JPH1131655A - マーク基板,マーク基板の製造方法,電子ビーム描画装置及び電子ビーム描画装置の光学系の調整方法 - Google Patents

マーク基板,マーク基板の製造方法,電子ビーム描画装置及び電子ビーム描画装置の光学系の調整方法

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JPH1131655A
JPH1131655A JP9329219A JP32921997A JPH1131655A JP H1131655 A JPH1131655 A JP H1131655A JP 9329219 A JP9329219 A JP 9329219A JP 32921997 A JP32921997 A JP 32921997A JP H1131655 A JPH1131655 A JP H1131655A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微少な径の点状の貫通孔を有するマーク基板を
形成する。 【解決手段】Si(110)基板10上にシリコン窒化
膜11を500nmの厚さで形成する(図1(a))。
シリコン窒化膜11上に電子ビーム用ポジレジスト12
を0.5μm厚で塗布した後、その長手方向が基板の
(1 -1 1)結晶面に沿った方向に平行である溝13を
シリコン窒化膜11に形成する。基板10の裏面にも、
シリコン窒化膜14を形成する。そして、シリコン窒化
膜14に対し、長手方向が、( -1 11)面に沿った沿
った方向と平行である溝15を形成する。シリコン窒化
膜11,14をマスクとして、基板10に対しKOH水
溶液を用いて異方性エッチングを行い、基板10表面及
び裏面に溝を形成する(図1(e))。そして、シリコ
ン窒化膜11,14を剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI等の微細パ
ターンを描画する電子ビーム描画装置及び電子ビーム描
画装置の光学系の調整方法、光学系の調整に適用される
マーク基板及びマーク基板の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ビーム描画装置を用いて微細なパタ
ーンを安定して形成するには、光学系の調整を高精度に
行う必要がある。従来の電子ビーム描画装置の光学系の
調整方法を図9を参照して説明する。
【0003】光学系の調整に使用するため貫通孔が設け
られたマーク基板91に対して電子ビームを走査し、貫
通孔を通過した電子ビーム92の電流値をファラデーカ
ップ24で測定して、ビーム分解能を得る。そして、ビ
ーム分解能が最小となるように、光学系を調整する。こ
の方法は、電子ビームを直接観測しているため、貫通孔
が微細化してもSN比が落ちない利点がある。
【0004】この装置では、マーク基板91とファラデ
ーカップ24との間に遮蔽板93を設けている。マーク
基板91中を通過,散乱した電子94は、遮蔽板93に
よってファラデーカップ24への入射を妨げられるた
め、ファラデーカップ24に入射するのは通過孔を通過
した電子92のみとなる。
【0005】ところで、現在、電子ビーム描画の描画速
度を高める方法として、部分一括露光方式が注目されて
いる。この露光方式は、ビームサイズ2.5〜5μm程
度の大きさの繰り返しパターンを一括露光する方法であ
る。キャラクター・ビームの位置校正には、図10に示
すように、マーク基板101に設けられた点状マーク1
02に対してキャラクター・ビーム103を走査し、点
状マーク102からの反射電子を反射電子検出器104
で測定して2次元プロファイル105を得て、光学系を
調節しビームの回転・大きさなどの調整を行っている。
つまり、部分一括露光方式におけるキャラクター・ビー
ムの調整には、2次元プロファイルを必要とするため
に、点状のマークが設けられたマーク基板を必要とす
る。特に高精度な光学系の調整には、微細な点状マーク
が必要となる。しかし、キャラクタービームの場合、微
細な反射マークで得られる反射電子信号はSN比が悪
い。このため、キャラクタービームの場合、微細な反射
マークで高精度な光学系の調整を行うことは困難であ
る。
【0006】そのため、キャラクタービームの校正に際
しても、高精度な調整を行うには、ビーム電流を直接測
定する必要がある。そのためには、微少な径の貫通孔が
設けられたマーク基板を用意する必要がある。マーク基
板として使用するSi基板に対して微少な径の貫通孔を
作成する場合を考える。
