JPH11316145A - 空気流量計測装置 - Google Patents

空気流量計測装置

Info

Publication number
JPH11316145A
JPH11316145A JP10123513A JP12351398A JPH11316145A JP H11316145 A JPH11316145 A JP H11316145A JP 10123513 A JP10123513 A JP 10123513A JP 12351398 A JP12351398 A JP 12351398A JP H11316145 A JPH11316145 A JP H11316145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
air flow
conversion
output
measuring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10123513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3343509B2 (ja
Inventor
Atsushi Sugaya
菅家  厚
Kenji Ota
健治 太田
Yasuo Makie
泰生 牧絵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Car Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP12351398A priority Critical patent/JP3343509B2/ja
Priority to DE19920961A priority patent/DE19920961B4/de
Priority to US09/306,294 priority patent/US6397673B1/en
Publication of JPH11316145A publication Critical patent/JPH11316145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3343509B2 publication Critical patent/JP3343509B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/696Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters
    • G01F1/6965Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters comprising means to store calibration data for flow signal calculation or correction
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/696Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters
    • G01F1/698Feedback or rebalancing circuits, e.g. self heated constant temperature flowmeters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリング周期についての制限が少なく、
空気流脈動やノイズによる精度の低下が充分に抑えられ
るようにした空気流量計測装置を提供すること。 【解決手段】 空気流量変換処理42で流量に対して非
直線特性を示しているディジタル値Vadc を空気流量Q
a に変換する方式の空気流量計測装置において、電圧出
力変換処理47を設け、同じく書換メモリ23上にマッ
プ化されているQV−map48を用い、平滑化された
信号Qaf を、非線形特性をもった電圧値Vqaf に変換
してセンサ回路から出力された信号Vin と同等の特性
の電圧出力信号Vout を得るようにしたもの。 【効果】 空気流量の非線形性による誤差が低減でき、
且つ、適用対象での制限が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気流量を計測す
る装置に係り、特に自動車用内燃機関の吸入空気流量の
計測に好適な空気流量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の流量を計測する装置の一種に発熱
抵抗式の流量計測装置があり、計測すべき流体の質量流
量が直接計測できるという特質を持つことから、内燃機
関の吸気(吸入空気)流量の計測装置として、従来から広
く用いられている。
【0003】ところで、一般的な内燃機関では、例えば
それが4気筒以下の少ない気筒数のエンジンで、運転条
件が低回転で重負荷になったときなどには、吸気流の脈
動振幅が大きくなり、一部に逆流を伴う脈動流になって
しまう場合が生じ、従来の流量計測装置では、流量の計
測精度が低下してしまう。そこで、このため、例えば特
開昭62−821号公報では、これに対応した補正方法
について提案している。
【0004】また、このような吸気逆流による誤差の補
正方法として、例えば特公昭59−17371号公報で
は、空気流の方向を検知せずに補正する方式について提
案しており、これによれば、空気流量の交流分を検出
し、波形全体に補正を施すことにより、誤差を無くすと
されている。
【0005】さらに、例えば特開平9−88711号公
報では、ソフトウェアによる補正手段として、空気流量
を電圧として検出し、リニアライズ(単位変換)した後、
進み処理を施して逆流状態を検出し、補正するやり方に
ついて提案している。
【0006】一方、例えば特開平6−265565号公
報では、流速計としてフローセンサを用い、その出力を
アナログ・ディジタル変換器でディジタル値に変換し、
所定の係数を記録したメモリの関数式により特性を調整
し、表示器に表示したり、或いはディジタル・アナログ
変換器でアナログ値に変換し、電圧で出力したりする構
成について提案している。
【0007】さらに、例えば特開平8−94406号公
報では、同様の構成により、圧力変動などによる流速変
動の影響を低減する方法について提案しており、これに
よれば、フローセンサの出力をアナログ・ディジタル変
換器でディジタル値に変換した後、リニアライズ(直線
化)し、この後、平均値を演算することにより、誤差の
ない流量値が表示できるとしている。
【0008】なお、これらの従来技術は、いずれも、流
量計測機器としてクローズしたシステム構成のものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、計測
すべき空気流に逆流が現れた場合についての配慮が充分
にされているとは言えず、計測精度の保持に問題があっ
た。ここで、この逆流とは、内燃機関の吸気菅内に生じ
る逆方向の空気流のことであるが、これは、次の理由に
