JPS5811744B2 - ホトカソ−ド源の製造方法および基体の主面の正確に位置決めした領域を選択照射する装置 - Google Patents

ホトカソ−ド源の製造方法および基体の主面の正確に位置決めした領域を選択照射する装置

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JPS5811744B2
JPS5811744B2 JP49067255A JP6725574A JPS5811744B2 JP S5811744 B2 JPS5811744 B2 JP S5811744B2 JP 49067255 A JP49067255 A JP 49067255A JP 6725574 A JP6725574 A JP 6725574A JP S5811744 B2 JPS5811744 B2 JP S5811744B2
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electron beam
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photocathode
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テレンス・ウイリアム・オキーフ
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • H01J37/3045Object or beam position registration

Description

【発明の詳細な説明】 この発明の分野 この発明は、1972年7月25日付で特許になったア
メリカ合衆国特許第3679497号明細書に記載され
た電子ビーム式回路パターン製作装置を改良したもので
ある。
先行技術との関係 電子ビーム式回路パターン製作装置は、ホトカソード源
またはエレクトロマスクを作るために走査形電子顕微鏡
を用いる。
ホトカソード源は、例えば紫外線で照射される時、所望
のパターンの電子ビームを投射するようになっている。
この電子ビームは、基体の主面上のエレクトロレジスト
層に当ってこのエレクトロレジスト層に異なる溶解度(
すなわち照射された領域と照射されなかった領域)を刻
み込む。
照射後エレクトロレジスト層の溶けやすくなった部分を
除去すれば、エレクトロレジスト層の下層あ基体(また
は基体上の層)が選択的に露出され、次いでこれは例え
ばエツチング、拡散または沈着により所望の回路部品パ
ターンのエレクトロレジストに窓を介して選択的に転写
され得る。
エレクトロマスクは、写真性版技術では周知のホトマス
クに似た、パターン付はホトカソード・アセンブリを表
わす。
エレクトロマスクは、ホトカソード源を支持する、石英
のような光透過性基板を備える。
ホトカソード源は、ホトカソード材料が感知する光を通
さない二酸化チタンのような層で基板を覆うことにより
、パターン化された電子ビームを通常発生するようにな
っている。
所望の回路部品パターンのネガは非透過性層に形成され
、この非透過性層上にはパラジクムのようなホトカソー
ド材料の層が形成される。
しかるのちに、基板および非透過性層を介してホトカソ
ード層を照射することにより、パターン化された電子ビ
ームは発生される。
これについては、例えばアメリカ合衆国特許第3585
433号、3588570号3686028号および3
672987号の各明細書を参照されたい。
このような製作装置の走査形電子顕微鏡は、エレクトロ
レジスト層またはその類似物にミクロン以下(sub−
micron)の精度を有するプレーナ状回路部品パタ
ーンを生じるために、微小直径の電子ビームを使用する
ことを包含する。
電子ビームは、電算機からの命令でパターン・マトリク
スによって自動的に動かされる。
ビーム制御情報は、電算機にかけられる磁気テープに記
憶されることができ、電子ビームの位置および動きを命
令するために使用される。
このような走査電子ビーム装置は集積回路を製作する際
エレクトロレジストに高解像度のパターンを直接現像す
るのに使用できるが、電子ビーム式回路パターン製作装
置は電子像投射装置用のホトカソード源を作るためにそ
のような走査電子ビームを使用することを包含する。
そのような走査電子ビームを使用する際の主な問題は、
全パターン・フィールド(field)上に精度を維持
することである。
そのような場合の解像度は走査電子ビームを使用すれば
問題ではない。
幅が0.5ミクロンよりも狭い線は、レジスト材料で確
実に再現できる。
しかしながら、集積回路のパターンフィールドのサイズ
は典形例では2000X2000ミクロン程も大きく、
しばしば4000X4000ミクロンにもなる。
電子−光学的理由のだめに、電子ビームを数度以上偏向
させかつそれでもまた例えばO,Sミクロンの高解像度
を保持することは実際的ではない。
ホトカソードとエレクトロレジストの間の距離を拡げる
ことによってフィールドのサイズを大きくすることは可
能であるが、これに相応して集束電子ビームの直径が大
きくなり、ひいては解像度’4牲にすることになる。
従って、成る一定の解像度では、走査電子ビームのフィ
ールドのサイズは、集積回路の基体サイズよりも相当率
さい値に通常部数される。
例えば、直径0.2ミクロンの電子ビームおよび0.5
ミクロンの解像度では、電子ビームの走行距離は50m
m(2インチ)にそしてフィールドのサイズは直径約2
000ミクロンに制限される。
フィールドのサイズに関する他の制限は、電子ビームが
偏向され得る精度である。
これは、ビームの位置を制御するために使用されるエレ
クトロニクスに主として依存する。
現在では、2000ミクロンのフィールドにおける直径
0.2ミクロンの電子ビームの偏向精度は最高的0.5
ミクロンで1ある。
従って、製作装置の2000×2000ミクロンのフィ
ールドは、典形例では、4000×4000の点配列に
分けられ(間隔は0.5ミクロン)、そして12ビツト
のディジタル−アナログ変換器によって各軸に4000
ものアドレスが提供される。
これよりももつと多数のアドレスを有するメモリイも人
手できるが、同一サイズのフィールド内でこれ以上大き
なフィールドおよび解像度はビームの偏向に制限がある
ので得ることができない。
理想的には、この問題は、小さなフィールドのマルチパ
ターンでエレクトロレジストを順次現像することにより
、解決できる。
しかしながら、隣接フィールド間の正確な一致は、その
ような技術の実施にとって重要である。
電子ビーム式回路パターン製作装置の例えば0.5ミク
ロンの高解像度は、もし連続するパターンの位置合わせ
中に同一の解像度を維持できないならば、低下する。
従って、各フィールドの電子線は、0.5ミクロン以下
の精度でもって隣接フィールドに吋して位置合わせされ
なければならない。
さもなければ、製作装置の精度および経済性は集積回路
装置中で達成されないだろう。
正確な一致を維持するためにレーザー・ビームを使用し
て基体(集積回路はこの基体に機械的手段によってフィ
ールドからフィールドへ形成されるようになっている)
をたんに正確に動かすことだけが提案されており、これ
については例えばアメリカ合衆国特許第3632205
号および第3719780号明細書を参照されたい。
しかしながら、そのような装置に市場性があるとは思え
ない。
基体の物理的な位置合わせ中にわずか0.01係変化し
ても、これは隣接フィールドを一致させるのに0.2ミ
クロンの誤差を生しことになり得る。
50X50im(2X2インチ)の基体上では、そのよ
うな位置谷わせ誤差は直径が6.050mm(2ミル)
変化することに由来する。
更に、電子ビームの偏向収差は、フィールドの規則正し
い矩形配列が達成不能であるようなものである。
たとえ補償しても、隣接するフィールド間の不一致に加
わる歪がまだ残る。
従って、所望のエレクトロレジスト・パターンの隣接フ
ィールドを正確かつ素早く登録するマルチ順次位置合わ
せ装置の必要性が存在する。
この必要性は大規模集積回路(LSI)技術では特に激
しい。
LSIは、同一の半導体ウェーバ中に極めて複雑な電子
回路(例えば1000個を越えるゲート)を提供する集
積回路につけられた名前である。
論理的LsI技術はより大きなウェーバを必要とする。
現在では側面で測って50〜75mm(2〜3インチ)
のLSIウェーバが使用される。
しかしながら、フィールド間の正確な一致が重要である
場合、幾つかのフィールドを組合わせるだけにより、そ
のように大きいパターンは走査電子ビームでもって生じ
られ得る。
加えて、LSI技術は、電子回路部品の高密度化を要求
し、次いで短な位置合わせを要求する。
