JPH11314943A - 除曇ガラス - Google Patents

除曇ガラス

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JPH11314943A
JPH11314943A JP11028199A JP2819999A JPH11314943A JP H11314943 A JPH11314943 A JP H11314943A JP 11028199 A JP11028199 A JP 11028199A JP 2819999 A JP2819999 A JP 2819999A JP H11314943 A JPH11314943 A JP H11314943A
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JP
Japan
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glass
conductive
electrodes
conductive layer
fogging
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JP11028199A
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English (en)
Inventor
Hideo Tatsukuchi
口 秀 雄 辰
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TATSUGUCHI KOGYO GLASS KK
Original Assignee
TATSUGUCHI KOGYO GLASS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷地の屋根の明り取り窓のガラス、又は食
品等を陳列する冷蔵又は冷凍ショーケースのドアガラス
等に適用できる除曇ガラスにおいて、比較的低電圧でも
除曇効果が発揮できると共に曲面ガラスにも適用可能で
あり更に耐久性、耐候性も良好とする。 【解決手段】 透明な板状ガラス4の片面に薄層状の導
電層5が一体的に形成された導電ガラス6と、この導電
ガラスの導電層の面に所定の間隔をあけて設置され電源
から電力を供給される細長薄板状の電極7a,7bとを
組み合わせて成る電極付導電ガラス1に対し、その導電
層側の面に対向させその間にスペーサ2を介在させて1
層又は複数層の透明な板状ガラス3を固着して成り、上
記電極付導電ガラスの電極から導電ガラスの導電層に通
電することにより該導電層を加熱するようにしたもので
ある。これにより、ガラス表面に水蒸気が結露して曇る
のを加温により除去又は防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水蒸気の多い場所或い
は環境温度変化の大きい場所などで使用される窓ガラ
ス、屋根の明り取り窓のガラス、自動車の窓ガラス、冷
蔵又は冷凍ショーケースのドアガラスなどがその表面に
水蒸気が結露して曇るのを加温により除去又は防止する
除曇ガラスに関し、特に比較的低電圧でも除曇効果が発
揮できると共に曲面ガラスにも適用可能であり更に耐久
性、耐候性も良好な除曇ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】水蒸気の多い場所或いは環境温度変化の
大きい場所などに設置されたガラスに水蒸気を含んだ空
気が接すると、そのガラスの表面温度が水蒸気の露点以
下である場合は、上記接した水蒸気が冷却されて結露
し、上記ガラスの表面が曇る。このようなガラス表面の
曇りを除去し又は防止するために、従来から曇り防止ガ
ラスが提供されている。この種の曇り防止ガラスは、透
明な板状ガラスの片面に、液相法又は気相法(PVD,
CVD)或いはその他の方法(ロール圧着、塗布、印刷
など)等によってECコートと呼ばれる薄膜状の導電膜
を形成して導電ガラスを製造し、この導電ガラスの導電
膜の面に、電源から電力を供給される細長薄板状の電極
を所定の間隔をあけて設置し、この電極の設置された導
