JPH11316277A - 自動魚群追尾スキャニングソナー - Google Patents

自動魚群追尾スキャニングソナー

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JPH11316277A
JPH11316277A JP12308298A JP12308298A JPH11316277A JP H11316277 A JPH11316277 A JP H11316277A JP 12308298 A JP12308298 A JP 12308298A JP 12308298 A JP12308298 A JP 12308298A JP H11316277 A JPH11316277 A JP H11316277A
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Takashi Yoshioka
孝史 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中よりのエコー信号のレベル強度から標的
の中心を検出し、その標的中心に送波ビームを定めるこ
とにより、標的を自動追尾するようにしたスキャニング
ソナーにおいて、従来では船体の動揺が影響するため偽
りの軌跡や方位を表示した。 【解決手段】 標的X1の中心Oが中央に位置するよう
に所定サイズのエリアW1を設定し、そのエリアW1から
標的中央Oが外れたときに、その時の移動データから標
的の移動軌跡や移動方位を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャニングソナ
ーに関し、特に標的を自動追尾できる機能を有するする
自動魚群追尾スキャニングソナーに関する。
【0002】
【従来の技術】漁撈では魚群の位置を知るだけでなく、
網を仕掛けるためにその魚群がどの方向にどれだけの速
度で移動しているかを知ることが肝要であり、そのため
には標的と定めた魚群を自動追尾する機能を備えた装置
が必要である。その種のものとして例えば実公平7-1902
0号の「標的追尾方式のスキャニングソナー」があり、
その概要を次に述べる。
【0003】まず、モニターに表示されている探知画像
を見て、標的とする魚群で表示密度の最も高い箇所を標
的中心としてイベントマークを付す。これにより、その
イベントマークを中心とする追尾検出用のエリアが設定
され、そのイベントマークにビーム中心が向くようにし
てビームスキャンが行われる。このビームスキャンで得
られた検出信号に対し、前記エリアの中でレベルの最も
高い箇所が選出され、その箇所にイベントマークが付け
替えられ、そのイベントマークに対して新たに追尾検出
領域が設定される。そして新たに決定したイベントマー
クに向けてビームスキャンする動作を繰り返すことによ
り、標的中心を自動追尾している。
【0004】尚、スキャニングソナーとは、図1に示す
ように、船底に取り付けた送受波器1より海底に向け、
全方位方向に超音波を送波し、それによるエコーを送受
波器1で受波する際、図示したような指向角の鋭い受波
ビームRを形成し、その受波ビームを海面に対してθの
角度(この角度をチルト角という)を保ちながら旋回(水
平スキャン)すれば、受波ビームRは円錐体表面Uに沿
ってスキャンする。これにより、円錐体表面上に位置し
ていた魚群等よりのエコーが近い物から順に検出され
る。ここでチルト角θを標的の向きにロックすれば標的
を追尾できる。
【0005】この公報のスキャニングソナーでは、標的
の軌跡表示や移動速度については述べられていないが、
一定時刻毎に標的の位置をプロットすることにより、軌
跡表示、移動方向および移動速度を知ることが可能であ
り、既にそのようなシステムが実用化されている。図2
はそのようなシステムの軌跡表示例を示している。画面
中央が自船位置となり、Xが標的に定めた魚群の像であ
る。Lはその魚群Xの軌跡である。魚群Xの中央に描い
た魚マークPの向きが現在の魚群Xの移動方向を示す。
画面右下には、魚群Xの移動速度と移動方位が示され
る。この軌跡Lを見ると魚群Xはさまよっているかのよ
うに移動しているが、実際にそのような動きをしている
のではなく、このように表示される原因は自船の船体動
揺によるものである。この軌跡Lからわかるように、マ
ークPの向きも刻々と変わる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように紛らわしい
表示がなされるため、魚群Xの真の移動軌跡や移動方向
を知ることはできない。船体の動揺を検出し、検出した
エコー信号を補正して動揺を排除することも可能である
が、船体における3方向の動揺を検出してエコー信号を
補正することは技術的に困難であり、又、ビーム角度の
少しの変化でエコーが微妙にゆらぐため仮に完全な補正
