JPH11317808A - 電話機付加装置 - Google Patents

電話機付加装置

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JPH11317808A
JPH11317808A JP15982098A JP15982098A JPH11317808A JP H11317808 A JPH11317808 A JP H11317808A JP 15982098 A JP15982098 A JP 15982098A JP 15982098 A JP15982098 A JP 15982098A JP H11317808 A JPH11317808 A JP H11317808A
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JP
Japan
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telephone
signal
call
state
time
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JP15982098A
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Yoshiaki Umeda
義明 梅田
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Fuji Data System Kk
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Fuji Data System Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢者宅への呼びかけに対して、高齢者宅の
応答がない場合でも、高齢者宅の状況を外部から確認す
る方法を提供する。 【解決手段】 電話機と組み合わせて使用することによ
って、呼出ベルを鳴動させるための呼出信号を所定の時
間継続して受けることによって、電話機の受話器を取り
上げることなく、ハンズフリー通話可能な状態に移行
し、あるいはセンサーから得た情報を蓄積しておき、外
部に伝える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受話器を取り上げる
等の操作を加えることによって通話が可能となる通常の
電話機に付加して、受話器を取り上げる等の操作を加え
ることなく、外部の一般の電話機からの呼出に応じて、
外部との間で情報の授受を可能にする電話機付加装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、老衰した高齢者の身体機能に適合
させ、かつ、高齢者に使いやすくするための電話機とし
ては、オプションでのリモートスイッチによって、電話
機から離れたところでも通話及び電話連絡を可能するも
のや、骨伝導で相手の音声を伝えるもの、電話機に火災
・ガス漏れ・防犯等の各種センサをつけたもの、警備会
社との契約によって一定の限定された危険状態が発生し
た場合に所定の相手先に異常事態の自動通報を行うもの
等、高齢者家庭の安全確保を目的とする電話機があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は、高齢者
家庭における高齢者の安全確保といっても、それはいず
れも高齢者宅からの情報発信に依存するもので、外部か
らの高齢者宅への呼びかけの場合でも、高齢者宅の応答
が前提となっていた。
【0004】すなわち、従来の技術による高齢者宅にお
ける高齢者の安全性の確保は、高齢者による応答を含め
高齢者の何らかのアクションを前提とするもので、高齢
者宅への外部からの呼びかけに対して、高齢者からの応
答がないときには、高齢者の安全が確認できないだけで
なく、高齢者の近親者の呼びかけ前後の状況如何によっ
ては不安・心配の種となり、近親者が高齢者宅へ現実に
赴かなければその状況を確認することができない難点が
ある。
【0005】そこで、本発明は高齢者宅への呼びかけに
対して、高齢者宅の応答がない場合でも、高齢者宅の状
況を外部から認識しうる手段を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段について、以下のとおり本発明の実施形態及び実