このような量的集積高はウェーバのサイズに直接対応す
る。
単結晶構造中の欠陥の可能性はウェー・の容積に正比例
して増える。
従って、解像度が高くなればなる程、回路の集積度は高
くなり、ウエーノは小さくなり、量的集積高は大きくな
る。
電子像投射装置でも、パターン化された電子ビームと基
体を正確に一致(ragistration)させかつ
位置合わせする必要がある。
集積回路中で高い量的一致高および信頼できる電子性能
を達成するには、基体の主面の正確に位置決めした領域
および部分を変えることが必要である。
複数の連続する表面処理および変更が一つの基体に対し
て行なわれるようになっている時には、この正確さは特
に重要である。
これに関連して、六つ以上の連続する処理および変更は
、複雑な電子用の集積回路を作るのに普通必要である。
もし基体と連続するホトカソード源との位置合わせ中に
例えば0.5ミクロン以下の同一の高解像度が維持でき
ないならば、電子像投射装置の高解像度は並置されたプ
レーナ状回路部品パターン中で低下する。
こ\でもまた、LSI技術はこの要件に特定のストレス
をかける。
電子ビームを基体の主面の選択した領域と所望の精度例
えば0.5ミクロン以下で位置合わせするだめの方法お
よび装置が提供される。
光学的な歪および走査電子ビームの偏向の不正確さは、
小さなフィールド例えば200X200ミクロンで走査
させることにより、総て除去できる。
その理由は、この発明がフィールド間に維持される正確
な位置合わせのためである。
この発明はまた、電子像投射装置中で基体の主面の選択
した領域と1個または一連のホトカソード源を正確に位
置合わせさせ、かつホトカソード源から投射されたパタ
ーン化された電子ビームを減じる検出マークなしでホト
カソード源を正確に製作する。
一般に少なくとも一つ望ましくは少なくとも二つの検出
マークは、基体の主面に隣接して形成され、各マークの
電子ビームで照射された領域に対応するカソードルミネ
センスを発せる。
マークは、所定の形状をしており、かつ互に正確な空間
的関係に在ることが望ましい。
少なくとも一つのカッ。−ドルミネセンス・マークは、
位置合わせされるべき電子ビームの対応する位置合わせ
ビーム部分で照射される。
位置合わせビーム部分は所定の断面形状をしており、か
つ所望の精度例えば直径0.5ミクロンおよび幅0.5
ミクロンに対応するサイズであることが望ましい。
照射されたカソードルミネセンス・マークからの光は、
基体を通してホトディテクタで検出されることが望まし
い。
照射されたカソードルミネセンス・マークからの検出さ
れたカソードルミネセンスが位置合わせビー分と対応す
るカソードルミネセンス・マークとの位置合わせを指示
するまで、電子ビームは基体に対して動かされる。
位置合わせビーム部分とカソードルミネセンス・マーク
は、もし両者の形状が所定の形状であるならば、実施限
界内で任意適当な相対的サイズであってよい。
しかしながら、各位置合わせビーム部分は対応するカソ
ードルミネセンス・マークの所定形状と同一の断面形状
を有し、ホトディテクタからの電気信号の最大値または
最小値を読み取るだけで位置合わせを決定できるように
することが望ましい。
さもなければ、電気信号を電気的に処理することが必要
になる。
その際、位置合わせビーム部分と対応するカソードルミ
ネセンス・マークとO最適位置合わせを決定するために
、位置合わせビーム部分は対応するカソードルミネセン
ス・マーク上で振動させられる。
カソードルミネセンス・マークは、或る場合には、所定
の形状で、主面上または主面中に直接形成されることが
できる。
別な或る場合には、カソードルミネセンス・マークは、
光または電子線を通さない非透過性層をカソードルミネ
センス層に隣接して形成することにより、形成されるほ
うが都合がよい。
非透過性層は、カソードルミネセンス層によって発生さ
れたカソードルミネセンスを阻止するか、或はカソード
ルミネセンス層茶照射する電子線を阻止することにより
、カソードルミネセンス層から投射されるカソードルミ
ネセパに差を生じさせる。
→りとして、カソードルミネセンス層からのカソードル
ミネセンスを減じることのできる非透過性層は基体の主
面に隣接して形成され、その後所望のカソードルミネセ
ンス・マークに対応する窓を非透過性層にあけ、そして
非透過性層がカソードルミネセンス層の一部茶所定形状
で区画するようにカソードルミネセンス層は主面上の少
なくとも窓において形成される。
基体の、電子ビームとは同一の側に配置されたホトディ
テクタでカソードルミネセンスの反射光が検出される場
合には、工程は同じであっても順序は変る。
すなわち、基体に対する非透過性層とカソードルミネセ
ンス層の相対位置は逆になる。
同様な実施例では、カソードルミネセンス層の露出部分
を所定の形状で区画するために、非透過性層はカソード
ルミネセンス層上に置かれる。
非透過性層は、カソードルミネセンス層を照射する電子
線を実質的に低減臥。
次いで投射されたカソードルミネセンスではなくてカソ
ードルミネセンス層によって発生されたカソードルミネ
センスを低滅する。
更に、これらの種々の実施例のネガは若干の用途で所望
される。
すなわち、非透過性層はカソードルミネセンス層Q上ま
たは下に所定形状で形成され得る。
或は、カソードルミネセンス層は主面の露出部分をたん
に区画し、露出部分はカソードルミネセンス・マーク用
の所定形状に在る。
高部品密度および高解像度の集積回路を製作する際、基
体によって支持されたエレクトロレジスト層に非常に正
確な回路部品パターン「製作するのに」位置合わせ方法
が使用されることが望ましい。
前述したアメリカ合衆国判許第3679497号明細書
に記載されたような電子像投射装置用の走査電子ビーム
を利用することが望ましい。
走査電子ビームが使用された場合には、ビームはその全
部が装置中で位置合わせビーム部分として動作し、かつ
隣接フィールド例えば200X200ミクロンに選択照
射が行なわれることが望ましい。
電子ビームは、フィールドの境界沿いにカソードルミネ
センス・マークを対称的に配置することにより、フィー
ルドからフィールドへ基体と電子ビームを一致させるた
めに、少なくとも各フィールドの照射の開基体と位置合
わせされる。
電子像投射装置を使用する場合には1選択照射は基体の
全表面上で通常同時に行なわれ、かつ所定形状の少なく
とも二つのカソードルミネセンス・マーク(その間隔は
広い)は位置合わせを行なう際同時に照射される。
ホトカソード源によって投射されるパターン化された電
子ビームは、対応するカソードルミネセンス・マークと
事実上同一の形状であることが埴ましい所定の断面形状
の位置合わせビーム部分を含む。
更に、電子像投射装置では、集積回路またはその他の超
微小電子部品を製作する際−組の回路部品パターンの平
行配置位置合わせに位置合わせ方法が使用できる。
パターン化された電子ビームの一部として事実上同一の
断面形状および空間的位置を有する位置合わせビーム部
分が一組のホトカソード源によって提供される。
位置合わせ工程は、従って、集積回路を正確に製作する
際に用意された一組のホトカソード源のうちの異なるホ
トカソード源で順次繰り返され得る。
この発明は、前述したアメリカ合衆国特許第36794
97号明細書に記載されたような電子像投射装置に使用
するための新規なホトカソード源を製作する際、利用さ
れることが望ましい。
このようなホトカソード源は、照射された時紫外線のよ
うな光を感知して所定の回路部品パターンで電子ビーム
を投射するようになっている。
この発明のホトカソード源は、照射された領域に対応す
るカソードルミネセンスを発生できかつホトカソード材
料が感知する光を実質的に通す所定形状の位置合わせ用
マークを含む。
このカソードルミネセンス・マークは、ホトカソード層
が感知する光を実質的に通しかつホトカソード層を支持
する基板の主面に隣接して配置される。
成る場合には、ホトカソード源のカソードルミネセンス
・マークは隣接の非透過性層とともに上述したように形
成され得る。
この非透過性層は、カソードルミネセンス層の一部を所
定形状で区画しかつ所望のカソードルミネセンス・マー
クを形成するために上記部分におけるカソードルミネセ
ンス層によって投射されるカソードルミネセンスに差を
つける。
この発明は、添附図面についての以下の例示的な説明か
らもつと簡単に明らかとなるだろう。
ホトカソード源の一実施例(第1図〜第7図)第1図に
おいて、対抗する主面11および12を有する基板10
は、問題の照射線を透過する材料の中から選んで作られ
る。
後述するようなホトカソード源を作るために、基板10
は例えば石英で作られる。
石英を選んだ理由は、紫外線を実質的に透過しかつ比較
