JPH11316877A - 薬剤用ディスペンサ - Google Patents

薬剤用ディスペンサ

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JPH11316877A
JPH11316877A JP12355998A JP12355998A JPH11316877A JP H11316877 A JPH11316877 A JP H11316877A JP 12355998 A JP12355998 A JP 12355998A JP 12355998 A JP12355998 A JP 12355998A JP H11316877 A JPH11316877 A JP H11316877A
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packaging material
dimensional code
continuous packaging
medicine
product
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Hiroichi Yoshida
博一 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易且つ簡単に薬剤を好きな量だけ買えるよう
にした薬剤用ディスペンサを提供する。 【解決手段】それぞれの分包に、少なくとも商品名、ロ
ット番号、製造年月日、使用期限などを、製造管理情報
として記録した2次元コード32を付した連続包材3
1、31を収容した包材ストック部11、11と、販売
要求信号に応じて、包材ストック部11、11に収容さ
れた連続包材31、31を、順次繰り出して、販売要求
信号に対応する分包単位で排出させる連続包材排出機構
20A、20Bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容易且つ簡単に薬
剤を好きな量だけ買えるようにした薬剤用ディスペンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大衆薬(一般に、OTCドラッグ
と称されている)等の薬剤は、一般に、所定の量が、プ
レススルーシートや瓶等に詰められ、これが、更に、化
粧箱(外箱)に収容された形態で、販売されている。と
ころで、従来は、薬事法等により、薬剤の販売は、厳し
く規制されており、病院や薬局でないと販売できなかっ
たが、今日では、規制緩和により、薬局以外のコンビニ
エンスストア等の販売店でも販売できるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、顧客は、薬
局へ行かずとも、近くのコンビニエンスストア等の販売
店で、薬剤を購入できるようになったものの、薬剤の購
入数については、依然として、必要であろうとなかろう
と、製薬メーカが包装した薬剤単位でないと購入できな
いという問題がある。
【0004】また、規制緩和がされたとは言え、薬剤
は、その成分中に、使用を誤ると危険な成分が含まれて
いるため、製造段階は言うに及ばず、その流通段階にお
いても、商品が十分に管理されている必要がある。しか
しながら、従来は、薬剤は、販売許可を受けた、例え
ば、ホールセーラーや薬剤師や医師等の人間によって、
管理されているに過ぎず、薬剤の管理を、より厳重に、
より簡単に、管理することができる手段が長年求められ
ている。
【0005】また、規制緩和が行われても、薬剤につい
ては、流通過程における安全性の点から、販売資格の無
い第三者が、流通過程において関与するのを防止する必
要がある。本発明は、以上のような問題を解決するため
になされたものであって、顧客が、薬剤を希望する数量
で任意に購入でき、且つ、薬剤の管理が、より厳重に且
つより簡単に行えるようにした、薬剤用ディスペンサを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の薬剤用
ディスペンサは、それぞれに薬剤を包み込んだ複数の分
包を連続させた連続包材を、分包単位で切断し販売でき
るようにした薬剤用ディスペンサであって、それぞれの
分包に、少なくとも、商品名、ロット番号、製造年月
日、使用期限などを、製造管理情報として記録したコー
ドを付した連続包材を収容した包材ストック部と、販売
要求信号に応じて、包材ストック部に収容された連続包
材を、順次繰り出して排出させる連続包材排出機構とを
備える。
【0007】ここで、本明細書で用いる「コード」は、
1次元コード、2次元コードを含む広い意味のコードを
意味する。この薬剤用ディスペンサは、顧客自身が、直
接、商品を選択し、その商品の個数を指定すれば、選択
された商品を、指定された個数排出するような、スタン
ドアロンタイプのものであっても、従来のPOSシステ
ム用端末機やパソコン等のデータ入力が可能な演算処理
装置に接続して、その演算処理装置の端末機として使用
するものであってもよい。
【0008】更には、スタンドアロンタイプのものであ
って、金銭を投入して、顧客自身が、直接、商品を選択
し、その商品の個数を指定すれば、選択された商品を、
指定された個数排出するような、自動販売機のようなも
のであってもよい。連続包材の分包の各々に収容される
薬剤は、錠剤であっても、カプセル剤であっても、顆粒
剤であっても、容器入りの点眼薬や、容器入りの点鼻薬
や、容器入り含そう剤や、喉用スプレイ等の液剤であっ
てもよい。
【0009】また、連続包材の分包の各々には、同種の
有効成分を有する錠剤やカプセル剤を1以上収容するよ
うにしてもよく、また、相乗効果や相加効果又は副作用
の発現頻度を低下させるといった観点から、異なる有効
成分を有する錠剤やカプセル剤を1以上収容するように
してもよい。連続包材は、例えば、ロールに巻周りし
て、包材ストック部に収容するようにしても、折り畳ん
で包材ストック部に収容するようにしてもよい。
【0010】連続包材を構成する分包の各々は、公知の
薬剤包装に用いられる包装材料で有れば特に限定される
ことはなく、アルミ包装であっても、硫酸紙包装であっ
ても、ラミネート包装であってもよい。また、コード
は、1次元コード(既存のバーコード)であっても2次
元コードであってもよいが、1次元コードには、記録で
きる情報量に限度があり、且つ、高精度の印刷技術を必
要とするという問題があるので、どちらかというと、記
録できる情報量が大きく、且つ、サーマルヘッド式、イ
ンクジェット方式又は電子写真式方式等の通常用いられ
るプリンタで印刷可能な2次元コードを用いるのが、好
ましい。
【0011】また、コードは、コードが印刷されたラベ
ルを連続包材の各分包に貼り付けることにより付されて
も、また、連続包材の各分包にコードを直接印刷するよ
うにしてもよいが、コードが貼り変えられること等のい
たずら等を防止するためには、連続包材の各分包にコー
ドを直接印刷する方が、好ましい。請求項2に記載の薬
剤用ディスペンサは、請求項1に記載の薬剤用ディスペ
ンサで用いるコードが、2次元コードであることを特徴
とする。
【0012】ここに、2次元コードは、スタックコード
であっても、マトリックスコードであってもよい。「ス
タックコード」は、従来のバーコードを重層的に積み上
げた形のものを言い、また、「マトリックスコード」
は、平面上の縦軸と横軸が作る2次元空間をマス目状に
区分して、それを白黒で塗りつぶすことによって二進法
で情報を記録するものを言う。
【0013】また、2次元コードのフォーマットは、国
際キャラクタ用フォーマット(16ビット)であって
も、アスキー列用フォーマット(48〜49ビット)で
あっても、数字列用フォーマット(52ビット)であっ
