JPH11319038A - 医療用小型高圧蒸気滅菌器 - Google Patents

医療用小型高圧蒸気滅菌器

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JPH11319038A
JPH11319038A JP10153648A JP15364898A JPH11319038A JP H11319038 A JPH11319038 A JP H11319038A JP 10153648 A JP10153648 A JP 10153648A JP 15364898 A JP15364898 A JP 15364898A JP H11319038 A JPH11319038 A JP H11319038A
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JP
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temperature
sterilization chamber
solenoid valve
water
boiling point
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Minoru Kono
稔 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本願発明は医療用小型高圧蒸気滅菌器におい
て気圧の異なる場所においても使用することを可能とす
る。 【解決手段】 滅菌室10内に供給された水を加熱用ヒ
ーター12により加熱し、滅菌室10内の温度が水の沸
点に達してから蒸気と共に滅菌室10内の残留空気を外
部に放出する通気手段に通気電磁弁21を用い、この通
気電磁弁21を制御部50に備えたマイクロプロセッサ
ーに設定された水の沸点温度に相当するデジタル信号に
より開閉制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、医療用の器具や
衣服などを滅菌する医療用小型高圧滅菌器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療用の器具や衣服などを滅菌
する医療用小型高圧蒸気滅菌器における滅菌条件として
滅菌温度と滅菌時間がJIS規格(JIST7324並
びにJIST1001)によって規定されており、例え
ば滅菌温度が115℃、121℃、126℃、132℃
135℃における滅菌時間はそれぞれ30分間、20分
間、15分間、5分間または3分間と規定されている。
【0003】滅菌温度が上記のように100℃を超える
ためには、滅菌室内を真空にして飽和蒸気の状態にしな
ければならないので、使用時において滅菌室内の残留空
気を完全に放出する必要がある。
【0004】ところで、滅菌室内の残留空気の放出手段
として、真空ポンプによる方式と、液体膨張による弁装
置を用いる方式とがあり、前者の場合は専ら大型の高圧
蒸気滅菌器に用いられ、後者の場合は専ら小型化、軽量
化及び安価に得られる小型の高圧蒸気滅菌器に用いられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、真空ポンプ
を使用しない小型の高圧蒸気滅菌器においては、簡単に
空気排除が行なえる液体膨張式の開閉弁が一般に使用さ
れている。この液体膨張式の開閉弁は、滅菌室内の温度
が或る設定温度例えば水の沸点温度に達したときに、媒
体液の膨張を利用して弁を開披して蒸気と共に滅菌室内
の残留空気を放出する構成のものである。
【0006】しかしながら、この液体膨張式の開閉弁を
使用した高圧蒸気滅菌器によれば、開閉弁の開閉温度が
固定であるため、例えば沸点が99℃である海抜0mの
平地での使用に合わせて温度を98℃に設定した液体膨
張式の開閉弁を使用した滅菌装置を例えば沸点が86℃
の富士山頂(3776m)において使用するときは、滅
菌室内が沸点に達しているにも拘ず開閉弁は閉弁の状態
に維持して、残留空気の放出ができず、従って滅菌作業
が達成できないという不都合があった。
【0007】さらにまた液体膨張式の開閉弁を使用した
ときは、液体の漏れが生じ性能劣化をきたす惧れがある