より発生する。
【0010】すなわち、一般的な内燃機関では、吸気弁
と排気弁の開弁タイミングにオーバーラップが持たせて
あるが、この結果、このオーバーラップ期間に、排気弁
側から吸気弁側に空気の吹き返しが現れ、これにより吸
気菅内に逆方向の空気流が生じてしまうのである。
【0011】ところで、ある種の流量計測装置、例えば
一般的な発熱抵抗式空気流量計は、計測すべき流体の流
れの方向とは無関係に、その流れの速度の絶対値に対応
した正の信号を出力するという特性がある。
【0012】そこで、このような流量計測装置により、
逆流を含んでいる空気の流量を測定すると、その計測結
果は、本来計測すべき方向の空気の流れ、すなわち順流
の流量だけではなく、これに逆流の流量が加算された流
量を計測値として出力してしまう。
【0013】その場合、逆流についても、それがあたか
も順流であるかの如き信号となるので、真の平均空気流
量よりも大きい流量の信号を出力してしまうことにな
り、これによる計測誤差は30〜100%にも達してし
まい、計測精度が保持できなくなってしまうである。
【0014】次に、発熱抵抗式の空気流量計測装置で
は、空気流量Qは、キングの式と呼ばれている次の(1)
式によって表される。 Ih2・Rh =(C1+C2・√Q)・(Th−Ta) …… ……(1) ここで、Ih は発熱抵抗体の電流値、Rh は発熱抵抗の
抵抗値、Th は発熱抵抗の表面温度、Ta は空気の温
度、Qは空気流量、C1、C2 は発熱抵抗の仕様で決ま
る定数である。
【0015】そして、流量の計測出力は、発熱抵抗の電
流値Ih を、抵抗器の電圧降下により、電圧値Vに変換
して検出するのが一般的であり、エンジンコントロール
ユニットでは、この電圧値Vを、式(1)の関係から流量
値Qに変換し、エンジンの制御に使用するようになって
いる。
【0016】ここで、自動車の吸気流量計測に用いる発
熱抵抗のプローブ(検出部)は、信頼性確保のため、例え
ば抵抗線を用いた場合には、或る程度太い線を用いざる
を得ず、この結果、プローブが或る程度の熱容量をもっ
てしまうのが避けられない。
【0017】そして、この場合には、脈動など動的な流
量変動に対して応答遅れが生じ、エンジンの吸気に脈動
が現れたとき、正確な脈動波形が計測できず、誤差を含
み易くなってしまうという問題があった。
【0018】また、自動車の場合で、内燃機関制御用の
コントロールユニットにセンサ信号を送る際、他の機器
によるノイズなどを考慮すると、流量に対して非線形特
性の信号のままでインターフェイスをとる方が、S/N
の観点からすれば、有利であるとされている。
【0019】しかして、このためには、半導体などによ
る熱容量の小さな発熱抵抗プローブを用い、応答性よく
空気流量が検出できるようにした上で、エンジンコント
ロールユニット側では、流量計測部から入力されてくる
信号を高速でサンプリングする必要がある。しかし、一
般のエンジンコントロールユニットでは、それ程高い処
理能力が備えられていないのが通例であり、従って、高
速応答には対応が困難で、サンプリング遅れによる計測
精度低下の問題があった。
【0020】本発明の目的は、サンプリング周期につい
ての制限が少なく、空気流脈動やノイズによる精度の低
下が充分に抑えられるようにした空気流量計測装置を提
供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は、空気流通路
に設置した発熱抵抗体を用いて空気流量を計測する発熱
抵抗式の空気流量計測装置において、予め定義されてい
る第1の変換式により、前記発熱抵抗体から検出された
電圧値を流量値に変換する第1の変換手段と、該第一の
変換手段の出力を平滑化するフィルタ手段と、予め定義
されている第2の変換式により、前記フィルタ手段の出
力を前記流量値に対応した電圧値に変換する第2の変換
手段とを設け、該第2の変換手段の出力を流量検出信号
として取り出すようにして達成される。
【0022】また、空気流量を検出したセンサの電圧信
号を流量に変換する前に、センサの応答性を電圧値で回
復する手段を設けてもよい。さらに、空気流量の脈動特
性に応じて、複数の平滑化する演算手段を切り替える手
段を設けてもよい。空気流量が脈動したときでも、セン
サの本来の信号検出特性を損なわずに平均空気流量の計
測精度を高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明による空気流量計測
装置について、図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による空気流量計測装
置1を示したもので、図示のように、この空気流量計測
装置1は、センサ回路2とマイクロコンピュータ3、そ
れに電源回路4で構成されており、計測結果を出力信号
Vout としてエンジン制御用のコントロールユニット5
に供給するようになっている。
【0024】センサ回路2は、発熱抵抗式空気流量計測
装置1のセンシング部分を構成するもので、検出用のプ
ローブとして、内燃機関の吸気菅など、流量を計測すべ
き空気の通路に設置された発熱抵抗体11と温度補償抵
抗体12とを備えている。
【0025】そして、この発熱抵抗体11に、バッテリ
などの電源10から電流を供給し、発熱抵抗体11を一
定温度に加熱し、空気により発熱抵抗体11から奪われ
る熱量が、空気の流速に応じて変化することにより発熱
抵抗体11の抵抗値変化を打ち消すために生じる電流値
変化により、空気流量Qを表わすアナログの出力信号V
in を発生する働きをする。
【0026】マイクロコンピュータ3は、出力信号Vin
の処理に必要な各種の演算を実行するもので、センサ
回路2の出力信号Vin を入力し、アナログ・ディジタ
ル変換器(A/D変換器)21によりディジタル値に変換
し、演算回路22により、書換メモリ23上に用意され
た補正データを用いて誤差補正を施し、ディジタル・ア
ナログ変換器(D/A変換器)24により、センサ回路2
の出力信号Vin と同等の電圧値を有するアナログの出
力信号Vout にした上で、エンジンコントロールユニッ
ト5に出力する働きをする。
【0027】電源回路4は、電源10から電力の供給を
受け、センサ回路2で必要とする基準電圧Vref と、マ
イクロコンピュータ3で必要とする動作電圧Vcc を発
生する働きをする。図2は、マイクロコンピュータ3に
よる誤差補正のための演算処理40を示したもので、以
下、この図2により、この実施形態による誤差補正処理
について説明する。
【0028】この演算処理40の実行に入ると、まず、
A/D変換処理41では、センサ回路2の出力信号Vin
を所定のビット数のディジタル値Vadc に変換する。
次に、空気流量変換処理42では、書換メモリ23(図
1)上にマップ化されているVQ−map43を用い、
流量に対して非直線特性を示しているディジタル値Vad
c を空気流量Qa に変換する。ここで、このVQ−ma
pとは、例えば基準のセンサの出力特性により作成した
電圧−流量変換マップ(第1の変換式)として定義される
ものである。
