JPH11316434A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び画像情報記録方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び画像情報記録方法

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JPH11316434A
JPH11316434A JP13755698A JP13755698A JPH11316434A JP H11316434 A JPH11316434 A JP H11316434A JP 13755698 A JP13755698 A JP 13755698A JP 13755698 A JP13755698 A JP 13755698A JP H11316434 A JPH11316434 A JP H11316434A
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color photographic
halide color
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JP13755698A
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Mitsuyoshi Matsuura
光宜 松浦
Akio Miura
紀生 三浦
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高い発色性と、感材の生保存性及び色再現性が
良好な内蔵型発色現像主薬を用いるハロゲン化銀カラー
写真感光材料の画像形成方法を提供し、この方法を用い
て得られる画像情報を、情報変化時のノイズが少なく、
最終画像情報の品質が極めて良好なハロゲン化銀カラー
画像情報記録方法を提供する。 【解決手段】一般式(I)で表される構造のバラスト発
色現像主薬の1種を含有する層を有するハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料を用いて、現像処理後に現像銀の除去
処理を施さずに画像を形成することを特徴とするハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法。 一般式(I) 例えば

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発色現像主薬誘導体
を内蔵する感光材料を用いる画像形成方法及び画像情報
記録方法に関し、詳しくは、その感光材料を用いて、現
像銀の除去処理を施さずに画像を形成する方法、及び光
学的又は電気的情報に変換後、別の記録材料に画像情報
を記録することを特徴とする画像情報記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料は露光
後、通常発色現像−定着−漂白の3工程により処理され
るが、処理工程ごとに多量の処理液を必要とするため処
理液の運搬や保管などの取扱、使用済みの処理液の廃棄
等が大きな問題となっている。近年、ロンドン条約等の
施行により、写真廃液の海洋投棄が全面的に禁止とな
り、廃液量の削減が当業界にとって重大な技術課題とな
ってきている。これまで、廃液量削減のための有効な手
段としてハロゲン化銀写真感光材料においては発色現像
主薬を内蔵すること、及び処理工程の一部を省略するこ
とが考えられた。発色現像主薬を内蔵するものとして
は、特開昭57−14939号、特開平7−13435
5号、特公昭44−18670号に芳香族第1級アミン
現像主薬を内蔵した感光材料が提案されており、現像液
中には発色現像主薬を含まないアクチベーター処理と呼
ばれる方法が用いられている。しかし、これらの方法で
は、感材の生保存性が極めて悪く実用に耐えない。ま
た、近年ヒドラジン型現像主薬をハロゲン化銀カラー写
真感光材料中に内蔵する方法が公開されており、例え
ば、欧州特許第545,491号、同565,165
号、同572,054号、同593,110号、特開平
7−134355号、同8−227131号、同8−2
86340号、同8−234390号等に化合物が記載
されている。しかし、ヒドラジン型現像主薬は、芳香族
第1級アミン現像主薬と比して、発色性、色再現性が悪
く、実用に耐えない。
【0003】処理工程の一部を省略する方法としては、
例えば特開平9−121265号、同9−146247
号、同9−204031号等には現像処理後残存するハ
ロゲン化銀及び/又は現像銀を除去することなくカラー
画像を形成し、画像情報を電子情報へ変換し、別の記録
材料に画像を形成する方法が記載されているが、発色
性、色再現性が悪いため情報変換時に多くのノイズが発
生し、最終画像情報の品質が著しく悪化するという重大
な問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、高い発色性と、感材の生保存性及び色再現性が
良好な内蔵型発色現像主薬を用いるハロゲン化銀カラー
写真感光材料の画像形成方法を提供すること、及び、上
記画像形成方法を用いて得られる画像情報を、情報変化
時のノイズが少なく、最終画像情報の品質が極めて良好
なハロゲン化銀カラー画像情報記録方法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、 1.支持体上に一般式(I)で表される化合物の少なく
