JPH11319602A - ローラミル及びその起動方法 - Google Patents

ローラミル及びその起動方法

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JPH11319602A
JPH11319602A JP12611498A JP12611498A JPH11319602A JP H11319602 A JPH11319602 A JP H11319602A JP 12611498 A JP12611498 A JP 12611498A JP 12611498 A JP12611498 A JP 12611498A JP H11319602 A JPH11319602 A JP H11319602A
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JP
Japan
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crushing
roller
powder layer
mill
particle size
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JP12611498A
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English (en)
Inventor
Eiji Murakami
英治 村上
Kazunori Sato
一教 佐藤
Hiroaki Kanemoto
浩明 金本
Hideo Mitsui
秀雄 三井
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被粉砕物の性状に拘らず起動時の自励振動を
防止し、ローラミルを安定に運転すること。 【解決手段】 加圧ロッド12に粉砕ローラ3と粉砕テ
ーブル2間の粉層厚さを測定する計測器17を取り付
け、この計測器17で測定した粉層厚さと被粉砕物の必
要粒度とに基づいて、分級機コントローラ18が回転分
級機14の回転数を調整できるようにする。そして、ミ
ル起動時に、回転分級機14の回転数を必要粒度に相当
する回転数以上の回転数に上昇させた後に被粉砕物を投
入し、粉砕ローラ3と粉砕テーブル2間の粉層厚さが減
少し始めた後に、回転分級機14の回転数を必要粒度に
相当する回転数まで下げる。このような方法でミルを起
動させると、粉砕ローラ3と粉砕テーブル2間の粉層厚
さは速やかに安定な粉砕が可能な厚さに到達するため、
起動時の粉層が薄い領域で発生する自励振動を未然に防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉砕ローラと粉砕
テーブルの連動回転によって外部から供給される石炭等
の被粉砕物を粉砕するローラミルに係り、特に、起動時
に発生する自励振動を回避するのに好適なローラミル及
びその起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭焚ボイラでは、低公害燃焼(低NO
x,低灰中未燃分)や広域負荷運用が行われ、それに伴
い微粉炭機(ミル)にも高い粉砕性能や信頼性が要求さ
れている。石炭、セメント原料あるいは新素材原料など
の塊状物を細かく粉砕するミルのひとつのタイプとし
て、最近では、回転する粉砕テーブルと複数個のタイヤ
型ローラで粉砕を行う竪型のローラミルが広く用いられ
ている。
【0003】図5は従来より知られている代表的なロー
ラミルの概略構成を示す側面図であり、この種のローラ
ミルは、円筒型をしたハウジング1と、ハウジング1内
の下部に配置された環状の粉砕テーブル2と、粉砕テー
ブル2の円周方向へ等分する位置に配置された3個の粉
砕ローラ3とを備えている。粉砕テーブル2はヨーク4
上に固定されており、ヨーク4は減速機5の出力軸に回
転可能に取り付けられている。各粉砕ローラ3はその背
後に延びるシャフト6がローラブラケット7に回転自在
に支持されており、ローラブラケット7及び粉砕ローラ
3はピボットピン8を介して加圧フレーム9より粉砕テ