こと、構成上細かい温度設定ができないこと及び設定温
度が変動し易く、高精度が得られないなどの不都合があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本願は、従来の液
体膨張式の開閉弁に代えて電磁弁を用い、この電磁弁を
マイクロプロセッサーによるデジタル信号により作動制
御して従来のものの不都合を解消したものでその要旨と
するところは、滅菌室内に水を供給する給水手段と、滅
菌室内の空気を排出する通気手段と、滅菌室内の水を排
水する排水手段と、滅菌室内に供給された水を蒸気に変
換する加熱用ヒーターと、温度センサーと、電気系統を
制御するマイクロプロセッサーを備えた制御部とを有
し、滅菌室内に供給された一定量の水が、加熱用ヒータ
ーにより沸点に達し蒸発が開始してから、一定時間前記
通気手段を開通して滅菌室内の空気を外部に排出する排
気動作後、通気手段を閉じて滅菌状態に移行する構成の
医療用小型高圧蒸気滅菌器であって、前記通気手段が、
デジタル信号によって制御される通気電磁弁を有して成
り、また、前記制御部が、マイクロプロセッサーに、所
要の温度範囲における各温度に対する温度センサーの電
気量をA/D変換器により変換し、そのデジタル信号を
プログラムとして入力して成り、前記通気電磁弁の開閉
動作を設定温度の選択に対応したデジタル信号により制
御することを特徴とするものである。
【0009】上記において、好ましくは滅菌室内の単位
時間に対する温度上昇率が比例する状態から低下する状
態を判別し、この判別により沸点温度を検出し、この沸
点温度を制御部のマイクロプロセッサーに入力して滅菌
室内の沸点温度を自動的に設定したことを特徴とするも
のである。
【0010】また具体的には所要の温度範囲が、50℃
〜100℃であり、かつデジタル信号が1℃ごとに設定
されている。
【0011】また滅菌室内の残留空気を完全に放出する
ために、制御部が、排気動作後の通気電磁弁の閉弁状態
において加熱用ヒーターへの通電を一時的に停止し、滅
菌室内の温度が一定温度に低下したとき、加熱ヒーター
への通電を再開すると共に、通気電磁弁を再度一定時間
開弁する動作を可能にしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面にもとづいて本願発明の
実施例を詳述する。図1は総体の外観図を、また図2は
部品を装備した状態の概略図であって、装置本体12前
面には、操作釦を含む運転表示部2と、ロックハンドル
3を有した開閉自在の扉体4とが設けてある。
【0013】装置本体1内には、前面が開放され、後壁
面が閉ざされた横倒した有底円筒状の滅菌室10が設け
てあり、その外周面は図示しないが保温材により包囲さ
れていると共に、上面位置には、保温用ヒーター11が
設けてある。
【0014】滅菌室10の底部には、前後方向に延びる
防水処理された加熱用ヒーター12が配置してあり、ま
たこの加熱用ヒーター12の上面を覆うように平板状の
スノコ板13が水平状に配置されている。前記加熱用ヒ
ーター12には、滅菌室10の後壁面より外部に導出し
た端子に商用電圧Eが印加される。
【0015】前記滅菌室10には貯水タンク14が並設
してあり、この滅菌室10と貯水タンク14との間に、
給水フィルター15と常閉の給水電磁弁16とを接続し
た給水パイプ17、排水フィルター18と常閉の排水電
磁弁19とを接続した排水パイプ20、及び常開の通気
電磁弁21を接続した通気パイプ22がそれぞれ平行状
に連結してあり、好ましくは給水パイプ17は滅菌室1
0の下部位置に、排水パイプ20は滅菌室10の底部位
置に、また通気パイプ22は滅菌室10の上部位置に連
結される。
【0016】上記した通気電磁弁21は、50℃〜10
0℃の温度範囲において1℃毎に温度設定されたデジタ
ル信号により制御される。即ち温度センサーとしてサー
ミスタ温度素子を用い、これに一定電圧を印加し、この
状態で50℃〜100℃の範囲で温度を変化し、その温
度変化に相当するサーミスタ温度素子の抵抗値を電流に
変換し、温度1℃毎の電流値をA/D変換器により16
進法のデジタル信号に変換し、このデジタル信号を後述
する制御部50のマイクロプロセッサーにプログラムと
して入力する。
