JPH11318913A - 外科用メス - Google Patents

外科用メス

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JPH11318913A
JPH11318913A JP11091763A JP9176399A JPH11318913A JP H11318913 A JPH11318913 A JP H11318913A JP 11091763 A JP11091763 A JP 11091763A JP 9176399 A JP9176399 A JP 9176399A JP H11318913 A JPH11318913 A JP H11318913A
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マイケル・ジェイ・カーター
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋭利なブレードに偶発的に触れるのを実質的
に防止し、従来のメスの感覚及び重量を執刀医に対して
付与するメスを提供すること。 【解決手段】 本発明のメスは、長い柄を備えている。
また、柄に取り外し可能に取り付けられたカートリッジ
を更に備えている。カートリッジはブレードが固定状態
に取り付けられたブレードホルダを備えている。カート
リッジは、ブレードホルダに摺動可能に取り付けられた
シールドを備えており、該シールドは、ブレードに偶発
的に触れるのを実質的に防止する末端位置と、シールド
が柄の一部分を実質的に取り巻き且つブレードが使用の
ため露出される基端位置との間で移動可能である。カー
トリッジを柄に解放可能に取り付けることができる。カ
ートリッジが柄に取り付けられない限り、シールドが基
端位置まで動くのが実質的に防止され、また、シールド
が末端位置にない限り、シールドを柄から取り外すこと
ができない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の属する技術分野は、
外科用切断切開器具である。
【0002】
【従来の技術】従来の外科用器具は、外科医、看護婦及
びその他の補助員に害を及ぼす可能性が高い。手術室内
では、種々の外科用器具が迅速に手渡しされる。このよ
うな器具を鋭いエッジを露出させたまま迅速に取り扱う
ことは、偶発的な切り傷又は刺し傷につながり得る。外
科用手袋もまた、偶発的に穿刺されて手袋の完全性が喪
失され、これは、外科医、看護婦又はその他の医療従事
者への感染の危険性を更に増加させる。
【0003】偶発的な切り傷や刺し傷に対して保護する
ための以前の試みは、引っ込むことができるガードの開
発につながった。最も以前の形態のいくつかは、単に、
医療分野以外の種々の産業において使用される引っ込み
可能なブレード付きのナイフであった。これらのブレー
ドのガードは、一般に、作動させるのに両手を必要とし
た。すなわち、一方の手でブレードを操作し、他方の手
でねじを回すことによってブレードガードを固定してい
た。他の従来の器具は、中空の管状の被覆部材に設けら
れた切り欠き内に保護されるばねによって負荷をかけら
れた可動の部品又はタブを有し、良好な把持又はブレー
ドの”感触”を提供しないので、外科的な用途に対して
は実際的ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来と同様
の感触を提供しつつ、偶発的な穿刺等から使用者を保護
することができる外科用メスを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のメスは、基端及
び末端を有し且つ長手方向軸線を形成する長い柄を備え
ている。本発明のメスは、該柄に取り外し可能に取り付
けられたカートリッジを更に備えている。該カートリッ
ジは、基端及び末端と、固定状態に取り付けられたブレ
ードとを有するブレードホルダを備えており、該ブレー
ドはカートリッジが柄に取り付けられたとき、ブレード
が末端方向外方に突き出るように配置されている。ま
た、該カートリッジは、シールドを備えている。該シー
ルドは、該シールドがブレードに偶発的に触れるのを実
質的に防止する末端位置と、該シールドが柄の一部分を
実質的に取り巻き且つブレードが使用のために露出され
る基端位置との間にて動き得るように解放可能に且つ摺
動可能にブレードホルダーに取り付けられている。カー
トリッジは、柄に解放可能に取り付けることができる。
更に、シールドは、カートリッジが柄に取り付けられな
い限り、ブレードホルダに対して実質的に移動不能であ
る。
【0006】本発明のメスは、執刀医に対して従来の再
使用可能なメスの感覚及び重量を有するメスを提供する
ものであり、このメスは、鋭利なブレードに偶発的に触
れるのを実質的に防止し、また、ブレードを露出させる
べく、該ブレードが保護された末端位置から基端位置ま
で直観的に可動であるという新規なブレード及びシール
ドのもつ利点を備えるものである。ブレードを備える交
換可能なカートリッジは、メスの装填及び除去を担当す
る人が保護されたブレードのみを取り扱うことを可能に
し、また、準備中及び手術中に装置を移動させる間に手
術室の人間がブレードに露出されるのを実質的に防止す
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図面を詳細に参照すると、まず最
初に、図1に、ブレードホルダ20に固定されたブレー
ド12を備えた外科用メス10が示されている。メス1
0は、好ましい外形とされた細長い把持部分52を有し
ている柄50によって把持される。図2及び3に示され
ているように、ブレードホルダ20の前方端部に隣接し
て、ブレード12に設けられた各々の孔と連結すること
によってブレード12をブレードホルダ20に固定する
ための2つのタブ22及び24が設けられている。ブレ
ードホルダの後方端部に隣接して、雌型端部接続部とし
て取り付け孔26が設けられている。ブレードホルダ2
0の溝部30に沿ってブレードホルダ20の両側に長手
方向に溝28が配置されている。
【0008】ブレードホルダ20の後方端部からフック
32が片持ち梁状に設けられている。フック32は、上
方及び下方に弾性的に撓んで柄50と係合する。フック
32の片持ち梁状に設けられた端部は、傾斜を付けられ
た後面34と、ブレードホルダ20が柄50とかみ合っ
たときに柄50に設けられた相補形状の溝60と係合す
るようになされた突出部36と、を有している。
【0009】図6及び7を参照すると、把持部52の前
