12723198 A JP12723198 A JP 12723198A JP 12723198 A JP12723198 A JP 12723198A JP H11319938 A JPH11319938 A JP H11319938A
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JP
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product
extruded product
slider
extruded
stage
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JP12723198A
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Inventor
Akira Saito
章 斎藤
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出材の製品頭だし作業を大きく短縮し、押
し出しの生産性を向上させることができる押出製品先頭
部の誘導方法及びその装置を提供すること。 【解決手段】 押出機1のエンドプラテンホール20内
において押出直後に押出製品aの先頭部を製品受け具3
で支持させ、前記製品受け具3を前記押出製品aの押出
方向に沿って設置されたガイドレール4に沿って直進さ
せることを特徴とする。製品受け具3は、前記ガイドレ
ール4に沿って直進するスライダ5に保持させるのが好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的にはアル
ミニウム又はアルミニウム合金等の押出製品の押出初期
における製品先頭部の誘導方法、及びその装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム又はアルミニウム合金等の
押出製品の押出初期には、継ぎ押し出しの場合を除き、
先頭部の曲がりその他の不良品化を防ぐため、押出製品
先頭部がプラーに保持されるまでの間、あるいは押出製
品先頭部が多数のローラからなるテーブル上の到達して
安定して走行するようになるまでの間、当該押出製品の
先頭部を押出方向に沿って誘導(頭出)する作業が必要
であった。
【0003】図6は従来の押出製品先頭部の誘導方法を
説明するための押出機の部分平断面図である。10は押
出機1のコンテナ、11は押出ダイス、12はボルス
タ、21はエンドプラテン2の始端部に設置されたプレ
ッシャリングである。コンテナ10内の挿入されたビレ
ットbは、図示されていない押出ステムにより、押出ダ
イス11からボルスタ12及びプレッシャーリング21
を介してエンドブラテンホール20内へ押し出される。
従来は、前記押し出しの際に押出方向の前方へ作業員を
配置し、この作業員が、押出製品aの先頭部をロッド8
0の先端部に連結されたキャニスタ8によって保持し、
前記ロッド80を操作して製品先頭部を押出方向へ誘導
していた。前記誘導は、押出方向へプラー6が設置され
ている押出機1にあっては、プラー6のクランプ60へ
押出製品aの先頭部の後方部が保持されるまで行われ、
他方、多数のローラからなるテーブル7の上方にプラー
6が設置されていない押出機1にあっては、押出製品a
の先頭部がテーブル7上で安定して押出方向に沿って走
行するようになるまで行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は前述のように、
作業員がキャニスタ8を使用してロッド80を操作しな
がら製品先頭部を誘導していた。そして、特に押出初期
においてはメタルフローが安定せず、この押出初期のメ
タルフローをより安定化させるために、製品先頭部を誘
導している間は通常の押出速度よりも押出速度を下げな
ければならず、製品先頭部の誘導速度は通常の押出速度
の約1/5程度であるので生産性が低いという課題があ
った。このような課題は、例えば図6における製品のプ
ラー6を、押出製品aの押出初期にエンドプラテンホー
ル20の始端部まで引き込むように構成することによっ
て解決することができるが、このように構成するのは、
エンドプラテンホール20の空間に対してプラー6がは
るかに大型であるため実質上不可能であった。
【0005】この発明の目的は、押出材の製品頭だし作
業を大きく短縮し、押し出しの生産性を向上させること
ができる押出製品先頭部の誘導方法を提供することにあ
る。この発明の他の目的は、前述のような課題が達成さ
