JPH11315634A - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JPH11315634A
JPH11315634A JP13764098A JP13764098A JPH11315634A JP H11315634 A JPH11315634 A JP H11315634A JP 13764098 A JP13764098 A JP 13764098A JP 13764098 A JP13764098 A JP 13764098A JP H11315634 A JPH11315634 A JP H11315634A
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JP
Japan
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concrete
air
fresh concrete
formwork
fresh
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JP13764098A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yamamoto
正 山本
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AIWA GIKEN KK
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AIWA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレッシュコンクリートを投入する際に、フ
レッシュコンクリートに含まれた空気を逃がすことがで
き、空気が抜けにくい形状のものを成型する場合でも空
気を型枠の外部に放出でき、型枠が浮き上がることな
く、フレッシュコンクリートを複数回に分けて投入する
必要のないコンクリート型枠を提供する。 【解決手段】 コンクリート型枠10は、本体12の両
端に側板14を固着して形成されている。本体12は、
第1の垂直面部16、第1の斜面部17、水平面部1
8、第2の斜面部19、第2の垂直面部20とからな
る。水平面部18、第2の斜面部19、第2の垂直面部
20には複数の通気孔32が形成されている。フレッシ
ュコンクリートが投入されると、空気及び少量のフレッ
シュコンクリートが通気孔32から抜け出る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、建築構造物の
基礎等を成型するためのコンクリート型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】 例えば、布基礎のようなコンクリート
の建造物等の構築は、コンクリート型枠を組み、同コン
クリート型枠内に鉄筋を配筋した後に内部空間にフレッ
シュコンクリートを投入して固化させることにより行わ
れる。フレッシュコンクリートをコンクリート型枠内の
内部空間に投入する際には、空気が一部逃げ場を失って
フレッシュコンクリートに包みこまれて、気泡よりも大
きい空気塊となり、これが型枠の壁面と接して空気溜ま
りが生ずる場合がある。特に、空気が抜けにくい形状の
ものを構築する場合には、一度にフレッシュコンクリー
トを投入すると、型枠の角隅等に空気溜まりが発生しや
すい。また、フレッシュコンクリートには通常それ自体
に3〜5パーセントの空気が混入されており、無数の微
細な気泡としてフレッシュコンクリート中に存在してい
る。この気泡はコンクリートのワーカビリチー及び耐久
性を向上させるものであるが、一方でフレッシュコンク
リート投入後に結合して空気溜まりを作る一因となる。
この空気溜まりの空気は、フレッシュコンクリートの圧
力により圧縮され、型枠を押し上げる力が生じ、型枠が
浮き上がってしまうおそれがあった。型枠が浮き上がっ
たままコンクリートが固化すると、できあがった成型物
の精度が落ちるという問題がある。この型枠の浮き上が
りを防止するため、従来は複数回に分けてフレッシュコ
ンクリートを投入していた。例えば図11に示すよう
に、断面倒立T字形状のフーチング1と立ち上げ部2と
が一体となった布基礎を構築する場合には、上面が開放
されたコンクリート型枠3を土砂4と杭5とで固定した
後、まずフーチング部分1を形成するフレッシュコンク
リートを投入し、ある程度固化した後に立ち上げ部2を
形成するフレッシュコンクリートを投入していた。ま
た、空気溜まりは型枠の浮き上がりだけでなく、そのま
ま放置してコンクリートが固化すると、固化後のコンク
リートの表面に凹凸が生じ、強度上だけでなく美感上も
不都合を生ずる場合もあった。さらに、空気溜まりは平
板状のコンクリート型枠を使用した場合にも発生する場
合があり、従来、これを除去するため、フレッシュコン
クリート投入時にバイブレータを使用してフレッシュコ