とも1種を含有する層を有するハロゲン化銀カラー写真
感光材料を用いて、現像処理後に現像銀の除去処理を施
さずに画像を形成することを特徴とするハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料の画像形成方法、
【0006】
【化3】 [R、R、R、R、Rはそれぞれ水素原子又
は一価の置換基を表す。R、R、R、R、R
はそれぞれが連結して環を形成しても良い。Xは窒素
又は酸素を表し、Y、Y、Y、Yは炭素又は窒
素を表す。Y、Y、Y、Yが炭素のとき、l,
m=1、Y、Y、Y、Yが窒素のときl,m=
0を表す。Yはアニオン基を表す。aは0〜2の整数を
表し、a=0のときR〜Rに含まれる炭素数の合計
は8以上である。Xが窒素のときn=2。Xが酸素
のときn=1。n=2の場合、Rは同一でも異なって
いても良い。]
【0007】2.一般式(I)において、Yで表される
有機アニオン基が下記一般式(II)で表されることを
特徴とする上記1に記載のハロゲン化銀カラー写真感光
材料の画像形成方法、
【0008】
【化4】 [R、R、R、Rはそれぞれ水素原子又は一価
の置換基を表す。]
【0009】3.一般式(I)において、R〜R
含まれる炭素数の合計は13以上であることを特徴とす
る上記1に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料の画
像形成方法、
【0010】4.一般式(I)において分子量が350
以上であることを特徴とする上記1に記載のハロゲン化
銀カラー写真感光材料の画像形成方法、
【0011】5.現像処理が熱現像であることを特徴と
する上記1〜4のいずれかに記載のハロゲン化銀カラー
写真感光材料の画像形成方法、
【0012】6.現像処理に塩基及び/又は塩基プレカ
ーサーを含む処理剤を用いることを特徴とする上記1〜
5のいずれかに記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料
の画像形成方法、
【0013】7.上記1〜6のいずれかに記載のハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料から得られる画像情報を光学
的情報又は電気的情報に変換し、それに基づいて別の記
録材料に画像情報を記録することを特徴とする画像情報
記録方法、の各々により達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。前記一般式(I)において、R、R、R
及びRはそれぞれ水素原子又は置換基を表し、R
〜Rで表される置換基の例としては、炭素数1〜5
0の直鎖又は分岐の鎖状、或いは環状のアルキル基(例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、t−ブチル、t−アミル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル、ドデシル、
トリフルオロメチル、ヘプタフルオロプロピル等)、炭
素数2ないし50の直鎖又は分岐の鎖状又は環状のアル
ケニル基(例えばビニル、1−メチルビニル、シクロヘ
キセン−1−イル等)、総炭素数2ないし50のアルキ
ル基(例えば、エチニル、1−プロピニル等)、炭素数
6ないし50のアリール基(例えば、フェニル、ナフチ
ル、アントリル等)、炭素数1ないし50のアシルオキ
シ基(例えば、アセトキシ、テトラデカノイルオキシ、
ベンゾイルオキシ等)、炭素数1ないし50のカルバモ
イルオキシ基(例えば、N,N−ジメチルカルバモイル
オキシ等)、炭素数1ないし50のカルボンアミド基
(例えばホルムアミド、N−メチルホルムアミド、アセ
トアミド、N−メチルアセトアミド、ベンズアミド
等)、炭素数1ないし50のスルホンアミド基(例え
ば、メタンスルホンアミド、ドデカンスルホンアミド、
ベンゼンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド
等)、炭素数1ないし50のカルバモイル基(例えば、
N−メチルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイ
ル、N−メシルカルバモイル等)、炭素数0ないし50
のスルファモイル基(例えば、N−ブチルスルファモイ
ル、N,N−ジエチルスルファモイル等)、炭素数1な
いし50のアルコキシ基(例えばメトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、オクチルオキシ、t−オクチルオ
キシ、ドデシルオキシ等)、炭素数6ないし50のアリ
ールオキシ基(例えばフェノキシ、4−メトキシフェノ
キシ、ナフトキシ等)、炭素数7ないし50のアリール
オキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル、
ナフトキシカルボニル等)、炭素数2ないし50のアル
コキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、t
−ブトキシカルボニル等)、炭素数1ないし50のN−
アシルスルファモイル基(例えば、N−テトラデカノイ
ルスルファモイル、N−ベンゾイルスルファファモイル
等)、炭素数1ないし20のアルキルスルホニル基(例
