JPH10300544A - 空気流量測定方法及び装置 - Google Patents

空気流量測定方法及び装置

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JPH10300544A
JPH10300544A JP9107356A JP10735697A JPH10300544A JP H10300544 A JPH10300544 A JP H10300544A JP 9107356 A JP9107356 A JP 9107356A JP 10735697 A JP10735697 A JP 10735697A JP H10300544 A JPH10300544 A JP H10300544A
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JP
Japan
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air flow
detection signal
flow rate
response delay
heating resistor
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Application number
JP9107356A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sugaya
菅家  厚
Masato Isogai
正人 磯貝
Kaoru Uchiyama
内山  薫
Yasuo Makie
泰生 牧絵
Chihiro Kobayashi
千尋 小林
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】逆流の有無を遅れなく判定し、空気流量の測定
精度を向上させる。 【解決手段】マイコン40は、熱線プローブ11から得
られる応答遅れのある検出信号の応答遅れを補償し、応
答遅れを補償した検出信号の最大値と最小値に基づいて
しきい値を設定して逆流区間を判定する。そして、判定
した逆流区間に応じて検出信号を補正して正確な空気流
量測定を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気流量の測定方
法及び装置に係り、特に内燃機関の吸気量検出に好適な
空気流量の測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車などの内燃機関の電子制
御燃料噴射装置に設けられて吸入空気量を測定する空気
流量装置としては、質量空気量を直接検知することがで
きることから、熱線式のものが多数使われている。
【0003】ここで、4気筒以下のエンジンの低回転数
や重負荷時のように、吸入空気量の脈動振幅が大きく一
部の逆流を伴う脈動流の場合には、従来の空気流量測定
装置では精度が低下するために、特開昭62−821号
公報等に記載されたような装置が提案されている。
【0004】空気流量の逆流量の補正方法として、空気
流の方向を検知せずに補正する方式として、特公昭59
−17371号公報には、空気流量の交流分を検出し波
形全体に補正を加えて誤差をなくする方法が開示されて
いる。
【0005】また、空気流量波形の特徴を検出して空気
流の方向を判別する方法として、特公平4−72524
号公報には、空気流量の極大極小値を検出して方向を判
別する方法が開示され、特公平5−54890号公報に
は、差分により変化点を検出して方向を判別する方法が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】吸気弁がオーバーラッ
プしているときにピストンの上昇に伴って排気弁側から
正圧で吸気弁側に戻る空気の吹き返し現象による逆流
を、熱線式の空気流量計で測定すると、その信号は順流
と逆流の流れの方向に関係なく流速の絶対値に対応した
正の検出信号となる。従って、逆流時にあたかも順流の
ような検出信号となるので、真の平均空気流量よりも大
きい検出信号を出力することになる。このときの測定誤
差は30〜100%に達する。
【0007】また、熱線プローブの出力信号と空気流量
はキングの式と呼ばれる次式によって表される。
【0008】 Ih・Ih・Rh=(C1+C2√Q)(Th-Ta) …(数1) ここでIhは熱線電流、Rhは熱線抵抗、Thは熱線の表面温
度、Taは空気の温度、Qは空気流量、C1,C2は熱線で決
まる定数である。
【0009】しかし、自動車の内燃機関の吸気流量計測
に用いる空気流量測定装置の熱線プローブは、機械的な
信頼性を確保するために、太い線やある程度の熱容量を