ーブル2上に加圧されるとともに、ピボットピン8を中
心に粉砕ローラ3が振り子運動できるようになってい
る。加圧フレーム9にはピボットアーム10の一端が取
り付けられており、このピボットアーム10の他端は油
圧シリンダ11に固定された加圧ロッド12とつながっ
ている。
【0004】モータにより減速機5の入力軸を回転させ
ると、減速機5の出力軸に取り付けられたヨーク4及び
ヨーク4に固定された粉砕テーブル2が回転する。この
時、油圧シリンダ11は加圧ロッド12を下方向に引張
っており、この引張り力はピボットアーム10を介して
加圧フレーム9を下方向に押し付けるように作用する。
このような機構により、加圧フレーム9とピボットピン
8及びローラブラケット7を介して粉砕ローラ3が粉砕
テーブル2上のくぼみ部に強く押し付けられ、粉砕テー
ブル2上の被粉砕物の粉砕が効率よく行われる。一方、
被粉砕物(例えば、石炭)は中央上部の供給管13から
投下され、粉砕ローラ3と粉砕テーブル2間に挟まれて
圧壊作用により粉砕される。そして、粉砕された被粉砕
物(例えば、微粉炭)は熱風に吹き上げられ、ハウジン
グ1の上部に設置された回転分級機14により、所定の
粒度のものは出口管15を経て例えばボイラでは微粉炭
燃焼用バーナへと送られる。また、回転分級機14を貫
通しなかった所定粒度より大きなものは自重により粉砕
部へ落下し、ミル内に供給されたばかりの被粉砕物とと
もに再び粉砕され、このようにしてミル内では粉砕が繰
り返され、製品微粉が作り出されていくようになってい
る。なお、回転分級機14は駆動モータ16を駆動源と
して回転し、遠心力によって粉砕された微粉を分級する
仕組みであり、回転分級機14の回転数を上げると出口
管15から出ていく微分の粒度が細かくなり、粉砕部に
戻される微粉の量が多くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のローラミルにおいては、被粉砕物の性状にも依存す
るが、起動直後のミル内に被粉砕物が少ない場合に、自
励振動が発生してローラミルを安定に運転できなくなる
ことがある。図6は従来のローラミルの起動方法を示す
説明図であり、横軸は供給管13(図5参照)から被粉
砕物の投入を開始してからの時間を示し、縦軸は粉砕ロ
ーラ3と粉砕テーブル2間の粉層厚さ及び回転分級機1
4の回転数の変化をそれぞれ示している。同図から明ら
かなように、従来のローラミルにおいては、必要な粒度
から回転分級機14の回転数を決めておき、被粉砕物の
投入を開始してから所定時間t2を経た後に、回転分級
機14の回転数を必要粒度に相当するまで上げるように
している。この間、粉砕ローラ3と粉砕テーブル2間の
粉層厚さは、被粉砕物の投入を開始した時間t0から徐
々に増加し、時間t2で安定してほぼ一定となるが、粉
層厚さがh1以下の時間t0からt1間の範囲で自励振
動が発生する。
【0006】このように、従来のローラミルにおいて
は、ミル内に被粉砕物がない状態からミルを起動する時
に、粉層が薄くて自励振動の発生しやすい領域を必ず通
過することになる。この範囲を通過する時間t1は比較
的短い(運用方法により異なるが、数秒から数十秒)た
め、振動が発生しにくい被粉砕物を粉砕する場合には問
題となることはないが、振動が発生しやすい被粉砕物の
場合には、激しい自励振動が発生し、数十秒以上の間激
しい振動が継続するという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来技術の課題を解
決し、振動が発生しやすい被粉砕物を粉砕する場合にお
いても、起動時の振動の発生を抑えることができるロー
ラミル及びその起動方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転分級機の
回転数がミル内から出ていく微粉の粒度の調整だけでな
く、粉砕ローラと粉砕テーブル間の粉層厚さを調整する
機能を持っていることに着目し、これをミル起動時の運
転方法に応用することとする。すなわち、ミル起動時
に、回転分級機の回転数を必要な微粉粒度となる回転数
以上に上げた後に、被粉砕物をミル内に投入すると、ミ