施例に基づき図面を参照して説明する。
【0007】
【発明の実施形態】本発明の実施例を説明する前提とし
て、図面を参照して、まずハンズフリー電話機の構造及
び機能・作用を説明する。図1は一般のハンズフリー電
話機の構造及び機能を説明するための構成図である。
【0008】図1のハンズフリー電話機は、電話機と電
話交換機とを結ぶための1対2本の電線からなる電話加
入者線、電話加入者線を通じて電話交換機から送られて
くる呼出交流信号を呼出装置に導くコンデンサーである
C、電話交換機から送られてくる呼出信号に応じてベル
音を発生し、着信を知らせる装置である呼出装置、送受
話器を使った通話を行うに際して、電話交換機とスピー
チ・ネットワークとを結ぶスイッチであるS1、電話交
換機と電話機との間で送受話信号を授受する1対2線
と、送話信号・受話信号のそれぞれに対応する2対4線
との間の交換をするとともに、ダイヤラからもたらされ
るダイヤル信号を電話交換機に向けて送出するための装
置であるスピーチ・ネットワーク、接続相手先電話番号
に対応した信号を発生する装置であるダイヤラ、スピー
チ・ネットワークとの間で送受話信号をやり取りする相
手先を送受話器にするか、又はハンズフリー通話装置に
するかを選択するスイッチであるS2、送受話電気信号
とそれに対応する音響信号との間の交換を行う装置であ
る送受話器、ハンズフリー通話装置と通話者とが位置的
に離れている場合でも有効に送受話電気信号とそれに対
応する音響信号との間で有効な変換を行うことができる
ように工夫された装置で、マイクロフォン、スピーカ
ー、増幅器、エコー制御装置等からなるハンズフリー通
話装置、ハンズフリー通話スイッチであるS3によって
構成されている。
【0009】これらの装置のうち、スイッチS1が開い
ているときはスイッチS2は常にハンズフリー通話装置
を選択するように共通接点cが接点bに繋がり、S1と
S2とが連動して作動するように構成されており、さら
にS1とS2とは、送受話器が電話機本体から取り上げ
られている状態のときに送受話器を選択し(S1が閉
じ、S2が接点cと接点aが接続する)、送受話器が電
話機本体に戻されている状態のときはハンズフリー通話
装置を選択する(S3が閉じ、S2が接点Cと接点bが
接続する)ように構成されている。
【0010】このような装置及び構成における一般的な
ハンズフリー電話機の働きを説明すると、発信時におい
ては、発信者はまず送受話器を電話機本体から取り上げ
ることによってS1を閉じるか、又はハンズフリー通話
スイッチを操作することによってS3を閉じるかのいず
れかによって、電話加入者線をスピーチ・ネットワーク
に接続し、これによって、スピーチ・ネットワークを通
じて電話加入者線に直流電流が流れる状態がつくり出さ
れ、電話交換機が電話機側でダイヤル信号を送出する準
備ができたことを察知し、続いて、発信者の操作によっ
てダイヤラは接続相手先電話番号に対応したダイヤル信
号を発生し、このダイヤル信号はスピーチ・ネットワー
ク及びスイッチS1又はスイッチS3、さらに電話加入
者線を通じて電話交換機に導かれ、電話交換機は与えら
れたダイヤル信号に従って発信者の望む接続相手先に接
続し、発信者は送受話器又はハンズフリー通話装置を通
じて接続相手先の応答を確認し、通話を行い、通話の終
了は、送受話器又はハンズフリー通話装置を電話機本体
に戻してS1を開くか、又はハンズフリー通話スイッチ
を操作してS3を開くことによって電話加入者線を通じ
て流れる直流電流を切断し、これによって通話の終了を
電話交換機に通知する。
【0011】これに対して、「一般的な」ハンズフリー
電話機の着信時においては、まず電話交換機から着信を
通知する呼出信号が交流電流の形で電話加入者線を通じ
て電話機にもたらされ、呼出信号がコンデンサーCを通
じて呼出装置にもたらされ、呼出装置は呼出信号に応じ
てベル音を発生し、着信を知らせ、この状態の下で通話
者は送受話器を電話機本体から取り上げてS1を閉じる
か、又はハンズフリー通話スイッチを操作してS3を閉
じて電話加入者線をスピーチ・ネットワークに接続し、
電話交換機がスピーチ・ネットワークを通じて電話加入
者線を流れる直流電流によって通話者の応答を検知し、