が行えたとしても動揺に伴う影響を完全に排除すること
はできない。
【0007】更に前記の公報では、魚群Xの中心を検出
する際に、信号レベルの最大箇所としていたが、検出信
号が異常に強く、信号が飽和してしまったような場合に
は、魚群Xの中心を正確に検出できなくなり、そのため
に適確な標的追尾が行えなくなる。例えば、図3におい
て、Jは自船、Wは上述したエリアを示し、このエリア
W内で追尾していた魚群X1を見失うと、標的対象が魚
群X2へ突然移行してしまい、図4に示すように、魚群
2を追尾対象にしてしまう。その場合、図5に示すよ
うに、標的をX2からX1に再指定する必要があり、その
場合、それまでの軌跡Lがクリアされてしまい、最初か
らやり直す必要があった。
【0008】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、標的の移動速度、移動方向並びに
移動軌跡を適確に知ることができ、かつ、標的の追尾能
力の高いスキャニングソナーを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来のシステム
では、検出結果をそのまま軌跡として表示するために紛
らわしい表示が出力される。船体の動揺周期は一般に数
秒程度で短い。従って一定時間が経過する毎に、もしく
は魚群が所定距離を移動する毎に、画面に出力するよう
にすれば、つまり、検出データを出力しない不感帯を設
けれは短時間内で生じるような動揺に伴う偽りの検出デ
ータを排除することができる。
【0010】不感帯として固定の時間を設定すると、魚
群の移動速度が小さいとき、その時間が経過する毎に、
魚群の位置はほぼ正確に表示されるが、データ検出時に
船体が動揺しておれば、やはり魚群の移動方向が定まら
ず、正確な移動方向が表示されない。そこで、本発明で
は、請求項1で示したように、標的中心が一定の時間を
経過する毎に、標的中心の最初と最後の位置データから
標的の移動軌跡、移動速度もしくは移動方位のいずれか
一つを表示している。
【0011】標的移動速度は、移動距離と移動に要した
時間で算出されるが、距離と時間が短い程つまり、瞬時
の速度は変化が激しく安定した結果が得られない。そこ
で、瞬時速度を一定時間で平均化した速度を用いれば安
定し見やすい結果となる。ここでは、移動に要した時間
を一定時間以上に確保することにより平均化の高架を持
たせた。移動方位に関してもこれと同様の手段を用い
た。
【0012】魚群が移動元点から直線で一定の距離を移
動したことを知る手段として、請求項2では、後で詳し
く参照する図15に示すように、標的Xaの中心が中央
に位置するように所定サイズのエリアW1を設定し、そ
のエリアW1から標的中央が外れたかを検出している。
【0013】図6に示したように、自船Jから魚群Xが
大きさを変えずに離れていく場合、受波ビームRのビー
ム径も広がっていくため、同一の魚群Xであってもその
像Hは、自船Jから離れるに従い大きく表示される。従
って、一定の距離を移動したことを知る手段として設け
たエリアWのサイズも請求項3に示したように大きくす
る必要がある。
【0014】図15に示したエリアW1は、魚群Xaの
移動距離を知るためのものであるから、魚群Xaが移動
してもエリアは移動しない。従って、そのエリアW1
でXbで示した魚群を追尾するには、請求項4に示した
ように、その移動に追随して移動する追尾用のサブエリ
アwを設けている。これと区別するために先のエリアW
1をメインエリアと称す。
【0015】メインエリアW1にある魚群エコーを、得
られたレベルで2値化する。2値化されたデータの塊を
膨張し(欠落している箇所を穴埋め)、標的候補つまりデ
ータの塊が複数個存在する場合は、特徴抽出により、デ
ータの塊を1個に絞る。データの塊を1個に絞った後
は、そのデータの塊の重心を求め、標的の中心とする。
【0016】ここで標的エコー選択と誤認追尾防止の手
段について述べる。 (標的エコー選択)魚群エコーを識別する為のパラメー
タとして以下を設定する。 面積:A、距離:L、強度:S、縦横比:R 重みを付けて加算したものを特徴量として定義する。 特徴量P=αA+βL+ηS+γR 例えば重みを以下の通り設定し、 判定式1では、α:β:η:γ=1:4:2:1 判定式2では、α:β:η:γ=4:3:2:1 標的に適した判定式を選択し、特徴量Pを得る。特徴量
の最も高い値を選択する。 (誤認追尾防止)標的エコーは時に受信されず途切れる
場合も存在する。この場合、他の標的を誤認追尾させな
いためのフィルタを設けた。 1.速度制限フィルタ 標的を見失い他の標的を誤認追尾すると、移った瞬間速
度は大きな値を示す。限界速度を設けることにより、誤
認追尾を防ぐことができる。 2.加速度制限フィルタ 標的なら一定の速度で移動しているのが常であり、速度