【0007】例えば、50keVの電子ビームを吸収す
るために、Si基板の厚さは20μm程度必要である。
しかしながら、20μm厚のSi基板に0.1μm以下
の微細な径の貫通孔を片面からドライエッチングしよう
とすると、孔のアスペクト比が高くなるのでマイクロロ
ーディング効果が生じてSi基板を深くエッチングでき
ないので、微少な径の貫通孔を形成することができな
い。
【0008】そのため、両面から基板をエッチングして
貫通孔を形成する方法が提案されている。このマーク基
板の製造方法を図11を用いて説明する。
【0009】先ず、図11(a)に示すように、第1の
シリコン基板111,シリコン酸化膜112,第2のシ
リコン基板113が積層された基体を用意する。この基
体は、張り合わせ法等を用いて形成される。次いで、図
11(b)に示すように、第1のシリコン基板111上
に、開口部を有する第1のレジストパターン114を形
成する。次いで、図11(c)に示すように、KOH水
溶液を用いて、第1のシリコン基板111をシリコン酸
化膜112が露出するまでエッチングする。次いで、図
11(d)に示すように、第1のレジストパターン11
4を除去した後、第2のシリコン基板113上に0.1
μm□の開口部を有する第2のレジストパターン115
を形成する。そして、図11(e)に示すように、ドラ
イエッチング法を用いて第2のシリコン基板113に対
してエッチングを行う。第2のシリコン基板113のエ
ッチングと同時に、第2のレジスト115もエッチング
されて開口部の径が広がり、シリコン基板113に最終
的に形成される孔の径は0.5μmになる。
【0010】そして、図11(f)に示すように、シリ
コン酸化膜112を選択的にエッチングし、基体を貫通
する貫通孔を形成することによって、マーク基板が形成
される。なお、最終的な第1のシリコン基板111の厚
さは600μm、第2のシリコン基板113の厚さは2
0μmである。
【0011】ところが、上述した製造方法の場合、両面
からエッチングして貫通孔を形成する際、位置合わせが
困難である。従って、微少な径の貫通孔を有するマーク
基板を形成ことが困難であるという問題があった。ま
た、張り合わせ基板を用意しなければならないため、コ
ストがかかるという問題があった。
【0012】ところで、マーク基板の貫通孔を通過した
電子ビームを測定して光学系の調整を行う方法にも、以
下に記すような欠点がある。図12に示すように、マー
ク基板91が傾いて載置され、マーク基板91に対して
電子ビームが垂直に入射されない場合、マーク基板91
の貫通孔の側壁に入射しマーク基板91で散乱した電子
121が、ファラデーカップ24に入射してしまい、分
解能を精度良く測定できないことである。
【0013】マーク基板への電子ビームの入射角度及び
位置関係は、マーク基板の取り付け精度で決定される。
しかし、従来の電子ビーム描画装置では、マーク基板の
取り付けに際し、簡単な方法でマーク基板の傾きを調整
できる適切な手段が無かった。傾いているマーク基板の
貫通孔を通過したビーム電流を測定しても、その測定値
は実際の電子ビームを忠実に反映していることにはなら
ない。そのため、光学系の調整を高精度に行うことがき
わめて困難であるという問題があった。また、従来装置
では、実際に露光する試料位置とマーク基板の位置が異
なるため、露光する試料とマーク基板とで焦点位置がず
れるという問題があった。
【0014】また、前述したように、マーク基板と電子
ビームの位置関係は、マーク基板の取り付け精度に依存
する。そして、例えば図13(a)及び(b)に示すよ
うなライン状マーク44を有するマーク基板を用いてビ
ーム分解能を測定する場合、ライン状マーク44と電子
ビームの走査方向とが直交していない位置関係で測定さ
れた電流値(図13(a))は、ラインと走査方向とが
直交する位置関係で測定された電流値(図13(b))
に比べて、ピークの幅が大きくなる。従って、ライン状
マークとビームの走査方向とが傾いている場合、正確な
ビーム分解能を測定することができないという問題が生
じる。従来の装置ではライン上マークの向きの正確な調
整が困難で精度の高い光学系の調整を行うことができな
いという問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
電子ビーム描画装置においては、正確なビーム分解能を
測定できないために、光学系の調整を高精度に行うこと
ができないという問題があった。さらに、実際に露光す
る試料位置とマーク基板の高さが異なるため、露光する