発信者と着信者間の接続を行い、以降、通話者は送受話
器を電話機本体から取り上げたときは送受話器を通じ
て、ハンズフリー通話スイッチを操作したときはハンズ
フリー通話装置を通じて通話を行い、通話の終了は、送
受話器を電話機本体に戻すことによってS1を開くか、
又はハンズフリー通話スイッチを操作してS3を開くこ
とによって電話加入者線を通じて流れる直流電流を切断
し、これによって通話の終了を電話交換機に通知する。
【0012】図2は、本発明のシステム構成図であり、
図2が示すように、従来の主電話機と並列接続すること
によって使用する。
【0013】
【実施例1】上記請求項1に対応する本発明にかかる電
話機付加装置の実施例1を図面3、4を参照して説明す
る。
【0014】図3は実施例1の構成例であり、図1に示
す一般的なハンズフリー電話機の前記構成例に加え、呼
出装置から呼出装置駆動信号、ハンズフリー通話装置か
ら受信音声帯域信号を受けて、リレー(以下、「R
y」)へとリレー駆動信号(以下、「Ry駆動信号」)
を発生する第1の制御回路(以下「第1制御回路」)
と、第1制御回路から与えられるRy駆動信号を受けて
電話加入者線とスピーチ・ネットワークとの間の接続を
開閉するRyとで構成される。
【0015】第1制御回路は図4に示す構成をもつが、
具体的には、呼出信号検出器から呼出装置駆動信号を受
けて、呼出信号がもたらされている期間中論理値’1’
(以下「’1’」)を、それ以外の期間は論理値’0’
(以下「’0’」)をタイマ1へ与える呼出信号検出
器、呼出信号検出器が’1’をもたらしている間、その
内容を時間の経過とともに増大し、呼出信号検出器が’
0’をもたらしているときはその内容を’0’とする出
力をフリップフロップにもたらすように呼出信号の経過
時間をはかるタイマ1、複数個ある入力の中に少なくと
も1個の’1’を出力し、すべての入力端子に’0’が
もたらされたときに限り、’0’を出力するOR回路、
一種のメモリーで、セット入力に’1’が与えられると
次にリセット入力に’1’が与えられるまで継続的に’
1’を出力し、リセット入力に’1’が与えられると次
にセット入力に対して’1’が与えられるまで継続的
に’0’を出力するようになっているフリップ・フロッ
プ、電話交換機からコールプログレストーンの一つとし
て送られてくるいわゆる話中音を検出し、話中音がもた
らされている期間中、’1’をOR回路1を通じてフリ
ップ・フロップのリセット入力にもたらす話中音検出
器、DTMF信号を受けて、数字や記号を復元し、数字
や記号を表す2進符号を出力する働きを持つDTMF信
号受信機、受信音声帯域信号の信号レベルが所定の値を
超えているときに、’1’を、それが所定の値以下であ
るときに’0’を出力し、出力をタイマ2にもたらすレ
ベル検出器、レベル検出器が’0’をもたらしている間
はその内容を時間の経過とともに増大し、レベル検出器
が’1’をもたらしているときはその内容を’0’とす
る出力をOR回路にもたらすという音のない経過時間を
はかるタイマ2から構成されている。
【0016】このような構成をもつ図3、4に示す本発
明の実施例1の機能について、図5の実施例1の状態遷
移を参考にみてみると、まずはじめにRyが開いている
状態にあり、待機モードにあることを意味する。
【0017】この状態の下で電話加入者線を通じて電話
交換機から呼出信号が送られてくると、着信モードとな
り、呼出装置はベル音を発生して、音で着信の存在を示
す。
【0018】呼出信号は着信側で主電話機をフックオフ
することにより応答操作するか、又は発信者側が発信を
断念するまで継続する。
【0019】呼出信号検出器は呼出ベル駆動信号を受け
て呼出信号の存在を検出する。
【0020】タイマ1は呼出信号の存在が検出された時
点から、呼出信号が存在し続けている時間をはかり、経
過時間が設定値を超えた時点でフリップ・フロップに対
してセット信号をもたらす。
【0021】フリップ・フロップはセットされることに
よってRy駆動信号を’1’としてもたらし、これによ
ってRyの接点を閉じる。
【0022】Ryの接点が閉じることによって強制接続
し、実施例1の構成による電話機はハンズフリー通話モ
ードになる。
【0023】フリップ・フロップをリセットすることに
よってRy駆動信号を’0’にして、Ryを開いてハン
ズフリー通話状態を解除する。
