JP3330718B2 - インサート挿入装置 - Google Patents
インサート挿入装置Info
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- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
係り、特に、内燃機関のシリンダブロックのようにイン
サートの挿入方向が交叉する鋳造品を鋳造するダイカス
トマシンに利用し、重量軽減と省スペース化を図ったイ
ンサート挿入装置に関する。
電動機の軸受けブラケットをダイカストマシンによって
アルミ鋳造する場合では、シリンダのピストン摺動面、
軸受ブラケット軸受保持面の強度および耐摩耗性といっ
た機械的性質の向上を図るために、これらの面を形成す
る鋼鉄製のスリーブ状のインサートを鋳ぐるむ方法が広
く採用されている。この種のインサートを鋳ぐるむため
には、金型を型開きしている状態において、予めインサ
ート部材を可動金型の所定の箇所に装填しておく必要が
ある。
化を達成するために、インサート挿入装置が提案されて
おり、例えば、この種のインサート挿入装置の従来技術
としては、特公平3−66982号に記載されているイ
ンサート挿入装置を挙げることができる。
るように、インサート金具100を着脱自在にかつフロ
ート状に保持するガイドホルダ56と、このガイドホル
ダ56を前進させるホルダエアシリンダ60と、ガイド
ホルダ56からインサート金具100を押し出すプッシ
ャエアシリンダ62が配設されたインサートヘッドを備
えた装置である。インサート金具100の装填を自動化
するため、インサートヘッドは、リンク機構により可動
金型の所定位置まで移動させるととともに、位置決め機
構によりガイドホルダの芯出しがされるように構成され
ている。
造する金型にインサート金具を装填する場合のインサー
トヘッドの配置を示す平面図である。この種のシリンダ
ブロックにインサート金具を鋳ぐるむためには、一対の
インサートヘッドを図示しない固定型と可動金型103
との間に配置する。この場合、可動金型103では、イ
ンサート金具が挿入される部位である一部断面44、4
6のそれぞれの挿入方向が、交叉するようになっている
ため、これに対応されせるようにインサートホルダ5
6、58が角度C、Dだけ傾けて配置される。
ロックダイカストマシーンによる鋳造では、角度位相の
異なる2系統のシリンダの配列に対応させてインサート
ホルダを2組設けなければならないので、装置が大型化
する結果占有スペースが増大する問題がある。特に、固
定金型と可動金型の狭いスペースにインサートヘッドを
搬入、搬出をする必要があるため、ダイカストマシンの
各部との干渉を避けるために迂回して搬送しなければな
らない欠点があった。
有する問題点を解消し、インサートホルダの数を半減す
ることにより、重力軽減と省スペース化を達成するよう
に構成したインサート挿入装置を提供することにある。
めに、本発明は、スリーブ状のインサートが挿入される
インサート挿入部が2列以上に配列され、前記インサー
ト挿入部各列のインサート挿入方向が金型分割面側で交
叉する金型に前記インサートを挿入するインサート挿入
装置において、前記インサートを挿入方向に複数段装填
可能なインサートホルダと、複数本の前記インサートホ
ルダを一列のみ配列したインサートホルダの組を挿入方
向に進退自由に保持し前記インサートをインサートホル
ダから押出すプッシャ装置を有するインサートヘッド
と、前記インサートヘッドを互いに直交する少なくとも
2以上の軸方向に移動させ、型開きした金型の間で前記
インサートヘッドを位置決めする位置決め機構と、前記
インサートヘッドを旋回させ、インサートホルダの軸線
を前記金型のインサート挿入部の各列ごとに挿入方向に
一致させる角度位置決め機構と、を具備したことを特徴
とするものである。
ンサートホルダが中子などのインサート挿入部に対向す
る作動位置に位置決められる。次いで、角度位置決め機
構が作動してインサート挿入部の第1列の中子に対する
挿入方向にインサートホルダの軸線が合うように旋回し
て軸線を合わせる。その後、プッシャ装置が作動して各
インサートホルダから第1段のインサートが押し出さ
れ、第1列の中子に装着される。第1列の中子へのイン
サート装着が終了すると、第2列の中子の配列に対して