【0029】次いで、誤差補正処理44では、書換メモ
リ23上の補正値45を用い、空気流量Qa に必要とす
る各種の誤差補正を施し、補正された流量信号Qcm を
出力する。ここで補正される誤差としては、例えば、電
圧−流量変換マップ(第1の変換式)と、個別のセンサの
特性との差から生じる誤差や、逆流による誤差などがあ
る。
【0030】なお、入力された空気流量Qa の脈動波形
を特徴抽出することによっても、逆流誤差を求めること
ができるが、波形の特徴を認識するためには、脈動周波
数よりも充分に速い速度(高い周波数)でA/D変換処理
を施す必要がある。例えば、いま、脈動周波数の変動範
囲が数10Hz〜100Hz程度の場合を想定したとす
ると、A/D変換処理41には、1ms程度で処理可能
な高速のアナログ・ディジタル変換処理を必要とする。
【0031】さらに、ディジタルフィルタ処理46で
は、誤差補正による脈動波形の不連続性や脈動振幅特性
を低減するため、誤差補正された流量信号Qcm に平滑
化処理を施し、平滑化された信号Qaf を得る。
【0032】そして、電圧出力変換処理47では、同じ
く書換メモリ23上にマップ化されているQV−map
48を用い、平滑化された信号Qaf を、非線形特性を
もった電圧値Vqaf に変換する。ここで、このQV−m
apとは、例えば基準のセンサの出力特性に基づいて作
成した、流量−電圧変換マップ(第2の変換式)として定
義されるものである。
【0033】最後に、D/A変換処理49により、非線
形特性をもった電圧値Vqaf をアナログ値に変化し、セ
ンサ回路2から出力された信号Vin と同等の特性の電
圧出力信号Vout を得るのである。
【0034】ここで、この実施形態のように、センサ回
路2の出力信号Vin と同等の電圧出力信号Vout を得
るようにした場合には、センサ出力の非線形性による誤
差を低減するためにも、ディジタルフィルタ処理46に
よる平滑化は、極めて有効であるということができる。
【0035】次に、この実施形態で、第1の変換式と第
2の変換式を変換マップとして用いたことにより得られ
る、センサ出力の非線形特性による誤差の改善につい
て、図3により説明する。まず、図3(1)は、第1の変
換式として、電圧入力に対する流量出力の関係を用い、
電圧−流量変換マップとして特性Aを持たせた場合を示
したものである。
【0036】いま、ここで空気流量が脈動したとき、理
想的な正弦(Sin)波形を示すものとすると、センサ出力
信号Vin は、図示のように、正弦波の電圧がプラス側
で圧縮されたような波形を示す。そこで、このセンサ出
力信号Vin を、図示の特性Aをもつ電圧−流量変換マ
ップにより空気流量Qa に変換してやると、元の理想的
な正弦波形に補正され、正弦波形の中心が平均値Qave1
になる。
【0037】しかしながら、このとき、この空気流量Q
a の平均値Qave1 に対応した電圧平均値Vave1 と、セ
ンサ出力信号Vin の電圧平均値Vave2 に、図示のよう
にずれが生じ、これがセンサ出力の非線形性による誤差
となる。
【0038】次に、図3(2)は、第2の変換式として、
流量入力に対する電圧出力の関係を用い、流量−電圧変
換マップとして、特性Aの逆特性である特性A-1 を持
たせた場合を示したものである。
【0039】ここで、まず、破線で示した平滑化前の空
気流量Qa に対して、実線で示した平滑化後の空気流量
Qaf が、理想的な正弦波形のままで振幅を低下させる
ことができたとすると、双方の波形の平均値は、等しく
空気流量の平均値Qave1 となる筈である。
【0040】次に、第2の変換式、すなわち、図3(2)
に示した特性A-1 を持つマップ変換によって電圧に変
換した場合には、平滑化後の空気流量Qaf に対応する
電圧出力Vout は、電圧振幅が大きく低下されているた
め、図示のように、空気流量の平均値Qave1 の電圧値
Vave1 と、脈動電圧としての平均値Vave3 とがほぼ等
しくなっていることが判る。
【0041】従って、理想的な正弦波形の空気流量Qa
に対応して、特性A-1 を持つマップ変換によって得ら
れる、破線で示した電圧値Vin の電圧平均値Vave2 に
比して、誤差を大きく低減できることになる。
【0042】そして、この実施形態では、第2の変換式
を、第1の変換式の逆特性になるようにし、これらを基
本的に同一の関係式として関連付けしてあるので、見か
け上のマップ変換によるセンサ特性の違いについて問題
にする必要がなくなるという利点が得られる。
【0043】また、この実施形態では、空気流量計測装
置1は、エンジンコントロールユニット5から見た場
合、従来技術のように、センサ回路4から直接、出力電
圧信号Vin を取り込んでいる場合と同じに扱うことが
でき、しかも脈動の影響による振幅変動が低減されてい
るので、エンジンコントロールユニット5側にあるアナ
ログ・ディジタル変換器51のサンプリング周波数を高
くする必要が無いなどのシステムメリットが享受でき
る。
【0044】次に、本発明の一実施形態での具体的なハ
ードウェア構成について、図4により説明する。センサ
回路2は、発熱抵抗体11と温度補償抵抗12に夫々抵
抗13、14を接続してホイーストンブリッジ回路を形
成させ、ブリッジ中点の電位差がゼロになるように差動
増幅器15とトランジスタ16によって、発熱抵抗体1
1に流れる電流が制御されるように構成してあり、これ
により、空気の流速によらず、発熱抵抗体11の抵抗値
が常に一定になるように、すなわち温度が一定値になる
ように制御される。
【0045】この結果、発熱抵抗体11に流れる電流の
値は、空気の流速に応じて変化することになるので、こ
の電流値を抵抗13の電圧降下による電圧として取り出
すことにより、空気の流速を表わす電圧信号を得るよう
になっている。
【0046】こうして発熱抵抗体11と抵抗13の接続
点から取り出された、空気流速に対応した電圧は、差動
増幅器121と、抵抗122、123、124、12
5、126、127とで構成されているゼロスパン回路
に入力され、差動増幅器121の出力からゼロ点調整と
感度調整がされた出力信号Vin として出力される。
【0047】ここで、発熱抵抗体11は、例えばセラミ
ックなどの絶縁材料で作られた円筒状、又は円柱状のボ
ビンに、白金線、タングステン線などの抵抗線を巻き付
け、被覆材としてガラスやセラミックスをコーティング
したものである。なお、ガラスやセラミック、シリコン
などの基板面上に白金、タングステンなどの薄膜、又は
厚膜を形成し、これを発熱抵抗体11として用いるよう
にしても良い。
【0048】この発熱抵抗体11は、自動車用内燃機関
の吸気通路内に設けられ、この吸気通路に流れる空気流
量に対応した電圧が検出され、差動増幅器121から出
力信号Vin が得られることになる。
【0049】この出力信号Vin は、マイクロコンピュ
ータ3に内蔵されているアナログ・ディジタル変換器2
1によりディジタル量に変換され、同じくマイクロコン
ピュータ3内のCPU221により、図2で説明した空
気流量変換処理42と誤差補正44、ディジタルフィル