方の柄50の案内溝部分48の両側に、一対の案内溝5
4が設けられている。案内溝54は、案内溝部分48が
把持部52と隣接する戻り止め部で終わっている。
【0010】取り付けフランジ58(雄型の端部を有す
るアタッチメントとして示されている)が、案内溝部4
8の前方端部に結合されている。図8及び9に示されて
いるように、取り付けフランジ58は、他の形状も可能
であるけれども、断面がほぼ矩形であり且つブレードホ
ルダ20の取り付け孔26とかみ合うようになされてい
る。案内溝部48の前方端部に設けられた溝60は、フ
ック32とかみ合う形状になされている。
【0011】図10〜13を参照すると、スリーブ70
は、閉塞された底部と開口した上部とを有するほぼU字
形状断面である。一対の案内フランジ72が、スリーブ
70の2つの側面間のスリーブ70の空間内に配置され
ている。弓状部74は、丸みを付与した前方面76を有
しているのが好ましい。
【0012】スリーブ70は、親指置きを形成している
一連のリブを有する指係合部78を、弓状部74に隣接
して有しているのが好ましい。指係合部78は、手又は
親指の圧力によってスリーブ70が案内溝28及び54
に沿って摺動するときにスリーブ70における外科医
の”感覚”を改良する。図14は、スリーブ70がブレ
ード12のさやを覆う前方位置にある状態の組み立てら
れたメス10を示している。スリーブ70の前方への動
きは、案内溝28及び54に沿って移動する案内フラン
ジ72によって案内される。スリーブ70が十分に前方
に移動すると、丸みを付けられた面76は、フック32
に接触して、更なる前方への動きを止める。
【0013】スリーブ70がユーザーの手によって案内
されて伸長位置に向かって更に前方へと移動することに
よって、弓状部74がフック32を溝60から持ち上
げ、ブレードホルダ20を柄50から外れさせる。これ
により、スリーブ70とブレードホルダ20とが柄50
からユニットとして分解でき、一方、ブレード12はス
リーブ70によって被覆され、偶発的に切り傷を負う危
険性が最小化される。ブレード12、ブレードホルダ2
0及びスリーブ70は、次いで廃棄してもよい。
【0014】図15は、スリーブ70が一杯まで後退し
た位置に移動してスリーブ70の後端が戻り止め56に
当接してブレード12を十分に露出された状態を示して
いる。ユーザーは、スリーブ70の長手方向前方から後
方への動きを指の先で制御するのを改良するために、ス
リーブ70上の指係合部分78を利用することができ
る。図16は、(図示の目的のために)スリーブ70を
柄50から取り外した状態を示している。
【0015】図17は、雄型の端部とされた取り付け部
材と雌型の端部とされた孔とを備えたブレードホルダ2
0の実施形態を図示している。図18は、図17に示さ
れたブレードホルダ20とかみ合う柄50の実施形態を
示している。柄50の別の実施形態もまた図19に示さ
れており、これは雄型端部の接合部を有している。図1
9の柄50とかみ合うブレードホルダ20の一つの実施
形態が図20に更に示されており、取り付けられたブレ
ード12の外形が示されている。スリーブ70の別の実
施形態が図21に示されており、図21は、スリーブ7
0の長手方向前方への摺動を停止させるために利用する
ことができる停止タブ80を示している。傾斜が付けら
れた指係合部分78が図示されており、これは、手術外
科医のための指置きとしての使用を容易にするために使
用することができる。
【0016】図22に示された別の実施形態90におい
ては、柄92は、垂直タブ又は突出部96を備えたフラ
ンジ94を有している。ブレードホルダ98は、上方か
らタブ96上を垂直方向下方に摺動するようになされた
内側垂直孔100を有している。図1〜16に関して上
記したように、スリーブ102は、ブレードホルダ98
に固定されている。使用時にはブレードホルダ98は、
垂直タブ96を垂直孔100内に係合し、ブレードホル
ダ98を上方から柄92上へと下方に摺動させることに
よって柄92に取り付けられる。スリーブ102の底部
に設けられた孔104は、突出している垂直タブ96の
ための十分な空隙を提供する。
【0017】図23を参照すると、外科用メス110
は、前方端部にねじ付きのスタッド114を備えた柄1
12を有している。スタッド114は、ブレードホルダ
116の後端に設けられたねじ孔118内にねじ込まれ
る。スタッド114上のねじ及びねじ孔118内のねじ
は、ブレードホルダ116が柄112の前方端から底に
達するときに、ブレードホルダ116が垂直方向に正し
く整合されるように切られているのが有利である。スリ
ーブ119は、ブレードホルダ116の上に横たわって
いる。図22及び23に示された外科用メスの作動及び
設計的特徴は、上記の点を除いて図1〜16の実施形態
と似ている。
【0018】図24に示されているように、代替え的な
柄の実施形態122は、係止ボタン124を有してい
る。図25に示されているように、係止ボタン124
は、柄122内の孔130内に嵌合する肩部126を有
している。柄122の頂部に設けられたプラグ又はセッ
トねじ134は、ばね128を孔130内に保持し、ば
ね128は係止ボタン124を付勢して柄122の底面
から突出させる。図26を参照すると、シールド70が
十分に伸長せしめられてブレード12を覆っており、係
止ボタン124が柄122の底部から突出している。ス
リーブ70は、最初に係止ボタン124を孔130内へ
し押し下げなければ、ブレードを露出させるために後退
することはできない。係止ボタン124が孔130内へ
と押し上げられると、スリーブ70は後退せしめること
ができ、係止ボタンはスリーブの内側下方の壁又は面上
を摺動する。従って、係止ボタン124は、ブレード1
2の偶発的な露出を防止する役目を果たす。係止ボタン
のこの特徴は、上記した外科用メスの実施形態のいずれ
において使用してもよい。
【0019】以上、本発明の好ましい実施形態を図面及
び明細書に示し且つ開示したが、本発明の代替え的な実
施形態は当業者にとって明らかであり、本願は、特許請
求の範囲の幅及び範囲に含まれる実施形態を含むことを
意図している。単一の実施形態に開示された特徴の全て
を含む必要はなく、一つ又は二以上の特徴が含まれても
よい。
【0020】本発明は、多くの異なる形態の実施形態に
よって満足させることができるけれども、以下において
本発明の実施形態を示し且つ説明するが、本開示は、本
発明の例示であると考えられるものであり且つ本発明の
範囲を図示の実施形態に限定することを意図していない