試料とマーク基板とで焦点位置がずれるという問題があ
った。
【0016】また、電子を吸収するために必要な厚さの
基板に対して、微細な径の貫通孔を形成することが困難
であるため、微少な径を有するマーク基板を形成できな
いという問題があった。
【0017】本発明の目的は、正確なビーム分解能を測
定でき、光学系の調整を高精度に行うことのできる電子
ビーム描画装置を提供することにある。
【0018】また、本発明の別の目的は、微細な点状貫
通孔を有するマーク基板及びその形成方法を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
[構成]本発明は、上記目的を達成するために以下のよ
うに構成されている。
【0020】(1) 本発明(請求項1)のマーク基板
は、電子ビーム描画装置の光学系の調整に適用されるマ
ーク基板であって、基板の第1の面に形成された前記第
1の面に垂直な側壁を有する第1の溝と、前記基板の第
2の面に形成された前記第2の面に垂直な側壁を有する
第2の溝とを具備し、前記第1の溝と第2の溝を通して
前記基板を貫通する孔が形成されていることを特徴とす
る。
【0021】本発明の好ましい実施態様を以下に示す。
【0022】前記基板はシリコン(110)基板であ
り、前記第1の溝の長手方向は、前記基板の(110)
面に垂直な{111}面に平行な方向に形成され、前記
第2の溝の長手方向は、(110)面に垂直な{11
1}面に平行、且つ前記第1の溝の長手方向と異なる方
向に形成されている。
【0023】(2) 本発明(請求項3)のマーク基板
の製造方法は、基板の第1の面に、開口部を有する第1
の保護膜を形成する工程と、前記基板の第2の面に、前
記第1の保護膜に形成された開口部と交差する位置関係
に開口部を有する第2の保護膜を形成する工程と、前記
第1及び第2の保護膜をマスクとして、前記基板に対し
て異方性エッチングを行い、該基板の第1及び第2の面
に側壁が垂直な第1及び第2の溝を形成し、該第1の溝
と第2の溝を通して前記基板を貫通する孔を形成する工
程と、前記保護膜を除去する工程とを含むことを特徴と
する。
【0024】本発明の好ましい実施態様を以下に示す。
【0025】前記基板はシリコン(110)基板であ
り、前記第1の保護膜の開口部は、前記基板の(11
0)面に垂直な{111}面に沿った方向に形成され、
前記第2の保護膜の開口部は、(110)面に垂直な
{111}面に沿った方向で、且つ前記第1の溝の長手
方向と異なる方向に形成され、前記基板の異方性エッチ
ングに際し、KOH水溶液を用いる。
【0026】(3) 本発明(請求項5)の電子ビーム
描画装置は、マーク基板に対して電子ビームを走査して
ビーム分解能を測定する手段を備えた電子ビーム描画装
置において、前記マーク基板の高さを3点以上の位置で
測定する高さ測定手段と、前記高さ測定手段の測定結果
に基づいて、前記マーク基板への電子ビームの入射角度
及び該基板の高さを変化させる手段を具備してなること
を特徴とする。
【0027】本発明の好ましい実施態様を以下に示す。
【0028】前記測定手段の測定結果に基づいて、それ
ぞれの高さ調整手段を制御し、前記マーク基板の傾き及
び高さを調節する手段を具備してなる。
【0029】(4) 本発明(請求項7)は、貫通孔が
設けられたマーク基板に対して電子ビームを走査してビ
ーム分解能を測定する手段を備えた電子ビーム描画装置
において、前記マーク基板の高さ3点以上の位置で測定
する高さ測定手段と、前記高さ測定手段の測定結果に基
づいて、前記マーク基板への電子ビームの入射角度及び
該基板の高さを変化させる高さ調整手段と、ビーム分解
能の測定結果からマーク基板の回転角度を調節する回転
手段とを具備してなることを特徴とする。
【0030】本発明の好ましい実施態様を以下に示す。
【0031】前記高さ測定手段の測定結果に基づいて、
それぞれの高さ調整手段を調整し、前記マーク基板への
電子ビームの入射角度及び該基板の高さを調節する手段
と、ビーム分解能の測定結果からマーク基板の回転角度
を調節する回転手段を具備してなる。
【0032】(5) 本発明(請求項9)の電子ビーム
描画装置の光学系の調整方法は、マーク基板を用いて電
子ビーム描画装置の光学系の調整を行うに際し、前記マ
ーク基板表面の高さを3点以上の位置で測定する工程
と、測定された基板高さから前記マーク基板に対する電
子ビームの入射角度及び該基板の高さを調節する工程
と、前記マーク基板に対して電子ビームを走査してビー
