JPH11318109A - 四輪駆動型の農用トラクタ - Google Patents

四輪駆動型の農用トラクタ

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JPH11318109A
JPH11318109A JP11804699A JP11804699A JPH11318109A JP H11318109 A JPH11318109 A JP H11318109A JP 11804699 A JP11804699 A JP 11804699A JP 11804699 A JP11804699 A JP 11804699A JP H11318109 A JPH11318109 A JP H11318109A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体の後部に対地作業装置を昇降操作自在に
連結した四輪駆動型の農用トラクタにおいて、旋回時に
前輪が後輪よりも高速で駆動される増速状態に切換操作
される前輪変速装置を装備した場合、畦際での旋回時の
操作性を向上させる。 【解決手段】 畦際での旋回時に前輪変速装置が標準状
態から増速状態に切換操作されると、これに連動して対
地作業装置56用のアクチュエータ57を上昇側に自動
的に作動させる自動上昇手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体の後部にロータリ
耕耘装置等の対地作業装置を昇降操作自在に連結した四
輪駆動型の農用トラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような農用トラクタにおいて、機
体の後部にロータリ耕耘装置(対地作業装置に相当)を
連結して圃場の耕耘作業を行う場合には、機体が畦際に
達すると昇降レバー等を操作してロータリ耕耘装置を上
昇操作し、操縦ハンドルを操作して機体を180°旋回
させ、昇降レバー等を操作しロータリ耕耘装置を再び下
降操作して耕耘作業を行うような操作を行っている。そ
して、前輪と後輪とが略同じ速度で駆動される標準状
態、及び前輪が後輪よりも高速で駆動される増速状態に
切換操作自在な前輪変速装置を備えて、前輪が右又は左
に設定角度以上に操向操作されると、前輪変速装置が標
準状態から増速状態に切換操作されるように構成して、
前輪の増速作用により畦際で円滑に小回り旋回が行える
ように構成した農用トラクタがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような農用トラ
クタでは圃場での作業時に機体が畦際に達すると、作業
者は昇降レバー等による対地作業装置の上昇操作を行
い、操縦ハンドルによる機体の旋回操作を行うと言うよ
うに、2つの操作を行わなければならないので、操作性
の面で改善の余地がある。本発明は前述のような農用ト
ラクタにおいて前輪変速装置を装備した場合、この前輪
変速装置を有効に利用して旋回時の操作性を向上させる
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな四輪駆動型の農用トラクタにおいて、次のように構
成することにある。つまり、 [1]前輪と後輪とが略同じ速度で駆動される標準状
態、及び前輪が後輪よりも高速で駆動される増速状態に
切換操作自在な前輪変速装置を備えて、前輪が直進位置
を中心とした左右の設定角度内に操向操作されている
と、前輪変速装置が標準状態に操作され、前輪が右又は
左に設定角度以上に操向操作されると、前輪変速装置が
標準状態から増速状態に切換操作されるように前輪と前
輪変速装置とを連係し、機体の後部に連結される対地作
業装置を昇降操作するアクチュエータを備えると共に、
前輪変速装置が標準状態から増速状態に切換操作される
と、これに連動してアクチュエータを上昇側に自動的に
作動させる自動上昇手段を備えてある。
【0005】[2]前項[1]の構成において、自動上
昇手段によって上昇側に作動したアクチュエータを、人
為的に操作される操作具からの操作信号に基づいて下降
側に作動させる下降操作手段を備えてある。 [3]前項[1]又は[2]の構成において、人為的に
操作される操作具からの操作信号に基づいて、自動上昇
手段を作動状態と作動停止状態とに選択切換操作可能な
切換手段を備えてある。 [4]前項[3]の構成において、エンジンの停止操作
に連動して切換手段を作動停止状態側に切換操作する牽