【0024】受信音声帯域信号は、話中音検出器、DT
MF符号受信器及びレベル検出器に導かれるが、話中音
検出器は受信音声帯域信号の中に電話交換機から送られ
てくる話中音を検出して’1’を出力する。
【0025】話中音検出器の’1’の出力は、OR回路
を通じてフリップ・フロップをリセットする。
【0026】DTMF符号受信器は発信者側から送られ
てくる、回線切断を指示する音声帯域信号を検出して’
1’を出力する。
【0027】このDTMF符号受信器の’1’の出力も
話中音検出器の出力と同様にフリップ・フロップをリセ
ットする。
【0028】受信音声帯域信号の信号強度がレベル検出
器が定める一定のレベル以上である場合にレベル検出器
は’1’を出力する。
【0029】このレベル検出器の出力はタイマ2をリセ
ットし、これによってタイマ2の出力は’0’になる。
【0030】受信音声帯域信号の信号強度がレベル検出
器が定める一定のレベルに達せず、レベル検出器の出力
が’0’になると、タイマ2はレベル検出器の出力が’
0’になった時点から経過した時間をはかり、経過時間
が設定値を超えた時点で’1’を出力する。
【0031】このタイマ2の’1’の出力も話中音検出
器の出力と同様にフリップ・フロップをリセットする。
【0032】以上のように、実施例1の構成をもつ電話
機付加装置が、着信ベルの鳴動に対応して、設定されて
いる値に相当する時間内に、送受話器を取り上げるか、
又はハンズフリー通話スイッチを操作するかの応答操作
をすれば一般のハンズフリー電話機の場合と同様の効果
を示すほかに、設定されている値に相当する時間を超え
て応答操作をしない場合には、応答操作を加えることな
く、ハンズフリー通話状態に移行することを示してい
る。
【0033】また、成立したハンズフリー通話状態は、
電話交換機から話中音信号を受けたとき、発信者から回
線切断を示す音声帯域信号を受けたとき、及び受信音声
帯域信号中に一定時間以上にわたって所定のレベル以上
の音声帯域信号が存在しない状態が継続したときに回線
切断し復帰することを示している。
【0034】
【実施例2】上記請求項2に対応する本発明にかかる電
話機付加装置の実施例2を図面6を参照して説明する。
【0035】図6に示す構成は、図3に示す本発明にか
かわる電話機付加装置の第1の実施例の構成例に加え、
第1制御回路に、スピーチ・ネットワークがもたらす第
2の受信音声帯域信号を受けて、リレー2駆動信号(以
下「Ry2駆動信号」)を発生する機能を付加した第2
の実施例の制御回路(以下「第2制御回路」)と、第2
制御回路から与えられるRy2駆動信号を受けてスピー
チ・ネットワークと送受話器又はハンズフリー通話装置
との間の接続開閉動作をするリレー2(以下「Ry
2」)とを付加して構成される。
【0036】第2制御回路の構成を図面にしたものが図
7であるが、第2制御回路の構成は第1の制御回路の構
成に加え、タイマ1の出力を所定の時間遅らせて出力す
る遅延回路、第2のフリップ・フロップが’0’を出力
している時に限って遅延回路の出力をフリップ・フロッ
プのリセット入力に導く阻止回路、第2の受信音声帯域
信号を受けてその中から音声帯域信号に対応づけられて
いる符号を識別再生するDTMF符号受信器、発信者か
ら一連のDTMF信号の形で送られてくる情報の内容
と、予め設定されている情報内容を照合して、両者が一
致したときに’1’を出力する暗証コード検出器及び暗
証コード検出器の出力でセット、タイマ1の出力でリセ
ットされ、Ry2駆動信号をもたらす第2のフリップ・
フロップを付加して構成される。
【0037】次に第2の実施例の動作を説明すると、ま
ず、前記実施例1の場合と同様に、主電話機をフックオ
フして応答操作をしないままに、本発明の実施例2にか
かわる電話機付加装置に対する呼出信号の供給が所定の
時間継続すると、Ry1がその接点を閉じてスピーチ・
ネットワークを電話加入者線に接続する。
【0038】この時点ではRyは接点を開いているため
に、スピーチ・ネットワークはハンズフリー通話装置に
接続されていない。但し、スピーチ・ネットワークの受
信音声帯域信号は第2の受信音声帯域信号として第2制
御回路に供給される。
【0039】第2の受信音声帯域信号は第2制御回路内
部のDTMF符号受信機に導かれ、発信者から音声帯域