電ガラスの面に必要に応じて上記導電膜を覆う透明な絶
縁膜を形成して構成されていた。そして、この曇り防止
ガラスを使用する際は、上記電源から電力を供給して電
極より導電ガラスの導電膜に通電することにより、該導
電膜を加熱してこの温度でガラスの表面を加温し、その
表面に付着した結露を蒸発させて曇りを除去するように
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の曇り防止ガラスにおいては、導電ガラスのECコー
トと呼ばれる導電膜の抵抗値が例えば1×105Ωと比較
的大きかった。また、上記ECコートは、厚さが例えば
3000Å〜2μmと比較的厚いことと、板状ガラスの片面
に後からロールコート法などによってコーティングされ
ていることとから、曲げ加工がしにくく曲面ガラスには
適用が難しいと共に、コーティングが剥がれることがあ
り耐久性、耐候性が劣るものであった。さらに、上記の
ように膜厚が比較的厚いことから、光の反射や屈折の影
響を受け易く、透明ガラスであるのにもかかわらず、紫
系のうすい色が付いて見えることがあった。
【0004】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、比較的低電圧でも除曇効果が発揮できると共に曲
面ガラスにも適用可能であり更に耐久性、耐候性も良好
な除曇ガラスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による除曇ガラスは、透明な板状ガラスの片
面に薄層状の導電層が一体的に形成された導電ガラス
と、この導電ガラスの導電層の面に所定の間隔をあけて
設置され電源から電力を供給される細長薄板状の電極と
を組み合わせて成る電極付導電ガラスに対し、その導電
層側の面に対向させその間にスペーサを介在させて1層
又は複数層の透明な板状ガラスを固着して成り、上記電
極付導電ガラスの電極から導電ガラスの導電層に通電す
ることにより該導電層を加熱するようにしたものであ
る。
【0006】また、上記電極付導電ガラスとスペーサと
1層又は複数層の透明な板状ガラスとの間を気密保持可
能に接合すると共に、該電極付導電ガラスと1層又は複
数層の透明な板状ガラスとの間のそれぞれの空間部には
乾燥気体を封入すると効果的である。
【0007】
【作用】このように構成された除曇ガラスは、導電ガラ
スと電極とを組み合わせて成る電極付導電ガラスの電極
から上記導電ガラスの導電層に通電して該導電層を加熱
することにより、上記電極付導電ガラスの片面に一体的
に形成された導電層がヒータとして働き、該電極付導電
ガラスの表面を加温するように動作する。これにより、
比較的低電圧でもガラス表面の結露を蒸発させて曇りを
除去することができる。ここで、上記電極付導電ガラス
の導電層側の面に対向させて、間にスペーサを介在させ
て1層又は複数層の透明な板状ガラスが固着されている
ので、上記電極付導電ガラスと板状ガラスとの間には上
記スペーサの厚さの間隔で空間部が形成され、この空間
部が断熱効果を発揮して導電層の発熱による除曇効果を
高める。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明による除曇ガラスの実施
例を示す中央横断面図である。この除曇ガラスは、水蒸
気の多い場所或いは環境温度変化の大きい場所などで使
用される建屋用窓ガラス、屋根の明り取り窓のガラス、
温室用ガラス、観光バス用窓ガラス、列車用窓ガラス、
航空機用窓ガラス、一般的省エネルギーガラス、一般的
安全ガラス、一般的遮音ガラス、冷蔵又は冷凍ショーケ
ースのドアガラスなどがその表面に水蒸気が結露して曇
るのを加温により除去又は防止するもので、図1に示す
ように、電極付導電ガラス1と、スペーサ2,2と、板
状ガラス3とを組み合わせて成る。
【0009】上記電極付導電ガラス1は、加温のヒータ
部分となるもので、透明な板状ガラス4の片面に厚さが
200〜2000Åの薄層状で透明性を有し且つシート抵抗が1
0〜1×106Ω/□である導電層5が一体的に形成された
導電ガラス6と、この導電ガラス6の導電層5の面に所