ても、手書き用フォーマット(4ビット)等の標準フォ
ーマットであっても、また、大型CPコード(多数文字
(例えば、576ビット、30セル平方))等であって
も良く、特に限定されることはないが、単位面積当りに
詰め込める情報量が多く、且つ、表面がゆがんでいた
り、読み取り方向が斜めになっていても、タイミングマ
ークにより画像処理がし易く、自動エラー訂正機能を備
えるもの、例えば、CPコードを用いるのが好ましい。
【0014】また、2次元コード(製造管理情報)は、
連続包材を製薬メーカの工場から出庫する際に、連続包
材の分包の各々に印刷するのが好ましい。2次元コード
(販売管理情報)は、連続包材が薬剤用ディスペンサか
ら排出される際に、排出される連続包材の分包の各々に
印刷される。尚、2次元コード(製造管理情報)や2次
元コード(販売管理情報)を分包の各々に印刷する方法
は、種々の方法を用いることができ、特に限定されるこ
とはないが、そのような印刷方法としては、例えば、レ
ーザーマーキング法や、フォトエッチング法や、インク
ジェット法等を挙げることができる。
【0015】この薬剤用ディスペンサでは、包材ストッ
ク部に収容された連続包材を、順次繰り出して、分包単
位で排出させる連続包材排出機構を設けているので、製
薬メーカが包装した薬剤単位でなく、好きな数だけ、薬
剤を購入できる。更に、コードとして、単位面積当り
に、従来のバーコードより多くの情報を記録できる2次
元コードを採用し、商品名、ロット番号の他、製造年月
日、使用期限等の製造管理情報を分包の各々に印刷でき
るようにしているので、分包の各々に印刷された2次元
コードの製造管理情報に基づいて、薬剤の販売後の追跡
調査を容易に行える。
【0016】また、2次元コード(製造管理情報)を分
包に貼着するようにした場合には、分包から正規の2次
元コードが剥され、偽の2次元コードが貼り付けられる
といった、いたずら等がされやすいが、この薬剤用ディ
スペンサでは、2次元コードを分包毎に印刷するように
すれば、このようないたずらがされ難い。請求項3に記
載の薬剤用ディスペンサは、請求項1又は請求項2に記
載の薬剤用ディスペンサが、少なくともディスペンサ本
体を特定するIDコード、販売月日などを、販売管理情
報として記録した2次元コードを作成して、連続包材排
出機構により排出される分包の各々に印字出力する2次
元コード作成/印字出力手段を更に備える。
【0017】この薬剤用ディスペンサでは、連続包材排
出機構により排出される分包の各々に、ディスペンサ本
体を特定するIDコード、販売月日などを2次元コード
にして印字しているので、薬剤の販売後の追跡調査を容
易に行える。また、2次元コード(販売管理情報)を分
包に貼着するようにした場合には、分包から正規の2次
元コードが剥され、偽の2次元コードが貼り付けられる
といった、いたずら等がされやすいが、この薬剤用ディ
スペンサでは、2次元コードを分包毎に印刷するように
しているので、このようないたずらがされ難い。
【0018】請求項4に記載の薬剤用ディスペンサは、
請求項2又は請求項3に記載の薬剤用ディスペンサの、
連続包材の各々の分包に印刷された、少なくとも、商品
名、ロット番号、製造年月日、使用期限などを、製造管
理情報として記録した2次元コードが、非可視インクで
印刷されていることを特徴とする。ここに、本明細書で
用いる用語「非可視インク」は、可視光線では、判読不
能(見えず)、非可視光線(例えば、紫外線領域の光)
を当てると、例えば、蛍光発光し、判読可能になるよう
なインクを言う。
【0019】この薬剤用ディスペンサでは、製品管理情
報として作成された2次元コードを、非可視インクで印
刷するようにし、第三者には、分包の各々にそのような
情報が印刷されていると気付かれ難いようにしている。
これにより、販売後において、分包毎に印刷されてい
る、製造管理情報として記録された2次元コードが、い
たずら等により改ざんされ難いので、正しい製造管理情
報に基づいて、薬剤の販売後の追跡調査を容易に行え
る。
【0020】請求項5に記載の薬剤用ディスペンサは、
請求項3又は請求項4に記載の薬剤用ディスペンサの、
2次元コード作成/印字出力手段は、販売管理情報とし
て記録された2次元コードを、非可視インクで印字出力
することを特徴とする。この薬剤用ディスペンサでは、
販売管理情報として記録された2次元コードを、非可視
インクで印字出力し、第三者には、分包の各々にそのよ
うな情報が印刷されていると気付かれ難いようにしてい
る。これにより、販売後において、分包毎に印刷されて
いる、販売管理情報として記録された2次元コードが、
いたずら等により改ざんされ難いので、正しい販売管理
情報に基づいて、薬剤の販売後の追跡調査を容易に行え
る。
【0021】請求項6に記載の薬剤用ディスペンサは、
請求項2〜5のいずれかに記載の薬剤用ディスペンサ
が、連続包材排出機構から排出される連続包材の各分包
に製造管理情報として記録された2次元コードを読み取
る読取手段と、読取手段が読み取った2次元コードよ
り、連続包材排出機構から排出される連続包材の商品名
を判別し、排出される連続包材に対応する添付文書を出
力する添付文書出力手段とを更に備え、添付文書出力手
段は、その分包内に収容される薬剤に対応した添付文書
を印字出力するようにした。
【0022】この薬剤用ディスペンサでは、添付文書
を、連続包材を販売する時に、印字して出力できるよう
にしているので、薬剤を販売する際に添付文書を顧客に
渡すことができる。この場合、連続包材の各分包に製造
管理情報として記録された2次元コードから、使用期限
を読み取り、これを、添付文書の使用期限として印字す
るようにすれば、添付文書の使用期限は、必ず、販売さ
れた薬剤の使用期限と一致するので、薬剤を販売する時
に、間違った使用期限が記載された添付文書を渡すとい
った事故は、一切、生じない。
【0023】更に、添付文書を、販売要求信号に対応す
る分包単位毎に印刷するようにすれば、添付文書を無駄
に添付することがなくなるので、一層、好ましい。請求
項7に記載の薬剤用ディスペンサは、請求項1〜6のい
ずれかに記載の薬剤用ディスペンサが、金銭を投入すれ
ば、顧客自身が、直接、商品を選択し、その商品の個数
を指定すれば、選択された商品を、指定された分包数を
排出するようにされていることを特徴とする。
【0024】この薬剤用ディスペンサでは、金銭を投入
すれば、顧客自身が、直接、商品を選択し、その商品の
個数を指定すれば、選択された商品を、指定された個数
購入できるので、自動販売機を操作する感覚で、顧客が
希望する薬剤を必要な個数だけ、簡単に購入できる。ま
た、顧客自身が、直接、自分が必要とする商品を選択で
きるので、顧客が、他人に購入していることを知られた
くない商品、例えば、毛はえ薬や、痔瘻治療薬等を購入
するのにも便利である。
【0025】請求項8に記載の薬剤用ディスペンサは、
請求項1〜7のいずれかに記載の薬剤用ディスペンサ
の、ディスペンサ本体の表面に、前記連続包材排出機構
に対応させて商品情報表示部を設け、商品情報表示部
に、読取手段が読み取った前記連続包材の各々の分包に
印刷された2次元コードに記録された製造管理情報中の
商品名を少なくとも解読して表示するようにした。
【0026】この薬剤用ディスペンサでは、ディスペン
サ本体の表面に、連続包材排出機構に対応させて設けた
商品情報表示部に、読取手段が読み取った前記連続包材
の各々の分包に印刷された2次元コードに記録された製
造管理情報中の商品名を少なくとも解読して表示するよ
うにしているので、表示部に表示される商品名と、連続
包材の各々の分包に包みこまれる薬剤とが不一致になる
ことがない。
【0027】請求項9に記載の薬剤用ディスペンサは、
請求項6に記載の薬剤用ディスペンサが、1次元コード