制手段を備えてある。
【0006】
【作用】[I]前項[1]のように構成すると、作業者
が操縦ハンドルを操作して前輪を右又は左に設定角度以
上に操向操作して機体を旋回させ始めると、前輪変速装
置が標準状態から増速状態に切換操作されて機体が小回
り旋回を開始すると同時に、下降操作されている対地作
業装置が自動的に上昇操作される。これにより、作業者
は操縦ハンドルによる前輪の操向操作を行うだけでよ
く、昇降レバー等を操作して対地作業装置を上昇操作す
る必要がない。
【0007】前項[1]のように構成すると、機体が直
進状態からある程度旋回してから(前輪が設定角度以上
に操向操作されてから)、対地作業装置が上昇操作され
ることになる。しかし、対地作業装置の一例であるロー
タリ耕耘装置により未耕耘の圃場を最初に耕耘する荒起
こし時には、畦際で旋回しながら耕耘を行う場合が多く
あるので、ロータリ耕耘装置の上昇操作が遅れたとして
も特に支障はない。
【0008】[II]前項[2]のように構成すると、
前項[1]の構成の場合と同様に前項[I]に記載の
「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作
用」を備えている。旋回が終了して機体が直進状態に戻
って作業を再開できる状態となっても、上昇操作されて
いる対地作業装置は、自動的には下降操作されない。こ
の場合、機体が直進状態に戻ると、作業者は操作具(昇
降レバーや昇降スイッチ等)を操作することによって、
対地作業装置を下降操作することができる。
【0009】[III]前項[3]のように構成する
と、前項[1]又は[2]の構成の場合と同様に前項
[I]又は[II]に記載の「作用」を備えており、こ
れに加えて以下のような「作用」を備えている。対地作
業装置の種類によっては地面に接地した状態で機体を旋
回させると支障の生じるものや、全く上昇させずに接地
した状態のままで機体を旋回させても良いようなものが
ある。
【0010】そこで、前項[3]のように構成すると前
述のような対地作業装置の場合に、作業者は操作具を操
作して作動停止状態を選択すればよい。これにより、地
面に接地した状態で機体を旋回させると支障の生じる対
地作業装置の場合には、操縦ハンドルにより前輪を操向
操作する前に、昇降レバー等によって対地作業装置を上
昇操作してから機体を旋回させればよく、全く上昇させ
ずに接地した状態のままで機体を旋回させても良い対地
作業装置の場合には、そのまま対地作業装置を上昇操作
させずに機体を旋回させればよい。
【0011】[IV]前項[4]のように構成すると、
前項[3]の構成の場合と同様に前項[III]に記載
の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。前項[4]のように構成する
と、作業者が農用トラクタのエンジンを一度停止させて
しまうと、自動上昇手段が作動停止状態に切換操作され
るのであり、次にエンジンを始動した際には常に、自動
上昇手段が作動停止状態となっている。これにより、エ
ンジンの始動後に前項[3]の操作具を作業者が意識し
て操作しない限り、旋回時に対地作業装置が自動的に上
昇操作される作動状態は設定されないことになる。
【0012】
【発明の効果】請求項1のように構成すると、作業者が
操縦ハンドルを操作して機体を旋回させ始めると、前輪
変速装置が標準状態から増速状態に切換操作されて機体
が小回り旋回を開始すると同時に、対地作業装置が自動
的に上昇操作されるので、このときに作業者が昇降レバ
ー等を操作して対地作業装置を上昇操作する必要がなく
なり、旋回時の操作性を向上させることができた。
【0013】請求項2のように構成すると、請求項1の
ように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の
効果」を備えている。そして、請求項2のように構成す
ると対地作業装置の下降操作は、作業者が作業を再開で
きる状態を確認して操作具を操作しない限り行われない
ので、旋回が終了して機体が直進状態に戻ってもまだ作
業を再開できる状態となっていないのに、対地作業装置
が自動的に下降操作されて作業に支障を来してしまうよ
うなことがない。
【0014】請求項3のように構成すると、請求項1又
は2のように構成した場合と同様に前述の請求項1又は
2の「発明の効果」を備えている。そして、請求項3の