えば、メタンスルホニル、オクタンスルホニル等)、炭
素数6ないし50のアリールスルホニル基(例えば、ベ
ンゼンスルホニル、p−トルエンスルホニル等)、炭素
数2ないし50のアルコキシカルボニルアミノ基(例え
ば、エトキシカルボニルアミノ等)、炭素数7ないし5
0のアリールオキシカルボニルアミノ基(例えば、フェ
ノキシカルボニルアミノ、ナフトキシカルボニルアミノ
等)、炭素数0ないし50のアミノ基(例えばアミノ、
メチルアミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミ
ノ、アニリノ等)、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ
基、ヒドロキシ基、スルホ基、メルカプト基、炭素数1
ないし50のアルキルスルフィニル基(例えば、メタン
スルフィニル、オクタンスルフィニル等)、炭素数6な
いし50のアリールスルフィニル基(例えば、ベンゼン
スルフィニル、p−トルエンスルフィニル等)、炭素数
1ないし50のアルキルチオ基(例えば、メチルチオ、
オクチルチオ等)、炭素数2ないし50のアシルチオ基
(例えば、アセチルチオ等)、炭素数6ないし50のア
リールチオ基(例えば、フェニルチオ、ナフチルチオ
等)、炭素数1ないし50のウレイド基(例えば、3−
メチルウレイド、3,3−ジメチルウレイド、1,3−
ジフェニルウレイド等)、炭素数2ないし50のヘテロ
環基(ヘテロ原子としては例えば、窒素、酸素及び硫黄
等を少なくとも1個以上含み、3ないし12員環の単
環、縮合環で、例えば、2−フリル、2−ピラニル、2
−チエニル、2−ピリジル、2−イミダゾリル、4−モ
ルホリル、2−キノリル等)、炭素数1ないし50のア
シル基(例えば、アセチル、ベンゾイル等)、炭素数1
ないし50のスルファモイルアミノ基(例えば、N−ブ
チルスルファモイルアミノ、N−フェニルスルファモイ
ルアミノ等)、炭素数3ないし50のシリル基(例え
ば、トリメチルシリル、ジメチル−t−ブチルシリル、
トリフェニルシリル等)、ハロゲン原子(例えば、フッ
素原子、塩素原子、臭素原子等)が挙げられる。上記の
置換基は更に置換基を有していてもよく、その置換基の
例としてはここに挙げた置換基が挙げられる。また、R
〜Rは互いに結合して環を形成してもよい。
【0015】一般式(I)中、Yはアニオン基を表し、
具体的にはハロゲン化物イオン、硫酸イオン、リン酸イ
オン等が挙げられる。好ましくはYは有機アニオン基を
表し、具体的には、下記一般式で示されるアニオン等が
挙げられる。
【0016】
【化5】 〜Rの炭素数の合計は保存安定性の点で8点以上
が好ましい。更に好ましくは13以上である。また、感
光材料中での析出を防ぐ点で、分子量が350以上が好
ましい。R〜R17の置換基としては一般式(I)で
示したR〜Rと同様のものが挙げられる。R〜R
の置換基としては、好ましくは置換もしくは無置換の
アリールである。
【0017】以下に、一般式(I)で表される化合物の
具体例を示すが、本発明は勿論これによって限定される
わけではない。
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】
【化8】
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】
【0026】
【化14】
【0027】
【化15】
【0028】次に本発明の一般式(I)で表される化合
物の一般式な合成法を示す。
【0029】
【化16】
【0030】化合物11 54.06g(0.45mo
l)、2−ブロモエチルアミン臭化水素酸塩45.70
g(0.22mol)を約1時間かけて140℃まで加
熱し、更に140〜145℃で2時間加熱する。反応液
に水酸化ナトリウム水溶液を加えてトルエンで抽出、水
洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をカラムクロマト
グラフィーにより分離。黄色のオイル36.14gを得
た。
【0031】化合物12 24.00gをアセトン26
0mlに溶解し、炭酸カリウム20.13gを懸濁。ラ
ウロイルクロライド32gを滴下する。反応終了後、炭
酸カリウムを除去し、溶媒留去。アセトンより再結晶
し、16gを得た。
【0032】化合物14 16gを酢酸70mlに溶解
し、濃塩酸1mlを加え、氷冷しながら、亜硫酸ナトリ
ウム4.8gの5ml水溶液を滴下し、氷冷のまま30
分攪拌する。反応液を水酸化ナトリウムで中和し、酢酸
エチルで抽出する。水洗、乾燥後、溶媒減圧留去する。
残渣をメタノールから再結晶し12gを得た。
【0033】化合物14 12gをエタノール200m
lに溶解し、5%Pd−C1.2gを加え、水素還元す
る。反応終了後、Pd−Cをけい藻土濾過し、溶媒留
去。9gを得た。
【0034】
【化17】
【0035】化合物21の50.19g(0.12mo
l)の500mlの水に溶解する。この水溶液に、氷冷
下、NaBPh4の49.28g(0.144mol)
の200ml水溶液を滴下する。氷冷のまま1時間攪
拌。結晶を濾取、乾燥し、化合物例22 80gを得
る。
【0036】次に、本発明に用いられる、ハロゲン化銀
カラー写真感光材料の構成について説明する。本発明の
ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、支持体上に感光性