【0017】従って使用に当たり沸点温度を例えば99
℃に設定したとすると、滅菌室10内の温度が99℃に
達したとき、制御部50からのデジタル信号により通気
電磁弁21は閉弁する。
【0018】前記貯水タンク14内には、環状に形成さ
れ、その一端に、上方に立上がって上端部に貯水タンク
14の上部空室14a内で下向きU字状に湾曲する立上
り管23を有し、他端に前記排水パイプ20を接続した
冷却管24と、前記上部空室14aに臨んで先端が下向
きに屈曲し、後端が前記通気パイプ22に接続した連通
管25と、前記上部空室14a内に位置して前記滅菌室
10と圧力パイプ26を介して連結された安全弁27と
がそれぞれ配設してある。
【0019】前記滅菌室10には、さらに除菌フィルタ
ー30、コンプレッサー31及び逆止弁32を接続した
送風パイプ33と、滅菌室10の上部に位置したサーミ
スタ温度素子から成る温度センサー34と、滅菌室10
の下部に位置した高温型サーミスタ温度素子から成る温
度センサー35とがそれぞれ接続してあると共に、滅菌
室10内の底部には水位センサー36が設けてある。
【0020】この水位センサー36は、滅菌室10内の
底面に設けられ、これによって滅菌室10内に供給する
水の量が自動的に設定される。即ち、滅菌室10内に水
を供給していない空の状態における水位センサーの初期
電位と、水の供給により水が水位センサー36の電極に
達して電位が急速に変動し、その電位の変動が安定した
ときの終期電位とを検知し、それにより得た2つの検知
データの中間値を、マイクロプロッセッサーに登録する
ことにより給水電磁弁16の開閉を制御し、これによ
り、滅菌室10内に供給する水量が一定に設定される。
【0021】前記貯水タンク14の底部には、通水管3
7を介して透明の樹脂パイプから成る水位計38が起伏
自在に取付けてあり、この水位計38は常態において装
置本体1の側面に起立状態に保持されている。
【0022】図中39はドアスイッチ、40及び41は
前記圧力パイプ26にそれぞれ接続された圧力スイッチ
及び圧力計である。
【0023】さらに装置本体1には、前記した構成の電
気系統を制御するマイクロプロセッサーを備えた制御部
50が設けてあり、図2において一点破線は電気系統を
示している。前記制御部50にはノイズフィルター5
1、電源スイッチ52及びブレーカー53を介して商用
電源に接続する電源プラグ54が設けてある。
【0024】次に本願装置の動作を図3,4にもとづい
て詳述する。先ずスノコ板13上に被滅菌物を直接また
はトレーを介して載置したのち、ロックハンドル3の操
作により扉体4を閉止する。この状態で電源スイッチ5
2を閉じると、操作釦により、予じめ設定された滅菌温
度、滅菌時間及び乾燥時間にセットされて運転可能な状
態におかれる。
【0025】今JIS規格にもとづいて滅菌温度135
℃、滅菌時間3分(なお滅菌温度が115℃,121
℃,126℃及び132℃のとき、滅菌時間はそれぞれ
30分,20分,15分及び5分となる)及び乾燥時間
15〜20分が操作釦により予じめ設定されているもの
とする。
【0026】すると上記した設定条件のもとで滅菌開始
釦を操作すると、制御部50からの指令信号により、給
水電磁弁16が作動して、貯水タンク4から滅菌室10
内に水が供給され、その水位は水位検知センサー36に
より検知され、この検知データが一定値に達すると制御
部50からの指令信号により給水電磁弁が閉じて滅菌室
10内に一定量の水が収容される。
【0027】次いで、一定量の水が滅菌室10内に供給
されると、加熱ヒーター12及び加温ヒーター11に通
電がなされ、この通電により滅菌室10内に収容した水
は加熱される。そして滅菌室10内の温度が温度センサ
ー34により設定された99℃に達すると、水は沸騰し
て蒸発し、その蒸気と共に残留空気は開放状態にある通
気電磁弁21及び気管25を介して貯水タンク14内の
上部空室14aに放出され、この放出動作は滅菌室10
内が沸点温度に達してから約1分間行なわれ、その後通
気電磁弁21は閉じられる。
【0028】通気電磁弁21が閉弁すると、滅菌室10
内の気圧が上昇するが、若し滅菌室10内に未だ残留空
気が存在するときは、気圧が上昇しているにも拘ず温度