ように構成すると、対地作業装置の種類や作業状態に応
じて自動上昇手段を作動状態及び作動停止状態に設定で
きるので、農用トラクタの作業性を向上させることがで
きる。
【0015】請求項4のように構成すると、請求項3の
ように構成した場合と同様に前述の請求項3の「発明の
効果」を備えている。そして、請求項4のように構成す
ると、エンジンの始動後に作業者が操作具を意識して操
作しない限り、旋回時に対地作業装置が自動的に上昇操
作される作動状態は設定されないので、作業者は作動停
止状態となっていると思っていても実際には作業状態が
設定されていると言うような、作業者の勘違いを少なく
することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 [1]図10に示すように前輪1及び後輪2で支持され
た機体の前部にエンジン3、機体の後部にミッションケ
ース4を搭載して、四輪駆動型の農用トラクタを構成し
ている。ミッションケース4の後部の一本のトップリン
ク53及び2本のロアリンク55により、ロータリ耕耘
装置56(対地作業装置に相当)が昇降自在に連結され
ている。ミッションケース4の上部に左右一対のリフト
アーム58が揺動自在に支持され、リフトアーム58と
ロアリンク55とがリフトロッド59によって連結され
ており、リフトアーム58を上下に揺動操作する油圧シ
リンダ57(アクチュエータに相当)がミッションケー
ス4に備えられている。
【0017】図2に示すように、エンジン3からの動力
はミッションケース4内の走行用の主変速装置(図示せ
ず)、第1副変速装置(図示せず)及び第2副変速装置
(図示せず)に伝達され変速操作されて、後輪デフ機構
5から左右の後輪2に伝達され、後輪デフ機構5から分
岐した動力が、前輪変速装置7から前輪伝動軸8及び前
輪デフ機構6を介して左右の前輪1に伝達される。
【0018】[2]次に、前輪変速装置7について説明
する。図9に示すように、後輪デフ機構5の直前から分
岐した動力が伝動ギヤ16から第1標準ギヤ12に伝達
され、この第1標準ギヤ12及び伝動軸11を介して第
1増速ギヤ13に伝達される。前輪1への前輪伝動軸8
に第2標準ギヤ9及び第2増速ギヤ10が相対回転自在
に外嵌されており、第1及び第2標準ギヤ12,9、第
1及び第2増速ギヤ13,10の各々が咬合している。
【0019】前輪伝動軸8にスプライン構造にてスライ
ド自在にシフト部材14が外嵌されており、このシフト
部材14を第2標準ギヤ9に咬合させると、前輪1が後
輪2と略同じ速度で駆動される標準状態で動力が伝達さ
れる。逆に、第2増速ギヤ10と前輪伝動軸8との間に
構成された摩擦クラッチ15を、シフト部材14により
押圧入り操作すると、前輪1が後輪2よりも高速で駆動
される増速状態で動力が伝達される。
【0020】次に、前輪変速装置7のシフト部材14の
操作系の構造について説明する。図9に示すように、シ
フト部材14用のシフトフォーク17が、軸芯方向に摺
動自在な操作軸18に融通用のバネ19を介して外嵌さ
れ、バネ19よりも付勢力の弱いバネ20により、シフ
トフォーク17が第2標準ギヤ9との咬合側(標準状態
側)に付勢されている。図2及び図3に示すように、パ
ワーステアリング機構21に前輪1の操向操作用のピッ
トマンアーム22が支持されて、ピットマンアーム22
にカム板23が固定されており、機体固定部の縦軸芯P
1周りに揺動自在に支持されたカムアーム24のピン2
4aが、カム板23のカム孔23aに係入されている。
そして、ワイヤ25がカムアーム24の先端と図9の操
作軸18とに亘って接続されている。
【0021】以上の構造により、図10に示す操縦ハン
ドル26を操作してパワーステアリング機構21によ
り、ピットマンアーム22が直進位置から右又は左に設
定角度以上に揺動操作されると(前輪1が直進位置から
右又は左に設定角度以上に操向操作されると)、図4に
示すようにカム孔23aとピン24aとのカム作用によ
り、カムアーム24が紙面左方に揺動操作されて、ワイ
ヤ25がカムアーム24側に引き操作される。これによ
り、図9の操作軸18及びシフトフォーク17が紙面左
方にスライド操作され、シフト部材14が摩擦クラッチ
15を押圧入り操作して前輪1が増速駆動される。
【0022】[3]図2に示すように、左右の後輪2を
各々独立に制動可能なサイドブレーキ27を左右一対備
えている。次に、この左右のサイドブレーキ27の操作