定の間隔をあけて設置され図示外の電源から電力を供給
される細長薄板状の電極7a,7bとを組み合わせて成
る。上記導電ガラス6は、その片面がヒータとして働く
もので、透明で厚さが3〜5mm程度の板状ガラス4の片
面に、薄層状で透明性を有する導電層5が一体的に形成
されている。
【0010】このような導電ガラス6は、板状ガラスの
製造工程において、フロートライン上でスズ(Sn)の
水槽上面に溶融ガラスを連続的に流す工程の中でCVD
法(化学的気相成長法)により、板状ガラス4の片面に
極薄の酸化スズ層(SnOx)からなる導電層5を一体的
に形成して製造される。この場合、上記酸化スズ層から
なる導電層5は、厚さが例えば300Å程度でほとんど透
明となると共に、安定でかつ均一である。そして、この
CVD法により製造された導電ガラス6の導電層5のシ
ート抵抗は、例えば10〜1×106Ω/□である。従っ
て、このようなシート抵抗を有する導電層5に電流を流
すことにより、上記導電層5は発熱しヒータとして機能
することとなる。
【0011】上記導電ガラス6の導電層5の面には、電
極7a,7bが設けられている。この電極7a,7b
は、上記導電ガラス6の導電層5に電力を供給するもの
で、例えば銀、銅、アルミニウムなどの導電性材料で細
長い薄板状に形成され、上記導電層5の面にて所定の間
隔をあけて図2に示すように両側端部に設置されると共
に、図示外の電源から電力を供給されるようになってい
る。このため、図2に示すように、上記電極7a,7b
の端部にはそれぞれリード線8a,8bが接続されてお
り、これらのリード線8a,8bの端部に設けられたコ
ンセント9を例えば交流100V又は240Vなどの商用電源
に接続するようになっている。なお、上記リード線8a
又は8bの途中には、電源投入のためのスイッチ10が
設けられている。また、上記リード線8a又は8bの途
中には、前記導電層5による加熱温度を一定とするため
にサーモスタットを付加してもよい。さらに、上記リー
ド線8a,8bの途中に電力供給の時間制限用としての
タイマーを挿入してもよい。
【0012】上記電極付導電ガラス1の導電ガラス6の
導電層5側の面には、間にスペーサ2を介在させて、上
記導電層5側の面に対向させて1層の透明な板状ガラス
3が固着されている。上記スペーサ2は、電極付導電ガ
ラス1と透明な板状ガラス3との間をあけると共に上記
両者を固着する部材となるもので、例えば絶縁性材料か
ら成り、接着剤等で上記両者を接合するようになってい
る。従って、上記電極付導電ガラス1と板状ガラス3と
の間には、上記スペーサ2の厚さの間隔で空間部11が
形成される。
【0013】このような状態で、上記電極付導電ガラス
1の電極7a,7bから導電ガラス6の導電層5に通電
することにより該導電層5を加熱するようになってい
る。
【0014】上記のように構成された除曇ガラスを使用
するには、電極付導電ガラス1を高温多湿側(例えば冷
蔵ショーケースの庫外A側)に位置させると共に、板状
ガラス3を低温側(同じく庫内B側)に位置させて使用
する。そして、水蒸気の接触によりガラス表面が曇った
ら、図2において予めコンセント9が図示外の商用電源
に接続されている状態でスイッチ10をオンとする。す
ると、リード線8a,8bを介して電極7a,7bに電
力が供給され、これらの電極7a,7bから図1に示す
導電ガラス6の導電層5に通電される。これにより、上
記導電層5の全面に電流が流れ、この導電層5は発熱し
てヒータとして働く。そして、この導電層5の温度で導
電ガラス6の他面側を加温し、その面に付着した結露を
短時間に蒸発させて均一に曇りを除去することができ
る。
【0015】この場合は、上記空間部11が断熱効果を
発揮して、庫外A側と庫内B側との温度差が大きくても
導電層5の発熱による除曇効果を発揮することができ
る。このとき、図1からも明らかなように、庫外A側に
人が居ても、板状ガラス4の表面であるので、仮に接触
したとしても感電するおそれはない。なお、上記スイッ
チ10を予めオンとして上記導電層5に常時通電してお
けば、水蒸気の接触によりガラス表面が曇るのを防止す
ることができる。