ということは理解されるべきである。本発明の範囲は、
特許請求の範囲及びそれらの等価物によって判断され
る。本開示において、用語”基端”は従事者に近い装置
の部分を示し、用語”末端”は従事者から遠い装置の部
分を示している。
【0021】図27乃至図35を参照すると、本発明の
外科用メス310は、長手方向軸線「A」を形成する長
い柄312と、基端314と、末端316とを備えてい
る。メス310は、ブレードホルダ320を有する柄3
12に取り外し可能に取り付けられたカートリッジ31
8を備えている。柄312は、第一の側部324と、反
対側の第二の側部326とを有する第一の断面積「X」
を有する第一の部分322と、第一の部分322よりも
大きい断面積「Y」を有する第二の部分328と、第二
の部分328よりも大きい断面積「Z」を有する第三の
部分329とを備えている。ブレードホルダ320は、
基端330と、末端332とを備えている。図27を参
照すると、基端330は、柄312の第一の部分322
を解放可能に受け入れ、これにより、カートリッジ31
8を柄312に取り外し可能に取り付ける長い空洞33
4を有している。カートリッジ318はブレード336
を備えており、ブレード336は、カートリッジ318
が柄312に取り付けられたとき、ブレード336が末
端方向外方に突き出るようにブレードホルダ320に固
定状態に取り付けられる。カートリッジ318は、ブレ
ードホルダ320に取り付けられたシールド338を更
に備えている。シールド338は、ブレード336に偶
発的に触れるのを実質的に防止するように配置される末
端位置と、シールド338が柄312の第二の部分32
8及び第三の部分329を実質的に取り巻きブレード3
36が使用のために露出される基端位置との間にて摺動
可能に動くことができる。シールド338は、シールド
338を末端位置及び基端位置に保持する解放可能なラ
ッチ340を備えている。
【0022】柄312の第一の部分322の第一の側部
324及び上記第二の側部326の各々は、少なくとも
1つの外方突起342を備えている。空洞334は、凹
所348を有する対向する側壁344、346を更に備
えており、凹所348は、柄312が長手方向軸線
「A」に対して略直角の方向からブレードホルダの空洞
334内に受け入れられ且つシールド338が末端位置
にあるとき、柄の第一の部分322の外方突起342の
各々に係合可能に配置されている。次に、シールド33
8が末端位置にあるとき、空洞334の側壁344、3
46を外方に撓ませてカートリッジ318を柄から軸方
向に除去し、これにより凹所348を突起342から非
係合状態にすることで、カートリッジ318を柄312
から取り外すことができる。シールド338が基端位置
にあるとき、シールド338が存在することで側壁34
4、346の外方への撓みが実質的に防止され、これに
より、カートリッジを柄の上に保持する。
【0023】更に、外方突起342は、軸線「A」に対
して直角の方向から空洞334内へのカートリッジ31
8の配置を容易にし得る配置及び形状とされることが好
ましい。また、該突起は、カートリッジを空洞から取り
外すための軸線「A」に直角の反対方向の動作に実質的
に抵抗可能な形状とされることが好ましい。このよう
に、軸線「A」に対して直角の方向に向けてカートリッ
ジ318を空洞334から取り外す力は、カートリッジ
を柄の上に配置するのに必要な力よりも大きい。
【0024】シールド338は、ラッチにより基端位置
及び末端位置に選択的に保持されており、該ラッチは、
ブレードホルダの両側部にてブレードホルダ320の末
端332から上記基端330まで伸長する少なくとも1
つ好ましくは2つの溝350を備えている。溝350
は、柄312の第二の部分328内まで続いている。溝
350の各々は、ブレードホルダ320に設けられた末
端ストッパ352と、第二の部分328に設けられた基
端ストッパ354とを備えている。シールド338は、
少なくとも1つ好ましくは2つの内方突起358を有す
る片持ち梁356を備えており、該内方突起は、溝35
0に嵌まる寸法及び配置とされており、シールド338
が末端位置にあるとき末端ストッパ352に係合し、ま
た、シールド338が基端位置にあるとき基端ストッパ
354に係合する。片持ち梁356は、上方に突き出し
ている指押圧面360を有しており、このため、片持ち
梁356を下方に撓ませるのに十分な執刀医の指圧力に
て突起358を一組みのストッパから非係合状態にし、
執刀医が基端位置と末端位置との間にてシールド338
を選択的に動かすことを可能にする。第一の部分322
が空洞334内に嵌まり、カートリッジ318を柄31
2及びラッチ340に取り付け、該ラッチが片持ち梁3
56が撓む迄シールド338を基端位置に保持する状態
を示している図を参照すると、シールド338は、偶発
的に基端位置まで移動する可能性が実質的に解消されて
いる。シールドを基端位置から動かすためには、突起3
58を基端ストッパ354から非係合状態にすべく片持
ち梁356を撓ませることと、その後に、シールドを基
端方向に動かすこととの双方を必要とする。片持ち梁3
56が突起358を基端ストッパ354から非係合状態
にするのに十分に撓んだ場合であっても、柄312が存
在しなければ、シールドを基端方向に動かしてブレード
336を偶発的に露出するためにシールドをブレードホ
ルダ320に対して基端方向に動かすために押し付ける
ものは存在しない。
【0025】溝350は、ブレードホルダ320の末端
332と末端ストッパ352との間の第一の深さ「a」
と、末端ストッパ352と基端ストッパ354との間の
第二の深さ「b」とを有している。第二の深さ「b」は
第一の深さ「a」よりも深く、このため、カートリッジ
318がシールド338の基端337をブレードホルダ
320の末端332に配置し、内方突起358を溝35
0内に配置することによりカートリッジ318が組み立
てられると、シールド338が外方に向けて基端方向に
且つ軸方向に動くに伴い、内方突起358は撓んで、突
起が末端ストッパ352に達し、その結果、突起358
は第二の深さ「b」に達し、最早、撓んでシールド33
8をブレードホルダ320の上に保持することはない。
カートリッジ318が柄312に取り付けられていない
とき、片持ち梁356が撓んでも、突起358が末端ス
トッパから非係合状態になるだけであり、突起が溝35
0の深さ「a」の部分に戻るためには、ある種の工具を
使用することが必要となる。このため、シールドが偶発