れる製品先頭部の誘導方法を円滑に実施することができ
る誘導装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による押出製品
先頭部の誘導方法は、前述の課題を解決するため以下の
ように構成したものである。すなわち、請求項1に記載
の押出製品先頭部の誘導方法は、押出機1のエンドプラ
テンホール20内において、押出直後に押出製品aの先
頭部を製品受け具3で支持する第1の工程と、前記製品
受け具3を前記押出製品aの押出方向に沿うガイドレー
ル4に沿って直進させる第2の工程とを含むことを特徴
としている。
【0007】請求項2に記載の押出製品先頭部の誘導方
法は、請求項1に記載の誘導方法において、前記製品受
け具3が前記ガイドレール4に沿って直進するスライダ
5に保持されることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の押出製品先頭部の誘導方
法は、請求項2に記載の誘導方法において、前記ガイド
レール4は、少なくとも前記エンドプラテンホール20
の始端から終端部まで達する一対の前段ガイドレール4
0,40と、前記エンドプラテンホール20の終端部か
ら前記押出製品aの押出方向へ伸びる一対の後段ガイド
レール41,41とから構成され、前記スライダ5は、
前記前段ガイドレール40,40に沿ってスライドする
前段スライダ50と、前記後段ガイドレール41,41
に沿ってスライドする後段スライダ51とから構成さ
れ、前記製品受け具3は、前記第2の工程において、前
記前段スライダ50へ保持されている状態から前記後段
スライダ51に保持される状態にリレーされることを特
徴としている。
【0009】請求項4に記載の押出製品先頭部の誘導方
法は、請求項2又は3に記載の誘導方法において、前記
第2の工程の後に前記押出製品aの先頭部よりも後方部
分をプラー6に保持させるとともに、前記製品受け具3
を前記押出製品aと干渉しない位置へ退避させる第3の
工程を含むことを特徴としている。
【0010】この発明による押出製品先頭部の誘導装置
は、前述の課題を解決するため以下のように構成したも
のである。すなわち、請求項5に記載の押出製品先頭部
の誘導装置は、押出機1のエンドプラテンホール20内
の始端部より押出製品aの押出方向に沿って伸びるよう
に設置されたガイドレール4と、前記ガイドレール4へ
スライド自在に設置されたスライダ5と、前記スライダ
5に保持された状態で前記押出製品aの先頭部を支持す
る製品受け具3と、を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項6に記載の押出製品先頭部の誘導装
置は、請求項5に記載の誘導装置において、前記ガイド
レール4は、少なくとも前記エンドプラテンホール20
の始端から終端部まで達する一対の前段ガイドレール4
0,40と、前記エンドプラテンホール20の終端部か
ら前記押出製品aの押出方向へ伸びる一対の後段ガイド
レール41,41とから構成され、前記スライダ5は、
前記前段ガイドレール40,40に沿ってスライドする
前段スライダ50と、前記後段ガイドレール41,41
に沿ってスライドする後段スライダ51とから構成さ
れ、前記製品受け具3は、前記前段スライダ50へ保持
されている状態から前記後段スライダ51に保持される
状態にリレーされるように構成されていることを特徴と
している。
【0012】請求項7に記載の押出製品先頭部の誘導装
置は、請求項5又は6の誘導装置において、前記エンド
プラテンホール20よりも押出方向の下流側には、押出
製品aの先頭部よりもやや後方部分を保持して当該押出
製品aを押出速度に合わせて押出方向へ移送するプラー
6が設置され、前記スライダ5には、前記プラー6が押
出製品aを保持するのと同期して前記製品受け具3を前
記押出製品aと干渉しない位置へ退避させる退避手段5
aを設けたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図5を参照しながら、この
発明による押出製品先頭部の誘導方法及びその装置の好
ましい実施形態をを説明する。 第1実施形態 図1はこの発明による第1実施形態の誘導方法を実施す
るための誘導装置の部分平断面図、図2は図1の誘導装
置におけるスライダの拡大斜視図、図3の(A)図は、
図1の誘導装置により押出製品先頭部を途中まで誘導し
た状態の部分平断面図、同(B)図は押出製品先頭部を
(A)図の状態から最終段階まで誘導した状態の部分平
断面図、同(C)図は(B)図の状態からプラーが押出