ハロゲン化銀、バインダーを含有する層を少なくとも1
層有し、該ハロゲン化銀層又は別層の少なくとも1層に
一般式(I)で表される化合物の少なくとも1種を含有
する層を有し、必要に応じて分光増感色素、現像に対応
して発色する色素前駆体、その他の添加剤等を含有する
ことができる。フルカラーを表現するためには、感光性
ハロゲン化銀を含有する層及び一般式(I)で表される
化合物の少なくとも1種を含有する層がそれぞれ3層以
上であることが好ましい。
【0037】本発明に用いることのできる感光性ハロゲ
ン化銀としては特に制限はなく、ハロゲン組成としては
臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀及
び塩化銀等のハロゲン化銀粒子が任意に使用できる。ま
た、本発明に用いられるハロゲン化銀粒子はイオウ増
感、セレン増感、テルル増感(これら3種はカルコゲン
増感と総称される)、金属増感、又は還元増感の少なく
とも1つをハロゲン化銀乳剤の製造工程の任意の工程で
施すことができる。2種以上の増感法を組み合わせるこ
とが好ましい。
【0038】本発明で用いられる現像に対応して発色す
る色素前駆体等(以下カプラーと表す)としては、発色
現像主薬の酸化体とカップリング反応してイエロー色
素、マゼンタ色素、シアン色素及び赤外色素等を形成す
るものである。また、本発明の効果を損ねることがない
範囲で有色の色素又はその前駆体を用いることができ
る。
【0039】本発明に好ましく使用されるカプラーとし
ては、以下の一般式(1)〜(12)に記載するような
構造の化合物がある。これらはそれぞれ一般に活性メチ
レン、ピラゾロン、ピラゾロアゾール、フェノール、ナ
フトール、ピロロトリアゾールと総称される化合物であ
り、当該分野で公知の化合物である。
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】 本発明に使用できるカプラーの具体例を以下に示すが、
本発明は勿論これによって限定されるわけではない。
【0042】
【化20】
【0043】
【化21】
【0044】
【化22】
【0045】
【化23】
【0046】
【化24】
【0047】
【化25】
【0048】
【化26】
【0049】
【化27】
【0050】
【化28】
【0051】
【化29】
【0052】
【化30】
【0053】
【化31】
【0054】
【化32】
【0055】
【化33】
【0056】
【化34】
【0057】
【化35】
【0058】
【化36】
【0059】
【化37】
【0060】
【化38】
【0061】
【化39】
【0062】本発明で使用するカプラーの添加量は、そ
のモル吸光係数(ε)にもよるが、反射濃度で1.0以
上の画像濃度を得るためには、カップリングにより生成
する色素のεが5000〜500000程度のカプラー
の場合、塗布量として0.001〜100ミリモル/m
、好ましくは0.01〜10ミリモル/m、更に好
ましくは0.05〜5ミリモル/m、程度が適当であ
る。
【0063】本発明の一般式(I)で表される発色現像
主薬の添加量としては、カプラーに対して0.01〜1
00倍、好ましくは0.1〜10倍、更に好ましくは
0.2〜5倍である。
【0064】本発明においては補助現像主薬を好ましく
用いることができる。ここで補助現像主薬とはハロゲン
化銀現像の現像過程において、発色現像主薬からハロゲ
ン化銀への電子の移動を促進する作用を有する物質を意
味し、本発明における補助現像主薬は好ましくは一般式
(B−1)又は一般式(B−2)で表されるケンダール
−ペルツ則に従う電子放出性の化合物である。この中で
(B−1)で表されるものが特に好ましい。
【0065】
【化40】
【0066】一般式(B−1)、(B−2)において、
51〜R54は水素原子、アルキル基、シクロアルキ
ル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基を表す。
55〜R59は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、
アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリー
ル基、ヘテロ環基、アルコキシ基、シクロアルキルオキ
シ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、シリルオ
キシ基、アシルオキシ基、アミノ基、アニリノ基、ヘテ
ロ環アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテ
ロ環チオ基、シリル基、ヒドロキシル基、ニトロ基、ア
ルコキシカルボニルオキシ基、シクロアルキルオキシカ
ルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ
基、カルバモイルオキシ基、スルファモイルオキシ基、
アルカンスルホニルオキシ基、アレーンスルホニルオキ
シ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、シクロアル
キルオキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、カルバモイル基、カルボンアミド基、ウレイド基、
イミド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオ
キシカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、スルファ
モイルアミノ基、アルキルスルフィニル基、アレーンス
ルフィニル基、アルカンスルホニル基、アレーンスルホ
ニル基、スルファモイル基、スルホ基、ホスフィノイル
基、ホスフィノイルアミノ基を表す。qは0〜5の整数
を表し、qが2以上のときにはR55はそれぞれ異なっ
ていても良い。R60はアルキル基、アリール基を表
す。
【0067】一般式(B−1)又は(B−2)で表され
る化合物を具体的に示すが、本発明に用いられる補助現
像主薬はこれら具体例に限定されるものではない。
【0068】
【化41】
【0069】
【化42】
【0070】
【化43】
【0071】
【化44】
【0072】
【化45】
【0073】本発明の乳剤調整時に用いられる保護コロ
イドとして、及びその他の親水性コロイド層のバインダ
ーとしては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、それ
以外の親水性コロイドも用いることができる。
【0074】例えば、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の
高分子とのグラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等
のたんぱく質、ヒドロキシセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、セルロース硫酸エステル等のようなセル
ロース誘導体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体、アラビ
アゴム、デキストラン、プルラン等の多糖質のような天
然化合物などの糖誘導体、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルアルコール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリア
クリルアミド、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピ
ラゾール等の単一或いは共重合体のような多種の合成親
水性高分子物質を用いることができる。また、米国特許
第4,960,681号、特開昭62−245260号
等に記載の高吸水性ポリマー、即ち−COOM又は−S
M(Mは水素原子又はアルカリ金属)を有するビニ
ルポリマーとの共重合体(例えばメタクリル酸ナトリウ
ム、メタクリル酸アンモニウム、住友化学社製のスミカ
ゲルL−5H)も使用される。これらのバインダーは2
種以上組み合わせて用いることもできる。ゼラチンと上
記のバインダーの組み合わせも好ましい。
【0075】本発明の感光材料には、各種の写真用添加
剤を用いることができる。公知の添加剤としては例えば
リサーチ・ディスクロージャーNo.17643(19
78年12月)、同No.18716(1979年11
月)及び同No.308119(1989年12月)に
記載された化合物が挙げられる。
【0076】本発明の感光材料に用いることのできる支
持体としては、例えば前述のRD−17643の28頁
及びRD−308119の1009頁に記載されている
ものが挙げられる。適当な支持体としては、ポリエチレ
ンナフタレートフィルム、ポリエチレンテレフタレート
フィルム、バライタ紙、ポリエチレンコートした紙(R
C原紙)などで、これら支持体の表面は塗布層の接着を
よくするために、下塗り層を設けたり、コロナ放電、紫
外線照射などを施しても良い。
【0077】本発明の感光材料は、有機銀塩を用いるこ
ともできる。有機銀塩の具体例としてはベヘン酸銀、ベ
ンゾトリアゾール銀等を挙げることができる。有機銀塩
を用いると高い画像濃度が得られて好ましい。
【0078】本発明の感光材料は、熱溶剤を用いること
ができる。熱溶剤の種類に特に制限はないが、熱現像温
度に応じた融点の熱溶剤を用いることが有利である。熱
溶剤の種類、及び使用量は所望の最大濃度が得られるよ
うに最適化して決めることが容易である。
【0079】本発明の感光材料は、分光増感色素によっ
て分光増感することができる。分光増感色素としては任
意の分光増感法を用いることができる。
【0080】本発明の感光材料の分光増感色素は、有機
溶媒の溶液として添加することが可能であり、また分光
増感色素を固体微粒子状の分散物として添加することも
可能である。分光増感色素の少なくとも1種が実質的に
有機溶媒及び/又は界面活性剤が存在しない水系中に分
散させた実質的に水に難溶性の固体微粒子分散物の状態
で添加されることが好ましい。
【0081】イエロー、マゼンタ、シアンの3原色を用
いて、色度図上の広範囲の色を得るためには、少なくと
も3層のそれぞれ異なるスペクトル領域に感光性を持つ
ハロゲン化銀乳剤層を組み合わせて用いる。例えば、青
感層、緑感層、赤感層の3層、緑感層、赤感層、赤外感
層の組み合わせなどがある。各感光層は通常のカラー感
光材料で知られている種々の配列順序を採ることができ
る。また、これらの各感光層は必要に応じて2層以上に
分割しても良い。
【0082】感光材料には、保護層、下塗り層、中間
層、アンチハレーション層、バック層などの種々の補助