ルから出ていく微粉の量が少なくなるため、ミル内の被
粉砕物の量やローラと粉砕テーブル間の粉層厚さが急速
に増加するようになる。そのため、粉層が薄くて振動が
発生しやすい領域を速やかに通過するので、振動が発生
しやすい被粉砕物を粉砕する場合においても、振動を発
生させることなく安定にミルを起動することが可能とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によるローラミルでは、回
転自在に支持された粉砕テーブルと、この粉砕テーブル
上に加圧される複数の粉砕ローラと、これら粉砕ローラ
の上方に配置された回転分級機とを備え、被粉砕物を前
記粉砕ローラと前記粉砕テーブル間で粉砕し、この粉砕
した微粉の粒度を前記回転分級機で調整するローラミル
において、前記粉砕ローラと前記粉砕テーブル間の被粉
砕物の粉層厚さを計測する計測手段と、この計測手段で
測定した被粉砕物の粉層厚さに基づいて前記回転分級機
の回転数を変化させる制御手段とを設けた。
【0010】また、本発明によるローラミルの起動方法
では、回転自在に支持された粉砕テーブルと、この粉砕
テーブル上に加圧される複数の粉砕ローラと、これら粉
砕ローラの上方に配置された回転分級機とを備え、被粉
砕物を前記粉砕ローラと前記粉砕テーブル間で粉砕し、
この粉砕した微粉の粒度を前記回転分級機で調整するロ
ーラミルにおいて、起動時の前記回転分級機の回転数を
必要粒度に相当する回転数以上の回転数に上昇させた状
態で被粉砕物を投入し、前記粉砕ローラと前記粉砕テー
ブル間の粉層厚さが減少し始めた後に、前記回転分級機
の回転数を必要粒度に相当する回転数まで下げるように
した。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係るローラミルの側面図であり、図5に
対応する部分には同一符号を付してある。
【0012】本実施例に係るローラミルが前述した従来
のローラミルと相違する点は、粉砕ローラ3と粉砕テー
ブル2間の粉層厚さを計測する計測器17(計測手段)
と、計測器17で測定した粉層厚さと被粉砕物の必要粒
度から回転分級機14の回転数を調整する分級機コント
ローラ18とを設けたことにあり、それ以外の構成は基
本的に同じである。すなわち、粉砕テーブル2はヨーク
4上に固定されており、ヨーク4は減速機5の出力軸に
回転可能に取り付けられている。各粉砕ローラ3はその
背後に延びるシャフト6がローラブラケット7に回転自
在に支持されており、ローラブラケット7及び粉砕ロー
ラ3はピボットピン8を介して加圧フレーム9より粉砕
テーブル2上に加圧されるとともに、ピボットピン8を
中心に粉砕ローラ3が振り子運動できるようになってい
る。加圧フレーム9にはピボットアーム10の一端が取
り付けられており、このピボットアーム10の他端は油
圧シリンダ11に固定された加圧ロッド12とつながっ
ている。
【0013】計測器17は粉砕ローラ3と粉砕テーブル
2間の距離に相当する被粉砕物の粉層厚さを測定できれ
ば何でもよく、例えば加圧ロッド12に取り付けられた
変位計であり、この場合は、計測器17が加圧ロッド1
2の上下変位を検出することにより、粉砕ローラ3と粉
砕テーブル2間の粉層厚さを測定する。回転分級機14
は駆動モータ16を駆動源として回転するものであり、
駆動モータ16に分級機コントローラ18が接続されて
いる。分級機コントローラ18は、計測器17で測定し
た粉層厚さと被粉砕物の必要粒度とに基づいて駆動モー
タ16に制御信号を出力し、回転分級機14の回転数を
調整できるようになっている。すなわち、図5に示した
従来技術では、必要な粒度のみから回転分級機14の回
転数を決めていたが、本実施例に係るローラミルでは、
必要な微粉粒度だけではなく粉層の厚さも考慮して回転
分級機14の回転数を決めるようにしている。このよう
な構成を採用することにより、ミル起動時に粉砕ローラ
と粉砕テーブル間の粉層厚さを速やかに安定な粉砕が可
能な厚さに到達させることができ、起動時の粉層が薄い
領域で発生する自励振動を未然に防止し、安定にミルを
起動することが可能となる。以下に、その理由を述べ
る。
