JP2983599B2 - 蒸気滅菌器 - Google Patents

蒸気滅菌器

Info

Publication number
JP2983599B2
JP2983599B2 JP2247749A JP24774990A JP2983599B2 JP 2983599 B2 JP2983599 B2 JP 2983599B2 JP 2247749 A JP2247749 A JP 2247749A JP 24774990 A JP24774990 A JP 24774990A JP 2983599 B2 JP2983599 B2 JP 2983599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outside air
sterilized
temperature
chamber
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2247749A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04126151A (ja
Inventor
祐一 西崎
弘文 福谷
正 米山
憲一 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tottori Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2247749A priority Critical patent/JP2983599B2/ja
Publication of JPH04126151A publication Critical patent/JPH04126151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2983599B2 publication Critical patent/JP2983599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、乾燥時間を自動的に設定できる蒸気滅菌器
に関する。
(ロ) 従来の技術 従来の蒸気滅菌器は、例えば特開昭58−97362号公報
に示されているように、滅菌後の乾燥時間が予め設定さ
れており、或いは手動で設定するようになっている。そ
して乾燥工程では、前述のようにして設定された乾燥時
間内で、次の2つの乾燥すなわち、真空ポンプを駆動
し、チャンバー内に外気を導入しない状態で内部の湿気
を排出する真空乾燥と、それに続いてチャンバー内に外
気を導入しながら内部の湿気を排出する外気混合乾燥と
を行なう構成となっている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが上記のように外気混合乾燥を行なう場合、被
滅菌物の乾燥時間は、被滅菌物の量、及びチャンバー内
に導入される外気の温度や湿度等の外気要因に応じて大
きく変化するため、乾燥時間を予め設定したり、或いは
手動で設定したりすると、被滅菌物の乾燥が不充分であ
ったり、過剰な乾燥時間を設定したりするという問題が
あった。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は上記の問題を解決すべく成されたもので、滅
菌工程中にチャンバー内の温度勾配によって被滅菌物の
量を判定する量判定手段と、外気の温度、湿度等の要因
を検出する外気要因検出手段と、前記量判定手段の前記
外気要因検出手段の出力に基づき被滅菌物の量と外気の
温度、湿度等の要因に応じて乾燥時間を設定する乾燥時
間設定手段とを設けて構成したものである。
(ホ) 作用 被滅菌物の量や、外気の温度や湿度等の要因が変動し
ても、それに応じて適正な乾燥時間を自動的に設定し、
必要最小の乾燥時間で被滅菌物を所望の乾燥度まで確実
に乾燥する。
(ヘ) 実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。第
1図は概略構成図を示し、この中で、(1)は被滅菌物
を収納するチャンバー、(2)はこのチャンバー(1)
の前面開口を密閉するための開閉蓋、(3)は加熱用ヒ
ータ、(4)はチャンバー(1)内の温度を検出する内
部温度検出器、(5)は水位センサーである。(6)は
パイプ(7)、第1電磁弁(8)を介してチャンバー
(1)と接続された真空ポンプ、(9)は真空ポンプ
(6)の作動水を貯える第1貯水タンクである。(10)
はチャンバー(1)への水を貯える第2貯水タンクで、
第2電磁弁(11)を有する給排水パイプ(12)、及び第
3電磁弁(13)を有する排気パイプ(14)を介してチャ
ンバー(1)と接続されている。(15)はチャンバー
(1)への外気取込口で、第4電磁弁(16)を有する給
気パイプ(17)を介してチャンバー(1)に接続されて
いる。(18)(19)は外気取込口(15)の近くに設けた
外気温度検出器及び外気湿度検出器である。
次に第2図は、内部回路のブロック図を示し、(20)
は前述した内部温度検出器(4)、外気温度検出器(1
8)、外気湿度検出器(19)、水位センサー(5)等か
ら成る入力部、(21)は第3図に示すように、予め実験
により求めた温度勾配(横軸)と被滅菌物の量(縦軸)
の相関を示すデータ、及び第4、第5図に示すように被
滅菌物の量(横軸)と湿度、温度(縦軸)の相関を示す
データを記憶した記憶部である。(22)は入力部(20)
からの入力情報と記憶部(21)に記憶している情報に基
づいて各種の演算を行なうマイコンで、後述する被滅菌
物の量を判定する手段と、乾燥時間を設定する手段を構
成する。(23)は前記第1〜第4の電磁弁、ヒータ
(3)等から成る出力部で、マイコン(22)の出力に基
づいてその動作が制御される。
次に上記の構成における動作について述べる。まず、
入力部(20)のボタン(図示せず)を操作して乾燥時間
自動設定モードを選択し、滅菌を開始すると、マイコン
(22)の制御によって第1電磁弁(8)が開けられた後
真空ポンプ(6)が所定時間駆動され、電磁弁(8)が
閉じられる。これに先立ち外気の温度と湿度が検出さ
れ、記憶部(21)に記憶される。チャンバー(1)内は
真空引きされて負圧となっているので、第2電磁弁(1
1)を開くと、第2貯水タンク(10)の水がパイプ(1
2)を通してチャンバー(1)に送られる。水位センサ
ー(5)によって所定水位となったことが検出される
と、第2電磁弁(11)が閉じられて給水が終了する。給
水が終了すると、真空ポンプ(6)による所定の真空引
きが行なわれた後、ヒータ(3)への通電が開始され
る。
やがてチャンバー(1)内は水が高温に加熱されて蒸