層を設けることができる。更に色分離性を改良するため
に種々のフィルター染料を添加することもできる。
【0083】本発明の感光材料は通常用いられている現
像液、又は通常の現像液成分に含まれている発色現像主
薬を含まない処理液により処理しても良く、熱現像によ
り処理しても良い。現像液又は処理液を用いる場合には
浸漬しても良く、噴霧あるいは塗布しても良い。本発明
の感光材料を熱現像するために用いる加熱手段に特に制
限はなく、ヒートローラー、電磁波、輻射熱、レーザー
光等を用いることができる。加熱を均等に行い易い点、
低コストである点でヒートローラーによる加熱が好まし
い。現像液を用いる場合、発色増強のため、塩基及び/
又は塩基プレカーサーを含む処理剤を用いることが好ま
しい。また、通常の現像液成分に含まれている発色現像
主薬を含まない処理液により処理する方法をアクチベー
タ処理といい、この処理方法が最も好ましい。アクチベ
ータ処理液にはその他の成分(例えば前述した補助現像
主薬など)を含んでいてもよい。アクチベータ処理につ
いては欧州特許第545,491A1号、同第565,
165A1号等の公知文献に例示されている。
【0084】本発明の感光材料は、通常のカラーネガと
同様の加工を施し、カメラに装填して直接撮影できる。
またレンズ付きフィルムユニットにも好ましく用いられ
る。
【0085】本発明の感光材料は処理時間が10秒〜3
00秒であるアクチベータ処理が好ましく、この場合の
処理液pHは10〜13が好ましい。
【0086】出力材料としては感光材料でもそれ以外の
材料でもよく、例えば昇華型感熱転写材料、インクジェ
ット材料、フルカラー直接感熱記録材料、カラーCR
T、カラーLCD等でもよいが、色再現性、コスト等の
点から感光材料であるカラーペーパーが好ましい。カラ
ーペーパーに出力する場合の露光方法としては、透過光
露光でもレーザー露光でも良く、それ以外の出力方法で
も良い。
【0087】本発明の感光材料は液処理又は熱現像後、
定着浴で処理することも可能であり、最低濃度が低く、
感材の画像保存性が改良されて好ましい。定着浴は、定
着能力を有する液からなる浴であって、その組成は問わ
ない。
【0088】本発明の感光材料を熱現像後に保存する際
には暗所に保存することが濃度変動が小さい点で好まし
い。カートリッジ中で保存すると濃度変動が特に小さく
て好ましい。
【0089】
【実施例】以下に実施例を使って本発明を具体的に説明
するが、本発明の態様はこれに限定されるものではな
い。
【0090】実施例1 <ハロゲン化銀乳剤の調整>ハロゲン化銀乳剤として以
下のようにして分光増感した乳剤を調整した。 赤感性乳剤(Em−1) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.8μm)(平均ヨウド含有量8.5%) 0.5g 増感色素(S−1) 1.7×10−4モル 増感色素(S−2) 1.6×10−4モル 増感色素(S−3) 0.1×10−4モル
【0091】<ベンゾトリアゾール銀乳剤の調整>ベン
ゾトリアゾール銀乳剤(有機銀塩)は、以下の処方によ
り調整した。ゼラチン28gとベンゾトリアゾール1
3.2gを水300mlに溶解した。この溶液を40℃
に保ち攪拌した。この溶液に硝酸銀17gを水100m
lに溶かした液を2分間加えた。このベンゾトリアゾー
ル銀乳剤のpHを調整し、沈降させ、過剰の塩を除去し
た。その後、pHを6.30に合わせ、400gのベン
ゾトリアゾール銀乳剤を得た。
【0092】カプラーと色現像主薬は、下記表1記載の
ようになるように高沸点溶剤と、酢酸エチルの混合液に
溶解し、海面下製材を含むゼラチン水溶液と混合し、次
いで高速度回転ミキサーを用いて乳化分散させた後、乳
剤中に直接添加した。
【0093】このようにして得られた素材を用いて、下
記表1記載の熱現像カラー感光材料101を作成した。
【0094】
【表1】
【0095】次に表2に示す内容のとおり、発色現像主
薬を変更した以外は101とまったく同じ組成の感光材
料102〜117をそれぞれ作成した。これらのサンプ
ルに、Rのフィルターを通して、2000luxで1秒
露光した。この露光済の試料を150℃に加熱したヒー
トロールで120秒感熱現像処理した。処理後ロールか
ら離すと、シアンの画像が鮮明に得られた。処理直後に
このサンプルの最高濃度部(Dmax)と最低濃度部
(Dmin)をX−rite濃測機で測定した。
【0096】保存安定性の評価 得られた試料を温度23℃、RH50%にて調湿した
後、密封した。この試料を温度50℃、RH20%の条
件下で5日間保存した後、上記と同様に露光、熱現像し
て最高濃度部(Dmax)と最低濃度部(Dmin)を
X−rite濃測機で測定した。
【0097】
【表2】
【0098】表2の結果から、本発明の発色現像主薬
は、CD−1(ヒドラジン型発色現像主薬)より、発色
性が良好で、CD−2(芳香族第1級アミン現像主薬)
より、保存性が良好であることが分かった。
【0099】実施例2 実施例1の感光材料101〜117からベンゾトリアゾ
ール銀乳剤を除いた以外は同様の感光材料201〜21
7を、Rのフィルターを通して、2000luxで1秒
露光した。この露光済の試料を以下に示す処理液を40
℃、15ml/m付与後、83℃に加熱したヒートロ
ールで20秒間加熱した。処理後ロールから離すと、シ
アンの画像が鮮明に得られた。処理直後にこのサンプル
の最高濃度部(Dmax)と最低濃度部(Dmin)を