有するように構成されている場合が多い。そのために、
吸気脈動時の動的な流量変動に対して応答遅れを有し、
脈動時に正確な脈動波形を計測することができず、検出
誤差を含みやすいといった問題がある。
【0010】そして、これらの問題を解決するために、
脈動の極大極小値や差分により変化点を用いて空気流の
方向を検出する方法は、逆流区間の判定は、吸気の脈動
周期が一周期以上遅れてからの判定となり、判定遅れを
生じるという問題がある。更に、脈動振幅に高調波成分
が生じると、逆流が発生していない領域でも逆流が発生
したと誤判断したりする問題がある。
【0011】本発明の1つの目的は、熱線プローブの比
較的大きな熱容量による応答遅れを軽減することによ
り、気流の脈動を遅れなく正確に計測することができる
空気流量測定方法及び装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、気流の脈動の極大極
小値を利用して気流の向き(順流と逆流)を遅れなく判
定することができる空気流量測定方法及び装置を提供す
ることにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、気流の脈動の高
調波成分に影響されて気流の向きを誤判定することがな
い空気流量測定方法及び装置を提供することにある。
【0014】本発明の更に他の目的は、空気流量を遅れ
なく正確に計測することができる空気流量測定方法及び
装置を提供することにある。
【0015】本発明の更に他の目的は、アナログ信号形
態の空気流量信号を容易に出力することができる空気流
量測定方法及び装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴は、
空気流量の脈動時の測定誤差を低減するために、熱線プ
ローブから得られる流量検出信号の応答遅れを回復さ
せ、応答遅れを回復した検出信号に基づいてしきい値を
算出し、このしきい値と応答遅れを回復した検出信号の
交差点に基づいて空気の流れの方向を推定することによ
り、遅れなく順流区間と逆流区間を識別して補正処理を
行うことができるようにし、逆流発生時の平均空気流量
の測定精度を高めることにある。
【0017】本発明の他の特徴は、発熱抵抗体の放散熱
量に応じたアナログ信号形態の検出信号をディジタル信
号形態の検出信号に変換し、予め記憶させた補正信号値
との空気流量の誤差を計算し、空気流量の誤差信号のみ
をアナログ信号形態に変換し、前記発熱抵抗体の放散熱
量に応じたアナログ信号形態の検出信号と加減算するこ
とによって空気流量の誤差の補正するようにすることに
ある。
【0018】本発明の更に他の特徴は、検出信号の応答
遅れを回復させ、応答遅れを回復させた検出信号に基づ
いてしきい値を算出し、しきい値と応答遅れを回復させ
た検出信号の交差点により空気の流れの方向を推定し、
流れの方向に応じた空気流量の誤差を計算し、空気流量
の誤差信号のみをアナログ信号形態に変換し、前記発熱
抵抗体の放散熱量に応じて発生したアナログ信号形態の
検出信号と加減算することによって空気流量の誤差の補
正することにある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1により説明する。
【0020】熱線駆動回路1は、電源10に接続されて
付勢され、空気流量に応じた電圧信号を出力する。この
熱線駆動回路1は、空気流量に反応する発熱抵抗体1
1,温度補償抵抗体12,抵抗体13,14で構成され
るホイーストンブリッジ回路を備え、ブリッジ中点の電
位差がゼロになるように差動増幅器15とトランジスタ
16によって発熱抵抗体11に流れる電流を調整するよ
うに構成されている。発熱抵抗体11は、例えばセラミ
ックなどの熱伝導性の良い絶縁材料で作られた円筒状ま
たは円柱状のボビンの表面に、発熱体として白金やタン
グステンの熱線を巻き、被覆材としてガラスやセラミッ
クスをコーティングしたものや板状のガラスやセラミッ
クやシリコンなどの基板上に、発熱体として白金やタン
グステンの薄膜や厚膜を形成した熱線プローブとして構
成され、空気流量を計測する空気通路、例えば内燃機関
の吸気通路内に設置されて該通路を流れる空気に熱を奪
われる。また、温度補償抵抗体12は、空気の温度に応
じた抵抗値が得られるような位置に設置される。
【0021】このように構成された熱線駆動回路1は、
発熱抵抗体11の抵抗値が空気流量に影響されずに所定
値(温度補償抵抗体12と所定の比を維持する)となる
ように、すなわち温度が所定値になるように動作する。
空気通路内に設置された発熱抵抗体11は該空気通路を
流れる空気流量に応じて放熱し、この放熱を補うように