製品の先頭部を保持し、その直前まで製品受け具を保持
していたスライダが製品受け具とともに押出製品と干渉
しない位置に退避した状態を示す部分平断面図である。
【0014】押出機1は、コンテナ10,押出ステム1
3,押出ダイス11,及びボルスタ12から構成され、
押出方向に沿ってボルスタ12と接するエンドプラテン
2、及び製品を保持して押出方向へ引っ張るプラー6が
順に設置されている。エンドプラテン2には、エンドプ
ラテンホール20の始端部を塞ぐようにボルスタ12と
接するプレッシャリング21が設けられている。
【0015】前記エンドブラテンホール20内の押出機
1側の端部からテーブル7の始端部分上部に達するよう
に、押出機1の押出方向に沿うガイドレール4が設置さ
れ、このガイドレール4に沿ってスライドし得るように
設けられたスライダ5には、製品受け具3が保持されて
いる。この製品受け具3は、プレッシャリング21の図
示しない孔とほぼ同じ大きさの図示しない穴を有してお
り、この穴は、プレッシャリング21の孔と所定の間隔
を介して重なるように(水平方向へ一致するように)位
置している。
【0016】この実施形態におけるガイドレール4は、
前記エンドプラテンホール20の始端部から終端部へ突
出するように設置された一対の前段ガイドレール40,
40と、前記エンドプラテンホール20の終端部からテ
ーブル7の始端部分上部に達するように設置された一対
の後段ガイドレール41,41とによって構成されてい
る。また前記スライダ5は、前記前段ガイドレール4
0,40に沿ってスライドする前段スライダ50と、前
記後段ガイドレール41,41に沿ってスライドする後
段スライダ51とから構成されている。そして、前記製
品受け具3は、前記前段スライダ50が前段ガイドレー
ル40,40の終端に達すると、前段スライダ50から
後段ガイドレール41,41の始端部に位置する後段ス
ライダ51へ保持される状態にリレーされるようになっ
ている。
【0017】前段ガイドレール40,40と後段ガイド
レール41,41には、例えばリニアレールが使用さ
れ、前後段の各スライダ50,51は、それぞれ図示し
ないリニアベアリングを介して前記各ガイドレール4
0,41に沿って自由にスライドするようになってい
る。この実施形態における後段スライダ51には、後述
のようにプラー6が押出製品aを保持するのと同期し
て、保持している製品受け具3を押出製品aと干渉しな
い位置に退避させる図2のような退避手段5aが設けら
れている。この実施形態における退避手段5aは、図2
で示すように、スライダ51の本体を構成するスライド
ベース51aの上面に設置されたアクチュエータ(ロー
タリアクチュエータ)51bと、このアクチュエータ5
1bの駆動軸(回動軸)に取り付けられた保持バー51
cとから構成されている。スライドベース51aは後段
ガイドレール41,41へスライド自在に取り付けられ
ており、保持バー51cは先端部に取り付けられたリン
グ51dによって製品受け具3を保持するように構成さ
れている。
【0018】前述のように構成された誘導装置によれ
ば、押出機1のコンテナ10に供給されたビレットbが
押出ステム13によって加圧されることにより、押出ダ
イス11からボルスタ12及びプレッシャリング21を
介して、押出製品aがエンドプラテンホール20内へ押
し出される。
【0019】第1の工程 エンドプラテンホール20内では、図1のようにプレッ
シャリング21の直前に前段スライダ50に保持された
製品受け具3が待機しており、前述のように押し出され
た押出製品aの先頭部は、エンドプラテンホール20側
へ突出した直後に前記製品受け具3で支持される。
【0020】第2の工程 押出製品aを支持した製品受け具3は、これを保持した
スライダ5が押出製品aを介して押出機1の押出力によ
り押出方向へ押されるため、図3の(A)図のように前
段ガイドレール40,40に沿ってその終端まで水平状
態で直進する。後段ガイドレール41,41の始端では
後段スライダ51が待機しており、前段ガイドレール4
0,40の終端に達した製品受け具3は、押出製品aに
押されて前記(A)図のように前段スライダ50から後
段スライダ51へリレーされ(受け渡され)、(B)図
のように後段スライダ51により後段ガイドレール4
1,41に沿ってその終端まで水平状態で直進する。
【0021】第3の工程 製品受け具3が後段ガイドレール41,41の終端に達
すると同時に、後段スライダ51のアクチュエータ51
bの作動により、(C)図のように保持バー51cを水