作成手段を更に備え、1次元コード作成手段により、読
取手段が読み取った2次元コードより、連続包材排出機
構から排出される連続包材の商品名の1次元コードを作
成し、添付文書出力手段より印字出力される添付文書の
所定の位置に、連続包材排出機構から排出される連続包
材の商品名の1次元コードを印字出力するようにした。
【0028】ここに、1次元コードは、POSシステム
で用いられている、いわゆる、バーコードを意味する。
この薬剤用ディスペンサでは、読取手段が読み取った2
次元コード中の商品名を1次元コード作成手段により1
次元コードに変換し、添付文書の所定の位置に、商品名
の1次元コードを印刷するようにしているので、添付文
書の所定の位置に印刷されている1次元コードをPOS
システムの端末機のバーコードリーダに読み込ませるこ
とで、既存のPOSシステムを利用して、購入する薬剤
の精算が行える。
【0029】また、既存のPOSシステムを利用して、
連続包材の在庫管理や、受発注管理が行える。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る薬剤用ディ
スペンサの一例としてのスタンドアロンタイプのものを
概略的に示す一部切り欠き斜視図である。ここに、スタ
ンドアロンタイプは、金銭を投入して、顧客自身が、直
接、商品を選択し、その商品の個数を指定すれば、選択
された商品を、指定された個数排出するような、自動販
売機のようなタイプを意味する。
【0031】この薬剤用ディスペンサ1は、信号線nを
介して、既存のPOSシステムの端末機Rgに接続され
ている。端末機Rgは、通信回線Nを介して、POSシ
ステムの外部ホストコンピュータHに接続されている。
図2は、薬剤用ディスペンサ1を拡大して示す一部切り
欠き斜視図である。この薬剤用ディスペンサ1は、図2
に示すように、ディスペンサ本体1aの表面に、商品選
択スイッチ2、3と、商品排出口4、5と、テンキー6
と、金銭投入口7と、液晶等で構成された表示部8と、
添付文書排出口9と、釣銭返却口10とを備える。
【0032】図3は、薬剤用ディスペンサ1の内部構成
を概略的に示すブロック図であり、又、図4は、図2
中、II−II線に従う概略的な断面図である。薬剤用
ディスペンサ1は、ディスペンサ本体1a内に、商品排
出口4、5の各々に対応するように包材ストック部1
1、11を備える。尚、図3中、12は、薬剤用ディス
ペンサ1の全体を制御する信号処理部を、13は、端末
機Rgとの間で情報伝達を行う伝送制御部を、14は、
信号処理部12等の時間を制御する時計部を、各々、示
している。
【0033】また、15は薬剤用ディスペンサ1に個別
に割り当てられたIDコードを入力する入力設定部を示
しており、この例では、入力設定部15より入力された
IDコードは、記憶部16に記憶されるようになってい
る。また、記憶部16には、信号処理部12の制御プロ
グラム、添付文書に印刷するデータ、2次元コードの各
々を数字、英語、日本語等に解読する基本ソフト、及
び、2次元コードとJISコードとを対応させた辞書情
報等が格納されている。
【0034】更にまた、この記憶部16には、商品選択
スイッチ2、3及びテンキー6等の入力操作部から入力
された情報が一時記憶されるようになっている。また、
17は、金銭投入口7(この例では、金銭投入口7は、
コイン投入口7aと札投入口7bとを備えている)より
投入された金銭の額を識別する金銭識別手段を、又、1
8は、添付文書P1を印刷するプリンタを、各々、示し
ている。
【0035】次に、商品排出口4、5の各々に設けられ
ている連続包材排出機構20A、20Bの構成のうち、
商品排出口4側に設けられている連続包材排出機構20
Aの構成について、図3及び図4を参照しながら、説明
する。連続包材排出機構20Aは、包材ストック部11
を備え、包材ストック部11には、回転軸(図4に示す
回転軸19a)を有するモータ19が設けられている。
モータ19の動作は、信号処理部12より出力される
信号を受けて動作するモータ制御手段20によって制御
されるようになっている。
【0036】モータ19の回転軸19aには、図5に示
すような、それぞれに薬剤を包み込んだ複数の分包31
a、・・・を連続させた連続包材31を巻周りした、中
空を有するロール(芯材)31bが、着脱可能に取り付
けられるようになっている。また、21に示す部材装置
は、後述する2次元コード(製造管理情報)を読み取る
ための撮像手段(この例では、CCDカメラ)を示して
おり、撮像手段21は、図4に示すように、商品排出口
4の近傍に設けられており、撮像手段21が読み取った
情報は、インターフェース22を介してして信号処理部
12に入力されるようになっている。
【0037】また、23に示す部材装置は、商品排出口
4より排出される連続包材31の分包の数をカウントす
るカウント手段を示しており、24に示す部材装置は、
テンキー6より入力された所定の分包数になった時に、
連続包材31から所定の分包数を切断するカッター手段
を示している。この例では、カッター手段24は、カウ
ント手段23の各々の位置より、一分包分の長さ(図5
に示す一分包31aの長さLを参照)だけ、モータ19
の回転軸19a方向に近接した位置に設けられている。
また、25に示す部材装置は、コード(この例では、後
述する2次元コード(販売管理情報))を印刷するプリ
ンタを示している。
【0038】尚、図4中、clに示す部材装置は、商用
電源より薬剤用ディスペンサ1を駆動する電源をとるた
めの電源コードを、また、27a、27bに示す部材装
置は、連続包材31を商品排出口4側へ排出するために
必要により設けられる回転ローラを、各々、示してい
る。尚、回転ローラ27a、27bは、モータ19の回
転駆動により、包材ストック部11から排出される連続
包材31の排出速度と同期して回転駆動するようにされ
ており、回転ローラ27a、27bのうち、上側に設け
られる回転ローラ27bは、バネ等の弾性体、油圧シリ
ンダー又はこれらが組み合わされたストラット機構によ
り支持されており、連続包材31を商品排出口4側にス
ムーズに排出すると同時に、連続包材31の各分包内に
収容されている薬剤を押しつぶしたりしないようにして
いる。
【0039】また、図2中、swに示す部材装置は、薬
剤用ディスペンサ1へ電源の供給・停止をするための電
源スイッチを、また、elで示す部材装置は、薬剤用デ
ィスペンサ1へ電源が供給されているときに点灯するよ
うにされている通電ランプを、各々、示している。尚、
商品排出口5側に設けられている連続包材排出機構20
Bの構成は、商品排出口5側に設けられている連続包材
排出機構20Aの構成と同様であるので、説明を容易と
するため、相当する部材装置については、図3中、相当
する参照符号を付して、その説明を省略する。
【0040】また、商品選択スイッチ2、3の各々の近
傍位置には、商品選択スイッチ2、3の各々に対応する
ように、商品情報表示部28a、28bが設けられてい
る。商品情報表示部28a、28bの各々は、例えば、
液晶等で構成されており、この例では、撮像手段21、
21の各々が読み取った、包材ストック部11、11の
各々に収容される連続包材の各々の分包に印刷された2
次元コードに記録された製造管理情報中から商品名に関
する2次元コードを抽出し、抽出された商品名に関する
2次元コードを、信号処理部12で基本ソフトに従っ
て、2次元コードとJISコードとを対応させた辞書情
報を利用して、日本語表示するようにしている。
【0041】次に、連続包材31の構成について説明す
る。図5は、連続包材31の構成を概略的に示す斜視図
である。連続包材31は、それぞれに薬剤を包み込んだ