タ処理46、それに電圧出力変換処理47が施された
後、ディジタル・アナログ変換器24によりアナログ量
に変換され、非線形特性の出力信号Vout を出力するよ
うになっている。
【0050】このため、マイクロコンピュータ3には、
図示のように、各種流量マップやプログラムを内蔵した
不揮発性メモリ(ROM)223、発熱抵抗体11の抵抗
値等のばらつき等の個体差情報を記録した書き換え可能
なメモリ(PROM)23、CPU221の演算作業領域
に用いるランダムアクセスメモリ(RAM)222、内部
クロックを発生する発振器(OSC)25などが設けてあ
る。
【0051】ここで、書き換え可能なPROM23につ
いては、マイクロコンピュータ3に内蔵されたものでな
くても良い。そして、1回でも書き込み可能であれば、
ヒューズ型のROMや電気的消去可能なEEPROM、
一括消去可能なフラッシュROM、強誘電体膜の分極現
象を利用した高速の不揮発性メモリなど、何れのメモり
を用いても良い。
【0052】上記実施形態によれば、低流量領域での高
い分解能を保持しながら、広い流量計測範囲を持つとい
う発熱抵抗式の流量センサが有する基本的な特性を損な
うことなく、非線形性による誤差が低減でき、且つ、流
量計測が必要なシステムへの適用に際して、従来技術に
よるセンサの場合と同じ条件で使用できるという利点が
ある。
【0053】また、上記実施形態によれば、種々の誤差
補正後に平滑化処理を施すようになっており、この結
果、補正の有無による特性の不連続性が回避され、動的
に安定な流量計測装置を提供することができる。
【0054】ところで、上記実施形態において、センサ
回路2から供給されてくる出力信号Vin を流量に変換
する前に、センサの応答性を電圧値で回復するようにし
ても良く、この場合には、より正確な流量値を得ること
ができる。
【0055】具体的には、発熱抵抗11から得られる応
答遅れをもった出力を、数値演算処理することにより応
答性を補償し、空気流量波形を求めるようにするのであ
る。このときの応答性を補償する手段としては、例えば
演算増幅器とコンデンサ及び抵抗からなる回路を用いる
ことができる。
【0056】数値演算により応答性を補償するには、例
えば、次の(2)式による演算を行なえばよい。 Vc =0.5×(Vn+V(n+1))+(Kg・f(v))・(Vn−V(n+1)) …………(2) ここで、Vn は現在の出力電圧、V(n+1)は一定時間前
の出力電圧、Kg は変化分の係数、f(v)は出力電圧の
入力依存性を示す関数、Vc は応答性を補償した出力電
圧である。
【0057】この出力電圧Vc を空気流量変換処理する
ことにより、応答性が補償された空気流量信号を得るこ
とができる。また、このとき、変化分の係数Kg とし
て、現在の出力電圧と、所定の一定時間前の出力電圧の
差が正と負の場合に応じて、異なる係数値となるように
してやれば、より効果的に応答遅れを補償できる。
【0058】発熱抵抗式の空気流量センサでは、吸気管
にバイパス通路を設け、このバイパス通路内に発熱抵抗
を配置する方式のセンサがあるが、この場合には、バイ
パス通路の応答性も同時に補正するようにしてやれば、
より有効である。
【0059】このように、応答性が補償された空気流量
信号を用ることにより、脈動波形から逆流区間を判定す
る場合、その判定が容易になり、各種の誤差補正につい
ての精度を向上することができる。
【0060】次に、本発明の第2の実施形態について、
図5により説明する。この実施形態は、自動車用の内燃
機関に適用する際、適用対象となる内燃機関の特性に応
じて、流量計測特性が切換えられるようにしたもので、
このため、第1の実施形態において、図2に示した演算
処理40で用いられている平滑化のためのディジタルフ
ィルタ処理46を、複数個設けるようにしたものであ
る。
【0061】図5において、46aは第1のディジタル
フィルタ処理で、46bが第2のディジタルフィルタ処
理であり、これらの出力がソフトスイッチ46cにより
選択されるようになっいる点を除けば、他の処理内容は
図2の場合と同じである。
【0062】センサ回路2の出力信号Vin は、アナロ
グ・ディジタル変換処理41によりディジタル値Vadc
に変換され、空気流量変換処理42と誤差補正処理44
が施された信号Qcm は、第1のディジタルフィルタ処
理46aと第2のディジタルフィルタ処理46bの双方
に入力され、個別に平滑化処理が施される。
【0063】そして、これら第1のディジタルフィルタ
処理46aと第2のディジタルフィルタ処理46bによ
り平滑化された信号Qaf1 と信号Qaf2 は、外部から供
給されるフィルタ選択信号により制御されるソフトスイ
ッチ46cにより、何れか一方が選択されてから電圧出
力変換処理47を施し、ディジタル・アナログ変換処理
49でアナログ値に戻し、センサ回路2の出力信号Vin
と同等の非線形電圧出力信号Vout として出力される
ようになっている。
【0064】従って、この実施形態によれば、フィルタ
選択信号により、適用すべき内燃機関の特性に応じて2
個のディジタルフィルタ処理46a、46bの何れかを
選択してやることにより、吸気脈動特性が異なる内燃機
関に対しても常に最適な特性合わせを図ることができ、
センサ出力の非線形性による誤差の低減を充分に図るこ
とができる。
【0065】次に、これらディジタルフィルタ処理46
a、46bの具体的な構成例について、図6により説明
する。まず、第1のディジタルフィルタ処理46aは、
一定期間の信号の平均値をとることによりフィルタ機能
を得るように構成したもので、図示のように、入力信号
をサンプリングごとに遅延、積算し、一定のゲインを掛
けて出力するようになっている。
【0066】従って、この第1のディジタルフィルタ処
理46aを式で示すと、次の(3)式となる。 Yn=(Xn+X(n-1)+X(n-2)+ …… +X(n-m))×K1 …………(3) ここで、Xn は入力信号で、X(n-1)は1サンプリング
前の入力信号、そしてX(n-m)はmサンプリング前の入
力信号を、それぞれ示す。従って、ゲインK1を1/(m
+1)とすることにより、mサンプルの入力信号Qcm の平
均値Yn が求められる。
【0067】この形式のフィルタは、平均値が安定して
得られる反面、フィルタ効果を大きく得ようとすると遅
延量が増加してしまうという特性がある。そこで、この
第1のディジタルフィルタ処理46aは、吸気脈動振幅
が比較的小さい内燃機関を対象として、フィルタ効果を
小さくして、つまり遅延量を少なくして用いる場合に好
適であり、計算負荷も小さくて済むため、誤差低減に有
効である。
【0068】一方、第2のディジタルフィルタ処理46
bは、差分方程式を用いたフィルタで構成され、図示の
ように、入力信号と、1回前の出力との差分をとり、重
み付けを行ってmサンプルの入力信号Qcm の平均値Yn
を得るようになっている。
【0069】従って、この第2のディジタルフィルタ処
理46bは、次の(3)式に示すようになる。 Yn=Y(n-1)+(Xn−Y(n-1))×K2 …… ……(4) ここで、Xn は入力信号を示し、Y(n-1)は1サンプリ