平方向へ90度回動させ、製品受け具3を製品aと干渉
しないように製品の直進経路から退避させる。これと並
行して、プラー6のクランプ60が押出製品aの先頭部
のやや後方部を保持し、製品aをその押出速度に合わせ
て押出方向へ直進させる。以上の各工程は、押出機1の
押出速度を変化させたり押し出しを停止させることなく
連続して行われる。
【0022】以上の第1の工程,第2の工程及び第3の
工程を経て、押出製品先頭部の誘導すなわち頭出しを終
了する。新たなビレットbをコンテナ10内に挿入して
新たな製品を押し出す際には、継ぎ押し出しの場合を除
き、前後段の各スライダ50,51を図1の位置に復帰
させるとともに、製品受け具3を前段スライダ50へ保
持させる。
【0023】前記実施形態の誘導方法によれば、押出製
品aの先頭部は、エンドプラテンホール20内において
押出直後に製品受け具3で支持され、当該先頭部を製品
受け具3とともに押出製品aの押出方向に沿うガイドレ
ール4に沿って直進させられるので、押出製品aの頭出
しの際に押出速度を下げる必要がない。したがって、押
出製品の生産性を向上させることができる。また、製品
先頭部が押出直後に製品受け具3で安定的に支持され、
その後押出方向に沿って直進するため、製品先頭部に前
方張力を付与していなくても先頭部の曲がりその他の変
形を防止することができるから、製品歩留りを向上させ
ることができる。前記実施形態の誘導方法によれば、押
出方向に沿うエンドブラテンホール20の内側と外側で
別々に対のガイドレール40,41を設置したので、エ
ンドプラテンホール20の前方に製品のプラー6が設置
されている場合に、誘導設備の設計が容易である。
【0024】第2実施形態 図4の(D)図は、第2実施形態の誘導方法を実施する
ための誘導装置の部分平断面図、同(E)図は押出製品
先頭部を(D)図の状態からガイドレール終端部まで誘
導した状態の部分平断面図、同(F)図は(E)図の状
態からプラーが押出製品の先頭部を保持し、その直前ま
で製品受け具を保持していたスライダが製品受け具とと
もに押出製品の直進領域から退避した状態を示す部分平
断面図である。
【0025】この実施形態では、第1実施形態における
前段ガイドレール40と後段ガイドレール41とを連結
した長さに相当するリニアレールからなるガイドレール
4,4が、エンドプラテンホール20の始端部よりエン
ドプラテンホール20の前方にわたって、押出方向に沿
って設置されている。前記ガイドレール4,4には、図
示しないリニアベアリングを介してスライダ5がスライ
ド自在に取り付けられており、スライダ5には製品受け
具3が保持されている。製品受け具3は、図示しない穴
状の受け部がプレッシャリング20の図示しない孔と押
出方向へ重なるように、押出開始前においてあらかじめ
セットされている。
【0026】第1の工程 第2実施形態の誘導方法によれば、図示されていない押
出機1により押出製品aがエンドプラテンホール20内
に押し出されると、押出製品aの先頭部は、(D)図の
ように押出直後に前方の待機している製品受け具3に支
持される。 第2の工程 製品aの先頭部を支持した製品受け具3は、製品aの押
し出しにより(E)図のようにガイドレール4,4の終
端に達するまで押出方向に沿って直進する。 第3の工程 製品受け具3がガイドレール4,4の終端に達すると同
時に、スライダ5は製品受け具3を支持したまま(F)
図のように製品aの直進領域からガイドレール4,4の
側方へ退避する。これと並行して、プラー6のクランプ
60が押出製品aの先頭部の後方部を保持し、製品aを
その押出速度に合わせて押出方向へ直進させる。以上の
第1の工程〜第3の工程を経て、押出製品先頭部の誘導
すなわち頭出しを終了する。
【0027】エンドプラテン2とプラー6との相対的な
配置関係やそれらの構造によっては、前述の第2実施形
態のようにあ、エンドプラテンホール20の内部のガイ
ドレールとその外部のガイドレールとを一連に構成する
のが好ましい。第2実施形態の誘導方法の他の構成や作
用,効果は、第1実施形態の誘導方法とほぼ同様である
から、それらの説明は省略する。
【0028】その他の実施形態 押出機1の構成によっては、図5のように、エンドプラ
テン2の押出方向前方にプラーが設置されていない場合
がある。このようなレイアウトの場合には、エンドプラ
テンホール20の始端部から、その前方下部のテーブル
7の上部へ所定長さ伸び出すようにガイドレール4,4
を設置し、このガイドレール4,4に製品受け具3を保
持する同様なスライダ5を取り付ける。そして、押出直