気が充満する。内部温度検出器(4)によって内部温度
が100℃に達したことが検出されると、第3電磁弁(1
3)を所定時間開いて、比重の大きい残留空気をパイプ
(14)を介して第2貯水タンク(10)に排気し、チャン
バー(1)内を飽和蒸気で充満した状態とする。
そして、内部温度検出器(4)によってチャンバー
(1)内の温度が105℃に達したことが検出されると、
マイコン(22)は内部のタイマーを作動させて120℃に
達するまでの時間(t)を計測することにより温度勾配
を求める。被滅菌物の量とチャンバー(1)内の温度勾
配の関係は、第3図に示すように実験によって予め求め
られ、記憶部(21)に記憶されているので、前記時間
(t)を求めることにより、チャンバー(1)内の被滅
菌物の量を判定するとができる。例えば、時間(t)が
t1≦1<t2であれば、被滅菌物の量はG1と判定される。
次に、上記のように判定された被滅菌物の量と初めに
検出された外気の温度、湿度に基づいて乾燥時間が設定
される。例えば被滅菌物の量がG1と判定され、外気の湿
度が55%、温度が28℃の場合には、乾燥時間が記憶部
(21)の記憶データ、すなわち第4図の表に基づき、湿
度55%に対してa7と仮設定され、一方第5図の表に基づ
き、温度28℃に対してb7と仮設定される。そして仮設定
された2つの乾燥時間を比較し、大きい方を乾燥時間と
して記憶部(21)に記憶する。尚、必要に応じていずれ
か一方とすることもできる。
チャンバー(1)内の温度が滅菌温度(約125℃)に
達すると、この温度を所定時間維持して滅菌を行なう。
所定時間の経過後、ヒータ(3)への通電を停止すると
ともに、電磁弁(11)を開いてチャンバー(1)内の滅
菌用水を排水させ、この電磁弁(1)を閉じてから第3
電磁弁(13)を開いてチャンバー(1)内の蒸気を外へ
排出して滅菌工程を終了する。
次に、マイコン(22)は、記憶部(21)に記憶してい
る乾燥時間を取り出して乾燥時間の設定を行ない、乾燥
工程を開始する。まず、ヒータ(3)への通電を開始
し、次に第1電磁弁(8)を開いてから真空ポンプ
(6)を駆動させ、外気を導入しない真空引きを一定時
間行なう。その後の残り時間は、第4電磁弁(16)を開
いて外気の導入を行ないながらの真空引きを行ない、チ
ャンバー(1)内の蒸気または湿度の高い空気を外に排
出して被滅菌物を乾燥させる。この間ヒータ(3)はチ
ャンバー(1)内の温度が90℃前後に保たれるように通
電制御される。そして設定された乾燥時間が経過する
と、真空ポンプ(6)の駆動、ヒータ(3)への通電が
停止されて乾燥工程が終了する。
尚、乾燥時間は、必要に応じて自動設定と、手動設定
を選択できるようにしてもよい。
(ト) 発明の効果 以上のように本発明は、高温高圧の蒸気によって被滅
菌物を滅菌した後、外気を導入して被滅菌物を乾燥する
蒸気滅菌器において、チャンバー内の被滅菌物の量を判
定する手段と、外気の温度、湿度等の外気要因を検出す
る手段と、前記量判定手段と前記要因検出手段の出力に
基づいて被滅菌物の乾燥時間を設定する手段とを備えて
いるので、被滅菌物の量の増減、外気の温度や湿度の変
化が生じても、その変化を適確にに検出し、必要最小限
の乾燥時間で被滅菌物を所望の乾燥度まで確実に乾燥す
ることができる。従って、過剰な乾燥、時間の浪費を防
ぐとともに、使い勝手を極めて向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す蒸気滅菌器の概略構成
図、第2図は同実施例の回路ブロック図、第3図は温度
勾配と被滅菌物の量の関係を示す特性図、第4図は被滅
菌物の量と外気湿度に応じて実験的に求めた乾燥時間を
示す関係図、第5図は被滅菌物の量と外気温度に応じて
実験的に求めた乾燥時間を示す関係図である。 (1)……チャンバー、(3)……ヒータ、(4)……
内部温度検出器、(6)……真空ポンプ、(18)……外
気温度検出器、(19)……外気湿度検出器、(21)……
記憶部、(22)……マイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 正 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 川田 憲一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−82978(JP,A) 特開 昭58−97362(JP,A) 特開 昭58−143759(JP,A) 特開 昭60−132563(JP,A) 実開 昭60−124939(JP,U) 実開 昭57−87751(JP,U) 実開 昭61−13639(JP,U) 実開 昭61−77039(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61L 2/00 - 2/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャンバー内に収納した被滅菌物を高温高
    圧の蒸気によって滅菌した後、前記チャンバー内に外気
    を導入して被滅菌物を乾燥する蒸気滅菌器において、滅
    菌工程中に前記チャンバー内の温度勾配によって被滅菌
    物の量を判定する量判定手段と、外気の温度、湿度等の
    要因を検出する外気要因検出手段と、前記判定手段と前
    記検出手段の出力に基づき被滅菌物の量と外気の温度、
    湿度等の要因に応じて乾燥工程の時間を設定する乾燥時
    間設定手段とを備えることを特徴とする蒸気滅菌器。
JP2247749A 1990-09-17 1990-09-17 蒸気滅菌器 Expired - Lifetime JP2983599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2247749A JP2983599B2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 蒸気滅菌器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2247749A JP2983599B2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 蒸気滅菌器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04126151A JPH04126151A (ja) 1992-04-27
JP2983599B2 true JP2983599B2 (ja) 1999-11-29