的安価なためである。
石英の代りにサファイアや弗化リチウムを使ってもよい
カソードルミネセンス材料から成るマークの規則正しい
配列は、まず主面11へエレクトロレジスト層13を被
着することにより、主面11に隣接して形成される。
エレクトロレジストは、電子線を感知してその層の中に
溶解度が異なるパターンを形成する材料セある。
すなわち、エレクトロンジ3ト層の電子線で照射された
部分は、照射されなかった部分にくらべて成る種の溶剤
に対してもつと溶けやすくなるか逆にもつと溶けにく−
なる。
エレクトロレジスト層は、感光性で比較的安定しており
、しかも比較的長いシェルフ・ライフ(shelf 1
ife)を有することが望ましい。
負動作形レジストの例は、ポリスチレン、ポリアクリル
アミド、ポリビニルクロライドおよび成る種の選ばjた
ハイドロカーボン・シリコーンである。
正動作形レジストの例は、ポリイソブチレン、ポリメチ
ルメタクリレートおよびポリ(α−メチルスチレン)で
ある。
良い正動作形レジストは、処理中ピンホールを避けるた
めに、分子量50000以下のポリマーを極く小量含有
した平均分子量100000以上のポリメチルメタクリ
レートである。
これは、5xlO−5り一ロン/c1mを供給するだめ
に10キロボルトの電子ビームにあてられる時、95%
のエタノール(残り5係は水)で、或は30容量係のメ
チルエチル・ケトンと70容量チのイソプロパツールと
の混合物で簡単に溶けるようになる。
照射された部分は上述した溶剤で溶けるが、照射されな
かった部分はそのような溶剤では溶けない。
ポリアクリルアミドは良い負動作形レジストである。
その理由は、3×10−2り一ロン/cmdを供給する
10キロボルトの電子ビームがポリアクリルアミドを脱
イオレ水で溶ける速度を遅らせるようになるからである
他方、照射されなかった部分は濃燐酸に耐え、これはア
ルミニウムの被覆として有用になる。
このエレクトロレジストは、メタノールのような大抵の
有機溶剤では除去されない。
それは、基板のスパッタリング、エツチング処理のだめ
の優れたマスクを形成する。
良い結果を与えた良いポリアクリルアミド・レジストの
平均分子量は45X107である。
エレクトロレジストは、電子衝撃を感知して特定の溶剤
でもつと溶けやすくなるか逆に溶けにくくなる種々の市
販の1ホトレジスト〃のどれもにより、また提供され得
る。
そのようなホトレジストの3種類は、シッフシー(sh
ipley)社が作ったAZ−1350およびAZ−1
350H並びにGAF社が作ったマイクロライン(mi
croline)PR−102である。
エレクトロレジストは、種々の無機化合物および有機化
合物のうちのどお一つでもよい。
基板上。の例えば二酸化シリコン膜および窒化シリコン
(si3N4)膜は、電子ビームがあたる時、成る種の
エツチング液でもつとよく溶けるようにされる。
緩衝弗化水素酸は、二酸化シリコン膜の電子ビームで処
理されなかった部分にくらべ処理された部分をもつと簡
単に溶かす。
この特性は’BEER’効果(すなわち、電子衝撃によ
るエツチング速度の増加)として知られる。
約3のエツチング増加比が得られるので、電子ビームで
衝撃された部分は完全にエツチングされで除かれるが、
第3の非衝撃層(これはエツチングで除かれる)が少し
だけ残る。
例えば、約1090OAの厚さの酸化膜が形成されたシ
リコン基板は、全部で0.5クーロン/crAまで電子
照射された領域を有し、その後6ボルトで′P“エツチ
ング液により電解的にエツチングされる。
シリコンは、非照射領域に対して142A/分そして照
射領域に対して416A/分のエツチング速度を生じる
だめの陽極である。
同一のシリコン基板を陰極にしてその他の状態を諾て同
じにした時、エツチング速度は非照射部分に対して13
4A/分そして照射部分に対して391X/分であった
また、シリコン基板を15ボルトの陰極にしだ時には、
相対エツチング速度は非照射部分に対して153A/分
そして照射部分に対して460A/分であったヶこの例
では、使用したエツチング液が弗化水素酸の緩衝溶液(
pH6,5)であったことに注目されたい。
これは、10MのNH4Fと262MのHFとの水溶液
である。
厚さ100OOAの二酸化シリコン膜のエツチング速度
増加を保証するために0.25〜1シ一ロンΔdmm2
程少い電子ビームが供給され得ることがまた分ったし、
非照射部分は7000X8000Aの厚さまでエツチン
グされそして0.5〜1.0り一ロン/cm3照射され
た部分は完全にエツチングされた。
組成の如何とは無関係に、エレクトロレジスト層13の
厚さは、その中に形成されるパターンの鮮明変にとって
また重要である。
エレクトロレジスト層13の厚さは、回路部品パターン
に所望される解像度と同じ程度でなければならない。
典形的な厚さの例は、約0.2〜1.0ミクロンである
もし所望の解像度が0.1ミクロンならば、その時には
エレクトロレジスト層は0.5ミクロン以下の程度にす
る必要がある。
再び第1図において、所定パターンの窓14(これは所
望の配列のカソードルミネセンス・マークに対応する所
定形状を有する)はエレクトロレジスト層13に形成さ
れる。
エレクトロレジスト層13に異なる溶解度のマーク・パ
ターンを刻むために、エレクトロレジスト層13は小さ
なサイズ例えば直径0.2ミクロンの走査電子ビーム(
図示しない)によって照射される。
電子ビームの位置は電算機からの命令によりエレクトロ
レジスト層で順次動かされ、エレクトロレジスト層を選
択照射しかつ所望のパターンを作る(2以上の説明は前
述したアメリカ合衆国特許第 3679497号明細書の記載を参照されたい)。
照射後、エレクトロレジスト層13は、窓14をあけか
つ基板10の主面11の選択した部分を露出するために
、現像される。
このために使用した溶剤は、前述したようにエレクトロ
レジスト層の組成によって変る。
エレクトロレジネト層13に所定パターンのマークを形
成したのち、所望配列および所定形状のカソードルミネ
センス・マークに対応するパターンは、窓14を介して
基板10に凹みパターン15をエツチングすることによ
り、基板10中のパターンに転写される。
このための適当なエツチング液は、基板10の材質次第
で変る。
石英の基板に対しては、弗化水素酸溶液が適当なエツチ
ング液である。
凹みパターン15の深さは、使用した特定のエツチング
液のエツチング時間で決められる。
貝形例では、エツチング時間は、基板1oは少なくとも
約60OAの深さの凹みパターンを形成するのに足りる
時間である。
第2図において、残ったエレクトロレジスト層13は適
当な溶剤で除去され、そしてカソードルミネセンス材料
の層16は普通の高周波スパッタリングまたは蒸着技術
によって主面11上に形成され凹みパターン15を哩め
る。
特定のカソードルミネセンス材料はこの発明の特定の用
途で変る3図示mように、所定形状のカソードルミネセ
ンス・マーク(その間隔が狭い)の規則正しい配列を有
する基板10を集積回路用基板として直接使用するため
に、電子ビームおよび後述するようなホトディテクタの
感度に依存するどんなカソードルミネセンス材料も使用
できる。
ホトカソード源を製作する際に使用するためには、カソ
ードルミネセンス材料は、紫外線などを実質的に透過す
る材料例えばマンガンで活性化された弗化カルシウム(
すなわちCaF2:Mn)が望ましい。
従って、ホトカソード源から投射されるパターン化され
た電子ビームの一部としてカソードルミネセンス・マー
クが再生される際にはどんな困難にも出会わない。
カソードルミネセンス層16は、その形成後、研磨もし
くは積極的にラップ・エツチングされて主面11上のカ
ソードルミネセンス層が除去されるが、凹みパターン中
に残されたカソードルミネセンス材料は規則正しい配列
でかつ所定形状(例えば図示のように正方)のカソード
ルミネセンス・マーク17を形成する。
プレーナ面は、従ってカソードルミネセンス・マーク1
7でもってその位置に提供される。
後述するような集積回路またはその他の超微小電子回路
部品を作るために、基板は、この発明に従い、この形態
で使用できる。
所定形状のカソードルミネセンス・マーク17のパター
ンは、所望どおりどんな規則正しい配列であってもよい
パターンは、後述するようにフィールド(field)
からフィールドへ走査電子ビームの位置合わせを容易に
するために、対称的であることが望ましい。
第3図ないし、35図は、カソードルミネセンス・マー
ク17の幾種類かの代表的なパターンを示す。
カソードルミネセンス・マークは、第3図に示すような
平行線パターン、第4図に示すような格子状パターン或
は第5図に示すような行列パターンを形成し得る。