後に押出製品aの先頭部を製品受け具3によって支持さ
せ、当該先頭部が多数のローラからなるテーブル7上で
安定して走行するようになるまで、前記製品受け具3を
押出方向に沿って直進させる。製品受け具3がガイドレ
ール4,4の終端に達したときは、図4の(F)図の場
合と同様にスライダ5を製品受け具3とともにガイドレ
ール4の側方へ退避させる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明に係る押出製品先頭部の
誘導方法によれば、押出製品aの先頭部は、エンドプラ
テンホール20内において押出直後に製品受け具3で支
持され、当該先頭部を製品受け具3とともに押出製品a
の押出方向に沿うガイドレール4に沿って直進させられ
るので、押出製品aの頭出しの際に押出速度を下げる必
要がない。したがって、押出製品の生産性を向上させる
ことができる。また、製品先頭部が押出直後に製品受け
具3で安定的に支持され、その後押出方向に沿って直進
するため、製品先頭部に前方張力を付与していなくても
先頭部の曲がりその他の変形を防止することができるか
ら、製品歩留りを向上させることができる。
【0030】請求項2の発明に係る押出製品先頭部の誘
導方法によれば、製品受け具3が前記ガイドレール4に
沿って直進するスライダ5に保持されているので、製品
受け具3を押出方向に沿って直進させる際に、そのぶれ
をよく防止することができるとともに、ガイドレール4
を複数の段に継ぎ足し状に構成した場合、製品受け具3
の受渡し(リレー)をより円滑にすることができる。
【0031】請求項3の発明に係る押出製品先頭部の誘
導方法によれば、押出方向に沿うエンドブラテンホール
20の内側と外側で別々に対のガイドレール40,41
を設置したので、エンドプラテンホール20の前方に製
品のプラー6が設置されている場合に、誘導設備の設計
が容易になる。
【0032】請求項4の発明に係る押出製品先頭部の誘
導方法によれば、第2の工程の後に押出製品aの先頭部
よりも後方部分をプラー6に保持させるとともに、前記
製品受け具3を保持しているスライダ5を前記製品受け
具3とともに前記押出製品aの直進領域から退避させる
第3の工程を含むので、押出製品aのその後の押し出し
がより円滑に行われる。
【0033】請求項5の発明に係る押出製品先頭部の誘
導装置によれば、押出機1のエンドプラテンホール20
内の始端部より押出製品aの押出方向に沿って伸びるよ
うに設置されたガイドレール4と、前記ガイドレール4
へスライド自在に設置されたスライダ5と、前記スライ
ダ5に保持された状態で前記押出製品aの先頭部を支持
する製品受け具3とを備えているので、請求項1及び2
に記載の誘導方法を円滑・確実に実施することができ
る。
【0034】請求項6の発明に係る押出製品先頭部の誘
導装置によれば、請求項3に記載の誘導方法を円滑・確
実に実施することができる。
【0035】請求項7の発明に係る押出製品先頭部の誘
導装置によれば、エンドプラテンホール20よりも押出
方向の下流側にプラー6を設置し、前記スライダ5に
は、前記プラー6が押出製品aを保持するのと同期して
前記製品受け具3を前記押出製品aと干渉しない位置へ
退避させる退避手段5aを設けたので、請求項4の誘導
方法を円滑・確実に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による第1実施形態の誘導方法を実施
するための誘導装置を示す部分平断面図である。
【図2】図1の誘導装置におけるスライダの拡大斜視図
である。
【図3】(A)図は図1の誘導装置により押出製品先頭
部を途中まで誘導した状態の部分平断面図、(B)図は
押出製品先頭部を(A)図の状態から最終段階まで誘導
した状態の部分平断面図、(C)図は(B)図の状態か
らプラーが押出製品の先頭部を保持し、その直前まで製
品受け具を保持していたスライダが製品受け具とともに
押出製品の直進領域から退避した状態を示す部分平断面
図である。
【図4】(D)図は第2実施形態の誘導方法を実施する
ための誘導装置の部分平断面図、(E)図は押出製品先
頭部を(D)図の状態からガイドレール終端部まで誘導
した状態の部分平断面図、(F)図は(E)図の状態か
らプラーが押出製品の先頭部を保持し、その直前まで製
品受け具を保持していたスライダが製品受け具とともに
押出製品の直進領域から退避した状態を示す部分平断面
図である。
【図5】他の実施形態の誘導方法を実施するための誘導
装置の部分平断面図である。
【図6】従来の押出製品先頭部の誘導方法を説明するた
めの押出機の部分平断面図である。