【0014】 回転分級機の回転数と粉層厚さとの関
係 図2は、回転分級機の回転数と粉層厚さの関係について
調べた実験結果を示す説明図である。実験には、図1と
同じタイプで粉砕テーブル2の直径が約600mmの実
験用ローラミルを用い、被粉砕物には、HGI(Hard Grove
Index)が41と小さく振動が発生しやすい砂を用い
た。実験用ローラミルでは、粉砕テーブルの回転数及び
被粉砕物の供給量を一定にし、回転分級器の回転数を変
化させた時の粉層厚さの変化を調べた。粉層厚さは加圧
ロッドの変位量によって計測し、加圧ロッドは3個ある
ので、図2にはそれぞれの加圧ロッドA,B,Cの粉層
厚さの測定結果を示している。
【0015】図2から分かるように、粉砕ローラと粉砕
テーブル間の粉層厚さは回転分級機の回転数によって変
化し、最も粉層が厚くなる回転数が存在した。粉層厚さ
に着目すると、粉層厚さが約8mm以下では、非常に不
安定となり振動数が約80Hzの自励的な激しい振動が
発生した。粉層厚さが8〜10.5mmの範囲では、粉
層が薄く不安定であるが、自励振動は発生しなかった。
粉層厚さが約10.5mm以上では、安定した粉砕が可
能であった。
【0016】一方、回転分級機の回転数に着目すると、
回転数が約180rpmまでの範囲は、回転分級機の回
転数が増加するほど粉層厚さが増加する領域である。こ
の領域では、回転分級機の回転数が増加するほど回転分
級機で分級されて粉砕部に戻される微粉の量が多くなる
ため、粉砕部の被粉砕物の量が増加し、粉砕ローラと粉
砕テーブル間の粉層厚さも厚くなる。回転分級機の回転
数が180〜220rpmの範囲は、粉層厚さが最も厚
くなり安定に粉層が形成された領域である。回転分級機
の回転数が220rpm以上では、回転分級機の回転数
が増加するほど粉層が薄くなり、回転分級機の回転数が
約320rpm以上では自励振動が発生した。このよう
に回転分級機の回転数が増加し、回転分級機で粉砕部に
戻される微粉の量が増加するにも拘らず粉層が薄くなる
のは、回転分級機の回転数が増加するほど粉砕部の粒度
が細かくなるためである。
【0017】以上のことから分かるように、回転分級機
の回転数はミルの出口管から出る微粉の粒度の調整だけ
ではなく、粉砕ローラと粉砕テーブル間の粉層厚さを調
整するという機能を持っている。本実施例では、これを
ミル起動時の運転方法に応用し、ミル起動時に粉層を速
やかに形成し、起動時の自励振動の発生を防止するよう
にした。すなわち、図5に示した従来のローラミルで
は、ミル起動時に分級機回転数は低回転であったが(図
6参照)、本実施例では、ミル起動時における回転分級
機の回転数を高回転とし、起動後に粉層が速やかに安定
に粉砕が可能の厚さが形成されるようにすることによっ
て、起動時の粉層が薄い領域での自励振動の発生を防止
するようにした。
【0018】 起動時の振動防止効果 回転分級機の回転数と粉層厚さとの関係を調べた場合と
同様に、粉砕テーブルの直径が約600mmの実験用ロ
ーラミルを用い、被粉砕物(砂)を粉砕した場合の起動
時の振動防止効果を調べた。図3は、ミル起動時におけ
る回転分級機の回転数の調整方法を示すフローチャート
である。同図に示すように、まず、ミル起動前に分級機
回転数を必要な粒度が得られる回転数以上に上げてお
き、その後、ミルを起動して被粉砕物をミル内に供給
し、粉層の厚さが減少し始めた後に、必要な粒度が得ら
れる分級機回転数に設定するようにした。
【0019】上記試験から得られた粉層厚さの変化を図
4に示す。時間t0で被粉砕物を供給開始した後、粉層
厚さは急速に増加している。自励振動が発生する可能性
がある粉層厚さの範囲(h1)を短時間(t0〜t1)
で通過するので、自励振動が発生することはなかった。
時間t2は粉層厚さが減少し始めた時間であり、ミル内
の微粉粒度が細かくなりすぎたことに相当する。この時
点で分級機回転数を必要な粒度に相当する回転数に設定
してやれば、再び粉層厚さが増加し(t2〜t3)、時
間t4で必要な粒度での安定な粉砕が可能となる。
【0020】このように、本実施例に係るローラミルに
よれば、振動が発生しやすい被粉砕物を粉砕する場合に