ンクリートに混入された空気を逃がし、空気溜まりが生
じないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、フレッシュ
コンクリートを複数回に分けて投入することは作業の多
工程化につながり、コストダウンを図ることができな
い。また、バイブレータは使用する際にコンクリート内
に埋設される鉄筋に触れてその位置を移動させてしまう
おそれがあり、注意深くバイブレータを操作しなければ
ならず作業が煩雑である。また、高い構築物を成型する
場合にはコンクリート型枠の壁面もそれに応じて高いも
のが使用されるが、この場合にはバイブレータが下部に
は届かず、下部のフレッシュコンクリートに混入された
空気及び下部に発生した空気溜まりの空気(フレッシュ
コンクリートに含まれた空気)を逃がすことができな
い。この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、フレッシュコンクリートを投入す
る際に、バイブレータを使用しなくてもフレッシュコン
クリートに混入された空気を逃がすことができ、空気が
抜けにくい形状のものを成型する場合でも効果的に空気
を型枠の外部に放出でき、型枠が浮き上がることなく、
フレッシュコンクリートを複数回に分けて投入する必要
のないコンクリート型枠を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、空間を仕切ることで
フレッシュコンクリート充填用の内部空間を形成し、同
内部空間に充填されたフレッシュコンクリートが固化し
た後脱型してコンクリート構造物を得るようにしたコン
クリート型枠において、前記フレッシュコンクリートと
接触する前記コンクリート型枠の壁面には前記内部空間
と外部空間とを連通してフレッシュコンクリートに含ま
れた空気を逃がす通気孔を形成するようにしたことをそ
の要旨とする。上記の構成によれば、フレッシュコンク
リート自体に混入された空気あるいは空気溜まりとなっ
た空気がフレッシュコンクリートの圧力により押し出さ
れ、通気孔を通じて外気に放出される。また、上記の目
的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のコンクリート型枠において、設置面に対して
ほぼ垂直に延出された第1の壁面と、同第1の壁面に対
し内部空間側に傾斜して交差する第2の壁面とを有し、
少なくとも第2の壁面には前記通気孔が形成されたこと
をその要旨とする。上記の構成によれば、請求項1に記
載の発明の作用に加え、空気溜まりが生じやすい内部空
間側に傾斜した第2の壁面に設けられた通気孔からフレ
ッシュコンクリート自体に混入された空気あるいは空気
溜まりとなった空気がフレッシュコンクリートの圧力に
より押し出され、外気に放出される。また、上記の目的
を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1
の壁面若しくは請求項2の第1の壁面又は第2の壁面に
は内部空間と外部空間とを連通する開口部が形成され、
同開口部には前記通気孔が形成された蓋部材が着脱可能
に装着されたことをその要旨とする。上記の構成によれ
ば、フレッシュコンクリート自体に混入された空気ある
いは空気溜まりとなった空気がフレッシュコンクリート
の圧力により押し出され、蓋部材に形成された通気孔を
通じて外気に放出される。
【0005】
【発明の効果】 請求項1に記載の発明では、フレッシ
ュコンクリート自体に混入された空気あるいは空気溜ま
りとなった空気が通気孔を通じて外気に放出されるの
で、バイブレータを使用しなくてもフレッシュコンクリ
ート自体に混入された空気あるいは空気溜まりとなった
空気を逃がすことができ、型枠内に空気溜まりが発生し
ないようにすることができる。請求項2に記載の発明で
は、請求項1に記載の発明の効果に加え、空気溜まりが
生じやすい内部空間側に傾斜した第2の壁面に設けられ
た通気孔からフレッシュコンクリート自体に混入された
空気あるいは空気溜まりとなった空気が外気に放出され
るので、効果的にフレッシュコンクリート自体に混入さ
れた空気あるいは空気溜まりとなった空気を逃がすこと
ができる。従って、コンクリートの圧力により圧縮され
た空気が型枠を浮き上がらせる力を軽減でき、成型物の
精度を高くすることができる。請求項3に記載の発明で
は、開口部に前記通気孔が形成された蓋部材が着脱可能
に装着されているので、通気孔がつまったとしても蓋部
材のみを交換すればすぐにコンクリート型枠を再使用で
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態であ
るコンクリート型枠を説明する。図1及び図2に示すよ
うに、本実施の形態のコンクリート型枠10(以下「型
枠」という。)は、住宅の布基礎を成型するためのもの
であり、鋼板を折り曲げ形成して本体12を形成し、同
本体12の両端に側板14を固着したものである。本体