該発熱抵抗体11を発熱させる電流が該発熱抵抗体11
に流されることになることから、発熱抵抗体11と抵抗
体13の中点からは空気流量に対応する大きさの電圧信
号が得られる。
【0022】ゼロスパン回路2は、差動増幅器21と抵
抗体22,23,24,25,26,27によって構成
され、前記熱線駆動回路1から出力される信号電圧を入
力し、空気流量に応じた検出電圧Voutを出力する。
【0023】前記検出電圧Voutを入力して吸入空気
流量Qaを演算して出力するマイクロコンピュータ(マ
イコン)40は、データの入出力及び演算処理を実行す
るCPU41と、CPU41が演算処理に使用するラン
ダムアクセスメモリ(RAM)42と、検出電圧Vou
tと空気流量Qaの関係式(流量マップ)やプログラム
を格納した不揮発性メモリ(ROM)43と、発熱抵抗
体11の抵抗値のばらつき等の個体差情報を格納する書
き換え可能なメモリ(PROM)44と、前記ゼロスパ
ン回路2から入力する前記検出電圧Voutをディジタ
ル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器45と、
空気流量Qaを出力するシリアルのディジタルインター
フェイスを構成するシリアルコミュニケーションポート
46と、その他の入出力ポート47と、内部クロック信
号を発生する発振器48を備える。
【0024】このマイコン40において、CPU41
は、アナログ・ディジタル変換器45を介して入力した
検出電圧Voutのディジタル量に基づいて検出電圧と
空気流量の関係式(流量マップ)により空気流量Qaを
演算し、この演算結果(Qa)をシリアルコミュニケー
ションポート46からエンジンコントロールユニット等
に出力する。また、この空気流量演算過程において、C
PU41は、演算により求めた空気流量の検出電圧波形
に基づいて逆流区間を推定する。
【0025】書き換え可能なPROM44は、マイコン
40に内蔵させずに外付けにしても良く、1回以上の書
き込みができるものであれば、ヒューズ型のROMや電
気的に消去可能なEEPROM、一括消去するフラッシ
ュROM、強誘電体膜の分極現象を利用した高速な不揮
発性メモリなどであっても良い。
【0026】次に、第1の実施形態の動作の詳細を図2
により説明する。脈動時に逆流と呼ばれる吸気弁の開弁
時間がオーバーラップしているときの真の空気流量は、
図2(1)に示すように、ゼロ点をクロスするようなサ
インカーブを描く。このとき、応答遅れのない理想的な
特性の熱線プローブは、空気の流れの向きに関係なく流
量検出電圧を出力するために、図2(2)に示すよう
に、逆流時でも順流時と同じ極性の検出電圧を出力する
ことになり、ゼロ点で反転したような電圧波形となる。
このような検出電圧が得られれば、例えば、演算により
逆流区間を求める方法では、検出電圧のゼロ点との交差
点より逆流区間を判定することができる。しかし、熱線
プローブに応答遅れがある場合には、図2(3)に示す
ように、順流側の検出電圧がゼロになる前に逆流の検出
電圧が重なり、それぞれ遅れた順流及び逆流の検出電圧
が重畳したような全体的に鈍った検出電圧波形となる。
このような検出電圧波形では、順流と逆流の変化点にお
いて検出電圧はゼロ点を通らないために、順流と逆流の
判別が難しい。
【0027】この実施形態では、応答遅れのある熱線プ
ローブの出力電圧を、数値演算により応答遅れを補償し
て空気流量を求めるようにした。応答遅れを補償する手
段は、演算増幅器やコンデンサ,抵抗を用いた電気回路
によるものであっても良い。
【0028】応答性を数値演算により補償する場合は、
例えば、次のような演算を行う。
【0029】 Vc=0.5・(V0+V1)+(K・f(V))(V0-V1) …(数2) ここで、V0は現在の検出電圧、V1は一定時間前の検出電
圧、Kは変化分の係数、f(V)は出力電圧の入力依存性を
示す関数、Vcは応答性を補償した出力(検出)電圧であ
る。この出力電圧Vcを空気流量に変換することで、図2
(4)に示すように、応答性を補償した空気流量検出波
形を得ることができる。変化分の係数であるKは、現在
の検出電圧と一定時間前の検出電圧の差が正と負の場合
に異なる係数を用いれば、より効果的に応答遅れを補償
することができる。
【0030】そして、このように応答性を補償した空気
流量検出波形を用いて逆流区間を判定することにより、
判定精度を向上させることができる。しかし、実際に
は、応答遅れのある熱線プローブを用いた場合には、応
答遅れを完全に回復させることができない。これは、応
答遅れのある熱線プローブの電圧信号が順流と逆流の変
化点で重畳して合成した電圧信号となることから、電圧