の上昇はなく、気圧の上昇と温度の上昇とが不平衡の状
態におかれる。
【0029】そこでこの不平衡状態を解消するために、
本例においては、通気電磁弁21が閉弁したとき、加熱
ヒーター12に対する通電を一時的に解いて滅菌室10
内の温度を低下すると共に、滅菌室10内の残留空気は
滅菌室10の上方部に集合する。そして滅菌室10内の
温度が1℃低下した98℃のときに、通気電磁弁21と
加熱ヒーター12に再び通電がなされ、この状態を2分
間継続する。すると残留空気は再び蒸気と共に通気電磁
弁21の開弁により貯水タンク14内に放出されて滅菌
室10内は飽和蒸気状態に達する。
【0030】このようにして滅菌室10内が飽和蒸気状
態となると、滅菌室10内の気圧と温度とが平衡しなが
ら上昇し、その温度が設定値の135℃(実施上は2℃
程度高く設定してある)に達したとき、加熱ヒーター1
2への通電は解かれ、滅菌室10内は滅菌状態に入る。
この状態で滅菌室10内の温度が135℃を低下する
と、制御部50の指令信号により再び加熱ヒーター12
に通電が行なわれ、このようにして加熱ヒーター12の
ON,OFFを繰り返されることによって、滅菌室10
内の温度は135℃の一定に保持され、図示しないが、
滅菌タイマーにより設定された3分間滅菌状態が維持さ
れる。
【0031】次いで、所定の滅菌温度135℃と所定の
滅菌時間3分間の条件下で被滅菌物の滅菌処理が終了す
ると、排水電磁弁19が開弁して滅菌室10内の水
(湯)は、排気パイプ20を介して貯水タンク14の底
部に位置する冷却管24を通り、ここで冷却されたのち
立上がり管23の上端部から貯水タンク14内に還元さ
れる。
【0032】そして一定時間(90秒)経過して滅菌室
10内の気圧が零になると、排水電磁弁19が閉弁し、
かつ通気電磁弁21は開弁の状態に復元すると共に、コ
ンプレッサー31が作動し、除菌フィルター30を介し
て外気が滅菌室10内にその後方底面位置から供給さ
れ、この供給された空気は、通電状態にある加熱ヒータ
ー12により加熱され熱風となってスノコ板13を介し
て被滅菌物の表面の湿気を蒸発させると共に、滅菌室1
0内の空気は、その上部位置より通気パイプ22を介し
て貯水タンク14の上部空気14aに放出される。
【0033】この熱風による乾燥時間は15〜20分
(被滅菌物の量や滅菌室10の容量によって適宜設定さ
れる)に設定されており、この設定された乾燥時間を経
過するとコンプレッサー31が停止し、かつ保温ヒータ
ー11及び加熱ヒーター12に対する通電も解かれる。
【0034】上記により滅菌作用と乾燥作用とが完了し
たのち、扉体4を開披して被滅菌物を滅菌室10内より
取り出すものであり、また貯水タンク14内の水は水位
計38を図2の仮想線で示すように伏倒することにより
外部に放水される。
【0035】上記実施例は、運転表示部2に配置された
操作釦により沸点温度99℃に設定した場合について述
べたが、例えば使用場所が富士山頂のように大気圧が低
い高地帯であって、沸点温度が低く例えば86℃である
場合には、滅菌室10内の温度を86℃に設定する必要
がある。
【0036】この場合は、先ず本願装置の運転を開始す
る。するとすでに述べたように、滅菌室10内の水が加
熱用ヒーター12により加熱され、滅菌室10内の温度
は上昇するが、その温度は86℃以上に上昇することは
なく、かつ通気電磁弁21は開弁の状態を維持し、所定
の滅菌状態に入ることができなくなる。そこでこの時の
温度即ち温度センサー35によりそのときの沸点を検知
して温度設定用の検知釦により、86℃(デジタル信号
として76)の温度に設定する。このようにして温度設
定用の操作釦により、沸点温度を変更することができ
る。
【0037】また上記実施例は滅菌温度の設定を手動に
よって行なう場合について述べたが、これを自動的に設
定することも可能である。即ち加熱用ヒーター12に通
電することにより、滅菌室10内の温度は上昇し、その
上昇温度が沸点例えば99℃に達するまでは、加熱時間
と滅菌室10内の温度上昇とは比例し、次いで沸点近く
で温度上昇は止まり、その後滅菌室10が飽和蒸気の状
態となって滅菌室10内の温度は滅菌条件の温度まで上
昇する。
【0038】そこで、この滅菌室10の温度特性を利用