どの場合にも、カソードルミネセンス・マーク17の形
状およびその間隔は所望の位置合わせ精度を提供するよ
うに選ばれ、そしてカソードルミネセンス・マーク17
のサイズすなわち幅まだは面積は所望の位置合わせ精度
に対応するように選ばれる。
貝形例では、カソードルミネセンス・マーク幅()たは
直径)は0.5ミクロンよりも小さくかつ中心から中心
までの間隔は200〜2000ミクロンである。
得られた位置合わせ装置の精度は通常0.5ミクロン以
下である。
これに関連して注目されたいことは、カソードルミネセ
ンス・マーク17のネガでカソードルミネセンス材料を
形成することにより等価なカソードルミネセンス・マー
クJ得られることである。
すなわち、所望のカソードルミネセンス・マークの所定
形状で基板の主面の露出部分を区画するように、カソー
ドルミネセンス層は形成される。
第6図および第7図において、主面11に隣接したカソ
ードルミネセンス・マーク17を有する基板10はホト
カソード源に作られる。
紫外線を通さない隣接の非透過性層18は主面11およ
びカソードルミネセンス・マーク17に被着される。
非透過性層18は、紫外線を反射するものでもよいし或
は吸収してしまうものでもよい。
非透過性z層18は、吸収層の場合には、二酸化チタン
を含有する酸化物の形態のチタン・イオン含有材料、ま
たはFe+s含有材料のような他の材料で作れる。
チタンの酸化物を使用する時には、非透過性層18は、
酸化性雰囲気中でチタンを反応スパッタリングするか、
総二酸化チタン自体の高周波スパッタリングにより、作
れる。
或は、チタン層を蒸着臥、その後その場で全体的に或は
部分的に酸化して非透過性層18を提供してもよい。
非透過性層18が反射層の場合には、厚さ約80OAの
アルミニウムまたはクロム層は、普通のスパッタリング
技術により、主面11の露出部分およびカソードルミネ
センス・マーク17上に被着され得る。
どちらの場合も、厚さ約150OAの例えば石英または
他のガラスの保護層(図示しない)は、非透過性層18
上に形成され、次の酸化’lぎかつ/または新しいホト
カソード材料でホトカソード源を周期的に再適合させる
それから、非透過性層18上にエレクトロレジスト層1
9を被着し、所望の回路部品パターンのポジまたはネガ
は、エレクトロンジスM層19を走査電子ビームまたは
電子像投射装置で照射すること(これについては、アメ
リカ合衆国特許第3679497号明細書を参照された
い)により、異なる溶解度でエレクトロレジスト層19
に刻み込まれる。
所望の回路部品パターンは、エレクトロレジスト層19
のより溶けやすい部分を適当な溶剤で溶かすことによっ
て非透過性層18の選択した表面部分を露出させるため
に、エレクトロレジスト層19に形成される。
所望の回路部品パターンは、エレクトロレジスト層19
の窓20を介して非透過性層18をエツチングまたはイ
オン・ミリング(ionmilling)することによ
り、非透過性層18へ転写される。
このための適当なエツチング液は希弗化水素酸である。
第7図において、エレクトロレジスト層19の残された
部分はトリクロロエチレンまたはアセトンのような適当
な溶剤で除去され、そしてホトカソード材料から成る層
22は主面11の露出した表面部分、カソードルミネセ
ンス・マーク17および非透過性層18上に被着される
ホトカソード材料は、パラジウム、金、白金、アルミニ
ウム、バリウム、銅またはヨー化セシウムのような、空
気に触れても安定な材料であることが望ましい。
そのようなホトカソード材料は真空蒸着または高周波ス
パッタリングによって被着される。
このようにして得られた非透過性層18とホトカソード
層22の組合わせは、従って紫外線のような光を感知す
ることによって照射で所定の回路部品パターンの電子ビ
ームを投射するのに適したホトカソード源になった。
第7図に示す最終製品のホトカソード源は、後述するよ
うにこの発明に従って使用できる。
カソードルミネセンス・マークが基板の中に引っ込んで
いるので、この発明に用いられるホトカソード源は非プ
レーナ状面に由来する光学的歪なしに作られ得る。
これに関して、紫外線を実質的に通すカソードルミネセ
ンス・マーク17の重要さは、ホトカソード源を設計し
かつ製作する際に不必要な困難を避けるように強調され
る。
得られたホトカソード源がネガを投射することにもまた
注目されたい。
すなわち、所望の回路部品パターンのネガであるパター
ン化された電子ビームを発生するように設計されるので
ある。
それは、負動作形エレクトロレジストとともに電子像投
射装置中で使用するために設計される。
ホトカソード源の他の実施例(第8図〜第10図)第8
図ないし第10図には、この発明のホトカソード源を製
作するための他の実施例が示されている。
対抗する主面31および32を有する基板30は、基板
10と同一の考慮で選ばれた材料で作られる。
主面31上には、ホトカソード源に使用されるカソード
ルミネセンス材料から放出される光を通さない材料の層
33が形成される。
この非透過性層33はチタンのような金属で作られるこ
とが望ましい。
非透過性層33上には、エレクトロレジストの層34が
形成される。
所望のパターン配列のカソードルミネセンス・マークま
たはそのネガ(これは、エレクトロレジストが正動作形
のものか或は負動作形のものかに依存する)は、前述し
たように走査電子ビームまたは電子像投射装置を使用す
ることにより、異なる溶解度のパターンとしてエレクト
ロレジスト層に刻み込まれる。
エレクトロレジスト層は、それから、エレクトロレジス
トの組成に応じた適当な溶剤で現像され、所望配列のカ
ソードルミネセンス・マークに対応する窓35を形成し
て非透過性層33を選択した部分を露出させる。
エレクトロレジスト層34の窓35を介して選択エツチ
ングまたはイオン・ミリングすることにより、所望配列
のカソードルミネセンス・マークに対応する窓36が非
透過性層33にあけられる。
この非透過性層33にチタンを使用した場合には、この
目的のための適当なエツチング液は希弗化水素酸である
所定形状のカソードルミネセンス・マークの所望配列に
対応するパターンは、従って非透過性層33に形成され
る。
エレクトロレジスト層34の残された部分は、トリクロ
ロエチレンまたはアセトンのような適当な溶剤で除去さ
れる。
主面31の露出部分上および非透過性層33上には、所
定形状のカソードルミネセンス・マークを提供するため
に問題のカソードルミネセンス材料の層37が被着され
る。
このカソードルミネセンス層37は、普通の高周波スパ
ッタリングまたは真空蒸着技術によって被着されること
が望ましい。
カソードルミネセンス材料は、CaF2:Mnのような
材料が望ましい。
第8図および第9図に関してこの点で注目されためこと
は、カソードルミネセンス・マーク用の所望の窓を有す
る非透過性層をカソードルミネセンス層の上方ではなく
下方に形成することにより、位置合わせ装置に関する所
定形状の等価なカソードルミネセンス・マークを形成で
きることである。
この実施例中での非透過性層は、カソードルミネセンス
層へ達する電子線を低減するか、或はカソードルミネセ
ンス層により主面上に定置された検出体へ投射されるカ
ソードルミネセンスを低減し得る。
或は、カソードルミネセンス層へ達する電子線またはカ
ソードルミネセンス層によっe投射されるカソードルミ
ネセンスを低減するために、非透過性層はカソードルミ
ネセンス層の上方または下方で所定形状に在り得る。
1非透過性1とは、カソードルミネセンスまたは電子線
を全部吸収ないし反射するのではなく、発生されたカソ
ードルミネセンスに認識できる相違を与えるのに足りる
光または電子線を吸収ないし反射するだけが必要な層を
意味する。
非透過性層は、もしカソードルミネセンス・マークによ
って発せられるカソードルミネセンスと明白に異なるカ
ソードルミネセンスを発するならば、それ自体がカソー
ドルミネセンス性であってよい。
実施例とは無関係に、この形態すなわち非透過性層33
およびカソードルミネセンス層37を有する基板30は
、後述するように集積回路またはその他の超微l電子部
品を製作する際、直接基板として使用できる。
しかしながら、基板は更に処理され、カソードルミネセ
ンス層37上に非透過性層38を形成することによって
ホトカソード源を形成することが望ましい。
この非透過性層38は、所望のホトカソード材料が感知
する紫外線または他の照射線を吸収してもよいし或は反
射してもよい。
非透過性層38は、上述した非透過性層18と同一の材
料およびやり方で作られることが望ましい。
非透過性層38上にはそれからエレクトロレジスト層3
9が被着される。
その後、所望の回路部品パターンまたはそのネガ(使用