信号を完全に分離することができないためである。ま
た、応答遅れの補償をマイコン40などの演算処理で行
う場合には、アナログ・ディジタル変換器45のサンプ
リング周波数やマイコン40の処理能力によって時間軸
分解能が限定されるために、応答遅れを完全に回復させ
ることができなくなる。サンプリングには1KHz以上の
周波数を使用することが望ましい。応答遅れが完全に回
復されないとすると、検出電圧は、順流と逆流の変化点
でゼロ点とクロスせずに、流量の最小値にオフセット電
圧が生じる。また、このオフセット電圧は、内燃機関の
回転数によって変動するために一定ではない。
【0031】そこで、図2(5)に示すように、応答性
を補償した流量検出波形の一定時間内に於ける最大値と
最小値を求め、この最大値と最小値を基準としてしきい
値レベル1,レベル2を決定し、応答性を補償した検出
電圧の脈動振幅としきい値とのクロス点により周期及び
順流,逆流の変化点を求めるようにする。しきい値レベ
ル1は、例えば、最大値と最小値の中間値とし、しきい
値レベル2は、最小値に一定のレベルや最大値と最小値
との差の何分の1かを加算することで求める。
【0032】図2(6)は、各しきい値レベル1,2と
応答性を補償した空気流量検出波形の比較判定出力を示
している。レベル1による判定出力LvHiは、脈動の基準
周期を示している。レベル2による判定出力LvLoは、逆
流開始と終了のタイミングを示している。レベル2によ
る出力LvLoで逆流区間と判定できるのは、位相関係によ
りレベル1による判定出力LvHiがゼロの場合と限定でき
るため、例えば、レベル1による判定出力LvHiがゼロの
場合にのみ、レベル2による判定出力LvLoのオンオフ信
号の最初の立ち下がりでセットし、2回目の立ち下がり
でリセットするような論理的な判断をすることにより、
論理合成した信号LvBidはほぼ正確な逆流区間を示すこ
とができるようになる。
【0033】論理合成して求めた逆流区間LvBidによ
り、応答遅れのある熱線プローブの出力電圧信号(図2
(3))を流量のゼロ点を基準にして反転するように合
成すれば、図2(7)に示すように、逆流分を補正した
流量検出電圧波形が得られる。応答遅れによる測定誤差
が問題になる場合には、応答性を補償した空気流量波形
を用いれば良い。
【0034】次に、この実施形態での誤判定防止方法を
図3により説明する。応答遅れを完全に回復することが
できない場合や、しきい値を求めるときに流量の平均値
を基準にした場合には、レベル2による判定出力LvLoに
おいて、逆流開始と終了のどちらかが検出できない場合
がある。ここでは、終了を検出することができない場合
の誤判定防止を例示する。先に述べたように、レベル1
による判定出力LvHiがゼロの場合にのみ、レベル2によ
る判定出力LvLoのオンオフ信号の最初の立ち下がりでセ
ットし、2回目の立ち下がりでリセットする論理処理を
行うが、立ち下がり信号がない場合には、レベル1によ
る判定出力LvHiがハイレベルになって強制的に逆流の判
定出力LvBidがゼロとなるまでを逆流区間とする判定状
態が続き、これが誤判定の要因となる。
【0035】レベル1による判定出力LvHiがゼロの期間
以上は逆流区間とする判定がないために、脈動一周期の
平均流量としての計測誤差は小さいが、この誤判定は、
次のようなマスク処理を施すことで防ぐことができるよ
うになる。まず、レベル1による判定出力LvHiを一定時
間遅らせた判定出力LvHi2をつくる。それぞれの信号の
排他的論理和をとることにより位相差区間をハイレベル
とした信号を生成し、これをマスク領域HiMaskとする。
逆流の判定出力LvBidにも同様の位相遅れを持たせ、マ
スク領域HiMaskのハイレベル区間を強制的に逆流のない
区間とすることで、誤判定をなくしたマスク処理後の逆
流区間信号LvBid2を得ることができる。この逆流区間信
号LvBid2を用いる場合は、応答遅れのある熱線プローブ
の出力にも位相差を設けることで、より正確に逆流分を
補正した流量検出波形が得られる。この実施例によれ
ば、応答遅れのある熱線プローブであっても空気流量の
逆流量を検出することができ、流量計測精度を向上する
ことができる。
【0036】次に、第1の実施形態を実現する場合のマ
イコン40の信号処理アルゴリズムの構成を図4により
説明する。まず、ゼロスパン回路2から入力される空気
流量に応じたアナログ信号形態の検出電圧をA/D変換
(アナログ・ディジタル変換)処理60によりディジタ
ル形態に変換して取り込む。次に、ディジタルフィルタ
処理61によりディジタル値を加算平均するなどしてノ
イズを取り除く。この流量検出電圧に対応したディジタ