ング前の出力を示す。そして、ゲインK2は1以下にし
てあり、このゲインK2を変えることによりサンプリン
グ周波数に対する平滑効果を変えることができる。
【0070】この第2のディジタルフィルタ処理46b
は、吸気脈動振幅が比較的大きな内燃機関を対象とした
場合に効果的で、計算負荷が小さい演算処理で大きな振
幅低減効果を得ることができる。
【0071】従って、この第2の実施形態によれば、フ
ィルタ選択により、異なった吸気脈動特性を有する内燃
機関に対しても、最適化が容易で、計算負荷が小さい演
算処理で、センサ出力の非線形性による誤差の低減を充
分に図ることができる。
【0072】ところで、この第2の実施形態では、一次
のディジタルフィルタを用いた場合の一例であり、この
結果、計算負荷が最小限で済むという利点が得られる
が、より大きな平滑効果を得るために、二次以上の高次
のフィルタを用いるようにしても良い。また、選択され
ていない方のディジタルフィルタ処理については、演算
処理を停止させておくようにしても良い。
【0073】次に、本発明の第3の実施形態について、
図7により説明する。この第3の実施形態は、図示のよ
うに、第1の実施形態による演算処理40において、電
圧出力変換処理47に代えて出力流量変換処理471
を、そしてD/A変換処理49に代えてPWM変換処理
474を、それぞれ設けると共に、ハードウェアによる
アナログフィルタ474を付加して、より一層の平滑化
が得られるようにしたものである。
【0074】そして、この第3の実施形態による演算処
理40でも、センサ回路2から供給された出力信号Vin
に対して、アナログ・ディジタル変換処理41を施し
てから、ディジタルフィルタ処理46により流量値の振
幅を低減処理して、信号Qafを得るまでの処理は、図2
に示した第1の実施形態と同じである。
【0075】そして、こうして得た、平滑化された信号
Qaf は、まず、出力流量変換処理471により、書換
メモリ23上にマップ化されているQQ−map472
を用い、オフセット付きの線形な流量値Qao に変換さ
れる。ここで、このQQ−mapとは流量−流量変換マ
ップのことで、この実施形態では、これが第2の変換式
となっているものである。
【0076】次に、このオフセット付きの線形な流量値
Qao は、PWM変換処理473により、ディジタル値
をPWM(パルス幅変調)されたパルス出力、つまりPW
M変換出力Qpwm に変換し、これをアナログフィルタ4
74により平滑化してアナログ出力Vqpwm を得、これ
を出力信号Vout として出力するのである。
【0077】この第3の実施形態によれば、流量値がデ
ィジタルフィルタ処理46と、アナログフィルタ474
の双方により平滑化されるので、誤差補正による脈動波
形の不連続性や脈動振幅を低減することができる。ま
た、この第3の実施形態の場合、ディジタルフィルタ処
理46に加えて、アナログフィルタ474が用いられて
いるため、ディジタルフィルタ処理46の特性が緩やか
でにも効果が得られる。
【0078】次に、この第3の実施形態で、第2の変換
式として、流量−流量変換マップによる処理を用いたこ
とによる特徴について、図8により説明する。この実施
形態の特徴は、出力信号Vout をエンジンコントロール
ユニット5に送る際、自動車内の他の機器のノイズ等を
考慮し、センサ出力に流量のオフセットQoff が設定さ
れた電圧信号としてインターフェイスをとる点にあり、
S/Nの点で有効である。
【0079】空気流量変換処理42で、第1の変換式に
よるマップで電圧を流量に変換した後、空気流量が脈動
時において、理想的な正弦波形を示す流量として、図8
に示す流量Qcm を考えると、ディジタルフィルタ処理
46により流量値の振幅を低減した信号Qaf は、流量
に与えられたオフセット分Qoff だけ、流量のゲインが
変って、図示のように、新しい流量Qao となる。
【0080】これをフィルタ処理することにより、振幅
が減少して最終的には信号Vqpwmが得られるが、このと
き、流量の平均値Qave1 には変化が生じないので、非
線形誤差を発生させずに振幅値の低減が得られ、従っ
て、S/Nの点で有利になるのである。
【0081】次に、この第3の実施形態による具体的な
ハードウェア構成について、図9により説明する。図9
において、図8に示したPWM変換処理473に対応し
た部分がPWMタイマ27で、アナログフィルタ474
に対応した部分が平滑回路61であり、その他の構成
は、マイクロコンピュータ3のCPU221による処理
の内、電圧出力変換処理47に代えて、出力流量変換処
理471が実行されるようになっており、このため、書
換メモリ23上にマップ化されている第2の演算式がQ
Q−map472になっている点が異なっているだけ
で、他は図4の実施形態と同じである。
【0082】PWMタイマ27は、出力流量変換処理4
71が施された流量信号Qao を入力し、その電圧値に
対応したパルス幅を有するパルスに変換して出力する。
そして、このPWMタイマ27から出力されたパルス幅
出力を、外部の電源から与えられる電圧Vdd で動作す
るインバータ60に入力し、これにより振幅が電圧Vdd
のパルスを出力させ、これを抵抗62、63とコンデ
ンサ63、65で構成した平滑回路61に入力し、平滑
化によりアナログ値の信号に変換し、これをバッファア
ンプ66を介することにより、線形の電圧値形式の出力
信号Vout として取り出し、エンジンコントロールユニ
ット5などに供給するようにしたものである。
【0083】この実施形態によれば、外部電源の電圧V
dd で振幅が規定されたPWMパルスを用いているの
で、レシオメトリック特性をもった出力信号Vout を直
接得ることができるという利点がある。また、この実施
形態によれば、PWMタイマ27と平滑回路61を用い
てアナログ信号を出力するようにしているので、ディジ
タル・アナログ変換器が不要になり、マイクロコンピュ
ータ3のチップ面積を少なくすることができ、コストが
低減できる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、発熱抵抗式の流量セン
サが持つ基本的な特性を損なうことなく、確実に非線形
性による誤差が低減できるので、内燃機関の吸気流量計
測などへの適用に際して、サンプリング時間の制限を受
ける度合いが少なくて済むという効果がある。
【0085】また、本発明によれば、種々の誤差補正処
理の後で平滑化処理を施すようになっているので、補正
の有無による特性の不連続性を回避し、動的に安定なセ
ンサシステムを確実に提供することができるという効果
がある。
【0086】さらに、本発明にれば、計算負荷が小さい
演算で、異なった吸気脈動特性の内燃機関に対しても容
易に特性の適合化が得られ、センサ出力の非線形性によ
る誤差の低減を充分に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気流量計測装置の第1の実施形