的に末端方向に動き、シールドがブレードホルダから外
れ且つブレードが偶発的に露出されることが実質的に防
止される。
【0026】ブレードホルダ320は、カートリッジ3
18が柄312に取り付けられたとき、ブレードホルダ
320の末端332が柄312の第二の部分328まで
伸長する少なくとも1つ好ましくは2つの溝362を更
に備えている。シールド338は、溝362内にて協働
可能に摺動し、これにより、シールド338が基端位置
と末端位置との間で動き易くする寸法及び配置とされた
少なくとも1つ好ましくは2つのレール状部分364を
備えている。
【0027】図35を参照すると、ブレードホルダ32
0は、ブレード336をブレードホルダに取り付けるべ
くブレード336の穴367に嵌まり得る寸法及び形状
とされた外方突起366を有している。ブレード336
は、熱かしめ、接着又はかかる取り付け部を形成するの
に良好であることが公知の任意のその他の形式の取り付
け方法により、ブレードホルダ320に固定状態に取り
付けることができる。本発明の目的は、ブレードホルダ
を実質的に作用不能にしない限りブレード336をブレ
ードホルダから取り外すことができないようにすること
であ。ブレード336は、熱かしめ法によりブレードホ
ルダ320に固定状態に取り付けられ、執刀医が必要と
するブレードの固定状態で且つ実質的に堅固な取り付け
を実現し得るようにすることが好ましい。ブレード33
6は、一般に外科手術に使用される任意の寸法又は形状
のブレードとすることができ、また、かかるブレードに
一般に使用される任意の材料にて形成することができ
る。ブレード336は、ステンレス鋼で製造し且つ鋭利
な切刃となるように研摩することが好ましい。
【0028】ブレードホルダ320は、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスルフォ
ン、ポリアセタール、ポリアミド等のような熱可塑性材
料で形成することができる。シールド338は、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリアセ
タール及びポリアミド等のような熱可塑性材料で形成す
ることができる。特定の用途の場合、シールド338
は、実質的に透明な材料で形成することができる。柄3
12は、機械加工した金属、成形紛体金属、及び熱可塑
性材料又は熱硬化性材料で形成することができる。好適
な用途において、シールド338及びブレードホルダ3
20は、使い捨てのカートリッジ318を形成し得るよ
うに、ポリプロピレン及びポリカーボネートのような熱
可塑性材料で形成し、ステンレス鋼ブレードを備えるも
のとする。柄312は、現在の再使用可能な柄及び取り
外し可能な使い捨ての裸のブレードに慣れたものと同一
の「感覚」及び「重量」を執刀医に提供する、耐久性が
あり且つ再使用可能な装置となり得るように機械加工し
た金属又は成形紛体金属で形成されることが好ましい。
柄312は、ローレット面313として図示した表面処
理部分を有し、執刀医がメスをより確実に把持し得るよ
うにすることが好ましい。粗面化、溝切り、滑り止め格
子状彫刻を施す等を含むその他の表面処理が特定の用途
に好ましく、また、これらは本発明の範囲に属するもの
と考えられる。
【0029】好ましくは、ブレード336が保護される
末端位置にシールド338があるカートリッジ318を
図28に仮想線で示したパッケージ370内に配置し、
該パッケージは微生物の透過に実質的に抵抗性のある材
料で形成されるようにし、また、パッケージ370は密
封する。
【0030】次に、密封したパッケージ370は、パッ
ケージ内の全ての微生物を実質的に生存不能にする状態
に露呈させることが好ましい。この場合、パッケージに
入れたカートリッジは、再使用可能な柄を装填すべくパ
ッケージを開ける迄、「滅菌」状態にあるとみなすこと
ができる。カートリッジを装填する前に、執刀医が柄の
洗浄及び滅菌処理を行うことが好ましい。パッケージ3
70を形成するのに適した材料は、限定的ではないが、
紙、スパンボンデッドのポリオレフィン等のような不織
材、重合膜、金属箔又はこれら材料の複合体を含む。パ
ッケージ370内の微生物を生存不能にするのに適した
技術は、限定的ではないが、酸化エチレン、過酸化水素
ガス等のような化学剤、Co60からのガンマ放射線のよ
うな電離放射線、電子ビーム放射線、乾燥加熱及び蒸気
滅菌法を施すことを含む。メス310及びパッケージ3
70を形成する材料を選択するとき、滅菌処理方法に対
する特定の材料の許容度を考慮する必要がある。
【0031】メス310を使用する方法は、カートリッ
ジ318の基端319を露出させるべくパッケージ37
0を開けることを含む。次に、柄312をカートリッジ
に取り付け且つパッケージから除去する。個々の執刀医
又は病院の使用プロトコルの選択に対応して、パッケー
ジ370から取り外すときシールド338が末端位置に
ある状態でメス310を執刀医に渡すことができる。執
刀医は、メス310を受け取ると、押圧面360に指の
押圧力を加えて、突起358を末端ストッパ352から
非係合状態にし、シールド338を基端位置まで引い
て、所望の手術を行い得るようにブレード336を露出
させる。執刀医が手術を終えたならば、執刀医は押圧面
360に指圧力を加えて突起358を基端ストッパ35
4から非係合状態にし、シールド338を末端位置に戻
して、ブレード336が偶発的に露出しないように保護
された状態でメス310を補助者に手渡す。シールド3
38が末端位置にあるとき、補助者はカートリッジ31
8を柄312から取り外し、病院のプロトコルに従っ
て、そのカートリッジを処分することができる。次に、
柄312を洗浄し且つ病院のプロトコルに従って滅菌処
理し、更に使用するため戻すことができる。
【0032】特定の用途の1つの代替例は、柄312を
ブレードホルダ320と同様の材料で形成し、カートリ
ッジ318を柄312に取り付け、所望の手術を行い、
次に、その手術が終わった後、メス310の全体を処分
することである。
【0033】次に、図36乃至図55を参照すると、本
発明のメス410のより好適な実施の形態は、基端41
4及び末端416を有し、長手方向軸線「A」を画成す
る長い柄412を備えている。メス410は、柄412
に取り外し可能に取り付けられたカートリッジ418を
更に備えている。カートリッジ418は、基端422及
び末端424を有するブレードホルダ420を備えてお
り、ブレード426が固定状態に取り付けられ、ブレー
ド426は、カートリッジ418を柄412に取り付け