信号の形で送られてくる符号を暗証コード検出器が照合
し、予め暗証コード検出器に設定されていた暗証コード
と比較して、両者が一致しているときに第2のフリップ
・フロップに対するセット信号をもたらし、第2のフリ
ップ・フロップの出力、即ち、Ry2駆動信号は’1’
になる。
【0040】Ry2駆動信号はRy2に導かれ、それ
が’1’の場合にRy2の接点を閉じる。
【0041】タイマ1の出力がフリップ・フロップをセ
ットする時点で、同時に第2のフリップ・フロップをリ
セットするように構成されているから、Ry1がその接
点を通じて電話加入者線とスピーチ・ネットワークとが
接続された時点では、第2のフリップ・フロップの出
力、即ち、Ry2駆動信号が’0’になっており、従っ
てRy2はその接点を開いているので、発呼者が暗証コ
ード検出器に設定されていた暗証コードに一致する符号
を送出したときに限ってスピーチ・ネットワークはハン
ズフリー通話装置に接続され、ハンズフリー通話が可能
となる。
【0042】また、タイマ1の出力はフリップ・フロッ
プをセットすると同時に、遅延回路並びに阻止回路を経
てフリップ・フロップをリセットするよう構成されてい
るため、Ry2駆動信号が’0’のときには、セットさ
れたフリップ・フロップは、セットされた時点から遅延
回路が定める一定時間経過後にリセットされる。
【0043】Ry2駆動信号が’1’のときには、阻止
回路は遅延回路の出力がフリップ・フロップに至ること
を阻止し、このときはセットされたフリップ・フロップ
がセットされた時点から遅延回路が定める一定時間経過
後にリセットされる、といったことはない。
【0044】以上の説明は、実施例2の構成を持つ電話
機付加装置が、主電話機の着信ベルの鳴動に対応して、
タイマ1に設定されている値に相当する時間内に、主電
話機をフックオフすることにより応答操作をすれば一般
の電話機の場合と同様の効果を示すほかに、タイマ1に
設定されている値に相当する時間を越えて応答操作をし
ない場合には、応答操作を加えることなく、音声帯域信
号で送られてくる符号を受信できる状態に移行し、さら
に、符号を受信できる状態に移行してから遅延回路が定
める遅延時間に相当する時間内に暗証コード検出器に設
定されている内容に一致する符号を受信したときにハン
ズフリー通話状態に移行し、当該時間内に暗証コード検
出器に設定されている内容に一致する符号を受信しなか
ったときには回線が切断される。
【0045】また、成立したハンズフリー通話状態は回
線切断コードを受けたとき、交換機から話中音信号を受
けたとき及び受信音声帯域信号中に一定時間以上にわた
って所定レベル以上の音声帯域信号が存在しない状態が
継続したときに回線を復帰し切断する。
【0046】以上の、実施例2の状態遷移を図示したも
のが図8である。
【0047】
【実施例3】上記請求項3に対応する本発明にかかわる
電話機付加装置の実施例3の構成を図9、10に示し、
かかる図面を参照して説明する。
【0048】図9に示す構成は、図6に示す本発明にか
かわる電話機付加装置の実施例2の構成のハンズフリー
通話装置に代えて、老人家庭内のトイレや玄関、台所等
に取り付けたセンサから信号を受信、受信した信号をハ
ンズフリー装置に送信音声帯域信号として送信する実施
例3の制御回路(以下「第3制御回路」)を付加して構
成される。
【0049】第3制御回路を図面にしたものが図10で
あるが、第3制御回路の構成は、第2制御回路の構成に
加え、老人宅に設置されたセンサ、複数個のセンサの出
力を常時監視して、いずれかのセンサの出力が時間的に
変化したときに、出力が変化したセンサの番号、変化し
た後のセンサ出力値及びセンサ出力の変化を検知したこ
とを通報する信号を出力する働きを持つ変化検知センサ
選択回路、その時期等を特定するためのカレンダ・時
計、受信した情報をメモリに書き込むためのメモリ書込
制御回路、メモリに書込んだ情報を読みだすための読出
制御回路、情報を蓄積するためのメモリ、これらの情報
をメモリから読み出して音声言語に変換したうえ送信音
声帯域信号の形で発呼者に送信する機能を有する音声変
換器から構成されている。
【0050】次に、実施例3の動作を説明すると、老人
宅に設置されたセンサが変化を検知すると、センサは検
知した変化を変化検知センサ選択回路に出力し、変化検
知センサ選択回路はセンサ値の変化を検知するとメモリ