態を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による演算処理の説明
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における変換マップの
動作原理を説明するための特性図である
【図4】本発明の第1の実施形態のハード構成を示す回
路図である。
【図5】本発明による空気流量計測装置の第2の実施形
態による演算処理の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるディジタルフ
ィルタの動作原理図である。
【図7】本発明による空気流量計測装置の第3の実施形
態による演算処理の説明図である。
【図8】本発明の第3の実施形態における変換マップの
動作原理を説明するための特性図である。
【図9】本発明の第3の実施形態のハード構成を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 空気流量計測装置 2 センサ回路 3 マイクロコンピュータ 4 電源回路 5 エンジンコントロールユニット 10 電源 11 発熱抵抗体 12 温度補償抵抗体 13〜14、62、64、122〜127 抵抗 15、66、121 差動増幅器 16 トランジスタ 21、51 A/D変換器(アナログ・ディジタル変換
器) 22 演算回路 23 書き換え可能メモリ 24 D/A変換器(ディジタル・アナログ変換器) 25 発振器 26 入出力ポート 27 PWMタイマ 40 演算処理 41 アナログ・ディジタル変換処理 42 空気流量変換処理 43 電圧−流量変換マップ 44 誤差補正処理 45 補正値 46、46a、46b ディジタルフィルタ処理 47 電圧出力変換処理 48 流量−電圧変換マップ 49 ディジタル・アナログ変換処理 46c ソフトスイッチ 50 PWMタイマ 60 インバータ 61 フィルタ回路 63、65 コンデンサ 221 CPU(プロセッサ) 222 ランダムアクセスメモリ 223 不揮発性メモリ 471 出力流量変換処理 472 流量−流量変換マップ 473 PWM変換処理 474 アナログフィルタ
フロントページの続き (72)発明者 牧絵 泰生 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流通路に設置した発熱抵抗体を用い
    て空気流量を計測する発熱抵抗式の空気流量計測装置に
    おいて、 予め定義されている第1の変換式により、前記発熱抵抗
    体から検出された電圧値を流量値に変換する第1の変換
    手段と、 該第一の変換手段の出力を平滑化するフィルタ手段と、 予め定義されている第2の変換式により、前記フィルタ
    手段の出力を前記流量値に対応した電圧値に変換する第
    2の変換手段とを設け、 該第2の変換手段の出力を流量検出信号として取り出す
    ように構成したことを特徴とする空気流量計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、 前記第1の変換手段と前記フィルタ手段の間に、前記検
    出された電圧値に生じる特性の誤差を予め流量値として
    補正する手段がもうけられていることを特徴とする空気
    流量計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の発明において、 前記第2の変換式が、前記第1の変換式の逆関数として
    定義されていることを特徴とする空気流量計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の発明において、 前記第1の変換手段の前に、前記発熱抵抗体の流量変化
    に対する応答遅れを回復する手段が設けられていること
    を特徴とする空気流量計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の発明において、 前記フィルタ手段を複数種設け、流量計測対象に応じ
    て、フィルタ手段の1種が選択できるように構成したこ
    とを特徴とする空気流量計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の発明において、 前記第2の変換手段の後に第2のフィルタ手段を備え、 該第2のフィルタ手段の時定数が、前記フィルタ手段の
    時定数よりも大きくなるように構成されていることを特
    徴とする空気流量計測装置。
  7. 【請求項7】 請求項4の発明において、 前記発熱抵抗体が空気流通路のバイパス通路内に配置さ
    れ、 前記発熱抵抗体の流量に対する応答遅れを回復する手段
    に加えて、前記バイパス通路による応答遅れを回復する
    手段が設けられていることを特徴とする空気流量計測装
    置。
JP12351398A 1998-05-06 1998-05-06 空気流量計測装置 Expired - Lifetime JP3343509B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12351398A JP3343509B2 (ja) 1998-05-06 1998-05-06 空気流量計測装置
DE19920961A DE19920961B4 (de) 1998-05-06 1999-05-06 Luftdurchflußmengen-Meßvorrichtung
US09/306,294 US6397673B1 (en) 1998-05-06 1999-05-06 Air flow measuring apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12351398A JP3343509B2 (ja) 1998-05-06 1998-05-06 空気流量計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11316145A true JPH11316145A (ja) 1999-11-16
JP3343509B2 JP3343509B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=14862479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12351398A Expired - Lifetime JP3343509B2 (ja) 1998-05-06 1998-05-06 空気流量計測装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6397673B1 (ja)
JP (1) JP3343509B2 (ja)
DE (1) DE19920961B4 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014520A (ja) * 2001-07-04 2003-01-15 Denso Corp エアフロメータ組付け形エアクリーナの調整方法、およびエアフロメータ組付け形エアクリーナ