ル値をリニアライズ処理62により空気流量変換テーブ
ルなどを用いて空気流量に変換する。逆流補正処理が不
要な通常の運転状態では、この演算処理により得た空気
流量を測定結果としてエンジンコントロールユニットに
出力する。
【0037】逆流補正処理70は、逆流区間を判定し、
逆流に伴う空気流量の測定誤差を低減する。この処理
は、エンジンコントロールユニットで実現しても、専用
のマイコンを使用して実現しても良い。逆流補正処理7
0は、先のディジタルフィルタ処理61によりノイズを
除去したディジタル形態の空気流量検出値に対して応答
性の補償処理71を施し、リニアライズ処理72により
空気流量に変換する。応答性を補償した空気流量は、バ
ッファ取り込み処理73においてバッファメモリに一定
時間保存し、バッファメモリ内の空気流量値の最大値及
び最小値判定処理74を行った後にしきい値作成処理7
5を実行する。次に、このしきい値を使用して、逆流周
期・区間判定処理76を行って逆流区間を求める。
【0038】また、最大最小値にに基づいて、逆流が発
生しない脈動領域での逆流期間の判定を無効にする例外
判定処理77を実行する。
【0039】また、リニアライズ処理62により取得し
た空気流量は、バッファ取り込み処理78によってバッ
ファメモリに取り込んで位相遅れを持たせた空気流量を
発生し、逆流区間,例外判定を加味して逆流波形合成処
理79を行うことで、逆流を補正した空気流量(図2
(7))を得る。
【0040】この実施形態の逆流補正処理は、通常の空
気流量の演算処理よりも高速にすれはより効果的で、1
KHz以上の繰り返し周波数で演算することが望ましい。
この実施形態によれば、専用のマイコンなどで実現した
場合は、特別に基準信号を用いないで空気流量の脈動周
期のみでも逆流区間を正確に判定することができるの
で、エンジンコントロールユニットからのクランク角基
準信号を受け取らなくても良く、配線数を減らすことが
できる。そして、逆流区間の誤判定を少なくできるため
流量計測確度、信頼性を向上することができる。
【0041】次に、本発明の第2の実施形態を図5によ
り説明する。この実施形態は、応答遅れのある熱線プロ
ーブ11を気管9内に設置したバイパス通路8内に設け
たものである。バイパス通路8は迂回通路とすること
で、内燃機関からの吹き返しなどによる汚れを防いだり
整流効果が得られると共に熱線プローブ11の位置での
逆流検出量を低減し、逆流補正がない状態での逆流誤差
を低減する。
【0042】次に、バイパス通路8を使用した場合の逆
流補正について、図6を用いて説明する。図6(1)
は、バイパス通路8を使用した場合の空気流量検出波形
であるが、バイパス通路8の効果により、逆流側の信号
の特徴がほとんど無いような波形になっている。この波
形に対して、通常の応答性補償を行った場合は、図6
(2)に示すように、逆流時の反転は生じるがアンバラ
ンスな最小値をとることになる。その結果、レベル2の
設定条件では逆流区間を判定することができなくなる不
具合が生じる。この問題を解決するには、例えば先に示
した(数2)における出力電圧との変化分の微係数であ
るKを、正と負の場合で大きく変えることでより、逆流
区間判定に都合良く応答遅れを補償することができるよ
うになる。これを図6(3)に示すが、本来の熱線プロ
ーブ11の立ち上がり立ち下がりの応答遅れに対して、
バイパス通路8の慣性効果により応答性が影響される。
これを考慮して応答性を補償する必要があり、この実施
形態では微係数であるKが負の場合には、正の場合より
1.5倍から2倍程度と大きくすれは良好な結果を得ら
れている。図6(3)に示すように、逆流時の反転する
最小値が均等になり、レベル2のしきい値により確実に
検出することができるようになる。
【0043】この実施形態のように、バイパス通路8に
より応答性の対象性がより顕著に微係数の正負で変わっ
た場合には、微係数の符号により加える係数を変えて応
答性を補償すると、より効果的に逆流量の補正を行うこ
とができ、同時に、バイパス通路8の整流効果などを享
受することで、信頼性に優れた空気流量測定装置を提供
することができるようになる。
【0044】次に、本発明の第3の実施形態を図7によ
り説明する。この実施形態は、応答遅れのある熱線プロ
ーブの出力信号を、マイコン40に内蔵したアナログ・
ディジタル変換器45に入力すると共に加算回路3に入
力する。マイコン40は、先の実施形態と同様に応答性
を補償する処理を行い、振幅情報によりしきい値を決め
ることで逆流区間を判定する。更に、マイコン40は、
順流区間では一定の電圧値を、逆流区間ではアナログ・
ディジタル変換器45で変換した電圧サンプル値に所定