12は、壁面又は第1の壁面としての第1の垂直面部1
6、壁面又は第2の壁面としての第1の斜面部17、壁
面又は第2の壁面としての水平面部18、壁面又は第2
の壁面としての第2の斜面部19、壁面又は第1の壁面
としての第2の垂直面部20とより構成されている。本
体12の一部である第1の垂直面部16の上端長手方向
に沿って、型枠載置部22が形成されている。型枠載置
部22は、鋼板を断面鉤状に折り曲げ形成したものであ
り、この型枠載置部22に段積みセパレータ26を介し
て平板状のコンクリート型枠58が載置される。第1の
垂直面部16の下端からは第1の斜面部17が斜め方向
に延出されている。同第1の斜面部17の下端からは、
水平面部18が延出されている。水平面部18の下端か
らは第2の斜面部19が斜め方向に延出されている。第
2の斜面部19の下端から下方に第2の垂直面部20が
延出されている。第1の垂直面部16に対し、第1の斜
面部17は135度の角度で形成されている。第1の垂
直面部16と第2の垂直面部20とは相互に平行に、第
1の斜面部17と第2の斜面部19も相互に平行に形成
されている。水平面部18は第1の垂直面部16及び第
2の垂直面部20と直角に通交して形成されている。水
平面部18の外側寄りの部分、第2の斜面部19及び第
2の垂直面部20の上部には、複数の通気孔32が形成
されている。複数の通気孔32は中央寄りにほぼ1列に
配置されている。通気孔32は円形状に鋼板を打ち抜い
て形成されている。本実施の形態では通気孔32の径
は、約4mmである。適当な通気孔の径の大きさは、フ
レッシュコンクリート中の骨材の大きさ、水セメント比
等により異なるが、1mm〜10mmの範囲で使用が可
能である。望ましくは2mm〜5mmである。第2の垂
直面部20の下端は、断面鉤状に折り曲げ形成されてい
る。本体12の両端には側板14が固着されている。側
板14は、本体12の側端部に沿った屈曲された板形状
に形成され、その板面には間隔をあけて4つの円孔40
が形成されている。円孔40は、型枠10同士を連結す
るためのクリップを挿入するために形成されたものであ
る。
【0007】次に、本実施の形態の型枠10の作用につ
いて説明する。以下、図2に基づいて型枠10の使用方
法について説明する。型枠10は、図2に示すように、
倒立T字状の布基礎を成型するために使用されるもので
あり、対向して配置され、立ち上がり部を形成するため
に、通常の平板状のコンクリート型枠58が型枠載置部
22に段積みセパレータ26を介して載置される。 (1)地業50の上面に型枠間隔保持具52を載置し、
鉄筋54を配筋する。 (2)型枠間隔保持具52の両端の保持部56に型枠1
0の第2の垂直面部20の下端を嵌合させることによ
り、型枠10の下端を固定する。型枠10同士は隣接す
る側板14同士が図示しないクリップにより挟持され
る。 (3)第1の垂直面部16の上端の型枠載置部22に段
積みセパレータ26の保持部を係合させることにより、
型枠10の上端を固定する。 (4)型枠載置部22の上に平板状のコンクリート型枠
58を載置する。コンクリート型枠58の固定は同コン
クリート型枠58の下端部を段積みセパレータ26の保
持部に係合させることにより行う。 (5)コンクリート型枠58の上端に型枠間隔保持具6
0の保持部62を係合させ、コンクリート型枠58の上
端を固定する。 (6)このようにしてコンクリート型枠10及び58を
セットした後、フレッシュコンクリートを一気にPの位
置まで型枠内に流し込む。 (7)型枠10の水平面部18、第2の斜面部19及び
第2の垂直面部で形成される角隅部にはフレッシュコン
クリートに混入された空気や逃げ場を失った空気が集ま
り、空気溜まりとなりやすいが、空気溜まりとなった空
気は、通気孔32から排出されるため、フレッシュコン
クリートが型枠10内の全体に充分いきわたる。従っ
て、フレッシュコンクリートの圧力により圧縮された空
気が型枠10を上方に浮き上がらせることはない。ま
た、コンクリート固化後に表面に生ずる凹凸が減少す
る。空気とともにフレッシュコンクリート中の水や微小
な骨材、セメント等も多少通気孔32から流れ出るが、
コンクリートの硬化の進行とともにコンクリートにより
通気孔32が塞がれる。
【0008】このように構成することにより本実施の形
態の型枠10は以下のような効果を奏する。 ・投入されたフレッシュコンクリートに混入された空気
及び逃げ場を失って空気溜まりとなった空気が通気孔3
2から排出されるので、空気溜まりが生ずることもな
く、型枠10の内部空間にフレッシュコンクリートを充
分にいきわたらせることができる。バイブレータを必ず
しも使用しなくても空気溜まりの発生をかなり抑制でき
るので、バイブレータを使用しなくてもよく、バイブレ
ータを使用しない場合にはコンクリート内に埋設される
鉄筋54にバイブレータが触れるおそれがなく、鉄筋5
4の位置を移動させることもない。また、空気溜まりを
除去できる結果、コンクリートの表面にできる凹凸を減