たとき、末端方向外方に突き出すように配置されてい
る。カートリッジ418はシールド430を備えてい
る。ブレード426に偶発的に触れるのをシールド43
0が実質的に防止する図39に最も良く示した末端位置
と、シールド430が柄412の一部分を取り巻きブレ
ード426が使用のために露出されている図40に最も
良く示した基端位置との間を動き得るように、シールド
はブレードホルダ420に解放可能に且つ摺動可能に取
り付けられている。カートリッジ418は柄412に解
放可能に取り付けることができる。更に、カートリッジ
418を柄412に取り付けない限り、シールド430
はブレードホルダ420に対して実質的に動くことがで
きない。
【0034】シールド430は、シールドの上面435
から上方に突き出す指作用部分434を有する片持ち梁
432を備えている。カートリッジ418が柄412に
取り付けられたとき、執刀医は片持ち梁432を下方に
撓ませ且つシールド430を基端位置と末端位置との間
にて動き得るように解放するのに十分な指圧力を指作用
部分434に加えることができる。メス410は、メス
の一方の側面に、ブレードホルダ420上の末端端部4
38から柄412上の基端端部440まで伸長する溝4
36を有している。メス410は、第一の側部437、
第二の側部439の各々に溝436を有しており、溝の
各々は、ブレードホルダ420における末端端部438
と、柄412における基端端部440とを備えることが
好ましい。片持ち梁432は、溝436の各々に係合す
るように配置された少なくとも1つのボス442好まし
くは2つのボス442を更に備えている。溝436の各
端部は、シールド430が基端位置又は末端位置の何れ
かに配置されたとき、ボス442に係合するように配置
された上方拡張部である。ボス442が端部に係合した
とき、シールド430の動きは実質的に防止される。執
刀医が片持ち梁432を撓ませるべく、指作用部分43
4に十分な下方への力を加えると、ボス442は最早、
端部の上方拡張部と係合せず、これにより、執刀医が所
望に応じて基端位置と末端位置との間にて選択的にシー
ルド430を動かすことが可能となる。ボス442は、
両位置の間を移動する間シールド430を安定化させる
べく溝436内を移動し、一端に達したとき、ボス44
2は、執刀医に対して感知可能な「スナップ止め」効果
を提供する働きをすることが好ましい。その際に、ボス
が拡張部に係合し且つ片持ち梁432が休止状態に戻っ
て、シールドの所望の移動が完了したことを執刀医が認
識するのに役立つ。
【0035】カートリッジ418は、図38に仮想線で
示したパッケージ446に入れて密封した状態にて供給
されることが好ましい。該パッケージは、微生物の透過
に実質的に抵抗性のある材料で形成され且つパッケージ
446内の全ての微生物を略生存不能にする状態に露呈
される。パッケージ446を形成するのに適した材料
は、限定的ではないが、紙、重合体の膜、不織材、金属
箔又はこれら材料の複合体を含む。微生物を生存不能に
するのに適した状態は、限定的ではないが、酸化エチレ
ン及び過酸化水素ガスのような化学剤、ガンマ線のよう
な電離放射線、電子ビーム、紫外線等で処理することを
含む。
【0036】カートリッジ418は、別個に供給され且
つブレード426を備えている。該ブレードは、切断す
るための鋭利な切刃となるように形成するのに適したス
テンレス鋼、炭素鋼又はセラミックのような材料で形成
されることが好ましい。カートリッジ418を柄412
に完全に適正に取り付け、メスを取り扱う執刀医がシー
ルドを直観的に動かさない限り、シールド430はブレ
ードホルダ420に対して実質的に動くことはできな
い。このように、カートリッジを柄に組み付ける間、手
術の準備のため取り扱う間、又は手術後若しくは柄から
除去した後、カートリッジを洗浄し且つ処分する間に、
執刀医及び補助者は、ブレードに偶発的に触れることが
ないように実質的に保護される。
【0037】シールド430は、図38、図39、図4
3、図44に最も良く示すように、ブレードホルダ42
0内の座454に係合するように配置された内方に突き
出す突起452を備えた撓み可能なタブ450を備える
ことが好ましい。座454は、図37、図45、図50
に最も良く示してある。カートリッジ418を最初に組
み立てる際に、穴456を有する好適なブレード426
は、穴456を突出部458の外側に取り付け、ブレー
ド426がブレードホルダ420に対して実質的に堅固
となるようにすることにより、ブレードホルダ420の
外方突出部458に固定状態に取り付けられる。ブレー
ド426をブレードホルダ420に適宜に固定状態に取
り付けることは、突起を穴の上に熱かしめすること、接
着剤を使用する等により行われる。シールド430は、
基端460と、末端462とを有している。組立は、次
に、シールドの基端460をブレードホルダの末端42
4と略軸方向に整合させることと、シールドをブレード
ホルダの基端方向に進め、図36に図示するカートリッ
ジを形成することとを含む。図49、図50、図51、
図52に最も良く図示するように、溝436は、ブレー
ドホルダの末端端部438の第一の深さ「a」と、ブレ
ードホルダの末端部438と末端424との間の第二の
深さ「b」とを有している。第二の深さ「b」は、第一
の深さ「a」よりも浅く、このため、深さ「a」、
「b」が交差する点にて肩部464を形成する。シール
ド430がブレードホルダ420へと基端方向に進めら
れると、ボス442は第二の深さ「b」にて溝436に
係合し且つ撓む。シールド430がブレードホルダへと
更に基端方向に進められると、ボス442は末端端部4
38にてより深い第一の深さ「a」に係合し、肩部46
4により第二の深さ「b」に戻るのが実質的に防止され
る。これにより、シールド430がブレードホルダ42
0に対して末端方向に動くことが実質的に防止される。
内方に突き出す突起452を有するタブ450は、ボス
442が末端端部438にあるとき、ブレードホルダ4
20内で座454に係合する位置に配置され、これによ
り、カートリッジ418が柄412に取り付けられる
迄、シールド430がブレードホルダ420に対し更に
動くことを実質的に防止する。
【0038】カートリッジ418を柄412に取り付け
ている間は、執刀医が指作用面434に十分な圧力を意
図せずに加えて片持ち梁432を撓ませる場合であって
も、シールド430がブレードホルダ420に対して動
くことが実質的に防止されることが好ましい。柄412