ム分解能を測定し、光学系の調整を行う工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0033】(6) 本発明(請求項10)の電子ビー
ム描画装置の光学系の調整法は、マーク基板を用いて電
子ビーム描画装置の光学系の調整を行うに際し、前記マ
ーク基板の高さを3点以上の位置で測定する工程と、測
定された基板高さから前記マーク基板に対する電子ビー
ムの入射角度及び該基板の高さを調節する工程と、前記
マーク基板に対して電子ビームを走査してビーム分解能
を測定し、該基板の回転角度を調整する工程と、前記マ
ーク基板に対して電子ビームを走査してビーム分解能を
測定し、光学系の調整を行う工程とを含むことを特徴と
する。
【0034】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0035】本発明の電子ビーム描画装置によれば、複
数の位置でマーク基板の高さを測定して、マーク基板の
傾きを調節することによって、電子ビームの入射角をマ
ーク基板に対し正確に垂直に調整することができる。従
って、マーク基板の貫通孔側壁に電子が入射することが
なく、ファラデーカップに散乱電子が入射することがな
いので、ビーム分解能の測定を正確にできるようにな
る。
【0036】マーク基板の高さを調節して実際の試料と
同じ高さにすることで、焦点を同一にすることができ
る。
【0037】そして、マーク基板を回転させることによ
って、マーク基板の貫通孔がライン状の場合、ライン状
マークと電子ビームの走査方向とを直交させることがで
きるので、ビーム分解能を正確に測定することができ
る。
【0038】本発明のマーク基板及びマーク基板の製造
方法によれば、基板両面に互いに交差する垂直な側壁を
有する溝を形成することによって、溝の交差部に微少な
径の貫通孔を形成することができる。
【0039】また、通常のドライ・エッチングでは、ア
スペクト比の高い溝を形成することは困難であるが、S
i(110)面に対して、{111}面からなり、(1
10)面に対して垂直な側壁を有する溝を形成するKO
H水溶液を用いることで、微少な幅の溝を形成する事が
できる。そして、基板両面に溝を交差する位置関係で設
けることによって2本の溝の交差部に微少な径の貫通孔
を形成することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
【0041】[第1実施形態]本実施形態において、指
数を表す際、ある面が軸と原点に関し負の側で交わると
き、通常その数値の上部に線を描いて表記するが、本実
施形態においては-hのように表す図1は本発明の第1実
施形態に係わるマーク基板の製造工程を示す工程断面図
である。
【0042】先ず、図1(a)に示すように、Si(1
10)基板10上にシリコン窒化膜11を500nmの
厚さで形成する。
【0043】次いで、図1(b)に示すように、シリコ
ン窒化膜11上に電子ビーム用ポジレジスト12を0.
5μm厚で塗布した後、レジスト12に対して幅0.1
μm,長さ5cmの矩形パターンを露光する。なお、矩
形パターンの長手方向が、基板の(1 -1 1)結晶面に
沿った方向と平行になるようにする。ここで、矩形パタ
ーンの描画には、加速電圧50kVの可変成形型電子ビ
ーム描画装置を用いた。
【0044】さらに、レジスト12の現像を行って、幅
0.1μm,長さ5cmの開口形状を有するレジストパ
ターンを形成する。
【0045】次いで、図1(c)に示すように、レジス
ト12をマスクとしてシリコン窒化膜11に対して、ド
ライエッチングを行い、溝13を形成する。その後、基
板10表面のレジスト12を剥離する。これまでの工程
で、幅0.1μm,長さ5cmの溝13が、シリコン窒
化膜11に形成される。
【0046】次いで、図1(d)に示すように、Si基
板10の裏面側にも、シリコン窒化膜14を形成する。
そして、基板10表面側のシリコン窒化膜11の溝13
形成と同様に、シリコン窒化膜14に幅0.1μm,長
さ5cmの溝15を形成する。ただし、溝15の長手方
向が、且つシリコン窒化膜11の溝13と交差し、(-1
11)面に沿った方向と平行になるよう形成する。な
お、基板10の表面及び裏面の溝の交差角度は、約70
度である。
【0047】次いで、図1(e)に示すように、シリコ
ン窒化膜11,14をマスクとして、KOH水溶液を用
いて異方性エッチングを行い、Si基板10表面及び裏
面に溝を形成する。KOH水溶液は、Si{111}面