して、単位時間に対する温度上昇を室温50℃以上にな
ったときから計測し、この計測値即ち単位時間に対する
温度上昇率をその前後において比較し、その温度上昇率
が前者に比較して後者が低下したときを判別して、これ
を沸点温度と認識して制御部50のマイクロプロセッサ
ーに入力する。このようにすることにより、沸点温度を
自動的に設定することができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳記したように、前記通気手段が、
デジタル信号によって制御される通気電磁弁を有して成
り、また、前記制御部が、マイクロプロセッサーに、所
要の温度範囲における各温度に対する温度センサーの電
気量をA/D変換器により変換し、そのデジタル信号を
プログラムとして入力して成り、前記通気電磁弁の開閉
動作を設定温度の選択に対応したデジタル信号により制
御することを特徴としたので、気圧の異なる場所での使
用が可能であり、使用効率を高めることができると共
に、装置の小型化を維持することができて使用に極めて
便利である。
【0040】特に請求項2記載の発明によれば、沸点の
設定を自動的に行なうことができ、また請求項4記載の
発明によれば、滅菌室内を確実に飽和蒸気の状態とする
ことができるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】総体斜視図
【図2】構成の概略図
【図3】動作を示すフローチャート
【図4】動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 装置本体 10 滅菌室 11 保温用ヒーター 12 加熱用ヒーター 14 貯水タンク 16 給水電磁弁 17 給水パイプ 19 排水電磁弁 20 排水パイプ 21 通気電磁弁 22 通気パイプ 31 コンプレッサー 34,35 温度センサー 36 水位センサー 38 水位計 50 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滅菌室内に水を供給する給水手段と、滅
    菌室内の空気を排出する通気手段と、滅菌室内の水を排
    水する排水手段と、滅菌室内に供給された水を蒸気に変
    換する加熱用ヒーターと、温度センサーと、電気系統を
    制御するマイクロプロセッサーを備えた制御部とを有
    し、滅菌室内に供給された一定量の水が、加熱用ヒータ
    ーにより沸点に達し蒸発が開始してから、一定時間前記
    通気手段を開通して滅菌室内の空気を外部に排出する排
    気動作後、通気手段を閉じて滅菌状態に移行する構成の
    医療用小型高圧蒸気滅菌器であって、前記通気手段が、
    デジタル信号によって制御される通気電磁弁を有して成
    り、また、前記制御部が、マイクロプロセッサーに、所
    要の温度範囲における各温度に対する温度センサーの電
    気量をA/D変換器により変換し、そのデジタル信号を
    プログラムとして入力して成り、前記通気電磁弁の開閉
    動作を設定温度の選択に対応したデジタル信号により制
    御することを特徴とした医療用小型高圧蒸気滅菌器。
  2. 【請求項2】 滅菌室内の単位時間に対する温度上昇率
    が比例する状態から低下する状態を判別し、この判別に
    より沸点温度を検出し、この沸点温度を制御部のマイク
    ロプロセッサーに入力して滅菌室内の沸点温度を自動的
    に設定したことを特徴とする請求項1記載の医療用小型
    高圧蒸気滅菌器。
  3. 【請求項3】 所要の温度範囲が、50℃〜100℃で
    あり、かつデジタル信号が1℃ごとに設定されている請
    求項1または2記載の医療用小型高圧蒸気滅菌器。
  4. 【請求項4】 制御部が、排気動作後の通気電磁弁の閉
    弁状態において加熱用ヒーターへの通電を一時的に停止
    し、滅菌室内の温度が一定温度に低下したとき、加熱ヒ
    ーターへの通電を再開すると共に、通気電磁弁を再度一
    定時間開弁する動作を可能とした請求項1,2または3
    記載の医療用小型高圧蒸気滅菌器。
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