X−rite濃測機で測定した。
【0100】保存安定性の評価 得られた試料を温度23℃、RH50%にて調湿した
後、密封した。この試料を温度50℃、RH20%の条
件下で5日間保存した後、上記と同様に露光、熱現像し
て最高濃度部(Dmax)と最低濃度部(Dmin)を
X−rite濃測機で測定した。
【0101】 処理液 水 600ml リン酸カリウム 40g 塩化カリウム 5g ジメゾン−S 2g 水を加えて 1000ml pH(25℃/水酸化カリウムにて) 12
【0102】
【表3】
【0103】表3より、実施例2と同様、本発明の発色
現像主薬は、CD−1(ヒドラジン型発色現像主薬)よ
り、発色性が良好で、CD−2(芳香族第1級アミン現
像主薬)より、保存性が良好であることが分かった。
【0104】実施例3 実施例2と同様の感光材料201〜217を用い、同様
の露光を行った。実施例2と同様の処理液を用いて30
℃、30秒で現像した。
【0105】保存安定性の評価 得られた試料を温度23℃、RH50%にて調湿した
後、密封した。この試料を温度50℃、RH20%の条
件下で5日間保存した後、上記と同様に露光、現像して
最高濃度部(Dmax)と最低濃度部(Dmin)をX
−rite濃測機で測定した。
【0106】
【表4】
【0107】実施例4 <ハロゲン化銀乳剤の調整>ハロゲン化銀乳剤として以
下のようにして分光増感した乳剤を調整した。 赤感性乳剤(Em−1) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm)(平均ヨウド含有量7.5%) 0.9g 増感色素(S−1) 1.7×10−4モル 増感色素(S−2) 1.6×10−4モル 増感色素(S−3) 0.1×10−4モル 緑感性乳剤(Em−2) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm)(平均ヨウド含有量7.5%) 0.9g 増感色素(S−1) 1.1×10−4モル 増感色素(S−2) 2.0×10−4モル 増感色素(S−3) 0.3×10−4モル 青感性乳剤(Em−3) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm)(平均ヨウド含有量7.5%) 0.9g 増感色素(S−1) 1.1×10−4モル 増感色素(S−2) 2.0×10−4モル 増感色素(S−3) 0.3×10−4モル 表5、表6にカラー感光材料の層構成を示す。
【0108】
【表5】
【0109】
【表6】
【0110】次に表7に示す内容のとおり、発色現像主
薬を変更した以外は301とまったく同じ組成の感光材
料302〜317をそれぞれ作成した。得られた感光材
料301〜317を通常の35mmカラーネガフィルム
と同じサイズに裁断、穿孔してカメラに装填し、マクベ
スチャートを撮影した。その後、人物を撮影し、実施例
3と同様の処理後の感光材料の画像情報をコニカ社製フ
ィルムスキャナーQ−scanで読み取ってApple
Computer製Power Macintosh
9500に転送し、得られたデジタル情報を画像処理を
行った。
【0111】マクベスチャートの画像より得られた感材
の経時変化の情報をパラメーターとして画像処理したと
ころ本発明の化合物を用いた試料は比較例の化合物を用
いた試料に比べて色再現性の良好な画像を得ることがで
きた。また、得られた発色現像後の感光材料を用いてカ
ラーネガペーパーに焼き付け、発色現像、漂白定着、安
定化処理をしたところ、良好なプリント画像が得られ
た。
【0112】
【表7】
【0113】実施例5 <ハロゲン化銀乳剤の調整>ハロゲン化銀乳剤としては
実施例4に用いられた赤感性乳剤(Em−1)、緑感性
乳剤(Em−2)、青感性乳剤(Em−3)を使用し
た。
【0114】<水酸化亜鉛部分散物の調整方法>一時粒
子の粒径サイズが0.2μmの水酸化亜鉛の粉末31
g、分散剤としてカルボキシメチルセルロース1.6g
及びポリアクリル酸ソーダ0.4g、石灰処理オセイン
ゼラチン8.5g、水158.5mlを混合し、この混
合物をガラスビーズを用いてミルで1時間分散した。分
散後、ガラスビーズを濾別し、水酸化亜鉛の分散物18
8gを得た。表8、表9にカラー感光材料の層構成を示
す。
【0115】
【表8】
【0116】
【表9】
【0117】次に表11に示す内容の通り、発色現像主
薬を変更した以外は401と全く同じ組成の感光材料4
02〜417をそれぞれ作成した。
【0118】<処理シート>以下に使用した処理シート
の構成を示す。
【0119】
【表10】
【0120】得られた感光材料401〜417を通常の
35mmカラーネガフィルムと同じサイズに裁断、穿孔
してカメラに装填し、マクベスチャートを撮影した。そ
の後、人物を撮影し、撮影した感光材料を40℃の水に
25秒間浸した後、ローラーで絞り、直ちに処理シート
と膜面が接するように重ね合わせた。次いで、吸水した
膜面の温度が80℃となるお湯に温度調整したヒートド
ラムを用い、17秒間加熱して処理シートを感光材料か
ら引きはがすと感光材料上に、撮影した人物像のネガ像
が得られた。得られた画像情報をコニカ社製フィルムス
キャナーQ−scanで読み取ってApple Com
puter社製Power Macintosh 95
00に転送し、得られたデジタル情報の画像処理を行っ
た。