インサートヘッドが位置決めされ、角度位置決め機構が
作動してインサートホルダの軸線を一致させる。その
後、同様にプッシャ装置が作動して、各インサートホル
ダから第2段のインサートが押し出され、第2列の中子
に装着される。
実施例について添付の図面を参照して説明する。図4
は、本実施例によるインサート挿入装置をダイカストマ
シンに適用した実施例における配置位置関係を示す図で
ある。符合10はインサート挿入装置の全体を、符合8
0はダイカストマシンの固定金型を示している。前記イ
ンサート挿入装置10は、搬送装置12の支持アーム1
3から垂設される昇降自在な昇降アーム14の先端部に
装着されている。この搬送装置12は、走行軌道15上
を自走し、金型の間の空間と図示しないインサートの供
給ステーションとの間を往復できるようになっている。
入装置10の正面図、図5は平面図、図3は一部を切り
欠いた側面図である。符合16はインサートヘッドを示
し、このインサートヘッド16はインサートが装填され
るインサートホルダ17と、インサートを押出すプッシ
ャ装置18とを備えている。
ンダブロックを鋳造するため、3つのインサートホルダ
17、17、17が縦一列に配列するように取り付けら
れている。それぞれのインサートホルダ17は、前記し
た特公平3−66982号公報で公知のフローティング
機構を有するとともに、それぞれインサート100a、
100bを2段に装填可能に構成されている。また、各
インサートホルダ17の先端には凹部17aが形成され
ており、図2に示されるように、この凹部17aはイン
サート挿入部を形成する円柱状の中子101a、101
bに突設した位置決め用の突部102に係合し、この係
合状態でちょうどインサート100a、100bが中子
101a、101bと同軸に調整されるようになってい
る。なお、各インサートホルダ17、17、17は、そ
の間隔Pが中子101a、101bの配列間隔に対応す
るように装着されている。
支持し、このインサートヘッド16を位置決めするため
の位置決め機構について説明する。まず、図1におい
て、インサート挿入装置本体10は、昇降アーム14の
先端部から支持台19を介して取り付けられている。こ
の支持台19には、型開閉方向に延びる案内レール20
a、20bが固定されている。この案内レール20a、
20bには、移動台21が摺動自在にリニアベアリング
22a、22bを介して支持されている。この移動台2
1には、ブラケット23を介して支持台19に取り付け
られているインサートの挿入方向の交点にインサートヘ
ッド16の回転中心を合わせる為にインサートヘッド1
6を前進させる移動用シリンダ24のピストンロッド2
4aが連結されるように構成されている。なお、前記移
動用シリンダ24にはそのヘッド側に型開閉方向に作動
するインサート挿入時の反力を受けるためのシリンダ2
5が連結され、その位置決め用シリンダ25には、固定
型80に当接する突当て部材26が連結されている。
ール20a、20bと直交する方向に一対の案内レール
27a、27bが取着されており、門型フレーム28
は、リニアベアリング29a、29bを介してこの案内
レール27a、27bに沿って図示しないシリンダの駆
動により移動できるように装着されている。門型フレー
ム28は、その平面形状として逆L字型を呈しており、
屈曲して水平方向に延びる支持部28aには、図3に示
すように、その内側にコ字状を呈する旋回フレーム30
が旋回軸31、31と共に、旋回軸31、31を中心に
旋回可能に支持されている。インサートホルダ17を保
持する中間移動台32は型開閉方向に移動可能にこの旋
回フレーム30によって支持されている。
回し、インサートホルダ17の向きをその軸線が可動金
型のインサート挿入部の各列ごとの挿入方向に調芯させ
る角度位置決め機構34について説明する。アーム35
はその中心で旋回軸31に固着連結され、このアーム3
5の両端部にピンを介して一対のリンク36a、36b
が連結されており、これらリンク36a、36bととも
に平行リンクを構成するように、それぞれリンク36
a、36bの他端はピンを介してT字形クランク部材3
7に連結されている。このT字形クランク部材37は、
その腕部37aで、ピンによって旋回用シリンダ38と
連結されるように構成されている。