少させることができる。 ・空気溜まりが生じやすい水平面部18、第2の斜面部
19、及び第2の垂直面部20で形成される角隅部に通
気孔32が形成されているので、効果的にフレッシュコ
ンクリートに混入された空気及び逃げ場を失って空気溜
まりとなった空気を排出できる。従って、コンクリート
の圧力により圧縮された空気が型枠10を浮き上がらせ
る力を軽減でき、精度の高い布基礎を成型することが可
能となる。即ち、歪みのない、均一な表面を有する布基
礎を成型できる。これにより、フレッシュコンクリート
を1度に立ち上げ部分まで投入でき、コンクリート打設
作業のコストの低減を図ることができる。
【0009】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、次のように変更して具体化すること
も可能である。 ・図3(a)〜(d)に示すように、型枠70の水平面
部72に比較的大きな長方形状の開口部74を形成し、
同開口部74を覆うように蓋部材としてのフィルター7
6を装着してもよい。フィルター76は、長方形板状に
形成され、板面に複数の通気孔78を形成したものであ
る。通気孔78は円形に打ち抜き形成されたものであ
り、その径は約4mmである。開口部74の両側にはフ
ィルター76を水平面部72に装着するための一対の係
止片82が設けられている。係止片82は逆L字状に形
成され、同係止片82と水平面部72の間には溝84が
形成される。フィルター76はその両端を同溝84に係
合することにより装着される。型枠10を使用した場合
には、コンクリートが固化すると通気孔32は固化した
コンクリートが付着して閉塞され、再度使用をする場合
には、この付着したコンクリートを取り除く必要があ
る。これに対し、型枠70では、フィルター76のみを
交換することにより、付着したコンクリートを取り除く
作業は不要となる。
【0010】・図4(a)(b)に示すように、通気孔
から抜け出るフレッシュコンクリート中の水や細骨材等
を導く導管90を設けてこれにホース92を装着しても
よい。導管90の下端にはフランジ91が形成され、同
フランジ91にはフィルター94が装着されている。フ
ィルター94は、含油性の焼結材からなり、無数の微細
な孔が形成され、通気性を有するものである。導管90
は、型枠95の水平面部96に形成された開口部98を
覆うようにネジ100により装着されている。この場合
には、開口部98から抜け出るフレッシュコンクリート
中の細骨材等が導管90からホース92に導かれるの
で、型枠95の外表面側に水及びフレッシュコンクリー
ト中の細骨材等が付着することがない。従って、型枠1
0では必要とされる再使用時に固化したこれらの付着物
を除去する作業を行う必要がない。 ・図5に示すように、連結される型枠110、112の
壁面114、116の端部に通気孔118、120を設
け、側板122、124を内側に円弧状に凹ませて空気
等を導く導管126としてもよい。 ・図6(a)〜(g)に示すように、型枠130、13
2の間に空気抜き用の型枠134を挟着してもよい。型
枠134は、合成樹脂からなるブロックであり、水平面
部136及び垂直面部138に複数の通気孔140が形
成されている。型枠134には横方向に3つの貫通孔が
形成され、この貫通孔に棒142が貫通されている。棒
142の端部は型枠134の両側から突設されている。
棒142の両端はは隣接する型枠130、132の側板
144、146に形成された孔に係合される。型枠13
4は挟着具148により型枠130、132の間に挟着
される。
【0011】・図7(a)〜(d)に示すように、平板
状の型枠150の下部に開口部152を設けてもよい。
開口部152には導管154が装着されている。導管1
54の一端にはフランジ154aが形成され、フランジ
154aには、蓋部材としてのフィルター156が装着
されている。フィルター156は円盤状の合成樹脂板の
中心部分を網状に打ち抜いたものである。網状部分15
7の一つの網目は3mm×3mmである。導管154の
他端にはホース158が装着されている。この場合に
は、フレッシュコンクリート中の水及び細骨材等が開口
部152からフィルター156、導管154を経てホー
ス158から排出されるので、型枠150の下端の折り
返し部分にフレッシュコンクリート中の水及び細骨材等
が付着することがなく、再使用の際の清掃が簡単にでき
る。また、平板状の型枠150を積み上げて、高い構築
物を成型する場合には、バイブレータが下部には届かな
いが、バイブレータを使用しなくても開口部152から
フレッシュコンクリートに混入された空気を排出できる
ので空気溜まりの発生を抑制できる。 ・図8に示すように、通気孔160が形成された型枠1
62の下端を折り曲げ形成をしないでもよい。この場合
には、通気孔160から流れ出るフレッシュコンクリー
ト中の水及び細骨材等が溜まる曲げ起こし部分がないの
で、再度使用する前に行う固化したコンクリートを取り