構造について説明する。図2に示すように左右一対のサ
イドブレーキ27に対して、一対のブレーキ操作機構3
3が備えられている。このブレーキ操作機構33は図6
及び図7に示すように、軸芯P2周りにL字状のブレー
キアーム28が揺動自在に支持されており、ブレーキア
ーム28の紙面下端とサイドブレーキ27とが、連係ロ
ッド29により各々連動連結されている。図2及び図3
に示すように機体の操縦部の右側に左右一対のサイドブ
レーキペダル30が備えられており、サイドブレーキペ
ダル30とブレーキアーム28の一端が、連係ロッド3
1及び連結ピン32により連動連結されている。
【0023】以上の構造により例えば左側のサイドブレ
ーキペダル30を踏み操作すると、図8に示すように連
係ロッド31が紙面上方に引き操作され、ブレーキアー
ム28が紙面反時計方向に揺動して、連係ロッド29に
より左側のサイドブレーキ27が制動側に操作される。
【0024】[4]次に、左右のサイドブレーキ27と
前輪1用のパワーステアリング機構21との連係につい
て説明する。図6及び図7に示すように、ブレーキ操作
機構33の軸芯P2周りに操作アーム34が、ブレーキ
アーム28に対して独立に揺動自在に支持されており、
操作アーム34の先端の支持ピン35周りに、連係アー
ム36が揺動自在に支持されている。連係アーム36を
図7の紙面時計方向に付勢するバネ37が支持ピン35
に取り付けられており、連係アーム36の紙面左側辺に
縦長状の凹部36aが形成されている。これによりバネ
37の付勢力で、連係アーム36の凹部36a内に、ブ
レーキアーム28の連結ピン32が入り込んでいる。
【0025】図2,3,5に示すように、機体前部の右
のフレーム38の縦軸芯P3周りに右操作アーム39が
揺動自在に支持されており、右のブレーキ操作機構33
の操作アーム34の支持ピン35と右操作アーム39と
が、バネ40及びワイヤ41により連動連結されてい
る。左のフレーム38の縦軸芯P4周りに支持軸42が
回動自在に支持されており、支持軸42の上端に左第1
操作アーム43が固定され、下端に左第2操作アーム4
4が固定されている。左のブレーキ操作機構33の操作
アーム34の支持ピン35と左第2操作アーム44と
が、バネ40及びワイヤ41により連動連結されてい
る。右操作アーム39及び左第2操作アーム44を図3
に示す姿勢で止めるストッパー46が、左右のフレーム
38に固定されている。又、図7及び図6に示すよう
に、ブレーキ操作機構33の操作アーム34の支持ピン
35に、操作アーム34を図7の紙面時計方向側に付勢
するバネ45が取り付けられている。
【0026】以上の構造により、例えば前輪1を左に設
定角度以上に操向操作すると、図4に示すように、ピッ
トマンアーム22が紙面下方に揺動して、カム板23が
左第1操作アーム43に接当し、左第1及び左第2操作
アーム43,44が紙面時計方向に揺動操作される。こ
れにより、左のワイヤ41が左第1及び左第2操作アー
ム43,44側に引き操作されて、左のブレーキ操作機
構33の操作アーム34が紙面反時計方向に揺動する。
【0027】この場合、図4に示すように連係アーム3
6の凹部36a内にブレーキアーム28の連結ピン32
が入り込んでいるので、操作アーム34の揺動に伴い連
係アーム36が紙面上方に引き上げられ、凹部36aと
連結ピン32との係合によりブレーキアーム28も紙面
反時計方向に揺動操作されて、左のサイドブレーキ27
が弱制動状態に操作される。このサイドブレーキ27の
弱制動状態とは、機体の旋回に伴い旋回中心側(制動
側)の後輪2が引きずられるような状態になると、サイ
ドブレーキ27の制動力が負けて旋回中心側(制動側)
の後輪2が少し回転するような状態である。この場合、
図4に示すように左右のワイヤ41のアウター41aの
両端を、固定のブラケット54に対して各々一対のナッ
ト47により固定して、アウター41aの固定位置を調
節できるように構成し、ワイヤ41の引き操作量(サイ
ドブレーキ27の制動側への操作量)を調節して、サイ
ドブレーキ27の制動力を微調節できるようにしてい
る。
【0028】前述のように前輪1の操向操作により一方
のサイドブレーキ27が弱制動状態に操作されると、図
4に示すカム板23とカムアーム24との作用によりワ
イヤ25が引き操作されて、前述のように前輪変速装置
7が標準状態から増速状態に切換操作される。これによ
り、前輪1を設定角度以上に操向操作すると、前輪変速