書込制御に出力し、変化検知センサ選択回路が出力する
センサ値、センサ番号及びカレンダ・時計が出力する日
付時刻情報と共にメモリ書込制御によってメモリに蓄積
される。
【0051】受信音声帯域信号は、第3制御回路内部の
DTMF符号受信機に導かれ、発呼者から音声帯域信号
の形で送られてくる符号を識別し、メモリ読出制御信号
を送出し、メモリは、メモリ読出制御回路からの信号を
受信した場合は、メモリに蓄積されていたセンサ値をセ
ンサ番号及び日付時刻情報と共に音声変換器に出力し、
音声変換器はメモリに蓄積されていたセンサ値、センサ
番号及び日付時刻情報を音声言語に変換した上で音声帯
域信号として発呼者に送信する。
【0052】以上の、実施例3の状態遷移を図示したも
のが図11である。
【0053】
【実施例4】上記請求項4に対応する本発明にかかわる
電話機付加装置の実施例4の構成を図12、13に示
し、かかる図面を参照して説明する。
【0054】図12に示す構成は、図9に示す本発明に
かかわる電話機付加装置の実施例3の構成の第3制御回
路にに代えて、老人家庭内のトイレや玄関、台所等に取
り付けたセンサから信号を受信、受信した信号をハンズ
フリー装置に送信音声帯域信号として送信する実施例4
の制御回路(以下「第4制御回路」)を付加して構成さ
れる。
【0055】第4制御回路を図面にしたものが図13で
あるが、第4制御回路の構成は、第2制御回路の構成に
加え、老人宅に設置されたセンサ、複数個のセンサの出
力を常時監視して、いずれかのセンサの出力が時間的に
変化したときに、出力が変化したセンサの番号、変化し
た後のセンサ出力値及びセンサ出力の変化を検知したこ
とを通報する信号を出力する働きを持つ変化検知センサ
選択回路、その時期等を特定するためのカレンダ・時
計、受信した情報をメモリに書き込むためのメモリ書込
制御、メモリに書込んだ情報を読みだすための読出制
御、情報を蓄積するためのメモリ、これらの情報をメモ
リから読み出して音声言語に変換したうえ送信音声帯域
信号の形で電話相手に送信する機能を有する音声変換器
から構成されている。
【0056】次に、実施例4の動作を説明すると、老人
宅に設置されたセンサが変化を検知すると、センサは検
知した変化を変化検知センサ選択回路に出力し、変化検
知センサ選択回路はセンサ値の変化を検知するとメモリ
書込制御回路に出力し、変化検知センサ選択回路が出力
するセンサ値、センサ番号及びカレンダ・時計が出力す
る日付時刻情報と共にメモリ書込制御回路によってメモ
リに蓄積される。
【0057】受信音声帯域信号は、第4制御回路内部の
DTMF符号受信機に導かれ、発呼者から音声帯域信号
の形で送られてくる符号を識別し、発呼者が暗証コード
検出器に設定されていた暗証コードに一致する符号を送
出したときに限ってメモリ読出制御信号を送信し、メモ
リは、メモリ読出制御回路からの信号を受信した場合
は、メモリに蓄積されたセンサ値をセンサ番号及び日付
時刻情報と共に音声変換器に出力し、音声変換器はメモ
リに蓄積されたセンサ値、センサ番号及び日付時刻情報
を音声言語に変換した上で音声帯域信号として発呼者に
送信する。
【0058】以上の、実施例4の状態遷移を図示したも
のが図14である。
【0059】
【実施例5】上記請求項5に対応する本発明にかかわる
電話機付加装置の実施例5の構成を図15、16に示
し、かかる図面を参照して説明する。
【0060】図15に示す構成は、図6に示す本発明に
かかわる電話機付加装置の実施例2の構成に加えて、第
2の制御回路に、老人家庭内のトイレや玄関、台所等に
取り付けたセンサから信号を受信、受信した信号をハン
ズフリー装置に送信音声帯域信号として送信する実施例
5の制御回路(以下「第5制御回路」)を付加して構成
される。
【0061】第5制御回路を図面にしたものが図16で
あるが、第5制御回路の構成は、第2制御回路の構成に
加え、老人宅に設置されたセンサ、複数個のセンサの出
力を常時監視して、いずれかのセンサの出力が時間的に
変化したときに、出力が変化したセンサの番号、変化し
た後のセンサ出力値及びセンサ出力の変化を検知したこ
とを通報する信号を出力する働きを持つ変化検知センサ
選択回路、その時期等を特定するためのカレンダ・時
計、受信した情報をメモリに書き込むためのメモリ書込