に対するエッチング速度が、他の面のエッチング速度よ
りきわめて遅いという特性を有するので、Si(11
0)面に対してKOH水溶液を用いてエッチングする
と、Si(110)面に対して垂直に切り立った側壁を
有する溝を形成することができる。つまり、ここでは、
側壁が(1 -1 1),( -1 11)面で、Si基板10
表面に対して垂直に切り立った溝が形成される。
【0048】この時、2本の溝が接続するまでエッチン
グを行い、Si基板10表面及び裏面の溝の交差部に貫
通孔16を形成する。
【0049】次いで、純水中でSi基板10を洗浄した
後、図1(f)に示すように、CDE法により、基板両
面のSi3 4 膜11,14を剥離する。
【0050】以上の工程で形成されたマーク基板を平面
図にして図2に示す。図2(a)はSi(110)基板
表面側、図2(b)はSi(110)基板裏面側の平面
図である。Si(110)基板10表面側から形成され
た溝17と、Si(110)基板10裏面(( -1 -1
0)面)側から形成された溝18とが約70度の角度で
交差して設けられいる。そして、二つの溝17,18の
交差部に貫通孔16が形成されている。
【0051】本実施形態のマーク基板形成方法によれ
ば、Si(110)基板に対して、側壁が{111}面
からなり、微少な点状貫通孔を有するマーク基板を作製
することができる。
【0052】本実施形態では、(1 -1 1),( -1 1
1)面に沿った方向に溝を形成したが、Si(11
0)面に対して垂直な{111}面は、他にも、(1 -
1 -1),( -1 1 -1 )面があるので、(1 -1
1),( -1 1 1)(1 -1 -1),( -1 1 -1 )
面の中から交差関係にある2面を適宜選択し、選択した
面に沿った方向と平行な方向に長手方向を有する溝を形
成しても良い。
【0053】また、基板両面に1本ずつ溝パターンを形
成したが、基板両面に複数本の溝パターンを形成しても
良い。この場合、基板両面の溝パターンの交差部におい
て、複数の貫通孔マークを形成することができる。ま
た、溝パターン幅を変えることにより、種々の大きさの
マークを形成することができる。
【0054】[第2実施形態]図3は、本発明の第2実
施形態に係わる電子ビーム描画装置の要部構成を示す模
式図である。また、図4はこの電子ビーム描画装置の基
板が配置される部位の要部構成を示す平面図である。
【0055】マーク基板21が、それぞれ独立に高さを
調節可能な3本の高さ調節機構22(22a〜c)上に
載置されている。それぞれの高さ調節機構22を調節す
ることによって、基板21の面内の傾きが調整可能とな
っている。
【0056】マーク基板21の上方に、基板21に対し
てレーザを照射するレーザ照射部31(31a〜c)
と、このレーザ照射部31に対向して配置され基板21
からの反射光を受光する受光部32(32a〜c)とか
ら構成され、レーザ照射位置Ma,Mb,Mcでのマー
ク基板21の高さを測定する基板高さ測定部30が3組
配置されている。3組の基板高さ測定部30は、それぞ
れ異なる位置Ma,Mb,Mcの基板高さを測定するよ
う配置されている。
【0057】基板21の下方に、電子ビームを遮蔽する
遮蔽板23が配置され、さらにその下方に電子ビーム電
流を測定するファラデーカップ24が配置されている。
【0058】この装置での実際の光学系の調整について
説明する。ここでは、図5に示すマーク基板を用いて調
整を行った。このマーク基板21は、両面にそれぞれ、
0.1μm幅の溝41,1μmの幅の溝42が交差する
よう配置されている。そして、2本の0.1μm幅の溝
41の交差部に貫通孔43、0.1μm幅の溝41と1
μm幅の溝42の交差部に貫通孔44、2本の1μmの
溝42の交差部に貫通孔45が形成されている。
【0059】先ず、マーク基板21の傾き及び高さ調節
を行う。それぞれのレーザ照射部31からマーク基板2
1表面にレーザ光を照射し、対向して設けられた受光部
32によりマーク基板21からの反射光を受光する。そ
して、受光部32が反射光を受光した位置から、マーク
基板板21の3点Ma,Mb,Mcでの高さを測定す
る。
【0060】次いで、基板高さ測定部30で得られた3
点の高さ情報から、それぞれの高さ調節機構22を調節
し、電子ビームがマーク基板21に対して垂直に入射す
るよう調節する。また、マーク基板21の高さが実際の
描画時の基板高さと同じになるよう基準値に調整する。
なお、基板高さの測定手段は、記載した方法に限らず、
他の測定法法を用いることが可能である。