【符号の説明】
a 押出製品 b ビレット 1 押出機 10 コンテナ 11 押出ダイス 12 ボルスタ 13 押出ステム 2 エンドプラテン 20 エンドプラテンホール 21 プレッシャリング 3 製品受け具 4 ガイドレール 40 前段ガイドレール 41 後段ガイドレール 5 スライダ 5a 退避手段 50 前段スライダ 51 後段スライダ 51a スライドベース 51b アクチュエータ 51c 保持バー 51d リング 6 プラー 60 クランプ 7 テーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機1のエンドプラテンホール20内
    において、押出直後に押出製品aの先頭部を製品受け具
    3で支持する第1の工程と、 前記製品受け具3を前記押出製品aの押出方向に沿うガ
    イドレール4に沿って直進させる第2の工程とを含むこ
    とを特徴とする、 押出製品先頭部の誘導方法。
  2. 【請求項2】 前記製品受け具3は前記ガイドレール4
    に沿って直進するスライダ5に保持されることを特徴と
    する、請求項1に記載の押出製品先頭部の誘導方法。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレール4は、少なくとも前記
    エンドプラテンホール20の始端から終端部まで達する
    一対の前段ガイドレール40,40と、前記エンドプラ
    テンホール20の終端部から前記押出製品aの押出方向
    へ伸びる一対の後段ガイドレール41,41とから構成
    され、 前記スライダ5は、前記前段ガイドレール40,40に
    沿ってスライドする前段スライダ50と、前記後段ガイ
    ドレール41,41に沿ってスライドする後段スライダ
    51とから構成され、 前記製品受け具3は、前記第2の工程において、前記前
    段スライダ50へ保持されている状態から前記後段スラ
    イダ51に保持される状態にリレーされることを特徴と
    する、請求項2に記載の押出製品先頭部の誘導方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程の後に前記押出製品aの
    先頭部よりも後方部分をプラー6に保持させるととも
    に、前記製品受け具3を前記押出製品aと干渉しない位
    置へ退避させる第3の工程を含む、請求項2又は3に記
    載の押出製品先頭部の誘導方法。
  5. 【請求項5】 押出機1のエンドプラテンホール20内
    の始端部より押出製品aの押出方向に沿って伸びるよう
    に設置されたガイドレール4と、 前記ガイドレール4へスライド自在に設置されたスライ
    ダ5と、 前記スライダ5に保持された状態で前記押出製品aの先
    頭部を支持する製品受け具3と、を備えたことを特徴と
    する、 押出製品先頭部の誘導装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイドレール4は、少なくとも前記
    エンドプラテンホール20の始端から終端部まで達する
    一対の前段ガイドレール40,40と、前記エンドプラ
    テンホール20の終端部から前記押出製品aの押出方向
    へ伸びる一対の後段ガイドレール41,41とから構成
    され、 前記スライダ5は、前記前段ガイドレール40,40に
    沿ってスライドする前段スライダ50と、前記後段ガイ
    ドレール41,41に沿ってスライドする後段スライダ
    51とから構成され、 前記製品受け具3は、前記前段スライダ50へ保持され
    ている状態から前記後段スライダ51に保持される状態
    にリレーされるように構成されていることを特徴とす
    る、請求項5に記載の押出製品先頭部の誘導装置。
  7. 【請求項7】 前記エンドプラテンホール20よりも押
    出方向の下流側には、押出製品aの先頭部よりもやや後
    方部分を保持して当該押出製品aを押出速度に合わせて
    押出方向へ移送するプラー6が設置され、 前記スライダ5には、前記プラー6が押出製品aを保持
    するのと同期して前記製品受け具3を前記押出製品aと
    干渉しない位置へ退避させる退避手段5aを設けたこと
    を特徴とする、請求項5又は6に記載の押出製品先頭部
    の誘導装置。
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