の変化つまり加速度は一定以下になるのが通常である。
従って限界加速度を設けることにより誤認追尾を防ぐこ
とができる。
【0017】本発明では、魚群の規模を数値化するため
に、魚量値を求めており、その算出法については後で数
式を用いて詳しく説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】図7は、本発明のスキャニングソ
ナーの1実施形態を示した制御ブロック図である。1
は、多数の超音波振動子を円筒状に配列してなる送受波
器であり、2は送受波器1の送波器を励振する駆動回路
である。3は、縦方向の超音波振動子列で受波された各
信号に対してそれぞれ所定の遅延を設定することによ
り、所望のチルト角を有する受波ビームを形成する垂直
ビーム合成回路である。4は、垂直ビーム合成回路3で
形成されたビームから所望の方位のビームを得るため
に、横方向の超音波振動子列で得られた信号に対して所
定の遅延を設定する水平ビーム形成回路である。この垂
直ビーム合成および水平ビーム合成により図1に示した
鋭い指向角の受波ビームRが形成される。
【0019】5は、水平ビーム形成回路4より得られた
受波ビームの信号を極座標系から直交座標系に変換する
座標変換回路であり、6は、前記信号をA/D変換する
A/D器であり、そのA/D変換された信号は画面記憶
メモリ7に格納される。その画面記憶メモリ7の信号
は、信号加算器8を通じてモニター9に送出され、画面
表示される。以上の回路構成は一般のスキャニングソナ
ーの構成である。
【0020】10は、前記構成に対して本発明の機能を
実施させるためのCPUである。信号加算器8において
は、画面記憶メモリ7からの1画面のデータに対して後
述するメインエリアの枠が重ねて表示され、そのデータ
はモニター9に送出されると共に魚群認識部11に送出
される。この魚群認識部11では後述するように、魚群
を認識する。12は、認識された魚群が複数個ある場
合、その中から標的としている魚群を選出する魚群選択
部である。標的とした魚群のデータが標的中心検出部1
3に送出されることにより、この標的中心検出部13で
は前述したように魚群の中心が重心位置から求められ
る。14は、自船位置から魚群の中心までの距離を演算
する距離演算部である。15は、前記の距離からサブエ
リアのサイズを決めると共に、魚群の中心位置からサブ
エリアの位置を決めるサブエリアサイズ・位置設定部で
あり、カーソルにより、随意の位置に設定することも可
能である。16は、現在の魚群中心の位置データから次
回の受波ビーム形成時のチルト角を演算するチルト角演
算部であり、求められたチルト角は垂直ビーム合成回路
3に送出される。
【0021】17は、その魚群中心がメインエリア外に
あるかを判定するメインエリア外判定部である。18
は、魚群中心がメインエリア外にあるとき、サブエリア
サイズ・位置設定部15で設定されたデータに基づき新
たにメインエリアを設定するメインエリア設定部であ
り、カーソルによりサブエリアが設定されたとは、それ
と同サイズのメインエリアを設定する。
【0022】19は、標的中心の移動から魚群の移動速
度を演算する標的速度演算部である。20は、求められ
た移動速度を、外部から入力される船速および自船の進
行方位で補正し、魚群の真の移動速度(対地速度)を演算
する速度補正部である。21は、選択された魚群の魚量
値を演算する魚量値演算部であり、22は、魚群中心の
移動からその軌跡を求める軌跡作成部であり、これらの
データはモニター9に供給される。
【0023】以上の構成からなる本装置の制御動作を図
8のフローチャートに従って説明する。ステップS1に
て、送受波器1より、全方位に超音波が送波され、その
エコーは形成した受波ビームにより受波され、画面記憶
メモリ7に記憶されると共に、図9のごとくモニター9
にエコーが魚群X1、X2として表示される。中心に位置
するのは自船位置Jを示す。
【0024】ステップS2ではそのモニター画面を見
て、標的とする魚群X1を定め、モニター上でその魚群
1の中心部Oをカーソルで指示すると、ステップS3
において、その魚群X1を中心とするメインエリアW1
それと同サイズのサブエリアwが設定される。但しモニ
ターにはメインエリアW1のみが表示される。そのメイ
ンエリアW1のサイズは自船Jから魚群X1までの距離に
比例して変化する。
【0025】次の送波タイミングになれば、ステップS
4からステップS5に進み、受波ビームが魚群X1に向
かうように、チルト角が設定される。図10において、
自船がJに示した位置のとき、受波ビームR1はチルト
角T1(もしくはT1を挟む範囲で垂直スキャン)に設定さ
れ、自船がJ'に示した位置まで進んだときは、受波ビ
ームR2はチルト角T2にされる。図10中のZは、図9
において指定した魚群中心Oを確認するために表示され