制御回路、メモリに書込んだ情報を読みだすための読出
制御回路、情報を蓄積するためのメモリ、これらの情報
をメモリから読み出して音声言語に変換したうえ送信音
声帯域信号の形で発呼者に送信する機能を有する音声変
換器から構成されている。
【0062】実施例5の動作を説明すると、あらかじめ
老人宅に設置されたセンサが変化を検知すると、センサ
は検知した変化を変化検知センサ選択回路に出力し、変
化検知センサ選択回路が出力するセンサ値、センサ番号
及びカレンダ・時計が出力する日付時刻情報と共にメモ
リ書込制御回路によってメモリに蓄積される。
【0063】そして、設定呼び出し時間の経過を検知す
ると強制接続し、ハンズフリー通話モードとなる。
【0064】次に、受信音声帯域信号は、第5制御回路
内部のDTMF符号受信機に導かれ、発呼者から音声帯
域信号の形で送られてくる符号を識別し、発呼者が暗証
コード検出器に設定されていた暗証コードに一致する符
号を送出したときに限ってメモリ読出制御信号を送信
し、メモリは、メモリ読出制御回路からの信号を受信し
た場合は、メモリに蓄積されたセンサ値をセンサ番号及
び日付時刻情報と共に音声変換器に出力し、音声変換器
はメモリに蓄積されたセンサ値、センサ番号及び日付時
刻情報を音声言語に変換した上で音声帯域信号として発
呼者に送信する。
【0065】以上の、第5の実施例の状態遷移を図示し
たものが図17である。
【0066】
【第1の実施例の効果】設定値レジスタ1の設定値を適
当な値にすることによって、一般のハンズフリー電話機
と同等の機能をもつと同時に、この電話機付加装置を備
えていることを予め知っている人からは、外部の電話機
を通じて、この電話機付加装置側での応答操作を要しな
いで接続を果たし、本発明にかかる電話機付加装置を設
置した地点に対する、音声での呼びかけ、音声・音響情
報の収集が可能となる、という効果が得られる。
【0067】併せて、無応答操作着信による回路接続の
継続を、発信者側からの音声帯域信号の存在継続を条件
にすることによって、本発明にかかる電話機を設置した
側が知らない間に、音声・音響情報収集の対象とされて
いる状態の存在を防ぐという効果が得られる。
【0068】
【第2の実施例の効果】第1の実施例の効果に加えて、
発明の第2の実施例にかかる電話機の無応答操作着信機
能を使う人を、暗証コードを知っている人に限定すると
いう効果が得られ、プライバシーの保護に資する。
【0069】
【第3の実施例の効果】高齢者宅のキッチンやトイレ等
数カ所にセンサを設置し、かつ、電話機とセンサとが変
化検知回路、メモリ、音声言語変換器を通じて連動して
いることによって、高齢者が不在の場合でも何時何分に
はキッチンに居たとか、トイレに入ったまま何時間も反
応がない等の具体的な高齢者宅の情報を遠方に居ながら
入手できることになり、具体的な場面に応じた措置を取
ることが可能になる。
【0070】
【第4の実施例の効果】第3の実施例の効果に加えて、
発明の第4の実施例にかかる電話機の情報入手を行う人
を、暗証コードを知っている人に限定するという効果が
得られ、プライバシーの保護に資する。
【0071】
【第4の実施例の効果】第4の実施例の効果に加えて、
音声での呼びかけ、音声・音響情報の収集が可能とな
る。
【0072】
【第1の実施例の他の構成】発明の構成を示すブロック
図の各ユニットは、それぞれを個別のハードウエアユニ
ットで構成してもよいし、一部の複数ユニットを共通の
ブロセッサとそれのソフトウエアで構成してもよい。
【0073】
【第2の実施例の他の構成】発明の構成を示すブロック
図の各ユニットは、それぞれを個別のハードウエアユニ
ットで構成してもよいし、一部の複数ユニットを共通の
プロセッサとそれのソフトウエアで構成してもよい。
【0074】
【第3乃至5の実施例の他の構成】発明の構成を示すブ
ロック図の各ユニットは、それぞれを個別のハードウエ
アユニットで構成してもよいし、一部の複数ユニットを
共通のプロセッサとそれのソフトウエアで構成してもよ
い。
【0075】接続するセンサの数を3とした場合の例を
示したが、センサの数は3に限られないことはいうまで
もない。
【0076】センサの出力が論理値で得られるものにつ
いて説明したが、連続値で得られるものについても適用
可能である。
【0077】情報内容の送出を人間が開いて直接理解で