の基端414は、片持ち梁432が下方に撓まされてカ
ートリッジ418が柄412上を基端方向に進められる
ときに、ボス442の少なくとも1つに係合するように
配置されていることが好ましい。更に、好適な柄412
は、カートリッジ418が柄412まで部分的に適正に
前進した後に執刀医が指作用面434に偶発的に圧力を
加えたとした場合に、間違い用ストッパとして機能し且
つボス442の少なくとも1つに係合してカートリッジ
418が柄412上を更に前進するのを実質的に防止す
るための凹所466を柄412の上面467に配置して
いる。
【0039】カートリッジ418が柄412に完全に着
座したならば、面取り加工面470を有する柄412の
末端尖端部478がタブ450に係合し、内方に突き出
した突起452をブレードホルダ420の座454から
非係合状態にさせ、この結果、執刀医が指作用面434
に十分な圧力を意図的に付与して片持ち梁432を下方
に撓ませるとき、シールド430がブレードホルダ42
0から移動することを可能にする。末端尖端部478は
一側部にてリブ439により補強されていることが好ま
しい。
【0040】カートリッジ418は、柄412の下方突
起480を可撓性の梁部分484の空所482と係合さ
せることにより、柄412に解放可能に取り付けられ
る。該可撓性の梁部分は、図36、図37、図41、図
42、図44に最も良く図示するように、ブレードホル
ダ420から基端方向に突き出している。カートリッジ
418を柄412から取り外すためには、カートリッジ
418を柄412から末端方向に進める。シールド43
0はブレードホルダ420を実質的に取り巻き且つ図3
9に最も良く図示するように、シールド430が末端位
置にあるとき、ブレード420に偶発的に触れるのを実
質的に防止する。シールド430が、図40に最も良く
示す基端位置にあるとき、ブレード426は使用のため
に露出され、ボス442は基端端部440内に配置され
ており、シールド430が柄412の少なくとも一部を
取り巻いている。シールド430は、基端位置にあると
き、柄の少なくとも一部分を実質的に取り巻くため、こ
のシールドにより、梁484は下方に撓んで突起480
を空所482から解放することが実質的に防止され、こ
れにより、ブレードが露出されたとき、カートリッジ4
18が柄412から外れるのを実質的に防止する。更
に、執刀医がシールドを末端位置まで動かすべく末端方
向への力を偶発的に加えた場合に、基端端部440にボ
ス442が存在することにより、シールド430が末端
位置まで動くことが実質的に防止される。シールド43
0を末端位置まで動かすためには、執刀医は片持ち梁4
32を下方に撓ませ且つボス442を基端端部440か
ら解放させ得るように、指作用面434に十分な力を加
えなければならない。シールド430が基端位置から解
放された後であるが、シールド430が末端位置に完全
に着座し且つブレード426が偶発的に接触しないよう
に実質的に保護される前に、執刀医がシールド430を
把持してカートリッジ418を柄412から取り外そう
とする場合にブレード426に偶発的に接触するのを実
質的に防止し得るように、シールド430は、シールド
が末端方向に進められる迄、空所482が突起480か
ら非係合状態となるのを実質的に防止する。次に、柄4
12をカートリッジ418から分離させると、尖端部4
78はタブ450から非係合状態とされ、これにより、
突起452がシート454に係合し且つシールド430
がブレードホルダ420に対して動くのが実質的に防止
される。
【0041】シールド430は、内方に突き出すレール
状部分486を備えることが好ましい。このレール状部
分は、ブレードホルダ420及び柄412の両側部にて
共役孔488に摺動可能に係合し、基端位置と末端位置
との間にて動く間に、シールド430を安定させ、執刀
医が手にするメス410の全体的な堅固さ及び感覚を向
上させ得るように配置されている。
【0042】ブレードホルダ420は、重合系樹脂又は
金属材料のような材料で形成することができる。ブレー
ドホルダ420は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リカーボネート、ポリスルフォン、ポリアセタール、ポ
リアミド等のような熱可塑性材料で形成することが好ま
しい。シールド430は、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリアミド等
のような熱可塑性材料で形成することができる。特定の
用途の場合、シールド430を形成するために選択され
る材料は、略透明にすることができる。柄412は、ポ
リエチレン、ポリカーボネート、ポリスルフォン、ポリ
プロピレン、ポリアセタール、ポリアミド等のような熱
可塑性材料で形成することができる。柄412は、成形
した紛体金属又は機械加工した金属のような金属材料で
形成されることが好ましい。材料は、殆どの滅菌方法に
適合可能なものとし、また、材料の選択は、使い捨ての
裸のブレードを取り付け且つ取り外すことを目的とす
る、現在の再使用可能な装置又は再使用可能な柄装置と
同様の「感覚」及び「バランス」を有するメスを執刀医
に提供するメス410の持つ実質的に堅固な構造体を提
供し得るように決定することが好ましい。
【0043】通常の使用時、執刀医はパッケージ446
内に密封された状態にてカートリッジ418を受け取る
ことになる。メス410を組み立てる方法は、カートリ
ッジ418を露出させるべくパッケージ446を開ける
ことと、ブレードホルダの基端422が柄412の末端
と略軸方向に整合するようにカートリッジを配置するこ
ととを含む。次に、執刀医は完全に着座する迄、カート
リッジを柄まで基端方向に進める。この時点にて、執刀
医が指作用面に指圧力を加えて、片持ち梁を下方に撓ま
せ且つシールドを解放して、末端位置から基端位置まで
動かし、使用のためブレードを露出させることができ
る。ブレードを使用し終わった後、執刀医は指の圧力で
シールドを基端位置から解放し、シールド430を末端
位置まで動かす。次に、執刀医はシールドを把持し、末
端方向への力を加えて、カートリッジを柄から取り外し
て、病院の処分プロトコルに従って処分する。
【0044】本発明のメスは、偶発的に露出される可能
性のない遮蔽したブレードを執刀医及び補助作業者に提
供する一方にて、執刀医に対し、従来の再使用可能なメ
スの持つ「感覚」及び「重量」を更に提供するものであ
る。取り外し可能なカートリッジは、滅菌処理した鋭利
なブレードを手術の際に使用することを可能にし、ま