るマークであり、後述するように魚群X1の移動が検出
されると魚マークに変わる。
【0026】ステップS6では、再度、送波が行われ、
それによるエコーが受波され記憶、表示される。このと
きの表示を図11に示す。ここでは自船Jより前方のみ
を拡大して示した。メインエリアW1に対して魚群X1
右上に移動しているのは、魚群X1の移動もしくは自船
Jの動揺あるいは双方の要因による。次のステップS7
ではサブエリアw内で存在する魚群が認識される。
【0027】ステップS8では、認識した魚群が複数個
ある場合、その中から標的とした魚群が選出される。
【0028】次のステップS9では、標的とした魚群X
1の中心が上述したように重心の検出により行われる。
図12は魚群中心の別の検出方法を示している。図12
の(A)は、メインエリアW1にある魚群X1を示し、この
魚群X1の中心を求めるに際し、魚群X1の各画素におけ
るの平均レベルを演算し、(B)に示すように、その平均
レベルを上回るドットのデータのみを抽出し、そして、
(C)に示すように、それらのデータを囲む最小の四辺形
をあてがい、その四辺形の中心Oを魚群X1の中心とし
ている。
【0029】次のステップS10では図13に示すよう
に、魚群中心Oが中央に位置するようにサブエリアwを
移動させ、かつ、そのサブエリアwのサイズは、自船J
から魚群中心Oまで距離に比例して変化させる。
【0030】ステップS11では、魚群X1の規模を数
値化するために魚量値Qが演算され、後で示すようにモ
ニターに表示される。その魚量値Qの求め方を図14を
用いて説明する。サブエリアw内にある総ドット数をS
とし、各ドットのレベルを16段階(L1〜L16)とし、
レベルLxのドット数をnxとして、 魚量値Q=(n11+n22+…+n1616)/S を求める。
【0031】ステップS12では魚群中心Oがメインエ
リアW1外かが判定される。図15において、Xaの位
置にあった魚群がXbの位置に移動していたとき(この
ときサブエリアwは位置から位置に移動してい
る)、魚群はメインエリアW1内にあるのでステップS1
2からステップS15に進む。
【0032】一方、魚群がXcの位置まで移動したとき
(サブエリアwは位置に移動)、メインエリアW1外と
なるのでステップS12からステップS13に進み、位
置のメインエリアW1は、位置へ移動し、そのサイ
ズもサブエリアwと同一にされるため、再び、メインエ
リアとサブエリアが合致する。このようにサブエリアw
は魚群中心Oの移動に追随して移動するがメインエリア
1は魚群中心Oがエリア外となったときに初めて移動
する。
【0033】ステップS14では、前記の2点間の移動
から魚群X1の軌跡が表示される。図16は、魚群X1
軌跡Lを示しており、L1、L2、…が2点間の移動を示
す。又、魚群X1の移動方向は魚のマークPの向きでも
表示される。図2の軌跡と表示してわかるように、船体
の動揺等に伴う魚群X1の不可解な移動軌跡が表示され
ていない。
【0034】ステップS15では、速度および方位の表
示タイミングになったかが判定され、例えば、30秒、
45秒あるいは60秒が経過する毎にステップS16に
進み図17に示すように、メインエリアの2点間の移動
距離dとその方位θから移動速度Vおよび移動方位Dが
モニター9に表示される。
【0035】本発明では魚群の中心検出に、最高レベル
(1点)で捕えるのではなく、図7で示したように、領域
で捕えるため、中心検出の精度が高く、それ故、図3、
図4で示したように、標的としていた魚群を見失うとい
ったことは少ない。仮に見失うことがあっても、図18
に示したように、標的をX2からX1に戻したとき、魚群
1のこれまでの軌跡Lがそのまま表示されるので使い
勝手がよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、検出結
果をそのまま表示するのではなく、例えば魚群が一定距
離を移動する毎に、画面に出力するようにしたので、船
体の動揺等に起因する短時間の変化データは排除され、
魚群の移動軌跡や移動方位を正確に表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スキャニングソナーにおける受波ビームの形
成を示した図
【図2】 従来の装置で表示される魚群の移動軌跡を示
した図
【図3】 従来の装置で標的としていた魚群X1を見失
ったときの状況を示した図
【図4】 別の魚群X2を標的とした様子を示した図
【図5】 標的を再指定するときの様子を示した図
【図6】 自船から魚群までの距離に応じてメインエリ
アWのサイズが変わる様子を示した図
【図7】 魚群中心の検出を示した図
【図8】 本発明の1実施形態を示した制御ブロック図
【図9】 図8の装置の制御動作を示したフローチャー