装置7が増速状態に切換操作されて前輪1が増速駆動さ
れ、右又は左のブレーキ操作機構33の作用により、旋
回中心側の後輪2のサイドブレーキ27が弱制動状態に
操作される。
【0029】図4及び図7に示すように、サイドブレー
キペダル30側の連係ロッド31に長孔31aを設け
て、この長孔31aに連結ピン32を挿入している。こ
れにより、前述のように前輪1を設定角度以上に操向操
作して、図4に示すように操作アーム34及びブレーキ
アーム28が紙面反時計方向に揺動しても、長孔31a
内を連結ピン32が紙面上方に移動するだけで、サイド
ブレーキペダル30は操作されない。又、図3に示す状
態(直進状態でワイヤ41が引き操作されていない状
態)において、サイドブレーキペダル30を踏み操作し
て連係ロッド31が紙面上方に移動した場合、図8に示
すようにブレーキアーム28が紙面反時計方向に揺動し
て、連結ピン32が連係アーム36の凹部36a内を紙
面上方に移動するだけであり、操作アーム34及び連係
アーム36は図3及び図8に示す姿勢のままで動くこと
はない。
【0030】[5]次に、前輪1を設定角度以上に操向
操作した場合に、前述のように旋回中心側のサイドブレ
ーキ27が自動的に弱制動状態に操作される状態と、操
作されない状態との切換構造について説明する。図2及
び図7に示すように、機体の操縦部に操作レバー50が
揺動操作自在に支持されており、左右のブレーキ操作機
構33の連係アーム36の各々と操作レバー50とに亘
って、一対のワイヤ51が接続されている。
【0031】図7の実線に示す状態は、操作レバー50
をON位置に操作している状態であり、左右のブレーキ
操作機構33における連係アーム36が紙面時計方向に
揺動操作されて、連係アーム36の凹部36a内にブレ
ーキアーム28側の連結ピン32が入り込んでいる状態
である。この状態で、例えば前輪1を左に設定角度以上
に操向操作すると、図4に示すように左のブレーキ操作
機構33の操作アーム34が紙面反時計方向に揺動し、
凹部36aと連結ピン32との係合により、ブレーキア
ーム28が紙面反時計方向に揺動操作されて左のサイド
ブレーキ27が弱制動状態に操作される。
【0032】次に操作レバー50をOFF位置に操作す
ると、一対のワイヤ51が操作レバー50側に引き操作
され、図7の二点鎖線に示すように左右のブレーキ操作
機構33の連係アーム36が紙面反時計方向に揺動操作
されて、連係アーム36の凹部36aがブレーキアーム
28側の連結ピン32から紙面右方に離れる。この状態
で、例えば前輪1を左に設定角度以上に操向操作して
も、左のブレーキ操作機構33の操作アーム34が紙面
反時計方向に揺動するだけで、ブレーキアーム28が紙
面反時計方向に揺動操作されることはなく、左のサイド
ブレーキ27は弱制動状態に操作されることはない。
【0033】[6]次に、ロータリ耕耘装置56の昇降
操作について説明する。この農用トラクタは、ロータリ
耕耘装置56を地面から設定高さに維持し耕耘深さを一
定に保つ自動耕深制御手段、及び機体に対するロータリ
耕耘装置56の高さを設定位置に維持するポジション制
御手段を制御装置49に備えている。
【0034】図1に示すように、ロータリ耕耘装置56
に上下揺動自在に設けられた後部カバー56aの上下揺
動角度を検出する耕深センサー56bを設けている。こ
れにより自動耕深制御手段は、耕深センサー56bの検
出値が機体に設けられたポテンショメータ型式の耕深設
定器48の設定耕耘深さとなるように、油圧シリンダ5
7用の制御弁60を切換操作して、油圧シリンダ57及
びリフトアーム58によりロータリ耕耘装置56を自動
的に昇降操作する。
【0035】リフトアーム58の基部に、機体に対する
リフトアーム58の上下角度を検出する角度センサー5
2を設けている。これによりポジション制御手段は、角
度センサー52の検出値が機体に設けられた昇降レバー
61(人為的に操作される操作具に相当)で設定される
目標値となるように、制御弁60を切換操作して油圧シ
リンダ57によりリフトアーム58を上下に揺動操作す
る。従って、ロータリ耕耘装置56が地面より上方に位
置している場合には、作業者が昇降レバー61を操作す
ることによって、ポジション制御手段により機体に対す
るロータリ耕耘装置56の位置を任意に上下に変更操作
することができる。そして、昇降レバー61によりロー
タリ耕耘装置56を地面に接する位置にまで下降操作す