【0061】基板21の高さ調整後、マーク基板21の
回転角度の調整を行う。先ず、0.1μm幅のマーク4
3を用いて、電子ビームの焦点調整を行う。ここでは、
0.5μm角のビームを用いて0.02μmピッチでマ
ーク基板上を走査し、貫通孔を通過したビーム電流をフ
ァラデーカップ24で測定して、ビーム分解能が最小と
なるように光学系の対物レンズを調整する。
【0062】次いで、貫通孔44に対して電子ビームを
走査し、回転機構25でマーク基板21を少しずつ回転
させながらビーム分解能を測定し、ビーム分解能が最小
となるようにマーク基板21を回転させる。
【0063】本実施形態によれば、高さ調整機構をそれ
ぞれ独立に調整することによって、ビームのマーク基板
に対する入射角を補正でき、高精度なビーム分解能の測
定を行うことが可能となる。また、マーク基板の高さを
調整することによってマーク基板と実際の基板との高さ
を合わせることが可能となり、焦点がずれることがな
い。
【0064】また、マーク基板を回転調整することによ
って、ライン状マークの長手方向と、電子ビームの走査
方向とが直交させ、正確なビーム分解能が得られるの
で、光学系の調整を精度の高く行うことができる。
【0065】なお、点状マークのみで光学系の調整を行
う場合、マーク基板の回転調整の工程を行わなくても良
いので、特に点状マークを用いて光学系の調整を行う電
子ビーム装置には回転機構が不要である。
【0066】[第3実施形態]本実施形態では、電子ビ
ーム描画装置の光学系の焦点・非点調整について説明す
る。装置構成は第2実施形態と同様なので、図3の符号
を用いて説明を行う。
【0067】先ず、第2実施形態に記載したように、マ
ーク基板の高さ及び回転調整を行い、最適な位置にマー
ク基板21をセットする。
【0068】次いで、焦点・非点調整を行う。焦点・非
点調整に際して、先ず対物レンズとx方向の非点調整コ
イルの値を固定し、y方向の非点を調整する。非点調整
は、第2実施形態と同様にマーク基板21に対して電子
ビームを走査し、貫通孔を通過したビーム電流をファラ
デーカップ24で測定し、ビーム分解能が最小となるよ
うにy方向の非点調整コイルを調整する。
【0069】次いで、対物レンズとy方向の非点調整コ
イルの値を固定し、y方向の非点調整と同様に、x方向
の非点調整コイルの値を調整する。そして、x,y方向
の非点コイルの調整後、ビーム分解能が最小となるよう
に対物レンズを調整し、焦点を最適化する。
【0070】本実施形態の焦点・非点調整においては、
高精度な調整を行うことができ、0.1μm以下のパタ
ーンを描画する際でも、非点誤差によるX,Y方向の寸
法ばらつきが低減され、描画精度を向上させることがで
きる。
【0071】また、微細な貫通孔を有するマーク基板を
ビーム調整に用いることによって、本実施形態の焦点・
非点調整の結果、図6(a)に示す従来の調整結果に比
べて、図6(b)に示すように高精度な調整を行うこと
ができる。
【0072】なお、本実施形態に記載の装置には、マー
ク基板の下方に遮蔽板が設けられているが、実施形態に
用いたマーク基板の貫通孔のアスペクト比が十分に高
く、且つ基板に対する電子ビームの入射角度も直角に調
整されているので、マーク基板の貫通孔を通過してくる
電子の入射角度はほぼ垂直であり、遮蔽板を設けなくと
もSN比が劣化することはない。
【0073】[第4実施形態]上記第1〜第3実施形態
では、ビーム分解能測定にファラデーカップを用いた
が、他の方法を用いても良い。例えば、電流が数十pA
程度の微少電流を測定する場合、電流測定をビーム走査
に同期して、高速に行うことは難しい。このような場合
には、分解能測定に、半導体検出器を用いても良い。
【0074】図7は、本発明の第4実施形態に係わる電
子ビーム描画装置の要部構成を示す模式図である。
【0075】試料71が載置されるステージ72に半導
体検出器73が設置されている。半導体検出器73の上
方には、遮蔽板74及びマーク基板21が設置されてお
り、電子ビーム78はマーク基板21及び遮蔽板74に
設けられた貫通孔を経由して、半導体検出器73に入射
する。半導体検出器73の検出した信号は、アンプ75
を介してビーム波形76として出力される。ステージ7
2の下方にはファラデーカップ24が設けられている。
ステージ72を移動することによってファラデーカップ
24によって電子ビーム78を検出することが可能とな
り、ファラデーカップ24の検出した電子ビーム78は
電流計77によって電流出力が測定される。