複数の分包31a、・・・を連続させた構成になってお
り、この例では、分包31aと分包31aとの間の切断
が容易なように、分包31aと分包31aとの間の各々
には、切取りミシン目等のカット線31cが設けられて
いる。
【0042】尚、この連続包材31の分包31a、・・
・の各々に収容される薬剤は、錠剤であっても、カプセ
ル剤であっても、顆粒剤であっても、容器入りの点眼薬
や、容器入りの点鼻薬や、容器入り含そう剤や、喉用ス
プレイ等の液剤であってもよい。また、薬剤は、薬剤師
が医師の処方箋に基づいて販売することができる医家向
け薬剤であっても、薬局での販売が認められている大衆
薬(OTCドラッグとも称される)であっても、ビタミ
ンや特定栄養食品(従来の健康食品)を含むものであっ
ても、石鹸やチューブ入り歯磨き粉のような医薬部外品
であってもよい。
【0043】また、連続包材31の分包31a、・・・
の各々には、同種の有効成分を有する錠剤やカプセル剤
を1以上収容するようにしてもよく、また、相乗効果や
相加効果又は副作用の発現頻度を低下させるといった観
点から、異なる有効成分を有する錠剤やカプセル剤を1
以上収容するようにしてもよい。また、分包31a、・
・・の各々内には、錠剤やカプセル剤を入れる場合に
は、1個ずつ入れるようにしても、2個錠以上入れるよ
うにしてもよいが、錠剤やカプセル剤が保存中に湿気た
り汚染されたりするのを防ぐといった観点からは、分包
の各々内には、1回分の用量の錠剤やカプセル剤を入れ
るのが好ましい。
【0044】連続包材31の包装材料は、公知の薬剤包
装に用いられる包装材料で有れば特に限定されることは
なく、アルミ包装であっても、硫酸紙包装であっても、
ラミネート包装であってもよい。連続包材31の分包3
1a、・・・の各々には、2次元コード(製造管理情
報)32が、製薬メーカから出庫される際に、予め、印
字されている。
【0045】2次元コード(製造管理情報)32の各々
は、図6(a)に示すようなマトリックスコードであっ
ても、図6(b)に示すようなスタックコードであって
もよい。より詳しく説明すると、図6(a)に示すマト
リックスコードは、平面上の縦軸と横軸とが作る2次元
空間をマス目状に区分して、それを白黒で塗りつぶすこ
とによって二進法で情報を記録するようにしており、図
6(b)に示すスタックコードは、従来のバーコードを
重層的に積み上げた形にして情報を記録するようになっ
ている。
【0046】図7は、2次元コード(製造管理情報)3
2の内容の一例を説明する説明図である。この例では、
連続包材31の分包31a、・・・の各々に、2次元コ
ードを印刷するようにしているので、狭い領域に、多く
の情報を記録できる。この例では、このような2次元コ
ードの利点を利用して、2次元コード(製造管理情報)
32の内容として、商品名、製造メーカ名、ロット番
号、分包31a、・・・の各々内に収容される薬剤の製
造年月日、使用期限、分包31a、・・・毎に割り当て
られたIDコードを記録するようにしている。
【0047】尚、図7に示した2次元コード(製造管理
情報)32の内容は、単に例示であって、これに限定さ
れることはなく、必要により、更に、製造メーカ名や薬
剤を製造した工場名や、連続包材31が経由する物流管
理センター名等を記録するようにしてもよい。また、連
続包材31の分包31a、・・・の各々には、商品排出
口2、3の各々より排出される際に、プリンタ25、2
5により、2次元コード(販売管理情報)33が印刷さ
れるようになっている。
【0048】尚、商品排出口4、5の各々から排出され
る連続包材31の分包31a、・・・の各々に、プリン
タ25、25の各々により印刷される、2次元コード
(販売管理情報)33は、図6(a)に示すようなマト
リックスコードであっても、図6(b)に示すようなス
タックコードであってもよい。しかしながら、単位面積
当りに詰め込める情報量が多く、且つ、表面がゆがんで
いたり、読み取り方向が斜めになっていても、リファレ
ンスラインCLx、CLy及びタイミングマークTによ
り、読み取りエラーの少ない、CPコードを用いるのが
好ましい。
【0049】尚、図6(a)に示すマトリックスコード
は、CPコードの例を示しており、このCPコードは、
個別の情報を記録する部分Icの他に、リファレンスラ
インCLx、CLy及びタイミングマークTを備えてい
る。これにより、分包31a、・・・の各々が変形等す
ることにより、形状が変形したCPコードを撮像手段
(CCDカメラ)21、21が撮像しても、リファレン
スラインCLx、CLy及びタイミングマークTに基づ
いて、CPコードを高精度に補正できるため、撮像手段
(CCDカメラ)21、21が撮像した情報を画像処理
して読み取る際に、読み取りをミスすることがない。
【0050】また、図6(b)に示すスタックコード
は、PDF417の例を示している。図8は、商品排出
口4、5の各々から排出される連続包材31の分包31
a、・・・の各々に印字される2次元コード(販売管理
情報)33の内容の一例を説明する説明図である。この
例では、2次元コード(販売管理情報)33の内容とし
て、この薬剤用ディスペンサ1に割り当てられたIDコ
ードと、分包31a、・・・の各々が販売された販売年
月日及び時間を時計部14の情報に基づいて、分包31
a、・・・毎に印刷するようにしている。
【0051】尚、この例では、信号処理部12に、2次
元コード作成手段12aが設けられており、入力設定部
15より入力され、記憶部16に記憶されている、この
薬剤用ディスペンサ1のIDコード及び商品を販売する
ときの時計部14の年月日時間とが、所定のルールに従
って、2次元コード化されるようになっている。また、
2次元コード32、33のフォーマットは、例えば、C
Pコードの場合には、国際キャラクタ用フォーマット
(16ビット)、アスキー列用フォーマット(48〜4
9ビット)、数字列用フォーマット(52ビット)、手
書き用フォーマット(4ビット)等の標準フォーマット
の4つの標準フォーマットのいずれであってもよく、ま
た、大型CPコード(多数文字(例えば、576ビッ
ト、30セル平方))等であっても良く、特に限定され
ることはない。
【0052】また、2次元コード(製造管理情報)32
や2次元コード(販売管理情報)33を分包31a、・
・・の各々に印刷する方法は、種々の方法を用いること
ができ、特に限定されることはないが、そのような印刷
方法としては、例えば、レーザーマーキング法や、フォ
トエッチング法や、インクジェット法等を挙げることが
できる。
【0053】2次元コード(製造管理情報)32や2次
元コード(販売管理情報)33は、分包31a、・・・
の各々に貼着するシール方式にしてもよいが、シール方
式にした場合には、分包31a、・・・からシールが剥
し易く、また、貼り替えが容易であることから、偽の2
次元コード(製造管理情報)や偽の2次元コード(販売
管理情報)に貼り替えられ易いという問題があるので、
偽造防止のためには、シール方式より、印刷する方が、
より好ましい。
【0054】更に、2次元コード(製造管理情報)32
は、非可視インクで印刷するようにしてもよい。このよ
うにすば、第三者には、分包の各々に、そのような情報
が印刷されていると気付かれ難いので、販売後におい
て、分包毎に印刷されている、製造管理情報として記録
された2次元コードが、いたずら等により改ざんされ難
い。このようにすれば、正しい製造管理情報に基づい
て、薬剤の販売後の追跡調査を容易に行える。
【0055】尚、2次元コード(製造管理情報)32
は、非可視インクで印刷するようにする場合には、非可
視インクが、紫外線下で蛍光発光するものを用いる場合
にあっては、撮像手段21、21の各々の近傍位置に、