【図10】 本発明の装置で魚群中心を指示した様子を
示した図
【図11】 チルト角の設定を示した図
【図12】 メインエリア内で魚群が移動した様子を示
した図
【図13】 魚群の移動に追随してサブエリアが移動す
る様子を示した図
【図14】 魚量値の演算の説明に用いた図
【図15】 メインエリアW1から魚群が移動した時の
様子を示した図
【図16】 メインエリアの移動から軌跡や移動方位を
求める様子を示した図
【図17】 本発明の装置で表示された軌跡を示した図
【図18】 本発明の装置で元の標的に変更したときの
様子を示した図
【符号の説明】
1 送受波器 3 垂直ビーム合成回路 4 水平ビーム合成回路 7 画面記憶メモリ 9 モニター 10 CPU 11 魚群認識部 12 魚群選択部 13 標的中心検出部 14 距離演算部 15 サブエリアサイズ・位置設定部 16 チルト角演算部 17 メインエリア外判定部 18 メインエリア設定部 19 標的速度演算部 20 速度補正部 21 魚量値演算部 R 受波ビーム X 魚群 J 自船 W メインエリア w サブエリア

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中よりのエコー信号のレベル強度から
    標的の中心を検出し、その標的中心に送波ビームを定め
    ることにより、標的を自動追尾するようにしたスキャニ
    ングソナーにおいて、 標的中心が一定の時間を経過する毎に、標的中心の最初
    と最後の位置データから標的の移動軌跡、移動速度もし
    くは移動方位のいずれか一つを表示することを特徴とす
    る自動魚群追尾スキャニングソナー。
  2. 【請求項2】 水中よりのエコー信号のレベル強度から
    標的の中心を検出し、その標的中心に送波ビームを定め
    ることにより、標的を自動追尾するようにしたスキャニ
    ングソナーにおいて、 標的中心が中央に位置するように所定サイズのエリアを
    設定し、そのエリアから標的中央が外れたとき、そのエ
    リアを標的の中央に来るように移動し、その時の移動を
    移動軌跡として表示し、移動速度と移動方位は、計測時
    間前のエリア中心と現在のエリア中心から演算し、速度
    に関しては移動平均を施した結果を表示することを特徴
    とする自動魚群追尾スキャニングソナー。
  3. 【請求項3】 標的中心の移動速度もしくは移動方位
    を、移動データに基づき所望の時間間隔で演算して表示
    する請求項1もしくは2記載の自動魚群追尾スキャニン
    グソナー。
  4. 【請求項4】 上記エリアのサイズを、自船よりの距離
    に比例して変化させる請求項2もしくは3記載のスキャ
    ニングソナー。
  5. 【請求項5】 上記標的の中心を求めるに際し、上記サ
    ブエリア内のデータをユーザーが選択できるレベルで2
    値化し、'1'のデータ群を魚群エコーに対応する塊にな
    るよう膨張処理を施し、魚群エコーが複数存在した場合
    は、 魚群エコーの面積、前回の標的中心からの距離、強度、
    縦横比を算出しそれぞれユーザーが設定できる重みを掛
    けたものの和を特徴量とし、最大のものを抽出する、 という特徴抽出により一つを選択し、選ばれた魚群エコ
    ーつまり'1'のデータ群の重心を標的地中心とする請求
    項2〜4のいずれかに記載の自動魚群追尾スキャニング
    ソナー。
  6. 【請求項6】 標的の重心を演算し、その重心を上記標
    的中心とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動魚群
    追尾スキャニングソナー。
  7. 【請求項7】 上記サブエリア内の標的に対し、各座標
    における各レベル毎に個数を総計した魚量値をエリア面
    積で割って正規化した魚量値を表示する請求2〜6のい
    ずれかに記載の自動魚群追尾スキャニングソナー。
  8. 【請求項8】 水中の広範囲方向へ探知信号を送信し、
    物標からのエコー信号を捕捉することにより物標を検出
    し、その物標に送波ビームを指向させることにより、物
    標を自動追尾するようにしたスキャニングソナーにおい
    て、 物標が直線で所定距離を移動する毎に、その時の移動デ
    ータから物標の移動軌跡を定めることを特徴とする自動
    魚群追尾スキャニングソナー。
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Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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