の演算を施した値を前記一定の電圧値から減算してディ
ジタル・アナログ変換器49から補正出力電圧Qeとし
て出力する。
【0045】マイコン40のディジタル・アナログ変換
器49の出力電圧Qeは加算回路3に入力し、先の応答
遅れのある熱線プローブの検出電圧Voutとアナログ
信号形態で演算処理を施して空気流量Qaとして出力す
ることで、逆流による流量誤差を減らすことができる。
図8は、このアナログ演算の動作原理波形を示してい
る。
【0046】加算回路3は、演算増幅器31と抵抗3
2,33,34,35及びコンデンサ36によって構成
し、平滑効果を持たせた加算(減算)回路である。この
加算回路3の出力電圧(空気流量)Qaをアナログ・デ
ィジタル変換器45に入力することで、マイコン40に
より、ディジタル・アナログ変換器49や加算回路3な
どの異常を検出すると共に演算増幅器31のオフセット
誤差などを総合して誤差を管理できるようにする。熱線
プロープ(発熱抵抗体)11の抵抗値のばらつきによっ
て生じるばらつきと、アナログ・ディジタル変換器45
やディジタル・アナログ変換器49や加算回路3の誤差
情報は、マイコン40の書き換え可能なメモリ44に調
整データとして記録しておき、演算誤差補正に利用す
る。
【0047】この実施形態では、特にマイコン40のデ
ィジタル・アナログ変換器49の出力分解能が8ビット
程度と小さくても、通常のアナログ電圧の出力分解能を
確保しつつ逆流時における精度を向上させることがで
き、エンジンコントロールユニットとアナログインター
フェイスを用いた場合の空気流量測定系のシステムコス
トを低減することができる。
【0048】次に、本発明の第4の実施形態を図9によ
り説明する。この実施形態は、応答遅れのある熱線プロ
ーブの出力電圧を、マイコン40内のアナログ・ディジ
タル変換器45に入力すると共に加算回路3に入力する
構成である。マイコン40では、先の実施形態と同様に
応答性を補償し、振幅情報に基づいてしきい値を決める
ことで逆流区間を判定する。更に、マイコン40は、順
流区間では一定の電圧値を発生させ、逆流区間ではアナ
ログ・ディジタル変換器45で検出した電圧サンプル値
に一定の演算を施した値を前記一定の電圧値から減算
し、これらの電圧をPWMタイマ50により電圧値に対
応したパルス幅に変換して出力する。
【0049】抵抗52,53とコンデンサ53,55で
構成した平滑回路51は、PWMタイマ50のパルス幅
出力信号を平滑してアナログ電圧に変換し、スイッチ回
路56を介して加算回路3に入力する。先の応答遅れの
ある熱線プローブの出力電圧Voutもスイッチ回路5
6を介して加算回路3に入力し、アナログ電圧形態での
演算処理を施して空気流量Qaとして出力する。
【0050】スイッチ回路56は、マイコン40の入出
力ポート(I/O)47の出力信号により切り替え接点
56a,56bが動作するように接続され、マイコン4
0の起動時や熱線プローブの出力信号の異常を検出した
場合に、演算増幅器31の入力をグランドや基準電圧に
切り替えて加算回路3の出力信号をゼロ(安全な値)に
するためのものである。ここで使用するスイッチ回路5
6は、例えばCMOSプロセスで作られたアナログスイ
ッチやバイポーラプロセスで作られたトランジスタを用
いたアナログスイッチなどであり、特に限定されるもの
ではない。
【0051】この実施形態では、特にマイコン40のP
WMタイマ50と平滑回路51を用いてアナログ形態の
信号を出力するようにしたことで、ディジタル・アナロ
グ変換器を使うよりもマイコン40のチップ面積を低減
してコストを低減することができる。また、誤動作をな
くすことで空気流量測定装置の信頼性を向上することが
できる。
【0052】マイコンを使用した実施形態では、測定精
度の向上や制御系の安定性や安全性向上のために種々の
信号処理機能を付加することができる。例えば、検出信
号の最大値と最小値の差により検出した流量の振幅値に
より流れの方向の推定を制限したり、空気流量の誤差信
号が起動時やセンサ異常時のように一定条件下において
予想される範囲を越えた値となって異常と判定されるよ
うな場合には、出力信号を所定の値に保持するようにす
ることにより、異常な測定(検出)信号の出力を防止
し、制御系の安定性や安全性を向上させることができ
る。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、通常の熱線プローブを
用いた熱線式の空気流量測定では熱容量による応答遅れ
によって測定誤差が増大するような脈動や逆流を伴う空
気流量を精度良く測定することができる効果が得られ
る。
【0054】特に、脈動及び逆流を含む空気流量を単一