紫外線ランプを設け、紫外線ランプを点灯した状態で、
撮像手段21、21により、連続包材排出機構20A、
20Bの各々から排出される連続包材31、31の各分
包に印刷された2次元コード32、32を読み取るよう
にする。また、非可視インクが、赤外線下で読み取り可
能になるようなインクである場合には、撮像手段21、
21の各々の近傍位置に、紫外線ランプを設け、赤外線
ランプを点灯した状態で、撮像手段21、21により、
連続包材排出機構20A、20Bの各々から排出される
連続包材31、31の各分包に印刷された2次元コード
32、32を読み取るようにする。
【0056】更にまた、販売管理情報として記録された
2次元コード33は、非可視インクで印字出力し、第三
者には、分包の各々にそのような情報が印刷されている
と気付かれ難いようにして、いたずら等により改ざんさ
れ難いようにするのが、より好ましい。また、図5中、
34は、カウント手段23に分包数を読み取らせるため
のマーカを示しており、この例では、マーカ34、・・
・の各々は、分包31aと分包31aとの間の各々に、
カット線31c、・・・にまたがるように印刷されてい
る。
【0057】マーカ34、・・・の各々は、連続包材3
1を製造する際に、連続包材31の包材材料とは、光の
反射率又は吸光度が異なるインクで印刷されており、こ
の例では、カウント手段23、23の各々として、光セ
ンサを使用しており、カウント手段23、23の各々
は、光の反射率又は吸光度及び面積に基づいて、連続包
材31の先端のマーカ34の半体を認識した時を、1分
包目(最初の分包)と認識し、その後、マーカ34を順
次カウントし、マーカ34の数が、テンキーにより入力
された数に一致した時に、カッター手段24により、連
続包材31を分包単位で、カット線31cで切断するよ
うにしている。
【0058】また、この例では、包材ストック部11、
11の各々から排出される連続包材31、31の各々の
上に、所定の距離を離して、一対の光センサ30a、3
0bを設け、光センサ30aが、あるマーカ34が、そ
の下を通過した時と、当該あるマーカ34が、光センサ
30bを通過した時とから、商品排出口4、5の各々よ
り排出される連続包材31、31の各々の速度を算出す
るようにしている。
【0059】そして、プリンタ25、25の各々は、撮
像手段21が、排出される分包31a、・・・の各々の
2次元コード(製造管理情報)32を読み取った位置
と、一対の光センサ30a、30bにより算出された連
続包材31、31の各々の速度と撮像手段21が2次元
コード(製造管理情報)32を読み取った時点からの経
過時間に基づいて、排出される分包31a、・・・の各
々の所定の位置に、2次元コード(販売管理情報)33
を印刷するようにしている。
【0060】次に、この薬剤用ディスペンサ1の使用方
法及び動作についてフローチャートを参照しながら、以
下に説明する。図9は、薬剤用ディスペンサ1の使用方
法及び動作を概略的に示すフローチャートである。この
薬剤用ディスペンサ1を用いて薬剤を購入する場合は、
顧客は、まず、ステップSA1において、購入する商品
の単価に購入する分包数の料金を掛けた金額又はこの金
額より多い金額を金銭投入口7に投入する。
【0061】次に、ステップSA2において、商品選択
スイッチ2、3のうち、購入したい方の商品に対応する
スイッチを押す。尚、この例では、商品選択スイッチ2
を押すと、商品選択スイッチ2が点灯し、顧客に、商品
選択スイッチ2に対応する商品が選択されたことを教え
るようになっている。また、商品選択スイッチ3を押す
と、商品選択スイッチ3が点灯し、顧客に、商品選択ス
イッチ3に対応する商品が選択されたことを教えるよう
になっている。
【0062】以下、説明を容易とするため、商品選択ス
イッチ2が選択操作された場合を例にして説明する。ス
テップSA2において、商品選択スイッチ2を選択した
場合には、次に、ステップSA3において、テンキー6
より希望する分包数を入力すると、購入したい方の商品
の分包数を指定できる。
【0063】すると、ステップSA4において、表示部
8に、購入する商品の合計金額が表示され、合計金額
が、金銭投入口7から投入された金額と同額かこれより
多い場合には、ステップSA5において、モータ19が
回転し、連続包材31が、商品排出口4方向へ排出され
る。そして、連続包材31の先頭の分包31aに印刷さ
れている2次元コード(製造管理情報)32が、撮像手
段21の下方にきたときに、2次元コード(製造管理情
報)32が撮像手段21により読み取られ、撮像手段2
1が読み取った情報が、信号処理部12に送られる(ス
テップSA6を参照)。
【0064】また、連続包材31の先頭の分包31aに
印刷されている2次元コード(製造管理情報)32を撮
像手段21が読み取ったときの時計部14の年月日時間
が、2次元コード作成手段12aにおいて、この薬剤用
ディスペンサ1のIDコードとともに2次元コード化さ
れ、プリンタ25に出力され、プリンタ25は、先頭の
分包31aの予め2次元コード(販売管理情報)33を
印刷する位置として定められた位置に2次元コード(販
売管理情報)33を印刷する(ステップSA7を参
照)。尚、2次元コード(販売管理情報)33は、マー
カ34の数が、テンキー6により入力された数に一致す
るまで、排出される分包31aの各々に順次印刷され
る。
【0065】一方、カウント手段23は、連続包材31
の先頭の分包31aに印刷されているマーカ34の半体
を識別すると、これを、1分包目(最初の分包)と認識
し、その後、マーカ34を順次カウントし、マーカ34
の数が、テンキー6により入力された数に一致した時
に、カッター手段24により、連続包材31を分包単位
で切断する(以上については、ステップSA8〜ステッ
プSA10を参照)。
【0066】尚、撮像手段21が連続包材31の先頭の
分包31aに印刷されている2次元コード(製造管理情
報)32から読み取った情報は、信号処理部12に送ら
れ、この情報の中から、商品名の部分が抽出され、記憶
部16に既に記憶されている添付文書の商品名と比較さ
れ、撮像手段21が連続包材31の先頭の分包31aに
印刷されている2次元コード(製造管理情報)32から
読み取った商品名と記憶部16に既に記憶されている添
付文書の商品名とが一致する場合には、商品名が一致し
た添付文書のデータが記憶部16から信号処理部12に
読み出され、次いで、信号処理部12に読み出された添
付文書のデータがプリンタ18に送り出され、プリンタ
18にストックされている用紙に印刷され、これが、添
付文書P1として、添付文書排出口9から排出される。
【0067】そして、その後、薬剤用ディスペンサ1
は、次の顧客の購入操作に備える。尚、釣銭がある場合
は、釣銭返却口10より釣銭を返却した後、薬剤用ディ
スペンサ1は、次の顧客の購入操作に備えるようになっ
ている(以上については、ステップSA14〜ステップ
SA15を参照)。尚、ここでは、商品選択スイッチ2
が選択操作された場合を例にして説明したが、商品選択
スイッチ3を選択操作した場合も、商品選択スイッチ2
の選択操作を、商品選択スイッチ3に代える以外は、同
様であるので、ここでの説明は省略する。
【0068】図10は、添付文書排出口9から排出され
る添付文書P1を模式的に例示する説明図である。添付
文書P1は、通常の添付文書自体の内容と同様であり、
商品名、成分・分量、効能・効果、用法・用量、使用上
の注意、発売元及び製造元等の必要な情報が記載されて
いるが、この例では、添付文書の所定の位置(この例で
は、添付文書P1の右上欄)R1に、新たに、時計部1
4から読み出した販売日を印刷するようにしている。
【0069】この場合には、記憶部16に、1次元コー