きる音声限度で送出する場合について説明したが、これ
をいわゆる符号の形で送出し、受信側で直接人間が理解
できる文字、図形、音声言語など情報形態に変換するよ
うにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンズフリー電話機の構成例を示す図
【図2】システム構成を示す図
【図3】実施例1の構成を示す図
【図4】実施例1の制御回路の構成を示す図
【図5】実施例1の状態遷移を示す図
【図6】実施例2の構成を示す図
【図7】実施例2の制御回路の構成を示す図
【図8】実施例2の状態遷移を示す図
【図9】実施例3の構成を示す図
【図10】実施例3の制御回路の構成を示す図
【図11】実施例3の状態遷移を示す図
【図12】実施例4の構成を示す図
【図13】実施例4の制御回路の構成を示す図
【図14】実施例4の状態遷移を示す図
【図15】実施例5の構成を示す図
【図16】実施例5の制御回路の構成を示す図
【図17】実施例5の状態遷移を示す図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機と組み合わせて使用することによ
    って、呼出ベルを鳴動させるための呼出信号を所定の時
    間継続して受けることによって、電話機の受話器を取り
    上げることなく、ハンズフリー通話可能な状態に移行
    し、ハンズフリー通話可能な状態にあって、相手先から
    の所定のレベルを越えた音声帯域信号が存在しない時間
    が一定の値を超えたときに通話を切断するようにしたこ
    とを特徴とする電話機付加装置。
  2. 【請求項2】 電話機と組み合わせて使用することによ
    って、呼出ベルを鳴動させるための呼出信号を所定の時
    間継続して受けることによって、暗証コードを受信しう
    る状態に移行し、この状態に移行した後、所定の時間内
    に呼び出した側から所定の暗証コードの送出を受けるこ
    とによって電話機の受話器を取り上げることなく、ハン
    ズフリー通話可能な状態に移行し、ハンズフリー通話可
    能な状態にあって、相手先からの所定のレベルを超えた
    音声帯域信号が存在しない時間が所定の値を超えたとき
    に通話を切断する効果を得るようにしたことを特徴とす
    る電話機付加装置。
  3. 【請求項3】 電話機と組み合わせて使用することによ
    って、呼出ベルを鳴動させるための呼出信号を所定の時
    間継続して受けることによって、電話機の受話器を取り
    上げることなく、予め内部に蓄積されている情報の内容
    を、音声帯域信号の形式で送出する効果を得るようにし
    たことを特徴とする電話機付加装置。
  4. 【請求項4】 電話機と組み合わせて使用することによ
    って、呼出ベルを鳴動させるための呼出信号を所定の時
    間継続して受けることによって、暗証コードを受信しう
    る状態に移行し、この状態に移行した後、所定の時間内
    に呼出した側から所定の暗証コードの送出を受けること
    によって、電話機の受話器を取り上げることなく、予め
    内部に蓄積されている情報の内容を、音声帯域の信号の
    形式で送出する効果を得るようにしたことを特徴とする
    電話機付加装置。
  5. 【請求項5】 電話機と組み合わせて使用することによ
    って、ハンズフリー通話可能な状態の下で、呼出した側
    から所定の暗証コードの送出を受けることによって、電
    話機の受話器を取り上げることなく、予め内部に蓄積さ
    れている情報の内容を、音声帯域の信号の形式で送出す
    る効果を得るようにしたことを特徴とする請求項1、又
    は請求項3記載の電話機付加装置。
JP15982098A 1998-05-01 1998-05-01 電話機付加装置 Withdrawn JPH11317808A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002281182A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 緊急通報装置

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