KR100405680B1 (ko) * 2000-12-30 2003-11-14 현대자동차주식회사 가솔린 직접분사 엔진의 공기량 계산 방법
US6839643B2 (en) 2002-06-19 2005-01-04 Hitachi, Ltd. Flowmeter and flowmeter system
JP2007008421A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Toyota Motor Corp 車両制御装置および車両制振方法
JP2007071889A (ja) * 2006-11-27 2007-03-22 Hitachi Ltd 熱式空気流量計
JP2007101315A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 車両の燃費演算装置
JP2007139793A (ja) * 2006-12-25 2007-06-07 Hitachi Ltd 気体流量計
EP1816445A2 (en) 2006-02-02 2007-08-08 Hitachi, Ltd. Thermal flow measuring device
JP2010048148A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Hitachi Ltd 内燃機関の制御装置
WO2013046981A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 気体流量測定装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10337259B4 (de) * 2003-08-13 2015-08-06 Robert Bosch Gmbh Auswerteeinheit für das Messsignal eines mikromechanischen Sensors
JP4223915B2 (ja) * 2003-10-01 2009-02-12 株式会社日立製作所 熱式流量計及び制御システム
DE102004030261A1 (de) * 2004-06-23 2006-01-19 Deutsche Institute für Textil- und Faserforschung (DITF) Kleidungsstück mit integrierter Sensorik
US7107835B2 (en) * 2004-09-08 2006-09-19 Honeywell International Inc. Thermal mass flow sensor
WO2006051589A1 (ja) * 2004-11-11 2006-05-18 Hitachi, Ltd. 熱式流量測定装置
US7177770B1 (en) * 2005-08-25 2007-02-13 Delphi Technologies, Inc. Mass air flow metering device and method
US20080236273A1 (en) * 2007-03-27 2008-10-02 Honeywell International Inc. Mass airflow sensing system including resistive temperature sensors and a heating element
CN101281057B (zh) * 2007-04-02 2011-06-22 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 气流检测装置
JP4993311B2 (ja) * 2008-05-30 2012-08-08 株式会社デンソー 空気流量測定装置、空気流量補正方法、および、プログラム
US9759632B2 (en) 2011-01-03 2017-09-12 Sentinel Hydrosolutions, Llc Non-invasive thermal dispersion flow meter with chronometric monitor for fluid leak detection and freeze burst prevention
US9146172B2 (en) * 2011-01-03 2015-09-29 Sentinel Hydrosolutions, Llc Non-invasive thermal dispersion flow meter with chronometric monitor for fluid leak detection
US11608618B2 (en) 2011-01-03 2023-03-21 Sentinel Hydrosolutions, Llc Thermal dispersion flow meter with fluid leak detection and freeze burst prevention
US11814821B2 (en) 2011-01-03 2023-11-14 Sentinel Hydrosolutions, Llc Non-invasive thermal dispersion flow meter with fluid leak detection and geo-fencing control
DE102013215921A1 (de) * 2013-08-12 2015-03-05 Continental Automotive Gmbh Luftmassenmesser
JP6506681B2 (ja) * 2015-11-13 2019-04-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 空気流量測定装置
DE112017004131B4 (de) 2016-10-19 2023-05-04 Hitachi Astemo, Ltd. Strömungsvolumen-Erfassungsvorrichtung
JP6556217B2 (ja) * 2017-12-20 2019-08-07 三菱電機株式会社 流量検出装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018005B2 (ja) * 1979-12-16 1985-05-08 株式会社荏原製作所 透過形測定モ−ドと反射形測定モ−ドとを自動切換可能な超音波流速流量計
JPS5917371A (ja) 1982-07-20 1984-01-28 有限会社タ−モ マ−カ−係合具
JPH0752124B2 (ja) 1985-06-26 1995-06-05 松下電器産業株式会社 赤外線検出素子
AT393416B (de) * 1989-04-27 1991-10-25 Avl Verbrennungskraft Messtech Messverfahren zur bestimmung bzw. ueberwachung von mechanischen und/oder physikalischen groessen