極性の検出信号として出力する熱線プローブの流量検出
信号の応答遅れを補償した後に該検出信号の一定時間内
の最大値と最小値に基づいてしきい値レベルを決定し、
このしきい値レベルと応答遅れを補償した後の検出信号
を比較して順流区間と逆流区間を判定するようにしたの
で、順流区間と逆流区間を正確に識別することができ、
吸気流量を正確に測定するための信号処理を可能にす
る。
【0055】また、順流区間と逆流区間を判定する処理
を行うマイコンでは、これらの処理のほかに誤差補正信
号を生成してアナログ信号形態で出力し、外付けのアナ
ログ演算回路により検出信号を補正して誤差を補正する
ようにしたので、アナログ信号形態の流量検出信号が必
要な内燃機関制御システムに好都合な検出信号を出力す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す空気流量測定装
置のブロック図である。
【図2】図1に示した空気流量測定装置における逆流区
間判定動作の原理を説明する信号波形図である。
【図3】図1に示した空気流量装置における逆流区間判
定の誤動作防止の原理を説明する信号波形図である。
【図4】図1に示した空気流量測定装置におけ空気流量
測定処理アルゴリズムのフローチャートである。
【図5】本発明になる第2の実施形態を示す空気流量測
定装置におけるバイパス通路の縦断側面図である。
【図6】図5に示した空気流量測定装置のバイパス通路
を用いた場合の熱線プローブの出力信号の応答遅れ補償
の原理を示す信号波形図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す空気流量測定装
置のブロック図である。
【図8】図7に示した空気流量測定装置が実行するアナ
ログ演算による流量測定処理の原理を示す信号波形図で
ある。
【図9】本発明の第4の実施形態を示す空気流量測定装
置のブロック図である。
【符号の説明】
1…熱線駆動回路、2…ゼロスパン回路、3…加算回
路、11…発熱抵抗体(熱線プローブ)、12…温度補
償抵抗,13,14,22,23,24,25,26,
27…抵抗、15,21…差動増幅器、16…トランジ
スタ、40…マイクロコンピュータ(マイコン)、41
…CPU、42…ランダムアクセスメモリ(RAM)、
43…不揮発性メモリ(ROM)、44…書き換え可能
メモリ、45…アナログ・ディジタル(A/D)変換
器、46…シリアルコミュニケーションポート。
フロントページの続き (72)発明者 内山 薫 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 牧絵 泰生 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 小林 千尋 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気通路内に発熱抵抗体を設置
    し、前記吸気通路内を流れる吸入空気への前記発熱抵抗
    体からの放散熱量に応じた検出信号を発生させ、この検
    出信号に基づいて前記吸気通路内を流れる空気流量を計
    測する熱線式の空気流量測定装置において、 前記検出信号の応答遅れを回復させる手段と、応答遅れ
    を回復させた検出信号に基づいてしきい値を算出する手
    段と、このしきい値と応答遅れを回復させた検出信号の
    交差点に基づいて空気の流れの方向を推定する手段を設
    けたことを特徴とする空気流量測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記しきい値を算出す
    る手段は、前記応答性を回復した検出信号の一定区間に
    おける最大値と最小値を検出し、最大値と最小値の差に
    より流量の振幅値を検出し、最小値に流量の振幅値の一
    定の割合の値を加算することにより決定するようにした
    ことを特徴とする空気流量測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記しきい値を算出す
    る手段は、前記応答性を回復した検出信号の一定区間に
    おける平均値及び最大値と最小値を検出し、最大値と最
    小値の差により流量の振幅値を検出し、平均値に流量の
    振幅値の一定の割合の値を減算することにより決定する
    ようにしたことを特徴とする空気流量測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記応答遅れを回復さ
    せる手段は、応答遅れのある検出信号の前後の差を微係
    数としてとり、この微係数が正の場合と負の場合では異