したエレクトロレジストか正動作形のものか或は負動作
形のものかによって違う)は、電子線が照射されること
によって異なる溶解度のパターンが刻み込まれる。
前述したように走査電子ビームまたは電子像投射装置を
使って電子線を発生させることが望ましい。
選択照射されたエレクトロレジストはその後適当な溶剤
で現像され、所望の回路部品パターンのポジに対応する
窓40をエレクトロレジスト層39に形成する。
しかるのちに、窓40を介して非透過性層38、カソー
ドルミネセンス層37および非透過性層33に窓パター
ン41を選択エツチングまたはイオン・ミリングするこ
とによって主面31の一部を露出させるために、所望の
電子部品パターンは非透過性層38べ転写される。
この目的のための適当なエツチング液は希弗化水素酸で
ある。
第10図にお―て、エレクトロレジスト層39の残った
部分はトリクロロエチレンのような適当な溶剤で除去さ
れ、ホトカソード材料の層42が非透過性層3Bおよび
主面31の露出部分に被着されてホトカソード源を仕上
げる。
ホトカソード層22について前述したのと同一のホトカ
ソード材料被着技術をこのホトカソード層42にも使用
することが望ましい。
出来上つなホトカソード源は、ポジを投射することに注
目されたい。
すなわちこのホトカソード源によって発生されるパター
ン化された電子ビームは所望の電子回路部品のポジであ
る。
従って、このホトカソード源は、正動作形のエレクトロ
レジストとともに電子像投射装置中で使用するように設
計される。
エレクトロレジストへのパターン製作方法(走査電子ビ
ームを使用する例) 第11図ないし第13図は、基体に対して1子ビームを
位置合わせすることによって基板上のエレクトロレジス
トに非常に正確なパターンを作るだめの方法を説明する
ものである。
この発明に適用できる走査電子ビームはアメリカ合衆国
特許第3679497号明細書に示されている。
こ\で使用される基体は、第3,4または5図に示した
ように作った基板、或は第9図から非透過性層38およ
びエレクトロレジスト層39を除去した基板が望ましい
説明の便宜上、第3,4または5図に示されかつ説明さ
れたようにして作った基板10が基体11’として使用
されこの基体10’が走査電子ビームとともに使用する
ために第11図に示される。
或は、基体は、半導体ウェーバまだは適当な絶縁性基板
もしくは半導体基板(この基板上にエピタキシャル成長
層が作られている)でもよい。
第11図について詳しく説明すれば、基板10の主面1
1に隣接して、所定形状のカソードルミネセンス・マー
ク17がら成る小間隔で規則正しい配列が形成されてい
る。
金属、絶縁体まだは半導体のような所望の材料で作られ
、かつ回路部品パターンが所望される層50は、スパッ
タリング、蒸着、エピタキシャル成長または他の任意適
当な技術によって主面11およびカソードルミネセンス
・マーク17の露出部分上に形成される。
しかるのち、エレクトロレジスト層51は、主面11お
よびカソードルミネセンス0マーク17上の層50に被
着される。
4のホトディテクタ53は、カソードルミネセンス・マ
ーク17を区画するために、基体10′の反対側の主面
12に隣接した基体受け57の中に配置される。
すなわち、各ホトディテクタ53は、カソードルミネセ
ンス・マーク17が照射されることによって発生したカ
ソードルミネセンスを検出するために、カソードルミネ
センス・マーク17の近くに配置される。
この構成はもちろん基体がカソードルミネセンスを実質
的に通す場合であって、逆にもし基体がカソードルミネ
センスを通さないならば、ホトディテクタは、発生した
カソードルミネセンスの散乱による解像度の低下を避け
るために、基体の走査電子ビーム52と同じ側にかつ物
理的にできるだけカソードルミネセンス・マーク17に
近づけて配置され得る。
第12図および第13図について詳しく説明すれば、こ
の構成は、基体の主面の正確に選択した領域を選択照射
するために、フィールドから隣接するフィールドへ、走
査電子ビームを基体10/の主面11と位置合わせする
のに使用できる。
第12図に示すように、基体10/は隣接するフィール
ドに分けられる。
フイーレドはカソードルミネセンス・マーク17によっ
て左右対称的に境界がつけられることが望ましく、例え
ば成るカソードルミネセンス・マークは各フィールドの
交差点に在るが、成るカソードルミネセンス・マークは
各フィールドの各側面沿いの中心に在る。
走査電子ビーム52を例えばフィールド54と位置合わ
せするために、走査電子ビーム52は、対角線上の2個
のカソードルミネセンス・マーク例えば171.172
に順次重なるように変調される。
カソードルミネセンス・マーク17..1721近<に
配置されたホトディテクタ53からの出力信号は、陰極
線管(CRT)55へ供給される。
これはまた、走査電子ビーム52を制御する電算機56
から入力される正確な位置合わせのためにカソードルミ
ネセンス・マークの意図した位置を有する。
2個のホトディテクタ531,532(図示せず)から
の信号が走査電子ビームとカソードルミネセンス・マー
クの最適位置合わせおよびカソードルミネセンス・マー
ク171.172の意図した位置の重畳入力の位置合わ
せを指示するまで、走査電子ビーム52は基体10′に
対して動かされる。
その後、走査電子ビーム52は対角線上の他の2個のカ
ソードルミネセンス・マーク173.174に順次重な
るように変調され、これはカソードルミネセンス・マー
クに対応するホトディテクタからの出力がカソードルミ
ネセンス・マークと走査電子ビームの最適位置合わせお
よび電算機56からのカソードルミネセンス・マーク1
73および174(図示せず)用の重畳された理論的入
力の位置合わせでもってCRT55上で→牧するまで続
く。
走査−子ビーム52は、その後位置合わせされかつ電算
機56からの命令でフィールドを選択照射するだめの用
意をする。
フィールド54の照射の終りに、基体10′ は、走査
電子ビームの走。
査フィールドが基体10′上の次に選択照射されるべき
フィールド54′と一致するように、物理的に動かされ
る。
位置合わせシーケンスはそれから前述したように繰り返
される。
各フィールド54において、前述したアメリカ合衆国特
許第3679497号明細書に記載されたように走査電
子ビーム52に対して基体10′を動かすか、逆に走査
電子ビームを電磁的に偏向することによって基体10′
に対しで走査電子ビーム52を動かす手段を手動で或は
自動的に作動することにより、位置合わせが行なわれる
ホトディテクタ&3によって検出された光の放出がその
所定位置合わせ値を指示するまで、走査電子ビームまた
は基体を相手に対して動かすことにより、位置合わせは
達成される。
上述した所定の位置合わせ値は、カソードルミネセンス
・マーク17の所定形状と走査電子ビーム52の所定の
断面形状との相対関係で変ることに注目されたい。
所定の形状が同一である場合には、問題はたんにカソー
ドルミネセンスの最大値を読み取るか逆に最小値を読み
取るかである。
走査電子ビーム52の所定の断面形状が対応するカソー
ドルミネセンス・マークの所定形状と違う場合には、位
置合わせを決定するだめの読みは少し違う。
最適位置合わせは、カソードルミネセンスの信号の読み
を最大値または最小値ではもはや指示されない。
むしろ、走査電子ビームとカソードルミネセンス・マー
クの幾何学的形状のどんな変化も考慮に入れてピーク状
態中の成る点を選択することにより、或は走査電子ビー
工が対応するカソードルミネセンス・マークへ出入りす
る時ホトディテクタからの信号の立上がりの成る点を選
択することにより、信号の読みはピニク状態に達しかつ
最適位置合わせは達成される。
後者の位置合わせシーケンスは、カソードルミネセンス
・マークの縁と位置合わせされる。
第13図に示した位置合わせ装置は、オペレータがCR
T上の読み取りに従って位置合わせの調節を行なえるの
で、当業者にとっては手動装置を意味する。
これは、位置合わせシーケンスを完了するだめに比較的
長い時間を要するので、望ましい装置ではない。
従って、位置合わせシーケンスは後述するような電気信
号処理同格を有する自動位置合わせ装置に適用されるこ
とが望ましい。
位置合わせ後、層50に形成されるべき所望の回路部品
パターンまたはそのネガに対応する所定のマトリクスに
より、走査電子ビーム52は各フィールド54において
動かされる。
走査電子ビーム52が所望の回路部品パターンのポジを
照射するか或はネガを照射するかは、使用するエレクト
ロレジストの形式次第である。
もし正動作形のエレクトロレジストを使用するならば、
すなわち照射された結果エレクトロレジスト層が所定の