ド作成手段を設け、1次元コード作成手段に、例えば、
JANに対応させた1次元コードと2次元コードとの対
応表を格納しておき、信号処理部12で、読取手段2
1、22が読み取った2次元コードから、商品名の部分
を抽出し、これを1次元コード作成手段により1次元コ
ード化し、これを、プリンタ18を用いて、添付文書の
所定の位置(この例では、添付文書P1の左上欄)R3
に、印刷するようにしてもよい。
【0070】このようにすれば、添付文書の所定の位置
に印刷されている1次元コードをPOSシステムの端末
機のバーコードリーダに、1次元コードを読み込ませる
ことで、既存のPOSシステムを利用して、顧客が購入
する薬剤の精算が行えるようになる。また、既存のPO
Sシステムを利用して、連続包材の在庫管理や、受発注
管理が行えるようになる。
【0071】更に、添付文書の所定の位置(この例で
は、添付文書P1の右下欄)R2に、撮像手段21が連
続包材31の先頭の分包31aに印刷されている2次元
コード(製造管理情報)32から読み取った有効期限を
印刷するようにしている。この薬剤用ディスペンサ1で
は、包材ストック部11、11の各々に収容された連続
包材31、31の各々を、順次繰り出して、分包単位で
切断して排出させる連続包材排出機構20A、20Bを
設けているので、製薬メーカが包装した薬剤単位でな
く、好きな数だけ、薬剤を購入できる。
【0072】また、薬剤用ディスペンサ1に収容する添
付文書を印刷する用紙の各々に、予め、共通情報を印刷
しておき、記憶部16に記憶させる添付文書のデータと
して、用紙の各々に予め印刷しておく共通情報以外の情
報を記憶させるようにしてもよい。より具体的に説明す
ると、「共通情報」としては、例えば、添付文書の「使
用上の注意」の欄中に、各薬剤に共通に記載される、
「服用中又は服用後は、次のことに注意して下さい。
(1)本剤の服用により、発疹・発赤、かゆみ等の症状
が現れた場合には、服用を中止して、医師、歯科医又は
薬剤師に相談してください。(2)本剤を数日間服用し
ても症状の改善が見られない場合には、服用を中止し
て、医師、歯科医又は薬剤師に相談してください。」の
ような情報をいう。
【0073】また、「共通情報以外の情報」は、添付文
書の各薬剤に固有の情報であって、この例では、2次元
コードとして記録している、商品名、製造メーカ名、ロ
ット番号、製造年月日以外の、成分・分量、効能・効
果、用法・用量、使用上の注意中、共通情報以外の各薬
剤に固有の情報をいう。更に、この薬剤用ディスペンサ
1では、顧客自身が、直接、自分が必要とする商品を選
択できるので、顧客が、他人に購入していることを知ら
れたくない商品、例えば、毛はえ薬や、痔瘻治療薬等を
購入するのにも便利である。
【0074】更に、コードとして、単位面積当りに、従
来のバーコードより多くの情報を記録できる2次元コー
ド32、33を採用したので、商品名、ロット番号の
他、製造年月日、使用期限等の製造管理情報を分包31
a、・・・の各々に印字できるので、薬剤販売後の追跡
調査を容易に行える。また、2次元コード32、33を
分包31a、・・・の各々に貼着するようにした場合に
は、分包31a、・・・の各々から正規の2次元コード
32、33が剥され、偽の2次元コードが貼り付けられ
るといった、いたずら等がされやすいが、この薬剤用デ
ィスペンサ1では、2次元コード32、33を分包31
a、・・・毎に印刷するようにしているので、このよう
ないたずらがされ難い。
【0075】更に、販売管理情報として記録された2次
元コード33を、非可視インクで印字出力し、第三者に
は、分包の各々にそのような情報が印刷されていると気
付かれ難いようにすれば、販売後において、分包31
a、・・・毎に印刷されている、販売管理情報として記
録された2次元コード33、・・・が、いたずら等によ
り改ざんされ難い。これにより、正しい情報に基づい
て、薬剤販売後の追跡調査を容易に行える。
【0076】更に、この薬剤用ディスペンサ1では、添
付文書P1を、連続包材31を販売する時に、印字して
出力できるようにしているので、薬剤を販売する際に添
付文書P1を顧客に渡すことができる。これにより、顧
客に、薬剤を服用する際に必要な情報を伝えることがで
きる。また、この薬剤用ディスペンサ1では、連続包材
31の各分包31a、・・・に製造管理情報として記録
された2次元コード32から、使用期限を読み取り、こ
れを、添付文書の使用期限として印字しているので、添
付文書の使用期限は、必ず、販売された薬剤の使用期限
と一致する。これにより、薬剤を販売する時に、間違っ
た使用期限が記載された添付文書を渡すといった事故
は、一切、生じない。
【0077】また、添付文書P1を、販売要求信号に対
応する分包単位毎に印刷するようにしているので、添付
文書P1を無駄に添付することがない。更に、この薬剤
用ディスペンサ1では、ディスペンサ本体1aの表面
に、連続包材排出機構20A、20Bに対応させて設け
た商品情報表示部28a、28bの各々に、読取手段2
1、21の各々が読み取った、連続包材31の各々の分
包31a、・・・に印刷された2次元コード32、32
に記録された製造管理情報中の商品名を解読して表示す
るようにしているので、商品情報表示部32a、32b
の各々に表示される商品名と、包材ストック部11、1
1の各々に収容される連続包材31の各々の分包31
a、・・・に包みこまれる薬剤とが不一致になることが
ない。
【0078】尚、この例では、商品情報表示部28a、
28bに、包材ストック部11、11の各々に収容され
る連続包材31の各々の分包31a、・・・に印刷され
た2次元コード32、32に記録された製造管理情報中
の商品名を解読して表示するようにした例について説明
したが、これは単なる例示であって、包材ストック部1
1、11の各々に収容される連続包材31の各々の分包
31a、・・・に印刷された2次元コード(製造管理情
報)32、32の各々に、商品名の他に、その商品の製
造メーカ名を記録しておき、商品情報表示部28a、2
8bに、包材ストック部11、11の各々に収容される
連続包材31の各々の分包31a、・・・に印刷された
2次元コード32、32に記録された製造管理情報中の
商品名及びその商品の製造メーカ名を表示するようにて
もよい。あるいは、包材ストック部11、11の各々に
収容される連続包材31の各々の分包31a、・・・に
印刷された2次元コード(製造管理情報)32、32の
各々に、商品名の他に、その商品の製造メーカ名、1分
包当りの単価を記録しておき、商品情報表示部28a、
28bに、包材ストック部11、11の各々に収容され
る連続包材31の各々の分包31a、・・・に印刷され
た2次元コード32、32に記録された製造管理情報中
の商品名、その商品の製造メーカ名及び1分包当りの単
価を表示するようにしてもよい。
【0079】更には、包材ストック部11、11の各々
に収容される連続包材31の各々の分包31a、・・・
に印刷された2次元コード(製造管理情報)32、32
の各々に、商品名の他に、その商品の製造メーカ名及び
効能を記録しておき、商品情報表示部28a、28b
に、包材ストック部11、11の各々に収容される連続
包材31の各々の分包31a、・・・に印刷された2次
元コード32、32に記録された製造管理情報中の商品
名、その商品の製造メーカ名及び効能を表示するように
してもよいし、また、包材ストック部11、11の各々
に収容される連続包材31の各々の分包31a、・・・
に印刷された2次元コード(製造管理情報)32、32
の各々に、商品名の他に、その商品の製造メーカ名、1
分包当りの単価及び効能を記録しておき、商品情報表示
部28a、28bに、包材ストック部11、11の各々
に収容される連続包材31の各々の分包31a、・・・