二つのシリンダをヘッド側で連結しピストンロッド39
a、39bがそれぞれ反対側に向くようにしたシリンダ
が用いられており、ピストンロッドのうち、一方のピス
トンロッド39bは、継ぎ手を介してT字形クランク部
材37と連結され、他方のピストンロッド39aはピン
65を介して回動自在に門型フレーム28の側面に対し
て連結されている。この場合、ピストンロッド39aが
前進限まで前進し、ピストンロッド39bが後退限まで
後退した位置がT字形クランク部材37の中立位置であ
り、この位置でインサートヘッド16は水平な姿勢に保
たれるように構成されている。なお、図5において、符
合73は、前記T字形クランク部材37が一定角度θだ
け回転した位置で位置決めするためのストッパを示して
いる。
置決め機構34により一定角度旋回する旋回フレーム3
0の内側には、その腕部30a、30bの内側面に長手
方向に案内レール66a、66bが固定されている。イ
ンサートヘッド16を構成する中間移動台32は、この
案内レール66a、66bに案内されてインサートホル
ダ17の軸方向にリニアベアリング67a、67bを介
して摺動自在に一対のシリンダ68a、68bにより駆
動されて進退するように構成されている。
には、インサートを可動金型81のインサート挿入部の
中子101a、101bに対して押しだすための、プッ
シャ装置68が装着されている。このプッシャ装置68
は、各インサートホルダ17と同軸的に組み込まれ先端
面がインサート100a、100bの後端面に当接する
押し当て部材69、69、69をブラケット70に取り
付け、このブラケット70を旋回フレーム30の腕部3
0a、30bに取着した案内部材71a、71bに沿っ
て摺動自在に係合させている。このブラケット70に
は、押し出しシリンダ72のピストンロッドが継ぎ手を
介して連結される。
台32に設ける構成とすることもできる。
であり、次に、その作用ついて説明する。搬送装置12
が図示しないインサートの供給ステーションまで移動す
る。このインサート供給ステーションでは、水平な姿勢
で待機しているインサートヘッド16の各々インサート
ホルダ17、17、17に2個のインサート100a、
100bが、図3に示されるように、2段に串ざし状に
挿入される。
挿入装置10の全体が型開きした状態にある固定金型8
0と可動金型81の間の空間に進入すると、所定位置で
停止する。図2において、シリンダ25が作動して突当
て部材26を固定金型80に当接させる。また、移動用
シリンダ24が前進して、門型フレーム28を破線で示
す位置から実線で示す位置まで可動金型81側へ移動さ
せる。このようしてインサートヘッド16は、固定金型
80と可動金型81との間で位置決めされる。以下、こ
の位置で次のようにして旋回フレーム30が旋回してイ
ンサートホルダ17の角度位置決めがなされ、可動金型
81のインサート挿入部にインサート100a、100
bが装着される。
101bのうち、一方の配列の中子101aにインサー
ト100aを挿入する動作について説明する。まず、旋
回シリンダ38の第1シリンダ38aが作動してそのピ
ストンロッド39aが後退限の位置まで後退するので、
T字型クランク部材37が支点を中心に反時計回りに回
動する。これにより、旋回アーム35が反時計回りに角
度θだけ回動し、インサートヘッド16を保持する旋回
フレーム30の全体が反時計回りにθだけ回動するの
で、インサート挿入方向とインサートホルダ17の軸線
が同軸になるように位置決めされる。
8bが作動し、中間移動台32を前進させる。この中間
移動台32の前進によって、各インサートホルダ17の
それぞれが可動金型81内のインサート挿入部に進入
し、その先端が中子101aの端面に当接する。このと
き、中子101aの端面には位置決め用の突起部102
にインサートホルダ17の先端面の凹部17aが係合し
合うので、中子101aと同軸上にインサート100a
が調心される。
ると、押当て部材69、69、69が前進してインサー
ト100aを押し出し、中子101aの外側に被せるよ
うにして挿入するので、これにより、一度の動作で中子
101aの配列にインサート100aを装着することが
できる。
00bを装着するときには、図2において、旋回シリン
ダ38の第2ピストンロッド39bが前進限まで突出