溶剤でもつと溶けやすくなるならば、その時には層51
に所望の電子回路部品パターンのポジを形成すべくエレ
クトロレジスト層51は照射される。
逆に、もし負動作形のエレクトロレジストを使用するな
らば、すなわち照射された結果エレクトロレジスト層が
所定の溶剤でもつと溶けにくくなるならば、その時には
層50に所望の電子回路部品パターンのネガを形成すべ
くエレクトロレジスト層51は照射される。
どちらの場合も、装置の精度は、エレクトロレジスト層
51が照射されるフィールド54のサイズ並びにカソー
ドルミネセンス・マーク17のサイズおよび間隔に主と
して基づく。
例えば、もし5基体上に形成されるべき集積回路のサイ
ズが2×2im(80X80ミル)でありかつ1ミクロ
ンよりも小さい精度が所望されるならば、電子走査はサ
イズ1×1mm(40X40ミル)の4個のフィールド
で行なわれなければならない。
或は、もし0.2ミクロンよりも小さい精度が所望され
るならば、同一の基体は200X200ミクロンの40
0のフィールドで走査されることが望ましい。
カソードルミネセンス・マーク17のサイズは、検出が
全く質的であるようにされる。
すなわち、カソードルミネセンス・マークはそのサイズ
が例えば0.5X0.5ミクロン以下(間隔が例えば2
00±0.2ミクロン)であるので、ホトディテクタ5
3によってどんな光も検出される時にはいつでも基体1
0’に対する走査電子ビーム52の位置は0.2ミクロ
ンの許容値内で知られるようになる。
逆に、カソードルミネセンス・マーク17のサイズがも
つと大きくかつ光が量的に測定されるならば、基体10
’に対する走査電子ビーム52の位置は正確に知られる
ようになる。
ともあれ、カソ一ドルミネセンス・マーク17は、走査
電子ビームの断面形状と同一の所定形状であることが望
ましい。
走査電子ビームの偏向および歪に由来する解像度誤差は
、位置合わせ装置でもって所望の精度まで減少される0
走査電子ビーム52は、例えば前述したアメリカ合衆国
特許第3679497号明細書に記載された従来形の位
置合わせ装置で得られる精度よりも大きい精度で基体と
位置合わせされることができる。
エレクトロレジストへのパターン製作方法(電子像投射
装置を使用する例) 第14図ないし第16図について詳しく説明すれば、こ
の発明は、電子像投射装置中の基体上のエレクトロレジ
スト層に非常に正確なパターンを作るのに使用される。
ホトカソード源43は第1図に示されかつ説明したとお
りであるが、カソードルミネセンス層が局部化され、か
つ所定形状の2個のカソードルミネセンス・マーク61
および61′が基体60の周辺部で互に直径の両端に設
けられる点が違う。
ホトカソード源から発生されるパターン化された電子ビ
ームは、所定の断面形状を有しかつ間隔が基体60上に
付けられたカソードルミネセンス・マーク61および6
1′に実質的に対応する一組の位置合わせビーム部分を
含む。
これに関して注目されたいことは、カソードルミネセン
ス・マーク61および61′は実際には層62の開口部
であることである。
層62は、この上のカソードルミネセンス層から発せら
れる光を通さない。
従って、カソードルミネセンス層63からの発光パター
ンは、非透過性層62の開口部に対応しかつ前述したよ
りなカソードルミネセンス・マークの非常に規則正しい
配列の等何物となる。
非透過性層62およびカソードルミネセンス層63を有
する基体60は、金属または半導体のような適当な材料
で作った層64(この層64に或はこの層64を介し集
積回路の一部が基体60の主面65に形成されるように
なっている)を接着またはエピタキシャル成長させるこ
とにより、電子像投射装置用に作られる。
しかるのちに、所望の高精度の回路部品パターンが形成
されるべきエレクトロレジスト層66は層64の上に被
着される。
エレクトロレジスト層66を被着したのち、基体60は
、第14図ないし第16図に示されかつ説明されている
ようなそして前述したアメリカ合衆国特許第36794
97号明細書にもつと詳しく述べられているような電子
像投射装置の中ヘホトカソード源43(これもまた電子
像投射装置の中に置かれる)と事実上平行関係で挿入さ
れる。
第14図は、電子像投射装置を示す。
非磁性体で作られかつハーメチックシールされた室70
は、諸部品を出し入れするために、取り外し可能な端キ
ャップ71および72を備える。
室70がハーメチックシールされたあとで室70の中で
部分真空を作れるように、室70の側壁には吸出しロア
3がまた設けられている。
円筒状のホトカソード源すなわちエレクトロマスク74
と位置合わせ可能な基体60の主面の選択した領域とは
、事実上平行にかつ間隔を置いて、室70の内部に置か
れる。
基体60は、あとでもつと詳しく説明するような基体受
け75で支持される。
ホトカソード源74、基体受け75はそれぞれ環状のさ
ら形支持物76.77によって平行配列に置かれる。
ホトカソード源74と基体受け75は管状のスペーサ7
8によって正確に離される。
スペーサ78は、支持物76.77の周辺の近くでそれ
ぞれガスケツ)81.82を介して溝付きフランジ79
.80と係合する。
これらの全アセンブリは、室内のホトカソード源および
基体の位置替えを簡単にするために、支持物76で室7
0の端キャップ71から支持される。
ホトカソード源74は陰極として作られかつ基体60は
陽極として作られ、ホトカソード源74から放出された
電子を基体60に向けかつ加速する。
これを行なうために、基体受け75並びに支持物76お
よび77は高導電性材料で作られ、そしてスペーサ78
は高絶縁性材料で作られる。
例えば−10キロボルトの電源78Aの電圧は支持物7
6および77並びに基体受け75を通してホトカソード
源74および基体60にかけられる。
室70のまわりには3組の電磁コイルが互に垂直に置か
れ、基体60に当る電子ビームを制御する。
すなわち、円筒状の電磁コイル831,832゜および
833は、ホトカソード源74から基体臼への電子ビー
ム路沿いに軸方向に置かれ、電子がカソード源から基体
までの距離を走行する時電子を旋回させかつ半径方向に
動かす。
これらの電磁コイルは、ホトカソード源から放出された
パターン化された電子ビームの回転θおよびサイズMを
制御し次いでパターン化された電子ビームを集束する。
短形の電磁コイル84.および842並びに851およ
び852は、ヘルムホルツ対で互に垂直にかつ電磁コイ
ル83.〜833とも垂直に対称配置され、電子がホト
カソード源から基体までの距離を走行する時電子を横に
偏向させる。
これらの電磁コイルは、ホトカソード源から放出された
パターン化された電子ビームの方向(X座標およびY座
標の方向で)制御する。
動作時、後に反射体87が在る水銀灯のような光源86
は、ホトカソード源74中のホトカソード188(例え
ば金またはパラジウム)を照射する。
このホトカソード層88は、所望の回路部品パターンの
ネガを含む層90が上に在る石英のような事実上透明な
基板89を通して照射される。
層90は光を通さない材料(例えば二酸化チタ巧)で作
られる。
従って、ホトカソード層は、エレクトロレジストが正動
作形のものか或は負動作形のものかに依存して層64(
第16図)に形成されるべき所望の回路部品パターン或
はそのネガに対応するパターン化れた電子ビームを放出
する材料で作られる。
ホトカソード源74から放出されたパターン化された電
子ビームの一部は、所定の断面形状(例えば300×3
00ミクロンの正方形)を有する少なくとも一つ望まし
くは二つの比較的小さい位置合わせビーム部分91およ
び92(第16図)である。
これらの位置合わせビーム部分91と92は、その間隔
が広く、ホトカソード源からのパターン化された電子ビ
ームの周辺沿いのそれぞれの両端に位置することが望ま
しい。
第15図に示すように、基体60は、基体受け75の中
に物理的に許容できる限界内で正確に装架され、従って
ホトカソード源74に対して正確に装架される。
基体60は平らな周辺部93を有し、基体受け75は基
体60が適合するくぼみ鯛を有する。
基体受け75は、くぼみ94の1辺近くの各象限に位置
するピン95,96,97および98を有する。
基体60は、その平らな周辺部93をピン95および9
6で支えかつその曲った周辺部99をピン97で支える
ことにより定着される。
従って、基体は約25ミクロン以下の精度で位置決めさ
れる。
圧縮ばね100に取り付けられた可動ピン98は、基体
60の曲った周辺部で押され、基体60をしっかりと保
持し従って基体60を正確に位置付ける。
第16図に示すように、所定形状のカソードルミネセン
ス・マーク61および61/は、上述したように基体6