    なる係数を乗算するようにしたことを特徴とする空気流
    量測定装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記発熱抵抗体はバイ
    パス通路内に配置し、バイパス通路による応答性の変化
    分を前記発熱抵抗体の流量に対する応答遅れを回復する
    手段に加えて検出信号の応答遅れを回復するようにした
    ことを特徴とする空気流量測定装置。
  6. 【請求項6】内燃機関の吸気通路内を発熱抵抗体を設置
    し、前記吸気通路内を流れる吸入空気への前記発熱抵抗
    体からの放散熱量に応じた検出信号を発生させ、この検
    出信号に基づいて前記吸気通路内を流れる空気流量を計
    測する熱線式の空気流量測定装置において、 前記発熱抵抗体の放散熱量に応じたアナログ信号形態の
    検出信号をディジタル信号形態の検出信号に変換し、予
    め記憶させた補正信号値との空気流量の誤差を計算し、
    空気流量の誤差信号のみをアナログ信号形態に変換し、
    前記発熱抵抗体の放散熱量に応じたアナログ信号形態の
    検出信号と加減算することによって空気流量の誤差の補
    正するようにしたことを特徴とする空気流量測定装置。
  7. 【請求項7】内燃機関の吸気通路内に発熱抵抗体を設置
    し、前記吸気通路内を流れる吸入空気への前記発熱抵抗
    体からの放散熱量に応じたアナログ信号形態の検出信号
    を発生させ、この検出信号に基づいて前記吸気通路内を
    流れる空気流量を計測する熱線式の空気流量測定装置に
    おいて、 前記検出信号の応答遅れを回復させる手段と、応答遅れ
    を回復させた検出信号に基づいてしきい値を算出する手
    段と、しきい値と応答遅れを回復させた検出信号の交差
    点により空気の流れの方向を推定する手段と、流れの方
    向に応じた空気流量の誤差を計算し、空気流量の誤差信
    号のみをアナログ信号形態に変換し、前記発熱抵抗体の
    放散熱量に応じて発生したアナログ信号形態の検出信号
    と加減算することによって空気流量の誤差の補正する手
    段を設けたことを特徴とする空気流量測定装置。
  8. 【請求項8】内燃機関の吸気通路内に発熱抵抗体を設置
    し、前記吸気通路内を流れる吸入空気への前記発熱抵抗
    体からの放散熱量に応じた検出信号を発生させ、この検
    出信号に基づいて前記吸気通路内を流れる空気流量を計
    測する空気流量測定方法において、 前記検出信号の応答遅れを回復させ、応答遅れを回復さ
    せた検出信号に基づいてしきい値を算出し、このしきい
    値と応答遅れを回復させた検出信号の交差点に基づいて
    空気の流れの方向を推定することを特徴とする空気流量
    測定方法。
  9. 【請求項9】内燃機関の吸気通路内を発熱抵抗体を設置
    し、前記吸気通路内を流れる吸入空気への前記発熱抵抗
    体からの放散熱量に応じた検出信号を発生させ、この検
    出信号に基づいて前記吸気通路内を流れる空気流量を計
    測する空気流量測定方法において、 前記発熱抵抗体の放散熱量に応じたアナログ信号形態の
    検出信号をディジタル信号形態の検出信号に変換し、予
    め記憶させた補正信号値との空気流量の誤差を計算し、
    空気流量の誤差信号のみをアナログ信号形態に変換し、
    前記発熱抵抗体の放散熱量に応じたアナログ信号形態の
    検出信号と加減算することによって空気流量の誤差の補
    正することを特徴とする空気流量測定方法。
  10. 【請求項10】内燃機関の吸気通路内に発熱抵抗体を設
    置し、前記吸気通路内を流れる吸入空気への前記発熱抵
    抗体からの放散熱量に応じたアナログ信号形態の検出信
    号を発生させ、この検出信号に基づいて前記吸気通路内
    を流れる空気流量を計測する空気流量測定方法におい
    て、 前記検出信号の応答遅れを回復させ、応答遅れを回復さ
    せた検出信号に基づいてしきい値を算出し、しきい値と
    応答遅れを回復させた検出信号の交差点により空気の流
    れの方向を推定し、流れの方向に応じた空気流量の誤差
    を計算し、空気流量の誤差信号のみをアナログ信号形態
    に変換し、前記発熱抵抗体の放散熱量に応じて発生した
    アナログ信号形態の検出信号と加減算することによって
    空気流量の誤差の補正することを特徴とする空気流量測
    定方法。
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