Family

ID=17168096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2247749A Expired - Lifetime JP2983599B2 (ja) 1990-09-17 1990-09-17 蒸気滅菌器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2983599B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107708747A (zh) * 2015-05-27 2018-02-16 马尔净化公司 低相对湿度净化系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5678267B2 (ja) * 2010-08-19 2015-02-25 株式会社タカゾノテクノロジー 蒸気滅菌器および蒸気滅菌器の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107708747A (zh) * 2015-05-27 2018-02-16 马尔净化公司 低相对湿度净化系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04126151A (ja) 1992-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4294804A (en) Pressure responsive conditioning control gas sterilization
US4241010A (en) Pressure responsive conditioning control gas sterilization
JP2983599B2 (ja) 蒸気滅菌器
JPH109649A (ja) 空気調和機のドレンポンプ制御装置
JPH11319038A (ja) 医療用小型高圧蒸気滅菌器
JPS643503B2 (ja)
JP2002017825A (ja) 蒸気滅菌装置
JPH04122261A (ja) 蒸気滅菌器
JP2005143998A (ja) 高圧蒸気滅菌器
JPS59225336A (ja) 耐環境試験器の制御方法
JPH0587259B2 (ja)
JPH0798056B2 (ja) 高圧蒸気式滅菌器
JP4302200B2 (ja) 蒸気滅菌装置及び蒸気滅菌装置の制御方法
JPH0889559A (ja) 蒸気滅菌器とその運転方法
JPH10327828A (ja) 加圧殺菌装置
JPH10272170A (ja) 高圧蒸気滅菌器
KR960011877B1 (ko) 전자동 고압멸균 소독기의 멸균 제어방법
JP3416457B2 (ja) レトルト食品の加熱殺菌装置
JPH0462744B2 (ja)
JPS62299650A (ja) 風呂給湯装置
JPS58158448A (ja) ヒ−トポンプ給湯機
JPH0919488A (ja) 蒸気滅菌装置の制御方法
JPH10272169A (ja) 高圧蒸気滅菌器
JP3349903B2 (ja) 高圧蒸気滅菌装置
JPH10323172A (ja) 加圧殺菌装置