0に形成される。
カソードルミネセンス・マーク61および61′は、基
体の周辺近くに広間隔で配置され、かつ所定形状の位置
合わせビーム部分91および92(これらは照射された
ホトカソード源から放出されるパターン化された電子ビ
ームの一部を形成する)と同一の形状であることが望ま
しい。
ホトレジスト層またはエレクトロレジスト層(第8図な
いし第10図について前述したような)中の所望の断面
の窓パターンを介して基体を選択エツチングもしくはイ
オン・ミリング(ion milling)することに
より、所定形状のカソードルミネセンス・マーク61お
よび61′は正確に形成できる。
位置合わせビーム部分およびカソードルミネセンス・マ
ークの所定形状は、従って、正方形、短形または円のよ
うな任意適当な幾何学的形状で良く、例えば=辺aが約
0.25tg(10ミル)の正方形であることが望まし
い。
基体受け75中の所定形状のカソードルミネセンス・マ
ーク61および61/の後にはホトディテクタ101お
よび102が置かれる。
各ホトディテクタ101,102にはそれぞれリード線
103゜103Aおよび104.104Aが接続され、
これらのリード線は室70の真空シール105を介して
外部へ出ている。
ホトディテクタ101および102はカソードルミネセ
ンス・マーク61および61′によって発生されたカソ
ードルミネセンス(これは通常光である)を基体60を
通して検出するようになっており、かつ基体からのカソ
ードルミネセンスがカソードルミネセンス・マークの近
くでたとえ分散、散乱されても検出できるように、ホト
ディテクタはそのサイズがカソードルミネセンス・マー
ク61および61′よりもかなり大きい。
そのため、ホトディテクタ101および102はその幾
何学的形状の許す限シ基体60のきわめて近くに置かれ
る。
この点に関して注意していたソきたいことは、成る種の
実施例例えば基体60がカソードルミネセンスを透過し
なりものでは、カソードルミネセンスが検出されるよう
に、基体60のホトカソード源と同じ側にホトデイテフ
タ101および102を置くほうがよいことである。
しかしながら、カソードルミネセンス・マークとホトデ
ィテクタの間でその解像度次いで位置合わせの精度が低
下しないように状態が許せばホトディテクタ101およ
び102はカソードルミネセンス・マーク61および6
1′の近くに置かれることが望ましい。
従って、解像度およq精度が低下しない状態が可能な場
合には、ホトディテクタは基体60のホトカソード源と
は反対側に置かれることが望ましい。
動作時、用定の断面形状をした位置合わせビーム部分9
1.92は、所ポ形状のそれぞれカソードルミネセンス
・マーク61,61’に射突しかつ重なる。
電子ビームは、位置合わせビーム部分とカソードルミネ
センス・マークの重なりの度合に対応するカソードルミ
ネセンスを生じる。
従って、ホトディテクタ101および102で信号を観
察するだけで位置合わせは正確に記録できる。
位置合純せビーム部分とカソードルミネセンス台マーク
とは、従って、検出されたカソードルミネセンスが位置
合わせビーム部分とカソードルミネセンス・マークの最
適位置合わせを指示する場合の所定位置合わぜ値として
検出するだけにより、正確に位置合わせされ得る。
この発明は、従って、ホトカソード源74によ2つて発
生されたパターン化された電子ビームを、基体60の主
面の正確に位置決めされた領域へ位置合わせする方法を
提供する。
更に、総てのパターン化された電子ビームが所望の精度
例えば1ミクロンの分数値以内で基体に選択的に当るよ
うに同一のカソードルミネセンス・マークと連続するホ
トカソード源の同様な位置合わせビーム部分とを使用す
ることにより、基体は連続するホトカソード源と同様に
位置合わせされ得る。
カソードルミネセンス・マークと対応する位置合わせビ
ーム部分を放出するホトカソード源とが整形されかつ空
間的に位置決めされ得る精度まで誤差は小さくされる。
これは、走査形電子顕微鏡および電子像投射装置をもっ
てすれば全く容易である。
ホトディテクタ101および102から流れ出くる電流
は、適当な電子増幅器およびサーボ機構で処理され、も
ってパターン化された電子ビーム全体を基体に対して自
動的に移行させ、かつ位置合わせビーム部分91.92
をそれぞれカソードルミネセンス・マーク61,6丁′
と一直線に正確に位置決めする。
この目的のために、変調手段のような適当な手段を使っ
て電磁コイルへの電気的入力を振動させ、もって位置合
わせビーム部分91および92をしてカソードルミネセ
ンス・マーク61および61/上で振動させるか或は代
表例では円を描かせる。
従って、ホトディテクタ101および102からの電気
的出力は変調されることになる。
第17図にブロック図で示す電気回路は、カソードルミ
ネセンス・マーク61および61/に対してこれらと同
一の対応する所定形状の位置合わせビーム部分91およ
び92を調節し、かつホトカソード源74からのパター
ン化されたi子ビーム全体に対して基体60の主面の選
択した領域を正確に位置合わせするためのものである。
ホトディテクタ101からの変調された電気信号はリー
ド線104を通じて前置増幅器106へ送られ、その後
増幅された信号はリード線107を通じて同調増幅器1
08へ送られる。
同調増幅器108の出力はリード線109を通じて位相
調節器110へ、その後リード線111を通じて位相検
波器112へ送られる。
ゲーテッド発振器113は、それぞれリード線114お
よび116,115および117を通じて互に90°位
相がずれだ基準信号を位相検波器112へ供給する。
位相検波器112の出力は従ってリート線118を通じ
て送られるX誤差信号とリード線119を通じて送られ
るY誤差信号とから成り、これらの誤差信号はゲート1
20を通ったのちリード線121,122によってそれ
ぞれ積分器123,124へ供給される。
積分器123,124はそれぞれ0算器125.126
へ直流出力を有し、この場合直流出力はゲーテッド発振
器113からそれぞれリード線127,128を通じて
送られて来た交流出力で変調される。
加え合わされた被変調信号は、電磁コイルこの例ではへ
ルムホルツ対の電磁コイル841および842並びに8
51および852に給電するために普通に使用される形
式の電力装置(図示しない)中に制御器へ送られる。
同様に、ホトディテクタ102からの変調信号はリード
線104Aを通じて前置増幅器129へ送られ、その後
リード線130を通じて同調増畷器131へ、更にリー
ド線132を通じて位相調節器133へそしてリード線
134を通じて位相検波器135へ送られる。
ゲーテッド発振器113はまた、上述した二つの基準信
号(位相が互に90°違う)をそれぞれリード線136
,137により位相検波器135へ供給する。
従って、位相検波器135から二つの出力が発生される
一方の出力はリード線138を通じて送られるθ誤差信
号であって、これはゲート140およびリード線141
を通じてモータ被駆動精密ポテンシオメータ142へ送
られ、もって電磁コイル831゜832および833へ
の電流を増減することによってパターン化された電子ビ
ームの回転制御を行なう。
他方の出力はM誤差信号である。このM誤差信号は、主
集束磁界を調節するモータ被駆動連動ポテンシオメータ
144でパターン化された電子ビームのサイズを邪脚す
るだめに、リード線139、ゲート140およびリード
線143を通して送られる。
リード線118,119,138,139を通じて送ら
れる誤差信号は、またそれぞれリード線145.146
,147,148を通じて4人力遅延形零検出器149
へ電子的に交差供給される。
この零検出器149の出力はリード線150を通じてセ
ット−リセット形フリップフロップ151へ送られる。
このフリップフロップ151の動作は、スタート・シー
ケンス・スイッチを作動することによって開始される。
フリップフロップ151が動作を開始すると、電流はリ
ード線152および153を通って流れ始め、光源86
(第1図)を附勢し、もってホトカソード源74から電
子ビーム(所定の断面形状をした、二つの位置合わせビ
ーム部分91および92を含む)を放出させる。
同様に、電流はリード線152および154を通ってゲ
ーテッド発振器113へ流れ、このゲーテッド発振器1
13はリード線114および127゜115および12
8を通じてそれぞれ加算器125126へ位相が互に9
0°違う正弦波の交流出力を供給する。
位置合わせビーム部分91および92を含むパターン化
された電子ビーム全体は、例えば45ヘルツの周波数で
直径6ミクロンの円を描くように振動させられる。
積分器123,124およびポテンシオメータ142.