【0076】本実施形態の様に、ステージ72上にマー
ク基板21と半導体検出器73を配置すれば、マーク基
板21を貫通した電子ビーム78の電流出力を得ること
ができる。半導体検出器73は、電子顕微鏡や電子ビー
ム露光装置等の反射電子検出に用いられており、ビーム
分解能の測定に必要な高速応答が可能である。
【0077】また、半導体検出器73に電子ビーム78
が入射すると、図8に示すように、半導体検出器73内
部に入射エネルギーに応じて電子−正孔対81が発生す
るため、半導体検出器73から出力される信号は入射し
た電子ビーム78に対して増幅された信号である。この
結果、微少貫通孔を有するマーク基板21を用いた場合
でも、高精度にビーム分解能を測定することが可能とな
る。
【0078】半導体検出器をビーム分解能測定に用いる
場合には、半導体検出器73表面から反射電子・2次電
子82が放出されるため、正確な電子ビーム78の強度
を測定することはできない。このため、ファラデーカッ
プ24を用いて正確なビーム電流の強度を測定し、感光
材の種類に応じて露光時間(量)の校正を行う。
【0079】なお、半導体検出器の代わりに、シンチレ
ータを用いて同様の測定を行うことが可能である。
【0080】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して
実施することが可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子ビーム
描画装置及び電子ビーム描画装置の光学系の調整方法に
よれば、基板の複数の位置での高さを測定した結果から
基板の傾きを求め、該基板の傾きを水平に戻すことによ
り、正確なビーム分解能を得ることができる。そのた
め、光学系の校正を精度高く行うことができる。
【0082】また、本発明のマーク基板及びその製造方
法によれば、基板両面のそれぞれ交差する位置に、垂直
な側壁を有する溝を形成することによって、交差部に微
少な径の貫通孔を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わるマーク基板の製造工程を
示す工程断面図。
【図2】第1実施形態に係わるマーク基板の構成を示す
平面図。
【図3】第2実施形態に係わる電子ビーム描画装置の要
部構成を示す模式図。
【図4】第2実施形態に係わる電子ビーム描画装置の要
部構成を示す平面図。
【図5】調整に用いたマーク基板の構成を示す平面図。
【図6】非点を示す特性図。
【図7】第4実施形態に係わる電子ビーム描画装置の要
部構成を示す模式図。
【図8】半導体検出器に電子ビームが照射された場合を
説明するための図。
【図9】従来の光学系の校正について説明する模式図
【図10】一括露光方式のキャラクタービームの校正を
説明する図。
【図11】従来のマーク基板の製造工程を示す工程断面
図。
【図12】従来の光学系の問題について説明する図。
【図13】マークの傾きとビーム分解能の関係について
説明する図。
【符号の説明】
10…Si(110)基板 11…シリコン窒化膜(第1の保護膜) 12…レジスト 13…シリコン窒化膜11に形成された溝 14…シリコン窒化膜(第2の保護膜) 15…シリコン窒化膜14に形成された溝 16…貫通孔 17…Si(110)基板表面側から形成された溝 18…Si(110)基板裏面側から形成された溝 21…マーク基板 22…高さ調節機構 23…遮蔽板 24…ファラデーカップ 25…回転機構 30…基板高さ測定部 31…レーザ照射部 32…受光部 41…溝(0.1μm幅) 42…溝(1μm幅) 43…貫通孔(0.1×0.1μm) 44…貫通孔(0.1×1μm) 45…貫通孔(1×1μm) 71…試料 72…ステージ 73…半導体検出器 74…遮蔽板 75…アンプ 76…ビーム波形 77…電流計 78…電子ビーム 81…電子−正孔対 82…2次電子・反射電子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビーム描画装置の光学系の調整に適用
    されるマーク基板であって、 基板の第1の面に形成され、前記第1の面に垂直な側壁
    を有する第1の溝と、 前記基板の第2の面に形成され、前記第2の面に垂直な
    側壁を有する第2の溝とを具備し、 前記第1の溝と第2の溝を通して前記基板を貫通する孔
    が形成されていることを特徴とするマーク基板。
  2. 【請求項2】前記基板はシリコン(110)基板であ
    り、 前記第1の溝の長手方向は、前記基板の(110)面に