た、手術の準備の間及び手術後の双方の時点にてブレー
ドが偶発的に露出されないように保護することを実質的
に可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のメスの好ましい実施形態の分
解側面図である。
【図2】図2は、ブレードホルダの上面図である。
【図3】図3は、好ましい実施形態におけるフックの位
置を示し且つ取り付け孔の部分断面を示している側面図
である。
【図4】図4は、フックと取り付け孔とを示しているブ
レードホルダの後方端面図である。
【図5】図5は、前方端面図である。
【図6】図6は、図1に示した柄の上面図である。
【図7】図7は、溝及び雄型の端部取り付けフランジを
示す柄の側面図である。
【図8】図8は、図7の線3c−3cに沿った断面図で
ある。
【図9】図9は、柄の前方端面図である。
【図10】図10は、スリーブの上面図である。
【図11】図11は、スリーブの側面図である。
【図12】図12は、図11の線4c−4cに沿った断
面図である。
【図13】図13は、弓状を示すスリーブの前方端面図
である。
【図14】図14は、スリーブが伸長された位置にある
組み立てられたメスの側面図である。
【図15】図15は、スリーブが後退位置にある組み立
てられたメスの側面図である。
【図16】図16は、スリーブを取り外した状態の側面
図である。
【図17】図17は、ブレードが取り付けられたブレー
ドホルダの別の実施形態の斜視図である。
【図18】図18は、柄の別の実施形態の斜視図であ
る。
【図19】図19は、柄の第2の別の実施形態の斜視図
である。
【図20】図20は、メス端部接続部を有するブレード
ホルダの別の実施形態の斜視図である。
【図21】図21は、スリーブの別の実施形態の斜視図
である。
【図22】図22は、垂直孔及びタブを使用している柄
にブレードホルダが取り付けられている別の実施形態の
斜視図である。
【図23】図23は、ブレードホルダが柄にねじ止めさ
れる別の実施形態の分解斜視図である。
【図24】図24は、シールドをブレードを覆う位置に
係止するためのボタンを有する別の柄の実施形態の部分
断面斜視図である。
【図25】図25は、図24の係止ボタンの拡大断面図
である。
【図26】図26は、図25のボタンがシールドを伸長
位置に係止している状態の側面図である。
【図27】本発明のメスの別の実施の形態の分解斜視図
である。
【図28】図27のメスのカートリッジ部分の概略図的
な斜視図である。
【図29】本発明のメスを形成すべく柄に取り付けられ
るカートリッジの部分斜視図である。
【図30】シールドが末端位置にある本発明のメスの斜
視図である。
【図31】シールドが基端位置にある本発明のメスの斜
視図である。
【図32】カートリッジが柄から部分的に取り外された
本発明のメスの斜視図である。
【図33】カートリッジが柄から部分的に取り外された
図32と同様の本発明のメスの側面図である。
【図34】カートリッジを柄から取り外す状態を示す部
分分解斜視図である。
【図35】本発明のブレードホルダの斜視図である。
【図36】本発明のメスの1つの好適な実施の形態の分
解斜視図である。
【図37】図36のメスの一部分の分解斜視図である。
【図38】組み立てる前の図36のメスの斜視図であ
る。
【図39】シールドがブレードに偶発的に露出されるの
を実質的に防止する、組み立てられたときの図36のメ
スの斜視図である。
【図40】ブレードが使用のために露出した図39と同
様の図36のメスの斜視図である。
【図41】図36のメスの一部分の概略図的な側面図で
ある。
【図42】図36のメスの別の部分の概略図的な側面図
である。
【図43】図39の線32−32に沿った図36のメス
の概略図的な部分横断面図である。
【図44】図36のメスの一部分の概略図的な側面図で
ある。
【図45】図36のメスの一部分の概略図的な側面図で
ある。
【図46】図36のメスの柄の末端部分の一側部におけ
る一部分の側面図である。
【図47】図36のメスの柄における末端部分の反対側
側部を示す図46と同様の側面図である。
【図48】図36のメスの柄の末端面図である。
【図49】図36のメスのブレードホルダの一側部の側
面図である。
【図50】図36のメスのブレードホルダの反対側側部
を示す、図49と同様の側面図である。
【図51】図36のメスのブレードホルダの末端面図で
ある。
【図52】図36のメスのブレードホルダの基端面図で
ある。
【図53】図36の線36A−36Aに沿ったメスのシ
ールドの断面図である。
【図54】図36の線36B−36Bに沿ったメスのシ
ールドの断面図である。
【図55】図36のメスのシールドの基端の端面図であ
る。
【符号の説明】
10,310,410 外科用メス 12,336,426 ブレード 20,320,420 ブレードホルダ 70 スリーブ 50,312,412 柄 338,430 シールド
フロントページの続き (71)出願人 595117091 1 BECTON DRIVE, FRA NKLIN LAKES, NEW JE RSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ポール・ディセサー アメリカ合衆国コネチカット州,ノーウォ ーク,ナイト・ストリート 16 (72)発明者 マイケル・ジェイ・カーター アメリカ合衆国ニュージャージー州,モン マウス・ジャンクション,ローレル・コー ト 7008 (72)発明者 ジョン・ディー・スウェンソン アメリカ合衆国ニュージャージー州,ウェ イン,ロックレッジ・テラス 21 (72)発明者 アン・シー・エッカート アメリカ合衆国ペンシルバニア州,イース トン,ハーミティージ・アベニュー 2902 (72)発明者 ノエル・ガリビアン アメリカ合衆国カリフォルニア州,グレン デイル,サンシャイン・ドライブ 1501 (72)発明者 クレイグ・ディー・ニューマン アメリカ合衆国ニュージャージー州,モン トベイル,ウッドランド・ロード 132

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外科用メスにおいて、 長手方向軸線を画成し且つ基端及び末端を有する長い柄
    と、 基端及び末端を有するブレードホルダを備えて、前記柄
    に取り外し可能に取り付けられたカートリッジと、 該カートリッジが前記柄に取り付けられたとき、前記ブ
    レードが末端方向外方に突き出すように前記ブレードホ