おいても、自励振動を発生させることなく安定にミルを
起動することが可能になる。したがって、例えば、本実
施例に係るローラミルを石炭焚火力発電ボイラの石炭粉
砕装置に適用した場合、従来では振動発生により使用で
きなかった炭種の石炭も使用することが可能になる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】ミル起動時に、粉層が薄くて振動が発生し
やすい領域を速やかに通過するので、振動が発生しやす
い被粉砕物を粉砕する場合においても、振動を発生させ
ることなく安定にミルを起動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るローラミルの側面図である。
【図2】回転分級機の回転数と粉層厚さの関係について
調べた実験結果を示す説明図である。
【図3】ミル起動時における回転分級機の回転数の調整
方法を示すフローチャートである。
【図4】実施例に係るローラミルの起動時における回転
分級機の回転数の変化と粉層厚さの変化を示す説明図で
ある。
【図5】従来例に係るローラミルの側面図である。
【図6】従来例に係るローラミルの起動時における粉層
厚さの変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 粉砕テーブル 3 粉砕ローラ 5 減速機 7 ローラブラケット 9 加圧フレーム 11 油圧シリンダ 12 加圧ロッド 13 供給管 14 回転分級機 15 出口管 16 駆動モータ 17 計測器(計測手段) 18 分級機コントローラ(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三井 秀雄 広島県呉市宝町6番9号 バブコツク日立 株式会社呉工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持された粉砕テーブルと、
    この粉砕テーブル上に加圧される複数の粉砕ローラと、
    これら粉砕ローラの上方に配置された回転分級機とを備
    え、被粉砕物を前記粉砕ローラと前記粉砕テーブル間で
    粉砕し、この粉砕した微粉の粒度を前記回転分級機で調
    整するローラミルにおいて、前記粉砕ローラと前記粉砕
    テーブル間の被粉砕物の粉層厚さを計測する計測手段
    と、この計測手段で測定した被粉砕物の粉層厚さに基づ
    いて前記回転分級機の回転数を変化させる制御手段とを
    設けたことを特徴とするローラミル。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記計測手段
    が、前記粉砕ローラを前記粉砕テーブル上に加圧するた
    めの加圧機構の変位量を測定する変位計であることを特
    徴とするローラミル。
  3. 【請求項3】 回転自在に支持された粉砕テーブルと、
    この粉砕テーブル上に加圧される複数の粉砕ローラと、
    これら粉砕ローラの上方に配置された回転分級機とを備
    え、被粉砕物を前記粉砕ローラと前記粉砕テーブル間で
    粉砕し、この粉砕した微粉の粒度を前記回転分級機で調
    整するローラミルにおいて、起動時の前記回転分級機の
    回転数を必要粒度に相当する回転数以上の回転数に上昇
    させた状態で被粉砕物を投入し、前記粉砕ローラと前記
    粉砕テーブル間の粉層厚さが減少し始めた後に、前記回
    転分級機の回転数を必要粒度に相当する回転数まで下げ
    るようにしたことを特徴とするローラミルの起動方法。
JP12611498A 1998-05-08 1998-05-08 ローラミル及びその起動方法 Pending JPH11319602A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105214781A (zh) * 2015-09-18 2016-01-06 江苏融达新材料股份有限公司 一种立磨机粉磨镍铁渣粉的生产方法
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