に印刷された2次元コード32、32に記録された製造
管理情報中の商品名、その商品の製造メーカ名、1分包
当りの単価及び効能を表示するようにしてもよい。
【0080】また、この例では、薬剤用ディスペンサ1
として、包材ストック部11、11の各々に収容する連
続包材31、31の各々として、ロール31bに巻周り
したものをモータ19の回転軸19aに取り付けるよう
にしたものを例にして説明したが、連続包材31、31
の各々は、折り畳んで、包材ストック部11、11の各
々に収容するようにし、回転ローラ等により連続包材3
1、31の各々を排出できるようにしてもよい。
【0081】また、この例では、カッター手段24とし
て、テンキー6より入力された数に、連続包材31の分
包31a、・・・の数が一致した時に、分包31aを自
動的に切断するものについて説明したが、静止カッター
手段(例えば、鋸歯カッター)を商品排出口4、5の各
々に設け、連続包材31の分包31a、・・・を、その
数が、テンキー6より入力された数に一致するまで商品
排出口4、5の各々から排出するようにし、その後、手
で連続包材31の分包31a、・・・を静止カッター手
段により切断できるようにしてもよい。
【0082】また、この例では、包材ストック部11、
11の各々に、モータ19、19を設けた例について説
明したが、モータ19、19を設けずに、連続包材31
の分包31a、・・・を、その数が、テンキー6より入
力された数に一致するまで商品排出口4、5の各々から
手で引き出せるようにし、その数が、テンキー6より入
力された数に一致した時点で、ストッパー手段により、
それ以上は、連続包材31を引き出せないようにしても
よい。
【0083】また、この例では、薬剤用ディスペンサ1
として、スタンドアロンタイプのものであって、金銭を
投入して、顧客自身が、直接、商品を選択し、その商品
の個数を指定すれば、選択された商品を、指定された個
数排出するような、自動販売機のようなものについて説
明したが、これは例示であって、本発明に係る薬剤用デ
ィスペンサは、金銭投入口7や釣銭返却口10や金銭識
別手段17を備えておらず、店員や薬剤師等が、顧客の
注文に応じて、商品選択スイッチ2、3やテンキー6を
操作するようにした、スタンドアロンタイプのものであ
ってもよい。
【0084】更に、過度的な形態として、連続包材31
の各々の分包に、従来のPOSシステムで用いられてい
る1次元コード(バーコード)を付してもよい。この1
次元コード(バーコード)の各々は、例えば、JANコ
ードのような、フラッグ、商品メーカコード、商品アイ
テムコード、チェックデジットから構成されているもの
を用いる。
【0085】また、この場合には、薬剤用ディスペンサ
1には、包材ストック部11、11の各々に収容される
連続包材31の各々の分包に付されたバーコード35、
・・・を読み取るためのバーコード読取手段26、26
を設けるようにしてもよい。この場合、バーコード読取
手段26、26としては、従来公知の、バーコードに対
して光を当て、白黒模様から反射した光を読み取るよう
にした、いわゆる、バーコードリーダを用いるようにす
る。
【0086】そして、バーコード読取手段26、26の
各々が、各分包31a、・・・に付されたバーコードか
ら読み取った情報を、インターフェース22b、22b
の各々を介して信号処理部12へ入力され、伝送制御部
13から信号線nを介して、POSシステム用の端末機
Rgに自動的に伝送され、POSシステムの外部ホスト
コンピュータHにより、包材ストック部11、11の各
々に収容される連続包材31の在庫管理や受発注管理を
行わうようにすれば、販売店の店員等の在庫管理や受発
注管理を著しく軽減でき、且つ、受発注ミスが発生しな
いようにすることができる。
【0087】尚、1次元コードを併用するのは、あくま
でも過渡的な形態であって、2次元コードが普及し、バ
ーコードPOSシステムにおいて、2次元コードが標準
化されて使用されるようになれば、既存のバーコード3
5、・・・や、バーコード35、・・・を読み取るバー
コード読取手段26、26は不要であり、2次元コード
(製品管理情報)32、・・・の情報に基づいて、包材
ストック部11、11の各々に収容される連続包材31
の在庫管理を行うようにすることができることは、言う
までもない。
【0088】更に、この例では、連続包材31の分包3
1a、・・・の各々に、販売管理情報を2次元コードで
印刷するようにした例について説明したが、これは単に
好ましい例を示したに過ぎず、販売管理情報は、連続包
材31、31の分包31a、・・・の各々に、必ずし
も、印刷する必要は無いことは言うまでもない。また、
この例では、POSシステムにより、連続包材31の在
庫管理ができるようにした例を示したが、本発明に係る
薬剤用ディスペンサは、必ずしも、POSシステムの端
末機に接続する必要はないことを付記しておく。
【0089】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の薬剤用ディスペンサでは、包材ストック部に収
容された連続包材を、順次繰り出して、分包単位で排出
させる連続包材排出機構を設けているので、製薬メーカ
が包装した薬剤単位でなく、好きな数だけ、薬剤を購入
できる。
【0090】請求項2に記載の薬剤用ディスペンサで
は、コードとして、単位面積当りに、従来の1次元コー
ドより多くの情報を記録できる2次元コードを採用し、
商品名、ロット番号の他、製造年月日、使用期限等の製
造管理情報を分包の各々に印刷できるようにしているの
で、分包の各々に印刷された2次元コードの製造管理情
報に基づいて、薬剤の販売後の追跡調査を容易に行え
る。
【0091】また、2次元コード(製造管理情報)を分
包に貼着するようにした場合には、分包から正規の2次
元コードが剥され、偽の2次元コードが貼り付けられる
といった、いたずら等がされやすいが、この薬剤用ディ
スペンサでは、2次元コードを分包毎に印刷するように
すれば、このようないたずらがされ難い。請求項3に記
載の薬剤用ディスペンサでは、連続包材排出機構により
排出される分包の各々に、ディスペンサ本体を特定する
IDコード、販売月日などを2次元コードにして印字し
ているので、薬剤の販売後の追跡調査を容易に行える。
【0092】また、2次元コード(販売管理情報)を分
包に貼着するようにした場合には、分包から正規の2次
元コードが剥され、偽の2次元コードが貼り付けられる
といった、いたずら等がされやすいが、この薬剤用ディ
スペンサでは、2次元コードを分包毎に印刷するように
しているので、このようないたずらがされ難い。請求項
4に記載の薬剤用ディスペンサでは、製品管理情報とし
て作成された2次元コードを、非可視インクで印刷する
ようにし、第三者には、分包の各々にそのような情報が
印刷されていると気付かれ難いようにしている。これに
より、販売後において、分包毎に印刷されている、製造
管理情報として記録された2次元コードが、いたずら等
により改ざんされ難いので、正しい製造管理情報に基づ
いて、薬剤の販売後の追跡調査を容易に行える。
【0093】請求項5に記載の薬剤用ディスペンサで
は、販売管理情報として記録された2次元コードを、非
可視インクで印字出力し、第三者には、分包の各々にそ
のような情報が印刷されていると気付かれ難いようにし
ている。これにより、販売後において、分包毎に印刷さ
れている、販売管理情報として記録された2次元コード
が、いたずら等により改ざんされ難いので、正しい販売
管理情報に基づいて、薬剤の販売後の追跡調査を容易に
行える。
【0094】請求項6に記載の薬剤用ディスペンサで
は、添付文書を、連続包材を販売する時に、印字して出