JP3617847B2 (ja) * 1993-01-08 2005-02-09 富士重工業株式会社 ジョブの統合方法
JPH06265565A (ja) 1993-03-12 1994-09-22 Yamatake Honeywell Co Ltd 気体の流速検出装置
JPH0894406A (ja) * 1994-09-27 1996-04-12 Tokyo Gas Co Ltd 流速センサの出力補正装置および流量計
JP3407498B2 (ja) 1995-09-22 2003-05-19 日産自動車株式会社 内燃機関の吸入空気流量検出装置
JP3141762B2 (ja) * 1995-12-13 2001-03-05 株式会社日立製作所 空気流量計測装置及び空気流量計測方法
US6073495A (en) * 1997-03-21 2000-06-13 Endress + Hauser Flowtec Ag Measuring and operating circuit of a coriolis-type mass flow meter

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405680B1 (ko) * 2000-12-30 2003-11-14 현대자동차주식회사 가솔린 직접분사 엔진의 공기량 계산 방법
JP2003014520A (ja) * 2001-07-04 2003-01-15 Denso Corp エアフロメータ組付け形エアクリーナの調整方法、およびエアフロメータ組付け形エアクリーナ
US7457711B2 (en) 2002-06-19 2008-11-25 Hitachi, Ltd. Flowmeter and flowmeter system
US6839643B2 (en) 2002-06-19 2005-01-04 Hitachi, Ltd. Flowmeter and flowmeter system
DE10245655B4 (de) * 2002-06-19 2009-08-13 Hitachi, Ltd. Durchflußmesser und Durchflußmessersystem
JP2007008421A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Toyota Motor Corp 車両制御装置および車両制振方法
JP2007101315A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 車両の燃費演算装置
EP2487466A2 (en) 2006-02-02 2012-08-15 Hitachi Ltd. Flow measuring device
EP1816445A2 (en) 2006-02-02 2007-08-08 Hitachi, Ltd. Thermal flow measuring device
US7499819B2 (en) 2006-02-02 2009-03-03 Hitachi, Ltd. Flow measuring device
JP2007071889A (ja) * 2006-11-27 2007-03-22 Hitachi Ltd 熱式空気流量計
JP2007139793A (ja) * 2006-12-25 2007-06-07 Hitachi Ltd 気体流量計
JP2010048148A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Hitachi Ltd 内燃機関の制御装置
WO2013046981A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 気体流量測定装置
JP2013076601A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Hitachi Automotive Systems Ltd 気体流量測定装置
US9297677B2 (en) 2011-09-30 2016-03-29 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Gas flow rate measuring apparatus for minimizing temperature dependent errors

Also Published As

Publication number Publication date
DE19920961A1 (de) 1999-11-25
DE19920961B4 (de) 2006-04-20
JP3343509B2 (ja) 2002-11-11
US6397673B1 (en) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3343509B2 (ja) 空気流量計測装置
US7499819B2 (en) Flow measuring device
US6188340B1 (en) Sensor adjusting circuit
JP4130877B2 (ja) 流量計及び流量計システム
JP4223915B2 (ja) 熱式流量計及び制御システム
JP4602973B2 (ja) 熱式流量測定装置
JP2682348B2 (ja) 空気流量計及び空気流量検出方法
JP2579143B2 (ja) プロセス変数センサのディジタル補正の方法およびそのためのプロセス変数発信器
JP3421245B2 (ja) 発熱抵抗体式空気流量測定装置
JPH10300544A (ja) 空気流量測定方法及び装置
JP3470620B2 (ja) 熱式空気流量計
US8527243B2 (en) Air flow measurement apparatus
JPH0915013A (ja) 熱式空気流量測定方法及び測定装置
JP2001174304A (ja) 演算装置内蔵センサ
JP2748196B2 (ja) 化学センサの温度依存性の補正方法
JPH07139985A (ja) 熱式空気流量測定装置
Chen et al. Spline-based sensor signal processing and its applications to thermal environment monitor
JP3170335B2 (ja) 気体用流量計
JPH06317440A (ja) 感熱式マイクロブリッジ型流量計
JPH07318366A (ja) 静電容量式計測方法及び装置
JPH07260723A (ja) 環境測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070823

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130823

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term