【0016】なお、上記電極7a,7bに電力を供給し
て導電層5の温度で導電ガラス6を加温することによ
り、該導電ガラス6のガラス面からの放熱により周囲環
境を昇温して採暖の効果が得られる。また、導電ガラス
6と板状ガラス3とは所定の間隔をあけて配置される
が、その間の空間部11の気体の熱抵抗による断熱性に
より、庫外A側と庫内B側の温度(熱)遮断効果があ
る。さらに、導電ガラス6と板状ガラス3の質量と空間
部11の気体の音波非伝播性により他方側への音伝播の
遮断効果がある。
【0017】図3は本発明の除曇ガラスにおける電極付
導電ガラス1の電極7a,7bの設置状態の変形例を示
す裏面説明図である。図3(a)は、導電ガラス6の上
辺部及び下辺部にそれぞれ電極7a,7bを設置した状
態を示す。図3(b)は、導電ガラス6の両側辺部から
上辺部又は下辺部にかけて略L字形にそれぞれ電極7
a,7bを設置した状態を示す。図3(c)は、導電ガ
ラス6の周囲を取り囲むように一方の電極7aを設置す
ると共に、上記導電ガラス6の中心部に他方の電極7b
を設置した状態を示す。そして、図3(d)は、大形ガ
ラスに適用する場合の一例を示しており、導電ガラス6
の長手方向の側辺部及びこの側辺部の途中から直角内側
に入り込む形状の電極7a,7bを対向状に配置した状
態を示す。このようにすると、大形ガラスであっても、
導電層5の全面に効果的に電力を供給することができ
る。
【0018】なお、以上の説明においては、導電ガラス
6の形状は総て矩形として示したが、本発明はこれに限
らず、三角形、多角形又は円形等のいずれの形状であっ
てもよい。さらに、上記導電ガラス6は、平板状のもの
に限らず、凸曲面又は凹曲面などの曲面状であってもよ
い。
【0019】図4は本発明の他の実施例を示す中央横断
面図である。この実施例は、電極付導電ガラス1の導電
層5側の面に対向させその間にスペーサ2a,2bを介
在させて2層の透明な板状ガラス3a,3bを固着した
ものである。この場合は、上記電極付導電ガラス1と2
層の板状ガラス3a,3bとで、2段の空間部11a,
11bが形成される。そして、この実施例によれば、特
に庫内温度が低い冷凍ショーケースのドアガラスとして
使用し庫外A側と庫内B側との温度差が更に大きい場合
であっても、上記2段の空間部11a,11bの断熱効
果の下で導電層5の発熱による除曇効果を発揮すること
ができる。また、図1において、空間部11が大きくな
ると前記断熱、遮音の効果が低下するので、該空間部1
1を多層(11a,11b)にして性能向上を図ったも
のである。
【0020】さらに、前記図1と図4の実施例におい
て、上記電極付導電ガラス1とスペーサ2(2a,2
b)と1層又は複数層の透明な板状ガラス3(3a,3
b)との間を気密保持可能に接合すると共に、該電極付
導電ガラス1と1層又は複数層の透明な板状ガラス3
(3a,3b)との間のそれぞれの空間部(11又は1
1a,11b)には乾燥気体を封入してもよい。このと
き、上記スペーサ2(2a,2b)と電極付導電ガラス
1及び板状ガラス3(3a,3b)との接合は、例えば
シリコンコンパウンドなどの接着剤を用いればよい。ま
た、上記空間部(11又は11a,11b)に封入する
乾燥気体は、例えば乾燥した窒素ガス(N2)などを用
い、常圧よりわずかに高い圧力で注入すればよい。この
ようにすると、上記空間部(11又は11a,11b)
は、ほとんど湿気を含んでいない乾燥した窒素ガスで充
満されることとなり、該空間部内での曇り発生を防止し
て、全体として除曇効果を更に高めることができる。
【0021】図5は、図1に示す実施例の変形例を示す
中央横断面図である。この変形例は、電極付導電ガラス
1の向きを反転させて、導電層5側の面を庫外A側に向
けると共に板状ガラス4側の面を庫内B側に向け、上記
導電層5側の面には全面にわたって透明な絶縁コート1
2を形成したものである。この場合は、発熱する導電層
5が庫外A側に向いているので、その面に付着した結露
を短時間に蒸発させて除曇効果を高めることができる。
なお、この変形例は、図4に示す実施例にも同様に適用
することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
導電ガラスと電極とを組み合わせて成る電極付導電ガラ
スの電極から上記導電ガラスの導電層に通電して該導電
層を加熱することにより、上記電極付導電ガラスの片面
に一体的に形成された導電層がヒータとして働き、該電
極付導電ガラスの表面を加温してガラス表面の結露を蒸
発させ、曇りを除去することができる。ここで、上記電
極付導電ガラスの導電層側の面に対向させて、間にスペ
ーサを介在させて1層又は複数層の透明な板状ガラスが
固着されているので、上記電極付導電ガラスと板状ガラ
スとの間には上記スペーサの厚さの間隔で空間部が形成
され、この空間部が断熱効果を発揮して導電層の発熱に
よる除曇効果を高めることができる。したがって、本発
明の除曇ガラスは、例えば寒冷地の屋根の明り取り窓の
ガラス、或いは食品等を陳列する冷蔵又は冷凍ショーケ
ースのドアガラス等に適用することができ、該除曇ガラ
スの外側と内側との温度差が大きくても除曇及び曇り防
止効果を発揮することができる。
【0023】このとき、上記電極付導電ガラスの導電層
のシート抵抗は10〜1×106Ω/□と小さいので、比較
的低電圧でも所要の発熱量を得ることができ、除曇及び
曇り防止効果を発揮することができる。また、上記導電
層は、厚さが例えば200〜2000Åと比較的薄いことと、
板状ガラスの片面に製造時に一体的に形成されているこ
ととから、曲げ加工が可能であり曲面ガラスにも適用可
能であると共に、該導電層が剥がれるおそれはなく耐久
性、耐候性も向上することができる。さらに、上記のよ
うに導電層が比較的薄いことから、光の反射や屈折の影
響を受け難く、無色の透明ガラスの状態を維持すること
ができる。
【0024】また、上記電極付導電ガラスとスペーサと
1層又は複数層の透明な板状ガラスとの間を気密保持可
能に接合すると共に、該電極付導電ガラスと1層又は複
数層の透明な板状ガラスとの間のそれぞれの空間部に乾
燥気体を封入したものにおいては、上記空間部はほとん
ど湿気を含んでいない乾燥気体で充満されることとな
り、該空間部内での曇り発生を防止して、全体として除
曇効果を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による除曇ガラスの実施例を示す中央横
断面図である。
【図2】上記除曇ガラスの電極付導電ガラスを裏面側か
ら見た状態を示す斜視説明図である。
【図3】上記電極付導電ガラスにおける電極の設置状態
の変形例を示す裏面説明図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す中央横断面図であ
る。
【図5】図1に示す実施例の変形例を示す中央横断面図
である。
【符号の説明】
1…電極付導電ガラス 2,2a,2b…スペーサ 3,3a,3b…板状ガラス 4…導電ガラスを構成する板状ガラス 5…導電層 6…導電ガラス 7a,7b…電極 11,11a,11b…空間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な板状ガラスの片面に薄層状の導電
    層が一体的に形成された導電ガラスと、この導電ガラス
    の導電層の面に所定の間隔をあけて設置され電源から電
    力を供給される細長薄板状の電極とを組み合わせて成る
    電極付導電ガラスに対し、その導電層側の面に対向させ
    その間にスペーサを介在させて1層又は複数層の透明な
    板状ガラスを固着して成り、上記電極付導電ガラスの電
    極から導電ガラスの導電層に通電することにより該導電
    層を加熱するようにしたことを特徴とする除曇ガラス。
  2. 【請求項2】 上記電極付導電ガラスとスペーサと1層
    又は複数層の透明な板状ガラスとの間を気密保持可能に
    接合すると共に、該電極付導電ガラスと1層又は複数層
    の透明な板状ガラスとの間のそれぞれの空間部には乾燥
    気体を封入したことを特徴とする請求項1記載の除曇ガ
    ラス。
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