144の動作によって位置合わせビーム部分91.92
がそれぞれカソードルミネセンス・マーク61.61’
に一度実質的に位置合わせされ\ば、リード線145,
146,147および148を流れる誤差信号は零の値
に達し、これは零検出器149で検出される。
零検出器149は、零を検出した時リード線150を通
じてフリップフロップ151へ送られる電気信号を発生
する。
これは、ゲーテッド発振器113の動作を終らせ、かつ
リード1155,156を通じて送られる信号によりそ
れぞれゲート120,140を閉じる。
この時基体60の全領域上のエレクトロレジスト層の選
択性電子ビーム露光時間シーケンスは開始されかつエレ
クトロレジスト層が充分露光されるまで継続する。
エレクトロレジスト層66を認め得る程度照射するのに
要した期間より相当短い期間で、検出および位置合わせ
は達成された。
エレクトロレジスト層を電子ビームで充分処理し、もっ
て選択した溶剤に対する溶解度を適当に異ならせるのに
適切な期間は通常3秒ないし10秒ある。
次いで、ホトカソード源43の所望の電子回路部品パタ
ーンは、位置合わせの歪なしに、エレクトロレジスト層
66へ転写される。
更に、もしカソードルミネセンス・マーク61および6
1′の間隔が狭くかつ規則正しければ、アメリカ合衆国
特許第3710101号明細書に記載された従来形の位
置合わせ装置には必要な回転補正を行なうことなく、た
んにX補正およびX補正を行なうだけで位置合わせを達
成できることに注目されたい。
その上、基体60を物理的に動かし、かつ/またはパタ
ーン化された電子ビームを電磁的に偏向することにより
、位置合わせは手動で或は自動的に制御できることにも
注目されたい(これについては、前述したアメリカ合衆
国特許第3679497号および第3710101号を
参照されたい)。
どちらの場合も、ホトディテクタ101および102で
検出されたカソードルミネセンス・マーク61および6
1′からの光がその所定位置合わせ値を指示するまで、
補正は継続される。
この発明は、基体によって支持されたエレクトロレジス
ト層へ所望の電子回路部品パターンを正確に転写する際
走査電子ビームまたは電子像投射装置を基体に位置合わ
せするのに特に適しかつそれについて詳しく説明したが
、特許請求の範囲に記載された範囲内で種々変形できる
ことを理解されたい。
例えば、この発明は、各種の科学用お上び工業用の所望
の形状およびパターンを得るために、金属シートの選択
した領域を正確にエツチングするだめの手法に使用され
得る。
【図面の簡単な説明】
第1.2.6および7図はこの発明で使用するホトカソ
ード源の一部をその各種の製造段階で示す断面図、第3
,4および5図はホトカソード源の一部をその成る製造
段階で示す頂面図、第8゜9および10図は別な例のホ
トカソード源の一部をその各種の製造段階で示す断面図
、第11図はこの発明に従って走査電子ビームを利用し
基体上のエレクトロレジスト層に高精度の回路部品パタ
ーンを作る態様を示す略図、第12図はエレクトロレジ
スト層をつけなかった場合の第11図の基体の二部の頂
面図、第13図は第11図に示したような走査電子ビー
ムを位置合わせするためにこの発明を利用した場合の機
能構成部品の相互関係を示す流れ図、第14図はこの発
明を具体化した電子像投射装置の断面図、第15図は第
14図の線X−Xから見た正面図、第16図は第15図
の線XV−XV沿いに切った一部の断面斜視図、第17
図はこの発明に従ってパターン化された電子ビームを自
動的に位置合わせするために第14図に示した電子像投
射装置用の電気回路のブロック図である。 10’、60は基体;11,65は基体の主面;17.
61,61/はカソードルミネセンス・マーク;43,
74はホトカソード源;52は走査電子ビーム;53,
101,102はホトディテクタ;78はスペーサ;7
8Aは電源;831,832゜833.84A、842
,851.852は電磁コイル;91.92は位置合わ
せビーム部分である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光照射を感殖することによって照射時に所定パター
    ンの電子ビームを、使用中に、発生するようになってお
    りかつ前記光照射を実質的に透過する基板の主面によっ
    て支持されたホトカソード源を製造する方法であり、 A、所定形状の複数個のカソードルミネセンス・マーク
    であって電子ビームで照射された各マークの面積に対応
    する強さの照射線を前記電子ビームでの照射時に発生す
    るものをミ前記ホトカソード源を形成する前に、前記基
    板の主面に隣接して形成する工程と、 B、基板の一部に電子線を当てないようにするために、
    電子線を透過しない層を所定バターyで形成する工程と
    、 C0前記非透過性層の上にエレクトロレジストの連続す
    る層を被着する工程と、 D、前記所定パターンに従って電子ビームで前記エレク
    トロレジスト層を選択照射する工程と、E、前記工程り
    中、前記電子ビームの少なくとも一部が前記マークに当
    る時に前記マークから前記基板を通るカソードルミネセ
    ンス照射を周期的に検出して、検出されたカソードルミ
    ネセンス照射がその所定の位置合わせ値を示すまで前記
    電子ビームを前記基板に対して位置合わせする工程と、 F、前記エレクトロレジスト層を前記位置合わせされた
    電子ビームに露光させる工程と、 G、前記非透過性層および前記エレクトロレジスト層を
    エツチングする工程と、 H0前記主面並びに前記非透過性層および前記エレクト
    ロレジスト層の上にホトカソード材料の連続する層を形
    成する工程と、 を含む。 ホトカソード源の製造方法。 2 回路パターンを製作するために、基体の主面の正確
    に位置決めした領域を選択照射する装置であって、A。 所定の断面形状の少なくとも一つの位置合わせビーム部
    分を含むパターン化された電子ビームを発生するだめの
    ホトカソード源と、B洛位置合わせビーム部分に対応し
    、かつ電子ビームでの照射時前記電子ビームで照射され
    たマーク面積に対応するカソードルミネセンスを発生で
    きる少なくとも一つのマークと、C前記基体を前記パタ
    ーン化された電子ビーム発生用のホトカソード源から離
    して位置決めするための手段と、D%前記基体と前記ホ
    トカソード源の間に電圧をかけ、もって前記ホトカソー
    ド源からの電子を前記基体の主面の選択した領域へ向け
    てこの選択領域を選択照射するだめの手段と、E、前記
    基体の主面の前記選択領域に近い縁部分を照射するよう
    に前記ホトカソード源からの前記パターン化された電子
    ビームを向け、かつ前記基体の主面の、対応するマーク
    に近い表面部分のうちの選択した部分を各位置合わせビ
    ーム部分が照射するようにするための電磁手段と、F。 前記対応するマークによって投射されたカソードルミネ
    センスを検出し、かつ前記位置合わせビーム部分によっ
    て照射されたマーク面積に対応する電気信号を発生する
    だめのディテクタ手段と、G。 前記基体に対して前記パターン化された電子ビームを動
    かすために、前記ディテクタ手段からの前記電気信号に
    応答して前記位置合わせビーム部分を対応するマークと
    位置合わせし、もって前記基体の主面の正確に位置決め
    した領域が前記パターン化された電子ビームで選択照射
    され得るように前記基体に対して前記ホトカソード源か
    らの前記パターン化された電子ビームを位置決めする電
    気回路とを備え、各マークが所定の形状を有すると共に
    前記パターン化された電子ビームと位置合わせされるべ
    き基体の主面に隣接して支持されることを特徴とする基
    体の主面の正確に位置決めした領域を選択照射する装置
JP49067255A 1973-06-15 1974-06-14 ホトカソ−ド源の製造方法および基体の主面の正確に位置決めした領域を選択照射する装置 Expired JPS5811744B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US37055873A 1973-06-15 1973-06-15
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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5035800A JPS5035800A (ja) 1975-04-04
JPS5811744B2 true JPS5811744B2 (ja) 1983-03-04

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CA (1) CA1005173A (ja)
DE (1) DE2428225A1 (ja)
FR (1) FR2267583B1 (ja)
GB (1) GB1477872A (ja)

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