    垂直な{111}面に平行な方向に形成され、 前記第2の溝の長手方向は、(110)面に垂直な{1
    11}面に平行、且つ前記第1の溝の長手方向と異なる
    方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のマーク基板。
  3. 【請求項3】基板の第1の面に、開口部を有する第1の
    保護膜を形成する工程と、 前記基板の第2の面に、前記第1の保護膜に形成された
    開口部と交差する位置関係に開口部を有する第2の保護
    膜を形成する工程と、 前記第1及び第2の保護膜をマスクとして、前記基板に
    対して異方性エッチングを行い、該基板の第1及び第2
    の面に側壁が垂直な第1及び第2の溝を形成し、該第1
    の溝と第2の溝を通して前記基板を貫通する孔を形成す
    る工程と、 前記保護膜を除去する工程とを含むことを特徴とするマ
    ーク基板の製造方法。
  4. 【請求項4】前記基板はシリコン(110)基板であ
    り、 前記第1の保護膜の開口部は、前記基板の(110)面
    に垂直な{111}面に沿った方向に形成され、 前記第2の保護膜の開口部は、(110)面に垂直な
    {111}面に沿った方向で、且つ前記第1の溝の長手
    方向と異なる方向に形成され、 前記基板の異方性エッチングに際し、KOH水溶液を用
    いることを特徴とする請求項3に記載のマーク基板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】マーク基板に対して電子ビームを走査して
    ビーム分解能を測定する手段を備えた電子ビーム描画装
    置において、 前記マーク基板の高さを3点以上の位置で測定する高さ
    測定手段と、 前記高さ測定手段の測定結果に基づいて、前記マーク基
    板への電子ビームの入射角度及び該基板の高さを変化さ
    せる手段を具備してなることを特徴とする電子ビーム描
    画装置。
  6. 【請求項6】前記測定手段の測定結果に基づいて、それ
    ぞれの高さ調整手段を制御し、前記マーク基板の傾き及
    び高さを調節する手段を具備してなることを特徴とする
    請求項5記載の電子ビーム描画装置。
  7. 【請求項7】貫通孔が設けられたマーク基板に対して電
    子ビームを走査してビーム分解能を測定する手段を備え
    た電子ビーム描画装置において、 前記マーク基板の高さ3点以上の位置で測定する高さ測
    定手段と、 前記高さ測定手段の測定結果に基づいて、前記マーク基
    板への電子ビームの入射角度及び該基板の高さを変化さ
    せる高さ調整手段と、 ビーム分解能の測定結果からマーク基板の回転角度を調
    節する回転手段とを具備してなることを特徴とする電子
    ビーム描画装置。
  8. 【請求項8】前記高さ測定手段の測定結果に基づいて、
    それぞれの高さ調整手段を調整し、前記マーク基板への
    電子ビームの入射角度及び該基板の高さを調節する手段
    と、 ビーム分解能の測定結果からマーク基板の回転角度を調
    節する回転手段とを具備してなることを特徴とする請求
    項7記載の電子ビーム描画装置。
  9. 【請求項9】マーク基板を用いて電子ビーム描画装置の
    光学系の調整を行うに際し、 前記マーク基板表面の高さを3点以上の位置で測定する
    工程と、 測定された基板高さから前記マーク基板に対する電子ビ
    ームの入射角度及び該基板の高さを調節する工程と、 前記マーク基板に対して電子ビームを走査してビーム分
    解能を測定し、光学系の調整を行う工程とを含むことを
    特徴とする電子ビーム描画装置の光学系の調整方法。
  10. 【請求項10】マーク基板を用いて電子ビーム描画装置
    の光学系の調整を行うに際し、 前記マーク基板の高さを3点以上の位置で測定する工程
    と、 測定された基板高さから前記マーク基板に対する電子ビ
    ームの入射角度及び該基板の高さを調節する工程と、 前記マーク基板に対して電子ビームを走査してビーム分
    解能を測定し、該基板の回転角度を調整する工程と、 前記マーク基板に対して電子ビームを走査してビーム分
    解能を測定し、光学系の調整を行う工程とを含むことを
    特徴とする電子ビーム描画装置の光学系の調整方法。
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