し、T字型クランク部材37を時計回りに角度θだけ回
動させる。これにより、旋回アーム35も同方向に同じ
角度だけ回動するので、インサートホルダ17、17、
17の軸線が中子101bの軸線と平行になるように位
置決めされる。この実施例の場合、中子101bの配列
は中子101aの配列に対して互い違いになっているの
で、図示されないシリンダが作動して門型フレーム28
の全体がインサートホルダ17の間隔Pの1/2の距離
だけ紙面に垂直に移動し、インサートホルダ17が中子
101bの配列に対して調芯される。
ダ68a、68bが作動し、中間移動台32が前進す
る。この中間移動台32の前進によって、各インサート
ホルダ17の先端面の凹部が中子101bの突起部に係
合し合うので、中子101bに対してインサートホルダ
17に装着されているインサート100bが調心され
る。
しシリンダ72が作動すると、押当て部材69は残って
いるインサート100bを押し出し、中子101bの外
側に被せるようにして挿入するので、これにより、一度
の動作でインサート100bを装着することができる。
100bの装着が完了すると、旋回用シリンダ38の第
1ピストンロッド39aが前進限に突出するとともに、
第2ピストンロッド39bが後退し、旋回フレーム28
が水平な姿勢に復帰する。その後、移動シリンダ24の
ピストンロッドが後退し、門型フレーム28の移動とと
もにインサートヘッド16の全体が可動金型81から離
れる。また、位置決め用シリンダ25が作動して突き当
て部材26が固定金型80から離れてから、搬送装置1
2の昇降アーム14が上昇し、インサート装置10を図
示しないインサート供給ステーションまで搬送する。以
上で1サイクルの動作が終了する。以後、鋳造の次サイ
クルに継続する。
によれば、それぞれ多段にインサートを装填したインサ
ートホルダをインサートヘッドに一列に配列し、インサ
ートヘッドの位置決めしてから、インサートホルダを金
型内のインサート挿入部の各列ごとに調芯する角度位置
決めを行えるように構成しているので、従来、インサー
ト挿入部の各列ごとにインサートホルダを多数設けてい
たものにくらべて、インサートホルダの数を減らすこと
が実現でき、大幅な重量軽減と、省スペース化を達成す
ることができる。
示す正面図。
示す平面図。
示す一部切欠側面図。
入したときの配置関係を示す説明図。
概略側面図。
側面図。
叉する金型におけるインサートヘッドの配置を示す平面
図。
Claims (1)
- 【請求項1】スリーブ状のインサートが挿入されるイン
サート挿入部が2列以上に配列され、前記インサート挿
入部各列のインサート挿入方向が金型分割面側で交叉す
る金型に前記インサートを挿入するインサート挿入装置
において、 前記インサートを挿入方向に複数段装填可能なインサー
トホルダと、 複数本の 前記インサートホルダを一列のみ配列したイン
サートホルダの組を挿入方向に進退自由に保持し前記イ
ンサートをインサートホルダから押出すプッシャ装置を
有するインサートヘッドと、 前記インサートヘッドを互いに直交する少なくとも2以
上の軸方向に移動させ、型開きした金型の間で前記イン
サートヘッドを位置決めする位置決め機構と、 前記インサートヘッドを旋回させ、インサートホルダの
軸線を前記金型のインサート挿入部の各列ごとに挿入方
向に一致させる角度位置決め機構と、 を具備したことを特徴とするインサート挿入装置。
Priority Applications (3)
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JP02831794A JP3330718B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | インサート挿入装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02831794A JP3330718B2 (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | インサート挿入装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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