    ルダに固定状態に取り付けられたブレードと、を備え、 前記カートリッジが、前記ブレードホルダに摺動可能に
    取り付けられたシールドを備え、該シールドが、前記ブ
    レードに偶発的に触れるのを実質的に防止する末端位置
    と、前記柄の一部分を実質的に取り巻き且つ前記ブレー
    ドが使用のために露出される基端位置と、の間にて摺動
    可能に動くことができ、 前記カートリッジは、更に、当該カートリッジを前記柄
    に解放可能に取り付け且つ前記カートリッジが前記柄に
    取り付けられない限り前記シールドが前記ブレードホル
    ダに対して移動するのを実質的に防止するための手段を
    備える、外科用メス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の外科用メスにおいて、 前記末端位置から前記基端位置への前記シールドの前記
    移動を防止する前記手段が、前記シールドに設けられた
    片持ち梁を備え、該片持ち梁が、前記シールドの上面か
    ら上方に突き出す指作用部分を備える、外科用メス。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の外科用メスにおいて、 前記ブレードホルダに対する前記シールドの前記移動を
    防止する前記手段が、前記シールドが前記末端位置から
    前記基端位置まで動くのを防止する手段を備え、前記ブ
    レードホルダと前記柄とは、該柄が前記ブレードホルダ
    に設けられた末端端部と該柄に設けられた基端端部とを
    有する少なくとも1つの溝を有し、前記溝は、前記ブレ
    ードホルダから前記柄の少なくとも末端部分まで基端方
    向に伸長しており、前記少なくとも1つの溝は、前記末
    端端部に設けられた上方拡張部と、前記基端端部に設け
    られた上方拡張部とを有する、外科用メス。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の外科用メスにおいて、 前記末端位置と前記基端位置との間の前記シールドの移
    動を防止する前記手段が、前記溝に係合するように、シ
    ールドの片持ち梁に配置された少なくとも1つの内方に
    突き出したボスを更に備え、前記シールドが前記末端位
    置にあるとき、該ボスが前記末端端部内に突き出してお
    り、前記シールドが前記基端位置にあるとき、前記ボス
    が前記基端端部内に突き出しており、これにより、前記
    シールドの片持ち梁が下方に撓まない限り、前記シール
    ドは、通常、ラッチ止めされており、これにより、前記
    基端位置と前記末端位置との間における前記シールドの
    摺動可能な移動を実質的に防止する、外科用メス。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の外科用メスにおいて、 前記シールドの片持ち梁を下方に撓ませるのに十分な前
    記指作用部分に加えられた執刀医の下方への指圧力によ
    って、前記溝の端部に設けられた前記拡張部の何れかか
    ら前記ボスを前記溝内に移動させ、これにより、前記基
    端位置と前記末端位置との間における前記シールドの移
    動を許容するようにした、外科用メス。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のメスにおいて、 前記末端位置と前記基端位置との間における前記シール
    ドの前記移動を防止する前記手段が、前記ブレードホル
    ダ及び前記柄の第一の側部に設けられた第一の溝と、前
    記ブレードホルダ及び前記柄の第二の側部に設けられた
    第二の溝とを更に備え、前記片持ち梁が、前記第一の溝
    と相互作用するように配置された第一のボスと、前記第
    二の溝と相互作用するように配置された第二のボスとを
    更に備える、メス。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載のメスにおいて、 前記片持ち梁が下方に撓んだときに前記カートリッジが
    前記柄に取り付けられるのを実質的に防止し、これによ
    り、前記カートリッジを前記柄に取り付けている間に前
    記ブレードが偶発的に露出されるのを実質的に防止する
    手段、を更に備える、メス。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のメスにおいて、 前記シールドの片持ち梁が下方に撓んだときに前記カー
    トリッジが前記柄に取り付けられるのを実質的に防止す
    る前記手段が、前記柄の末端であって、 前記シールド片持ち梁が下方に撓み且つ前記カートリッ
    ジが前記柄に取り付けられときに該片持ち梁に設けられ
    た前記少なくとも1つのボスと係合するように配置さ
    れ、これにより、前記カートリッジが前記柄に取り付け
    られるのを実質的に防止する、前記柄の末端を含むメ
    ス。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載のメスにおいて、 前記カートリッジが前記柄の上に取り付けられる際にお
    いて、前記カートリッジが部分的に適正に前記柄に取り
    付けられ且つ前記片持ち梁が下方に撓まされたときに、
    前記シールドが前記ブレードホルダに対して移動するの
    を実質的に防止する手段、を更に備えるメス。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のメスにおいて、 前記カートリッジが部分的に適正に取り付けられ且つ前
    記片持ち梁が下方に撓まされたときに前記シールドの移
    動を実質的に防止する前記手段が、前記柄上の前記溝の
    末端側に配置された凹所であって、間違い用ストッパと
    して機能し且つ前記片持ち梁が下方に撓まされたときに
    前記片持ち梁の前記ボスに係合して、前記カートリッジ
    が前記柄に完全に取り付けられる前に前記シールドが基
    端方向に移動するのを実質的に防止し、これにより、前
    記片持ち梁の前記下方への撓みが停止する迄、前記カー
    トリッジが前記柄に完全に取り付けられるのを防止し且
    つ前記シールドが前記末端位置から前記基端位置まで移
    動するのを阻止する凹所、を含むメス。
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