【0121】マクベスチャートの画像より得られた感材
の経時変化の情報をパラメーターとして画像処理したと
ころ本発明の化合物を用いた試料は比較例の化合物を用
いた試料に比べて色再現性の良好な画像を得ることがで
きた。また、得られた発色現像後の感光材料を用いてカ
ラーネガペーパーに焼き付け、発色現像、漂白定着、安
定化処理をしたところ、良好なプリント画像が得られ
た。
【0122】
【表11】
【0123】
【化46】 増感色素(S−7) 3.0×10−4モル 増感色素(S−8) 1.2×10−4モル
【0124】
【化47】
【0125】
【化48】
【0126】
【化49】
【0127】
【化50】
【0128】
【化51】
【0129】
【化52】
【0130】高沸点溶媒(1) 塩パラ40(味の素社製) マット剤(1) SYLOID79(富士デヴィソン社製) 水溶性ポリマー(1) κ−カラギーナン 水溶性ポリマー(2) スミカゲルL−5H(住友化学社製) 水溶性ポリマー(3) デキストラン(分子量7万) 水溶性ポリマー(4) MPポリマーMP102(クラレ社製)
【0131】
【発明の効果】本発明の化合物を用いることにより、高
い発色性と、感材の生保存性及び色再現が良好な内蔵型
発色現像主薬を用いるハロゲン化銀カラー感光材料の画
像形成方法を提供することができた。また、上記画像形
成方法を用いて得られる画像情報を、情報変換時のノイ
ズが少なく、最終画像情報の品質が極めて良好なハロゲ
ン化銀カラー画像情報記録方法を提供することができ
た。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に一般式(I)で表される化合物
    の少なくとも1種を含有する層を有するハロゲン化銀カ
    ラー写真感光材料を用いて、現像処理後に現像銀の除去
    処理を施さずに画像を形成することを特徴とするハロゲ
    ン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法。 【化1】 [R、R、R、R、Rはそれぞれ水素原子又
    は一価の置換基を表す。R、R、R、R、R
    はそれぞれが連結して環を形成しても良い。Xは窒素
    又は酸素を表し、Y、Y、Y、Yは炭素又は窒
    素を表す。Y、Y、Y、Yが炭素のとき、l,
    m=1、Y、Y、Y、Yが窒素のときl,m=
    0を表す。Yはアニオン基を表す。aは0〜2の整数を
    表し、a=0のときR〜Rに含まれる炭素数の合計
    は8以上である。Xが窒素のときn=2。Xが酸素
    のときn=1。n=2の場合、Rは同一でも異なって
    いても良い。]
  2. 【請求項2】一般式(I)において、Yで表される有機
    アニオン基が下記一般式(II)で表されることを特徴
    とする請求項1に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
    料の画像形成方法。 【化2】 [R、R、R、Rはそれぞれ水素原子又は一価
    の置換基を表す。]
  3. 【請求項3】一般式(I)において、R〜Rに含ま
    れる炭素数の合計は13以上であることを特徴とする請
    求項1に記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像
    形成方法。
  4. 【請求項4】一般式(I)において分子量が350以上
    であることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀
    カラー写真感光材料の画像形成方法。
  5. 【請求項5】現像処理が熱現像であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のハロゲン化銀カラー写
    真感光材料の画像形成方法。
  6. 【請求項6】現像処理に塩基及び/又は塩基プレカーサ
    ーを含む処理剤を用いることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料の
    画像形成方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のハロゲン
    化銀カラー写真感光材料から得られる画像情報を光学的
    情報又は電気的情報に変換し、それに基づいて別の記録
    材料に画像情報を記録することを特徴とする画像情報記
    録方法。
JP13755698A 1998-05-01 1998-05-01 ハロゲン化銀カラー写真感光材料の画像形成方法及び画像情報記録方法 Pending JPH11316434A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001042249A1 (en) * 1999-12-09 2001-06-14 Exxon Chemical Patents Inc. Olefin polymerization cocatalysts derived from group-15 compounds and processes using them

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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