力できるようにしているので、薬剤を販売する際に添付
文書を顧客に渡すことができる。請求項7に記載の薬剤
用ディスペンサでは、金銭を投入すれば、顧客自身が、
直接、商品を選択し、その商品の個数を指定すれば、選
択された商品を、指定された個数購入できるので、自動
販売機を操作する感覚で、顧客が希望する薬剤を必要な
個数だけ、簡単に購入できる。
【0095】また、顧客自身が、直接、自分が必要とす
る商品を選択できるので、顧客が、他人に購入している
ことを知られたくない商品、例えば、毛はえ薬や、痔瘻
治療薬等を購入するのにも便利である。請求項8に記載
の薬剤用ディスペンサでは、薬剤用ディスペンサ本体の
表面に、連続包材排出機構に対応させて設けた表示部
に、読取手段が読み取った前記連続包材の各々の分包に
印刷された2次元コードに記録された製造管理情報中の
商品名を少なくとも解読して表示するようにしているの
で、表示部に表示される商品名と、連続包材の各々の分
包に包みこまれる薬剤とが不一致になることがない。
【0096】請求項9に記載の薬剤用ディスペンサで
は、読取手段が読み取った2次元コード中の商品名を1
次元コード作成手段により1次元コードに変換し、添付
文書の所定の位置に、商品名の1次元コードを印刷する
ようにしているので、添付文書の所定の位置に印刷され
ている1次元コードをPOSシステムの端末機のバーコ
ードリーダに読み込ませることで、既存のPOSシステ
ムを利用して、購入する薬剤の精算が行える。
【0097】また、既存のPOSシステムを利用して、
連続包材の在庫管理や、受発注管理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薬剤用ディスペンサの一例を概略
的に示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】図1に示す薬剤用ディスペンサを拡大して示す
一部切り欠き斜視図である。
【図3】図1に示す薬剤用ディスペンサの内部構成を概
略的に示すブロック図である。
【図4】図2中、II−II線に従う概略的な断面図で
ある。
【図5】本発明に係る薬剤用ディスペンサに使用する連
続包材の構成を概略的に示す斜視図である。
【図6】2次元コードを概略的に示す平面図であり、図
6(a)は、マトリックスコードの一例を、又、図6
(b)は、スタックコードの一例を、各々、示してい
る。
【図7】2次元コード(製造管理情報)の内容の一例を
説明する説明図である。
【図8】2次元コード(販売管理情報)の内容の一例を
説明する説明図である。
【図9】図1に示す薬剤用ディスペンサの使用方法及び
動作を概略的に示すフローチャートである。
【図10】添付文書排出口から排出される添付文書を模
式的に例示する説明図である。
【符号の説明】 1 薬剤用ディスペンサ 1a ディスペンサ本体 2、3 商品選択スイッチ 4、5 商品排出口 6 テンキー 7 金銭投入口 8 表示部 9 添付文書排出口 10 釣銭返却口 11 包材ストック部 12 信号処理部 13 伝送制御部 14 時計部 15 入力設定部 16 記憶部 17 金銭識別手段 18 プリンタ(添付文書印刷用) 19、19 モータ 19a 回転軸 20、20 モータ制御手段 20A、20B 連続包材排出機構 21 撮像手段(この例では、CCDカメラ) 23、23 カウント手段 24、24 カッター手段 25、25 プリンタ(2次元コード(販売管理情
報))印刷用) 26、26 バーコード読取手段 27 回転ローラ 28a、28b 商品情報表示部 30a、30b 光センサ 31 連続包材 31a 分包 31b ロール(芯材) 31c カット線 32 2次元コード(製造管理情報) 33 2次元コード(販売管理情報) 34 マーカ 35 一次元コード H 外部ホストコンピュータ L 信号線 N 通信回線 cl 電源コード el 通電ランプ sw 電源スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれに薬剤を包み込んだ複数の分包を
    連続させた連続包材を、分包単位で切断し販売できるよ
    うにした薬剤用ディスペンサであって、 それぞれの分包に、少なくとも、商品名、ロット番号、
    製造年月日、使用期限などを、製造管理情報として記録
    したコードを付した連続包材を収容した包材ストック部
    と、 販売要求信号に応じて、前記包材ストック部に収容され
    た連続包材を、順次繰り出して排出させる連続包材排出
    機構とを備える、薬剤用ディスペンサ。
  2. 【請求項2】前記コードが、2次元コードであることを
    特徴とする、請求項1に記載の薬剤用ディスペンサ。
  3. 【請求項3】少なくともディスペンサ本体を特定するI
    Dコード、販売月日などを、販売管理情報として記録し
    た2次元コードを作成して、前記連続包材排出機構によ
    り排出される分包の各々に印字出力する2次元コード作
    成/印字出力手段を更に備える、請求項1又は請求項2
    に記載の薬剤用ディスペンサ。
  4. 【請求項4】前記連続包材の各々の分包に印刷された、
    少なくとも、商品名、ロット番号、製造年月日、使用期
    限などを、製造管理情報として記録した2次元コード
    が、非可視インクで印刷されていることを特徴とする、
    請求項2又は請求項3に記載の薬剤用ディスペンサ。
  5. 【請求項5】前記2次元コード作成/印字出力手段は、
    販売管理情報として記録された2次元コードを、非可視
    インクで印字出力することを特徴とする、請求項3又は
    請求項4に記載の薬剤用ディスペンサ。
  6. 【請求項6】前記連続包材排出機構から排出される連続
    包材の各分包に製造管理情報として記録された2次元コ
    ードを読み取る読取手段と、 前記読取手段が読み取った2次元コードより、前記連続
    包材排出機構から排出される連続包材の商品名を判別
    し、前記連続包材排出機構から排出される連続包材に対
    応する添付文書を出力する添付文書出力手段とを更に備
    え、 前記添付文書出力手段は、その分包内に収容される薬剤
    に対応した添付文書を印字出力するようにした、請求項
    2〜5のいずれかに記載の薬剤用ディスペンサ。
  7. 【請求項7】金銭を投入すれば、顧客自身が、直接、商
    品を選択し、その商品の個数を指定すれば、選択された
    商品を、指定された分包数を排出するようにされている
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の薬
    剤用ディスペンサ。
  8. 【請求項8】ディスペンサ本体の表面に、前記連続包材
    排出機構に対応させて商品情報表示部を設け、 前記商品情報表示部に、前記読取手段が読み取った前記
    連続包材の各分包に印刷されたコードに記録された製造
    管理情報中の商品名を少なくとも解読して表示するよう
    にした、請求項1〜7のいずれかに記載の薬剤用ディス
    ペンサ。
  9. 【請求項9】1次元コード作成手段を更に備え、 前記1次元コード作成手段により、前記読取手段が読み
    取った2次元コードより、前記連続包材排出機構から排
    出される連続包材の商品名の1次元コードを作成し、 前記添付文書出力手段より印字出力される添付文書の所
    定の位置に、前記連続包材排出機構から排出される連続
    包材の商品名の1次元コードを印字出力するようにし
    た、請求項6に記載の薬剤用ディスペンサ。
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