除く作業が簡単になる。 ・図9(a)(b)に示すように、地業の上に角パイプ
170を載置し、この上に型枠10を載置するようにし
てもよい。角パイプ170は、間隔規制具172により
間隔を規制される。間隔規制具172は、保持具174
を2本の棒176で連結したものである。このようにし
た場合には、地業の表面に凹凸があっても角パイプを水
平になるように調節すれば、型枠を歪ませることなく配
置できる。従って精度の高い布基礎を成型することがで
きる。 ・図10に示す型枠190のように、型枠載置部192
及び側面部194を角パイプ状に形成してもよい。この
場合には型枠の強度を高めることができる。 ・通気孔32の形状は円形だけでなく、四角形状、五角
形状等でもよい。
【0012】本発明について上記実施の形態から把握で
きる技術的思想について以下に記載する。 ・前記開口部に流出するフレッシュコンクリートを導く
導管を装着したことを特徴とする請求項3に記載のコン
クリート型枠。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のコンクリート型枠の斜視
図。
【図2】本発明の実施形態のコンクリート型枠の使用状
態における斜視図。
【図3】(a)本発明の実施形態のコンクリート型枠の
別例の斜視図。(b)図(a)におけるA−A断面図。
(c)同実施形態のコンクリート型枠のフィルターを示
す斜視図。(d)同実施形態のコンクリート型枠のフィ
ルターの中央横断面図。
【図4】(a)本発明の実施形態のコンクリート型枠の
別例の断面図。(b)図(a)の要部拡大図。
【図5】本発明の実施形態のコンクリート型枠の別例の
斜視図。
【図6】(a)本発明の実施形態のコンクリート型枠の
別例の使用状態における斜視図。(b)同コンクリート
型枠の別例の正面図(c)同コンクリート型枠の別例の
背面図(d)同コンクリート型枠の別例の平面図。
(e)同コンクリート型枠の別例の底面図。(f)同コ
ンクリート型枠の別例の右側面図。(g)図(d)にお
けるA−A断面図。
【図7】(a)本発明の実施形態のコンクリート型枠の
別例の使用状態における断面図。(b)同コンクリート
型枠の別例の要部拡大図。(c)同コンクリート型枠の
別例のフィルターの正面図。(d)同コンクリート型枠
の別例のフィルターの中央横断面図。
【図8】本発明の実施形態のコンクリート型枠の別例の
使用状態における斜視図。
【図9】(a)本発明の実施形態のコンクリート型枠の
使用状態を示す斜視図。(b)同コンクリート型枠の下
に敷く角パイプの設置状態を示す斜視図。
【図10】本発明の実施形態のコンクリート型枠の別例
の斜視図。
【図11】従来のコンクリート型枠の使用状態を示す斜
視図。
【符号の説明】
10…コンクリート型枠、14…側板、16…壁面とし
ての第1の垂直面部、17…壁面としての第1の斜面
部、18…壁面としての水平面部、19…壁面としての
第2の斜面部、20…壁面としての第2の垂直面部、2
2…型枠載置部、32…通気孔、開口部…74、98。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間を仕切ることでフレッシュコンクリ
    ート充填用の内部空間を形成し、同内部空間に充填され
    たフレッシュコンクリートが固化した後脱型してコンク
    リート構造物を得るようにしたコンクリート型枠におい
    て、 前記フレッシュコンクリートと接触する前記コンクリー
    ト型枠の壁面には前記内部空間と外部空間とを連通して
    フレッシュコンクリートに含まれた空気を逃がす通気孔
    を形成するようにしたことを特徴とするコンクリート型
    枠。
  2. 【請求項2】 設置面に対してほぼ垂直に延出された第
    1の壁面と、同第1の壁面に対し内部空間側に傾斜して
    交差する第2の壁面とを有し、少なくとも第2の壁面に
    は前記通気孔が形成されたことを特徴とする請求項1に
    記載のコンクリート型枠。
  3. 【請求項3】 請求項1の壁面若しくは請求項2の第1
    の壁面又は第2の壁面には内部空間と外部空間とを連通
    する開口部が形成され、同開口部には前記通気孔が形成
    された蓋部材が着脱可能に装着されたことを特徴とする
    コンクリート型枠。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040033669A (ko) * 2002-10-15 2004-04-28 김두원 보 스틸 아웃코너폼 및 이를 이용한 보 스틸 거푸집조립방법
JP2020051201A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 大和ハウス工業株式会社 多段基礎形成型枠の段積み用パネル及び多段基礎形成型枠

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