ると、自動耕深制御手段が作動する状態に自動的に切り
換わり、耕深センサー56bの検出値が耕深設定器48
の設定耕耘深さとなるようにロータリ耕耘装置56が自
動的に昇降操作される。
【0036】ロータリ耕耘装置56を機体に対する所定
の高さまで一気に上昇操作する昇降スイッチ62(人為
的に操作される操作具に相当)を備えている。これによ
り、昇降スイッチ62を押して入り操作すると、前述の
ポジション制御手段及び自動耕深制御手段に優先して制
御弁60が操作されて、ロータリ耕耘装置56が機体に
対する所定の高さまで一気に上昇操作されるのであり、
昇降スイッチ62をもう一度押して切り操作すると、ロ
ータリ耕耘装置56が元の位置にまで下降操作されて、
前述のポジション制御手段又は自動耕深制御手段の状態
に戻る。
【0037】[7]次に、ロータリ耕耘装置56の昇降
操作と前輪変速装置7及び左右のサイドブレーキ27と
の関係について、図11及び図12に基づいて説明す
る。図2及び図3に示すように、前輪変速装置7用のカ
ムアーム24が揺動操作された際に、カムアーム24が
接触するリミットスイッチ64が左のフレーム38の内
側に固定されている。そして、旋回時にロータリ耕耘装
置56を自動的に上昇操作する自動上昇手段を制御装置
49に備えている。
【0038】これにより、自動上昇手段用の切換スイッ
チ63(図1参照)(人為的に操作される操作具に相
当)を一度押し操作してON操作すると(ステップS
2)、切換スイッチ63に内蔵されるランプ63aが点
灯して(ステップS3)、自動上昇手段が作動状態に設
定される(ステップS4)(切換手段に相当)。
【0039】この状態において、機体が畦際に達し作業
者が操縦ハンドル26を操作して、ピットマンアーム2
2が直進位置から例えば左の設定角度以上に揺動操作さ
れると(前輪1が直進位置から左に設定角度以上に操向
操作されると)、図4に示すようにカムアーム24が紙
面左方に揺動操作され、前輪変速装置7が増速状態に切
換操作されて前輪1が増速駆動されるのであり、カム板
23により左第1操作アーム43が揺動操作されて、左
のサイドブレーキ27が弱制動状態に操作される。
【0040】そして、これと同時にカムアーム24がリ
ミットスイッチ64に接触して(ステップS5)、リミ
ットスイッチ64からの信号により制御装置49が制御
弁60を切換操作して、自動的にロータリ耕耘装置56
が地面から大きく上昇操作される(ステップS6)。
又、リミットスイッチ64から信号が来る前に、作業者
が昇降レバー61を上昇側に操作したり、昇降スイッチ
63を押し操作してON操作すれば、ロータリ耕耘装置
56が上昇操作される。
【0041】以上のようにして畦際での180°の旋回
が終了すると、作業者は昇降スイッチ62を押し操作す
るか、又は昇降レバー61を下降側に操作すれば(ステ
ップS7)、制御装置49により制御弁60が切換操作
されて、上昇状態のロータリ耕耘装置56が下降操作さ
れる(ステップS8)(下降操作手段に相当)。
【0042】以上の状態において、切換スイッチ63を
もう一度押し操作してOFF操作すると(ステップS
9)、ランプ63aが消えて(ステップS10)、ステ
ップS1,S2からステップS11に移行し、自動上昇
手段が作動停止状態に設定される(切換手段に相当)。
この状態では、前述のようにピットマンアーム22が直
進位置から右又は左の設定角度以上に揺動操作されて
も、ロータリ耕耘装置56は自動的には上昇操作され
ず、作業者は昇降スイッチ62を押し操作するか、又は
昇降レバー61を上昇側に操作することにより、ロータ
リ耕耘装置56を上昇操作する。
【0043】そして、エンジン3を一度停止操作すると
(ステップS1)、自動上昇手段が作動停止状態に設定
される(ステップS11)(牽制手段に相当)。従っ
て、図1のキースイッチ65によりエンジン3を再び始
動操作した際には、自動上昇手段が作動停止状態に設定
されているのであり、切換スイッチ63を押してON操
作しない限り、自動上昇手段は作動停止状態となってい
る。
【0044】[別実施例]前述の実施例では前輪変速装
置7用のカムアーム24に一つのリミットスイッチ64
を設けているが、これを図13に示すように右操作アー
ム39及び左第2操作アーム44の各々に、一対のリミ
ットスッチ64を設けるように構成してもよい。
【0045】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータリ耕耘装置の昇降、昇降レバー、昇降ス
イッチ及び切換スイッチ等の連係状態を示す図
【図2】前輪のパワーステアリング機構と前輪変速装置
及び左右のサイドブレーキとの連係状態を示す平面図
【図3】前輪を直進位置に操作している状態において、
前輪のパワーステアリング機構と左右のブレーキ操作機
構との連係状態を示す平面及び側面図
【図4】前輪を左に設定角度以上に操向操作した状態に
おいて、前輪のパワーステアリング機構と左右のブレー
キ操作機構との連係状態を示す平面及び側面図
【図5】図3における前輪のパワーステアリング機構付
近を図3の紙面右側から見た背面図
【図6】図3におけるブレーキ操作機構付近を図3の紙
面右側から見た背面図
【図7】左右のブレーキ操作機構と左右のサイドブレー
キ及びサイドブレーキペダルとの連係状態を示す側面図
【図8】図7に示す状態からサイドブレーキペダルを踏
み操作した状態を示す側面図
【図9】前輪変速装置の縦断側面図
【図10】農用トラクタの全体側面図
【図11】ロータリ耕耘装置の昇降の制御の前半を流れ
を示す図
【図12】ロータリ耕耘装置の昇降の制御の後半を流れ
を示す図
【図13】別実施例において、前輪のパワーステアリン
グ機構と左右のブレーキ操作機構との連係状態を示す平
面及び側面図
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 3 エンジン 7 前輪変速装置 56 対地作業装置 57 アクチュエータ 61,62 下降操作手段用の操作具 53 切換手段用の操作具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 聡 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪(1)と後輪(2)とが略同じ速度
    で駆動される標準状態、及び前輪(1)が後輪(2)よ
    りも高速で駆動される増速状態に切換操作自在な前輪変
    速装置(7)を備えて、 前記前輪(1)が直進位置を中心とした左右の設定角度
    内に操向操作されていると、前記前輪変速装置(7)が
    標準状態に操作され、前記前輪(1)が右又は左に前記
    設定角度以上に操向操作されると、前記前輪変速装置
    (7)が標準状態から増速状態に切換操作されるように
    前記前輪(1)と前輪変速装置(7)とを連係し、 機体の後部に連結される対地作業装置(56)を昇降操
    作するアクチュエータ(57)を備えると共に、 前記前輪変速装置(7)が標準状態から増速状態に切換
    操作されると、これに連動して前記アクチュエータ(5
    7)を上昇側に自動的に作動させる自動上昇手段を備え
    てある四輪駆動型の農用トラクタ。
  2. 【請求項2】 前記自動上昇手段によって上昇側に作動
    したアクチュエータ(57)を、人為的に操作される操
    作具(61),(62)からの操作信号に基づいて下降
    側に作動させる下降操作手段を備えてある請求項1記載
    の四輪駆動型の農用トラクタ。
  3. 【請求項3】 人為的に操作される操作具(63)から
    の操作信号に基づいて、前記自動上昇手段を作動状態と
    作動停止状態とに選択切換操作可能な切換手段を備えて
    ある請求項1又は2記載の四輪駆動型の農用トラクタ。
  4. 【請求項4】 エンジン(3)の停止操作に連動して、
    前記切換手段を作動停止状態側に切換操作する牽制手段
    を備えてある請求項3記載の四輪駆動型の農用トラク
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322445A (ja) * 2000-05-17 2001-11-20 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 2輪・4輪駆動切替機構
JP2007131219A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 作業車の前輪増速駆動装置
KR20190020414A (ko) * 2017-08-21 2019-03-04 엘에스엠트론 주식회사 농업용 작업차량의 변속장치

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